JP4153758B2 - 移動式水質浄化装置 - Google Patents

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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広い水域の水質を効率よく浄化できる移動式水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水を浄化する方法の一例として、酸素の多い環境で水質浄化に寄与する好気生物の活動を活性化し、あるいは酸化促進による浄化を行なうため、水中の溶存酸素を補うことを目的として散気管(散気板)、エジェクタ等による曝気が採用されている。しかし、その場合、気泡の大きさにより、酸素が水中に十分に溶解されないまま水面まで上昇し、水中に酸素がよく溶存しない問題点がある。それを解決しようとして散気管の目を細かくすると圧力損失が大きくなり、それに対応した動力源が必要となり、エネルギー損失が大きくなる欠点がある。
【0003】
また、単に散気管(散気板)、エジェクタ等を水中に設置して曝気を行なうのでは、上記のように気泡が上昇し易いためその効果が設置箇所に限られ、広く効果がゆきわたり難い。また、空気を送り込むエアブロワ等陸上の装置から曝気位置までの距離は送気管の関係から極めて限定され、処理水域は陸際に限られる。
【0004】
それに対して、例えば図5に示す特開平8−2479号(特許文献1)の「水域浄化船」のように、船舶101上に加圧タンク102を設け、ポンプ103により水中の吸込ホース104から表層水を吸い上げて加圧タンク102内に圧入し、一方、エアブロワ105により加圧空気を加圧タンク102内の散気管106に圧入して曝気を行い加圧水中に酸素を溶存させて、その加圧タンク102内の水を水中に下ろした傾斜型水中送水管107を介して底層水中に送り込むもの等が考えられている。
【0005】
図5の水域浄化船のようなものの場合、加圧タンク102内で曝気を行なうので水中の酸素の溶存量を向上でき、また、船舶101上に全ての装置を備えているので、処理箇所を移動でき広い水域の浄化処理が可能となる利点がある。
【0006】
しかし、その場合も加圧下での溶存酸素は加圧タンク102から開放後は放出され易い上、傾斜型水中送水管107に送り込まれる酸素溶存水には加圧タンク102から曝気空気の気泡が混入し易く、傾斜型水中送水管107から底層水中へ送入された後は酸素溶存水は気泡とともに上昇しやすい。したがって酸素溶存水の底層水への影響はスポット的になり、その点を徐々に移動できるとしても、広い水域の浄化処理としては効率を上げ難い面があった。
【0007】
また、水の浄化を単に酸素の溶存量増加によっていることは、積極的な水質浄化という観点からは不十分な面があった。
【0008】
さらに、船舶上に全ての装置を搭載することは、推進装置、操舵装置を有する専用の「水域浄化船」を必要とするものであり、その船舶を含む設備コストは大きなものとなり、船舶であるため法的な制限も多く、また、船舶が適合しにくい水深の浅い河川、湖沼、水位変動の大きい湾内等も多くあり、実施することのできる諸条件は限定される。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−2479号公報(図1等)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来の水質浄化装置の問題を解消し、効果的な水質浄化性能を有し、広い水域の浄化に適し、移動が容易で、コストが低減する移動式水質浄化装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その第1の手段として、浄化しようとする水域の水を汲み上げ、この水にオゾンガスを溶解させて、再度前記水域に放流する移動式水質浄化装置であって、前記水域内の水を汲み上げるポンプと、同ポンプにより汲み上げられた水に酸素ガスおよびオゾンガスを吸入させる個々または共通のインジェクタと、前記酸素ガスおよびオゾンガスを吸入した水が吐出される攪拌タンクと、同攪拌タンクからの水を貯留する貯留タンクと、加圧空気から酸素ガスを生成し前記インジェクタに酸素ガスを供給する酸素発生器と、同インジェクタにオゾンガスを供給するオゾンガス供給手段と、前記移動式水質浄化装置内の機器に電力を供給する電力供給手段と、同移動式水質浄化装置内の機器の制御手段とを水上に浮上する浮体内に搭載し、前記貯留タンク内の水を前記水域に放流する放流手段を備え、前記インジェクタよりの水を前記攪拌タンク内の水中に吐出して前記攪拌タンク内の水を攪拌し、前記攪拌タンク内で攪拌された水を前記貯留タンク内へシャワーノズルにより水面上に斜め方向に叩き付けるように放出して、前記貯留タンク内の水を遠心力で水面が隔壁に迫り上がるように回転せしめた後、前記貯留タンク下部より前記放流手段に供給することを特徴とする移動式水質浄化装置を提供する。
(2)第2の手段として、前記貯留タンク上部の残留オゾンガスを前記インジェクタに戻すことを特徴とする(1)に記載の移動式水質浄化装置を提供する。
【0012】
上記の構成により、第1、2の手段によれば、供給するオゾンガスの量を増やすことなく、水中に酸素ガスとともに吸入し、その酸素ガスの量を増やすことで、オゾンと水の接触効率を向上させることができ、オゾンにより殺菌浄化された水は、酸素、オゾンが略飽和状態に溶解した溶解水の状態となって、水底方向へ末広がりになりながら進んで行くのでスポット的な浄化でなく広い水域の浄化が可能であり、また、ポンプ、インジェクタ、攪拌タンク、貯留タンク等と、電力、酸素ガス、およびオゾンガス等の供給手段、制御手段が浮体内に搭載されているので、任意の地点に曳き船等で低コストで移動し水質浄化処理を行え、水深等の制限を受け難く、水域を選ばない。また、陸電が得られる地域に限られず、また陸際の水域のみでなく、沖合まで含めた広い水域の水質浄化処理が可能である。
【0013】
)第の手段としては、第1又は第2の手段の移動式水質浄化装置において、前記浮体は単数ないしは締結され互いに分割可能な複数の隔室からなり、周囲に複数のフロートを取外し可能に取り付けてなることを特徴とする移動式水質浄化装置を提供する。
【0014】
の手段によれば、第1又は第2の手段の作用に加え、水上においてはフロートにより安定した浮上状態が得られ、連続していない水域に移動する場合も、浮体が個別の隔室からなるため、複数隔室の場合も締結を外して分割でき、フロートも取外し、ユニット単位で陸上輸送を行えるので、陸上輸送が容易である。
【0015】
)また、第の手段として、第の手段の移動式水質浄化装置において、前記隔室は輸送用コンテナの外寸、固定具、強度の規格に準拠していることを特徴とする移動式水質浄化装置を提供する
【0016】
の手段によれば、第の手段の作用に加え、特に主要装置部を納めた隔室が陸上輸送が許される輸送用コンテナの外寸、固定具、強度等の規格に準拠しているため、陸上輸送の自由度が非常に高いものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1から図4に基づき、本発明の実施の一形態に係る移動式水質浄化装置を説明する。図1は、本実施の形態の移動式水質浄化装置の浄化装置部の構成概念説明図である。図2は本実施の形態の移動式水質浄化装置の平面図、図3は図2中A−A矢視による立面断面図、図4は図2中B−B矢視による立面断面図である。
【0018】
本実施の形態の移動式水質浄化装置の浄化装置部につき図1に基づき以下説明する。この浄化装置部は本発明に関連し検討された未公開の新規な浄化装置である。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態の移動式水質浄化装置の浄化装置部は、浄化しようとする水域内から汲み上げた被処理水(以下、単に「水」という)を攪拌する攪拌タンク1および攪拌タンク1から導入した水を貯留する貯留タンク2の二つのタンクを備える。これらのタンクは常圧下で用いられるので貯留する水の自重による圧力しか作用しないため、鋼、ステンレス鋼の他、樹脂等を用いることもできる。
【0020】
攪拌タンク1には、水中に挿入配置されるストレーナ3、ストレーナ3に配管P1 を介して接続されたポンプ4、および、ポンプ4へ配管P2 を介して接続され、ポンプ4によって汲み上げた水に酸素ガス(O2 )およびオゾンガス(O3 )を吸入するインジェクタ5が接続されている。
【0021】
インジェクタ5からの水は配管P3 を介して攪拌タンク1内面の略接線方向に向いたノズル6から攪拌タンク1内に吐出され、攪拌タンク1内の水は渦流となって攪拌される。図1において渦流はノズル6の位置を下部に置き下方から上方へ移行するようにしているが、逆に上方から下方に移行するようにしてもよい。
【0022】
攪拌タンク1上部と貯留タンク2上部との間は配管P4 によって連通され、攪拌タンク1からの水は、貯留タンク2内のシャワーノズル7により水面上に斜め方向に叩き付けるように放出される。貯留タンク2内に貯留された水はシャワーノズル7から水面上に叩き付けられた水によって回転し、その遠心力で水面は壁面に迫り上がるようになる。
【0023】
貯留タンク2内に貯留された水は開閉バルブ8を設けた配管P5 を介して吐出ノズル9から浄化しようとする水域内に放流される。
【0024】
なお、貯留タンク2の上部には、貯留タンク2の水面上のガスをインジェクタ5へ戻す戻り流路としての配管P6 が接続される。また、貯留タンク2の水面上のガスが一定以上となった場合に、貯留タンク2内のガスを外部へ放出する脱気装置10が設けられる。貯留タンク2内上部には、貯留タンク2の水面上に発生する泡を吹き消すために電動羽根を備えた消泡機11が設けられる。
【0025】
以上のような本実施の形態の移動式水質浄化装置の浄化装置部において前述の従来の水質浄化装置と異なる点の一つは、単に酸素(ないしは空気)を吹き込み曝気処理をしたり、水中の溶存酸素を増加させるだけではなく、水中にオゾンを吸入させ、オゾンの酸化力、殺菌力によって積極的に水質浄化を行なうことである。
【0026】
また、従来からオゾンガスを吸入させて水質浄化を行なうこと自体は知られていたが、単にオゾンガスを吹き込んで浄化を行なおうとすれば、徒に高コストのオゾン発生装置を多数要すものとなり、また吹き込まれたオゾンガスが反応せず無駄に放出される事態も生じる問題があった点も解消したことである。
【0027】
すなわち、ストレーナ3からポンプ4によって汲み上げられた水には、インジェクタ5において酸素ガスおよびオゾンガスが吸入される。例えば、水100%に対して酸素ガス100%、オゾンガス20%である。
【0028】
素ガスとオゾンガスは水中において無数の気泡の形で混合するから、各気泡においてオゾンガスが水と接触し、オゾンガス単体を吹き込んだ場合よりはるかにオゾンガスと水の接触面積が増大し、気泡中のオゾンガスの純度が高くなくてもオゾンによる殺菌浄化作用が十分に発揮される。
【0029】
したがって、供給するオゾンガスの量を増やすことなく、水中に酸素ガスとともに吸入し、その酸素ガスの量を増やすことで、オゾンと水の接触効率を向上させることができる。
【0030】
なお、酸素ガスとしては、純酸素を用いることができ、オゾンガスとしては、オゾンガス発生装置等によって生成した純オゾンを酸素と混合したガスを用いることができる。
【0031】
インジェクタ5において酸素ガスおよびオゾンガスが吸入された水は、攪拌タンク1内で攪拌されるのでオゾンとの接触時間が向上し、さらに貯留タンク2内へシャワーノズル7により水面上に斜め方向に叩き付けるように放出されることで、貯留タンク2内の水も回転し水面の迫り上がりによる接触面積増大と相俟って貯留タンク2内に残留するオゾン成分を含むガスと水の接触が十分に行なわれ、水中への各ガスの溶解効率も向上する。
【0032】
なお、貯留タンク2内上部の残留オゾンを含むガスは、配管P6 からインジェクタ5に戻され、水中へ吸入されて水の殺菌浄化に再利用される。
【0033】
こうしてオゾンにより殺菌浄化され貯留タンク2内に貯留された水は、貯留タンク2下部から抜き出され、配管P5 、開閉バルブ8を介して吐出ノズル9より浄化しようとする水域に放流され、処理水域の水質を改善することができる。
【0034】
水の放流にあたっては、既にオゾンの殺菌、酸化作用によって処理済水は浄化された状態にあるが、貯留タンク2内で気泡が抜け、酸素、オゾンが略飽和状態に溶解した溶解水の状態となっており、比重も水1.0に対して1.0001程度となっているため、吐出ノズル9を水底(または海底)面に向けると、吐出された溶解水は、僅かな吐出圧で押されるように水底方向へ末広がりになりながら進んで行く。
【0035】
そのため、上述の従来の酸素溶存水や曝気水が気泡を多量に有するため上昇流となりスポット的な浄化となってしまう問題を解消し、一点からでも相当に広い水域の浄化を可能とし、オゾンの殺菌、酸化作用ともども、非常に効果的な浄化装置となる。
【0036】
しかしながら、上記の本発明に係る浄化装置は、攪拌タンク1、貯留タンク2、ポンプ4等に加え、酸素ガスと、オゾンガスを発生させる装置等複数の装置を要し、そのための電力供給を要する。
【0037】
そのため、陸上に供給回線のある電力(陸電)を用いる場合は陸上に定置されるものとなり、上記のように従来の水質浄化装置に比べ、広い水域の浄化を可能とするものではあるが、一地点からの処理済水の放出では限りがあり、比較的小さな沼、池、河川に浄化対象が限定され、あるいは陸電の得られる地域に限定される。また、処理済水の放出地点を移動しようとすれば、装置の分解、移動、組み立て再設置にコストと、時間を要する。
【0038】
本発明の移動式水質浄化装置は、さらにその問題も解決し、効果的な水質浄化性能を有し、広い水域の浄化に適し、移動が容易で、コストを低減したものであり、本発明の実施の一形態に係る移動式水質浄化装置を、図2から図4に基づき説明する。図2は本実施の形態の移動式水質浄化装置の平面図、図3は、図2中A−A矢視による立面断面図、図4は、図2中B−B矢視による立面断面図である。
【0039】
また、図2から図4において、浄化装置部は、その構成概念を前述した図1のものと同様であり、図1も併せ参照する。なお、図1に示したものと同じ部分には同じ符号を付して対応を明らかにするとともに、説明の繰り返しは省略する。
【0040】
図2において、15は浄化装置部等の機器を搭載する浮体であり、本実施の形態においては、第1隔室15a、第2隔室15bの2区画より形成されている。各隔室15a、15bは、鋼製の梁とFRP(Fiber Reinforced Plastics) の外板、鋼板の内張りからなる箱体で、独立しても個々に水上に浮かぶことのできる構造としており、互いに締結されて一体の浮体15を形成している。
【0041】
また、各隔室15a、15bは、その長さ、幅、高さを陸上輸送が認められる大きさとしており、例えば、陸上輸送が認められた海上コンテナ、鉄道コンテナ等の輸送用コンテナの外寸、固定具、強度等の規格に準拠している。
【0042】
16は、複数のフロートであり、浮体15の周囲を囲むように締結して組み立てられた連結梁17の下部に並べて取り付けられている。浮体15は水に浸かって浮上しているが、さらに図示しないステー部材によって連結梁17に締結固定されて支持され、フロート15により安定的に水上に浮上している。また、移動時以外は連結梁17からはアンカー18が下ろされ、浮体15の位置を定めている。
【0043】
第1隔室15a内には、図1に示した浄化装置部の要部が搭載され、攪拌タンク1、貯留タンク2、ポンプ4等が搭載され、その間の各配管P1 〜P6 が設けられる。配管P1 は浮体の喫水線より高い位置で第1隔室15aの壁部を水密的に挿通しその先端にストレーナ3を浄化しようとする水域内の水中に位置させている。
【0044】
ただし、本実施の形態においては、図1の1列の配管2、インジェクタ5、配管P3 に代えて、ポンプ4から並列2列に分かれて、配管2、2′、インジェクタ5、5′、配管P3 、P3 ′が設けられ、インジェクタ5からは酸素ガスが、インジェクタ5′からはオゾンガスが、ポンプ4から送られてきた水に吸入される。
【0045】
インジェクタ5、5′からの水はそれぞれ配管P3 、P3 ′を介し攪拌タンク1に送られ、図1で説明したように攪拌タンク1内で渦流となる。本実施の形態においては渦流は上方から下方に移行するように形成され、攪拌タンク1下部から貯留タンク2上部へと配管P4 が接続している。
【0046】
貯留タンク2下部には配管P5 が接続し、開閉バルブ8を介して吐出口12が形成され、吐出口12は浮体15の喫水線より上方で第1隔室15aの壁部を水密的に挿通している。吐出口12には吐出手段として吐出管13が接続して、連結梁上に敷設されるとともにさらに水中へ延在し、水中の図示しない吐出ノズルから浄化処理済の、酸素、オゾンが略飽和状態に溶解した溶解水を、浄化しようとする水域に放流する。
【0047】
第1隔室15a内には、他に酸素ガスの供給手段として酸素ガスを加圧空気から生成する酸素発生機19、オゾンガスの供給手段としてオゾンガスを加圧空気から生成するオゾナイザ20が搭載され、酸素発生機19からの酸素ガス配管Pがインジェクタ5に接続し、オゾナイザ20からのオゾンガス配管Pはインジェクタ5′に接続している。また、21aは第1燃料タンクである。
【0048】
なお、配管P3 、P3 ′、配管P4 にも開閉弁を設けており、また、図1の戻り配管P6 、脱気装置10、消泡機11は図示省略している。
【0049】
第1隔室15aに隣合わせに締結された第2隔室15b内には、制御盤22、電力供給手段としてのエンジン発電機23とその潤滑油タンク24、圧縮機25とその吐出加圧空気のエアータンク26、第2燃料タンク21bが設けられ、エンジン発電機23は第1、第2燃料タンク21a、21bの燃料によって発電機を駆動して移動式水質浄化装置全体に電力を供給し、エアータンク26からは加圧空気配管P9 が酸素発生機19に接続し、加圧空気配管P10がオゾナイザ20に接続している。制御盤22は移動式水質浄化装置全体の各機器の制御手段としての制御盤であり、要に応じて乗り組んだオペレータによって操作され、あるいは設定された条件に従って自動制御を行う。
【0050】
加圧空気配管P9 、P10、燃料配管、電力配線、制御配線等は、適宜の連結手段によって、両隔室15a、15b間を分割可能に接続している。
【0051】
両隔室15a、15b間の機器配置は、相互の分割可能な接続が容易になるように設定されるとともに、相互の重量バランスを考慮し、浮上が安定するように設定される。例えば、本実施の形態では浄化装置部の要部は第1隔室15a内にまとめ、水の配管を第1隔室15a側に集中し、また第1、第2燃料タンクを両隔室15a、15bの対称位置に設けている。
【0052】
以上のような本実施の形態の移動式水質浄化装置においては、酸素ガスとオゾンガスが、図1のように共通のインジェクタ5でなく、個々のインジェクタ5、5′から並列的に水に吸入されるが攪拌タンク1内で無数の気泡の形で混合し、図1で説明したように、供給するオゾンガスの量を増やすことなく、水中に酸素ガスとともに吸入し、その酸素ガスの量を増やすことで、オゾンと水の接触効率を向上させることができ、オゾンにより殺菌浄化され貯留タンク2内に貯留された水は、貯留タンク2下部から抜き出され、浄化しようとする水域に吐出されて放流し、処理水域の水質を改善することができる。
【0053】
また、吐出される水はオゾンの殺菌、酸化作用によって浄化された状態である上、酸素、オゾンが略飽和状態に溶解した溶解水の状態となって、僅かな吐出圧で押されるように水底方向へ末広がりになりながら進んで行くので広い水域の浄化を可能とし、オゾンの殺菌、酸化作用ともども、非常に効果的な浄化装置となる。
【0054】
そして、浄化装置部が浮体15内に搭載され、その稼働に必要な電力、酸素ガス、オゾンガス等の供給手段、制御手段も搭載されているので、浮体15は小型曳き船で水上の任意の地点に移動して水質浄化処理を行え、また、アンカー18によってその処理地点を一定の間固定して水質浄化処理を行うことができる。また、水深等の制限を受け難く、水域を選ばない。
【0055】
特に、エンジン発電機23、両燃料タンク21a、21b等の電力供給手段 を備えることにより、陸電に頼る必要がなく、陸電が得られる地域に限られず、、また陸際の水域のみでなく、沖合まで含めた広い水域の水質浄化処理が可能となる。
【0056】
また、フロート16、連結梁17に取り付けられた浮体15は、バージであって船舶ではなく、法的にも拘束が少なく自由度が高く、維持コストも低いものとできる。
【0057】
浄化処理地点の移動は、臨時の小型曳き船作業によれば良く、極めて効率的且つ低コストのものとできる。連続していない水域に移動する場合も、浮体15は個別の各隔室15a、15b単位に締結を外して分割でき、フロート16、連結梁17、図示しないステー部材も締結を外して分解し、さらに吐出口12から吐出管13を取外し、浄化装置等の分解を行わずユニット単位で陸上輸送を行えるので、陸上輸送が容易であり、時間、コストは大きく低減される。特に主要装置部を納めた各隔室15a、15bは陸上輸送が許される輸送用コンテナの外寸、固定具、強度等の規格に準拠したものとした場合は、陸上輸送の自由度が非常に高いものとなる。
【0058】
このため、従来陸際の限られた水域に限定され、また、水上においてもスポット的な浄化しかできなかった水質浄化処理を、本実施の形態の移動式水質浄化装置によれば、沖合を含めて水上の処理地点を選ばず移動も容易で多様な広い水域の水質浄化処理が可能となり、オゾンの殺菌、酸化作用と、酸素、オゾンが略飽和状態に溶解した溶解水の広範囲な放流を行なうことと相俟って、非常に効果的且つ効率的な水質浄化処理とすることができ、また、その維持コスト、運転コスト、移動のコスト、時間を低減し、陸上を含めた移動の自由度も高めることができる。
【0059】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0060】
例えば、浮体15は、2個の隔室15a、15bに限らず、可能であれば1個の隔室によってもよく、また3個以上の複数の隔室によってもよい。また必ずしも各隔室は輸送用のコンテナに準拠する必要はなく、必要な範囲の仕様によって構成してもよい。
【0061】
また、酸素ガスとオゾンガスの注入は、図2から図4に示したように並列の配管P 、P ′に接続する個々のインジェクタ5、5′で行うものでなく、図1に示すように1本の配管P上の共通のインジェクタ5において併せ行ってもよい。
【0062】
攪拌タンク1内の渦流は上方から下方へ形成し配管P4 を攪拌タンク1の下部に接続するのではなく、図1に示すように渦流は下方から上方へ形成し配管P4 を攪拌タンク1の上部に接続するものでもよい。
【0063】
さらに、各隔室15a、15bの材質、構造、および内部の各装置、機器の配置、配管は、図示のものに限られるものではなく、本発明の作用効果を奏し得る適宜のものでよく、フロート16、連結梁17の配置、形状も適宜でよい。
【0064】
移動式水質浄化装置全体の各機器の制御は制御盤22で行うように示してあるが、携帯電話、パソコン等でインターネットを利用して、酸素濃度、油温、水温、圧力等を管理することにより、陸上から遠隔で装置の状態を把握して制御できるようにすれば、小型船舶で現場に赴く時間、コストを低減できる。
【0065】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明によれば、移動式水質浄化装置を、浄化しようとする水域の水を汲み上げ、この水にオゾンガスを溶解させて、再度前記水域に放流する移動式水質浄化装置であって、前記水域内の水を汲み上げるポンプと、同ポンプにより汲み上げられた水に酸素ガスおよびオゾンガスを吸入させる個々または共通のインジェクタと、前記酸素ガスおよびオゾンガスを吸入した水を貯留する貯留タンクと、加圧空気から酸素ガスを生成し前記インジェクタに酸素ガスを供給する酸素発生器と、同インジェクタにオゾンガスを供給するオゾンガス供給手段と、前記移動式水質浄化装置内の機器に電力を供給する電力供給手段と、同移動式水質浄化装置内の機器の制御手段とを水上に浮上する浮体内に搭載し、前記貯留タンク内の水を前記水域に放流する放流手段を備え、前記インジェクタよりの水を攪拌タンク内の水中に吐出してタンク内の水を攪拌し、攪拌タンク内で攪拌された水を前記貯留タンク内へシャワーノズルにより水面上に斜め方向に叩き付けるように放出して、前記貯留タンク内の水を回転せしめた後、前記貯留タンク下部より前記放流手段に供給するように構成したので、供給するオゾンガスの量を増やすことなく、水中に酸素ガスとともに吸入し、その酸素ガスの量を増やすことで、オゾンと水の接触効率を向上させることができ、オゾンにより殺菌浄化された水は、酸素、オゾンが略飽和状態に溶解した溶解水の状態となって、水底方向へ末広がりになりながら進んで行くためスポット的な浄化でなく広い水域の浄化が可能であり、また、ポンプ、インジェクタ、攪拌タンク、貯留タンク等と、電力、酸素ガス、およびオゾンガス等の供給手段、制御手段が浮体内に搭載されているため、任意の地点に曳き船等で低コストで移動し水質浄化処理を行え、水深等の制限を受け難く、水域を選ばない。また、陸電が得られる地域に限られず、また陸際の水域のみでなく、沖合まで含めた広い水域の水質浄化処理が可能であり、船舶でなく浮体構造のため、装置の運用の自由度が高く、維持コストも低いものとできる。
(2)請求項1を引用する請求項2も上記作用効果を奏する。
【0066】
)請求項の発明によれば、請求項1又は2に記載の移動式水質浄化装置において、前記浮体は単数ないしは締結され互いに分割可能な複数の隔室からなり、周囲に複数のフロートを取外し可能に取り付けてなるように構成したので、請求項1、2の発明の効果に加え、水上においてはフロートにより安定した浮上状態が得られ、連続していない水域に移動する場合も、浮体が個別の隔室からなるため、複数隔室の場合も締結を外して分割でき、フロートも取外し、ユニット単位で陸上輸送を行えるため、陸上輸送が容易であり、時間、コストは大きく低減される。
【0067】
)請求項の発明によれば、請求項に記載の移動式水質浄化装置において、前記隔室は輸送用コンテナの外寸、固定具、強度の規格に準拠しているように構成したので、請求項の発明の効果に加え、特に主要装置部を納めた隔室が陸上輸送の許される輸送用コンテナの外寸、固定具、強度等の規格に準拠しているため、陸上輸送の自由度が非常に高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る移動式水質浄化装置の浄化装置部の構成概念説明図である。
【図2】本実施の形態の移動式水質浄化装置の平面図である。
【図3】図2中A−A矢視による立面断面図である。
【図4】図2中B−B矢視による立面断面図である。
【図5】従来の水域浄化船の説明図である。
【符号の説明】
1 攪拌タンク
2 貯留タンク
3 ストレーナ
4 ポンプ
5、5′ インジェクタ
6 ノズル
7 シャワーノズル
8 開閉バルブ
9 吐出ノズル
10 脱気装置
11 消泡機
12 吐出口
13 吐出管
15 浮体
15a 第1隔室
15b 第2隔室
16 フロート
17 連結梁
18 アンカー
19 酸素発生機
20 オゾナイザ
21a 第1燃料タンク
21b 第2燃料タンク
22 制御盤
23 エンジン発電機
24 潤滑油タンク
25 圧縮機
26 エアータンク

Claims (4)

  1. 浄化しようとする水域の水を汲み上げ、この水にオゾンガスを溶解させて、再度前記水域に放流する移動式水質浄化装置であって、前記水域内の水を汲み上げるポンプと、同ポンプにより汲み上げられた水に酸素ガスおよびオゾンガスを吸入させる個々または共通のインジェクタと、前記酸素ガスおよびオゾンガスを吸入した水が吐出される攪拌タンクと、同攪拌タンクからの水を貯留する貯留タンクと、加圧空気から酸素ガスを生成し前記インジェクタに酸素ガスを供給する酸素発生器と、同インジェクタにオゾンガスを供給するオゾンガス供給手段と、前記移動式水質浄化装置内の機器に電力を供給する電力供給手段と、同移動式水質浄化装置内の機器の制御手段とを水上に浮上する浮体内に搭載し、前記貯留タンク内の水を前記水域に放流する放流手段を備え、前記インジェクタよりの水を前記攪拌タンク内の水中に吐出して前記攪拌タンク内の水を攪拌し、前記攪拌タンク内で攪拌された水を前記貯留タンク内へシャワーノズルにより水面上に斜め方向に叩き付けるように放出して、前記貯留タンク内の水を遠心力で水面が隔壁に迫り上がるように回転せしめた後、前記貯留タンク下部より前記放流手段に供給することを特徴とする移動式水質浄化装置。
  2. 前記貯留タンク上部の残留オゾンガスを前記インジェクタに戻すことを特徴とする請求項1に記載の移動式水質浄化装置。
  3. 請求項1又は2に記載の移動式水質浄化装置において、前記浮体は単数ないしは締結され互いに分割可能な複数の隔室からなり、周囲に複数のフロートを取外し可能に取り付けてなることを特徴とする移動式水質浄化装置。
  4. 請求項3に記載の移動式水質浄化装置において、前記隔室は輸送用コンテナの外寸、固定具、強度の規格に準拠していることを特徴とする移動式水質浄化装置。
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