JP2002087033A - タイヤのフィッティング装置 - Google Patents
タイヤのフィッティング装置Info
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Abstract
確実に除去する。 【解決手段】 タイヤ1のビード部4を両側から下シー
ル部14及び上シール部17で押さえて外部とをシール
する押さえ具15を備え、押さえ具15の内部にエア注
入する注入管23と、押さえ具15の内部を吸引してタ
イヤ1のビード部4をリム6の着座面7に強制的に着座
させる吸引管24とを切換弁22を介して配管21に接
続し、注入管23からタイヤ1に内圧を充填した後に吸
引管24で吸引してビード部4をリム6の着座面7に強
制的に着座させ、ビード部4の近傍だけを押さえてタイ
ヤ1の内圧の充填とエア溜まりの除去を同一行程で行
い、ホイール5にタイヤ1を装着する際に大がかりな装
置にすることなくエア溜まりの確実な除去を可能にす
る。
Description
を装着するタイヤのフィッティング装置に関する。
リム(ホイール)に嵌合されている。ホイールの着座面
とタイヤビード部を隙間なく嵌合させることで、タイヤ
がホイールの所定位置に位置決めされた状態で強固に嵌
合される。これにより、ホイールの所定位置にタイヤが
組付けられ、走行時における車体振動やステアリングシ
ミー等が防止されている。
部の形状と一致して規格に沿って形成されている。しか
し、タイヤビード部を挿入する際に、着座面とタイヤビ
ード部の間にエアが介在することが避けられず、タイヤ
に内圧を充填した際にエアの逃げ場がなくなりエア溜ま
りが生じてしまう。ホイールとタイヤビード部の間にエ
ア溜まりが生じるとタイヤビード部がビードシート部の
所定の位置におさまらず、RFV(ラジアルフォースバ
リエーション)やLFV(ラテラルフォースバリエーシ
ョン)が大きくなり、また、走行中にタイヤビード部が
いざりタイヤバランスが大きくなることで走行時の振動
に悪影響を及ぼしてしまう。
示されるように、タイヤの一方のビード部を押さえて内
圧を充填するインフレータに、真空ポンプを接続してタ
イヤのビード部とホイールのリム面との間のエア抜きを
行い、エア抜きを行った後に内圧を規定圧力にする技術
が開示されている。
1 号公報に開示された技術では、タイヤの一方のビード
部側のエア抜きを行った後に内圧を規定圧力にするよう
になっているので、内圧を規定圧力にする際にエア溜ま
りが生じる虞があり、エア溜まりを確実に除去すること
はできない、といった問題が生じる。
で、ホイールにタイヤを装着する際に大がかりな装置に
することなくエア溜まりを確実に除去するこができるタ
イヤのフィッティング装置を提供することを目的とす
る。
の本発明の請求項1に係るタイヤのフィッティング装置
は、タイヤのビード部を両側から押さえて外部とをシー
ルするタイヤ押さえ具を備え、タイヤ押さえ具の内部を
吸引して内圧が充填されたタイヤのビード部をホイール
のリムに強制的に着座させる吸引手段とを備え、吸引手
段によりビード部をリムに強制的に着座させることで、
ビード部近傍だけを押さえてエア溜まりを確実に除去す
るようにしたものである。
2に係るタイヤのフィッティング装置は、タイヤのビー
ド部を両側から押さえて外部とをシールするタイヤ押さ
え具と、タイヤ押さえ具の内部にエア注入する注入手段
と、タイヤ押さえ具の内部を吸引してタイヤのビード部
をホイールのリムに強制的に着座させる吸引手段とを備
え、注入手段によりタイヤに内圧を充填した後に吸引手
段によりビード部をホイールのリムに強制的に着座させ
ることで、ビード部近傍だけを押さえて内圧の充填とエ
ア溜まりの確実な除去を行うようにしたものである。
と吸引手段は切換弁を介して一つの配管によりタイヤ押
さえ具の内部に接続され、内圧の充填とエア溜まりの除
去とを切換弁の切り換えにより行うようにしたものであ
る。
態例に係るタイヤのフィッティング装置の概略構成を示
してあり、図1はタイヤの内部にエアを注入している状
態、図2はビード部を着座させた状態である。
2の両端にサイドウォール部3が備えられ、サイドウォ
ール部3の径方向内側端にタイヤビード部としてのビー
ド部4が備えられている。ビード部4がホイール5のリ
ム6の着座面7に嵌合してタイヤ1がホイール5に装着
される。フィッティング装置11によりタイヤ1への内
圧の充填及びビード部4の着座面7への着座が実施され
る。
しないベース部材に支持されるホイール受けテーブル1
2が設けられ、ホイール受けテーブル12にはセンター
シャフト13が設けられている。ホイール受けテーブル
12の上面周縁には円周状に下シール部14が設けら
れ、ホイール5がセンターシャフト13に挿入された状
態でホイール受けテーブル12上に載置されると共に、
タイヤ1のビード部4の図中下面が下シール部14に支
えられる。
具15が昇降装置16(油圧シリンダ駆動、エアシリン
ダ駆動、送り機構等の機械駆動)を介して昇降自在に設
けられ、押さえ具15は図示しないガイド等を介してホ
イール受けテーブル12に対して同心状態で昇降する。
押さえ具15の下側の周縁には円周状に上シール部17
が設けられ、上シール部17はホイール受けテーブル1
2の下シール部14と対向して設けられている。押さえ
具15を下降させることで、タイヤ1のビード部4の図
中上面における下シール部14で支えられている部位に
対向する箇所が上シール部17で押圧される。
ヤ1のビード部4が両側から押さえられ、ホイール受け
テーブル12及び押さえ具15で囲まれる空間(ビード
部4から中心側のタイヤ1)が下シール部14及び上シ
ール部15を介して外部からシールされる。即ち、タイ
ヤ押さえ具が構成されている。
れ、配管21は切換弁22を介して注入管23と吸引管
24とが分岐している。注入管23にはエア供給装置2
5が接続され、エア供給装置25から配管21にエアが
圧送される(注入手段)。吸引管24には図示しない真
空ポンプにつながる吸引タンク26が接続され、吸引タ
ンク26により配管21からエアが吸引される(吸入手
段)。
部4を押圧した状態で切換弁22の切り換えにより配管
21を注入管23に接続することで(図1の状態)、リ
ム6とビード部4との隙間からタイヤ1にの内部にエア
が送られて内圧が充填されるようになっている。また、
押さえ具15を所定位置に上昇させた状態で切換弁22
の切り換えにより配管21を吸引管24に接続すること
で(図2の状態)、リム6の着座面7とビード部4の間
を吸引してエア抜きが行われるようになっている。
21で切換弁22を介して注入手段と吸入手段を押さえ
具15に接続したが、注入手段と吸入手段を個別の配管
により押さえ具15に接続することも可能である。ま
た、図示のフィッティング装置11は、注入手段を備え
た構成となっているが、注入管23を設けずに吸入手段
だけを設けてリム6の着座面7とビード部4の間の吸引
だけを行うようにしてもよい。この場合、内圧の充填が
終了したタイヤ1がエア抜きされる。
の圧力を検出する圧力検出計、29は押さえ具15が下
降した際にホイール5に当接することで下降位置を計測
する高さ計測計である。また、押さえ具15の昇降指
令、切換弁22の切り換え動作指令、エア供給装置25
及び吸引タンク26側の動作指令は、図示しない制御装
置の指令により予め決められた手順で圧力検出計28や
高さ計測計29の情報や各種動作情報に応じて統合的に
行われるようになっている。このため、以下で示す作用
は、ホイール5に装着されたタイヤ1が搬入された後に
自動的に実施される。
を説明する。
れ、ホイール5がセンターシャフト13に挿入された状
態でホイール受けテーブル12上に載置されると共に、
タイヤ1のビード部4の図中下面が下シール部14に支
えられる。この状態で昇降装置16により押さえ具15
を所定位置まで下降させると、図1に示すように、上シ
ール部15でタイヤ1の図中上面のビード部4が押圧さ
れてビード部4とリム6の間に隙間が生じる。
注入管23を連通させ、エア供給装置25により配管2
1を介して押さえ具15の内部にエアを圧送する。押さ
え具15の内部にエアを圧送することで、ビード部4と
リム6の間からタイヤ1内にエアが供給される。
ると昇降装置6により押さえ具15を所定位置に上昇さ
せ、ビード4とリム部6が嵌合される。そして、切換弁
の22の切り換えにより配管21と吸引管24を連通さ
せて押さえ具15の内部を吸引する。これにより、タイ
ヤ1に内圧が充填された後、吸引によりビード部4がリ
ム6の着座面7に強制的に着座する(図2の状態)。
管21と注入管23を連通させてエア供給装置25によ
り押さえ具15の内部にエアを圧送することで、ビード
部4の近傍だけを押さえて、タイヤ1の内圧を充填する
ことができると同時に、切換弁の22により配管21と
吸引管24を連通させて押さえ具15の内部を吸引する
ことで、ビード部4をリム6の着座面7に強制的に着座
させることができる。このため、タイヤ1の内圧の充填
とビード部4の着座をビード部4の近傍だけを押さえる
だけの構成で、同一行程で処理することができる。ま
た、押さえ具15の内部を吸引することでビード部4が
着座面7に強制的に引き寄せられて着座されるため、装
置を大型化することなくビード部4の近傍だけを押さえ
るだけの構成でエア溜まりを除去して確実に着座させる
ことができる。しかも、切換弁22を介して一つの配管
21を注入手段と吸引手段に接続したので、配管構成が
複雑になることがない。
が組み付けられることになり、走行時における車体振動
やステアリングシミー等を防止することが可能になる。
ング装置は、タイヤのビード部を両側から押さえて外部
とをシールするタイヤ押さえ具を備え、タイヤ押さえ具
の内部を吸引して内圧が充填されたタイヤのビード部を
ホイールのリムに強制的に着座させる吸引手段とを備
え、吸引手段によりビード部をリムに強制的に着座させ
るようにしたので、ビード部近傍だけを押さえてエア溜
まりを確実に除去することができる。この結果、ホイー
ルにタイヤを装着する際に大がかりな装置にすることな
くエア溜まりを確実に除去することが可能になる。
グ装置は、タイヤのビード部を両側から押さえて外部と
をシールするタイヤ押さえ具と、タイヤ押さえ具の内部
にエア注入する注入手段と、タイヤ押さえ具の内部を吸
引してタイヤのビード部をホイールのリムに強制的に着
座させる吸引手段とを備え、注入手段によりタイヤに内
圧を充填した後に吸引手段によりビード部をホイールの
リムに強制的に着座させるようにしたので、ビード部近
傍だけを押さえてタイヤの内圧の充填とエア溜まりの除
去が行える。この結果、ホイールにタイヤを装着する際
に大がかりな装置にすることなく内圧の充填とエア溜ま
りの確実な除去が可能になる。
ッティング装置は、注入手段と吸引手段は切換弁を介し
て一つの配管によりタイヤ押さえ具の内部に接続され、
内圧の充填とエア溜まりの除去とを切換弁の切り換えに
より行うようにしたので、配管等の構造を複雑にするこ
となく内圧の充填とエア溜まりの確実な除去が可能にな
る。
ィング装置の概略構成図。
ィング装置の概略構成図。
Claims (3)
- 【請求項1】 ホイールにタイヤを装着するフィッティ
ング装置において、前記タイヤのビード部を両側から押
さえて外部とをシールするタイヤ押さえ具と、前記タイ
ヤ押さえ具の内部を吸引して内圧が充填された前記タイ
ヤの前記ビード部を前記ホイールのリムに強制的に着座
させる吸引手段とを備えたことを特徴とするタイヤのフ
ィッティング装置。 - 【請求項2】 ホイールにタイヤを装着するフィッティ
ング装置において、前記タイヤのビード部を両側から押
さえて外部とをシールするタイヤ押さえ具と、前記タイ
ヤ押さえ具の内部にエア注入する注入手段と、前記タイ
ヤ押さえ具の内部を吸引して前記タイヤの前記ビード部
を前記ホイールのリムに強制的に着座させる吸引手段と
を備え、前記注入手段により前記タイヤに内圧を充填し
た後に前記吸引手段により前記ビード部を前記ホイール
のリムに強制的に着座させるようにしたことを特徴とす
るタイヤのフィッティング装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記注入手段と前記
吸引手段は切換弁を介して一つの配管により前記タイヤ
押さえ具の内部に接続されていることを特徴とするタイ
ヤのフィッティング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000284755A JP3807212B2 (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | タイヤのフィッティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002087033A true JP2002087033A (ja) | 2002-03-26 |
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Family Applications (1)
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- 2000-09-20 JP JP2000284755A patent/JP3807212B2/ja not_active Expired - Fee Related
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