JP4151426B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に搭載されるチップコンデンサを備え、当該チップコンデンサが樹脂によってモールドされる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁ノイズ除去のため、コンデンサが電源端子と接地端子の間に接続されたプリント基板が、例えば、実開平4−63672号公報(特許文献1)に開示されている。
【0003】
図6に、小型化のため上記と同じ電磁ノイズ除去のためのチップコンデンサが電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に直接搭載され、全体が樹脂によってモールドされた半導体装置を示す。図6は半導体装置100の平面透視図であり、図では以下で説明する要部が実線で示されており、他の部分が点線で示されている。
【0004】
図6において、符号4は半導体装置100の主要部であるICチップであり、ヒートシンク8上に搭載されている。図6の半導体装置100には8本のリードフレームがあるが、実線で示した符号1のリードフレームは電源端子であり、符号2のリードフレームは接地(GND)端子である。電源端子のリードフレーム1と接地端子のリードフレーム2の間には、電磁ノイズ除去のためのチップコンデンサ3が搭載されている。符号5は、ICチップ4とリードフレームを接続するワイヤボンディングのワイヤである。半導体装置100では、ICチップ4とチップコンデンサ3が図中の一点差線で示す樹脂9によってモールド封止されている。
【0005】
【特許文献1】
実開平4−63672号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示す半導体装置100では、小型化のため、電磁ノイズ除去のためのチップコンデンサ3が変形しやすいリードフレーム1,2の上に直接搭載されている。従って、リードフレーム1,2やモールド樹脂9を介してチップコンデンサ3に過大な応力が加わると、チップコンデンサ3が応力変形してショート故障を起こすことが考えられる。この場合には、チップコンデンサ3が電源とグランド(GND)間に接続されているため、過電流が流れてチップコンデンサ3が発熱し、最悪の場合にはモールド樹脂9が焼損する可能性もある。
【0007】
そこで本発明は、リードフレームにチップコンデンサを直接搭載した小型の半導体装置であって、チップコンデンサのショート故障の際、モールド樹脂の焼損の可能性を抑制した、フェールセーフ機能を有する半導体装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に搭載されるチップコンデンサを備え、当該チップコンデンサが樹脂によってモールドされる半導体装置において、前記電源端子と接地端子の間で、前記チップコンデンサと直列に過電流反応部が設けられ、チップコンデンサのショート故障によって過電流が流れた際に、前記過電流反応部が断線されることを特徴としている。
【0009】
これによれば、リードフレーム上に搭載されたチップコンデンサに過大な応力が加わり、チップコンデンサがショート故障を起こした場合には、電源端子と接地端子を短絡する過電流が流れる。この過電流が流れた際には、チップコンデンサと直列に接続された過電流反応部が、過電流により断線される。この断線によって過電流の流れは遮断されるため、チップコンデンサが発熱してモールド樹脂が焼損するといった事態を避けることができる。従って、本発明の半導体装置は、リードフレームにチップコンデンサを直接搭載した小型の半導体装置であって、チップコンデンサのショート故障の際、モールド樹脂の焼損の可能性が抑制された、フェールセーフ機能を有する半導体装置とすることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記過電流反応部が、前記電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において断面を小さくした断面縮小部であることを特徴としている。
【0011】
これによれば、断面縮小部の断面積を適宜設定することにより、チップコンデンサのショート故障によって過電流が流れた際に、過電流による発熱で断面縮小部を溶かして、断線させることができる。これによって、チップコンデンサが搭載されるリードフレームの一部に断面縮小部が設けられた上記半導体装置を、チップコンデンサのショート故障の際にフェールセーフ機能が働く半導体装置とすることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、前記過電流反応部が、前記電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において切断部が形成され、当該切断部がワイヤボンディングによるワイヤで接続されたワイヤ接続部であることを特徴としている。また、請求項4に記載の発明は、前記過電流反応部が、前記電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において切断部が形成され、当該切断部がチップ抵抗により接続されたチップ抵抗接続部であることを特徴としている。
【0013】
ワイヤボンディングによるワイヤによっても、断面積を適宜設定することにより、チップコンデンサのショート故障によって過電流が流れた際に、過電流による発熱でワイヤを溶かして、断線させることができる。また、チップ抵抗(抵抗値はほぼ0Ω)によっても、小さな電流容量のチップ抵抗を採用することで、チップコンデンサのショート故障の際に、過電流による発熱で断線させることができる。従って、リードフレームの切断部をワイヤボンディングによるワイヤもしくはチップ抵抗によって接続した上記半導体装置についても、チップコンデンサのショート故障の際にフェールセーフ機能が働く半導体装置とすることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に搭載されるチップコンデンサを備え、当該チップコンデンサが樹脂によってモールドされる半導体装置において、前記チップコンデンサを2個以上とし、各チップコンデンサが直列接続となるようにリードフレーム上に搭載されることを特徴としている。
【0015】
これによれば、2個以上のチップコンデンサが直列接続でリードフレーム上に搭載されるため、1個のチップコンデンサがショート故障を起こしても、他のチップコンデンサが正常であれば、電源端子と接地端子の間に短絡電流が流れることはない。従って、本発明の半導体装置では、過電流によりチップコンデンサが発熱し、モールド樹脂が焼損する確率が低減される。このようにして、本発明の半導体装置は、リードフレームにチップコンデンサを直接搭載した小型の半導体装置であって、チップコンデンサのショート故障の際、モールド樹脂の焼損の確率が低減された、フェールセーフ機能を有する半導体装置とすることができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に搭載されるチップコンデンサを備え、当該チップコンデンサが樹脂によってモールドされる半導体装置において、前記チップコンデンサの周囲おいて、前記樹脂を他の部分より薄くモールドしてなることを特徴としている。
【0017】
これによれば、チップコンデンサがショート故障を起こして過電流が流れた場合、チップコンデンサの周囲の樹脂が他の部分より薄くモールドされているため、モールド樹脂の焼損の周囲への拡大が抑制される。従って、本発明の半導体装置は、リードフレームにチップコンデンサを直接搭載した小型の半導体装置であって、チップコンデンサのショート故障の際、モールド樹脂の焼損の周囲への拡大が抑制された、フェールセーフ機能を有する半導体装置とすることができる。
【0018】
請求項7に記載のように、本発明は、前記チップコンデンサが電磁ノイズ除去のためのチップコンデンサである場合に好適である。
【0019】
樹脂によってモールドされた半導体装置では、半導体装置を駆動するための電源からも、リードフレームを介して有害な電磁ノイズが入射してくる。このような電源からの電磁ノイズは、電源端子と接地端子の間にコンデンサを入れて除去する必要がある。従って、本発明の半導体装置における前記チップコンデンサを電磁ノイズ除去に用いることで、小型の半導体装置であって、電源からの電磁ノイズの影響が抑制された半導体装置とすることができる。さらに、チップコンデンサのショート故障に際しては、前記のようにフェールセーフ機能を有する半導体装置とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
【0021】
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態における半導体装置101を示す。図1は、半導体装置101の平面透視図であり、図6に示す従来の半導体装置100の場合と同様に、以下で説明する要部が実線で示されており、他の部分が点線で示されている。また、図1の半導体装置101では、図6の従来の半導体装置100と同様の部分については同一の符号が付してあり、その説明は省略する。
【0022】
図1の半導体装置101は、図6の半導体装置100と同様、チップコンデンサ3が電源端子のリードフレーム11と接地端子のリードフレーム21の間に直接搭載され、全体が樹脂によってモールドされた小型の半導体装置である。一方、図1の半導体装置101では、電源端子と接地端子の間でチップコンデンサ3と直列に、過電流が流れた場合に断線される過電流反応部が設けられている点で、図6に示す従来の半導体装置100と異なっている。図1の半導体装置101における上記の過電流反応部は、電源端子と接地端子のリードフレーム11,21の一部を幅細に形成し、かつ中央部に4つの穴を配置して断面を小さくした断面縮小部11h,21hが、それに対応している。断面縮小部11h,21hの断面積は、過電流が流れた際に、過電流による発熱で断面縮小部11h,21hが溶けて断線するように、所定の値(溶断許容電流:数十A以上)に設定されている。尚、図1の半導体装置101では、電源端子と接地端子の両方のリードフレーム11,21に断面縮小部11h,21hが形成されているが、電源端子と接地端子のどちらか一方のリードフレームにのみ断面縮小部を形成してもよい。また、図1の半導体装置101では、リードフレームの幅とその中央部に形成した穴により、断面縮小部11h,21hの断面積を縮小しているが、幅と穴のどちらか一方のみを用いて断面積を縮小してもよい。また、穴の代わりに、溝を用いてもよい。
【0023】
図1の半導体装置101では、リードフレーム11,21上に搭載されたチップコンデンサ3に過大な応力が加わり、チップコンデンサ3がショート故障を起こした場合には、電源端子と接地端子を短絡する過電流が流れる。この過電流が流れた際には、チップコンデンサ3と直列に接続された断面縮小部11h,21hが、過電流により溶けて断線される。この断線によって過電流の流れは遮断されるため、チップコンデンサ3が発熱してモールド樹脂9が焼損するといった事態を避けることができる。従って、図1の半導体装置101は、モールド樹脂9の焼損の可能性が抑制された半導体装置となっている。このように、図1の半導体装置101は、リードフレームにチップコンデンサ3を直接搭載した小型の半導体装置であって、チップコンデンサ3のショート故障による過電流に対して、フェールセーフ機能を有した半導体装置とすることができる。
【0024】
図1の半導体装置101に搭載されたチップコンデンサ3は、電磁ノイズ除去のためのコンデンサとして好適である。半導体装置101では、半導体装置101を駆動するための電源からも、リードフレーム11を介して、有害な電磁ノイズが入射してくる。このような電源からの電磁ノイズは、電源端子と接地端子の間にコンデンサを入れて除去する必要がある。従って、図1の半導体装置101において、電源端子のリードフレーム11と接地端子のリードフレーム21の間に搭載されたチップコンデンサ3を、電磁ノイズ除去に用いることができる。図1の半導体装置101は、小さなチップコンデンサ3をリードフレーム上に直接搭載するため、従来技術に記載した特許文献1に開示されているプリント基板にコンデンサを搭載する場合に較べ、小型にすることができる。また、小型にすることで、端子からチップコンデンサ3までのリードフレーム11,21の配線距離も短くなる。従って、チップコンデンサ3に直列に加わる配線のL成分も小さくすることができ、ICチップ4のEMC(Electro Magnetic Compatibility)ノイズ誤動作対策として、チップコンデンサ4を効果的に動作させることができる。
【0025】
(第2の実施形態)
第1実施形態では、チップコンデンサのショート故障に際して断線される過電流反応部が、リードフレームの一部において断面を小さくした断面縮小部からなる半導体装置を示した。本実施形態は、過電流反応部が、ワイヤボンディングによるワイヤ接続部からなる半導体装置に関する。以下、本実施形態を図に基づいて説明する。
【0026】
図2は、本実施形態の半導体装置102の平面透視図である。図の記載方法は前記と同様であり、その説明は省略する。
【0027】
図1の半導体装置101では、チップコンデンサ3のショート故障に際して断線される過電流反応部が、リードフレーム11,21の一部において断面を小さくした断面縮小部11h、21hからなる半導体装置であった。一方、本実施形態の図2に示す半導体装置102は、同様の機能を有する過電流反応部が、ワイヤボンディングによるワイヤ接続部からなる点で、図1の半導体装置101と異なっている。
【0028】
図2に示す半導体装置102では、チップコンデンサ3を電源−GND間に接続するに際して、電源端子のリードフレーム12と接地端子のリードフレーム22だけでなく、ダミー端子のリードフレーム12dも用いられている。チップコンデンサ3は、ダミー端子のリードフレーム12dと接地端子のリードフレーム22の間に搭載されている。電源端子のリードフレーム12とダミー端子のリードフレーム12dの間は、ワイヤボンディングによるワイヤ5hによって接続されている。このワイヤ接続部が、上記の過電流反応部に対応している。言い換えれば、図2の半導体装置102では、電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において切断部12sが形成され、この切断部12sをワイヤボンディングによるワイヤ5hで接続したワイヤ接続部が、過電流反応部となっている。
【0029】
図2に示すワイヤ5hにはアルミニウム(Al)線や金(Au)線が用いられるが、過電流が流れた際に、過電流による発熱で溶けて断線するように、所定の径のワイヤが用いられる。例えば、直径が150μmで長さが4mmのAl線では、15アンペアの電流が流れた場合、約1秒で溶断される。
尚、図2の半導体装置102では、チップコンデンサ3に対して電源端子側にワイヤ接続部が形成されているが、チップコンデンサ3に対して接地端子側にワイヤ接続部を形成してもよいし、両側に形成してもよい。
【0030】
以上のように、ワイヤボンディングによるワイヤによっても、ワイヤの断面積を適宜設定することにより、チップコンデンサのショート故障によって過電流が流れた際に、過電流による発熱でワイヤを溶かして、断線させることができる。従って、図2に示すように、リードフレームの切断部12sをワイヤボンディングによるワイヤ5hによって接続した半導体装置102についても、チップコンデンサ3のショート故障の際にフェールセーフ機能が働く半導体装置とすることができる。
【0031】
(第3の実施形態)
第2実施形態では、チップコンデンサのショート故障に際して断線される過電流反応部が、ワイヤボンディングによるワイヤ接続部からなる半導体装置を示した。本実施形態は、過電流反応部が、チップ抵抗接続部からなる半導体装置に関する。以下、本実施形態を図に基づいて説明する。
【0032】
図3は、本実施形態の半導体装置103の平面透視図である。図の記載方法は前記と同様であり、その説明は省略する。
【0033】
図3の半導体装置103においても、図2の半導体装置102と同様に、チップコンデンサ3を電源−GND間に接続するに際して、電源端子のリードフレーム13と接地端子のリードフレーム23だけでなく、ダミー端子のリードフレーム13dが用いられている。図2の半導体装置102では、電源端子のリードフレーム12とダミー端子のリードフレーム12dの間がワイヤ5hによって接続され、これがチップコンデンサ3のショート故障に際して断線される過電流反応部となっていた。一方、図3の半導体装置103においては、電源端子のリードフレーム13とダミー端子のリードフレーム13の間がチップ抵抗6hによって接続され、これがチップコンデンサ3のショート故障に際して断線される過電流反応部となっている。言い換えれば、図3の半導体装置103では、電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において切断部13sが形成され、この切断部13sをチップ抵抗6hで接続したチップ抵抗接続部が、過電流反応部となっている。
【0034】
図3に示すチップ抵抗6hとして、例えば、抵抗値がほぼ0Ωで、絶対最大定格電流容量が10アンペア(1秒以下)のチップ抵抗を用いることができる。このチップ抵抗に10A(1秒以下)以上の過電流が流れると、過電流による発熱でチップ抵抗が溶断する。
尚、図3の半導体装置103では、チップコンデンサ3に対して電源端子側にチップ抵抗接続部が形成されているが、チップコンデンサ3に対して接地端子側にチップ抵抗接続部を形成してもよいし、両側に形成してもよい。
【0035】
以上のように、チップ抵抗によっても、抵抗値がほぼ0Ωで、所定の絶対最大定格電流容量を有するチップ抵抗を用いることで、チップコンデンサのショート故障によって過電流が流れた際に、チップ抵抗接続部を断線させることができる。従って、図3に示すように、リードフレームの切断部13sをチップ抵抗6hによって接続した半導体装置103についても、チップコンデンサ3のショート故障の際にフェールセーフ機能が働く小型の半導体装置とすることができる。
【0036】
(第4の実施形態)
第1〜3実施形態では、チップコンデンサのショート故障に際して断線される過電流反応部が形成された半導体装置を示した。本実施形態は、2個以上のチップコンデンサが直列接続となるようにリードフレーム上に搭載されてなる半導体装置に関する。以下、本実施形態を図に基づいて説明する。
【0037】
図4は、本実施形態の半導体装置104の平面透視図である。図の記載方法は前記と同様であり、その説明は省略する。
【0038】
図4の半導体装置104においても、図2,3の半導体装置102,103と同様に、チップコンデンサ3を電源−GND間に接続するに際して、電源端子のリードフレーム14と接地端子のリードフレーム24だけでなく、ダミー端子のリードフレーム14dが用いられている。前記の図1〜3の半導体装置101〜103では、電源端子と接地端子の間でチップコンデンサ3と直列に過電流反応部が設けられ、チップコンデンサ3のショート故障によって過電流が流れた際に、過電流反応部が断線される構造となっていた。一方、図4の半導体装置104においては、電源端子と接地端子の間で同じ機能を有する2個のチップコンデンサ3,3hが、直列接続でリードフレーム14,14d,24上に搭載されている。このため、チップコンデンサ3,3hのうちどちらか1個のチップコンデンサがショート故障を起こしても、他のチップコンデンサが正常であれば、電源端子と接地端子の間に短絡電流が流れることはない。また、正常なチップコンデンサの両端にかかる電圧が耐圧以下であれば、残った正常なコンデンサが故障することもない。従って、図4の半導体装置104では、電源端子と接地端子の間で1個のチップコンデンサを搭載する場合に較べて、過電流によりチップコンデンサが発熱してモールド樹脂が焼損する確率が低減されている。このように、図4の半導体装置104は、リードフレーム上にチップコンデンサを直接搭載した小型の半導体装置であって、チップコンデンサのショート故障に際してフェールセーフ機能を有する半導体装置となっている。尚、図4の半導体装置104では2個のチップコンデンサが直列接続されているが、チップコンデンサを3固以上直列接続してもよい。直列接続するチップコンデンサの数を増やすほど、半導体装置のフェールセーフ機能は高められる。
【0039】
(第5の実施形態)
第1〜3実施形態の半導体装置は、チップコンデンサのショート故障に対して、過電流反応部を形成してフェールセーフ機能を持たせた半導体装置であった。また、第4実施形態の半導体装置は、2個以上のチップコンデンサを直列接続してフェールセーフ機能を持たせた半導体装置であった。本実施形態は、チップコンデンサの周囲おいて、樹脂を他の部分より薄くモールドしてなる半導体装置に関する。以下、本実施形態を図に基づいて説明する。
【0040】
図5に、本実施形態の半導体装置105を示す。図5(a)は、半導体装置105の平面透視図であり、図5(b)は、図5(a)の一点差線A−Aにおける断面図である。
【0041】
図5(a),(b)に示す半導体装置105は、リードフレーム上へのチップコンデンサの搭載に関しては、図6に示した従来の半導体装置100と同様である。一方、図5(a),(b)の半導体装置105では、矢印9hで示したように、チップコンデンサ3の周囲おいて、樹脂9が他の部分より薄くモールドされている点が、図6の半導体装置100と異なっている。
【0042】
図5(a),(b)に示す半導体装置105では、チップコンデンサ3の周囲が他より薄くモールドされているため、チップコンデンサ3がショート故障を起こして過電流が流れた場合、モールド樹脂の焼損の周囲への拡大が抑制される。従って、図5(a),(b)に示す半導体装置105は、モールド樹脂の焼損の周囲への拡大が抑制された、フェールセーフ機能を有する半導体装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施形態の半導体装置の平面透視図である。
【図2】本発明における第2実施形態の半導体装置の平面透視図である。
【図3】本発明における第3実施形態の半導体装置の平面透視図である。
【図4】本発明における第4実施形態の半導体装置の平面透視図である。
【図5】本発明における第5実施形態の半導体装置で、(a)は半導体装置の平面透視図であり、(b)は(a)の一点差線A−Aにおける断面図である。
【図6】従来の半導体装置の平面透視図である。
【符号の説明】
1,2,11〜14,12d〜14d,21〜24 リードフレーム
11h,21h 断面縮小部(過電流反応部)
12s〜14s 切断部
3,3h チップコンデンサ
4 ICチップ
5,5h ワイヤ
6h チップ抵抗
8 ヒートシンク
9 樹脂
9h 薄くモールドされた樹脂部
100〜105 半導体装置

Claims (7)

  1. 電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に搭載されるチップコンデンサを備え、当該チップコンデンサが樹脂によってモールドされる半導体装置において、
    前記電源端子と接地端子の間で、前記チップコンデンサと直列に過電流反応部が設けられ、チップコンデンサのショート故障によって過電流が流れた際に、前記過電流反応部が断線されることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記過電流反応部が、前記電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において断面を小さくした断面縮小部であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記過電流反応部が、前記電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において切断部が形成され、当該切断部がワイヤボンディングによるワイヤで接続されたワイヤ接続部であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記過電流反応部が、前記電源端子もしくは接地端子のリードフレームの一部において切断部が形成され、当該切断部がチップ抵抗により接続されたチップ抵抗接続部であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に搭載されるチップコンデンサを備え、当該チップコンデンサが樹脂によってモールドされる半導体装置において、
    前記チップコンデンサを2個以上とし、各チップコンデンサが直列接続となるようにリードフレーム上に搭載されることを特徴とする半導体装置。
  6. 電源端子のリードフレームと接地端子のリードフレームの間に搭載されるチップコンデンサを備え、当該チップコンデンサが樹脂によってモールドされる半導体装置において、
    前記チップコンデンサの周囲おいて、前記樹脂を他の部分より薄くモールドしてなることを特徴とする半導体装置。
  7. 前記チップコンデンサが、電磁ノイズ除去に用いられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置。
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