JP4156541B2 - タイヤ組立方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車輪において、タイヤをディスクホイールに馴染みよく組み付けるようにしたタイヤ組立方法及び装置に関するものである。
自動車等の車輪においては、タイヤのビード縁がディスクホイールの係合縁に馴染みよく組み付けられていないと走行時の振動による乗り心地を悪くし操縦性にも悪影響を及ぼす。そのため、タイヤ組立においては馴染み加工を行っている。
従来の馴染み加工方法について図5〜図7により説明する。図5で示す第1工程でタイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4に係合した車輪を下封入釜50上に載置し下封入釜50の外周縁50aをタイヤ1の下側となっているサイドウォールに密接すると共に押圧してディスクホイール3の係合縁4から解離80し、密封状態となっいる下封入釜50内に所要圧のエアを注入して前記解離80しているビード縁2からタイヤ1内にエアを充填することによりタイヤ1の上側となっているビード縁2をディスクホイール3の係合縁4に圧接70する。
次ぎに、図6で示す第2工程で下封入釜50内のエアを放出してタイヤ1内のエアを抜き前記上側のビード縁2のディスクホイール3の係合縁4への圧接状態を解除する。
さらに、図7の第3工程で上封入釜60の外周縁60aをタイヤ1の上側となっているサイドウォールに密接すると共に押圧してディスクホイール3の係合縁4から解離し、密封状態となっいる上封入釜50内に所要圧のエアを注入して前記解離しているビード縁2からタイヤ1内にエアを充填することによりタイヤ1の下側となっているビード縁2をディスクホイール3の係合縁4に圧接する。
このような第1工程から第3工程を適宜繰り返し行うことにより、上下のビード縁2はディスクホイール3の係合縁4に圧接と解離が繰り返されて馴染みよくするのである。
しかしながら,上記の従来方法では、上下のビード縁2の圧接と解離工程を交互に行っているため馴染み加工作業時間が長くかかり能率向上に問題があった。
特開2003−11629公報
本発明は、上下のビード縁の圧接と解離工程を同時に行うことを可能とし馴染み加工作業時間を短縮して能率向上したタイヤ組立方法及び装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の方法は、請求項1に記載の通り、ディスクホイールにタイヤを組み付けた車輪を横向きにして上下の封入釜で前記タイヤを気密状に挟み前記封入釜内にエアを注入して封入釜内とタイヤ内とを等圧状態にする第1工程と、前記封入釜内のエアを抜いてタイヤのビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接する力を発生させる第2工程と、前記封入釜内にエアを注入して再び封入釜内とタイヤ内とを等圧状態にする第3工程と、前記封入釜内に備えられているシリンダによりタイヤの上下ビード縁をディスクホイールの係合縁から解離する第4工程とから成ることを特徴とするものである。
上記の目的を達成するための本発明の装置は、請求項2に記載の通り、封入釜昇降用シリンダによって上下両方若しくは上下何れか一方が固定で他方が可動とし、ディスクホイールにタイヤを組み付けた横向きの車輪の前記タイヤを気密状に挟みエアの注入及び排出口を備えた上下一対の封入釜と、前記封入釜内に前記タイヤの上下ビード縁を押圧してディスクホイールの係合縁から解離するビード解離用シリンダとを備えたことを特徴とするものである。
本発明によると、第1工程で上下封入釜内においてタイヤ内と上下封入釜内との圧力を等圧とした状態で第2工程で上下封入釜内のエアを抜くことによりタイヤ内のエア圧力で上下のビード縁をディスクホイールの係合縁に同時に圧接し、第3工程で再びタイヤ内と上下封入釜内との圧力を等圧とした状態で第4工程でビード解離用シリンダによりタイヤの上下ビード縁をディスクホイールの係合縁から同時に解離するため馴染み加工作業時間を短縮して能率向上の効果を有している。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1において、1はタイヤであり、そのビード縁2はディスクホイール3の係合縁4に組み付けられており、タイヤ1をディスクホイール3に馴染みよく組み付ける前の自動車等の車輪である。
5は下封入釜であり、6は前記下封入釜5と対向している上封入釜である。この下封入釜5と上封入釜6はそれぞれ封入釜昇降用シリンダ7、8によって上下方向に作動するようになっており、エアの注入及び排出口9,10を備えている。また、下封入釜5と上封入釜6の周縁には前記ディスクホイール3にタイヤ1を組み付けた横向きの車輪を前記タイヤ1を気密状に挟み込むための環状押圧壁5a,6aを有している。
さらに、前記下封入釜5と上封入釜6の内部において、前記環状押圧壁5a,6aで気密状に挟み込んだタイヤ1の上下のビード縁2と対応する部位に複数のビード解離用シリンダ11、12が固設されている。
前記エアの注入及び排出口9,10は図略の高圧空気源とコントローラによって制御される電磁弁を介して接続されており、例えば、350kPa〜450kPa位いの高圧空気を注入し、これを排出して下封入釜5と上封入釜6内を低圧状態あるいは大気圧状態とするようにしている。
上記注入エアの圧力を350kPa〜450kPa位いで入れなければならないという標準の決まりがある。その理由は250kPa前後の出荷圧に対し、350kPa〜450kPa位いのエア圧で事前に注入するとビード縁2がディスクホイール3の係合縁4に良く馴染むからである。
上記の構成よりなる本発明装置によるタイヤ組立方法について説明する。図1は第1工程を示し、ディスクホイール3の係合縁4にタイヤ1のビード縁2を組み付けた車輪を横向きにして下封入釜5の環状押圧壁5aと上封入釜6の環状押圧壁6aで前記タイヤ1のサイドウォールを気密状に挟み前記下封入釜5と上封入釜6内にエアを注入して下封入釜5内と上封入釜6内の領域B及びタイヤ1内の領域Aとを例えば、350kPa〜450kPa位いで等圧状態にする。
この下封入釜5内と上封入釜6内の領域B及びタイヤ1内の領域Aとを等圧状態にエアを注入するには図4で示すように、ビード解離用シリンダ11、12を前進作動してタイヤ1の上下のビード縁2を押圧し、ディスクホイール3の係合縁4から解離した状態でエアを注入し、ビード解離用シリンダ11、12を後退作動して上下のビード縁2の押圧を解除し上下のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4に係合する。
次ぎに図2で示す第2工程でタイヤ1のビード縁2はディスクホイール3の係合縁4に圧接状態とする。すなわち、この第2工程では下封入釜5内と上封入釜6内の領域Bのエアを抜いて下封入釜5と上封入釜6内を低圧状態あるいは大気圧状態とする。これによりタイヤ1内の領域Aの方が下封入釜5内と上封入釜6内の領域Bより圧力が大きくなるため、タイヤ1のビード縁2はディスクホイール3の係合縁4に圧接する力が発生して上下4箇所タイヤ1のビード縁2は同時にディスクホイール3の係合縁4に圧接した状態となる。
上記タイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4に1度圧接しただけではタイヤ1のビード縁2はディスクホイール3の係合縁4に馴染みよく組み付けることにはならず馴染みよくするためにはタイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4から解離して圧接して、再度圧接する必要がある。
そこで、図4で示す第3工程では図1の第1工程のように下封入釜5と上封入釜6内にエアを注入して下封入釜5内と上封入釜6内の領域B及びタイヤ1内の領域Aとを等圧状態としてタイヤ1のビード縁2がディスクホイール3の係合縁4に圧接している力を弱めて図5で示す第4工程でタイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4から解離する。
この第3工程で再び下封入釜5内と上封入釜6内の領域B及びタイヤ1内の領域Aとを等圧状態とする理由は後述する第4工程でのタイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4からの解離を容易にするためである。
すなわち、第2工程の下封入釜5内と上封入釜6内の領域Bのエアを抜き下封入釜5と上封入釜6内を低圧状態あるいは大気圧状態では、タイヤ1のビード縁2は350kPa〜450kPa位いの圧力でディスクホイール3の係合縁4に強く圧接しており、タイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4から解離することが困難であが、下封入釜5内と上封入釜6内の領域B及びタイヤ1内の領域Aとを等圧状態とすれば小さな力でもビード縁2をディスクホイール3の係合縁4から容易に解離することができるからである。
上記第4工程ではビード解離用シリンダ11、12を前進作動してタイヤ1のビード縁2を押圧する。これにより、タイヤ1の上下のビード縁2は同時にディスクホイール3の係合縁4から解離する。この際、前記第3工程で下封入釜5と上封入釜6内にエアを注入して下封入釜5内と上封入釜6内の領域B及びタイヤ1内の領域Aとを等圧状態としてタイヤ1のビード縁2がディスクホイール3の係合縁4に圧接している力を弱めているためタイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4から容易に解離するためのビード解離用シリンダ11、12の押圧力は小さくてすみ、ビード解離用シリンダ11、12は小型のものを採用することができる。
このタイヤ1のビード縁2をディスクホイール3の係合縁4に圧接及び解離する第1〜第4工程を適宜繰り返し行うことによりタイヤ1をディスクホイール3に馴染みよく組み付けられるのであるが、本発明では上下4箇所のタイヤ1のビード縁2の圧接と解離を同時に行っているため、馴染み加工作業時間を短縮して能率向上したタイヤ組立方法及び措置が得られるのである。
本発明の設計変更例として、上記では下封入釜5と上封入釜6の両方を封入釜昇降用シリンダ7、8で作動しているが、下封入釜5と上封入釜6の何れか一方を固定し他方を可動とする構成でも本発明を適用することができる。
本発明の第1工程を示す断面図 本発明の第2工程を示す断面図 本発明の第3工程を示す断面図 本発明の第4工程を示す断面図 従来の第1工程を示す断面図 従来の第2工程を示す断面図 従来の第3工程を示す断面図
符号の説明
1 タイヤ
2 ビード縁
3 ディスクホイール
4 係合縁
5 下封入釜
5a 環状押圧壁
6 上封入釜
6a 環状押圧壁
7 封入釜昇降用シリンダ
8 封入釜昇降用シリンダ
9 エア注入及び排気口
10 エア注入及び排気口
11 ビード解離用シリンダ
12 ビード解離用シリンダ

Claims (2)

  1. ディスクホイールにタイヤを組み付けた車輪を横向きにして上下の封入釜で前記タイヤを気密状に挟み前記封入釜内にエアを注入して封入釜内とタイヤ内とを等圧状態にする第1工程と、前記封入釜内のエアを抜いてタイヤのビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接する力を発生させる第2工程と、前記封入釜内にエアを注入して再び封入釜内とタイヤ内とを等圧状態にする第3工程と、前記封入釜内に備えられているシリンダによりタイヤの上下ビード縁をディスクホイールの係合縁から解離する第4工程とから成ることを特徴とするタイヤ組立方法。
  2. 封入釜昇降用シリンダによって上下両方若しくは上下何れか一方が固定で他方が可動とし、ディスクホイールにタイヤを組み付けた横向きの車輪の前記タイヤを気密状に挟みエアの注入及び排出口を備えた上下一対の封入釜と、前記封入釜内に前記タイヤの上下ビード縁を押圧してディスクホイールの係合縁から解離するビード解離用シリンダとを備えたことを特徴とするタイヤ組立装置。
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