JPS63278806A - 空気入りタイヤの製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明はグリンタイヤを加硫成形する方法及びそれに用
いる装置に関するものである。

（従来の技術〕 金型内にグリンタイヤを装填し、グリンタイヤ内でブラ
ダーを膨張させてグリンタイヤを金型内面に押圧し、加
熱及び加圧によりタイヤの加硫成形が行われるが、この
際グリンタイヤと金型内面の間に空気が残留すると、成
形されたタイヤ表面に残留空気の痕跡がいわゆるベアと
して残□す、タイヤの商品価値が低下する。

成形時に金型とグリンタイヤ間の空気の残留を防止する
ために、金型内面から外部に通ずるベシトホールを極め
て多数設け、金型内を流動するｊムにより空気を排出す
る方法が行われ、また加硫成形に先立って金型全体を真
空に排気する方法（特開昭４８−２６８７２号）が提案
されている。

（発明が解決しようとする問題点〕 上記のベシトホールを多数設ける方法では、タイヤのト
レ・シドパターシ上で溝により区割されるリプ又はブロ
ックを成形する金型の部分はそれぞれ独立した凹所とな
っているため、ここに空気が閉じ込められると必ずベア
を発生するから、このような金型の凹所にはそれぞれ１
個又は２個以上のベシトホールを設ける必要があり、金
型全体では極めて多数のベシトホールを必要とする。そ
して成形時にベシトホール内に流入したコムは、成形さ
れたタイ′ｐ表面に針状のコムよりなるスピユーとして
林立し、タイヤの仕上工程でこれを切除する必要があり
、仕上コストが嵩む。

一方加硫に先立って金型を真空に排気する方法は、排気
のために充分な吸引容量の排気装置と大きな動力を要し
、又、ベアが発生しない程度に充分な真空変進排気する
ためには、長時間の排気時間がか＼す、加硫工程の周期
時間が長くなり、加硫工程の生産性が低下する〇 従って本発明はベシトホールを大幅に減少させて、成形
タイヤ表面に生ずるスピユーの数を少くして仕上コスト
を削減すると共に、小さい容量の減圧装置を用い短時間
で金型内を排気してタイヤの加硫工程の生産性を向上さ
せ、タイヤ表面のベアの発生を皆無とするタイヤの成形
方法とそれに用いる装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は次のような本発明の方法及び装置により達成
される０即ち本発明は複数個に分割可能な金型内にグリ
ンタイヤを装填し、グリシタイセ内に挿入したブラダー
を膨張させつつ該金型の分割片を互に気密に接合し、金
型内面の適数個所から金型外の排気管に通ずるベシトホ
ールを経て、金型内面とグリンタイヤの間の空気を所定
の減圧度迄排気し、同時に該ブラダーを更に膨張させ、
グリシタイヤを金型内面に押圧、加熱して、加硫成形す
る空気入りタイｐの製造方法を要旨とする。

次に図面により本発明の方法及びその方法を実施するた
めの装置の実施例について詳しく説明するＯ 第１図は本発明のタイヤ加硫成形装置の主要部の断面図
である。＋１）は金型であって、上型（ｌＢ）と下型（
１ｂ）の２つの部分に分割可能となっている。

上型（１ａ）及び下型（１ｂ）内のタイヤのトＬ／　’
９ド部分を成形する部分には、内側にトレッドパターシ
を刻設した環状体よりなるトレッドリシグ（２）がそれ
ぞれ嵌着されている。

上型（１ａ）と下型（１ｂ）は互にぴったりと嵌合し、
その接合面の外周部に設けられた環状のパラ士シＩ）１
３１により嵌合面の気密性が保たれるようになっている
。（４）は上型（ｌａ）及び下型（１ｂ）内に水平方向
に設けた横排気孔であり、上型及び下型にそれぞれ放射
状に２本乃至４本ずつ設けられる。横排気孔（４）の先
端部から金型内面（５）に通ずるベシトホールＨが穿孔
され、横排気孔（４）の出口はプラグ（６）により封止
されている。

上型と下型の横排気孔（４）を互に縦方向に連通ずる縦
排気孔（７）が上下の金型〔１ａ〕、（ｌｂ）及びこれ
に嵌合したトレッドリシＩ）［２＋を貫通して設けられ
る。

上下のトレッドリシグ（２）の接合面には上記縦排気孔
（７）に交わるように環状溝（８）が設けられ、上下の
金型が密閉されたときに環状排気孔（９）を形成する。

トレッドリシグ（２）と上型（ｌａ）又は下型（１ｂ）
との嵌合部には間隙−があり、その間隙（１０）は連通
孔（１１）により縦排気孔（７）に連通する。トし・ソ
ドリシグ（２）の内面のタイヤのトレッドバターシ成形
部分から前記間隙−に通ずるベントホールθ□□□がト
レ・シドパターシのリプ又はブロック毎にそれぞれ設け
られている。縦排気孔（７）の一部から金型の外部に通
ずる排気口Ｑ１が設けられ、排気管（１４）を経て排気
装置（１６）に繋がれる＠（１１は成形すべきグリンタ
イヤであり、０ηはりリシタイヤを内側から押拡げるづ
ラターである。

（作用〕 次に図面の装置を用いてタイヤを加硫成形する方法を説
明する０第１図に示すように上下に分割した金型１１＋
内にグリンタイヤ（１＠を装填し、その内側にブラダー
（ｌηを装着する＠次いでブラダーに加圧流体を圧入し
てこれを膨張させ、グリシタイセを押拡け、グリコタイ
ｐと金型１１）及びトｂツドリシタ（２）内面の間の空
ｌ！１！をできるだけ小さくしつ＼上型（１ａ）と下型
（１ｂ）を近接させ、パッ＋シ／）（３）を介して第２
図に示すように気密状態に互に嵌合する。このとき金型
の内周部の密封は、グリンタイヤのピード部（１１１９
がブラダー（Ｉ７）により金型内面に押圧されて密着し
、自動的に気密が保たれるようになっている。

第２図に示すように金型の密閉が完了した時点で既にグ
リンタイヤと金型内面との間の空隙（Ｉ９）は極めて小
さくなっている。金型の密閉後、減圧装置により金型内
を排気する。トレッド部の空隙に残留する空気はベシト
ホール（１２１から間隙（！Ｏ）、縦排気孔（７）、環
状排気孔（９）、排気口（１３）を経て排出される。金
型を閉鎖しつ＼グリシタイセをづラターにより膨張させ
ていくと、先ずグリシタイセの最大幅位置−から金型内
面に接触し、シ３ルタ一部に向って接触面が拡大して、
サイドウオール部の空気を押出すので、この部分には金
型閉鎖時には殆ど空気は残留していない。

従ってタイヤの最大幅位置からシ３ルタ一部の間にはベ
シトホールを設ける必要がない〇一方タイセ最大幅位置
−からピード部（１８）の間はグリシタイセが最大幅位
置からピード部に向って金型内面との接触面を拡大して
いくので、この間の空気はピード部と金型の間のシール
部により閉じ込められることになり、ベシトホールが必
要である。しかしこの部分の排気のためにはタイ１の片
面の周上に２〜４個所に等間隙にベントホール＠ｌ）を
設けるのみで十分であり、その空気はベシトホール（２
１）、横排気孔（４）及び縦排気孔（７）を通り、トレ
ッド部からの排気と合流して排気される。

（発明の効果） 本発明のタイヤ製造方法及び装置によれば、金型を密閉
する時点で金型とグリンタイヤの間に残留する空気は極
めて少量となっているので、この少量の空気のみをベシ
トホールを通じて減圧装置により排気すればよく、減圧
装置の排気容量は小さくてすみ、排気時間を極めて短縮
することができる。排気に要するベシトホールはピード
部近傍に片側に２〜４本と、トレッド部のブロック毎に
１本ずつ設ければよく、少数のベシトホールのみで充分
に排気することができ、成形されたタイヤ表面のベント
ホール跡であるスピｌ−の数゛を大幅に減少させ、タイ
ヤの仕上工程を簡略化することができる。

更にグリシタイセと金型内面の間の残留空気を充分に排
気し得るので、成形されたタイヤの表面にペアの発生の
虞れがなく、製品のタイヤの品質が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明のタイヤ加硫成形装置の要部
の断面図である。 ｆｉ＋・・・金型　　　　　　（１ａ）・・・上型（１
ｂ）・・下ｆｆ　　　　　　（２１・ｈレツドリシグ（
３）・・・パッ＋シ／）ｆｌ・・・横排気孔（５）・・
・金型内面　　　　（６）・・・プラグ（７）・・・縦
排気孔　　　　（８）・・・環状溝（９）・・・環状排
気孔　　　（１０）・・・間隙（ＩＩ）・・・連通孔＋
１２）　・・・ベシトホール（１：１・・・排気口　　
　　　（１４）・・・排気管Ｑ５１・・・排気装置　　
　　（Ｉ曖・・・グリンタイヤ（ｌη・・・ブラダーＱ
８）・・・ピード部Ｈ・・・空隙　　　　　　痢・・・
最大幅位置＠ｌ）・・・ベントホール 特許出願人　東洋コム工業株式会社 代理人弁理士　小　　山　　義　　之 （１）・・・金型（２１−１−レッドリシグ１３）・・
・バッ＋シＩ）＋４１・・・横排気孔（５）・・・金ノ
ｌｉ９内面　　　　（６）・・・づラダ１７１・・・縦
排気孔　　　　＋８１・・・環状溝（９）・・・環状排
気孔　　　（１０）・・・間隙、１１１・・・連通孔（
１２１・・・ベントホールＱ３１・・・排気口　　　　
　（１４１・・・排気管１１５）・・・排気装＠（１φ
・・・グリシタイｐｉ１７１・・・づラダー　　　　　
（＋８！・・・じ−ド部吐・・・墾隙　　　　　　（２
））・・・最大幅位置（２１１・・・ベシトホール 第イ図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個に分割可能な金型内にグリンタイヤを装填
   し、グリンタイヤ内に挿入したブラダーを膨張させつつ
   該金型の分割片を互に気密に接合し、金型内面の適数個
   所から金型外の排気管に通ずるベントホールを経て、金
   型内面とグリンタイヤの間の空気を所定の減圧度迄排気
   し、同時に該ブラダーを更に膨張させ、グリンタイヤを
   金型内面に押圧、加熱して加硫成形することを特徴とす
   る空気入りタイヤの製造方法。
2. （２）複数個に分割可能なタイヤ成形用金型と、分割さ
   れた該金型を互に気密に接合する密封手段と、金型内に
   装填したグリンタイヤを内側から金型に押圧するブラダ
   ーと、金型内面の適数個所から排気管に連通するベント
   ホールと、排気管を介して金型内を所定圧に排気する排
   気装置を備えたタイヤ加硫成形装置。