JP4130042B2 - 会話空間推薦方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続している複数のユーザが、互いにネットワーク上に設営された仮想空間を共有してテキストベースで会話可能な会話システムに関する。
本発明において、会話システムとは、複数の会話装置を含んで構成されるシステムである。会話装置は、ネットワークに接続され仮想的な会話空間を共有することができる。ユーザは、会話装置を操作することにより、互いに会話形式でテキストメッセージの送受信を行う。
【0002】
IRC(Internet Relay Chat)とは、IRCプロトコル(RFC1459)に準拠して構築される会話システムの1種である。IRCは、IRCサーバとIRCクライアントとがインターネットを介して接続されて構成される。IRCクライアントは、チャネルと呼ばれる仮想空間を共有し、テキストメッセージをリアルタイムに送受信する。IRCサーバは、IRCクライアントからのメッセージを、同一のチャネル内の他のIRCクライアントに同報する。IRCにおいては、各IRCクライアントは、ニックネームと呼ばれる識別子により一義的に特定される。各チャネルには、チャネルを一義的に特定するチャネル名が付与される。また、各チャネルは、チャネル内の会話の話題を示すトピックが対応付けられている。
【0003】
【従来の技術】
近年、会話システムによるコミュニケーションが普及してきている。なかでも、インターネットの急速な普及を背景に、IRCを用いたコミュニケーションがめざましく普及している。IRCでは、従来のパソコン通信の会話システムとは異なり、一人のユーザが同時に複数のチャネルに参加することが可能である。ユーザは、多数のチャネルの中から自分が興味のある複数のチャネルを選択し、話題毎にチャネルを切り換えて会話を行うことができる。従って、IRCを熟知したユーザは、複数の話題を1つのチャネルで錯綜して行う必要がないという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在IRCには数万のチャネルが存在し、数万人の人々がそれぞれの興味や目的に合致したチャネルに参加して会話している。この数万のチャネルは、多種多様な話題に渡って存在している。前述の利点は、このような会話システムの熟練者にとっては非常に便利なものである。しかし、IRCの初心者がIRCのような会話システムに参加した場合、数多いチャネルの中から自分に合ったチャネルの中を選び出すことは難しい。ましてや、初心者が話題毎にチャネルを使い分けることは非常に困難である。
【0005】
チャネル名はある程度話題に即して設定されるのが通常である。また、トピックによりある程度チャネル内の話題を知ることも可能ではある。しかし、チャネル内の会話内容は、時間とともに変化するのが常である。そのため、チャネル名やトピックは、実際の会話内容と食い違っていることも少なくない。
結局、IRCでは、実際にチャネルに入室してみない限り、そのチャネルが本当に自分に合うかどうか判断できないのが実状である。しかも、数万に及ぶチャネルに逐一入室して自分に合うかどうかを判断するのでは、手間と時間とがかかり過ぎ、現実的ではない。結果として、初心者にとってはIRCは敷居が高いシステムになっているという問題が生じている。
【0006】
本発明は、IRCのように会話空間が多数にのぼる場合、多数の会話空間の中から自分にあった会話空間をさがすユーザの負担を軽減し、ユーザの利便性を向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本願発明は、各ユーザが会話装置を介して複数の会話空間に参加可能な点に着目した。通常、人と人とが会話する場合においても、その会話が弾むということは、互いの興味や目的が似ている可能性が高いことが多い。さらに、お互いの興味・目的が似ていれば、その会話に関することだけでなく、それぞれの人が興味を持っている他のことも、お互いの関心事になりうる可能性が高いことが多い。
【0008】
同様に、本願発明では、1)あるユーザAが、参加した会話空間において会話が弾めば、その会話空間に参加している他のユーザと興味・目的が似ている可能性が高いと判断し、2)そのような他のユーザが参加している他の会話空間は、ユーザAの興味を引く可能性が高いと判断し、3)前記他のユーザが参加している会話空間を、多数の会話空間の中でも特に推奨すべき会話空間としてユーザAに提示する。
【0009】
すなわち、本願第1発明は、ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の端末装置を含んで構成される会話システムに用いられる会話空間推薦方法であって、
A;端末装置が会話空間に参加した場合、当該端末装置と当該会話空間との親和度を測定し、
B;測定した親和度に基づいて、当該会話空間に参加している他の端末装置が参加している他の会話空間の近接度を算出し、
C;算出された各会話空間の近接度に応じ、当該端末装置に推奨する他の会話空間を提示する会話空間推薦方法を提供する。
【0010】
端末装置と会話空間との親和度とは、言い換えれば、ユーザと会話空間との相性の善し悪しの程度である。例えば、ユーザが会話空間に長居していれば、相性がよいと考えられる。また、他のユーザとの会話が会話空間中で弾んでいれば、相性がよいと考えられる。ユーザが参加している第1会話空間内の他のユーザが参加している他の第2会話空間に対するユーザの関心は、第1会話空間とユーザとの相性がよいほど高いと推定できる。従って、親和度に応じて近接度を算出し、近接度に従って他の会話空間をユーザに対して提示する。
【0011】
本願第2発明は、ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の会話装置を含んで構成される会話システムに用いられ、
A;予め所定の条件と、前記条件に対する会話空間の優先度の増減値とを準備し、
B;前記会話装置から所定の情報を所定のタイミングで取得し、前記条件が満たされるか否かを取得した情報に基づいて判断し、
C;前記判断に従い、前記増減値に基づいて、前記会話装置と第1会話空間を共有する他の会話装置が参加している他の第2会話空間について優先度を更新し、
D;所定のタイミングで前記第2会話空間を優先度に基づいてユーザに通知する、
会話空間推薦方法を提供する。
【0012】
会話システムとしてIRCを、会話装置としてIRCクライアントを用いる場合を例に取り説明する。USER-Aは、IRCクライアントによりチャネル#CH1に参加している。チャネル#CH1内には、USER-B及びUSER-Cが参加している。また、USER-Bはチャネル#CH2に、USER-Cはチャネル#CH3にも参加している。所定のタイミングは、チャネル#CH1で発言が生じたときとする。
【0013】
条件として、「キーワード「USER-A」がチャネル#CH1に送出された場合」が準備されているとする。また前記条件に対する優先度の増減値が、「+3」とする。USER-Bがチャネル#CH1にメッセージを送出すると、USER-Bが参加している他のチャネル、すなわちチャネル#CH2の優先度に3点が加算される。このようにして、USER-Aとチャネル#CH1を共有する他のユーザが参加しているチャネル#CH2や#CH3の優先度を、増加または減少させる。例えばユーザからの指示が入力されると、チャネル#CH2及び#CH3を、優先度の高い順に並べて画面上に表示する。本発明の方法により、ユーザとチャネルを共有する他のユーザが入っているチャネルの中から、ユーザにふさわしいチャネルを選択し、ユーザに通知することができる。
【0014】
本願第3発明は、ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の会話装置に用いられ、増減値テーブルと、優先度テーブルと、取得手段と、算出手段と、通知手段と、を備える会話空間推薦装置を提供する。
増減値テーブルは、予め所定の条件と、前記条件に対する会話空間の優先度の増減値とを記憶している。優先度テーブルは、前記会話装置と第1会話空間を共有する他の会話装置が参加している他の前記第2会話空間と、優先度とを、対応付けて記憶する。取得手段は、前記第2会話空間を前記会話装置から取得し、優先度テーブルに書き込む。
【0015】
算出手段は、前記会話装置から所定の情報を所定のタイミングで取得する。次いで、算出手段は、前記条件が満たされるか否かを取得した情報に基づいて判断する。前記条件が満たされる場合、算出手段は、前記増減値に基づいて前記第2会話空間の新たな優先度を算出し、前記優先度テーブルに書き込む。通知手段は、前記優先度テーブルに基づいて、前記第2会話空間をユーザに通知する。
【0016】
第1発明と同様の例を用いて説明すれば、増減値テーブルには、キーワード「USER-A」と増減値「+3」とが記憶されている。取得手段は、他のUSER-B,USER-Cが参加しているチャネル#CH2及び#CH3を、IRCクライアントから取得する。優先度テーブルは、チャネル#CH2及び#CH3の優先度を、それぞれ記憶する。算出手段は、例えば#CH1内のメッセージを、メッセージが送出されたときに取得する。次いで、算出手段は、メッセージにキーワードが含まれているかどうかを判断する。含まれていれば、算出手段は、優先度テーブル上のチャネル#CH2及び#CH3の優先度に、それぞれ3点を加算する。通知手段は、ユーザからの指示に応じ、優先度テーブルに記述されているチャネル#CH2及び#CH3を表示する。表示の順番は、例えば、優先度順、会話空間の名前順、共有度の高い順に通知することが考えられる。
【0017】
本願第4発明は、前記第3発明において、前記優先度テーブルが、前記第1空間内の他のユーザが前記第2空間を共有する度合い(以下、共有度という)を、第2空間及び優先度に加えてさらに記憶している会話空間推薦装置を提供する。この装置において、前記算出手段は、前記増減値及び前記共有度に基づいて、第2会話空間の新たな優先度を算出する。
【0018】
具体的には、増減値に共有度を乗じた値を、優先度に加算する。共有度が高い他のチャネルは、ユーザにとって興味深いと考えられるからである。共有度として、チャネル#CH2やチャネル#CH3に参加しているユーザの数を用いることが挙げられる。このユーザ数は、チャネル#CH2,#CH3内の全ユーザの数ではない。このユーザ数は、チャネル#CH1と、他のチャネルとの両方に参加しているユーザの数を示す。前記の例では、チャネル#CH2及びチャネル#CH3に参加しているユーザ数は、1人である。
【0019】
本願第5発明は、前記第3発明において、前記第1会話空間内のメッセージ量を記憶するメッセージテーブルと、前記第1会話空間内におけるメッセージの出現を監視し、前記メッセージが生じるごとに前記メッセージテーブルのメッセージ量を更新する監視手段と、をさらに備える会話空間推薦装置を提供する。この装置において、前記増減値テーブルは、メッセージ量と、前記メッセージ量に対する増減値を記憶している。また、前記算出手段は、前記第1会話空間内でメッセージが生じた場合、第1会話空間内のメッセージ量に対する増減値に基づいて新たな優先度を算出する。
【0020】
例えば、メッセージテーブルは、ユーザが参加しているチャネルのメッセージ数を記憶する。監視手段は、チャネル#CH1内でメッセージが生じる度に、メッセージテーブルのメッセージ数をインクリメントする。増減度テーブルには、メッセージ数が10以下の場合、100以下の場合など、所定の範囲ごとに増減値が設定されている。算出手段は、メッセージが生じるたびに、新たなメッセージ数に基づいて増減値を決定し、チャネル#CH1の優先度を更新する。
【0021】
本願第6発明は、前記会話装置が参加する第1会話空間内での会話装置の延べ在室時間を記憶する時間テーブルと、前記会話装置の第1会話空間への参加及び退出を監視し、時間テーブルの延べ在室時間を更新する第2監視手段と、をさらに備える会話空間推薦装置を提供する。この装置において、前記増減値テーブルは、在室時間に対する増減値を記憶している。また、前記算出手段は、第1会話空間内での延べ在室時間に対する増減値に基づいて、新たな優先度を算出する。
【0022】
ユーザが頻繁に参加したり、長く参加するチャネルにいる他のユーザは、ユーザと気が合うと考えられる。そこで、チャネル内の延べ在室時間が長いほど、そのチャネル内の他のユーザが参加している他のチャネルの優先度を高くする。
本願第7発明は、前記第3発明において、前記条件及び増減値の入力を受け付け、前記入力された条件及び増減値を増減テーブルに書き込む設定手段をさらに備える、会話空間推薦装置を提供する。
【0023】
例えば、あまり発言しないユーザは、メッセージ量による増減値よりも在室時間による増減値を多くしたいと考えられる。そこで、ユーザが、条件や増減値を自分自身で設定可能にすることにより、ユーザの性質に即した優先度の計算が可能になる。
本願第8発明は、前記第3発明において、前記通知手段は、所定のタイミングでかつ優先度に基づいて第2会話空間を通知する会話空間推薦装置を提供する。
【0024】
所定のタイミングとは、例えばユーザからの指示があったときや、IRCクライアントでチャネルの一覧が表示されるとき、所定時間間隔などが挙げられる。もちろん、常時第2会話空間を通知しても良い。第2会話空間は、優先度順に通知することが好ましい。優先度が高いほど、ユーザに適した会話空間と考えられるからである。
【0025】
本願第9発明は、ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の会話装置に用いられ、下記A〜F段階を実行するための会話空間推薦プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
A;予め所定の条件と、前記条件に対する会話空間の優先度の増減値とを記憶する段階、
B;前記会話装置と第1会話空間を共有する他の会話装置が参加している他の前記第2会話空間と、優先度とを、対応付けて記憶する優先度テーブルを準備する段階、
C;前記第2会話空間を前記会話装置から取得し、優先度テーブルに書き込む段階、
D;前記会話装置から所定の情報を所定のタイミングで取得し、前記条件が満たされるか否かを取得した情報に基づいて判断する段階、
E;前記条件が満たされる場合、前記増減値に基づいて前記第2会話空間の新たな優先度を算出し、前記優先度テーブルに書き込む段階、
F;前記優先度テーブルに基づいて、前記第2会話空間をユーザに通知する段階。
【0026】
本願第2発明と同様の作用効果を奏する。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る会話空間推薦装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
<第1実施形態例>
説明を容易にするため、USER-Aがチャネル#CH1に参加する場合を考える。チャネル#CH1には、USER-Aの他に、USER−B、USER-C及びUSER-Dが参加しているとする。
【0028】
[構成]
図1は、第1実施形態例に係る会話空間推薦装置1の機能構成を示すブロック図である。会話空間推薦装置1は、USER-Aが操作するユーザ端末Aに、IRCクライアントとともに設けられている。会話空間推薦装置1は、記憶部2、管理部3、算出部4、設定部5及び表示部6を有している。
【0029】
記憶部2には、所定のデータが蓄積されている。図2は、記憶部2に蓄積されている優先度テーブルの概念説明図である。優先度テーブルは、USER-Aが参加する各チャネルについて設けられる。図2に示す優先度テーブルは、チャネル#CH1についての優先度テーブルであるとする。図2は、USER-Aがチャネル#CH1に参加直後の優先度テーブルの状態を示している。優先度テーブルには、候補チャネル、ユーザ、人数及び優先度が、対応付けられて記憶されている。
【0030】
「候補チャネル」とは、ユーザが参加しているチャネル内の他のユーザが参加している他のチャネルである。本例では、USER-Aが参加したチャネル#CH1内のUSER-B、USER-CまたはUSER-Dが参加している他のチャネルである。優先度テーブルは、ユーザが参加した各チャネル毎に設けられるので、候補チャネルは、ユーザが参加した各チャネル毎に存在する。チャネル#CH1の候補チャネルは、#ISLAB、#CHAT、#PC−AT及び#JAVAである。
【0031】
「ユーザ」には、チャネル#CH1内の他のユーザであって、対応する候補チャネルに参加しているユーザのニックネームが記述される。「人数」には、対応する候補チャネルとチャネル#CH1との両方に参加している他のユーザの人数が記述される。「優先度」には、所定の方法により求められる優先度が記述される。USER-Aがチャネル#CH1に参加した直後は、各候補チャネルの優先度は所定のデフォルト値、例えば0に設定される。
【0032】
図2の優先度テーブルは、USER-B及びUSER-Cは、チャネル#ISLAB及びチャネル#PC−ATにも参加していることを示している。従って、両候補チャネルの人数は「2」となる。また、USER-Cはチャネル#JAVAにも参加している。USER-Dは、チャネル#CHATに参加している。従って、候補チャネル#JAVA及び#CHATの人数は、「1」となる。
【0033】
図3は、記憶部2に記憶されている増減値テーブルの概念説明図である。増減値テーブルには、条件と増減値とが対応付けられて記憶されている。「条件」には、優先度を増加または減少する所定の場合が記述される。「増減値」には、対応する条件を満たす候補チャネルの優先度に付与する値が記述される。
本実施形態例では、条件として、(1)メッセージ数、(2)発言者が参加中、(3)キーワードの出現、(4)キーワード発言者が参加中、(5)在室時間、の5つを設定している。
【0034】
「メッセージ数」とは、ユーザが参加しているチャネルのメッセージ数に応じて、そのチャネルの候補チャネルの優先度を付与するための条件である。ここで、メッセージ数とは、ユーザが参加した以降にチャネルに送出されたメッセージの数である。メッセージには、USER-A自身からのメッセージと、他のユーザからのメッセージとの両方が含まれるものとする。
【0035】
本実施形態例においては、メッセージ数に4つのレベルが設定され、各レベルごとに増減値が設けられている。候補チャネルの優先度は、ユーザが参加しているチャネルでのメッセージ数がどのレベルかに基づいて増加または減少する。例えば、チャネル#CH1のメッセージ数が50であれば、増減値は「+2」である。
【0036】
「発言者が参加中」とは、USER-Aが参加しているチャネルで発言があった場合、発言した他のユーザが参加している候補チャネルに優先度を付与するための条件である。例えば、チャネル#CH1でUSER-Bが発言した場合、USER-Bが参加している候補チャネル#ISLAB及び#PC−ATの優先度が増加される。増減値は「+2」である。なお、本発明において、「発言」とは、チャネル内にテキストメッセージを送出することを言う。
【0037】
「キーワードの出現」は、USER-Aが参加しているチャネル内で所定のキーワードが発言された場合、そのチャネルの候補チャネルの優先度を増加するための条件である。所定のキーワードは、予めユーザにより設定可能としておくと良い。また、ユーザのニックネームや氏名は、自動的にキーワードに設定しても良い。本実施形態例では、「USER-A」及び「IRC」がキーワードに指定されている。例えば、USER-Dがキーワード「IRC」をチャネル#CH1内で発言した場合、チャネル#CH1の全ての候補チャネルの優先度が、増減値「+4」に基づいて増加される。
【0038】
「キーワード発言者が参加中」とは、前記所定のキーワードを発言した他のユーザが参加している候補チャネルの優先度を増加するための条件である。例えば、USER-Dがキーワード「IRC」を発言した場合、USER-Dが参加している候補チャネル#CHATの優先度が、増減値「+5」に基づいて増加される。
「在室時間」は、ユーザがチャネルに長くいればいるほど、そのチャネルの候補チャネルの優先度を増加するための条件である。在室時間とは、ユーザがチャネルに参加していた延べ在室時間を言う。本実施形態例では、在室時間に3つのレベルを設け、各レベルに応じた増減値を設定している。例えば、USER-Aのチャネル#CH1内での在室時間が、チャネル#CH1に参加した時点では7分で有り、その後12分になったとする。その場合、チャネル#CH1の候補チャネルの増減値は、「+1」から「+2」に増加する。
【0039】
図4は、記憶部2に蓄積されているメッセージ数テーブルの概念説明図である。メッセージ数テーブルには、参加チャネルとメッセージ数とが対応付けられて記録されている。「参加チャネル」には、ユーザが参加しているまたは過去に参加したチャネルのチャネル名が記述される。図4は、USER-Aがチャネル#CH1及び#CH2に現在参加中であることを示している。「メッセージ数」は、現在参加中のチャネル内の、かつユーザが参加した時点以降のメッセージ数が記述される。現在参加していないチャネルについては、メッセージ数は記述されない。
【0040】
図5は、記憶部2に格納されている時間テーブルの概念説明図を示す。時間テーブルには、参加チャネル及び在室時間が対応付けられて記憶されている。「参加チャネル」には、前記メッセージ数テーブルの参加チャネルと同じチャネル名が記述される。「在室時間」には、ユーザが参加チャネル内にいた延べ在室時間が記述される。このテーブルはチャネルから離脱したりIRCクライアントを終了してもクリアされない。在室時間は、ユーザが各参加チャネルに参加する毎に、加算される。
【0041】
管理部3は、IRCクライアントから所定の情報を取得し、前記テーブルへの書き込みやテーブルの更新を行う。まず、管理部3は、USER-Aが参加したチャネル#CH1内の他のユーザのニックネームをIRCクライアントから取得する。次いで、管理部3は、チャネル#CH1の候補チャネルを、IRCクライアントを介してIRCサーバから取得する。候補チャネルの取得は、"WHOIS"コマンドを用いて行う。"WHOIS"コマンドは、IRCで準備されているコマンドである。このコマンドを用いてニックネームを指定することにより、他のユーザに関する情報を取得することが出来る。管理部3は、取得した候補チャネルに基づいて、優先度テーブルを更新する。管理部3は、チャネル#CH1へのユーザの出入りを監視し、ユーザの変化に応じて優先度テーブルを更新することも行う。
【0042】
また、管理部3は、USER-Aが参加中のチャネルでのメッセージ数をカウントし、メッセージ数テーブルに書き込む。さらに、管理部3は、USER-Aがチャネル#CH1に入室した時刻をIRCクライアントから取得し、時間テーブルの在室時間を更新する。
算出部4は、IRCクライアントから取得した情報及び増減値テーブルに基づいて、優先度テーブルの優先度の更新を行う。具体的には、算出部4は、候補チャネルの人数に増減値を乗じた値を優先度に加算し、新たな優先度を求める。例えば、チャネル#CH1で発言が生じ、メッセージ数が51になったとする。この場合、算出部4は、増減値テーブルを参照して増減値を「+2」と決定する。次に、算出部4は、増減値に「人数」を乗じた値を各候補チャネルの優先度に加算する。例えば、図2のチャネル#ISLABの優先度は、2×2+0=4となる。
【0043】
算出部4が優先度を更新するタイミングは、ユーザが参加しているチャネルで発言がある毎に行うことや、所定時間間隔毎に行うことが考えられる。本実施形態例においては、ユーザが参加中のチャネルで発言が生じる毎に優先度の更新を行う。
設定部5は、前記増減値テーブルの設定をユーザから受け付け、記憶部2に書き込む。例えば、設定部5は、予め設定ボタンなどを画面上に表示しておく。設定ボタンが押されると、設定部5は、所定の設定ウインドウ(図示せず)を、ディスプレイなどの入出力部に表示する。さらに、設定部5は、設定ウインドウ上で入力される条件や増減値を、増減値テーブルに書き込む。増減値テーブルをユーザにより設定可能とすることにより、ユーザが重視する条件を優先度の計算に反映させることが出来る。
【0044】
表示部6は、優先度テーブルに基づいて、候補チャネルをユーザに通知する。通知のタイミングは、ユーザからの指示に応じて所定のウインドウ(図8)内に候補チャネルの一覧を表示することが考えられる。図8は、表示部6により表示される「あなたのお薦めチャネル」ウインドウの一例を示す。例えば、お薦めチャネルの一覧を表示するためのお薦めボタンなどを予め画面上に表示しておく。表示部6は、このボタンが押されると、候補チャネルを優先度順に前記ウインドウに表示する。また、IRCクライアントの機能を用いてチャネルの一覧を表示する場合に、併せて候補チャネルを表示しても良い。さらに、所定時間間隔で候補チャネルの一覧を表示することも考えられる。
【0045】
候補チャネルの表示順は、優先度順とすることが好ましい。どのチャネルがユーザに最も適しているかが分かりやすいと考えられるからである。その他に、チャネル名順や候補チャネルの人数が多い順に表示することも考えられる。
ユーザが複数のチャネルに参加している場合、表示部6は、参加中のチャネルの候補チャネルを全て合わせて表示する。例えば、今USER-Aがチャネル#CH1及び#CH2に参加しているとする。表示部6は、チャネル#CH1の候補チャネルとチャネル#CH2の候補チャネルとを合わせて優先度順にソートし、表示する。チャネル#CH1の候補チャネルとチャネル#CH2の候補チャネルとが重複する場合には、平均した優先度を重複した候補チャネルの優先度とすることが考えられる。また、最も高い優先度をその候補チャネルの優先度とすることも考えられる。さらに、各チャネルにおける優先度の和を、その候補チャネルの優先度とすることも考えられる。
【0046】
[処理の流れ]
次に、本実施形態例に係る会話空間推薦装置1が行う処理について、具体的に説明する。
(1)メイン処理
図6は、会話空間推薦装置1が行うメイン処理の流れを示すフローチャートである。IRCクライアントがいずれかのチャネルに参加することにより、以下の処理が開始される。なお、説明を容易にするため、USER-Aがチャネル#CH1に参加する場合を例に取り説明する。増減値テーブル、メッセージテーブル及び時間テーブルは、図3〜5に示した状態にあるものとする。
【0047】
ステップS1では、管理部3は、IRCクライアントが参加したチャネル内に、他のユーザがいるか否かを判断する。今、IRCクライアントがチャネル#CH1に参加したものとする。管理部3は、チャネル#CH1内のユーザリストを、IRCクライアントから取得する。ユーザリストには、チャネル#CH1内のユーザのニックネームが記述されている。他のユーザが有る場合には、ステップS2に移行する。他のユーザが無い場合には、後述するステップS4に移行する。今、チャネル#CH1には、USER-Aの他に、USER-B、USER-C及びUSER-Dが参加しているので、ステップS2に移行する。
【0048】
ステップS2では、管理部3は、ユーザリストに記述されている他のユーザが参加している他のチャネルを、IRCクライアントから取得する。言い換えれば、チャネル#CH1の候補チャネルを取得する。具体的には、管理部3は、IRCクライアントを介して、"WHOIS USER-B"メッセージを送出する。このメッセージを受けたIRCサーバは、USER-Bについての情報を、可能な限りユーザ端末Aに送出する。この情報には、USER-Bが参加しているチャネル、本名、接続サーバ名などの情報が含まれる。他のユーザについても同様に前記メッセージを送出し、チャネル#CH1について候補チャネル名を取得する。
【0049】
ステップS3では、管理部3は、優先度テーブルに、取得した候補チャネル名のエントリを設ける。具体的には、管理部3は、取得した候補チャネルのチャネル名、ユーザ及び人数を優先度テーブルに書き込み、優先度をデフォルト値に設定する。図2は、チャネル#CH1の優先度テーブルの本ステップでの状態を示す。
【0050】
ステップS4では、管理部3は、IRCクライアントが参加したチャネル#CH1にメッセージが送出されるのを待機する。いずれかのIRCクライアントからメッセージが送出されると、ステップS5に移行する。ここで、「いずれかのIRCクライアント」は、自端末及び他端末上のIRCクライアントを共に含む。
【0051】
ステップS5では、後述する優先度更新処理が算出部4により実行される。すなわち、各候補チャネルの優先度が、前記増減値テーブルに基づいて増加または減少される。
ステップS6では、管理部3は、IRCクライアントがチャネル#CH1に参加しているか否かを判断する。“Yes”と判断するとステップS7に移行する。“No”と判断すると、チャネル#CH1の優先度テーブルをクリアして処理を終了する。
【0052】
ステップS7では、管理部3は、チャネル#CH1内のユーザが変化しているか否かを判断する。管理部3は、再びチャネル#CH1内のユーザリストをIRCクライアントから取得し、前回取得したユーザリストと比較する。“Yes”と判断すると前記ステップS1に移行する。“No”と判断すると前記ステップS4に移行する。
【0053】
具体的には、管理部3は、チャネル#CH1内のユーザが増加した場合、新たなユーザがチャネル#CH1以外に参加しているチャネルを取得し、優先度テーブルに新たな候補チャネルのエントリを設ける。新たにチャネル#CH1に参加したユーザが、既に優先度テーブル上の候補チャネルに入っている場合、その候補チャネルのユーザに新たなユーザを追加し、人数を増加させる。また、チャネル#CH1内のユーザが減っている場合には、管理部3は、離脱したユーザが参加していた候補チャネルのエントリから該当ユーザを消去し、人数を減少させる。離脱したユーザのみが参加していた候補チャネルがあれば、そのエントリを削除する。ユーザが変化していない場合、次のメッセージの送出を待って優先度を更新する処理を行う。
【0054】
なお、会話空間推薦装置1の管理部3は、前記メイン処理とは独立に、時間テーブルの更新処理を行う。例えば、管理部3は、1分ごとに時間テーブル上の参加チャネルの参加状況を調べ、在室時間を1分増やす処理を行う。また、会話空間装置の設定部5は、前記メイン処理とは独立に、ユーザの指示に応じて増減値テーブルの設定を受け付ける処理を行う。また、表示部6は、ユーザの指示に応じて候補チャネルリストを表示する処理を行う。
【0055】
(2)優先度更新処理
図7は、優先度更新サブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。前記メイン処理においてステップS5に移行すると、以下の処理が開始される。
まずステップS11では、算出部4は、メッセージ数テーブル上の参加チャネルのうち、メッセージが送出されたチャネルのメッセージ数を、1つ増加させる。本例では、チャネル#CH1のメッセージ数が1つ増加して「51」になる。
【0056】
ステップS12では、算出部4は、前記ステップS11で増加されたメッセージ数に対応する増減値を、増減値テーブルから取得する。メッセージ数「51」に対する増減値は+2である。
ステップS13では、算出部4は、増減値及び人数に基づいて、チャネル#CH1の候補チャネルの優先度を更新する。具体的には、算出部4は、候補チャネルである#ISLAB、#CHAT、#PC−AT及び#JAVAの優先度を(2点)×(人数)づつ増加させる。人数を考慮するのは、次の理由による。「人数」は、チャネル#CH1内の他ユーザが候補チャネルを共有している度合いを表している。この共有度が高い候補チャネルほど、USER-Aにとって興味あるチャネルであると考えられるからである。
【0057】
ステップS14では、算出部4は、前記メイン処理のステップS4でメッセージを送出したユーザが参加している候補チャネルを特定する。例えば、ステップS4でUSER-Dが発言した場合、特定される候補チャネルはチャネル#CHATとなる。
ステップS15では、算出部4は、メッセージを送出したユーザが参加中の候補チャネルに付与する増減値を、増減値テーブルから取得する。本例においては増減値は+2である。
【0058】
ステップS16では、算出部4は、候補チャネルのうち前記特定された候補チャネルの優先度だけを、取得した増減値(2)及び人数(1)に基づいて更新する。すなわち、チャネル#CHATの優先度だけに2×1=2点が加算される。USER-Dがチャネル#CH1で活発に発言している場合、USER-Dが参加している候補チャネルもユーザ自身にとって興味深いと考えられるからである。
【0059】
ステップS17では、算出部4は、増減値テーブルに設定されているキーワードが、前記メッセージに含まれているか否かを判断する。含まれていると判断すると、前記ステップS18に移行する。含まれていないと判断すると、後述するステップS22に移行する。
ステップS18では、算出部4は、各キーワードに対する増減値を、増減値テーブルから取得する。例えば、メッセージにキーワード「USER-A」及び「IRC」がともに含まれているとする。この場合、算出部4は、「USER-A」に対する増減値「+3」と、「IRC」に対する増減値「+4」とをそれぞれ取得し、それぞれの増減値の和を増減値とする。
【0060】
ステップS19では、算出部4は、チャネル#CH1の全ての候補チャネルの優先度を更新する。すなわち、(生じたキーワードに対する増減値の和)×(人数)を、各候補チャネルの優先度に加算する。頻繁にキーワードが発言されるチャネルの候補チャネルは、ユーザにとって興味深いと考えられるからである。例えば、チャネル#ISLABの優先度には、7×2=14点が加算される。
【0061】
ステップS20では、算出部4は、キーワードを発言したユーザが参加している候補チャネルに付与する増減値を、増減値テーブルから取得する。本例では、この増減値は「+5」である。
ステップS21では、算出部4は、前記ステップS14で特定した候補チャネルについて、優先度を更新する。つまり、キーワードを送出したユーザが参加中の候補チャネルは、前記ステップS14で特定した候補チャネルと同じなので、その候補チャネルの優先度を更新する。算出部4は、特定された候補チャネルがチャネル#CHATの場合、優先度に5×1=5点を加算する。
【0062】
ステップS22では、算出部4は、参加しているチャネルにおける延べ在室時間を、時間テーブルから取得する。本例では、チャネル#CH1における延べ在室時間を取得する。過去にチャネル#CH1に在室したことがある場合、取得する時間には過去の在室時間も含まれる。例えば、過去の在室時間が1時間の場合、今回チャネル#CH1に参加してから5分しか経過していなくても、延べ在室時間は65分となる。
【0063】
ステップS23では、算出部4は、前記ステップS22で取得した在室時間に対する増減値を、増減値テーブルから取得する。チャネル#CH1の在室時間は65分であるので、増減値は「+3」となる。
ステップS24では、算出部4は、優先度テーブル上の候補チャネルの優先度を、取得した増減値及び人数に基づいて更新する。例えば、チャネル#JAVAには、3×2=6点が加算される。その後、前記メイン処理に戻る。在室時間が長ければ長いほど優先度を増加させるのは、次の理由による。在室時間が長いと言うことはユーザがそのチャネルを気に入ったと考えられる。気に入ったチャネルを共有する他のユーザが参加している候補チャネルは、ユーザにとっても興味があると考えられるからである。
【0064】
<他の実施形態例>
(A)前記第1実施形態例においては、参加したチャネル#CH1内のメッセージの数に応じ、候補チャネルの優先度を変化させている。メッセージ数は、他のIRCクライアントからのメッセージ及び自IRCクライアントからのメッセージを合わせた数である。従って、ユーザ自身がメッセージを送出していなくても、他のユーザが頻繁にメッセージをチャネル#CH1に送出すれば、チャネル#CH1の候補チャネルの優先度は増加する。
【0065】
しかし、単にメッセージ数が多いだけでなく、ユーザ自身と他のユーザとの会話が弾んでいるかどうかを優先度の変化に反映させたいというニーズも考えられる。会話の弾み具合を判断する方法の1つとして、ユーザ自身からのメッセージがメッセージ数に占める割合を用いることが考えられる。
例えば、チャネル#CH1内には、USER-Aを含めて4人のユーザがいるとする。この場合、USER-Aからのメッセージ数割合が1/(全ユーザ数)、すなわち25%を含む所定の範囲であれば増減値を+4とし、前記範囲から離れるほど増減値を少なくすることが考えられる。
【0066】
(B)前記第1実施形態例においては、USER-Aが参加している各チャネル#CH1及び#CH2の候補チャネルを、併せて表示している。
しかし、チャネル#CH1とチャネル#CH2との話題が全く異なる場合も考えられる。例えば、チャネル#CH1はIRCについてのチャネルであり、チャネル#CH2は特許についてのチャネルであるとする。この場合、各チャネル毎の候補チャネルを表示することも好ましい。具体的には、カレントチャネルとなっているチャネルの候補チャネルを、所定のタイミングで優先度順に表示する。
【0067】
なお、カレントチャネルとは、IRCクライアントが複数のチャネルに参加している場合、ユーザがメッセージを送出可能なチャネルである。ユーザは、カレントチャネル以外の他のチャネルにメッセージを送出できないが、他のユーザが送出するメッセージを見ることができる。
【0068】
【発明の効果】
本発明を用いれば、ユーザは、数多く存在する会話空間からユーザに適している可能性が高いものを通知されるので、会話空間を探す労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】会話空間推薦装置の機構構成を示すブロック図。
【図2】チャネル#CH1についての優先度テーブル。
【図3】増減値テーブル。
【図4】メッセージ数テーブル
【図5】時間テーブル
【図6】メイン処理の流れを示すフローチャート。
【図7】優先度更新処理の流れを示すフローチャート。
【図8】「あなたのお薦めチャネル」ウインドウの一例を示す説明図。
【符号の説明】
1;会話空間推薦装置
2;記憶部2
3;管理部3
4;算出部4
5;設定部5
6;表示部6

Claims (9)

  1. ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の端末装置を含んで構成される会話システムに用いられる会話空間推薦方法であって、
    端末装置が会話空間に参加した場合、当該端末装置と当該会話空間との親和度を測定し、
    測定した親和度に基づいて、当該会話空間に参加している他の端末装置が参加している他の会話空間の近接度を算出し、
    算出された各会話空間の近接度に応じ、当該端末装置に推奨する他の会話空間を提示する会話空間推薦方法。
  2. ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の会話装置を含んで構成される会話システムに用いられ、
    予め所定の条件と、前記条件に対する会話空間の優先度の増減値とを準備し、
    前記会話装置から所定の情報を所定のタイミングで取得し、前記条件が満たされるか否かを取得した情報に基づいて判断し、
    前記判断に従い、前記増減値に基づいて、前記会話装置と第1会話空間を共有する他の会話装置が参加している他の第2会話空間について優先度を更新し、
    所定のタイミングで前記第2会話空間を優先度に基づいてユーザに通知する、
    会話空間推薦方法。
  3. ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の会話装置に用いられ、
    予め所定の条件と、前記条件に対する会話空間の優先度の増減値とを記憶する増減値テーブルと、
    前記会話装置と第1会話空間を共有する他の会話装置が参加している他の前記第2会話空間と、優先度とを、対応付けて記憶する優先度テーブルと、
    前記第2会話空間を前記会話装置から取得し、優先度テーブルに書き込む取得手段と、
    前記会話装置から所定の情報を所定のタイミングで取得し、前記条件が満たされるか否かを取得した情報に基づいて判断し、前記条件が満たされる場合、前記増減値に基づいて前記第2会話空間の新たな優先度を算出し前記優先度テーブルに書き込む算出手段と、
    前記優先度テーブルに基づいて、前記第2会話空間をユーザに通知する通知手段と、
    を備える会話空間推薦装置。
  4. 前記優先度テーブルは、前記第1空間内の他のユーザが前記第2空間を共有する度合い(以下、共有度という)を、第2空間及び優先度に加えてさらに記憶し、
    前記算出手段は、前記増減値及び前記共有度に基づいて、第2会話空間の新たな優先度を算出する、
    請求項3に記載の会話空間推薦装置。
  5. 前記第1会話空間内のメッセージ量を記憶するメッセージテーブルと、
    前記第1会話空間内におけるメッセージの出現を監視し、前記メッセージが生じるごとに前記メッセージテーブルのメッセージ量を更新する監視手段と、をさらに備え、
    前記増減値テーブルは、メッセージ量と、前記メッセージ量に対する増減値を記憶しており、
    前記算出手段は、前記第1会話空間内でメッセージが生じた場合、第1会話空間内のメッセージ量に対する増減値に基づいて新たな優先度を算出する、
    請求項3に記載の会話空間推薦装置。
  6. 前記会話装置が参加する第1会話空間内での会話装置の延べ在室時間を記憶する時間テーブルと、
    前記会話装置の第1会話空間への参加及び退出を監視し、時間テーブルの延べ在室時間を更新する第2監視手段と、をさらに備え、
    前記増減値テーブルは、在室時間に対する増減値を記憶しており、
    前記算出手段は、第1会話空間内での延べ在室時間に対する増減値に基づいて、新たな優先度を算出する、
    請求項3に記載の会話空間推薦装置。
  7. 前記条件及び増減値の入力を受け付け、前記入力された条件及び増減値を増減テーブルに書き込む設定手段をさらに備える、請求項3に記載の会話空間推薦装置。
  8. 前記通知手段は、所定のタイミングでかつ優先度に基づいて第2会話空間を通知する、請求項3に記載の会話空間推薦装置。
  9. ネットワークに接続され、かつ前記ネットワーク上に設営された複数の仮想的な会話空間のいずれかを共有して互いにメッセージの送受信が可能な複数の会話装置に用いられる、会話空間推薦プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    A;予め所定の条件と、前記条件に対する会話空間の優先度の増減値とを記憶する段階と、
    B;前記会話装置と第1会話空間を共有する他の会話装置が参加している他の前記第2会話空間と、優先度とを、対応付けて記憶する優先度テーブルを準備する段階と、
    C;前記第2会話空間を前記会話装置から取得し、優先度テーブルに書き込む段階と、
    D;前記会話装置から所定の情報を所定のタイミングで取得し、前記条件が満たされるか否かを取得した情報に基づいて判断する段階と、
    E;前記条件が満たされる場合、前記増減値に基づいて前記第2会話空間の新たな優先度を算出し、前記優先度テーブルに書き込む段階と、
    F;前記優先度テーブルに基づいて、前記第2会話空間をユーザに通知する段階と、
    を実行するための会話空間推薦プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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