JP4148421B2 - 半導体集積回路およびそのテスト方法、電子情報機器 - Google Patents

半導体集積回路およびそのテスト方法、電子情報機器 Download PDF

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Description

本発明は、回路起動時および異常動作時に、回路を確実に起動または再起動させるための起動回路を持つ半導体集積回路およびそのテスト方法、この半導体集積回路を搭載した例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話装置、テレビジョン装置およびパーソナルコンピュータのモニタ装置などの電子情報機器に関する。
ICやLSIなどの半導体集積回路には、定電圧回路やバンドギャップ基準電圧回路などのアナログ系回路を含むものがある。このようなアナログ系回路を含む半導体集積回路については、電源投入などの起動時および異常動作時に、そのアナログ系回路部分を安定的に動作させて半導体集積回路を確実に起動または再起動させるために、起動回路が必要である。これについて図5を用いて説明する。
図5は、従来の定電圧回路の要部構成例を示す回路図である。
図5に示すように、従来の定電圧回路では、その出力段に、エミッタホロア回路を構成するトランジスタ61と定電流回路62とを有している。
トランジスタ61は、ダイオード68〜71によりトランジスタ64のコレクタ電流から得られる定電圧のバッファアンプとして機能している。
定電流回路62は、PNPトランジスタ63および64と、NPNトランジスタ65と、ダイオード68〜71と、抵抗67とを有している。これらのトランジスタ63および64はカレントミラー回路を構成しており、このカレントミラー回路によって、トランジスタ63と直列に接続されたトランジスタ65のコレクタ電流Ic4とほぼ同じ値の電流In2を、ダイオード68および69を通じてトランジスタ65のベースに正帰還させるようになっている。さらに、定電流回路62には、起動抵抗72を介して電流Ip1を流すことによって、電源(電圧Vcc1)の立ち上がり時(起動時)に、確実に望ましい安定動作点で回路を起動させることができるようにする起動回路を有している。
この起動抵抗72は、例えば製造工程におけるゴミ付着などの原因で断線する可能性がある。しかしながら、起動抵抗72が断線しても、寄生容量などの影響によって半導体集積回路は起動してしまうことがある。
例えば図5に示す定電圧回路をモノリシック集積回路で構成した場合、集積回路の製造工程における塵埃などにより起動抵抗72が開放状態になったと仮定する。
この場合、トランジスタ63および64のベースとグラウンドGNDとの間に存在する寄生容量66(図5中破線接続で示す)のため、電源の立ち上がりに、過渡電流In1が流れる。トランジスタ65には、トランジスタ63および64で構成されるカレントミラー回路によって、ベース電流としてIn2≒In1という電流が与えられる。このトランジスタ65の直流電流増幅率をhFE65とすれば、トランジスタ63は、トランジスタ65によりhFE65×In2というコレクタ電流が与えられる。このため、トランジスタ65は、トランジスタ63と64およびダイオード68と69によって構成される正帰還ループにより正常にバイアスされる。したがって、この場合には、定電流回路62は、起動抵抗72の状態によらずに起動されることになる。
上記定電圧回路を有する半導体集積回路の出荷テストにおいて、起動抵抗72に開放不良(断線)が生じても、上述したように、トランジスタ65が正常にバイアスされて起動してしまう場合があるため、起動抵抗72に開放不良が生じた製品を出荷テストで完全に除去することができない。そのため、起動抵抗72に開放不良が生じた製品が出荷され、まれに起動しないという不具合が生じる可能性があるという問題があった。
起動抵抗72が断線する確率は、極めて低いものの、故障品が市場に流出すると、回路がまれに動作しなくなるという、半導体集積回路の信頼性を大きく損なう不良となる。よって、起動回路が正常に動作しているか否かについて、出荷テストにて確実に判定し、故障品の流出を防止することが必要になる。
従来、この起動回路が正常であるか否かを判定するテストを行うためには、半導体集積回路の起動回路から引き出された検査用パッドが必要であった。
例えば特許文献1には、定電圧回路を起動する抵抗の一端側に検査用パッドを設けて、抵抗が開放状態であるか否かを判定する方法が提案されている。例えば図5に示す定電圧回路では、起動抵抗72の一端から引き出された検査用パッド73を用いてテストが行われる。
この検査用パッド73の大きさ(面積)として、例えば特許文献2で1辺が100μm〜300μmの矩形形状程度の大きさが示されている。
特開平7−50531号公報 特開2000−277621号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている従来技術では、検査用パッドが、半導体集積回路の内部に大きな面積を占めており、例えば特許文献2を参照すると、通常、1辺が100μm〜300μmの矩形形状が必要となる。よって、検査用パッドの面積分だけ、有効素子形成領域の面積を大幅に減少させてしまうという問題があった。
さらに、従来の起動回路の検査用パッドは、パッケージの端子に接続することができず、ウェハテストでアナログテスタによりプロービングすることしかできなかった。その理由は、パッケージの端子に検査用パッドを接続すると、パッケージの端子から外来ノイズなどが入った場合に起動回路に誤動作を引き起こす可能性があるからである。このため、従来は、起動回路に対してパッケージング前のウェハテストにより良否判定を行う必要があり、コストダウンのためにウェハテストを省略してパッケージング後の出荷前テストのみを実施しようとする場合に障害となっていた。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、回路を起動するための起動電流発生手段が正常であるか否かの判定テストをロジックテストの一部に組み込むことができ、起動回路の検査用パッドを不要にできる半導体集積回路およびそのテスト方法、この半導体集積回路を搭載した例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話装置、テレビジョン装置およびパーソナルコンピュータのモニタ装置などの電子情報機器を提供することを目的とする。
本発明の半導体集積回路は、ロジック部と、起動時および異常動作時に、回路を起動または再起動するための起動電流を発生する起動電流発生手段と、該起動電流発生手段の起動電流を検出して該起動電流発生手段が正常であるか否かを示す検出信号を出力する起動電流検出手段と、外部から制御可能な該ロジック部の内部信号に基づいて、該検出信号と該ロジック部からの出力のいずれかを選択して同一の端子に出力可能とする信号選択手段とを有しており、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流発生手段は、前記起動電流または該起動電流値で定まる所定の電圧を出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流検出手段は、前記起動電流または前記起動電流値で定まる所定の電圧を入力として、前記検出信号として2値信号を前記信号選択手段に出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における信号選択手段は、前記検出信号と、前記ロジック部からの出力と、該ロジック部から供給される2値の内部信号である選択信号とを入力として、該選択信号に応じて、該検出信号と、該ロジック部からの出力とのいずれかを選択出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流発生手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された起動抵抗手段と、アノードが該起動抵抗手段の他方端に接続され、カソードがグラウンド側に接続されたダイオード手段とを有し、該ダイオード手段のアノード側から前記起動電流で定まる所定の電圧を出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流検出手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された定電流源と、該定電流源の他方端が一方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートが前記起動電流発生手段の出力端に接続された第1のトランジスタ手段とを有し、該定電流源と該第1のトランジスタ手段との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における第1のトランジスタ手段はN型MOSFETまたはP型MOSFETである。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流発生手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された起動抵抗手段と、一方駆動側とゲートが該起動抵抗手段の他方端に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続された第2のトランジスタ手段とを有し、該ゲートから前記起動電流値で定まる所定の電圧を出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流検出手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートがグラウンド側に接続された第3のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第3のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートが前記起動電流発生手段の出力端に接続された第4のトランジスタ手段とを有し、
該起動電流発生手段の出力端から前記起動電流値で定まる所定の電圧を該第4のトランジスタ手段のゲートに出力し、該第3のトランジスタ手段の他方駆動側と該第4のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流発生手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された起動抵抗手段と、一方駆動側とゲートが該起動抵抗手段の他方端に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続された第2のトランジスタ手段とを有し、
前記起動電流検出手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートがグラウンド側に接続された第3のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第3のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートが該第2のトランジスタのゲートに接続された第4のトランジスタ手段とを有し、
該第2のトランジスタ手段と該第4のトランジスタ手段によりカレントミラー回路を構成し、該第3のトランジスタ手段の他方駆動側と該第4のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における第2のトランジスタ手段および該第4のトランジスタ手段はN型MOSFETであり、前記第3のトランジスタ手段はP型MOSFETである。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流発生手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートおよび他方駆動側が接続された第5のトランジスタ手段と、一方端が該他方駆動側に接続され、他方端がグラウンド側に接続された起動抵抗手段とを有し、該ゲートから前記起動電流値で定まる所定の電圧を出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流検出手段は、ゲートに前記起動電流発生手段の出力端が接続され、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続された第6のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第6のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートに所定の電圧が印加される第7のトランジスタ手段とを有し、
前記起動電流値で定まる所定の電圧が該起動電流発生手段の出力端から該第6のトランジスタ手段のゲートに出力され、該第6のトランジスタ手段の他方駆動側と該第7のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における起動電流発生手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートおよび他方駆動側が接続された第5のトランジスタ手段と、一方端が該他方駆動側に接続され、他方端がグラウンド側に接続された起動抵抗手段とを有し、
前記起動電流検出手段は、ゲートに該第5のトランジスタのゲートが接続され、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続された第6のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第6のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートに所定の電圧が印加される第7のトランジスタ手段とを有し、
該第5のトランジスタ手段と該第6のトランジスタ手段によりカレントミラー回路を構成し、該第6のトランジスタ手段の他方駆動側と該第7のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における該第5のトランジスタ手段および該第6のトランジスタ手段はP型MOSFETであり、前記第7のトランジスタ手段はN型MOSFETである。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における信号選択手段は、前記2値の選択信号として一方レベルが入力されると、前記起動電流検出手段からの出力を前記同一の端子に出力し、該2値の選択信号として他方レベルが入力されると、該ロジック部からの出力を該同一の端子に出力する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路における信号選択手段は、前記起動電流検出手段の出力端に一方入力端が接続され、前記2値の選択信号の出力端が他方入力端に接続された第1の2入力オア回路と、該2値の選択信号の出力端が入力端に接続されたインバータ手段と、該ロジック部からの出力が一方入力端に接続され、該インバータ手段の出力端が他方入力端に接続された第2の2入力オア回路と、該第1の2入力オア回路および該第2の2入力オア回路の各出力端がそれぞれ両入力端にそれぞれ接続され、その出力端が前記同一の端子に接続された2入力アンド回路とを有する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体集積回路におけるロジック部には入力端子が設けられ、該入力端子に所定信号を入力することにより、該所定信号に応じてハイレベルおよびローレベルのいずれかの所定の2値信号が該ロジック部から得られる場合に、前記選択信号として該所定信号に応じて該所定の2値信号を切り替え可能とする。
本発明の電子情報機器は、本発明の上記半導体集積回路が搭載されている。
本発明の半導体集積回路のテスト方法は、本発明の上記半導体集積回路をテストする半導体集積回路のテスト方法であって、
前記信号選択手段によって前記起動電流検出手段からの出力を選択した前記同一の端子からの出力信号を用いて前記起動電流発生手段が正常であるか否かの判定確認を行う処理と、
該信号選択手段によって前記ロジック部からの出力を選択した該同一の端子からの出力信号を用いて該ロジック部のテストを行う処理とを有しており、そのことにより上記目的が達成される。
上記構成により、以下、本発明の作用について説明する。
起動電流発生手段からは、起動電流が発生すると共に、その起動電流を入力として、起動電流値で定まる所定の電圧が出力される。また、起動電流検出手段からは、起動電流発生手段からの起動電流または起動電流値で定まる所定の電圧が入力されて、信号選択手段の入力に検出信号が出力される。さらに、信号選択手段からは、起動電流検出手段からの出力(検出信号)とロジック部からの出力が入力されて、ロジック部から供給される選択信号に応じて、起動電流検出手段からの出力とロジック部からの出力のいずれかが選択されて同一の端子に出力される。
これによって、起動電流発生手段からの出力を簡単な回路構成の起動電流検出手段によって検出し、その検出結果を信号選択手段によって上記出力端子の一つに選択的に出力させることにより、起動回路の良否判定をロジックテストの一部として組み込むことが可能となる。
以上により、本発明によれば、半導体集積回路に起動電流検出手段およびこの出力を選択可能とする信号選択手段を設けたため、回路を起動するための起動電流発生手段が正常であるか否かの判定テストをロジックテストの一部に組み込むことができかつ、起動回路の検査専用パッドを不要とすることができる。これによって、アナログテスト工程の追加によるコスト増加を防ぎ、また専用パッドが不要となった分、有効素子形成領域の面積を増加させることができる。
例えば、従来の起動回路の検査用パッドの大きさは、通常、1辺が100μm〜300μm(特許文献2を参考)程度の矩形形状が必要であった。これに対して、本発明では、使用されるプロセスや実現方法などによっても異なるが、通常、従来の起動回路に1辺が約50μm程度の面積を有する回路を追加すればよいため、本発明によれば、起動回路の検査に必要な回路面積を1/4〜1/36に削減することができる。







さらに、従来の起動回路の検査用パッドは、パッケージの端子に接続すると、端子から外来ノイズなどが入力された場合に起動回路の誤動作を引き起こす可能性があるため、起動回路の良否判定をウェハテストでプロービングにより行うことしかできなかった。これに対して、本発明では、外来ノイズなどが入っても起動回路(起動電流発生手段)が誤動作しない構造であるため、アセンブリ後の出荷前テストで起動回路の良否判定を行うことができ、ウェハテストを省略してコストダウンを図ることができる。
以下に、本発明の半導体集積回路の実施形態1〜3について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの実施形態1〜3によって限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る半導体集積回路の要部構成例を示すブロック図である。
図1において、本実施形態の半導体集積回路1は、起動電流発生手段21を有する起動回路2と、起動電流検出手段3と、信号選択手段4と、論理回路などのロジック部5と、端子6〜8・・・とを備えている。
起動電流発生手段21は、電源投入時などの起動時および異常動作時に、回路を起動または再起動するための起動電流を発生させると共に、その起動電流を入力として、起動電流値で定まる所定の電圧を出力する。
起動電流検出手段3は、起動電流発生手段21から出力される所定の電圧を入力として起動電流発生手段21からの起動電流または起動電流値で定まる所定の電圧を検出して、起動電流発生手段21が正常であるか否かに対応する2値のロジック信号(検出信号)を信号選択手段4に出力する。
信号選択手段4は、起動電流検出手段3からの2値のロジック信号(検出信号)と、ロジック部5からの出力(ロジック出力)と、外部から2値の反転制御が可能とされ、ロジック部5から供給可能とされる2値の内部信号(選択信号)とを入力とし、ロジック部5の内部信号(選択信号)に基づいて、起動電流検出手段3からの出力(検出信号)とロジック部5からの出力(ロジック出力)のいずれかを選択して同一の端子6に出力する。この場合、ロジック部5に接続された例えば端子7または8を入力端子として、所定信号を入力することによりハイレベルまたはローレベルの所定の2値信号がロジック部5から得られる場合に、その入力所定信号に応じて所定の2値信号を選択信号(ロジック部5の内部信号)として切り替え可能とすることができる。
本実施形態の半導体集積回路1の具体的構成例を実施形態1〜3として説明する。
(実施形態1)
図2は、図1の半導体集積回路1の実施形態1における具体的構成例を示すブロック図である。
図2において、本実施形態1の半導体集積回路1Aは、起動電流発生手段21Aを有する起動回路2Aと、起動電流検出手段3Aと、信号選択手段4と、ロジック部5と、端子6〜8・・・とを備えている。
この起動回路2A内に設けられた起動電流発生手段21Aには、起動抵抗手段としての起動抵抗211と、ダイオード手段としてのダイオード212との直列回路を有し、ダイオード212のアノード側(起動抵抗211とダイオード212の接続点)から、ダイオード212を流れる起動電流値で定まる所定の電圧を出力する。
この起動抵抗211は、一方端が電源電圧Vccの出力端に接続され、他方端がダイオード212のアノード側に接続されている。また、ダイオード212は、アノードが起動抵抗211に接続され、カソードがグラウンドGNDに接続されている。
起動電流発生手段21Aでは、ダイオード212のアノードから、起動電流値で定まる所定の電圧が出力される。また、起動電流発生手段21Aは、起動抵抗211を介して、電源(電源電圧Vcc)の立ち上がり時に、確実に望ましい安定動作点で、半導体集積回路1Aを起動するようになっている。
起動電流検出手段3Aは、定電流源31と、第1のトランジスタ手段としてのN型MOSFET(電界効果トランジスタ)32とを有し、定電流源31とN型MOSFET32との接続点から2値の検出信号(2値信号)を信号選択手段4に出力する。
定電流源31は、一方端が電源電圧Vccの出力端に接続され、他方端がN型MOSFET32のドレイン(一方駆動側)に接続されている。
N型MOSFET32は、ドレイン(一方駆動側)が定電流源31の他方端に接続され、ソース(他方駆動側)がグラウンドGNDに接続され、ゲートが起動電流発生手段21Aを構成するダイオード212のアノード側に接続されている。
起動電流検出手段3Aでは、定電流源31によって、N型MOSFET32のドレイン側がバイアスされて、N型MOSFET32のドレインから信号選択手段4に2値のロジック信号(検出信号)を出力する。
信号選択手段4は、第1の2入力オア回路としての第1の2入力OR回路41と、第2の2入力オア回路としての第2の2入力OR回路42と、インバータ手段としてのインバータ43と、2入力アンド回路としての2入力AND回路44とを有し、ロジック部5からの2値の選択信号として一方レベル(ここではローレベル)が入力されると、起動電流検出手段3Aからの出力(検出信号)を同一の端子6に出力し、ロジック部5からの選択信号として他方レベル(ここではハイレベル)が入力されると、ロジック部5からのロジック出力を同一の端子6に出力するようにしている。
第1の2入力OR回路41は、起動電流検出手段3Aを構成する定電流源31とN型MOSFET32との接続点に一方の入力端が接続され、ロジック部5から供給される2値の選択信号が他方の入力端に接続されている。
インバータ43では、ロジック部5から供給される2値のロジック信号からなる選択信号が入力端に接続されている。
第2の2入力OR回路42は、ロジック部5からのロジック出力端が一方の入力端に接続され、インバータ43からの出力端が他方の入力端に接続されている。
2入力AND回路44は、第1の2入力OR回路41の出力端と第2の2入力OR回路42の出力端とが両入力端にそれぞれ接続され、その出力端が端子6に接続されている。
上記構成により、起動電流発生手段21Aにおいて、起動抵抗211に直列にダイオード212が設けられており、そのダイオード212の両端の電圧がN型MOSFET32のゲートに印加される。このN型MOSFET32のゲート電圧が閾値以上になると、N型MOSFET32が駆動してローレベルが検出信号として信号選択手段4に出力される。また、起動抵抗211が断線していると、起動抵抗211を介してダイオード212のアノード側に電流が供給されず、N型MOSFET32のゲートに電圧が印加されないため、N型MOSFET32は駆動せずハイレベルが検出信号として信号選択手段4に出力される。
この場合に、信号選択手段4にロジック部5から選択信号として“L”レベルが入力されると、起動電流検出手段3Aからの出力(検出信号)が端子6に出力され、信号選択手段4にロジック部5から選択信号として“H”レベルが入力されると、ロジック部5からのロジック出力が端子6に出力される。この信号選択手段4により、端子6からの出力信号を外部から検出することによって、端子6を用いて起動回路2Aの良否判定をロジックテストの一部に組み込むことができる。起動回路2Aの良否判定の場合には、端子6からの出力信号(検出信号)がハイレベルであれば起動抵抗211が断線状態で異常、これがローレベルであれば起動回路2Aの起動電流発生手段21Aが正常であることを示している。
以上のように、本実施形態1によれば、簡単な回路構成の追加によって、従来のように検査用パッドを別途設けることなく、起動電流発生手段21Aが正常であるか否かの判定テストをロジックテストの一部に組み込んで行うことができる。これによって、起動回路2Aの検査用パッドを不要とすることができて、その分、有効素子形成領域の面積を広げて増加させることができる。
なお、本実施形態1では、起動電流検出手段3Aにおいて、起動抵抗211に直列に設けられたダイオード212の両端の電圧をN型MOSFET32(閾値によりオンかオフか)で検出することにより、起動電流発生手段21Aからの起動電流値で定まる所定の電圧を検出するようにしたが、これに限らず、以下の実施形態2,3では、起動電流検出手段3と起動電流発生手段21とによってカレントミラー回路を構成して、起動電流発生手段21からの起動電流を検出する場合について説明する。
また、本実施形態1では、信号選択手段4として、ロジック部5からの2値の選択信号としてローレベルが入力されると、起動電流検出手段3Aからの出力(検出信号)を同一の端子6に出力し、ロジック部5からの選択信号としてハイレベルが入力されると、ロジック部5からのロジック出力を同一の端子6に出力するように構成したが、これに限らず、信号選択手段4として、ロジック部5からの2値の選択信号としてハイレベルが入力されると、起動電流検出手段3Aからの出力(検出信号)を同一の端子6に出力し、ロジック部5からの選択信号としてローレベルが入力されると、ロジック部5からのロジック出力を同一の端子6に出力するように構成してもよい。
(実施形態2)
図3は、図1の半導体集積回路1の本実施形態2の具体的構成例を示すブロック図である。
図3において、本実施形態2の半導体集積回路1Bは、起動電流発生手段21Bを有する起動回路2Bと、起動電流検出手段3Bと、信号選択手段4と、ロジック部5と、端子6〜8・・・とを備えている。
この起動回路2B内に設けられた起動電流発生手段21Bは、起動抵抗手段としての起動抵抗213と、第2のトランジスタ手段としての第1のN型MOSFET214とを有しており、第1のN型MOSFET214のゲートから、起動抵抗213に流れる起動電流値で定まる所定の電圧を起動電流検出手段3Bに出力している。
起動抵抗213は、一方端が電源電圧Vccの出力端に接続され、他方端が第1のN型MOSFET214のゲートとドレイン(一方駆動側)に接続されている。
第1のN型MOSFET214は、ソース(他方駆動側)がグラウンド側に接続されている。
起動電流発生手段21Bでは、第1のN型MOSFET214のゲートから、起動抵抗213に流れる起動電流値で定まる所定の電圧が起動電流検出手段3Bに出力される。
起動電流検出手段3Bは、第3のトランジスタ手段としてのP型MOSFET33と、第4のトランジスタ手段としての第2のN型MOSFET34とを有し、P型MOSFET33と第2のN型MOSFET34との接続点から2値信号(検出信号)を信号選択手段4に出力している。
P型MOSFET33は、そのソース(一方駆動側)が電源電圧Vccの出力端に接続され、そのドレイン(他方駆動側)が第2のN型MOSFET34のドレイン(一方駆動側)に接続され、そのゲートがグラウンドGND側に接続されている。
第2のN型MOSFET34は、そのゲートが、起動電流発生手段21Bを構成する第1のN型MOSFET214のゲートに接続され、そのソースがグラウンドGND側に接続されている。
起動電流検出手段3Bでは、P型MOSFET33によって第2のN型MOSFET34のドレイン側がバイアスされており、上記起動電流発生手段21Bを構成する第1のN型MOSFET214からの起動電流値で定まる所定の電圧が、起動電流検出手段3Bを構成する第2のN型MOSFET34のゲートに出力されると、第2のN型MOSFET34から信号選択手段4に2値のロジック信号(検出信号)が出力される。また、起動電流発生手段21Bと起動電流検出手段3Bとはカレントミラーを構成しており、このカレントミラー回路によって起動電流発生手段21Bの起動抵抗213に流れる電流を検出することができる。
信号選択手段4は、第1の2入力オア回路としての第1の2入力OR回路41と、第2の2入力オア回路としての第2の2入力OR回路42と、インバータ手段としてのインバータ43と、2入力アンド回路としての2入力AND回路44とを有している。
第1の2入力OR回路41は、起動電流検出手段3Bを構成するP型MOSFET33のドレインとN型MOSFET34のドレインとの接続点に一方の入力端が接続され、ロジック部5から供給される2値の選択信号出力端が他方の入力端に接続されている。
インバータ43は、ロジック部5から供給される2値のロジック信号からなる選択信号の出力端がその入力端に接続されている。
第2の2入力OR回路42は、ロジック部5のロジック出力端が一方の入力端に接続され、インバータ43の出力端が他方の入力端に接続されている。
2入力AND回路44は、第1の2入力OR回路41の出力端と第2の2入力OR回路42の出力端とが各入力端にそれぞれ接続され、その出力端が端子6に接続されている。
上記構成により、信号選択手段4において、ロジック部5からの選択信号として“L”レベル(ローレベル)が入力されると、起動電流検出手段3Bからの出力(検出信号)が端子6に出力され、ロジック部5からの選択信号として“H”レベル(ハイレベル)が入力されると、ロジック部5からのロジック出力が端子6に出力される。この信号選択手段4により、起動回路2Bの起動電流発生手段21Bの良否判定をロジックテストの一部に組み込むことができる。
以上のように、本実施形態2によれば、簡単な回路構成の追加によって、従来のように検査用パッドを別途設けることなく、起動電流発生手段21Bが正常であるか否かの判定テストをロジックテストの一部に組み込んで行うことが可能となる。これによって、起動回路2Bの検査用パッドを不要とすることができて、その分、有効素子形成領域の面積を広げて増加させることができる。
なお、本実施形態2では、上記実施形態1の場合と同様に、信号選択手段4として、ロジック部5からの2値の選択信号としてローレベルが入力されると、起動電流検出手段3Aからの出力(検出信号)を同一の端子6に出力し、ロジック部5からの選択信号としてハイレベルが入力されると、ロジック部5からのロジック出力を同一の端子6に出力するように構成したが、これに限らず、信号選択手段4として、ロジック部5からの2値の選択信号としてハイレベルが入力されると、起動電流検出手段3Aからの出力(検出信号)を同一の端子6に出力し、ロジック部5からの選択信号としてローレベルが入力されると、ロジック部5からのロジック出力を同一の端子6に出力するように構成してもよい。
(実施形態3)
図4は、図1の半導体集積回路1の本実施形態3の具体的構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態3では、上記実施形態2に対して、起動電流発生手段と起動電流検出手段とが逆極性で構成されている。
図4において、本実施形態3の半導体集積回路1Cは、起動電流発生手段21Cを有する起動回路2Cと、起動電流検出手段3Cと、信号選択手段4と、ロジック部5と、端子6〜8・・・とを備えている。
この起動回路2C内に設けられた起動電流発生手段21Cは、第5のトランジスタ手段としての第1のP型MOSFET215と、起動抵抗手段としての起動抵抗216とを有し、P型MOSFET215のゲートから、起動抵抗216に流れる起動電流値で定まる所定の電圧を起動電流検出手段3Cに出力している。
第1のP型MOSFET215は、そのソース(一方駆動側)が電源電圧Vccの出力端に接続され、そのゲートとドレイン(他方駆動側)とが接続されている。
起動抵抗216は、一方端が第1のP型MOSFET215のドレイン(他方駆動側)と接続され、他方端がグラウンドGND側に接続されている。
この起動電流発生手段21Cでは、第1のP型MOSFET215のゲートから、起動抵抗216に流れる起動電流値で定まる所定の電圧を起動電流検出手段3Cに出力する。
起動電流検出手段3Cは、第6のトランジスタ手段としての第2のP型MOSFET35と、第7のトランジスタ手段としてのN型MOSFET36とを有し、第2のP型MOSFET35とN型MOSFET36との接続点から2値の検出信号を信号選択手段4に出力している。
第2のP型MOSFET35は、そのゲートが、起動電流発生手段21Cを構成する第1のP型MOSFET215のゲートに接続され、ソース(一方駆動側)が電源電圧Vccの出力端に接続されている。
N型MOSFET36は、そのソース(他方駆動側)がグラウンドGND側に接続され、そのドレイン(一方駆動側)が第1のP型MOSFET35のドレイン(他方駆動側)に接続され、そのゲートには所定の電圧が印加されるようになっている。
この起動電流検出手段3Cでは、第2のP型MOSFET35によってN型MOSFET36のドレイン側がバイアスされており、上記起動電流発生手段21Cを構成する第1のP型MOSFET215のゲートから、起動抵抗216に流れる起動電流値で定まる所定の電圧が、起動電流検出手段3Cを構成する第2のP型MOSFET35のゲートに出力されると、第2のP型MOSFET35から信号選択手段4に2値のロジック信号(検出信号)が出力される。また、起動電流発生手段21Cと起動電流検出手段3Cとはカレントミラー回路を構成しており、このカレントミラー回路によって起動電流発生手段21Cの起動抵抗216に流れる電流を検出することができる。
信号選択手段4は、第1の2入力オア回路としての第1の2入力OR回路41と、第2の2入力オア回路としての第2の2入力OR回路42と、インバータ手段としてのインバータ43と、2入力アンド回路としての2入力AND回路44とを有している。
第1の2入力OR回路41は、起動電流検出手段3Cを構成するN型MOSFET36のドレインと第2のP型MOSFET35のドレインとの接続点に一方の入力端が接続され、ロジック部5から供給される2値の選択信号の出力端が他方の入力端に接続されている。
インバータ43は、ロジック部5から供給される2値のロジック信号からなる信号選択信号の出力端が入力端に入力されている。
第2の2入力OR回路42は、ロジック部5からのロジック出力端が一方の入力端に接続され、インバータ43の出力端が他方の入力端に接続されている。
2入力AND回路44は、第1の2入力OR回路41の出力端と第2の2入力OR回路42の出力端とがそれぞれ両入力端にそれぞれ接続され、その出力端が端子6に接続されている。
上記構成により、信号選択手段4において、ロジック部5からの信号選択信号として“L”レベル(ローレベル)が入力されると、起動電流検出手段3Cからの出力(検出信号)が端子6に出力され、ロジック部5からの信号選択信号として“H”レベル(ハイレベル)が入力されると、ロジック部5からのロジック出力が端子6に出力される。この信号選択手段4により、起動回路2Cの起動電流発生手段21Cの良否判定をロジックテストの一部に組み込むことができる。
以上のように、本実施形態3によれば、簡単な回路構成の追加によって、検査用パッドを別途設けることなく、起動電流発生手段21Cが正常であるか否かの判定テストをロジックテストの一部に組み込んで行うことが可能となる。これによって、起動回路2Cの検査用パッドを不要とすることができて、その分、有効素子形成領域の面積を広げて増加させることができる。
なお、本実施形態3では、上記実施形態1,2の場合と同様に、信号選択手段4として、ロジック部5からの2値の選択信号としてローレベルが入力されると、起動電流検出手段3Cからの出力(検出信号)を同一の端子6に出力し、ロジック部5からの選択信号としてハイレベルが入力されると、ロジック部5からのロジック出力を同一の端子6に出力するように構成したが、これに限らず、信号選択手段4として、ロジック部5からの2値の選択信号としてハイレベルが入力されると、起動電流検出手段3Cからの出力(検出信号)を同一の端子6に出力し、ロジック部5からの選択信号としてローレベルが入力されると、ロジック部5からのロジック出力を同一の端子6に出力するように構成してもよい。
以上により、本実施形態1〜3によれば、図1に示すように、電源投入などの起動時および異常動作時に、回路を起動または再起動するための起動電流を発生する起動電流発生手段21と、起動電流発生手段21の起動電流を検出して起動電流発生手段21が正常か否かを示す2値のロジック信号として検出信号を出力する起動電流検出手段3と、外部から制御可能なロジック部5の内部信号(2値の選択信号)に基づいて、この起動電流検出手段3からの出力(検出信号)とロジック部5からの出力とのいずれかを選択して同一の端子6に出力可能とする信号選択手段4とを有している。これによって、回路を起動するための起動電流発生手段21が正常であるか否かの判定テストをロジックテストの一部に組み込むことができて、従来は必要であった面積を取る起動回路の検査用パッドを不要にすることができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜3を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜3に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜3の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、電源投入などの回路起動時および異常動作時に、そのアナログ系回路部分を安定かつ確実に起動または再起動させるための起動回路を持つ半導体集積回路およびそのテスト方法、この半導体集積回路を搭載し、基準電圧により起動を行なう例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話装置、テレビジョン装置およびパーソナルコンピュータのモニタ装置などの電子情報機器の分野において、回路を起動するための起動電流発生手段が正常であるか否かの判定テストをロジックテストの一部に組み込むことが可能となり、従来は必要であった起動回路の検査用パッドが不要となる。これによって、テスト工程の追加によるコスト増加を防ぎ、有効素子形成領域の面積を増加させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る半導体集積回路の要部構成例を示すブロック図である。 図1の半導体集積回路の実施形態1の具体的構成例を示すブロック図である。 図1の半導体集積回路の実施形態2の具体的構成例を示すブロック図である。 図1の半導体集積回路の実施形態3の具体的構成例を示すブロック図である。 従来の定電圧回路の要部構成例を示す回路図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C 半導体集積回路
2、2A、2B、2C 起動回路
21、21A、21B、21C 起動電流発生手段
211、213、216 起動抵抗
212 ダイオード
214、32、34、36 N型MOSFET
215、33、35 P型MOSFET
3、3A、3B、3C 起動電流検出手段
31 定電流源
4 信号選択手段
41、42 2入力OR回路
43 インバータ
44 2入力AND回路
5 ロジック部
6〜8 端子

Claims (20)

  1. ロジック部と、
    起動時および異常動作時に、回路を起動または再起動するための起動電流を発生する起動電流発生手段と、
    該起動電流発生手段の起動電流を検出して該起動電流発生手段が正常であるか否かを示す検出信号を出力する起動電流検出手段と、
    外部から制御可能な該ロジック部の内部信号に基づいて、該検出信号と該ロジック部からの出力のいずれかを選択して同一の端子に出力可能とする信号選択手段とを有する半導体集積回路。
  2. 前記起動電流発生手段は、前記起動電流または起動電流値で定まる所定の電圧を出力する請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記起動電流検出手段は、前記起動電流または前記起動電流値で定まる所定の電圧を入力として、前記検出信号として2値信号を前記信号選択手段に出力する請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記信号選択手段は、前記検出信号と、前記ロジック部からの出力と、該ロジック部から供給される2値の内部信号である選択信号とを入力として、該選択信号に応じて、該検出信号と、該ロジック部からの出力とのいずれかを選択出力する請求項1に記載の半導体集積回路。
  5. 前記起動電流発生手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された起動抵抗手段と、アノードが該起動抵抗手段の他方端に接続され、カソードがグラウンド側に接続されたダイオード手段とを有し、
    該ダイオード手段のアノード側から前記起動電流で定まる所定の電圧を出力する請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  6. 前記起動電流検出手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された定電流源と、該定電流源の他方端が一方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートが前記起動電流発生手段の出力端に接続された第1のトランジスタ手段とを有し、
    該定電流源と該第1のトランジスタ手段との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する請求項1または3に記載の半導体集積回路。
  7. 前記第1のトランジスタ手段はN型MOSFETまたはP型MOSFETである請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 前記起動電流発生手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された起動抵抗手段と、一方駆動側とゲートが該起動抵抗手段の他方端に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続された第2のトランジスタ手段とを有し、
    該ゲートから前記起動電流値で定まる所定の電圧を出力する請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  9. 前記起動電流検出手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートがグラウンド側に接続された第3のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第3のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートが前記起動電流発生手段の出力端に接続された第4のトランジスタ手段とを有し、
    該起動電流発生手段の出力端から前記起動電流値で定まる所定の電圧を該第4のトランジスタ手段のゲートに出力し、該第3のトランジスタ手段の他方駆動側と該第4のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する請求項1または3に記載の半導体集積回路。
  10. 前記起動電流発生手段は、一方端が電源電圧の出力端に接続された起動抵抗手段と、一方駆動側とゲートが該起動抵抗手段の他方端に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続された第2のトランジスタ手段とを有し、
    前記起動電流検出手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートがグラウンド側に接続された第3のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第3のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートが該第2のトランジスタのゲートに接続された第4のトランジスタ手段とを有し、
    該第2のトランジスタ手段と該第4のトランジスタ手段によりカレントミラー回路を構成し、該第3のトランジスタ手段の他方駆動側と該第4のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する請求項1に記載の半導体集積回路。
  11. 前記第2のトランジスタ手段および該第4のトランジスタ手段はN型MOSFETであり、前記第3のトランジスタ手段はP型MOSFETである請求項10に記載の半導体集積回路。
  12. 前記起動電流発生手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートおよび他方駆動側が接続された第5のトランジスタ手段と、一方端が該他方駆動側に接続され、他方端がグラウンド側に接続された起動抵抗手段とを有し、
    前記ゲートから前記起動電流値で定まる所定の電圧を出力する請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  13. 前記起動電流検出手段は、ゲートに前記起動電流発生手段の出力端が接続され、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続された第6のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第6のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートに所定の電圧が印加される第7のトランジスタ手段とを有し、
    前記起動電流値で定まる所定の電圧が該起動電流発生手段の出力端から該第6のトランジスタ手段のゲートに出力され、該第6のトランジスタ手段の他方駆動側と該第7のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する請求項1または3に記載の半導体集積回路。
  14. 前記起動電流発生手段は、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続され、ゲートおよび他方駆動側が接続された第5のトランジスタ手段と、一方端が該他方駆動側に接続され、他方端がグラウンド側に接続された起動抵抗手段とを有し、
    前記起動電流検出手段は、ゲートに該第5のトランジスタのゲートが接続され、一方駆動側が電源電圧の出力端に接続された第6のトランジスタ手段と、一方駆動側が該第6のトランジスタ手段の他方駆動側に接続され、他方駆動側がグラウンド側に接続され、ゲートに所定の電圧が印加される第7のトランジスタ手段とを有し、
    該第5のトランジスタ手段と該第6のトランジスタ手段によりカレントミラー回路を構成し、該第6のトランジスタ手段の他方駆動側と該第7のトランジスタ手段の一方駆動側との接続点から前記検出信号を前記信号選択手段に出力する請求項1に記載の半導体集積回路。
  15. 前記第5のトランジスタ手段および前記第6のトランジスタ手段はP型MOSFETであり、前記第7のトランジスタ手段はN型MOSFETである請求項14に記載の半導体集積回路。
  16. 前記信号選択手段は、前記2値の選択信号として一方レベルが入力されると、前記起動電流検出手段からの出力を前記同一の端子に出力し、該2値の選択信号として他方レベルが入力されると、該ロジック部からの出力を該同一の端子に出力する請求項4、6、9、10、13および14のいずれかに記載の半導体集積回路。
  17. 前記信号選択手段は、前記起動電流検出手段の出力端に一方入力端が接続され、前記2値の選択信号の出力端が他方入力端に接続された第1の2入力オア回路と、該2値の選択信号の出力端が入力端に接続されたインバータ手段と、該ロジック部からの出力が一方入力端に接続され、該インバータ手段の出力端が他方入力端に接続された第2の2入力オア回路と、該第1の2入力オア回路および該第2の2入力オア回路の各出力端がそれぞれ両入力端にそれぞれ接続され、その出力端が前記同一の端子に接続された2入力アンド回路とを有する請求項4、6、9、10、13、14および16のいずれかに記載の半導体集積回路。
  18. 前記ロジック部には入力端子が設けられ、該入力端子に所定信号を入力することにより、該所定信号に応じてハイレベルおよびローレベルのいずれかの所定の2値信号が該ロジック部から得られる場合に、前記選択信号として、該所定信号に応じて該所定の2値信号を切り替え可能とする請求項1、4、16および17のいずれかに記載の半導体集積回路。
  19. 請求項1〜18のいずれかに記載の半導体集積回路が搭載されている電子情報機器。
  20. 請求項1〜18のいずれかに記載の半導体集積回路をテストする半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記信号選択手段によって前記起動電流検出手段からの出力を選択した前記同一の端子からの出力信号を用いて前記起動電流発生手段が正常であるか否かの判定確認を行う処理と、
    該信号選択手段によって前記ロジック部からの出力を選択した該同一の端子からの出力信号を用いて該ロジック部のテストを行う処理とを有する半導体集積回路のテスト方法。
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