JP4154488B2 - コンクリートブロック脱型用吊り具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンクリートブロックのようなコンクリート製品を懸吊して型枠から脱型する際に用いる吊り具に関し、特に、コンクリート打設前に、型枠内に取り付け、コンクリート硬化後、吊り上げられてコンクリート製品と共に脱型され、その後、該コンクリート製品から取り外されて、再使用に供し得るコンクリートブロック脱型用吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来コンクリートブロックのようなコンクリート製品を懸吊して型枠から脱型する際には、コンクリートブロック脱型用吊り具として丸鋼吊り金物やアンカーピンが用いられていた。丸鋼吊り金物を用いる場合には、図9に示すように、予め、丸鋼吊り金物42をコンクリートの中に埋め込んでおき、コンクリートの硬化後、コンクリートブロック40に埋め込まれている(取り付けられている)丸鋼吊り金物42にクレーンのような機具の吊り下げ部を掛止して、型枠41から矢示43のように吊り上げて脱型していた。これは、アンカーピンを用いる場合も同様であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、コンクリートブロックを懸吊して脱型する際に用いるコンクリートブロック脱型用吊り具として丸鋼吊り金物やアンカーピンを用いる場合には、以下のような不都合があった。すなわち、丸鋼吊り金物42を用いた場合、現場据付用に丸鋼吊り金物42を使用しない時には、吊り金物42を切断するが、錆が出るという問題点があり、これを防止すべく、切断後、表面をモルタル仕上げするという面倒な作業工程が必要になる。また、ガスで吊り金物42を切断しようとすると、コンクリート製品に焼け跡が残り、見栄えが悪くなるという問題点がある。一方、アンカーピンを用いた場合には、脱型作業の安全性は確保できるが、原材料費がかさみ、また型枠にアンカーピンをセットするのに手間がかかり、更に、脱型時にアンカーピンを固定しておく治具の取り外しに手間がかかるという問題点があった。
【0004】
本発明は前記問題点を解決し、脱型作業の安全性を確保することができるのみならず、型枠への据付け(取り付け)、コンクリート製品からの取り外しが容易で、安価に提供することができるコンクリートブロック脱型用吊り具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来、有孔のコンクリート製品を製造する際に使用されていた孔開け用治具、すなわち、コンクリート打設前に型枠内へ据付け(取り付け)られ、型枠内へのコンクリート打設、硬化後、脱型されたコンクリート製品から、該コンクリート製品に透孔を設けるために取り外される、従来の、有孔のコンクリート製品製造に用いる、孔開け用治具を活用することによって前記課題を解決したものである。
【0006】
すなわち、前記孔開け用治具を、コンクリート製品の底面側になる方からコンクリート製品の表面側になる方に向けて先細に形成されているピン体によって構成し、当該ピン体内に上下方向の透孔を設け、該透孔に貫装される柱体であって、上下両端側において前記透孔に挿通不能な突部を有すると共に、下端に係合部を有する柱体を前記ピン体と一体に組み合わせることによって、前記課題を解決したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のコンクリートブロック脱型用吊り具1、23は、型枠内で硬化、成型されたコンクリートブロックなどのコンクリート製品を、懸吊して型枠から脱型する際に用いるコンクリートブロック脱型用吊り具である。このコンクリートブロック脱型用吊り具1、23は内部に上下方向の透孔3、25を有する円錐台形状のピン体2、24と、前記ピン体の透孔3、25に貫装される柱体4、26とで構成され、前記柱体4、26は上下両端側において前記透孔3、25に挿通不能な突部を有すると共に、下端に係合部7、29を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
ピン体2、24の太径となっている下端側を型枠の下板の上に搭載し、柱体4、26の下端係合部7、29で吊り具1、23を型枠の下板に係合、固定させ、コンクリートを型枠内に打設する。コンクリート硬化後、柱体4、26の下端係合部7、29と型枠の下板との間の係合、固定を解除し、柱体4、26の上端側の透孔3、25に挿通不能な突部にクレーンのような機具の吊り下げ部を掛止して、柱体4、26を型枠の上方向に引き上げると、柱体4、26下端側の透孔3、25に挿通不能な突部が円錐台形状のピン体2、24の下端側に掛止され、ピン体2、24も柱体4、26と一体になって上方向に吊り上げられる。この時、ピン体2、24は、コンクリート製品の底面側になる方(型枠の下板側)が太径で、コンクリート製品の表面側になる方(型枠の上側)が細径の円錐台形状に形成されているので、コンクリート製品も、前記柱体4、26とピン体2、24とで構成されている吊り具1、23と共に、吊り上げられ、型枠から脱型される。脱型後、吊り具1、23の細径となっている上端側から、太径となっている下端側に向けて打撃を与えて、吊り具1、23をコンクリート製品から抜き取れば、有孔のコンクリート製品13ができ、また、吊り具1、23は、何度でも、再使用することができる。
【0009】
前記において、ピン体2を、その下端側において、透孔3の下側に連続する中空部9を有する構成にすれば、型枠の下板として面一な下板10を用いることができる。一方、型枠の下板として凹部32を有する下板31を採用すれば、透孔25の部分以外は下端まで充実している(中空部9を備えていない)ピン体24を用いることができる。
【0010】
また、前記において、柱体4、26を、下端側にピン体2、24の透孔3、25に挿通不能な突部を有するボルトによって構成し、型枠下板にナットを固着させておけば、透孔3、25に挿通不能なボルトの頭部6を、クレーンのような機具の吊り下げ部を掛止する部分とすることができ、また、吊り具1、23の型枠下板への取り付け、取り外しは、ネジ部となっているボルトの下端7、29を型枠下板に固着されているナットへの螺合、あるいはその解除によって行うことができるので、型枠への据付け(取り付け)、取り外しが容易になる。
【0011】
【実施例1】
この発明の好ましい実施例を図1、2、3、4、5、8を用いて説明する。
【0012】
この発明のコンクリートブロック脱型用吊り具1は、内部に上下方向の透孔3を有する金属製のピン体2に、柱体たるボルト4が貫装され、両者一体となって構成されている。
【0013】
ピン体2は、下端側が太径で、上端側が細径の円錐台形状に構成され、下端側には、透孔3の下側に連続する中空部9が設けられている(図1(a)、(b))。
【0014】
ボルト4は、ピン体2の上下方向透孔3に挿通可能な円柱体5と、その上端に螺着された(固着された)頭部6とによって構成されており、円柱体5の下端7は係合部として構成され、ネジ溝が刻設された(あるいはネジ山が設けられた)ネジ部となっている。また、円柱体5の下端近傍には、透孔3に挿通不能な突部としての鍔8が設けられている(図1(a)、(b))。頭部6は、図示のように透孔3に挿通不能な大きさであり、円柱体5の上端側に設けられた透孔3に挿通不能な突部としての役割をはたしている。
【0015】
このコンクリートブロック脱型用吊り具1は、以下のように使用される。
【0016】
まず、型枠の下板として、図8(a)図示のように面一に構成されていて、所定位置に透孔36を有する型枠の下板10を準備する。下板10の底面には、透孔36に螺孔11aを臨ませたナット11が固着されている。本発明においては、コンクリートブロック脱型用吊り具1は、有孔のコンクリート製品を製造するための孔開け用治具を兼用しているので、前記透孔36を設ける所定位置は、コンクリート製品13に透孔21(図5)を設ける位置に対応させて定めることができる。
【0017】
次に、吊り具1のピン体2の太径となっている下端側を、矢示38(図8(a))のように型枠の下板10の上に搭載し、ボルト4を矢示12(図2(a))のように回転させ、ネジ部となっている下端7をナット11の螺孔11a内に螺入させて、吊り具1を型枠の下板10に固定する。
【0018】
ついで、コンクリートを型枠内に打設し、コンクリート硬化後、ボルト4を矢示14(図2(b))のように回転させて、ボルト4の下端7をナット11、下板10から取り外し、これによって上下方向に自由に移動できるようになったボルト4の頭部6下面とコンクリート製品13の上面との間に、クレーン等の吊り上げ用機器に連結部材17、18等を介して連結されている吊り下げ具15を挿入し、クレーンで矢示16(図2(b))のように上方向に引き上げる。
【0019】
これによってボルト4は、矢示16(図2(b))のように上方向に引き上げられるが、円柱体5の下端近傍に設けられている鍔8が中空部9の上壁9aに当接した(図2(b))以降は、鍔8がピン体2の下端面である中空部9の上壁9aに掛止されるので、ピン体2もボルト4と一体になって上方向に吊り上げられる(図2(c))。
【0020】
ここで、ピン体2は、コンクリート製品13の底面側になる方(型枠の下板10側)が太径で、コンクリート製品の表面側になる方(型枠の上側)が細径の円錐台形状に形成されているので、コンクリート製品13も、ボルト4とピン体2とで一体に構成されている吊り具1と共に、吊り上げられ(図2(c)、図3)、型枠から脱型される。
【0021】
前記において、ボルト4を構成する円柱体5の符号b(図2(b))で表される部分の長さが短いと、吊り具1を型枠の下板10に固定する際、ボルト4の下端ネジ部7がナット11内に螺入され終わる前に、鍔8が下板10に当接してしまうので、符号b(図2(b))で表される部分の長さは、ナット11の螺孔11aの高さ(深さ)との関係で、不都合が生じないように設定する必要がある。また、円柱体5の符号a(図2(a))で表される部分の長さは、ボルト4をナット11から取り外し終わる前に、鍔8が中空部9の上壁9aに当接することがないように、中空部9の高さ(深さ)との関係で不都合が生じないように、定める必要がある。
【0022】
型枠からコンクリート製品13を脱型した後、図4(a)、(b)に示すように、ハンマー19などを用いて、コンクリートブロック脱型用吊り具1のボルトの頭部6から下端7方向に向けて、矢示20のように打撃を与えて、吊り具1を抜き取れば、孔21を有する有孔のコンクリート製品13ができる。図4(a)はコンクリート製品13を垂直状態にしておいて、吊り具1を抜き取る場合を表すものであり、図4(b)はコンクリート製品13を、木製の台22の上などに搭載することによって、水平状態にしておいて、吊り具1を抜き取る場合を表すものである。吊り具1の抜き取り(取り外し)を容易にするため、吊り具1を型枠に取り付けた後、コンクリートを打設する前に、コンクリートの硬化遅延材などをピン体2の外周壁に塗布しておくこともできる。
【0023】
こうしてコンクリート製品13から抜き取られた(取り外された)コンクリートブロック脱型用吊り具1は、何度でも再使用することができる。
【0024】
一方、成型されたコンクリート製品13の透孔21は、水抜き用の孔として利用したり、図5図示のようにロッド22を差し込んで、現場据付けの際に使用することができる。
【0025】
【実施例2】
この発明の他の好ましい実施例を図6、7、8を用いて説明する。
【0026】
前記実施例1においては、ピン体2は、その下端側に、透孔3の下側に連続する中空部9を有するものが採用され、その一方、型枠の下板としては、面一な下板10が採用されていた。
【0027】
この実施例では、下端側に、透孔25の下側に連続する中空部を有しないピン体24を用い、一方、型枠の下板として、凹部32を有する下板31を採用したものである。
【0028】
この実施例で用いる型枠の下板31は、図8(b)図示のように所定箇所に凹部32を備えており、凹部32の底面には透孔37が設けられ、凹部32の底面に、前記透孔37に螺孔33aを臨ませたナット33が固着されている。
【0029】
本実施例におけるコンクリートブロック脱型用吊り具23も、実施例1と同様に、内部に上下方向の透孔25を有する金属製のピン体24に、柱体たるボルト26が貫装され、両者一体となって構成されている。ピン体24は、下端側が太径で、上端側が細径の円錐台形状に構成されている。また、ボルト26は、ピン体24の上下方向透孔25に挿通可能な円柱体27と、その上端に螺着(固着)された頭部28とによって構成されており、円柱体27の下端29は係合部として構成され、ネジ溝が刻設された(あるいはネジ山が設けられた)ネジ部となっている。また、円柱体27の下端近傍には、透孔25に挿通不能な突部としての鍔30が設けられている(図6(a)、(b))。
【0030】
ボルト26を矢示34(図7(a))のように回転させ、下端ネジ部29を、前記透孔37を介して螺孔33a内に螺入させることによって吊り具23を、型枠の下板31に固定する点、、コンクリート硬化後、ボルト26を矢示35(図7(b))のように回転させて、ボルト26の下端29をナット33、下板31から取り外す点、その後、クレーン等の吊り上げ用機器に連結されている吊り下げ具15とクレーンとを用いて矢示16(図7(b)、(c))のように、上方向に引き上げる点については、前記実施例1と同様である。
【0031】
また、ボルト26の下端ネジ部29がナット33内に螺入され終わる前に鍔30が凹部32の底面に当接することがないように、更に、ボルト26をナット33から取り外し終わる前に鍔30がピン体24の下端面に当接することがないように、ボルト26を構成する円柱体27の符号c(図7(a))、符号d(図7(b))で表される部分の長さを、ナット33の螺孔33aの高さ(深さ)、凹部32の高さ(深さ)との関係で、不都合が生じないように設定する必要があることも前記実施例1と同様である。
【0032】
前記実施例1においては、鍔8が中空部9の上壁9aに当接、掛止されたが、この実施例においては、鍔30がピン体24の下端面に当接、掛止される点が相違するのみで、吊り具としての作用、効果は実施例1の場合と同様である。
【0033】
以上、この発明の好ましい実施例を図1乃至図8を用いて前記実施例1、2で説明したが、本発明は、以下に述べるように、前記実施例1、2で説明した態様に限られるものではない。
【0034】
前記実施例1、2では、内部に上下方向の透孔を有し、下側から上側に向けて先細に形成されているピン体として、内部に上下方向の透孔3、25を有する円錐台形状のピン体2、24を採用したが、コンクリート製品13からの抜き取り(取り外し)を考慮すると共に、コンクリートブロック脱型用吊り具1、23を上方向に吊り上げた時に、コンクリート製品13が当該吊り具1、23と一緒に吊り上げられるように、ピン体の下側(コンクリート製品の底面側、すなわち型枠の下板側)からピン体の上側(コンクリート製品の表面側)に向けてピン体が先細に形成されていれば十分であるので、円錐台形状以外でも、角錐台形状など、下側から上側に向けて先細に形成されている形状のピン体は、いずれも本願発明の技術的範囲に含まれる。
【0035】
また、前記実施例1、2では、ピン体内に貫装される柱体としてボルト4、26を採用したが、ピン体2、24の上下方向透孔3、25に挿通可能で、上端側と下端側とに透孔3、25に挿通不能な突部を有していて、下端に係合部を備えている柱体であれば、いかなるものも採用できる。ここで、上端側に備えられている透孔3、25に挿通不能な突部は、コンクリートブロック脱型用吊り具1、23を上方向に吊り上げる際に、クレーン等の吊り上げ用機器に連結されている吊り下げ具15を掛止する部分としての役割を果たすものである。また、前記実施例では、下端側に備えられている透孔3、25に挿通不能な突部として鍔8、30を用いたが、これは、吊り上げの際に、コンクリートブロック脱型用吊り具1、23とコンクリート製品13との合算された重量を支え得る強度を有するものであれば十分であるので、鍔状部材に限られず、突起部などとすることもできる。更に、柱体下端の係合部は、前記実施例1、2のようなネジ溝(ネジ山)に限られず、下板10、31側に溝条を設け、柱体下端に前記溝条に嵌装、掛止される突起部を設ける、あるいはその逆の組み合わせにするなど、円柱体の下端側先端を係合、掛止、固定する上で、従来から知られている種々の形状、構造及びその組み合わせを採用することができる。
【0036】
また、前記実施例1、2のようにネジ溝(ネジ山)を設けて係合部とする場合であっても、下板10、31を厚めに構成し、下板10、31に透孔でなく螺孔を設け、該螺孔に柱体下端のネジ溝(ネジ山)を螺入させる構成として、下板10、31の底面側にナット11、33を固着しない構成とすることもできる。
【0037】
【発明の効果】
この発明のコンクリートブロック脱型用吊り具は、内部に上下方向の透孔を有するピン体と当該透孔に貫装されている柱体とが一体的に組み合わされており、コンクリートブロック等のコンクリート製品を成型するための型枠への取り付け(据付け)は、前記柱体下端の係合部を型枠の下板及び/又は下板底面に固着されているナットなどの係合部に係合、掛止するのみで行うことができるので、極めて容易であって、作業性が良好である。
【0038】
また、コンクリート製品と一体になって吊り上げられるべく、ピン体の下側(コンクリート製品の底面側)からピン体の上側(コンクリート製品の表面側)に向けてピン体が先細に形成されているので、コンクリート製品からの取り外し(抜き取り)も容易で、作業性が良好である。すなわち、コンクリート製品を脱型した後に、該コンクリート製品から取り外す(抜き取る)だけでよく、従来の丸鋼吊り金物やアンカーピンのように、金物の切断や、脱型の際にアンカーピンを固定していた治具の取り外しなどの手間を要することがない。
【0039】
更に、この発明のコンクリートブロック脱型用吊り具は、何度でも繰り返して使用することができ、また、有孔のコンクリート製品を製造するための孔開け用治具と兼用できるので、低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明の好ましい実施例の正面図、(b)この発明の好ましい実施例の一部を断面した正面図。
【図2】この発明の吊り具の使用状態を説明する図であって、(a)は吊り具を型枠に取り付けた状態を表す一部を断面した正面図、(b)は吊り上げ開始時を表す一部を断面した正面図、(c)は吊り上げている状態を表す一部を断面した正面図。
【図3】この発明の吊り具を用いてコンクリートブロックを吊り上げている状態を表す一部を断面した正面図。
【図4】(a)コンクリート製品を垂直状態にしておいて吊り具を抜き取る状態を表す一部を断面した正面図、(b)コンクリート製品を水平状態にしておいて吊り具を抜き取る状態を表す一部を断面した正面図。
【図5】この発明の吊り具が取り外されたコンクリート製品の斜視図。
【図6】(a)この発明の他の好ましい実施例の正面図、(b)この発明の他の好ましい実施例の一部を断面した正面図。
【図7】図6図示の吊り具の使用状態を説明する図であって、(a)は吊り具を型枠に取り付けた状態を表す一部を断面した正面図、(b)は吊り上げ開始時を表す一部を断面した正面図、(c)は吊り上げている状態を表す一部を断面した正面図。
【図8】(a)この発明の吊り具が取り付けられる型枠の下板の一部を省略した断面図、(b)他の下板の一部を省略した断面図。
【図9】(a)従来の吊り具が取り付けられたコンクリート製品を型枠から脱型する状態を説明する斜視図、(b)従来の吊り具のコンクリート製品への取り付け部を表す断面図。
【符号の説明】
1、23 コンクリートブロック脱型用吊り具
2、24 ピン体
3、25 透孔
4、26 ボルト(柱体)
6、28 ボルトの頭部
7、29 ネジ部(係合部)
8、30 鍔(突部)
9 中空部
13、40 コンクリートブロック
Claims (3)
- コンクリートブロックを懸吊して脱型する際に用いるコンクリートブロック脱型用吊り具であって、内部に上下方向の透孔を有し、下側から上側に向けて先細に形成されているピン体と、前記ピン体の透孔に貫装される柱体とで構成され、前記柱体は上下両端側において前記透孔に挿通不能な突部を有すると共に、下端に係合部を備えていることを特徴とするコンクリートブロック脱型用吊り具。
- コンクリートブロックを懸吊して脱型する際に用いるコンクリートブロック脱型用吊り具であって、内部に上下方向の透孔を有すると共に、下端側に前記透孔の下側に連続する中空部を有し、下側から上側に向けて先細に形成されているピン体と、前記ピン体の透孔に貫装される柱体とで構成され、前記柱体は上下両端側において前記透孔に挿通不能な突部を有し、下端に係合部を有することを特徴とするコンクリートブロック脱型用吊り具。
- 柱体は、下端側に前記ピン体の透孔に挿通不能な突部を有するボルトによって構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリートブロック脱型用吊り具。
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