JP4147439B2 - ツインドライブミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紳士服、婦人服その他衣料製品において、縁を2列に飾り縫いするツインドライブミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紳士服、婦人服その他衣料製品では縁を2列に飾り縫いする場合がある。これは、ミシンヘッドの針株に2本の針を取付け、これら2本の針に対応してそれぞれ釜を取付けている。そして、この針株をモータにより駆動すると、2本の針が同時に上下して縁を2列に縫製するというものである。
【0003】
そして、衣服のデザインによっては飾り縫いの間隔を変更する場合には、針の間隔が異なる複数の針株を用意しておき、所望の間隔にあった針株に変更し、針株の変更に伴って針と釜の隙間及びタイミングを調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した針株の変更及びこれに伴って実施する針と釜の隙間及びタイミングの調整作業は非常に煩雑であり、この作業は熟練者しかできず、また、熟練者が行っても相当の時間がかかるという問題がある。
【0005】
さらに、上記の構成においては、曲線部分の縫製する場合には、外側の針の縫製長さが内側よりも長くなるので、カーブ縫い時には必要以上に糸に張力がかかり、その結果、糸切れ、パッカリング、縫いずれ等が多発するという問題がある。
【0006】
近年、服飾業界ではデザインが豊富で、多品種少ロットの時代を迎えており、頻繁に針幅の変更を余儀なくされているので、上記した問題はますます大となる。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、針の間隔を簡単に変更できて、曲線部分においても、糸切れ、パッカリング、縫いずれ等が発生する虞のないツインドライブミシンを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、案内部3を有する基台2と、
この案内部3に移動可能に載置され速度調節可能なモータ12及びこのモータ12により駆動される針13並びにこれに対応した釜14を備え案内部16を形成した第1のミシン10と、
この第1のミシン10の案内部16に移動可能に載置され速度調節可能なモータ22及びこのモータ22により駆動される針23並びにこれに対応した釜24を備え、該針23を第1のミシン10の針13に対して所定の間隔に配置した第2のミシン20と、
これら第1及び第2のミシン10、20の針13、23の間隔を変化させる間隔調節部30とを備えたツインドライブミシン1、41であるところに特徴を有し、間隔調節部30により針13、針23の間隔を自動的に調節することができ、また、曲線の縫製時には、外側を縫製するモータの速度を他方よりも速く設定することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のツインドライブミシン1、41において、第1のミシン10のモータ12と、第2のミシン20のモータ22とは、いずれか一方のモータの速度が、曲線部分の縫製に当たり、外周を縫製する円弧の半径に応じて、他方のモータの速度よりも速くなる関係に速度調節できるものであることに特徴を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の変形例のツインドライブミシン1につき図1を参照して説明する。
【0011】
基台2の上面部にはレール状の第1の案内部3が形成されている。
【0012】
第1のミシン10は、フレーム11に速度調節可能なモータ12が取着されており、このモータ12により駆動される針13及びこれに対応した釜14を備えた周知の構成である。モータ12は縫製条件を数値制御して針13の速度を自在に制御するサーボモータである。
【0013】
このフレーム11は、ベース部15の下面が第1の案内部3に摺動可能に載置されている。また、ベース部15の上面にはレール状の第2の案内部16が形成されている。
【0014】
第2のミシン20は、フレーム21に速度調節可能なモータ22が取着されており、このモータ22により駆動される針23及びこれに対応した釜24を備えた周知の構成である。モータ22は縫製条件を数値制御して針23の速度を自在に制御するサーボモータである。
【0015】
このフレーム21は、ベース部15の第2の案内部16に摺動可能に載置されている。
【0016】
つぎに、間隔調節部30について説明する。
【0017】
ブラケット31は基台2の上面部に固定されており、これにモータ32が取付けられている。このモータ32にはカップリング33を介して第1のミシン10及び第2のミシン20を貫通するねじ34が連結されている。このねじ34には、例えば第2のミシン20側の先端部に右ねじ35が形成され、第1のミシン10側の基端部に左ねじ36が形成される。そして、第1のミシン10及び第2のミシン20にはこれらに螺合するナット37、38が固着されている。
【0018】
尚、本変形例においては、ねじ34を回転させて、第1及び第2のミシン10、20の双方を同時に移動させるようにしたが、これに限らず、第1のミシン10又は第2のミシン20の一方を他方に対して相対的に移動させればよい。
【0019】
この第1の変形例によれば、モータ32を右回転させれば、第1のミシン10は左側に移動し、第2のミシン20は右側に移動するので、針13、23間の間隔は広くなる。
【0020】
また、モータ32を左回転させれば、第1のミシン10は右側に移動し、第2のミシン20は左側に移動するので、針13、23間の間隔は狭くなる。
【0021】
この第1の変形例によれば、モータ32を左右回転させれば、針の間隔を簡単に変更することができる。即ち、従来のミシンにおいては、この針間隔の変更及びその後の調整には、熟練者が約20〜30分を要していたが、本願発明では、未熟練者が行ってもわずか3秒で完了し、針間隔の変更を迅速に実施できる。さらに、針の間隔を変更したら直ちに縫製を始めることができ、しかも、交換部品を一切必要としないという優れた効果を奏するものである。
【0022】
また、間隔調節部30に、右ねじ35、左ねじ36を用いて第1のミシン10及び第2のミシン20の双方を移動させるようにしたので、針間隔の調節が一層、迅速にできるという効果を奏するものである。
【0023】
さらに、曲線部分の縫製に当たっては、外周を縫製する第1又は第2のミシン10又は20のモータ22又は32の速度を、円弧の半径に応じて他方のモータよりも速く変更すれば、縫製を円滑に行うことができ、糸切れ、パッカリング、縫いずれ等が発生することがないという効果を奏するものである。
【0024】
図2は本発明の請求項に係る実施例のツインドライブミシン41を示すもので、図1の第1の変形例のツインドライブミシン1との相異は、第2のミシン20が第1の案内部3を移動するように構成したものである。
【0025】
の実施例においても、モータ32を回転させれば、第1のミシン10及び第2のミシン20が第1の案内部3上を移動して針の間隔を簡単に変更することができる。
【0026】
図3は本発明の第2の変形例のツインドライブミシン42を示すものである。第1の変形例との相異について説明する。第1のミシン10は基台2に固定されている。そして、第2のミシン20が第2の案内部16を移動する。
【0027】
間隔調節部43は、第1のミシン10と第2のミシン20との間に介装されている。即ち、ブラケット31及びモータ32は、第1のミシン10のフレーム11に固定されており、モータ32に連結されたねじ34の右ねじ35がナット38に螺合している。
【0028】
この第2の変形例においては、モータ32を回転させれば、右ねじ35がナット38を介して第2のミシン20を移動させるので、第1の変形例と同様の効果を奏するものである。
【0029】
図4は本発明の第3の変形例のツインドライブミシン44を示すものである。第2の変形例との相異について説明する。第1のミシン10は基台2に固定され、フレーム11の上部に案内部45が形成されている。第2のミシン20は案内部45に吊り下げられるように移動可能に取着されている。
【0030】
第1のミシン10と第2のミシン20との間には、間隔調整部としてのねじ46が設けられている。このねじ46の先端部は、第2のミシン20に回動可能に連結されており、ねじ46を手動で左右に回転させると、第2のミシン20が案内部45に沿って左右に移動するように構成されている。
【0031】
この第3の変形例においても、第1の変形例と同様の効果を奏する。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、第1のミシンと第2のミシンとを併設し、これらの関係位置を間隔調節部により調節して両者の針の間隔を変化させるので、針間隔の調節が迅速にでき、交換部品を必要としないという優れた効果を奏するものである。
【0033】
さらに、第1及び第2のミシンをそれぞれ速度調節可能なモータにより駆動するので、曲線部分の縫製に当たっては、外周を縫製する第1又は第2のミシンの一方のモータの速度を円弧の半径に応じて速く変更することができ、縫製を円滑に行うことができ、糸切れ、パッカリング、縫いずれ等が発生することがないという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の変形例の正面図である。
【図2】 本発明の実施例の正面図である。
【図3】 本発明の第2の変形例の正面図である。
【図4】 本発明の第3の変形例の正面図である。
【符号の説明】
1 ツインドライブミシン
2 基台
3 第1の案内部
10 第1のミシン
11 フレーム
12 モータ
13 針
14 釜
15 ベース部
16 第2の案内部
20 第2のミシン
21 フレーム
22 モータ
23 針
24 釜
30 間隔調節部
31 ブラケット
32 モータ
34 ねじ
35 右ねじ
36 左ねじ
37 ナット
38 ナット
41 ツインドライブミシン
42 ツインドライブミシン
43 間隔調節部
44 ツインドライブミシン
45 第2の案内部
46 ねじ(間隔調節部)

Claims (2)

  1. 案内部を有する基台と、この案内部に移動可能に載置され速度調節可能なモータ及びこのモータにより駆動される針並びにこれに対応した釜を備え案内部を形成した第1のミシンと、この第1のミシンの案内部に移動可能に載置され速度調節可能なモータ及びこのモータにより駆動される針並びにこれに対応した釜を備え、該針を第1のミシンの針に対して所定の間隔に配置した第2のミシンと、これら第1及び第2のミシンの針の間隔を変化させる間隔調節部とを備えたことを特徴とするツインドライブミシン。
  2. 第1のミシンのモータと、第2のミシンのモータとは、いずれか一方のモータの速度が、曲線部分の縫製に当たり、外周を縫製する円弧の半径に応じて、他方のモータの速度よりも速くなる関係に速度調節できるものであることを特徴とする請求項1に記載のツインドライブミシン。
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