JP2013251095A - ヒューズ及びヒューズの設置方法 - Google Patents

ヒューズ及びヒューズの設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御ユニットの回路基板に設けられたバイパスコンデンサが塩害等で短絡することで発生する発熱事故を、従来技術より少ない部品点数で防止する。
【解決手段】車両の制御に用いられる制御ユニットの回路基板は、当該制御ユニット又は該制御ユニットにより制御されるモータ及びソレノイドに電源からの電力を供給するための電源ライン3と、グランド4と、電源の電圧変動を減少させるため電源ライン3とグランド4との間に設けられたバイパスコンデンサ2とを備える。ヒューズ1は、パイパスコンデンサ2とグランド4との間の所定の長さ以上を有するラインとして形成され、該ラインは、所定の電流値以上の電流が流れるとき抵抗熱により切断されるように、所定のライン幅以下へと細く形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイパスコンデンサ短絡時の過電流による発熱を防止するためのヒューズ及び該ヒューズの設置方法に関し、特に、アンチロックブレーキシステム(ABS)や横滑り防止装置(ESC)などを制御するECUへの給電システムに設置されるバイパスコンデンサのためのヒューズに関する。
アンチロックブレーキシステム(ABS)や横滑り防止装置(ESC)などを制御する電子制御ユニット(ECU)への給電システムでは、電源電圧の急激な変動を防ぐため、ECUの電源ラインとグランド(GND)との間にバイパスコンデンサが設置されている。ECUが正常に動作する場合、バイパスコンデンサに常時過度の電流が流れることはないと考えられていたため、従来では、バイパスコンデンサに至るラインの電流容量は特に考慮されていなかった。このバイパスコンデンサは電源ラインとGNDとの間に設置されるため、何らかの原因によってコンデンサの両端子間が短絡すると大電流が流れ発熱事故(TI、Thermal Incident:発火、発煙等、発熱による事故)に至るおそれがある。この発熱事故を防止するため、バイパスコンデンサとしては積層直列コンデンサ(Multilayer series capacitor; MLSC)が採用されている。この積層直列コンデンサの使用は、機械的ストレスによりクラックが発生し、コンデンサが短絡するという故障モードに対して有効である。
しかし、機械的ストレスから発生するコンデンサの短絡による発熱事故は、積層直列コンデンサの採用によって対策されているが、塩害による短絡については対策されていない。例えばECUハウジングの経年劣化やコネクタのシーリング不良により、ECUハウジング内に塩分を含んだ水が入り込み、PCB上で塩分の結晶が形成されることがある。このようにバイパスコンデンサの端子付近で塩分の結晶が形成されると端子間が短絡し、過電流から発熱事故に至る可能性がある。
下記に示す特許文献1には、複数の通信装置のそれぞれに電力を供給する電流分配装置の出力部に、電源電圧安定化のためのコンデンサ収容箱を接続する技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、コンデンサ収容箱の中に、ヒューズ端子台と該端子台に挿入されたヒューズとを備えることにより、電気的短絡を防止している。
しかし、特許文献1の技術では、ヒューズ端子台に挿入されたヒューズを用いているため、上述のようにパッド間距離が非常に小さいECU等への給電システムへの適用は困難であり、また、部品点数が多くなるという問題がある。
特開2007−312461号公報
本発明は、上記事実に鑑みなされたもので、制御ユニットの回路基板に設けられたバイパスコンデンサの短絡時に発生する過電流による発熱事故を未然に防止することを可能にした、部品点数のより少ない、ヒューズ及びヒューズの設置方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、車両の制御に用いられる制御ユニットの回路基板に設置されたヒューズであって、前記回路基板は、前記制御ユニット又は該制御ユニットにより制御されるモータ及びソレノイドに電源からの電力を供給するための電源ラインと、グランドと、前記電源の電圧変動を減少させるため前記電源ラインと前記グランドとの間に設けられたバイパスコンデンサとを備え、前記ヒューズは、前記パイパスコンデンサと前記グランドとの間の所定の長さ以上を有するラインとして形成され、該ラインは、所定の電流値以上の電流が流れるとき抵抗熱により切断されるように、所定のライン幅以下へと細く形成されるようにしたものである。
本発明の第2の態様は、車両の制御に用いられる制御ユニットの回路基板にヒューズを設置する方法であって、前記回路基板は、前記制御ユニット又は該制御ユニットにより制御されるモータに電源からの電力を供給するための電源ラインと、グランドと、を備え、前記方法は、前記電源の電圧変動を減少させるため、前記電源ラインと前記グランドとの間にバイパスコンデンサを設け、前記パイパスコンデンサと前記グランドとの間の所定の長さ以上を有するラインを、所定の電流値以上の電流が流れるとき抵抗熱により切断されるように、所定のライン幅以下へと細くすることにより前記ラインをヒューズとして形成する、各工程を備えて構成したものである。
第1及び第2の態様において、例えば、前記所定の電流値は3Aであり、前記所定の長さは2.4mmであり、前記所定のライン幅は155μmである。また、前記制御ユニットは、ABS又はECUのための制御ユニットであってもよい。
本発明によれば、バイパスコンデンサとグランドとの間を接続するラインを細く形成するようにしたので、コンデンサが短絡し過電流が発生した場合においても、抵抗熱によりライン自体が切断され、発熱事故を未然に防止することが可能となる。また、従来技術のように回路上にヒューズ素子を追加するよりも部品点数をより少なくして安価に発熱事故防止を実現することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るヒューズが適用される回路の概念図である。 図2は、従来のヒューズ無しのバイパスコンデンサの配置構成と、本発明の一実施形態に係るヒューズを備えたバイパスコンデンサの配置構成との比較を示す図であって、(a)は従来技術に関し、(b)は本発明の一実施形態に関する。 図3は、本発明の一実施形態に係るヒューズが適用される、ABS用ECUの回路基板の平面図である。 図4は、図3のABS用ECUの回路基板における、本発明の一実施形態に係るヒューズを備えたバイパスコンデンサの簡単な回路図である。 図5は、本発明の一実施例に係るヒューズを備えたバイパスコンデンサの図であって、(a)は回路概念図であり、(b)は、より具体化した配置構成を示す図である。
図1に、本発明の一実施形態に係るヒューズが適用される回路の概念図が示されている。
図1に示すように、この回路には、電源からの電力を供給するための電源ライン3とグランド4(GND)との間に、電源の電圧変動を減少させるためのバイパスコンデンサ2が設けられている。本発明のヒューズ1は、パイパスコンデンサ2とグランド4との間のラインとして形成され、該ラインは、所定の電流値以上の電流が流れるとき発熱により切断される抵抗を有するように、所定のライン幅へと細く形成されている。
次に、図2を用いてヒューズ1の作用効果を説明する。
図2(a)は、従来技術のバイパスコンデンサ2の配置構成を示している。バイパスコンデンサ2の一方の端子は電源ライン3に接続され、他方の端子はグランド4に接続されている。従来技術の場合、バイパスコンデンサの端子付近で塩分の結晶が形成されると端子間が短絡することにより過電流が流れ、発熱事故に至る可能性がある。
これに対して、本願発明では、図2(b)に示されるように、バイパスコンデンサ2の一端子とグランド4との間のラインを細く形成することによって通常のラインの抵抗よりも大きな抵抗を有するラインであるヒューズ1が形成されている。このため、本願発明では、バイパスコンデンサ2の両端子間が塩結晶により短絡され、ヒューズ1に所定値以上の電流(過電流)が流れたとき、ヒューズ1で発生する抵抗熱によりラインが焼き切れ、これにより過電流は流れなくなり、発熱事故を未然に防止することができる。なお、1aはGND側パッド部である。
次に、ヒューズ1が適用される回路を図3及び図4を用いて説明する。
図3には、一例として小型自動車に用いられるABS用ECUの回路基板5が示されている。回路基板5は、CPU6と、ヒューズ1を備えるバイパスコンデンサ7と、ヒューズ1を備えるバイパスコンデンサ8と、を備えている。回路基板5は、図示しないECUハウジングによって覆われ、外部との信号のやりとりを、ECUに接続された図示しないコネクタを介して実行する。このコネクタの位置が参照番号9によって示されている。
図4には、回路基板5における、バイパスコンデンサ7、8の周辺回路の概略が示されている。バイパスコンデンサ7は、ECUに電力を供給するためのECU電源10から延びた電源ライン11とグランド4aとの間に設けられ、バイパスコンデンサ8は、ABS用モータ(図示せず)に電力を供給するモータ電源12から延びたモータ電源ライン13とグランド4bとの間に設けられている。バイパスコンデンサ7、8のいずれも、グランドとの接続ラインが本発明のヒューズ1として形成されている。なお、ECUによって制御されるソレノイド(図示せず)に関しても、上記と同様にヒューズ1を備えるバイパスコンデンサ(図示せず)が用意される。ソレノイドは、ECU電源10から電力が供給されるため、当該ソレノイドに関連するバイパスコンデンサは、ECU電源10から延びた電源ライン11とグランド4aとの間に設けられる。
図3のコネクタ位置9に示されるように、塩分を含んだ外部の空気は、コネクタの接続部分を通ってECUハウジング内部に侵入し得るため、コネクタ位置9に近い位置に配置されたバイパスコンデンサ7及び8は、塩害による短絡を起こしやすくなる。本発明によれば、バイパスコンデンサ7,8の両端子間を塩結晶が短絡したとしても、ヒューズ1が抵抗熱によって焼き切れるため、発熱事故を未然に防止することができる。
以上が本発明の実施形態であるが、本発明は上記例に限定されるものではなく、本発明の請求の範囲に記載された本発明の範囲内において任意好適に変更可能である。例えば、上記例では、ABS用のECUを用いたが、ABSに限定するものではなく、車両用のECUであれば、ESCなど他の任意の制御ユニットに適用可能である。
本発明の具体的な実施例を図5(a)、(b)を用いて説明する。
図5(a)、(b)の実施例では、バイパスコンデンサ8として、サイズ0603のチップ型の積層セラミックコンデンサ(幅0.8mm)を用い、モータ電源12として15V電圧電源を用いている。この場合、バイパスコンデンサ8の絶縁抵抗は、10MΩ以上となるため、通常的にヒューズ1に流れる電流は15[V]/10[MΩ]=1[μA]以下ということになる。
銅厚0.035mmのプリント回路基板(PWB)を用い、3A以上の電流が流れた場合にヒューズ1が切断されるように設計すると、図5(b)に示すように、ヒューズ1のラインは、長さ2.4mm、幅155μmとなる。
1 ヒューズ
1a GND側パッド部
2 バイパスコンデンサ
3 電源ライン
4、4a、4b グランド(GND)
5 ABS用制御ユニット(ECU)の回路基板
6 小型自動車用ABS用CPU
7 ECU電源ラインのバイパスコンデンサ
8 モータ電源ラインのバイパスコンデンサ
9 コネクタ位置
10 ECU電源
11 ECU電源ライン
12 モータ電源
13 モータ電源ライン

Claims (6)

  1. 車両の制御に用いられる制御ユニットの回路基板に設置されたヒューズであって、
    前記回路基板は、前記制御ユニット又は該制御ユニットにより制御されるモータ及びソレノイドに電源からの電力を供給するための電源ラインと、グランドと、前記電源の電圧変動を減少させるため前記電源ラインと前記グランドとの間に設けられたバイパスコンデンサとを備え、
    前記ヒューズは、前記パイパスコンデンサと前記グランドとの間の所定の長さ以上を有するラインとして形成され、該ラインは、所定の電流値以上の電流が流れるとき抵抗熱により切断されるように、所定のライン幅以下へと細く形成されている、ヒューズ。
  2. 前記所定の電流値は3Aであり、前記所定の長さは2.4mmであり、前記所定のライン幅は155μmである、請求項1に記載のヒューズ。
  3. 前記制御ユニットは、ABS又はECUのための制御ユニットである、請求項1又は2に記載のヒューズ。
  4. 車両の制御に用いられる制御ユニットの回路基板にヒューズを設置する方法であって、
    前記回路基板は、前記制御ユニット又は該制御ユニットにより制御されるモータ及びソレノイドに電源からの電力を供給するための電源ラインと、グランドと、を備え、
    前記方法は、
    前記電源の電圧変動を減少させるため、前記電源ラインと前記グランドとの間にバイパスコンデンサを設け、
    前記パイパスコンデンサと前記グランドとの間の所定の長さ以上を有するラインを、所定の電流値以上の電流が流れるとき抵抗熱により切断されるように、所定のライン幅以下へと細くすることにより前記ラインをヒューズとして形成する、各工程を備える、方法。
  5. 前記所定の電流値は3Aであり、前記所定の長さは2.4mmであり、前記所定のライン幅は155μmである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記制御ユニットは、ABS又はECUのための制御ユニットである、請求項4又は5に記載の方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1092289A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Hitachi Ltd 車両用制御装置
JP2004241579A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Denso Corp 半導体装置

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