JP4157201B2 - 自転車用錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車用錠装置に関し、とくに、遠隔操作により解錠を行うことができる自転車用錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自転車の盗難等を防止する自転車用錠装置としては、図10に示すようなものが知られている。図10において、201は錠本体を示している。錠本体201は、金属製基体部207と馬蹄形に形成されたかんぬき202と、該かんぬき202を施解錠方向に摺動可能に保持する枠体204を有している。また、かんぬき202の一端にはコイルスプリング203が連結されており、該コイルスプリング203によりかんぬき202は解錠方向に付勢されている。金属製基体部207は金属製ケース208に覆われており、ケース208は一体成形品からなっている。
【0003】
このような自転車用錠装置においては、かんぬき202が施錠位置(一点鎖線の位置)まで移動することにより施錠が行われるようになっている。また、鍵穴206に鍵(図示略)を差し込み操作することによりかんぬき202のロック機構(図示略)が解錠されかんぬき202がスプリング203の引張力により基体部207内に引っ張り込まれることにより解錠が行われるようになっている。
【0004】
また、最近、使用者の便宜を図るため識別信号を含む電波や光信号を発信する送信手段による遠隔操作により解錠を行うことができるようにした自転車用錠装置が開発されつつある(たとえば、特開平8−260784号公報、特開平9−226649号公報)。このような錠装置では、送信手段からの信号を受信手段で受信し、識別信号を確認した後アクチュエータを作動させて自動的に解錠することができるので、解錠の際に鍵穴に鍵を差し込んで操作する必要がなく、暗闇の中でも容易に解錠操作を行うことができ、きわめて便利である。なお、上記のような遠隔操作による解錠可能な自転車用錠装置においても、錠本体の外観は金属製基体部を金属製ケースで覆う構造が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属材料(たとえば、鉄、アルミニウム合金)をケース形状に加工するためには、通常、絞り加工、ダイカスト加工等が採用されているが、ケース形状が複雑になると加工が困難になるおそれがあり、一体成形が不可能なものについては溶接を併用する必要が生じる場合もある。また、錠本体の意匠性を向上するためには、別途塗装工程が必要になる。さらに、金属性ケースを用いた場合には、装置の軽量化の要請に十分に対応できなくなるおそれがある。
【0006】
さらに、従来の遠隔操作による解錠可能な自転車用錠装置においては、送信手段からの信号を受信する受信手段と、機械的に施解錠を行う錠本体部分とが、一つの組み立て部品として構成されていたので、この錠装置が大型の部品となり、実際に自転車に取り付け可能な部位が制約されたり、あるいは、車種によっては取り付けが困難であるという問題があった。また、大型の部品であるため取扱いが難しく、自転車に取り付け可能な場合にあっても、その取り付け作業に時間を要するという問題もあった。さらに、このような錠装置は、通常、解錠動作を行わせるためのアクチュエータ用の電源(たとえば、電池)を搭載しているが、上記の如く大型の一体化部品になると、容易に電源交換を行うことのできる構造を設計することが困難になるという問題もあった。
【0007】
そこで本発明の課題は、このような従来装置における問題点に着目し、自転車用錠装置、とくに錠本体の加工性、意匠性の向上、軽量化の要請に十分に対応でき、さらに、遠隔操作により解錠可能な自転車用錠装置については上記効果に加えて、装置を小型の部品から構成可能とし、実際に自転車に取り付ける際の位置的な制約を緩和し、電源交換を容易に行うことのできる構造とした、便利で汎用性の高い自転車用錠装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の自転車用錠装置は、a)金属製基体部と、馬蹄形に形成され、先端が金属製基体部の外部に突出する施錠方向と、該突出された先端が金属製基体部の内部に戻される解錠方向とに摺動可能に収容されたかんぬきと、金属製基体部と前記かんぬきを覆うケースとを備えた錠本体と、b)前記かんぬきを少なくとも解錠方向に作動させる電動アクチュエータを備えた駆動手段を有する自転車用錠装置において、前記駆動手段を、前記かんぬき側の一端が二股に分岐され、一方の先端爪が前記かんぬきの外周面に形成されたきり欠きに嵌入、係合され、他方の先端爪に前記一方の先端爪を前記かんぬき側に付勢するばねが設けられた連桿体と減速機構とを有し、作動信号に基づいて作動する電動アクチュエータを備えた手段から構成するとともに、前記ケースを樹脂から形成し、前記金属製基体部と前記ケースとの接続部を、金属製基体部の側壁に設け、かつ、該接続部には、前記金属製基体部と前記ケースとが互いに係合する係合部を設けたことを特徴とするものからなる。
【0009】
上記金属製基体部のかんぬきの突出口、および該突出口に対向して設けられ外部に突出されたかんぬきの先端が挿入される金属製基体部の挿入口に門型のかんぬきガイドを有し、前記ケースが該ガイドに固定されることが好ましい。
【0011】
上記ケースには、金属製の補強部材が付設されることが好ましい。補強部材の付設により、ケースに求められる十分な強度を付与することができる。補強部材は、たとえばケースを成形する際に金型内に予めインサートしておいて一部または全部をケースに埋設してもよく、ケース成形後に該ケースの表面に接合してもよい。
【0012】
また、上記金属製基体部には、かんぬきに摺接可能なガイド部が設けられることが好ましい。すなわち、本発明においては、ケースが樹脂から構成されることになるが、上記のようなガイド部を設ければかんぬきのケースへの摺接を防止することができ、ケースの摩耗等が確実に防止され、ケースを樹脂で構成することにより生じるおそれのある弊害を排除することができる。
【0013】
また、本発明に係る自転車用錠装置は、遠隔操作により解錠可能な自転車用錠装置とすることができる。このような自転車用錠装置は、前記錠本体および電動アクチュエータを有する第3の構成要素を備え、さらに、該第3の構成要素とは別体に構成された、少なくとも識別信号を発信する送信手段を有する第1の構成要素と、送信手段からの信号を受信する受信手段、受信手段が受信した識別信号を判定する判定手段、判定手段による判定に基づいて前記電動アクチュエータに所定の作動信号を発する制御手段を有する第2の構成要素を備えていることが好ましい。
【0014】
上記のように第1ないし第3の構成要素を互いに別体に構成することにより、実際に自転車に取り付ける際の位置的制約を緩和することができるとともに、電池交換等のメンテナンス作業性を大幅に向上することができる。また、上記各要素を別体に構成する場合であっても、ハーネスを用いれば第2の構成要素と第3の構成要素との電気的接続状態を良好に確保することができる。
【0015】
上記遠隔操作により解錠可能な自転車用錠装置は、少なくとも上記電動アクチュエータ用の電源を有し、この電源が上記第2の構成要素内に収納されている構造とすることができる。電源としては、通常、電池が用いられる。また、電動アクチュエータとしては、モータや電磁ソレノイドを用いることができる。とくに、モータを用い、モータと錠本体との間に減速機構を介在させた構造とすることにより、小さな電動アクチュエータで大きな動作力を得ることが可能になる。解錠動作は、後述の実施態様に示す如く、連桿体を介して行うようにすれば、簡素な構造でありながら確実な動作が確保される。
【0016】
この本発明に係る遠隔操作による解錠可能な自転車用錠装置では、次のような構成を採ることができる。すなわち、さらに、上記電源の電圧を検出し、検出された電圧が予め定められた最低電圧以下になったとき上記作動信号の発信を停止する第2の制御手段を有する構成とすることができる。
【0017】
また、さらに上記錠本体の解錠完了を検出する解錠完了検出手段を有し、該解錠完了検出手段からの信号に基づき、上記駆動手段の作動を停止するようにすることができる。
【0018】
さらに、上記第2の構成要素には上記受信手段のアンテナが内蔵されていることが好ましく、その場合には、少なくともアンテナ部分のカバーが樹脂で構成されている構造が好ましい。
【0019】
このような本発明に係る自転車用錠装置においては、金属製基体部を覆うケースが樹脂からなっているので、錠本体、ひいては装置の軽量化を達成することができる。また、従来の金属製ケースにおいては一体成形が困難であった複雑形状のものについても、たとえば射出成形等により容易に一体成形することができるので、加工性、設計の自由度を向上することができる。また、ケースを樹脂にすれば、着色等の表面装飾をケース成形時に同時に施すことができるので、従来の塗装工程等を省略しつつ、意匠性を向上することができる。なお、透明な樹脂(無色透明、着色透明、半透明等)を用いれば外部から内部構造を観察できる、いわゆるスケルトン構造を採用することも可能である。
【0020】
また、本発明に係る遠隔操作による解錠可能な自転車用錠装置においては、上記効果に加え、以下のような効果を発揮できる。すなわち、該錠装置の第1の構成要素以外の部分が、第2の構成要素と第3の構成要素との別体構成とされるので、つまり、従来一体化部品として構成されていたこの部分が分割構成とされるので、第2の構成要素と第3の構成要素は各々小型の部品に形成可能となり、部品の取扱いや実際に自転車に取り付ける際の作業性が大幅に向上される。これら第2の構成要素と第3の構成要素は別体の要素でありながらハーネスにより電気的に接続されるので、基板や電源等の電気部品を第2の構成要素内に収納することが可能となる。その結果、機械的に施解錠を行う第3の構成要素から、電気部品極力分離して設置することが可能になり、これら電気部品を適切に保護することが可能になる。
【0021】
また、とくに電源(電池)を、第3の構成要素とは分離して、第2の構成要素内に収納することが可能となるので、電源(電池)交換のための構造を容易に設計でき、交換作業性を向上して、使用者における操作性の向上をはかることも可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の自転車用錠装置の望ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施態様に係る自転車用錠装置を示している。本実施態様に係る自転車用錠装置は、図1、図2に示すように、第1の構成要素1と、第2の構成要素2と、第3の構成要素3とからなっており、これらは実質的に別体に構成されている。とくに、従来の構成と異なり、第2の構成要素2と第3の構成要素3とが機械的に分離されており、後述の如く、これらはハーネスを介して電気的には接続されている。
【0023】
第1の構成要素1には、少なくとも識別信号を含む電波4を発信する発信回路を備えた送信手段5と、送信手段5用の電源6(たとえば、電池)と、電波4の発信をオン・オフするスイッチ手段7(たとえば、押しボタンスイッチ)と、送信手段5からの電波発信用アンテナ8が内蔵されている。スイッチ手段7は、構成要素1の外部から操作できるようになっている。この第1の構成要素1は、自転車から離れた位置からでも自転車用錠装置の作動、とくに解錠動作を行わせることのできるリモートスイッチを構成している。第1の構成要素1には、図3に示すように、たとえばキーホルダ9を介して手動解錠用のスペアキー10を付設しておいてもよい。なお、本実施態様では識別信号を電波4により発信しているが、光信号等による方法も可能である。
【0024】
第2の構成要素2は、とくに図2に示すように、上記送信手段5からの電波4を受信するアンテナ11および受信回路を備えた受信手段12と、受信手段12が受信した識別信号が所定の持主のものか否かを比較、判定する判定手段13(比較判定手段)と、該判定手段13による判定に基づき、所定の識別信号である場合に、解錠のための所定の作動信号を発する制御手段14(本実施態様では、後述の第2の制御手段と区別するため、「第1の制御手段」と呼ぶ。)を有しており、該第1の制御手段14は、ラッチ回路15と、後述の電動アクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ制御回路16とで構成されている。第2の構成要素2はさらに、これらの手段、回路制御用および後述の電動アクチュエータ等駆動用の電源17(たとえば、電池)と、この電源17の電圧を検出し、検出された電圧が予め定められた最低電圧以下になったとき上記作動信号の発信を停止する第2の制御手段18とを有しており、第2の制御手段18は、電源17の電圧を検出する電源電圧検出回路19と、許容最低電圧を設定する最低電圧設定回路20と、電源17の電圧と設定最低電圧を比較する電圧比較手段21と、ラッチ回路15とで構成されている。この第2の制御手段18を設けることにより、電源17(電池)の電圧が最低電圧以下になると、ラッチ回路15からアクチュエータ制御回路16への作動信号の発信が停止され、モータ32は駆動されないので、電圧不足により、かんぬき33が途中位置で停止したりする不都合の発生が防止される。また、遠隔操作が効かなくなることから、使用者は電源17(電池)の交換時期に至っていることを認識できる。この状態での解錠は、手動で行えばよい。新しい電源17に交換することにより、電源電圧検出回路19における電圧は初期の所定レベルに復帰するので、モータ32の正常な作動が可能になり、前述の如き遠隔操作が行えるようになる。
【0025】
第2の構成要素2は、図1および図3に示すように、上記の回路が組み込まれた基板22と、電源としての電池17とを、ケース23内に収納して構成されている。基板収納部と電池収納部は区画されており、電池17は容易に交換できるようになっている。また、第2の構成要素2のケース23の、少なくともアンテナ11部分のカバー部24は、電波を良好に受信できるように樹脂で構成されている。
【0026】
第3の構成要素3は機械的な錠本体部を含むもので、本実施態様では、第3の構成要素3は自転車100の後輪101に対して取り付けられている。ただし、前輪側に取り付けることも可能である。そして本実施態様では、第3の構成要素3はサドル102の下方において、後輪101およびその泥よけ103を跨ぐように、斜めに延びるフレーム104に固定されている。また、上記第2の構成要素2は、第3の構成要素3に対してフレーム104を間にして泥よけ103に設置されている。これら別体に構成された第2の構成要素2と第3の構成要素3とは、筒状部材25を介して連結されている。筒状部材25内にはハーネス26が挿通されており、該ハーネス26を介して、第2の構成要素2と第3の構成要素3は電気的に接続されている。
【0027】
第3の構成要素3は、錠本体31を有している。錠本体31の外観は、金属製基体部35と該基体部35を覆う樹脂製のケース63とからなっている。基体部35には、枠体34が設けられており、該枠体34によりかんぬき33が摺動可能に保持されている。また、第3の構成要素3は、第1の制御手段14からの作動信号に基づいてかんぬき33を少なくとも解錠方向に作動させる電動アクチュエータ32を備えた駆動手段70とを有しており、電動アクチュエータ32の駆動用電力は第2の構成要素2内に収納された電源17からハーネス26等を介して給電されるようになっている。本実施態様では、電動アクチュエータ32はモータからなっているが、たとえば電磁ソレノイド等の他の電動アクチュエータを用いることも可能である。
【0028】
基体部35は、門型のかんぬきガイド64、65を有しており、施錠時においては、かんぬきの突出口のガイド64により案内され本体31外に突出したかんぬき33の先端が挿入口のガイド65に案内され再び本体31内に挿入されるようになっている(図1)。
【0029】
ケース63は上述のように樹脂からなっている。ケース63は、たとえば射出成形により容易に一体成形することができる。ケース63の側壁には複数の係合用穴66が設けられており、該穴66には基体部35に形成された係合用突起67が係合するようになっている。つまり、本実施態様においては図6に示すように基体部35とケース63との接続部は、かんぬき33の外周面に対向する位置(金属製基体部の側壁)に設けられている(図6)。また、図6においては、基体部35の突起67は該基体部35に一体的に形成されているが別体に構成してもよい。また、基体部35には断面略L字型のストッパ金具74が設けられており、該ストッパ金具74によりケース63の側壁のかんぬき33側へのたおれ込みが防止されるとともに、ケース63の内面へのかんぬき33の摺接が防止されるので、ケース63の摩耗が防止されるようになっている。
【0030】
また、ケース63の内面にはさぐり防止壁68が設けられている。該壁68は図5に示すように、かんぬき33のつまみ部(図示略)を案内し施解錠方向に移動させる長穴69の近傍に設けられている。そして、ケース63を基体部35にセットした際には、壁68は、かんぬき33の外面でシリンダ錠45を覆うような位置関係になるようになっている。このため、たとえば施錠時にドライバー等を長穴69からこじ入れたとしてもシリンダ錠45側には進入できない構造が形成されている。
【0031】
また、本実施態様においては、ケース63には図7に示すように金属性の補強部材71が付設されている。より具体的には、板状の補強部材71がケース63に埋設されている。この補強部材71の付設により基体部35内を保護する機能を有するケース63に十分な強度が付与されるようになっている。なお、補強部材71としては、たとえば金網、棒状部材を用いることもできる。補強部材71は、ケース63を成形する金型内に予めインサートしておけば、ケース63の成形時に同時に付設することもできる。なお、図8に示すようにケース63の内面に予め挟持用突起72を形成しておきこれに補強部材71をはめ込むようにしてもよい。
【0032】
さらに、本実施態様においては、ケース63には壁73が設けられている。そして、ケース63が基体35を覆う際には、図1に示すようにかんぬき65側の錠本体31の内部と外部を遮断するようになっている。該壁73により錠本体31内の防水、防塵性が確保されるようになっている。
【0033】
図9は、図4のIX−IX線に沿う部分拡大断面図である。該部分においては、鉄製基体部35がかんぬき33に摺接可能なガイドとして機能している。このため、かんぬき33が樹脂製のケース63に接することはないのでケース63の摩耗が防止されるようになっている。
【0034】
第3の構成要素3における錠本体31は、馬蹄形に湾曲させて形成されたかんぬき33と、該かんぬき33を施解錠方向に摺動可能に保持する枠体34を有している。図1において、2点鎖線で示したかんぬき33の位置が施錠位置を、実線で示したかんぬき33の位置が解錠位置を、それぞれ示している。湾曲させて形成されたかんぬき33の後端には、第3の構成要素3の基体35内に、あるいは基体35に設けられた上記枠体34内に収容されたコイルスプリング36の一端が連結されており、コイルスプリング36の他端は所定位置に固定されている。このコイルスプリング36は、かんぬき33を解錠方向に引っ張っている。かんぬき33をコイルスプリング36の引張力に抗して手動で2点鎖線で示した位置まで動かすことにより施錠され、この施錠位置におけるロックを解除することにより、かんぬき33はコイルスプリング36の引張力によって自動的に実線で示した解錠位置まで移動されるようになっている。この解錠時には、基体35に突設されたストッパ37が、引っ張り込まれてきたかんぬき33の先端部内面に当接することにより、かんぬき33は所定の位置で停止されるようになっている。
【0035】
かんぬき33は、本実施態様では横断面コ字状に形成されており、その外周面の所定の2箇所の位置に、切り欠き38、39が設けられている。これら切り欠き38、39に、連桿体としてのロックレバー40の先端部が嵌入、係合するようになっており、ロックレバー40との係合に関して、切り欠き38はかんぬき33の解錠位置に、切り欠き39は施錠位置に、それぞれ対応している。ロックレバー40は、支点41を中心に揺動自在に支持されており、かんぬき33側先端部が二股に分かれ、一方の先端爪部42が切り欠き38、39に係合可能に構成され、他方の先端部43に対しては、ロックレバー40をその先端爪部42をかんぬき33方向に常時付勢するばね44が設けられている。先端爪部42は、そのかんぬき33側先端面に斜面部を有しており、かんぬき33が解錠位置から施錠位置へと手動操作される際に、先端爪部42が、自然に切り欠き38から外れてかんぬき33の外周面上に乗り上げるようになっている。
【0036】
本実施態様では、手動解錠用のシリンダ錠45が設けられている。シリンダ錠45の鍵穴に前述のスペアキー10を差し込み、ばね46により引っ張られているカム47を回動させて上記先端部43を押動させロックレバー40を揺動させることにより、先端爪部42と切り欠き39との係合を解除して解錠することができるようになっている。
【0037】
ロックレバー40の他方の端部48は、減速機構49を介してモータ32へと係合、連結されている。減速機構49は、モータ32に直結されたウォームギア50と、それに噛合する歯車群51からなり、歯車群51の最終歯車51aの軸に偏心カム52が設けられている。偏心カム52は、本実施態様では半円形状に形成されているが、円形の偏心カムでもよい。この偏心カム52が、モータ32の回転により減速機構49を介して低速で回転され、回転する偏心カム52がロックレバー40の端部48に摺接し、それによってロックレバー40を揺動させることができるようになっている。減速機構49を介在させることにより、小型のモータ32の小さな出力トルクであっても、偏心カム52の回転作動力としては比較的大きな力が得られる。電動アクチュエータとして電磁ソレノイドを使用する場合には、減速機構49を介さずに直接ロックレバー40を揺動させたり、さらには、ロックレバー40を介在させずにソレノイドの出力端を直接切り欠き38、39に係合させることも可能である。
【0038】
本実施態様では、錠本体の解錠完了を、上記偏心カム52の回転位置、より正確には偏心カム52と一体に回転する減速機構49の歯車群51の最終歯車51aの回転位置の検出により検出するようになっている。つまり、解錠完了検出手段を歯車群51の最終歯車51aの回転位置検出手段として構成している。最終歯車51aには、原点マーク53(または原点の位置を表す突起等)が付されており、この原点マーク53が、位置検出手段としてのマイクロスイッチ54によって検出される。55は、このマイクロスイッチ54用の位置検出回路(基板)である。モータ32の作動は、原則的には、原点マーク53および偏心カム52が常に図1に示した位置にくるように停止される。すなわち、解錠が完了し、ロックレバー40の先端爪部42が切り欠き38内に嵌入した位置である。この位置状態は、手動で施錠される際、および施錠完了後にも保たれる。したがって、施錠状態から解錠を開始する際には、モータ32の回転により、減速機構49を介して偏心カム52が回転され、ロックレバー40が揺動されて、直ちに先端爪部42と切り欠き39との係合の解除が開始されるように待機されている。上記位置検出手段としてのマイクロスイッチ54からの検出信号は、位置検出回路55を介してラッチ回路15に送られ、それに基づいて、アクチュエータ制御回路16を介してモータ32に駆動が制御される。
【0039】
本実施態様では、第3の構成要素3にはさらに、第1の構成要素1から第2の構成要素2に所定の信号が送信されていることを表示するための表示手段61、およびその表示手段61の点灯あるいは点滅を制御する表示手段制御回路(基板)62が設けられている。表示手段61は、図4に示すように、外部に対して点灯あるいは点滅表示できるように設けられており、たとえば、発光ダイオード等からなる。この表示手段61の作動は、ラッチ回路15からの指令に基づいて行われ、少なくとも上記モータ32に作動と連動させて点灯あるいは点滅させたり、さらには、上記位置検出手段による所定位置検出よりモータ32の作動が停止された後には、モータ32の作動の作動を伴わない単なる点灯あるいは点滅表示を行わせることもできる。後者の作動は、たとえば暗闇の中で自転車の位置を確認するのに役立つ。
【0040】
なお、本実施態様では位置検出回路55と表示手段制御回路62を第3の構成要素3内に組み込んであるが、第2の構成要素2と第3の構成要素3はハーネス26によって電気的に接続されているので、図2の2点鎖線で示すように、これらの少なくとも一方を第2の構成要素2内に組み込むことも可能である。
【0041】
上記のような自転車用錠装置においては、手動でかんぬき33が施錠方向に移動され、ばね44により付勢されているロックレバー40の先端爪部42が切り欠き39に嵌入・係合することにより施錠が完了する。解錠時には、第1の構成要素1から識別信号を含む所定の電波が送信され、第2の構成要素2で受信されて、識別信号を確認した後、アクチュエータ制御回路16を介して、第3の構成要素3に組み込まれたモータ32が駆動され、減速機構49、偏心カム52を介してロックレバー40が揺動され、先端爪部42と切り欠き39との係合が解除される。係合が解除されると、かんぬき33はスプリング36によって引っ張られているので、かんぬき33は自動的に解錠方向に移動され、ストッパ37に係止されて所定の解錠完了位置で停止する。このとき、偏心カム52は図1に示した原点位置(初期位置)に達しており、ロックレバー40はばね44により付勢されているので、ロックレバー40が揺動されて先端爪部42が切り欠き38に嵌入・係合し、図1の状態になる。したがって、解錠操作として、第1の構成要素1からの電波送信による遠隔操作が可能となる。
【0042】
また、上記のような自転車用錠装置においては、金属製基体35を覆うケース63は樹脂からなっているので、錠本体31ひいては自転車用錠装置の軽量化を達成できる。また、ケース63は射出成形等により容易に一体成形することができるので、加工性、設計上の自由度を向上することができる。さらに、ケース63には、成形と同時に、着色等の表面装飾を施すことができるので、従来の塗装工程等を省略しつつ、意匠性を大幅に向上することができる。
【0043】
さらに、このような自転車用錠装置全体は、互いに別体に構成された第1の構成要素1、第2の構成要素2、第3の構成要素3から構成されるので、とくに従来一体化部品として構成されていた第2の構成要素2と第3の構成要素3が機械的に分割された構成とされ、各構成要素は小型に形成される。したがって、各部品の取扱いが大幅に容易化され、第2の構成要素2と第3の構成要素3を実際に自転車に取り付ける際の作業性が大幅に向上される。
【0044】
また、第2の構成要素2と第3の構成要素3はハーネス26によって電気的に接続されているので、電気部品、とくに基板の大部分や電源を第2の構成要素2内に収納することが可能になる。したがって、これら電装部品を、機械的な作動部を主体とする第3の構成要素3から分離して搭載でき、電装部品の組み込みや取扱いが容易になるとともに、電装部品を外部環境や外力に対し適切に保護することができる。また、とくに、電源17(電池)の収納部を容易に独立した室に形成可能となるので、その交換を容易化でき、かつ、交換の際に他の電装部品や機械的要素に何ら影響を及ぼさないようにすることができる。
【0045】
さらに、第2の構成要素2と第3の構成要素3を分割構成としたことで、各要素毎のメンテナンスや交換も可能となり、保守性も大幅に向上する。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自転車用錠装置によれば、錠本体の加工性、意匠性の向上、軽量化の要請に機動的に対応できる。さらに、遠隔操作により解錠可能な自転車用錠装置においては、上記効果に加え第2の構成要素2と第3の構成要素3を分割構成とし、これらをハーネスを介して電気的に接続した構成とすることにより、各部品を小型化して各部品の取扱いや取り付けを大幅に容易化でき、また、電源を第2の構成要素2内に収納することにより、その交換性を向上でき、さらに、各構成要素のメンテナンス性や交換性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る自転車用錠装置の全体構成図である。
【図2】図1の装置のブロック図である。
【図3】図1の装置を自転車に取り付けた状態を示す概略構成図である。
【図4】図1の装置の第1の構成要素の外観正面図である。
【図5】図1の装置の基体部を覆うケースの平面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う部分拡大断面図である。
【図7】図5のケースの部分拡大断面図である。
【図8】図7とは別の態様のケースの部分拡大断面図である。
【図9】図4のIX−IX線に沿う部分拡大断面図である。
【図10】従来の自転車用錠装置の錠本体の部分断面図である。
【符号の説明】
1 第1の構成要素
2 第2の構成要素
3 第3の構成要素
4 電波
5 送信手段
6 送信手段用電源
7 スイッチ手段
8 送信用アンテナ
10 スペアキー
11 受信用アンテナ
12 受信手段
13 (比較)判定手段
14 (第1の)制御手段
15 ラッチ回路
16 アクチュエータ制御回路
17 電源(電池)
18 第2の制御手段
19 電源電圧検出回路
20 最低電圧設定回路
21 電圧比較手段
24 受信アンテナ部分のカバー部
25 筒状部材
26 ハーネス
31 錠本体
32 電動アクチュエータ(モータ)
33 かんぬき
34 枠体
35 基体
36 コイルスプリング
37 ストッパ
38、39 切り欠き
40 連桿体(ロックレバー)
41 支点
42 先端爪部
43 他方の分岐端部
44 ばね
45 シリンダ錠
46 ばね
47 カム
48 ロックレバーの他端部
49 減速機構
50 ウォームギア
51 歯車群
51a 最終歯車
52 偏心カム
53 原点マーク
54 マイクロスイッチ(位置検出手段)
55 位置検出回路(基板)
61 表示手段
62 表示手段制御回路
63 ケース
64、65 門型のかんぬきガイド
66 係合用穴
67 係合用突起
68 さぐり防止壁
69 長穴
70 駆動手段
71 補強部材
72 挟持用突起
73 壁
74 ストッパ金具

Claims (12)

  1. a)金属製基体部と、馬蹄形に形成され、先端が金属製基体部の外部に突出する施錠方向と、該突出された先端が金属製基体部の内部に戻される解錠方向とに摺動可能に収容されたかんぬきと、金属製基体部と前記かんぬきを覆うケースとを備えた錠本体と、b)前記かんぬきを少なくとも解錠方向に作動させる電動アクチュエータを備えた駆動手段を有する自転車用錠装置において、前記駆動手段を、前記かんぬき側の一端が二股に分岐され、一方の先端爪が前記かんぬきの外周面に形成されたきり欠きに嵌入、係合され、他方の先端爪に前記一方の先端爪を前記かんぬき側に付勢するばねが設けられた連桿体と減速機構とを有し、作動信号に基づいて作動する電動アクチュエータを備えた手段から構成するとともに、前記ケースを樹脂から形成し、前記金属製基体部と前記ケースとの接続部を、金属製基体部の側壁に設け、かつ、該接続部には、前記金属製基体部と前記ケースとが互いに係合する係合部を設けたことを特徴とする自転車用錠装置。
  2. 前記金属製基体部のかんぬきの突出口、および該突出口に対向して設けられ外部に突出されたかんぬきの先端が挿入される金属製基体部の挿入口に門型のかんぬきガイドを有し、前記ケースが該ガイドに固定されている、請求項1の自転車用錠装置。
  3. 前記ケースに金属製の補強部材が付設されている、請求項1または2の自転車用錠装置。
  4. 前記金属製基体部に、前記かんぬきが摺接可能なガイド部が設けられている、請求項1ないしのいずれかに記載の自転車用錠装置。
  5. 前記錠本体および電動アクチュエータを有する第3の構成要素を備え、さらに、該第3の構成要素とは別体に構成された、少なくとも識別信号を発信する送信手段を有する第1の構成要素と、送信手段からの信号を受信する受信手段、受信手段が受信した識別信号を判定する判定手段、判定手段による判定に基づいて前記電動アクチュエータに所定の作動信号を発する制御手段を有する第2の構成要素を備えている、請求項1ないしのいずれかに記載の自転車用錠装置。
  6. 前記第3の構成要素と前記第2の構成要素はハーネスにより電気的に接続されている、請求項の自転車用錠装置。
  7. 少なくとも前記電動アクチュエータ用の電源を有し、該電源が前記第2の構成要素内に収納されている、請求項またはの自転車用錠装置。
  8. 前記電動アクチュエータがモータからなる、請求項ないしのいずれかに記載の自転車用錠装置。
  9. 前記電動アクチュエータと錠本体との間に減速機構と連桿体を有している、請求項ないしのいずれかに記載の自転車用錠装置。
  10. さらに、前記電源の電圧を検出し、検出された電圧が予め定められた最低電圧以下になったとき前記作動信号の発信を停止する第2の制御手段を有する、請求項の自転車用錠装置。
  11. さらに前記かんぬきの解錠完了を検出する解錠完了検出手段を有し、該解錠完了検出手段からの信号に基づき、前記電動アクチュエータの作動を停止する、請求項ないし10のいずれかに記載の自転車用錠装置。
  12. 前記第2の構成要素に前記受信手段のアンテナが内蔵され、少なくともアンテナ部分のカバーが樹脂で構成されている、請求項ないし11のいずれかに記載の自転車用錠装置。
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