JP4147979B2 - 輻射パネル構造体および空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、輻射パネル構造体および空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
輻射によって室内の温度調整を行う輻射型空気調和機が従来より知られている。この輻射型空気調和機は、通常、室内空間に面する輻射パネルを備え、輻射パネルの表面から冷熱または温熱を輻射により室内へと放出する。これにより、室内の温度調整が行われる(特許文献1参照)。このような輻射型空気調和機によれば、輻射によって室内の温度調整が行われるため、対流によって温度調整を行う場合よりも、ドラフトによる不快感が低減される。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−296501号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、より快適な室内環境のためには、輻射量の適切な調整が必要である。例えば、室内の作業環境等によっては、輻射量を多く必要とする部分とそうではない部分とが存在することがある。このような場合には、部分によって輻射量を変えることができれば、より適切な温度調整が可能となる。
【0005】
本発明の課題は、輻射量を適切に調整することができる輻射パネル構造体および空気調和機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の輻射パネル構造体は、輻射によって室内の温度調整を行う輻射パネル構造体であって、第1部と、第2部とを備える。第1部は、第1色を有する。第2部は、第1色と異なる色であり且つ輻射率の異なる第2色を有する。そして、第1部と第2部とは同じ材料から成る。
【0007】
この輻射パネル構造体では、第1部と第2部とが異なる色を有している。そして、輻射量は輻射面の色の影響を受けるため、色が異なれば輻射量が異なる。このため、この輻射パネル構造体では、異なる色の組合せにより輻射量を調整することができる。これにより、この輻射パネル構造体では、輻射量を適切に調整することができる。また、同じ材料を用いて色を異なる色とすることによって、容易に色の異なる第1部と第2部とを形成することができる。
【0008】
請求項2に記載の輻射パネル構造体は、輻射によって室内の温度調整を行う輻射パネル構造体であって、第1部と、第2部とを備える。第1部は、第1色を有する。第2部は、第1色と異なる色である第2色を有する。また、第1部と第2部とは、室内の居住空間に面する第1輻射面を構成し、第1部と第2部とは、第1輻射面の幅方向に分かれて配置されている。
【0009】
請求項3に記載の輻射パネル構造体は、輻射によって室内の温度調整を行う輻射パネル構造体であって、第1部と、第2部とを備える。第1部は、第1色を有する。第2部は、第1色と異なる色である第2色を有する。また、第1部と第2部とは、室内の居住空間に面する第1輻射面を構成し、第1部は、第1輻射面の縁部に沿って分布しており、第2部は、第1輻射面の中央部に分布している。
【0010】
請求項4に記載の輻射パネル構造体は、請求項2または3に記載の輻射パネル構造体であって、第1部と第2部とは同じ材料から成る。
【0011】
この輻射パネル構造体では、第1部と第2部とは、同じ材料から成る。このため、同じ材料を用いて色を異なる色とすることによって、容易に色の異なる第1部と第2部とを形成することができる。
【0012】
請求項5に記載の輻射パネル構造体は、請求項1から4のいずれかに記載の輻射パネル構造体であって、第1部と第2部とは、繊維系材料によって形成される。
【0013】
この輻射パネル構造体では、第1部と第2部とは、繊維系材料によって形成される。このため、第1部と第2部とを異なる色とすることが容易である。
【0014】
請求項6に記載の輻射パネル構造体は、請求項5に記載の輻射パネル構造体であって、空気取入れ部をさらに備える。空気取入れ部は、温度調整された空気を取り入れる。そして、第1部と第2部とは、空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間の少なくとも一部を構成する。
【0015】
この輻射パネル構造体では、圧力発生空間の空気の温度を利用した第1部と第2部とからの輻射によって、室内の温度調整を行うことができる。また、圧力発生空間には温度調整された空気によって大気圧より大きな圧力が生じる。そして、第1部と第2部とは、繊維系材料によって形成される。従って、第1部と第2部との繊維の目の隙間から温度調整された空気が穏やかに室内へ吹き出される。このため、この輻射パネル構造体は、第1部と第2部とから穏やかに吹き出される空気によって、室内の温度調整を行うことができる。
【0016】
このように、この輻射パネル構造体では、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この輻射パネル構造体では、ドラフトによる不快感を低減することができる。
【0017】
請求項7に記載の輻射パネル構造体は、請求項1から6のいずれかに記載の輻射パネル構造体であって、第1色と第2色とは所定の視覚的効果のある色彩となっている。
【0018】
この輻射パネル構造体では、第1部と第2部との色により視覚的効果が発揮される。例えば、寒色系の色は見る者に涼しい感覚を与え、暖色系の色は見る者に暖かい感覚を与える。これにより、この輻射パネル構造体では、視覚的効果により、居住者等の快適感を向上させることができる。
【0019】
請求項8に記載の輻射パネル構造体は、請求項1から7に記載の輻射パネル構造体であって、第1色と第2色とは、所定の意匠の少なくとも一部を構成する。
【0020】
この輻射パネル構造体では、第1輻射パネルと第2輻射パネルとの色によって、所定の意匠の少なくとも一部が表されている。このため、この輻射パネル構造体では、インテリア性を向上させることができる。
【0021】
請求項9に記載の輻射パネル構造体は、請求項5または6に記載の輻射パネル構造体であって、第1色と第2色と繊維材料の繊維の目とは、所定の意匠の少なくとも一部を構成する。
【0022】
この輻射パネル構造体では、第1部と第2部との色と、繊維の目とによって所定の意匠の少なくとも一部が表されている。このため、この輻射パネル構造体では、第1部および第2部の色と繊維の質感とによってインテリア性をより向上させることができる。
【0023】
請求項10に記載の輻射パネル構造体は、請求項1から4のいずれかに記載の輻射パネル構造体であって、温度調整された空気を取り入れる空気取入れ部をさらに備える。そして、第1部と前記第2部とは、空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間の少なくとも一部を構成し、空気が吹き出る複数の孔を有する。また、第1色と第2色と複数の孔とは、所定の意匠の少なくとも一部を構成する。
【0024】
この輻射パネル構造体では、圧力発生空間の空気の温度を利用した第1部と第2部とからの輻射によって、室内の温度調整を行うことができる。また、圧力発生空間には温度調整された空気によって大気圧より大きな圧力が生じる。そして、第1部と第2部とは、複数の孔を有する。従って、第1部と第2部とに設けられた孔から温度調整された空気が穏やかに室内へ吹き出される。このため、この輻射パネル構造体は、第1部と第2部とから穏やかに吹き出される空気によって、室内の温度調整を行うことができる。このように、この輻射パネル構造体では、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この輻射パネル構造体では、ドラフトによる不快感を低減することができる。
【0025】
また、この輻射パネル構造体では、第1部と第2部との色と、複数の孔とによって所定の意匠の少なくとも一部が表されている。このため、この輻射パネル構造体では、第1部および第2部の色と複数の孔とによってインテリア性をより向上させることができる。
【0026】
請求項11に記載の空気調和機は、請求項1から10のいずれかに記載の輻射パネル構造体と、取付部とを備える。取付部には、輻射パネル構造体が取り付けられる。
【0027】
この空気調和機では、第1部と第2部とが異なる色を有している輻射パネル構造体が備えられている。このため、この空気調和機では、異なる色の組合せにより輻射量を調整することができる。これにより、この空気調和機では、輻射量を適切に調整することができる。
【0028】
請求項12に記載の空気調和機は、請求項11に記載の空気調和機であって、輻射パネル構造体は、取付部に着脱自在に取り付けられる。
【0029】
この空気調和機では、輻射パネル構造体を自在に着脱することができる。このため、季節や用途に応じて、第1部と第2部との色や配置が異なる輻射パネル構造体に取り換えることができる。これにより、この空気調和機では、輻射量をより適切に調整することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
[全体構成]
本発明の第1実施形態にかかる空気調和機1を図1に示す。この空気調和機1は、室内機2と室外機3とを備えており、輻射と、温度調整された空気の吹き出しとによって冷暖房等の室内の空気調和を行うことができる。なお、図1では、理解の容易のため、空気調和機1の一部が断面図として示されている。
【0031】
室外機3は、室外に配置され、圧縮機31、四路切換弁32、電動弁33、室外ファン(図示せず)、室外ファンモータ34、室外機温度センサ35(以上、図5参照)、室外熱交換器(図示せず)等を備えている。
【0032】
圧縮機31、電動弁33、四路切換弁32、室外熱交換器等は、後述する室内熱交換器と共に冷媒回路を構成している。室外ファンは、室外ファンモータ34によって回転駆動され、室外熱交換器を通る空気の流れを生成する。室外機温度センサ35には、室外熱交換器の温度や室外空気の温度を検出する各種の温度センサが含まれる。
【0033】
室内機2は、室内の天井面近傍や側壁等の配置され、室内機ケーシング21、室内熱交換器22、室内ファン23、室内ファンモータ24(図5参照)、室内機温度センサ25(図5参照)、輻射パネル構造体5aなどを備えている。
【0034】
室内機ケーシング21は、室内熱交換器22や室内ファン23等を内部に収納しており、吸込み口26と接続口27とを備えている。吸込み口26は、室内から室内機ケーシング21内へと取り入れられる空気が通る開口である。接続口27は、室内機ケーシング21内で室内熱交換器22を通って輻射パネル構造体5aへと送られる空気が通る開口であり、後述する輻射パネル構造体5aの空気取入れ口51に接続される。
【0035】
室内熱交換器22は、室外熱交換器や圧縮機31等と冷媒配管4を介して接続されている。室内熱交換器22は、通過する空気との間で熱交換を行うことによって、空気の温度調整を行う。
【0036】
室内ファン23は、室内ファンモータ24によって回転駆動され、室内から取り込まれ輻射パネル構造体5aへと送られる空気流を生成する。この空気流は、吸込み口26から室内機ケーシング21の内部に取り込まれ、室内熱交換器22、接続口27および空気取入れ口51を通って輻射パネル構造体5aの内部へと到る空気の流れである。
【0037】
室内機温度センサ25には、室内熱交換器の温度や室内空気の温度等を検出する各種の温度センサが含まれる。
【0038】
輻射パネル構造体5aは、天井面の近傍に配置され、温度調整された空気の温度を利用した輻射と、温度調整された空気の吹出しとによって冷暖房等の空気調和を行う。輻射パネル構造体5aの構成については、後に詳細に説明する。
【0039】
また、空気調和機1は、制御部6を備えている。制御部6は、室外機3と室内機2とに分かれて配置されており、空気調和機1の運転制御を行う。制御部6は、図5に示すように、圧縮機31、四路切換弁32、電動弁33、室外ファンモータ34、室外機温度センサ35、室内ファンモータ24、室外機温度センサ25などの構成部品と接続されている。制御部6は、リモコン7から運転指令を受けると、各構成部品を制御して空気調和機1の運転制御を行う。
【0040】
[輻射パネル構造体の構成]
図2に輻射パネル構造体5aの外観図を示す。
【0041】
輻射パネル構造体5aは、薄い板状の外形を有しており、平面的な形状となっている。また、輻射パネル構造体5aは、天井面の近傍に天井面に平行に配置される。このため、輻射パネル構造体5aは、下方の居住空間に対して他の方向よりも大きな投影面積を有している。輻射パネル構造体5aは、空気取入れ口51、輻射部52aおよび複数の形状保持部材53a等を備えている。
【0042】
空気取入れ口51は、温度調整された空気を取り入れる部分であり、輻射パネル構造体5aの側面の一つに設けられた開口である。空気取入れ口51は、室内機ケーシング21の接続口27に脱着自在に接続され、室内ファン23によって送られる空気(白抜き矢印A1参照)が通過する。
【0043】
輻射部52aは、第1輻射面54a、第2輻射面55aおよび3つの側面56からなり、空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間PSを内部に構成する。
【0044】
第1輻射面54aは、四角形の薄いシート状の形状を有しており、圧力発生空間PSの下方を閉じる。第1輻射面54aは、室内の居住空間に面する位置に天井面と平行に配置されている。また、第1輻射面54aは、約0.9の輻射率を有する織布によって形成されており、図3に示すように、第1部57aと第2部58aとに分かれている。第1部57aと第2部58aとは、その境界線が圧力発生空間PSの空気の流れ方向(白抜き矢印A1参照)に平行になるように配置されており、互いに異なる色を有している。このため、第1輻射面54aは、同一面内で2つの色を有している。また、第1部57aと第2部58aとは、それぞれ第1輻射面54aの約半分の面積を有している。第1部57aは、比較的輻射率の高い第1色を有しており、第2部58aは、第1色と異なる色であり比較的輻射率の低い第2色を有している。この第1色と第2色とは、室内の部分的な領域ごとに必要とされる輻射量に応じた色となっている。すなわち、第1部57aの下方の居住空間では比較的高い輻射量が必要とされており、第2部58aの下方の居住空間では比較的低い輻射量が必要とされている。このため、第1輻射面54aからの輻射によって暖房が行われると、第1部57aの下方に位置する居住空間の温度は比較的高くなり、第2部58aの下方に位置する居住空間の温度は比較的低くなる。なお、第1部57aと第2部58aとは、上述したように約0.9の輻射率を有する同じ織布によって形成されている。
【0045】
図2に戻り、第2輻射面55aは、第1輻射面54aと同一の形状であり、圧力発生空間PSの上方を閉じる。第2輻射面55aは、第1輻射面54aと対向しており、天井面に面する位置に配置されている。すなわち、第2輻射面55aは、第1輻射面54aと天井面との間に配置されている。また、第2輻射面55aは、第1輻射面54aと同じ織布で形成されている。
【0046】
3つの側面56は、細長い長方形の形状を有しており、空気取入れ口51を除く圧力発生空間PSの側方を閉じる。3つの側面56は、第1輻射面54aの3つの辺と第2輻射面55aの3つの辺とをそれぞれ繋いでいる。また、3つの側面56は、第1輻射面54aおよび第2輻射面55aと同じ織布で形成されている。
【0047】
このように、輻射パネル構造体5aは、空気取入れ口51以外が閉じられた袋状の形状を有している。
【0048】
複数の形状保持部材53aは、間隔を隔てて配置される糸状の部材である。複数の形状保持部材53aは、それぞれ同じ長さを有しており、一端が第1輻射面54aに固定され他端が第2輻射面55aに固定される。複数の形状保持部材53aは、第1輻射面54aと第2輻射面55aの各平面上に略均一に配置されている。形状保持部材53aは、圧力発生空間PSに大気圧より大きな圧力が生じた場合に、第1輻射面54aと第2輻射面55aとを平坦な形状に保持し、輻射部52aを板状の形状に保持する。なお、図2では、形状保持部材53aの一つにのみ符号を付して他の形状保持部材53aについては符号を省略している。
【0049】
[空気調和機の運転動作]
次に、この空気調和機1によって室内の空気調和を行う場合の運転動作について説明する。
【0050】
冷房運転時には、室内熱交換器22が、蒸発器として機能して、通過する空気から熱を奪う。室内ファン23によって吸込み口26から室内機ケーシング21内に取り込まれた室内の空気は、室内熱交換器22を通過する際に熱を奪われて冷却される。
【0051】
この冷却された空気は、図4に示すように、接続口27および空気取入れ口51を通って、輻射部52a内の圧力発生空間PSへと送られる。空気が圧力発生空間PSに送られると、大気圧より大きな正の静圧が圧力発生空間PSに生じる。すなわち、天井面に平行に流れる空気の流れ(実線矢印A2参照)に対して垂直な方向に大気圧より大きな圧力が生じる。このため、冷却された空気が、輻射部52aの織布の繊維の隙間から押し出される。このため、冷却された空気が、第1輻射面54aや第2輻射面55aから室内へと穏やかに吹き出される(実線矢印A3参照)。
【0052】
また、輻射部52aが冷却された空気と接触することによって、輻射部52aが冷却される。このため、輻射部52aによる冷輻射が生じる(破線矢印A4参照)。このとき、第1部57aでは第2部58aよりも輻射率が高いため、第1部57aでは、第2部58aよりも強い冷輻射が生じる(図3参照)。このため、第1部57aの下方の空間では、第2部58aの下方の空間よりも強い冷房が行われる。逆に、第2部58aの下方の空間では、第1部57aよりも弱い冷房が行われる。
【0053】
このように、この空気調和機1では、輻射部52aの繊維の隙間からの穏やかな吹き出しと、輻射部52aの冷輻射とによって、室内の冷房が行われる。
【0054】
暖房運転時には、室内熱交換器22が凝縮器として機能して、通過する空気を加熱する。加熱された空気は、冷房運転時と同様に、輻射部52a内の圧力発生空間PSへと送られる。そして、加熱された空気が、織布の繊維の隙間から押し出され、室内へと穏やかに吹き出される。
【0055】
また、輻射部52aが加熱された空気と接触することによって、輻射部52aが加熱される。そして、輻射部52aによる熱輻射が生じる。このとき、第1部57aでは第2部58aよりも輻射率が高いため、第1部57aでは、第2部58aよりも強い熱輻射が生じる。このため、第1部57aの下方の空間では、第2部58aの下方の空間よりも強い暖房が行われる。逆に、第2部58aの下方の空間では、第1部57aよりも弱い暖房が行われる。
【0056】
このように、この空気調和機1では、輻射部52aの繊維の隙間からの穏やかな吹出しと、輻射部52aの熱輻射とによって、室内の暖房が行われる。
【0057】
[特徴]
(1)
この輻射パネル構造体5aでは、第1部57aと第2部58aとが異なる色を有している。そして、輻射量は、輻射面の色の影響を受ける。このため、この輻射パネル構造体では、2つの異なる色の組合せにより輻射量を調整することができる。つまり、室内の居住空間のうち、冷房または暖房を少し強めに行う必要がある部分の上方に第1部57aが位置するようにするとよい。また、冷房または暖房を少し弱めに行う必要がある部分の上方に第2部58aが位置するようにすればよい。第1部57aからは少し強め輻射が行われ、第2部58aからは少し弱めの輻射が行われる。これにより、この輻射パネル構造体5aでは、室内の使用状況等に応じて、輻射量を適切に調整することができる。
【0058】
(2)
この輻射パネル構造体5aでは、第1部57aと第2部58aとは、同じ織布から形成されている。このため、織布の色を部分ごとに異なる色とすることによって、容易に第1部57aと第2部58aとを形成することができる。このため、異なる2つの色を有する第1輻射面54aを容易に形成することができる。
【0059】
(3)
この輻射パネル構造体5aでは、圧力発生空間PSの空気の温度を利用した輻射部52aからの輻射によって、室内の温度調整を行うことができる。また、圧力発生空間PSには温度調整された空気によって大気圧より大きな圧力が生じる。そして、輻射部52aは、繊維系材料によって形成される。従って、輻射部52aの繊維の目の隙間から温度調整された空気が穏やかに室内へ吹き出される。このため、この輻射パネル構造体5aは、輻射部52aから穏やかに吹き出される空気によって、室内の温度調整を行うことができる。
【0060】
このように、この輻射パネル構造体5aでは、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この輻射パネル構造体5aでは、ドラフトによる不快感を低減することができる。
【0061】
(4)
この空気調和機1では、輻射パネル構造体5aを自在に着脱することができる。このため、季節、用途、場所に応じて、第1部57aと第2部58aとの色や配置が異なる輻射パネル構造体5aに取り換えることができる。これにより、この空気調和機1では、輻射量をより適切に調整することができる。
【0062】
また、この空気調和機1では、輻射パネル構造体5aを室内機ケーシング21から取り外すことや、再び取り付けることが容易である。従って、輻射パネル構造体5aの取付工事やメンテナンスが容易である。
【0063】
また、輻射部52aは織布で形成されているため、洗浄することが容易である。このため、輻射部52aに汚れが付着した場合などに、輻射パネル構造体5aを取り外して洗浄することができる。
【0064】
(5)
輻射によって空気調和を行う従来の空気調和機では、輻射率の高い金属製の輻射パネルが用いられることが多い。
【0065】
この空気調和機1では、輻射部52aが織布によって形成されているが、この織布は約0.9の輻射率を有する。このため、織布であっても輻射による室内の冷暖房を十分効果的に行うことができる。
【0066】
また、織布の繊維の隙間から吹き出る空気によって、第1輻射面54aの外側まで、輻射部52aの内部の温度と同じ温度となっている。このため、輻射による室内の冷暖房を効率的に行うことができる。
【0067】
<第2実施形態>
[構成]
本発明の第2実施形態にかかる輻射パネル構造体5bを図6に示す。
【0068】
この輻射パネル構造体5bでは、第1実施形態にかかる輻射パネル構造体5aと同様に、第1輻射面54bは、第1部57bと第2部58bとを有している。第1部57bは、第1色を有しており、第2部58bは第2色を有している。第1色と第2色とは異なる色であり、第1色は、第2色よりも輻射率の高い色である。第1部57bは、第1輻射面54bの縁部に沿って分布しており、輻射部52bの先端近傍に位置する部分の面積が比較的大きい。第2部58bは、第1輻射面54aの空気取入れ口51に近接する位置から第1輻射面54bの中央付近にかけて分布している。
【0069】
他の構成については、第1実施形態にかかる空気調和機1と同様である。
【0070】
[特徴]
この輻射パネル構造体5bでは、第1部57bは、第1輻射面54bの縁部に沿って分布している。このため、第1部57bは、輻射パネル構造体5bが天井近傍に配置された状態では、室内の側壁近傍の上方に位置する。そして、第1部57bによる輻射率は第2部58bによる輻射率よりも高い。従って、第1部57bからの輻射によって、室内の側壁近傍に対して冷房または暖房が少し強めに行われる。また、第2部58bは、第1輻射面54bの空気取入れ口に近接する位置から第1輻射面54bの中央付近にかけて分布している。このため、第2部58bは、室内の中央部分近傍の上方に位置することになる。従って、第2部58bからの輻射によって、室内の中央付近近傍に対して、冷房または暖房が少し弱めに行われる。
【0071】
このように、この輻射パネル構造体5bでは、室内の側壁近傍に対しては強い冷房または暖房が行われ、室内の中央部分に対しては弱い冷房または暖房が行われる。これにより、室内の中央付近に居住者等が存在することが多いような室内の使用状況においては、居住者等に対して過度に冷房または暖房が行われることを防止することができる。また、側壁に対して強めに冷房または暖房が行われるため、室内の温度調整が効率的に行われる。
【0072】
なお、この空気調和機1では、輻射パネル構造体5bは着脱自在であるため、第1実施形態にかかる輻射パネル構造体5aと本実施形態にかかる輻射パネル構造体5bとが必要に応じて取り替えられてもよい。これにより、室内の使用状況、季節等に応じたより適切な温度調整を行うことができる。
【0073】
<第3実施形態>
[構成]
本発明の第3実施形態にかかる輻射パネル構造体5cを図7に示す。輻射パネル構造体5cでは、輻射部52cの第1輻射面54cは、青色等の寒色系の色を有している。また、第1輻射面54cの第1部57cと第2部58cとは、異なる色である第1色と第2色とをそれぞれ有している。この第1色と第2色とは共に寒色系の色である。
【0074】
他の構成については、第1実施形態にかかる空気調和機1と同様である。
【0075】
[特徴]
この輻射パネル構造体5cでは、第1部57cと第2部58cとの色により視覚的効果が発揮される。すなわち、第1部57cと第2部58cとが寒色系の色を有することにより、居住者等は、視覚的に涼しい印象を与えられる。従って、この輻射パネル構造体5cでは、視覚的効果により、居住者等の冷熱感を増進させることができる。これにより、居住者等の快適感をより向上させることができる。
【0076】
なお、第1色と第2色とが共に暖色系の色であってもよい。この場合、居住者等が視覚的に暖かい印象を与えられることにより、居住者等の温熱感を増進させることができる。これにより、居住者等の快適感をより向上させることができる。
【0077】
また、第1部57cと第2部58cの色だけではなく、織布の素材や織布に付加される材料との組合わせによって、所定の視覚的効果が表されてもよい。
【0078】
<第4実施形態>
[構成]
本発明の第4実施形態にかかる輻射パネル構造体5dを図7に示す。この輻射パネル構造体5dでは、輻射部52dの第1輻射面54dに意匠が表されている。この意匠は、第1部57dと第2部58dとによって構成されている。第1部57dは人形の形状を構成しており、第2部58dは背景を構成している。第1部57dの第1色と第2部58dの第2色とは、異なる色であり、第1色の輻射率は第2色よりも高い。
【0079】
他の構成については、第1実施形態にかかる空気調和機1と同様である。
【0080】
[特徴]
(1)
この輻射パネル構造体5dでは、第1部57dと第2部58dとの色によって、所定の意匠が表されている。このため、この輻射パネル構造体5dでは、インテリア性が向上している。
【0081】
さらに、この輻射パネル構造体5dでは、色の違いによる輻射率の違いを利用して、室内の使用状況等に応じた適切な温度調整を行うこともできる。
【0082】
(2)
この輻射パネル構造体5dでは、第1輻射面54dは織布で構成されている。このため、第1輻射面54dに異なる色を付することによって所定の意匠を容易に表すことができる。また、居住者等の好みの意匠を表すことや意匠を書き換えも可能である。
【0083】
(3)
この輻射パネル構造体5dは着脱が自在であるため、異なる意匠が表された輻射パネル構造体に取り替えることが容易である。これにより、意匠の変更が容易である。
【0084】
(4)
第1部57dと第2部58dの色だけではなく、織布の目の粗さ、第1輻射面54dの角度、輻射部52dの形状や、これらの組合せにより、意匠が表されてもよい。
【0085】
また、上記の人形のような絵ではなく幾何学的模様が第1輻射面54dに表されてもよい。
【0086】
<他の実施形態>
(1)
上記の実施形態では、第1色と第2色との2つの色が利用されているが、3色以上の色が利用されてもよい。
【0087】
(2)
上記の実施形態では、第1部57aと第2部58aとは同じ織布で形成されているが、第1部57aと第2部58aとが異なる材料によって形成されてもよい。
【0088】
(3)
上記の実施形態では、第1輻射面54aは、柔軟性を有する繊維系材料によって形成されているが、金属材料など剛性を有する材料で形成されてもよい。この場合、第1輻射面54aに複数の孔を設けることにより、上記と同様の効果を奏することができる。また、この複数の孔の配置や大きさ等と第1色と第2色とによって、意匠が表されてもよい。
【0089】
また、上記の実施形態では、輻射部52aの材料として織布が使用されているが、織布以外の繊維系材料が使用されてもよい。
【0090】
(4)
上記の実施形態では、輻射部52a全体が織布で形成されているが、第1輻射面54aのみが織布で形成され、他の部分は他の材料によって形成されてもよい。また、上記の実施形態では、輻射部52a全体から空気の吹出しが行われているが、第1輻射面54aのみから空気の吹出しが行われてもよい。
【0091】
(5)
上記の実施形態では、0.9の輻射率を有する織布が使用されているが、0.6以上、より望ましくは0.7以上もしくは0.8以上の輻射率を有する織布であればよい。さらに、必要な輻射能力や用途に応じて0.6以下の輻射率であってもよく、この場合も室内の温度調整は可能である。
【0092】
(6)
上記の実施形態では、天井面近傍に輻射パネル構造体5aが配置されているが、輻射パネル構造体5aが室内の側壁近傍に沿うように配置されてもよい。
【0093】
(7)
上記の実施形態では、室内機ケーシング21の接続口27に輻射パネル構造体5aが接続されているが、空気が吹き出るダクト出口が室内の側壁や天井面等に直接に設けられている場合には、輻射パネル構造体aがダクト出口に接続されてもよい。
【0094】
また、輻射パネル構造体aを既存の対流型空気調和機に取り付け可能としてもよい。これにより、既存の対流型空気調和機を有効利用して空気調和機1と同等の機能を持つ空気調和機を構成することができる。
【0095】
【発明の効果】
請求項1に記載の輻射パネル構造体では、第1部と第2部とが異なる色を有している。そして、輻射量は輻射面の色の影響を受けるため、色が異なれば輻射量が異なる。このため、この輻射パネル構造体では、異なる色の組合せにより輻射量を調整することができる。これにより、この輻射パネル構造体では、輻射量を適切に調整することができる。また、同じ材料を用いて色を異なる色とすることによって、容易に色の異なる第1部と第2部とを形成することができる。
【0096】
請求項4に記載の輻射パネル構造体では、第1部と第2部とは、同じ材料から成る。このため、同じ材料を用いて色を異なる色とすることによって、容易に色の異なる第1部と第2部とを形成することができる。
【0097】
請求項5に記載の輻射パネル構造体では、第1部と第2部とは、繊維系材料によって形成される。このため、第1部と第2部とを異なる色とすることが容易である。
【0098】
請求項6に記載の輻射パネル構造体では、圧力発生空間の空気の温度を利用した第1部と第2部とからの輻射によって、室内の温度調整を行うことができる。また、圧力発生空間には温度調整された空気によって大気圧より大きな圧力が生じる。そして、第1部と第2部とは、繊維系材料によって形成される。従って、第1部と第2部との繊維の目の隙間から温度調整された空気が穏やかに室内へ吹き出される。このため、この輻射パネル構造体は、第1部と第2部とから穏やかに吹き出される空気によって、室内の温度調整を行うことができる。
【0099】
このように、この輻射パネル構造体では、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この輻射パネル構造体では、ドラフトによる不快感を低減することができる。
【0100】
請求項7に記載の輻射パネル構造体では、第1部と第2部との色により視覚的効果が発揮される。例えば、寒色系の色は見る者に涼しい感覚を与え、暖色系の色は見る者に暖かい感覚を与える。これにより、この輻射パネル構造体では、視覚的効果により、居住者等の快適感を向上させることができる。
【0101】
請求項8に記載の輻射パネル構造体では、第1輻射パネルと第2輻射パネルとの色によって、所定の意匠の少なくとも一部が表されている。このため、この輻射パネル構造体では、インテリア性を向上させることができる。
【0102】
請求項9に記載の輻射パネル構造体では、第1部と第2部との色と、繊維の目とによって所定の意匠の少なくとも一部が表されている。このため、この輻射パネル構造体では、第1部および第2部の色と繊維の質感とによってインテリア性をより向上させることができる。
【0103】
請求項10に記載の輻射パネル構造体では、圧力発生空間の空気の温度を利用した第1部と第2部とからの輻射によって、室内の温度調整を行うことができる。また、圧力発生空間には温度調整された空気によって大気圧より大きな圧力が生じる。そして、第1部と第2部とは、複数の孔を有する。従って、第1部と第2部とに設けられた孔から温度調整された空気が穏やかに室内へ吹き出される。このため、この輻射パネル構造体は、第1部と第2部とから穏やかに吹き出される空気によって、室内の温度調整を行うことができる。このように、この輻射パネル構造体では、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この輻射パネル構造体では、ドラフトによる不快感を低減することができる。
【0104】
また、この輻射パネル構造体では、第1部と第2部との色と複数の孔とによって所定の意匠の少なくとも一部が表されている。このため、この輻射パネル構造体では、第1部および第2部の色と複数の孔とによってインテリア性をより向上させることができる。
【0105】
請求項11に記載の空気調和機では、第1部と第2部とが異なる色を有している輻射パネル構造体が備えられている。このため、この空気調和機では、異なる色の組合せにより輻射量を調整することができる。これにより、この空気調和機では、輻射量を適切に調整することができる。
【0106】
請求項12に記載の空気調和機では、輻射パネル構造体を自在に着脱することができる。このため、季節や用途に応じて、第1部と第2部との色や配置が異なる輻射パネル構造体に取り換えることができる。これにより、この空気調和機では、輻射量をより適切に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態にかかる空気調和機の図。
【図2】 第1実施形態にかかる輻射パネル構造体の外観図。
【図3】 第1実施形態にかかる輻射パネル構造体の第1輻射面の図。
【図4】 第1実施形態にかかる空気調和機における空気の吹出しと輻射とを表す図。
【図5】 第1実施形態にかかる空気調和機の制御ブロック図。
【図6】 第2実施形態にかかる輻射パネル構造体の第1輻射面の図。
【図7】 第3実施形態にかかる輻射パネル構造体の第1輻射面の図。
【図8】 第4実施形態にかかる輻射パネル構造体の第1輻射面の図。
【符号の説明】
1 空気調和機
5a−5d 輻射パネル構造体
27 接続口(取付部)
51 空気取入れ口(空気取入れ部)
57a−57d 第1部
58a−58d 第2部
PS 圧力発生空間
Claims (12)
- 第1色を有し、輻射によって室内の温度調整を行う第1部(57a−57d)と、
前記第1色と異なる色であり且つ輻射率の異なる第2色を有し、輻射によって室内の温度調整を行う第2部(58a−58d)と、
を備え、
前記第1部(57a−57d)と前記第2部(58a−58d)とは同じ材料から成る、
輻射パネル構造体(5a−5d)。 - 第1色を有し、輻射によって室内の温度調整を行う第1部(57a)と、
前記第1色と異なる色である第2色を有し、輻射によって室内の温度調整を行う第2部(58a)と、
を備え、
前記第1部(57a)と前記第2部(58a)とは、室内の居住空間に面する第1輻射面(54a)を構成し、
前記第1部(57a)と前記第2部(58a)とは、前記第1輻射面(54a)の幅方向に分かれて配置されている、
輻射パネル構造体(5a)。 - 第1色を有し、輻射によって室内の温度調整を行う第1部(57b)と、
前記第1色と異なる色である第2色を有し、輻射によって室内の温度調整を行う第2部(58b)と、
を備え、
前記第1部(57b)と前記第2部(58b)とは、室内の居住空間に面する第1輻射面(54b)を構成し、
第1部(57b)は、前記第1輻射面(54b)の縁部に沿って分布しており、
前記第2部(58b)は、前記第1輻射面(54b)の中央部に分布している、
輻射パネル構造体(5b)。 - 前記第1部(57a,57b)と前記第2部(58a,58b)とは同じ材料
から成る、
請求項2または3に記載の輻射パネル構造体(5a,5b)。 - 前記第1部(57a−57d)と前記第2部(58a−58d)とは、繊維系材料によって形成される、
請求項1から4のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a−5d)。 - 温度調整された空気を取り入れる空気取入れ部(51)をさらに備え、
前記第1部(57a−57d)と前記第2部(58a−58d)とは、前記空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間(PS)の少なくとも一部を構成する、
請求項5に記載の輻射パネル構造体(5a−5d)。 - 前記第1色と前記第2色とは所定の視覚的効果のある色彩となっている、
請求項1から6のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5c)。 - 前記第1色と前記第2色とは、所定の意匠の少なくとも一部を構成する、
請求項1から7に記載の輻射パネル構造体(5d)。 - 前記第1色と前記第2色と前記繊維材料の繊維の目とは、所定の意匠の少なくとも一部を構成する、
請求項5または6に記載の輻射パネル構造体(5d)。 - 温度調整された空気を取り入れる空気取入れ部(51)をさらに備え、
前記第1部(57a−57d)と前記第2部(58a−58d)とは、前記空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間(PS)の少なくとも一部を構成し、前記空気が吹き出る複数の孔を有し、
前記第1色と前記第2色と複数の前記孔とは、所定の意匠の少なくとも一部を構成する、
請求項1から4のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a−5d)。 - 請求項1から10のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a−5d)と、
前記輻射パネル構造体が取り付けられる取付部(27)と、
を備える空気調和機(1)。 - 前記輻射パネル構造体(5a−5d)は、前記取付部(27)に着脱自在に取り付けられる、
請求項11に記載の空気調和機(1)。
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