JP4149587B2 - 管路内の砂埋め装置および砂埋め工法 - Google Patents
管路内の砂埋め装置および砂埋め工法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水底電力ケーブル等のケーブルが付設された水中等の管路において、ケーブルと管路内壁の間の管路空隙内に砂を充填する管路内の砂埋め装置および砂埋め工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水底ケーブル(海底ケーブルも含む)において陸部より水中に延線する渚では、潮流や波により鉛被疲労がケーブルに生じることや重量物がケーブルを圧迫すること等から保護するため、管路内にケーブルを収容している。
しかるに、この管路内ではケーブルと管路内壁との間の空隙内に水が入るがその水は循環や対流しにくいため、ケーブルに発生する熱が管路内に籠もり、ケーブルの許容電流に支障を生じる恐れがある。そこで、管路内空隙部に砂を充填し、この砂で熱伝導させて熱放散性を向上させるのが通常である。
【0003】
上記のようなケーブル布設管路内に砂を充填する従来工法の一つは、図6に示すように、陸部のマンホールから管路a内であってケーブルbとの空隙内にホースcを引き込み、このホースcを介してサンドブラスト装置(砂を圧送し研磨する装置)のコンプレッサーにより砂を管路空隙内に圧送して行き、ホースcを引き抜きながら砂を管路a内に充填する工法(従来工法1)がある。
この場合、管路a内への砂圧送は、通常のサンドブラスト処理を行うのと同じ位のコンプレッサー圧力(P=5.0〜7.0kg/cm2)で行っていた。
【0004】
しかし、この工法においての実績管路長は約30m以下であり、砂充填率は不明である。また、管路内でのホースは位置規制されないので、ホースを挿入したときの位置がランダムになり、ホース先端からの砂噴出圧力によりホースが踊る等するのでホースの位置は不明である。
【0005】
また、他の従来工法は、図7に示すように、管路a内でホースcを上部に位置させるために、円弧形状のホース支持金具dを1.0m〜2.0m間隔でワイヤーeに取付けて、このワイヤーeを管路a内に引き込み、ワイヤーeと共にケーブルb表面に沿って支持金具dをキャスターd1により走行させる。また、この支持金具dの上部に位置するリング形状のホースバンドf内にホースcを引き入れている。そして、この引き入れたホースcを介して砂を圧送し、ホースcを引きながら砂を充填する(従来工法2)。この工法では砂充填後は、支持金具を回収せずに管路内に残していた。
【0006】
そして、管路a内に砂が充填されているか否かの確認作業は、図7、図8に示すように、検知ロッドgを2本(ポリエチレン樹脂管チューブhの中にFRP製ロッドを収容したもの)を砂埋めホースcの両側部に取り付けたものを使用し、作業者がマンホールiからこのロッドgを押し込み、ロッドg先端を砂に突き当てて充填具合を確認していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来工法1では、図9に示すように、管路a内の砂jの埋め込みがホースc先端の位置が不定のため充填率が悪くなりやすく、砂埋めが不十分になる欠点があった。
また、図9の(a)に示すように、ホースcが下方に位置した場合には、砂jにホースcが埋まってしまい、引き抜けなくなる欠点がある。
【0008】
また、前記従来工法2では、図10に示すように、管路a内にホース支持金具dを引き込む必要があるため、管路施工不良に伴う継手部に段差や折れがあるとこの支持金具dの引き込みが不可能になる場合がある。その外に該金具dを引き入れる工程が繁雑である。また、管路a内に支持金具dが残置するため支持金具dが全損となり無駄となる。さらに、水中のため、空隙が管内上端部にでき、ケーブルの管路a内での上下位置が一定しないので、検知用ロッドgも砂山のどの位置を突いているのか解らないので、信頼性に欠け、また、ロッドgの突く場所が悪いと砂が十分に埋まっていないにもかかわらず、砂が埋まっていると錯覚する欠点もあった。
【0009】
本発明は、前記の問題点を解消するためなされたものであって、ホース支持金具を使用することなく、管路内に十分に砂を充填することができ、管路内の砂の検知が少なくともロッド一本で行うことができ、かつ、ホースの引き抜きが確実に行える管路内の砂埋め装置および砂埋め工法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成を有する。
請求項1の発明は、ケーブルの布設された管路内においてケーブルと管路内壁の間の空隙内に水が入っており、この空隙中に空気圧送により砂を充填する砂埋め装置であって、
前記空隙中に挿入されて空気圧送されてくる砂を空隙中に導入して充填するホース体と、該ホース体に沿って進退動可能に設置され、かつ、前記空隙中の充填砂に先端を当てて砂充填状況を検知するためのロッド体とを有し、
前記ホース体の先端部に、砂と共に吹き込まれた空気の層と水との境界の水面またはその水面に近い所に前記ホース体の先端部を浮かせ得る浮力を有するフロート体を設け、このフロート体の下部に錘を設け、フロート体の上部に前記ロッド体の前部を進退動可能に支持したことを特徴とする管路内の砂埋め装置である。
請求項2の発明は、管路は、地中より水中に斜め下方に向いて布設するケーブル保護用の水中管路であって、水中部側を栓体で塞がれて水が循環または対流しないことを特徴とする請求項1に記載の管路内の砂埋め装置である。
請求項3の発明は、ケーブルの布設された管路内においてケーブルと管路内壁の間の空隙内に水が入っており、ホース体を介して砂を空気圧送して空隙中に砂を充填する管路内の砂埋め工法であって、
前記ホース体の先端部に設けたフロート体の下部に錘を取付け、このフロート体の上部において、前記ホース体に沿って設置されたロッド体の前部を進退動可能に支持し、
前記空隙中に前記ホース体を先端部より挿入し、
前記ホース体の先端部に設けた前記フロート体の浮力により、空隙中において、砂と共に吹き込まれた空気の層と水との境界の水面またはその水面に近い所に前記ホース体の先端部を浮かしながら、前記ホース体を介して空気圧送した砂を空隙中に導入して充填し、
錘により前記ロッド体の前部をホース体の上方に位置させて、前記ロッド体の前部先端を前記空隙中の充填砂に当てることにより砂充填状況を検知し、
検知した砂充填状況に応じて、ホース体を順次管路から引き抜いて、砂の充填を行うことを特徴とする管路内の砂埋め工法である。
請求項4の発明は、管路は、地中より水中に斜め下方に向いて布設するケーブル保護用の水中管路であって、水中部側を栓体で塞がれて水が循環または対流しないことを特徴とする請求項3に記載の管路内の砂埋め工法である。
【0011】
本発明によれば、ケーブルの布設された管路内においてケーブルと管路内壁の間の空隙内に水が入り、この空隙中に空気圧送により砂を充填する際に、前記空隙中にホース体を先端部より挿入し、前記ホース体先端部に設けたフロート体により前記ホース体先端部を空隙中で浮かしながら、前記ホース体を介して空気圧送した砂を空隙中に導入して充填する。
すなわち、ホース体により管路内空隙に砂を空気圧送したときには、管路内に砂と共に空気も吹き込まれるので、砂はホース体先端部よりも前方に堆積し、また、空気は管路内の空隙の上部を通って後方に排気されて、ちょうどホース体先端から空気層が後方に延びて行く。この場合、ホース体の先端部は、フロート体により空気層との境界の水面または水面に近い所に浮く。そのとき、錘によりロッド体前部をホース体の上方に位置させて、ロッド体の前部先端を前記空隙中の充填砂に当てることにより砂充填状況を検知することができる。そして、検知した砂充填状況に応じて、ホース体を順次管路から引き抜いて、砂の充填を行う。
したがって、ホース体により管路内空隙に砂を空気圧送して充填するときに、ホース体先端部はフロート体の浮力により常に空気層によりできる水面または水面近くに浮かせることができるので、ホース体先端部が充填される砂で埋まることがない。このように、ホース支持金具を用いることなく、管路内に砂を充填できるので、支持金具のコストを削減できる。また、ホース体先端部を管路内に上部に位置させることができるので、砂を管路上部にまで充填でき砂の充填率を高くすることができる。また、このように管路内の上部付近の一定位置から砂が噴出するので、堆積した砂表面の傾斜角はほぼ一定になる。さらに、フロート体によりホース体は管路内の上部に安定して位置するので、砂が一定位置から空気と共に噴出し、効率の良い噴出が可能になって、圧送空気の圧力を低減することができる。
【0012】
また、フロート体は管路内の上部の一定位置になり、フロート体に錘を設けたことにより、ロッド体前部を常に水面上に位置させることができるので、前記のように、堆積した砂表面の傾斜角のほぼ一定さと合わせて砂の充填状況をロッド体で確実に検知できる。また、常にロッド体をホースよりも上部に位置させ得るので、ロッド体は一本設ければ良く、ロッド体のコストと検知作業工数を削減できる。
また、機材が砂を空気圧送するコンプレッサーには一般的なサンドブラスト装置を用いることができ、また、フロート体にはウレタンを用いることができるなど、資材の調達の容易なもので対応でき、施工も容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる管路内砂埋め装置のホース体12の先端部12aの説明図、図2は管路10内にホース体12を挿入した充填状態の横断面による説明図、図3は管路に砂を充填した後の状態の縦断面による説明図、図4は砂埋め装置の全体および砂埋め工法の説明図、図5は管路10内の砂埋め結果の説明図である。
【0014】
図4に示すように、実施形態にかかる管路内砂埋め装置は、水中電力ケーブル(海底ケーブルも含む)14の布設された管路10内においてケーブル14と管路内壁10aの間の空隙16内に水18が入っており、この空隙16中に空気圧送により砂を充填するためのものである。
この管路10は、内の陸と海、湖、河川等の境にある渚20に隣接または付近にある陸22のマンホール(人孔)24に基端が接続され、先端を斜め下方の海底に向けて渚20の地中に埋設したケーブル保護用のものであり、ケーブル14はマンホール24から管路10内を通って渚20から先の海底に埋設される。そして、管路10の水底側端(水中部側)は栓体25で塞がれて管路10内で水が循環または対流しない構造になっている。
【0015】
管路内砂埋め装置においては、陸上部に、空気圧送のための圧縮空気を送出管26aの一端から他端に向けて送出するコンプレッサー26と、砂を貯留し、前記送出管26aの他端とホース体12の尾端12bが接続されて、前記送出管26aからの圧縮空気に砂を混合してホース体12を介してこの砂を空気圧送させる砂タンク28とを設置している。
【0016】
また、図1に詳細に示すように、管路砂埋め装置は、前記管路10の空隙16中に挿入されて前記空気圧送されてくる砂を空隙16中に導入して充填する前記ホース体12と、該ホース体12に沿って進退動可能に設置され、かつ、前記空隙16中の充填砂に先端を当てて砂充填状況を検知するためのロッド体30とを有しており、前記ホース体先端部12aには浮力体であるフロート体32を設け、このフロート体32の下部32bに錘34を設け、フロート体上部32aに前記砂検知用ロッド体30の前部を保護管36を介して進退動可能に支持したものである。
【0017】
前記ホース体12は柔軟かつ強靭で可撓性のある材質のものであれば種々の材質を選択でき、ゴム、エラストマー、可撓性プラスチック等の複合して形成でき、例えば、ナイロンコアチューブの外周に超高張力ポリエステルブレード層を形成し、その外装材とし熱可塑性ウレタンカバーを被覆したナイロンホースや高圧ホースを用いることができる。
【0018】
前記フロート体32は、ホース体12を水面に浮かせ得る十分な浮力を有し、かつ、空隙16内に挿入可能な大きさのものを種々に選択使用できる。例えばフロート体32には、ポリスチレンフォームからなる保温材として用いられる筒状体を用いることができる。実施形態では、フロート体32は、ホース体12の先端より150mmの所から、1000mmの長さで設置している。
【0019】
前記ロッド体30は、柔軟かつ強靭で可撓性のある材質のものであれば種々の材質を選択でき、実施形態ではファイバープラスチック(FRP)製のものとしている。そして、図1に示すように、ロッド体30は、検知管36(例えばポリエチレンチューブ製)に進退動可能に収容されて前記ホース体12に沿って配設され、フロート体32の上部32a位置を貫きフロート体32に対して周方向の位置が一定になるように設けられている。実施形態では、ロッド体30は径がφ6mmで、検知管36は径がφ10mmのものとしている。
【0020】
前記錘34は、フロート体下部32bに埋め込まれて設けられており、フロート体32の浮力を阻害しない重量範囲で種々の材質・寸法を選択でき、実施形態ではφ10mmで長さ800mmの鉄筋棒を用いている。
なお、前記錘34と前記検知管36の設置は、フロート体32に埋め込んで行っているのでフロート体表面から突出する部分を無くして平坦な外周面の状態になっている。これにより、ホース体12を空隙16内に挿通する際に、フロート体32に出っ張りがないので、ケーブル等に引っ掛かることなくスムーズに該空隙16内にホース12を挿通可能になり、作業が極めてスムーズに行えるものである。
ただし、フロート体32は、一体でも分割されたものであっていずれでもよいが、縦割りに分割し、左右から錘34と検知管36を挟んで固定する構造とすれば、フロート体32のホース12への設置作業が簡単化する。
【0021】
実施形態にかかる砂埋め装置を用いた砂埋めを工法を説明する。
図1〜図4に示すように、ケーブル14の布設された管路10内においてケーブル14と管路内壁10aの間の空隙16内に水18が入り、この空隙16中に空気圧送により砂を充填するときには、前記空隙16中にホース体12を先端部12aより挿入する。具体的には、作業者が、マンホール24からケーブル14布設済みの管路10内にホース体12を挿通して行き、栓体25近くにまでホース体先端部12aを位置させる。
【0022】
前記ホース体先端部12aに設けたフロート体32により前記ホース体先端部12aを空隙中16で浮かしながら、前記ホース体12を介して空気圧送した砂を空隙16中に導入して充填する。この場合、コンプレッサーの圧力Pは2.0kg/cm2とした。
【0023】
すなわち、コンプレッサー26の圧縮空気を発生して砂タンク28内の砂を空気圧送し、ホース体12を介して管路内空隙16に砂を充填して行く。このとき、管路10内に砂と共に空気も吹き込まれるので、砂はホース体先端部12aよりも前方に堆積し(堆積した砂38)、また、空気は管路10内(の空隙16)の上部位置で空気層40を作って後方に排気されるので、ちょうどホース体先端部12aから空気層40が後方に延びて行く。この場合、ホース体12の先端部(先端も含めてフロート体設置箇所周辺を含む)12aは、フロート体32により空気層40との境界の水面42(または水面に近い所)に浮くので、図3に示すように、砂38は傾斜を作って順次充填される。
【0024】
上記のように、ホース体12はフロート体32の浮力で浮くが、下部の錘34によりロッド体30前部をホース体12の上方に位置する。したがって、ロッド体30の前部先端を前記空隙16中の充填砂38に当てることにより砂充填状況を検知することができる。
そして、検知した砂充填状況に応じて、ホース体12を適宜の時間間隔で順次管路10から引き抜いて、管路10の全域に亙った砂の充填を行う。
【0025】
したがって、ホース体12により管路内空隙16に砂を空気圧送して充填するときに、ホース体先端部12aはフロート体32の浮力により常に空気層40によりできる水面または水面近くに浮かせることができ、ホース体先端部12aが充填される砂で埋まることがない。このように、ホース支持金具を用いることなく、管路内に砂を充填できるので、支持金具のコストを削減できる。また、ホース体先端部12aをフロート体32の浮力により管路10内に上部に位置させることができるので、砂を管路10の上部にまで充填でき砂の充填率を高くすることができる。また、管路10内の上部付近の一定位置から砂が噴出するので、堆積した砂表面の傾斜角はほぼ一定になる。さらに、フロート体32によりホース体12は管路10内の上部に安定して位置するので、砂が一定位置から空気と共に噴出し、効率の良い噴出が可能になって、圧送空気の圧力を低減することができる。具体的には従来工法では、コンプレッサー圧力としてP=5.0〜7.0kg/cm2としていたが、この実施形態では、P=2.0kg/cm2で十分な砂圧送ができ、コンプレッサーの圧力低減が大幅にできた。
【0026】
また、フロート体32の浮力でホース体先端部12aは管路10内の上部の一定位置になり、フロート体32下部に錘34を設けたことにより、ロッド体30前部を常に水面上に位置させることができるので、前記のように、堆積した砂38表面の傾斜角のほぼ一定さと合わせて砂の充填状況をロッド体30で確実に検知できる。また、常にロッド体30をホース体12よりも上部に位置させ得るので、ロッド体30は一本設ければ良く、ロッド体30のコストと検知作業工数を削減できる。
また、機材が砂を空気圧送するコンプレッサー26には一般的なサンドブラスト装置を用い、また、フロート体32にはウレタンを用いるなど、資材の調達の容易なもので対応でき、施工も容易になる。
【0027】
本発明にかかる砂埋め装置を用いて、直流幹線ケーブル工事において、渚の管路で50m*2条のケーブルが布設されている各管路に砂埋めを施工した。
まず、コンプレッサーや砂タンクやホース体等の各資材や機材を所定の位置に配置した。
そして、ホース体の引き抜き速度を決定するため、マンホール内にドラム缶を用意し、そのドラム缶内に5秒間砂を圧送し、缶内の砂量を計測した。
【0028】
管路内には予め通線されたワイヤーでホース体を引き入れた。そして、管路先端部は木栓で閉塞した。
【0029】
そして、前記の実施形態の工法により管路内空隙に砂を充填していく。この場合、砂を充填しながらホース体を2分に1回の時間間隔で引き抜く。このときの引き抜き長さは、前記した砂送り量の計測結果から算出したものである。
また、ロッド体は約50cmのホース体の引き抜きに応じて1回押し込み、砂の充填状況を確認していった。
【0030】
上記のように本発明にかかる装置及び工法により、施工を実施した結果、図5のように管路内の空隙16に砂が充填されて、砂充填率=(管路内空隙/砂圧送量)*100より求めたならば、砂充填率は95%になった。よって、本発明にかかる砂埋め装置及び工法によれば、このように95%という高い充填率で空隙を砂で埋めることが実証され、本発明の極めて高い有用性が理解される。
なお、施工データとしては、砂圧送圧力P=2.0kg/m2、砂送り量V=5.04リットル/分、ホース体の引き抜き速度H=15.3cm/2分(2分毎に1回、15.3cmホース体を引き抜いた)であった。
【0031】
なお、前記の実施形態では本発明の好適例を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもちろんであり、種々の態様のケーブル布設管路で実施できる。例えば、フロート体やロッド体の材質や構造は他のものを用いて適宜に構成できる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、ホース体により管路内空隙に砂を空気圧送して充填するときに、ホース体先端部はフロート体の浮力により常に空気層によりできる水面または水面近くに浮かせることができ、ホース体先端部が充填される砂で埋まることがない。このように、ホース支持金具を用いることなく、管路内に砂を充填できるので、支持金具のコストを削減できる。
また、ホース体先端部を管路内に上部に位置させることができるので、砂を管路上部にまで充填でき砂の充填率を高くすることができる。また、管路内の上部付近の一定位置から砂が噴出するので、堆積した砂表面の傾斜角はほぼ一定になる。
また、フロート体の浮力によりホース体先端部は管路内の上部の一定位置になり、フロート体に錘を設けたことにより、ロッド体前部を常に水面上に位置させることができるので、堆積した砂表面の傾斜角のほぼ一定さと合わせて砂の充填状況をロッド体で確実に検知できる。さらに、フロート体によりホース体は管路内の上部に安定して位置するので、砂が一定位置から空気と共に噴出し、効率の良い噴出が可能になって、圧送空気の圧力を低減することができる。
また、常にロッド体をホースよりも上部に位置させ得るので、ロッド体は一本設ければ良く、ロッド体のコストと検知作業工数を削減できる。
また、機材が砂を空気圧送するコンプレッサーには一般的なサンドブラスト装置を用いることができ、また、フロート体にはウレタンを用いることができるなど、資材の調達の容易なもので対応でき、施工も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる管路内砂埋め装置のホース体の先端部の説明図であって(a)は縦断面図、(b)はA−A線に沿う横断面図である。
【図2】管路内空隙にホース体を挿入した充填状態の横断面による説明図である。
【図3】管路内空隙に砂を充填した後の状態の縦断面による説明図である。
【図4】砂埋め装置の全体および砂埋め工法の説明図である。
【図5】本発明を実施した砂埋め装置及び工法の結果の説明図である。
【図6】従来工法1の説明図である。
【図7】従来工法2の説明図であり、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
【図8】従来工法2の作業説明図である。
【図9】従来工法1の課題の説明図であり、(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図10】従来工法2の課題の説明図である。
【符号の説明】
10 管路
12 ホース体
14 ケーブル
16 空隙
18 水
26 コンプレッサー
28 砂タンク
30 ロッド体
32 フロート体
34 錘
36 検知管
38 堆積した砂
40 空気層
42 水面
Claims (4)
- ケーブルの布設された管路内においてケーブルと管路内壁の間の空隙内に水が入っており、この空隙中に空気圧送により砂を充填する砂埋め装置であって、
前記空隙中に挿入されて空気圧送されてくる砂を空隙中に導入して充填するホース体と、該ホース体に沿って進退動可能に設置され、かつ、前記空隙中の充填砂に先端を当てて砂充填状況を検知するためのロッド体とを有し、
前記ホース体の先端部に、砂と共に吹き込まれた空気の層と水との境界の水面またはその水面に近い所に前記ホース体の先端部を浮かせ得る浮力を有するフロート体を設け、このフロート体の下部に錘を設け、フロート体の上部に前記ロッド体の前部を進退動可能に支持したことを特徴とする管路内の砂埋め装置。 - 管路は、地中より水中に斜め下方に向いて布設するケーブル保護用の水中管路であって、水中部側を栓体で塞がれて水が循環または対流しないことを特徴とする請求項1に記載の管路内の砂埋め装置。
- ケーブルの布設された管路内においてケーブルと管路内壁の間の空隙内に水が入っており、ホース体を介して砂を空気圧送して空隙中に砂を充填する管路内の砂埋め工法であって、
前記ホース体の先端部に設けたフロート体の下部に錘を取付け、このフロート体の上部において、前記ホース体に沿って設置されたロッド体の前部を進退動可能に支持し、
前記空隙中に前記ホース体を先端部より挿入し、
前記ホース体の先端部に設けた前記フロート体の浮力により、空隙中において、砂と共に吹き込まれた空気の層と水との境界の水面またはその水面に近い所に前記ホース体の先端部を浮かしながら、前記ホース体を介して空気圧送した砂を空隙中に導入して充填し、
錘により前記ロッド体の前部をホース体の上方に位置させて、前記ロッド体の前部先端を前記空隙中の充填砂に当てることにより砂充填状況を検知し、
検知した砂充填状況に応じて、ホース体を順次管路から引き抜いて、砂の充填を行うことを特徴とする管路内の砂埋め工法。 - 管路は、地中より水中に斜め下方に向いて布設するケーブル保護用の水中管路であって、水中部側を栓体で塞がれて水が循環または対流しないことを特徴とする請求項3に記載の管路内の砂埋め工法。
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1998
- 1998-11-26 JP JP33558498A patent/JP4149587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2000166043A (ja) | 2000-06-16 |
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