JP4155766B2 - 自動販売機の内扉用ヒンジ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機の本体枠と外扉の内側に位置する内扉とのいずれか一方に第1ヒンジ手段が、他方に第2ヒンジ手段が設けられて、前記内扉が前記本体枠に対して上下方向軸心周りに回動開閉自在に、かつ、脱着自在に構成されている自動販売機の内扉用ヒンジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機の内扉は、商品補充時などに開閉する必要があり、また、メンテナンス時などには、メンテナンスを容易にするために取り外す必要もあり、当然、取り外した内扉を再び取り付ける必要もある。
そこで、従来、第1ヒンジ手段と第2ヒンジ手段を共に円筒状金具で構成し、その両円筒状金具間に頭部付きピン部材を挿通することにより、ピン部材を中心として上下方向軸心周りに回動開閉自在に、かつ、ピン部材を抜き取ることにより脱着できるように構成したヒンジ構造などが知られている(例えば、特開平10−105814号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のヒンジ構造では、本体枠と内扉側にそれぞれ円筒状金具が必要となり、それに加えて、両円筒状金具間に挿通するピン部材も必要で、少なくとも合計3つ部材を必要する。
さらに、内扉の開閉を円滑にするとともに、内扉の保持を確実にするため、通常、そのヒンジを少なくとも上下に一対設けることが多く、その場合には、少なくとも合計6つの部品が必要となり、部品点数の増加によってコストアップを招くおそれがある。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、部品点数の減少を図り、それによりコストアップを抑制することのできる自動販売機の内扉用ヒンジ構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
動販売機の本体枠と外扉の内側に位置する内扉とのいずれか一方に第1ヒンジ手段が、他方に第2ヒンジ手段が設けられて、前記内扉が前記本体枠に対して上下方向軸心周りに回動開閉自在に、かつ、脱着自在に構成されている自動販売機の内扉用ヒンジ構造であって、前記第1ヒンジ手段が、上下方向に幅を有するヒンジ本体部とそのヒンジ本体部から横方向に突出する係合突片を備えたヒンジ部材で構成され、前記第2ヒンジ手段が、前記ヒンジ本体部と係合突片の挿入を許容し、かつ、前記係合突片と係合してその抜け出しを阻止するヒンジ開口部で構成され、前記ヒンジ部材の係合突片を前記ヒンジ開口部に挿入した状態で、その係合突片の基部とヒンジ開口部との係合部近傍を中心として、前記内扉が上下方向軸心周りに回動開閉するように構成されていてもよい。
【0006】
上記構成によれば、第1ヒンジ手段が、上下方向に幅を有するヒンジ本体部とそのヒンジ本体部から横方向に突出する係合突片を備えたヒンジ部材で構成され、第2ヒンジ手段が、前記ヒンジ本体部と係合突片の挿入を許容し、かつ、係合突片と係合してその抜け出しを阻止するヒンジ開口部で構成されているので、内扉用ヒンジ構造は、ヒンジ部材とヒンジ開口部との2つの部材で構成することが可能となる。
そして、ヒンジ部材の係合突片をヒンジ開口部に挿入した状態で、その係合突片の基部とヒンジ開口部との係合部近傍を中心として、内扉が上下方向軸心周りに回動開閉するように構成されているので、自動販売機の内扉に要求される回動開閉と脱着は、所望通りに行うことができ、その結果、部品点数の減少によるコストアップの抑制が可能となる。
【0007】
また、自動販売機の本体枠と外扉の内側に位置する内扉とのいずれか一方に第1ヒンジ手段が、他方に第2ヒンジ手段が設けられて、前記内扉が前記本体枠に対して上下方向軸心周りに回動開閉自在に、かつ、脱着自在に構成されている自動販売機の内扉用ヒンジ構造であって、前記第1ヒンジ手段が、上下方向に幅を有するヒンジ本体部とそのヒンジ本体部から横方向に突出する係合突片を備えたヒンジ部材で構成され、前記第2ヒンジ手段が、前記ヒンジ本体部と係合突片の挿入を許容する幅広開口部と、前記ヒンジ本体部の挿入を許容し、かつ、前記係合突片と係合してその抜け出しを阻止する幅狭開口部を備えたヒンジ開口部で構成され、前記ヒンジ部材のヒンジ本体部と係合突片を前記ヒンジ開口部の幅広開口部に挿入した状態での両者の相対的落とし込みにより、前記係合突片が前記幅狭開口部に係合して、その係合突片の基部と幅狭開口部との係合部近傍を中心として、前記内扉が上下方向軸心周りに回動開閉するように構成されていてもよい。
【0008】
上記構成によれば、第1ヒンジ手段が、上下方向に幅を有するヒンジ本体部とそのヒンジ本体部から横方向に突出する係合突片を備えたヒンジ部材で構成され、第2ヒンジ手段が、前記ヒンジ本体部と係合突片の挿入を許容する幅広開口部と、ヒンジ本体部の挿入を許容し、かつ、係合突片と係合してその抜け出しを阻止する幅狭開口部を備えたヒンジ開口部で構成されているので、内扉用ヒンジ構造は、ヒンジ部材とヒンジ開口部との2つの部材で構成することが可能となる。
そして、ヒンジ部材のヒンジ本体部と係合突片をヒンジ開口部の幅広開口部に挿入した状態での両者の相対的落とし込みにより、係合突片が幅狭開口部に係合して、その係合突片の基部と幅狭開口部との係合部近傍を中心として、内扉が上下方向軸心周りに回動開閉するように構成されているので、自動販売機の内扉に要求される回動開閉と脱着は、所望通りに行うことができ、その結果、部品点数の減少によるコストアップの抑制が可能となる。
【0009】
また、前記ヒンジ部材が、前記内扉に設けられ、前記ヒンジ開口部が、その幅広開口部を上方に幅狭開口部を下方に位置させて前記本体枠に設けられていてもよい。
【0010】
上記構成によれば、ヒンジ部材が、内扉に設けられ、ヒンジ開口部が、その幅広開口部を上方に幅狭開口部を下方に位置させて自動販売機の本体枠に設けられているので、内扉を取り外した状態において、本体枠側からのヒンジ部材の突出を回避することができる。
すなわち、突出するヒンジ部材が内扉に設けられているので、その内扉を取り外せば、本体枠側にはヒンジ開口部があるだけで、特に突出する部材もなく、したがって、内扉を取り外してのメンテナンス作業などをより一層容易に行うことができる。
【0011】
また、前記ヒンジ部材が、回動規制突片を備えていて、前記内扉の回動開き操作に伴って、その回動規制突片が前記本体枠側の被当接部に当接して前記内扉の開き角度を規制するように構成されていてもよい。
【0012】
上記構成によれば、ヒンジ部材が、回動規制突片を備えていて、内扉の回動開き操作に伴って、その回動規制突片が本体枠側の被当接部に当接して内扉の開き角度を規制するように構成されているので、内扉の開き角度を所望の角度に設定することによって、内扉が必要以上に開いて他物などに当接することが回避でき、しかも、そのための回動規制突片はヒンジ部材に設けられているので、殊更、部品点数を増やすことなく、内扉の開き角度を確実に規制することができる。
〔1〕本発明の第1特徴構成は、自動販売機の内扉用ヒンジ構造に係り、その特徴は、
自動販売機の本体枠と外扉の内側に位置する内扉とのいずれか一方に第1ヒンジ手段が、他方に第2ヒンジ手段が設けられて、前記内扉が前記本体枠に対して上下方向軸心周りに回動開閉自在に、かつ、脱着自在に構成されている自動販売機の内扉用ヒンジ構造であって、
前記第1ヒンジ手段が、上下方向に幅を有するヒンジ本体部と、ヒンジ本体部に対してほぼ直交する状態でヒンジ本体部から横方向に突出する係合突片とを備えたヒンジ部材で構成され、
前記第2ヒンジ手段が、前記ヒンジ本体部と係合突片の挿入を許容し、かつ、前記係合突片と係合してその抜け出しを阻止するヒンジ開口部で構成され、
前記ヒンジ部材の係合突片を前記ヒンジ開口部に挿入した状態で、その係合突片の基部とヒンジ開口部との係合部近傍を中心として、前記内扉が上下方向軸心周りに回動開閉するように構成されているとともに、
前記ヒンジ部材には、前記内扉の回動開き操作に伴って前記係合突片が前記ヒンジ開口部から通過抜け出し可能な角度まで起き上がる前段階で前記ヒンジ開口部側の被当接部に当接して前記内扉の開き角度を規制する回動規制突片が備えられている点にある。
〔2〕本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記回動規制突片が、前記ヒンジ開口部への挿入状態で前記被当接部に当接して前記内扉の開き角度を規制するように構成され、
前記ヒンジ本体部と前記係合突片と前記回動規制突片とが金属製の板材から一体的に形成され、
前記ヒンジ本体部が平板状に構成されているとともに、前記ヒンジ本体部の一側辺部からヒンジ本体部の左右幅方向に沿って延出する延出片部の一部分をヒンジ本体部から横向きに突出する状態に折り曲げることによって、その折り曲げ部から前記係合突片を構成すると同時に、延出片部における折り曲げ部を除く非折り曲げ部から前記回動規制突片を構成してある点にある。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明による自動販売機の内扉用ヒンジ構造につき、その実施の形態を図面に基づいて説明する。
自動販売機は、商品に応じて種々の構造のものがあり、例えば、缶入りや瓶入りの飲料水用であれば、図1に示すように、本体枠としてのキャビネット1の前面に上下方向軸心周りに回動開閉自在な外扉2が取り付けられ、キャビネット1内には、商品収納払い出し装置3が収納されていて、商品収納払い出し装置3の下方には、商品払い出し用のシュート4が配設されている。
外扉2の内側には、断熱材を内装した上方内扉5と下方内扉6が位置され、上方内扉5は外扉2に対して、下方内扉6はキャビネット1に対して、それぞれ上下方向軸心周りに回動開閉自在に取り付けられ、下方内扉6には、シュート4に対応する開口部7が設けられて、断熱材で製作された上端側を支点として揺動開閉自在な小扉8により覆われている。
【0014】
商品収納払い出し装置3は、上下方向に長く、かつ、横方向に並列する複数の商品コラム9を備え、各商品コラム9が、側板10により横方向に仕切られた各空間に収納されるとともに、メンテナンス時などに備えて前方側へ引き出して取り外せるように構成されている。
各商品コラム9は、その上方に商品投入口11を備え、商品投入口11から投入された缶入りや瓶入りなどの商品(図示せず)を横向きに寝かせて収納し、購買者の要求に応じて、必要な商品をシュート4から下方内扉6の開口部7を介して外扉2の商品取り出し部12に1個ずつ払い出すように構成されている。
この複数の商品コラム9からなる商品収納払い出し装置3の下方には機器収納部13が配設されて、室外機や自動販売機の制御機器類が収納されている。
【0015】
商品コラム9を前方へ引き出す際、外扉2に取り付けられた上方内扉5は問題ないが、キャビネット1に取り付けられた下方内扉6の方は、最も左側に位置する商品コラム9を引き出すのに邪魔になり、そのため、下方内扉6は、キャビネット1に対して回動開閉自在のみならず、着脱自在に構成されている。
具体的には、図2〜図4に詳しく示すように、下方内扉6には、第1ヒンジ手段としてのヒンジ部材14が、その上方と下方とに一対取り付けられている。
両ヒンジ部材14は、上下の勝手違いはあるものの、実質的に同じ構成であり、金属製の板材を折曲して一体的に形成され、上下方向に幅を有するヒンジ本体部15と、そのヒンジ本体部15に対してほぼ直角に折曲された取り付け辺部16を備え、取り付け辺部16には、ボルト孔17が穿設されている。
【0016】
ヒンジ本体部15からは、そのヒンジ本体部15に対してほぼ直交して横方向に突出する係合突片18が突設され、かつ、係合突片18の上方においては、ヒンジ本体部15が係合突片18を越えて延出されて、その延出部分が、回動規制突片19として機能するように構成されている。つまり、ヒンジ本体部15の一側辺部からヒンジ本体部15の左右幅方向に沿って延出する延出片部の一部分をヒンジ本体部15から横向きに突出する状態に折り曲げることで、その折り曲げ部から前記係合突片18が構成されているとともに、延出片部における折り曲げ部を除く非折り曲げ部から前記回動規制突片19が構成されている。
上方のヒンジ部材14においては、取り付け辺部16の上方部分がほぼ直角に折曲されて、その折曲部分が、下方内扉6の上辺部6aに当接する位置決め突片20として機能するように、下方のヒンジ部材14においては、取り付け辺部16の下方部分がほぼ直角に折曲されて、下方内扉6の下辺部6bに当接する位置決め突片20として機能するように構成されている。
そして、この上方と下方に位置するヒンジ部材14が、各位置決め突片20を下方内扉6の上辺部6aまたは下辺部6bに当接させ、かつ、取り付け辺部16を下方内扉6の横辺部6cに沿わせた状態で、それぞれボルト21によって下方内扉6に取り付けられている。
【0017】
キャビネット1側には、下方内扉6に取り付けられた両ヒンジ部材14に対応して、第2ヒンジ手段としてのヒンジ開口部22が上下に一対設けられている。両ヒンジ開口部22は、全く同じ構成で、上方に位置する幅広開口部23と、その幅広開口部23に連続して開口する幅狭開口部24により構成されている。図3と図4を参照して、幅広開口部23の開口幅W1は、ヒンジ部材14におけるヒンジ本体部15からの係合突片18の突出幅W3とヒンジ部材14の板厚tとの和よりも若干大きく、すなわち、W1>W3+tに設定され、幅狭開口部24の開口幅W2は、係合突片18の突出幅W3よりも小さく、かつ、ヒンジ部材の板厚tよりも若干大きく、すなわち、W3>W2>tに設定されている。
そして、幅広開口部23の上下方向での開口長さL1は、係合突片18の上下長さL3、回動規制突片19の上下長さL4、ならびに、係合突片18と回動規制突片19との間の隙間長さL5との和よりも若干長く、すなわち、L1>L3+L4+L5に設定され、幅狭開口部24の開口長さL2は、係合突片18の上下長さL3とほぼ同じに設定されている。
【0018】
つぎに、自動販売機のキャビネット1に対して下方内扉6を脱着する際の手順について説明する。
キャビネット1に下方内扉6を装着するには、上下のヒンジ部材14とヒンジ開口部22を互いに対応させて、ヒンジ部材14のヒンジ本体部15と係合突片18をヒンジ開口部22の幅広開口部23に挿入する。
幅広開口部23は、その開口幅W1が、係合突片18の突出幅W3とヒンジ部材14の板厚tとの和よりも大きく、かつ、その開口長さL1が、係合突片18の上下長さL3とヒンジ本体部15を含む回動規制突片19の上下長さL4などとの和よりも長く設定されているので、ヒンジ本体部15を含む回動規制突片19と係合突片18とを楽に挿入することができる。
【0019】
このようにヒンジ開口部22の幅広開口部23に回動規制突片19や係合突片18を挿入した状態で、下方内扉6を下方に移動させると、下方内扉6に取り付けられた両ヒンジ部材14が下方に落とし込まれ、係合突片18の基部が幅狭開口部24に係合して係合突片18の抜け出しが阻止されるとともに、係合突片18の下端縁が幅狭開口部24の上端縁に当接して、下方内扉6がキャビネット1に保持される。
この状態で下方内扉6を回動させると、図5の(イ)、(ロ)に示すように、下方内扉6は、係合突片18の基部と幅狭開口部24との係合部近傍に設定される上下方向軸心Pを中心として回動操作され、したがって、下方内扉6を自由に開閉することができる。
【0020】
そして、下方内扉6を回動させて開き操作する際には、ヒンジ部材14の回動規制突片19が、キャビネット1側の被当接部25に当接して下方内扉6の開き角度を規制するので、下方内扉6が必要以上に開かれるのが回避される。具体的には、回動規制突片19は、下方内扉6の回動開き操作に伴って係合突片18がヒンジ開口部22の幅狭開口部24から通過抜け出し可能な角度まで起き上がる前段階(詳しくは、図5(ロ)に示す段階)でヒンジ開口部22側の被当接部25に当接して下方内扉6の開き角度を規制するように構成されている。
また、メンテナンス時などに商品コラム9を前方側へ引き出す際、下方内扉6が邪魔になるようであれば、上述と逆の手順によって、下方内扉6をキャビネット1から楽に取り外すことができる。
さらに、下方内扉6を閉じ、かつ、外扉2を閉じた状態では、下方内扉6と上方内扉5とがキャビネット1の前面を完全に覆うことになり、外扉2の上方に陳列してある商品見本を取り換える際には、上方内扉5を開いて取り換えることになる。
商品を補充する場合には、下方内扉6は閉じたままで行われる関係上、下方内扉6の開閉頻度は少なく、それを支持するヒンジ構造の耐久性が劣っていても、それによる影響は極めて少なく、上述のような簡易なヒンジ構造でも充分に使用に耐え得る。
【0021】
〔別実施形態〕
つぎに、別の実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成部品や同じ作用を有する構成部品については、同じ符号を付すことで説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
【0022】
(1)先の実施形態では、上方のヒンジ部材14において、その取り付け辺部16の上方部分を折曲して位置決め突片20とし、下方のヒンジ部材14において、その取り付け辺部16の下方部分を折曲して位置決め突片20とした例を示したが、図6に示すように、上下のヒンジ部材14共、その取り付け辺部16の上方部分を折曲して位置決め突片20とすることもできる。
その場合には、下方内扉6の横辺部6cに下方ヒンジ部材14の位置決め突片20が挿入するスリット26を設ける必要はあるが、上下のヒンジ部材14を共用することができるので、一層のコストアップ抑制が可能となる。
【0023】
(2)これまでの実施形態では、上下のヒンジ部材14において、その係合突片18の上方に回動規制突片19を設けた例を示したが、回動規制突片19をなくして実施することもできる。
その場合には、図7に示すように、ヒンジ部材14の先端側が単純なL字形状となるため、ヒンジ部材14の板厚tよりも若干大きな幅を有するヒンジ開口部22Aを設けるだけで、図7の(イ)に示すように、係合突片18やヒンジ本体部15の挿入、および、取り外しが可能となり、図7の(ロ)に示すように、係合突片18をヒンジ開口部22Aに挿入した状態で、その係合突片18の基部とヒンジ開口部22Aとの係合部近傍を中心として、下方内扉6が上下方向軸心P周りに回動開閉することになる。
【0024】
(3)これまでの実施形態では、内扉6側にヒンジ部材14を取り付け、キャビネット1側にヒンジ開口部22,22Aを設けた例を示したが、これとは逆に、内扉6側にヒンジ開口部22,22Aを設け、キャビネット1側にヒンジ部材14を取り付けて実施することもできる。
ただし、その場合、図2〜図6に示した実施形態では、ヒンジ開口部22を上下方向で逆にし、幅広開口部23を下方に幅狭開口部24を上方に位置させて設ける必要がある。
【0025】
(4)これまでの実施形態では、ヒンジ部材14に対して取り付け辺部16や位置決め突片20などを一体的に設けた例を示したが、これらの構成部品16,20については必ずしも必要不可欠なものではなく、例えば、取り付け辺部16をなくして、ヒンジ本体部15を内扉6側に溶接付けするなど、実際の実施に際しては種々の改変が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の全体を示す斜視図
【図2】自動販売機のヒンジ構造を示す分解斜視図
【図3】自動販売機のヒンジ構造を示す分解斜視図
【図4】ヒンジ部材を示す上面図、正面図、および、側面図
【図5】内扉の回動状態を示すヒンジ構造の横断上面図
【図6】別の実施形態によるヒンジ構造を示す分解斜視図
【図7】別の実施形態による内扉の回動状態を示すヒンジ構造の横断上面図
【符号の説明】
1 本体枠
2 外扉
6 内扉
6a 内扉の上辺部
6b 内扉の下辺部
6c 内扉の横辺部
14 第1ヒンジ手段としてのヒンジ部材
15 ヒンジ本体部
16 取り付け辺部
18 係合突片
19 回動規制突片
20 位置決め突片
22 第2ヒンジ手段としてのヒンジ開口部
22A 第2ヒンジ手段としてのヒンジ開口部
23 幅広開口部
24 幅狭開口部
25 本体枠側の被当接部
P 上下方向軸心

Claims (2)

  1. 自動販売機の本体枠と外扉の内側に位置する内扉とのいずれか一方に第1ヒンジ手段が、他方に第2ヒンジ手段が設けられて、前記内扉が前記本体枠に対して上下方向軸心周りに回動開閉自在に、かつ、脱着自在に構成されている自動販売機の内扉用ヒンジ構造であって、
    前記第1ヒンジ手段が、上下方向に幅を有するヒンジ本体部と、ヒンジ本体部に対してほぼ直交する状態でヒンジ本体部から横方向に突出する係合突片とを備えたヒンジ部材で構成され、
    前記第2ヒンジ手段が、前記ヒンジ本体部と係合突片の挿入を許容し、かつ、前記係合突片と係合してその抜け出しを阻止するヒンジ開口部で構成され、
    前記ヒンジ部材の係合突片を前記ヒンジ開口部に挿入した状態で、その係合突片の基部とヒンジ開口部との係合部近傍を中心として、前記内扉が上下方向軸心周りに回動開閉するように構成されているとともに、
    前記ヒンジ部材には、前記内扉の回動開き操作に伴って前記係合突片が前記ヒンジ開口部から通過抜け出し可能な角度まで起き上がる前段階で前記ヒンジ開口部側の被当接部に当接して前記内扉の開き角度を規制する回動規制突片が備えられている自動販売機の内扉用ヒンジ構造。
  2. 前記回動規制突片が、前記ヒンジ開口部への挿入状態で前記被当接部に当接して前記内扉の開き角度を規制するように構成され、
    前記ヒンジ本体部と前記係合突片と前記回動規制突片とが金属製の板材から一体的に形成され、
    前記ヒンジ本体部が平板状に構成されているとともに、前記ヒンジ本体部の一側辺部からヒンジ本体部の左右幅方向に沿って延出する延出片部の一部分をヒンジ本体部から横向きに突出する状態に折り曲げることによって、その折り曲げ部から前記係合突片を構成すると同時に、延出片部における折り曲げ部を除く非折り曲げ部から前記回動規制突片を構成してある請求項1記載の自動販売機の内扉用ヒンジ構造。
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