JP4145369B2 - 遊技用装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機から玉を抜取って回収した後、前記弾球遊技機に玉を供給可能にするための玉経路を備えた遊技用装置に関し、詳しくは、弾球遊技機内部に所定数封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技が行なわれる弾球遊技機から前記封入玉を抜取って回収した後、前記弾球遊技機に前記所定数の玉を供給可能にするための玉経路を備えた遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技用装置として従来から一般的に知られているものに、たとえば、弾球遊技機内部に所定数封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技が行なわれる弾球遊技機から前記封入玉を抜取って回収した後、前記弾球遊技機に前記所定数の玉を供給可能にするための玉経路を備えた遊技用装置があった。この種の従来の遊技用装置は、前記弾球遊技機内のすべての封入玉を一斉に前記玉経路へ回収し、付着した汚れが磨き落とされた所定数の玉を一斉に前記弾球遊技機へ供給する制御を行なうように構成されていた。また、前記所定数の玉を前記弾球遊技機に供給するために前記玉経路に所定角の傾斜が設けられていた。そして、前記玉は、その自重により玉経路の斜面を移動して前記弾球遊技機へ誘導されるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種の遊技用装置は、前記玉経路に玉誘導用の斜面を必要としたため、その分、遊技用装置全体の高さが高くなってしまう。また、斜面の上端と斜面の下端との高低差が大きくなり、弾球遊技機あるいはそれに対応する周辺機器を設置する際に、設置位置によっては玉経路が邪魔になり、設置できなくなる不都合があり、設置できる弾球遊技機や周辺機器に大きな制約が生ずる不都合があった。
【0004】
また、前記玉の自然な転がりを利用して前記玉を弾球遊技機に誘導するため、前記玉経路の斜面に変形などが生じている場合にその変形部分で前記玉が停止してしまう恐れがある。前記所定数の玉が前記弾球遊技機に供給されないまま、該弾球遊技機で遊技が開始されれば、遊技中に打玉が不足して遊技を続行することができなくなるという不都合が生ずる恐れがある。
【0005】
本発明は係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、設置スペースの削減を図ったり、設置できる弾球遊技機や周辺機器の制約を少なくすることが可能であるとともに前記弾球遊技機に対してより一層確実に前記所定数の玉を供給可能な遊技用装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、弾球遊技機内部に所定数封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技が行なわれる弾球遊技機から前記封入玉を抜取って回収した後、前記弾球遊技機に前記所定数の玉を供給可能にするための玉経路を備えた遊技用装置であって、
前記玉を前記弾球遊技機へ供給するための供給部と、
前記玉経路途中に設けられ、該玉経路内を移動する前記玉に付着している汚れを磨き落とすための玉磨手段と、
前記玉経路内の所定経路部分に設けられ、前記玉磨手段で磨かれた玉を前記供給部へ誘導する玉誘導手段と、
所定の玉交換指令入力がなされたことを条件として、前記弾球遊技機内の封入玉を前記玉経路へ回収させる回収制御と、前記封入玉の回収されている前記弾球遊技機に玉を供給させる供給制御とを行なう制御手段と、
前記回収制御により前記弾球遊技機から回収される玉を計数する回収玉計数手段と、
前記供給制御により前記供給部から前記弾球遊技機に供給される玉を計数する供給玉計数手段とを含み、
前記玉誘導手段は前記玉の誘導方向に移動して該玉を運搬する玉運搬部材を有し、
前記制御手段は、
前記回収玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したか否かを判定する回収判定手段と、
前記回収玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記回収判定手段により判定されたことを条件として、前記供給制御を開始させる供給開始手段と、
前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したか否かを判定する供給判定手段と、
前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されたことを条件として、前記供給制御を終了させる供給終了手段とを有し、
前記玉経路は前記所定経路の終端まで前記玉運搬部材により運搬された玉を前記玉磨手段に誘導可能であって、
前記供給制御により前記弾球遊技機に供給されることなく前記玉運搬部材に滞留する余剰玉を前記所定経路の終端まで誘導するための所定時間が設定され、
前記供給終了手段は、前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されてから前記設定された所定時間が経過したことを条件として、前記玉運搬部材の移動を停止させて前記供給制御を終了させることを特徴とする。
【0008】
請求項に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記玉運搬部材には前記玉1つ1つを仕切るための仕切部が形成されており、該仕切部で仕切られた玉を1つずつ運搬することを特徴とする。
【0009】
請求項に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記玉経路は所定台数の弾球遊技機から前記封入玉を回収した後、当該所定台数の弾球遊技機に玉を供給可能であって、前記玉誘導手段を含む前記所定経路を前記弾球遊技機の設置台数に応じて延長可能であることを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、玉磨手段の働きにより、玉経路内を移動する前記玉に付着している汚れが磨き落とされる。そして、玉誘導手段の働きにより、前記玉磨手段で磨かれた玉が供給部へ誘導される。前記玉誘導手段は玉の誘導方向に移動して前記玉を運搬する玉運搬部材を有し、該玉運搬部材の働きにより前記玉が前記供給部へ誘導されることになる。前記供給部へ誘導された前記玉は弾球遊技機に供給される。
【0011】
また、制御手段の働きにより、所定の玉交換指令入力がなされたことを条件として、前記弾球遊技機内の封入玉を前記玉経路へ回収させる回収制御、前記封入玉の回収されている前記弾球遊技機に玉を供給させる供給制御が行なわれる。回収玉計数手段の働きにより、前記回収制御により前記弾球遊技機から回収される玉が計数される。供給玉計数手段の働きにより、前記供給制御により前記供給部から前記弾球遊技機に供給される玉が計数される。制御手段が有する回収判定手段の働きにより、前記回収玉計数手段により計数された玉数が所定数に達したか否かが判定される。制御手段が有する供給開始手段の働きにより、前記回収玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記回収判定手段により判定されたことを条件として、前記供給制御が開始される。制御手段が有する供給判定手段の働きにより、前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したか否かが判定される。制御手段が有する供給終了手段の働きにより、前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されたことを条件として、前記供給制御が終了される。
【0012】
また、前記玉経路により、前記所定経路の終端まで前記玉運搬部材により運搬された玉が前記玉磨手段に誘導される。前記供給制御により前記弾球遊技機に供給されることなく前記玉運搬部材に滞留する余剰玉を前記所定経路の終端まで誘導するための所定時間が設定される。前記供給終了手段の働きにより、前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されてから前記設定された所定時間が経過したことを条件として、前記玉運搬部材の移動が停止されて前記供給制御が終了される。
【0013】
請求項に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記玉運搬部材に形成された前記玉1つ1つを仕切るための仕切部で仕切られた玉が1つずつ運搬される。
【0014】
請求項に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記玉誘導手段を含む前記所定経路は前記弾球遊技機の設置台数に応じて延長される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、第1実施形態に係る遊技用装置が設置された遊技機設置島1の構成図である。
【0016】
遊技機設置島1には、たとえば4台の弾球遊技機2が設置されている。なお、図には2台の弾球遊技機2が示されており、図示しない残る2台の弾球遊技機2はベルトコンベア3を挟んで、図示している弾球遊技機2とそれぞれ対称となる位置に設けられている。
【0017】
弾球遊技機2は、その内部に打玉が封入された玉封入式の弾球遊技機であって、遊技中は封入玉が繰返し循環して使用されている。弾球遊技機2で弾発された打玉のうち、いずれかの入賞口へ入賞したセーフ玉は遊技盤裏面のセーフ玉回収部13に導かれる。一方、いずれの入賞口にも入賞しなかったアウト玉は遊技盤裏面のアウト玉回収部12に導かれる。
【0018】
セーフ玉回収部13およびアウト玉回収部12に導かれたパチンコ玉は合流して集合樋11に案内され、再び弾発発射可能位置に導かれる。
【0019】
集合樋11の途中には玉抜弁14が設けられている。玉抜弁14はソレノイド15が励磁状態に制御されることにより所定角度回動する。玉抜弁14が回動すれば集合樋11と玉排出樋16とが連通する。これにより、集合樋11に貯留されているすべての封入玉が玉排出樋16を介して弾球遊技機2外部へ排出される。玉排出樋16により誘導されるパチンコ玉は、1つずつ排出玉検出スイッチ27により検出される。
【0020】
玉排出樋16は排出玉集合樋17に連絡しており、弾球遊技機2から排出された封入玉はこの排出玉集合樋17に案内される。なお、図示を省略している2台の弾球遊技機2にも同様に玉排出樋16が設けられている。したがって、排出玉集合樋17には、それぞれの玉排出樋16を介して合計4台の弾球遊技機2内の封入玉が集合する。
【0021】
排出玉集合樋17内のパチンコ玉は排出玉回収部19に回収される。
リフト部20は、排出玉回収部19内のパチンコ玉を揚送するものである。リフト部20には、パチンコ玉を揚送樋21へ案内するためのスプロケット(図示省略)と、スプロケットを回転させるためのリフトモータ28(図2参照)が設けられている。リフトモータ28が駆動すればスプロケットが回転して排出玉回収部19内のパチンコ玉が揚送樋21へ案内される。揚送樋21へ案内されたパチンコ玉は後続するパチンコ玉に押し進められて上方へ移動する。
【0022】
揚送樋21の途中には玉磨装置22が設けられている。揚送途中のパチンコ玉は、この玉磨装置22によりその表面に付着した汚れが磨き落とされる。
【0023】
揚送樋21は玉受部7に連絡しており、汚れの磨き落とされたパチンコ玉は揚送樋21を移動した後この玉受部7に導かれる。玉受部7は、遊技機設置島1の設置面に対し、略水平に設けられた搬送部23に連結している。そして、玉受部7に落入したパチンコ玉は搬送部23内の搬送路6に案内される。
【0024】
搬送路6の上方には、ベルトコンベア3が設けられている。ベルトコンベア3は、主軸4が回転することにより駆動して、玉受部7より案内されたパチンコ玉と係合しパチンコ玉を移動させる。なお、5はベルトコンベア3が駆動するのに合わせて回転する従軸である。
【0025】
搬送路6には、補給玉誘導樋10に連通する開口38(図3参照)が設けられている。さらに搬送路6には、開口38を閉塞可能な切換弁31(図3参照)が設けられている。切換弁駆動モータ8は、この切換弁31を駆動して開口38を閉塞状態または開放状態に変化させる。開口38が開放状態にある場合には、ベルトコンベア3により誘導されたパチンコ玉は補給玉誘導樋10へ落入する。補給玉誘導樋10の一方端所定位置には、落入したパチンコ玉を検出するたの補給玉検出スイッチ9が設けられている。一方、補給玉誘導樋10の他方端は弾球遊技機2の集合樋11へ連絡しており、補給玉検出スイッチ9で検出されたパチンコ玉は集合樋11より弾球遊技機2に補給される。弾球遊技機2の封入玉として必要な所定数のパチンコ玉が補給玉検出スイッチ9で検出されれば、切換弁駆動モータ8により切換弁31が駆動して開口38を閉塞する。
【0026】
なお、図中、切換弁駆動モータ8,補給玉検出スイッチ9,補給玉誘導樋10がそれぞれ4つずつ示されているが、これらには図示しない2台の弾球遊技機2に用いられる切換弁駆動モータ8,補給玉検出スイッチ9,補給玉誘導樋10が含まれている。また、図示しない2台の弾球遊技機2に連絡する補給玉誘導樋10については、その下手側の図示を省略している。
【0027】
補給玉誘導樋10に案内されることなくベルトコンベア3の従軸5付近まで誘導されたパチンコ玉は、余剰玉用樋18に案内された後排出玉集合樋17を介して排出玉回収部19に回収される。
【0028】
図2は、第1実施形態に係る遊技用装置のブロック図である。遊技機設置島1には、ホールコンピュータ30からの指令信号を受けて遊技用装置全体の制御を行なう玉循環制御装置24が設けられている。玉循環制御装置24はホールコンピュータ30からの指令信号に応答して遊技機設置島1に設置されている1番台〜n番台までの複数台の弾球遊技機2それぞれの玉抜弁駆動ソレノイド(玉抜ソレノイド)15を励磁状態に制御する。これにより、弾球遊技機2内の封入玉が弾球遊技機2から一斉に排出されることになる。各弾球遊技機2から排出されたパチンコ玉はそれぞれの排出玉検出スイッチ27で検出される。そして、排出玉検出スイッチ27の検出信号が玉循環制御装置24へ入力される。玉循環制御装置24は、排出玉検出スイッチ27の検出信号を受信して、すべての封入玉が排出されたか否かを判断する。そして、遊技機設置島1に設置されているすべての弾球遊技機2の封入玉が回収されたことを条件にリフトモータ28を駆動する。リフトモータ28が駆動されることにより、リフト部20内のスプロケットが回転してパチンコ玉が揚送樋21へ案内されることになる。
【0029】
また、玉循環制御装置24は、1〜n番台までのすべての弾球遊技機2から封入玉が回収されたことを条件に搬送部23のベルトコンベア駆動モータ25を駆動するとともに弾球遊技機2の台番に対応する1〜nのすべての切換弁駆動モータ8を所定角だけ回転駆動する。ベルトコンベア駆動モータ25が駆動することにより主軸4(図1参照)が回転し、ベルトコンベア3が駆動する。一方、切換弁駆動モータ8が所定角だけ回転することにより、切換弁31(図3参照)が変位して開口38(図3参照)が開放状態となる。開口38が開放状態となることにより、搬送路6(図3参照)を移動するパチンコ玉が補給玉誘導樋10(図1参照)へ落入可能となる。
【0030】
開口38から補給玉誘導樋10に落入したパチンコ玉は補給玉検出スイッチ9で検出され、その検出信号が玉循環制御装置24へ入力される。玉循環制御装置24は、1〜nのうちいずれかの補給玉検出スイッチ9で所定数のパチンコ玉が検出されれば当該補給玉検出スイッチ9に対応する切換弁駆動モータ8をさらに所定角度回転駆動する。これにより、当該切換弁駆動モータ8に対応する切換弁31が変位して開口38を閉塞する。したがって、所定数のパチンコ玉が既に補給された弾球遊技機2には、それ以上のパチンコ玉が補給されることはない。
【0031】
このようにして、いずれかの補給玉検出スイッチ9で所定数のパチンコ玉が検出される毎に当該補給玉検出スイッチ9に対応する弾球遊技機2へのパチンコ玉の補給が終了する。そして、玉循環制御装置24は、すべての弾球遊技機2へのパチンコ玉の供給が終了したことを条件にベルトコンベア駆動モータ25,リフトモータ28を停止する。玉磨装置用モータ29は、玉磨装置22の玉磨テープを巻取るためのもので、玉磨能力が低下すると、玉循環制御装置24の指令により玉磨テープを巻取り、新しい玉磨面に更新する。
【0032】
図3は、搬送路6に設けられた切換弁31を説明するための説明図である。切換弁31は、搬送路6と一体成形された回転軸34により軸支されている。さらに切換弁31には、長溝状の開口37が設けられており、この開口37に回転板39の突起36が遊嵌している。そして、この回転板39が半回転する毎に切換弁31は開口38を閉塞する状態と開放する状態とに変位する。
【0033】
図3には、遊技機設置島1(図1参照)に設置される4台の弾球遊技機2のうち搬送路6を挟んで遊技機背面を向き合わせて設置される2台の弾球遊技機2に対応した切換弁31がそれぞれ示されている。
【0034】
図4は、玉受部7および搬送部23の要部断面図である。ベルトコンベア3には、玉受部7から案内されたパチンコ玉を把持するための玉把持部32が設けられている。この玉把持部32によりパチンコ玉は1つずつ把持されてベルトコンベア33の搬送方向に誘導される。回転軸34でその一方端を軸支されている切換弁31の他方端は、開口38と係合可能な形状に形成されている。切換弁31の開口37に遊嵌する突起36を含む回転板39は、切換弁駆動モータ8のモータ軸35に一体的に取付けられている。切換弁駆動モータ8が駆動してモータ軸35が回転することにより、回転板39に形成された突起36は円弧を描いて回転する。回転板39が半回転する毎に切換弁31は開口38を閉塞する状態(図示の状態)と開放する状態とに変位する。開口38が開放状態にある場合、開口38上を移動する打玉は補給玉誘導樋10へ落入して補給玉検出スイッチ9により検出される。なお、33は主軸4および従軸5(図1参照)の空回りを防止するための滑り止め部である。
【0035】
図5は、搬送部23の従軸5付近の要部断面図である。余剰玉用樋18を含む余剰玉循環部63は、搬送部23とボルト59で螺着されており、必要に応じて切離し可能である。余剰玉循環部63を搬送部23に組付ける場合には、搬送部23と余剰玉循環部63の接続部55a,55b,56を組合せた後、接続穴57aと58a,57bと58bにボルト56を挿入してねじ止めすればよい。これにより、搬送部23内の接続路54が余剰玉用樋18と連通する。
【0036】
図6は、搬送部23を延長した際の構成を示す図である。たとえば、図1に示した遊技用装置においてさらにもう1つの遊技機設置島1に設置されている弾球遊技機2にまで延長して封入玉の回収および補給制御を行ないたい場合には、図示するような構成に変更可能である。すなわち、図5に示した余剰玉循環部63に代えて搬送部23aを搬送部23に接続すればよい。このように本実施形態に係わる遊技用装置によれば、新たな遊技機設置島1の増設に機動的に対応可能となる。なお、搬送部23aには搬送部23と同様に主軸4a,玉把持部32a,搬送路6a,滑り止め部33aが設けられている。
【0037】
図7は、玉交換処理の処理手順を示すフローチャートである。この玉交換処理は玉循環制御装置24(図2参照)がホールコンピュータ30(図2参照)からの玉抜指令信号を受けて実行するものである。
【0038】
まず、S1においてホールコンピュータ30から玉抜指令信号が入力されたか否かが判断される。玉抜指令信号が入力されていない場合には、処理が終了する。一方、玉抜指令信号が入力されている場合には、S2に進む。S2では、1〜nの玉抜ソレノイド15が励磁状態に制御される。これにより、遊技機設置島1に設置されているすべての弾球遊技機1の玉抜ソレノイド15が励磁状態に制御される。
【0039】
次にS3に進み、1〜nの排出玉検出スイッチ27のうちいずれかの排出玉検出スイッチ27(i)でパチンコ玉が30個検出されたか否かが判断される。なお、本実施形態に示す弾球遊技機2に封入されている封入玉の数は、たとえば30個である。したがって、排出玉検出スイッチ27で30個のパチンコ玉が検出されれば、当該排出玉検出スイッチ27に対応する弾球遊技機2内のすべての封入玉が排出されたことになる。
【0040】
なお、排出玉検出スイッチ27(i)とは、1〜nまでの排出玉検出スイッチ27のうち、いずれかの排出玉検出スイッチ27を示す。
【0041】
S3でNOの判断がなされればS3に戻る。そして、S3でYESの判断がなされるまで繰返しS3の処理が実行される。S3でYESと判断された場合には、S4に進む。S4では、玉抜ソレノイド15(i)が非励磁状態に制御される。これにより、すべての封入玉が排出された弾球遊技機2の玉抜弁14(図1参照)が元の位置に復帰する。なお、玉抜ソレノイド15(i)とは、S3で30個のパチンコ玉を検出した排出玉検出スイッチ27(i)に対応する弾球遊技機2に設けられた玉抜ソレノイド15のことである。
【0042】
次にS5に進み、計数カウンタsのカウンタ値が更新(+1)される。計数カウンタsは、n個の排出玉検出スイッチ27のうち既に30個の排出玉を検出し終えた排出玉検出スイッチ27の数を計数するためのカウンタである。
【0043】
次にS6に進み、計数カウンタsのカウンタ値がnであるか否かが判断される。そして、計数カウンタsのカウンタ値がnでない場合には、S3に戻り、nである場合にはS7に進む。S7では、計数カウンタsのカウンタ値が0にリセットされる。次にS8に進み、リフトモータ28(図2参照)が駆動される。次にS9に進みベルトコンベア3(図1参照)が駆動される。次にS10に進み、1〜nの切換弁駆動モータ8(図4参照)が駆動してモータ軸35を半回転させる。これにより、回転板39(図3参照)が180°回転して切換弁31(図3参照)が開口38(図3参照)を開放する位置に変位する。
【0044】
次にS11に進み、いずれかの補給玉検出スイッチ9(i)でパチンコ玉が30個検出されたか否かが判断される。ここで補給玉検出スイッチ9(i)とは、台番1〜nの複数の弾球遊技機2に対応してそれぞれ設けられた補給玉検出スイッチ9のうち、いずれかの補給玉検出スイッチ9を意味する。
【0045】
S11でNOの判断がなされればS11に戻る。そして、YESの判断がなされるまで、繰返しS11の処理が実行される。S11でYESの判断がなされれば、S12に進む。S12では、切換弁駆動モータ8(i)を半回転させる制御が実行される。なお、切換弁駆動モータ8(i)とは、S11において30個のパチンコ玉を検出した補給玉検出スイッチ9(i)に対応して設けられた切換弁駆動モータ8を意味する。
【0046】
S12において、切換弁駆動モータ8(i)が半回転駆動することにより、対応する切換弁31(図3参照)が変位して開口38(図3参照)を閉塞する。これにより、台番iの弾球遊技機2に対する封入玉の補給が終了することになる。
【0047】
次にS13に進み、計数カウンタtのカウンタ値が更新(+1)される。計数カウンタtは、封入玉補給の完了した弾球遊技機2の数を計数するためのカウンタである。
【0048】
次にS14に進み、計数カウンタtの値がnであるか否かの判断がされる。計数カウンタtの値がnでない場合には、S11に戻り、nの場合にはS15に進む。
【0049】
S15では、計数カウンタtのカウンタ値が0にリセットされる。次にS16に進み、リフトモータ28が停止制御される。次にS17に進み、所定のタイマがセットされる。次にS18に進み、S17でセットされたタイマ値に基づく所定時間が経過したか否かが判断される。そして、所定時間が経過するまで繰返しS18の判断が行なわれる。この所定時間とは、たとえば搬送路6内の余剰玉を排除するために十分な時間である。S18でYESの判断がなされた場合には、S19に進み、ベルトコンベア3が停止制御された後、処理が終了する。
【0050】
図8は、本発明に係わる遊技用装置の第2実施形態を説明するための図である。図8は、ベルトコンベア3の主軸4付近の要部断面図である。この第2実施形態は第1実施形態と異なり、ベルトコンベア3上をパチンコ玉が移動するように構成されている。ベルトコンベア3には、パチンコ玉の重みによるベルトコンベア3の撓みを防ぐためのベルト水平支持部50が設けられている。
【0051】
図9は、図8のA−A線上に沿う断面図を示す。ベルトコンベア駆動モータ25,ベルトコンベア3,ベルト水平支持部50,上壁53,立壁51および52により構成される搬送部35は、開口38にパチンコ玉が落入可能となるように垂直方向に対して多少の傾斜角を有する態様で設けられている。開口38には、第1実施形態と同様に切換弁31が設けられており、回転板39の回転に伴って開口部38を閉塞し、または開放する。開口38が開放状態にある場合には、ベルトコンベア3で搬送中のパチンコ玉が開口38に落入して補給玉誘導樋10に案内される。
【0052】
なお、第2実施形態に係る遊技用装置のその他の構成に関しては、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0053】
この第2実施形態によれば、第1実施形態と比較して以下のような利点を有する遊技用装置を提供することが可能となる。第1実施形態においては、主軸4から従軸5までの間にかけ渡されたベルト部分、特に搬送路6をパチンコ玉とともに移動するベルト部分に撓みが生ずる可能性がある(図4参照)。この撓みは、ベルト自らの重みにより生ずるものである。また、このような撓みは主軸4と従軸5との中間地点で最も大きなものとなる。ベルトの撓み方が極端に大きい場合には、玉把持部32がパチンコ玉を搬送路6に極めて強い圧力で押しつけることになり、パチンコ玉のスムーズな移動が阻害されてしまう恐れが生じる。特に、主軸4と従軸5との間にかけ渡されるベルトコンベア3の長さが長くなればこの傾向は大きくなる。一方、第2実施形態によれば、このような不都合を防止できる。ベルトコンベア3上をパチンコ玉を移動するように構成し、かつ、ベルトコンベア3の撓みを防止するためにベルト水平支持部50が設けられているからである。
【0054】
図10は、本発明に係る遊技用装置の第3実施形態を説明するための図である。この第3実施形態は第1実施形態と比較して、パチンコ玉を弾球遊技機2へ補給する前に当該パチンコ玉を繰返し玉磨装置22で磨くことができる点に、その特徴を有する。
【0055】
この第3実施形態では、第1実施形態と同様にして排出玉集合樋17に集合したパチンコ玉が排出玉回収部19に回収される。なお、排出玉集合樋17等については、その構成は第1実施形態と同様であるので図示を省略している。排出玉回収部19に回収されたパチンコ玉はリフト部20により第1実施形態と同様に揚送樋21へ案内される。なお、リフト部20内には、パチンコ玉を案内するためのスプロケット40およびスプロケット40を回転駆動するためのリフトモータ28が設けられている。
【0056】
揚送樋21内を移動中のパチンコ玉は玉磨装置22により磨かれる。なお、玉磨装置22には、パチンコ玉と当接してその汚れを磨き落とすための玉磨テープ41と、玉磨テープ41を搬送するための玉磨装置用モータ29が設けられている。
【0057】
揚送樋21の途中には開口48が設けられており、この開口48を介して揚送樋21が玉移動樋49と連通している。さらに揚送樋21には、取付板42が設けられている。取付板42には、開口48を閉塞可能な切換弁44が回転軸43により軸支されている。さらに取付板42には、切換弁駆動モータ64が取付けられている。切換弁駆動モータ64には、切換弁駆動モータの駆動力により回転する回転板45が設けられており、回転板45に形成された突起46が切換弁44の開口47に遊嵌されている。切換弁44は回転板45が半回転する毎に、図3に示した切換弁31と同様に開口48を閉塞しまたは開放する。
【0058】
開口48が開放状態にある場合には、揚送樋21を移動中のパチンコ玉は玉移動樋49へ案内され、排出玉回収部19に回収される。したがって、開口48が開放状態にある限り排出玉回収部19内のパチンコ玉は繰返し玉磨装置22で磨かれることになる。玉磨装置22で所定回数磨かれたパチンコ玉は、開口48が閉塞されることを条件に玉受部7(図1参照)へと案内される。
【0059】
この第3実施形態によれば、パチンコ玉の汚れ具合に応じて玉磨回数を調整することが可能である。なお、開口48の開放・閉塞制御は図2に示した玉循環制御装置24により実行される。
【0060】
図11は、本発明に係る遊技用装置に関し第4実施形態を説明するための図である。この第4実施形態は第1実施形態と比較して、弾球遊技機2へのパチンコ玉の補給前に、揚送路21内に滞留していたパチンコ玉を排出玉回収部19へ回収し、玉磨装置22で磨くように構成した点にその特徴を有する。なお、第3実施形態と比較して、玉磨装置22が玉移動樋49よりも上方位置に設置されている点を除いては、その構成は同様であるため、構成の詳細な説明は省略する。
【0061】
この第4実施形態においては、玉循環制御装置24(図2参照)は、ホールコンピュータ30(図2参照)からの玉抜指令信号を受信することに基づいて切換弁駆動モータ64を駆動して切換弁44を変位させ、開口48を開放する。これにより、前回の玉交換処理において揚送樋21に滞留していたパチンコ玉が玉移動樋49を介して排出玉回収部19に回収されることになる。
【0062】
この第4実施形態によれば揚送樋21に滞留していたパチンコ玉についても改めて玉磨装置22で磨かれた後、弾球遊技機2に供給されることになるため、玉交換処理が長期にわたり実行されなかったことに起因して揚送樋21内で曇りを生ずるなどしたパチンコ玉が弾球遊技機2にそのまま供給されてしまうことを防止できる。なお、第3実施形態に示す構成においても同様の処理を実行することが可能であるが、玉磨装置22付近に貯留されているパチンコ玉は玉移動樋49で回収されないため、曇りなどの生じたパチンコ玉が弾球遊技機2に供給されてしまうことを完全に防止することはできない。
【0063】
図12は、本発明に係る遊技用装置に関し第5実施形態を説明するための図である。この第5実施形態は第1実施形態と比較して、リフト部20に排出樋62が設けられている点にその特徴を有する。リフト部20には、パチンコ玉を排出樋62へ案内するための玉排出用切換弁61が設けられており、玉排出ソレノイド60が励磁状態に制御されることにより玉排出用切換弁61が回動してリフト部20内のパチンコ玉を排出樋62へ案内する。玉排出ソレノイド60は、たとえば所定の操作用スイッチが押圧されることにより励磁状態に制御される。
【0064】
この第5実施形態によれば、遊技用装置内を循環するパチンコ玉を遊技場の係員などが取出して目視することができ、これにより使用に耐えないようなパチンコ玉を除外することができる。
【0065】
次に、以上説明した各実施形態の特徴点や変形例などを以下に列挙する。
(1) 図1において、遊技機設置島1には4台の弾球遊技機2が設置されるように構成したが、この台数に限られるものではない。したがって遊技用装置も1つの搬送部32で4台以上あるいはそれ以下の弾球遊技機2に対して玉交換処理を行なうことが可能であるように構成してもよい。
【0066】
(2) 図3において、切換弁31の変位位置を制御するのに回転板39を利用した。しかしながらこれ以外に、たとえば所定のカムスイッチにより切換弁31の変位位置を制御するように構成してもよい。
【0067】
(3) 図4において、ベルトコンベア3によりパチンコ玉が1つずつ搬送路6内を搬送されるように構成した。したがって、ベルトコンベア3のベルト幅はパチンコ玉1つに対応する幅に構成されている。これにより、搬送部23の厚みを極力薄くすることができ、搬送部23の設置スペースの削減を図ることができる。
【0068】
(4) 本発明に係る遊技用装置は複数のユニットより構成されている。具体的には、ベルトコンベアシステムを含む搬送部23、玉受部7、余剰玉用樋18を含む余剰玉循環部63、排出玉回収部19、リフト部20、玉磨装置22、揚送樋21、玉排出樋16、補給玉誘導樋10などの各ユニットから構成されている。したがって、遊技機設置島の増設、設置に応じて各ユニットを組合せて容易に最も適当な遊技用装置を構成することができる。
【0069】
(5) ベルトコンベアシステムを含む搬送部23の搬送方向は水平が望ましいが、必要に応じて傾斜(下り傾斜あるいは上り傾斜)を付けて構成してもよい。
【0070】
【課題を解決するための手段の具体例】
玉受部7,補給玉誘導樋10,玉排出樋16,排出玉集合樋17,排出玉回収部19,リフト部20,揚送樋21,玉磨装置22,搬送部23,玉循環制御装置24,余剰玉循環部63により、弾球遊技機内部に所定数封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技が行なわれる弾球遊技機から前記封入玉を抜取って回収した後、前記弾球遊技機に前記所定数の玉を供給可能にするための玉経路を備えた遊技用装置が構成されている。また、弾球遊技機2により、前記弾球遊技機が構成されている。
【0071】
図3に示した開口38により、前記玉を前記弾球遊技機へ供給するための供給部が構成されている。
【0072】
玉磨装置22により、前記玉経路途中に設けられ、該玉経路内を移動する前記玉に付着している汚れを磨き落とすための玉磨手段が構成されている。
【0073】
搬送部23のベルトコンベアシステムにより、前記玉経路内の所定経路部分に設けられ、前記玉磨手段で磨かれた玉を前記供給部へ誘導する玉誘導手段が構成されている。
【0074】
玉循環制御装置24により、所定の玉交換指令入力がなされたことを条件として、前記弾球遊技機内の封入玉を前記玉経路へ回収させる回収制御と、前記封入玉の回収されている前記弾球遊技機に玉を供給させる供給制御を行なう制御手段が構成されている。
【0075】
ベルトコンベア3により、玉の誘導方向に移動して前記玉を運搬する玉運搬部材が構成されている。
【0076】
搬送路6により、前記玉誘導手段が前記玉を1つずつ誘導するために必要な最小限の誘導幅で構成されている前記所定経路部分が構成されている。
【0077】
ベルトコンベア3に設けられた玉把持部32により、前記玉運搬部材に形成された前記玉1つ1つを仕切るための仕切部が構成されている。
【0078】
図1、図5および図6に示す構成により、所定台数の弾球遊技機から前記封入玉を回収した後当該所定台数の弾球遊技機に玉を供給可能であって、前記玉誘導手段を含む前記所定経路を前記弾球遊技機の設置台数に応じて延長可能である前記玉経路が構成されている。
【0079】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】
請求項1に関しては、前記玉誘導手段は玉の誘導方向に移動して玉の運搬する玉運搬部材を有するために、わざわざ玉経路に傾斜を設け玉の自重を利用して該玉を供給部へ誘導する必要性がなくなり、これにより、玉経路に傾斜を設けた場合にそうでない場合と比較して余分に必要となるスペースを有効利用したり、設置できる弾球遊技機や周辺機器の制約を少なくすることが可能となる。
【0080】
また、玉の自重を利用して該玉を供給部へ誘導する場合には、斜面の変形などが生じている場合にその変形部分で玉が滞留して所定量の玉が前記弾球遊技機に供給されない恐れが高い一方で、請求項1に関しては前記玉運搬部材により前記玉が運搬されるためそのような恐れが低く、前記弾球遊技機内の封入玉が所定量に満たないために遊技中に打玉が不足してしまうなどという不都合が発生することを極力防止できる。
【0081】
また、前記玉経路により、前記所定経路の終端まで前記玉運搬部材により運搬された玉が前記玉磨手段に誘導される。前記供給制御により前記弾球遊技機に供給されることなく前記玉運搬部材に滞留する余剰玉を前記所定経路の終端まで誘導するための所定時間が設定される。前記供給終了手段の働きにより、前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されてから前記設定された所定時間が経過したことを条件として、前記玉運搬部材の移動が停止されて前記供給制御が終了される。このため、前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されたときに前記玉運搬部材により運搬されている途中の余剰玉を、玉磨手段に誘導できる。
【0082】
請求項に関しては、請求項1に関する効果に加えて、前記仕切部で仕切られた玉が1つずつ運搬されるために、まとめて複数の玉が供給部に供給されてしまうことを防止でき、これにより前記弾球遊技機に確実に前記所定数の玉を供給することが可能となる。
【0083】
請求項に関しては、請求項1に関する効果に加えて、前記玉誘導手段を含む前記所定経路を前記弾球遊技機の設置台数に応じて延長可能であるために、遊技場内における前記弾球遊技機の設置状況に応じた遊技用装置を提供できるとともに、設置状況の変更に機動的に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技用装置の全体構成図である。
【図2】遊技用装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】搬送路6に設けられた切換弁31を説明するための平面図である。
【図4】玉受部7および搬送部23を説明するための要部断面図である。
【図5】搬送部23と余剰玉循環部63との接続を説明するための要部断面図である。
【図6】搬送部23を延長して接続する場合の接続方法を説明するための要部断面図である。
【図7】玉交換処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】遊技用装置に関し、その第2実施形態を説明するための要部断面図である。
【図9】図8のA−A線上に沿う断面図である。
【図10】遊技用装置に関し、その第3実施形態を説明するための説明図である。
【図11】遊技用装置に関し、その第4実施形態を説明するための説明図である。
【図12】遊技用装置に関し、その第5実施形態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1は遊技機設置島、2は弾球遊技機(玉封入式)、3,3aはベルトコンベア、4,4aは主軸、5は従軸、6,6aは搬送路、7は玉受部,8は切換弁駆動モータ,9は補給玉検出スイッチ,10は補給玉誘導樋、14は玉抜弁、15は玉抜弁駆動ソレノイド(玉抜ソレノイド)、16は玉排出樋、17は排出玉集合樋、18は余剰玉用樋、19は排出玉回収部、20はリフト部、21は揚送樋、22は玉磨装置、23,23aは搬送部、24は玉循環制御装置、31は切換弁、32,32aは玉把持部、37,38は開口、49は玉移動樋、62は排出樋、63は余剰玉循環部である。

Claims (3)

  1. 弾球遊技機内部に所定数封入された封入玉を繰返し弾発発射して遊技が行なわれる弾球遊技機から前記封入玉を抜取って回収した後、前記弾球遊技機に前記所定数の玉を供給可能にするための玉経路を備えた遊技用装置であって、
    前記玉を前記弾球遊技機へ供給するための供給部と、
    前記玉経路途中に設けられ、該玉経路内を移動する前記玉に付着している汚れを磨き落とすための玉磨手段と、
    前記玉経路内の所定経路部分に設けられ、前記玉磨手段で磨かれた玉を前記供給部へ誘導する玉誘導手段と、
    所定の玉交換指令入力がなされたことを条件として、前記弾球遊技機内の封入玉を前記玉経路へ回収させる回収制御と、前記封入玉の回収されている前記弾球遊技機に玉を供給させる供給制御とを行なう制御手段と、
    前記回収制御により前記弾球遊技機から回収される玉を計数する回収玉計数手段と、
    前記供給制御により前記供給部から前記弾球遊技機に供給される玉を計数する供給玉計数手段とを含み、
    前記玉誘導手段は前記玉の誘導方向に移動して該玉を運搬する玉運搬部材を有し、
    前記制御手段は、
    前記回収玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したか否かを判定する回収判定手段と、
    前記回収玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記回収判定手段により判定されたことを条件として、前記供給制御を開始させる供給開始手段と、
    前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したか否かを判定する供給判定手段と、
    前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されたことを条件として、前記供給制御を終了させる供給終了手段とを有し、
    前記玉経路は前記所定経路の終端まで前記玉運搬部材により運搬された玉を前記玉磨手段に誘導可能であって、
    前記供給制御により前記弾球遊技機に供給されることなく前記玉運搬部材に滞留する余剰玉を前記所定経路の終端まで誘導するための所定時間が設定され、
    前記供給終了手段は、前記供給玉計数手段により計数された玉数が前記所定数に達したと前記供給判定手段により判定されてから前記設定された所定時間が経過したことを条件として、前記玉運搬部材の移動を停止させて前記供給制御を終了させることを特徴とする、遊技用装置。
  2. 前記玉運搬部材には前記玉1つ1つを仕切るための仕切部が形成されており、該仕切部で仕切られた玉を1つずつ運搬することを特徴とする、請求項1記載の遊技用装置。
  3. 前記玉経路は所定台数の弾球遊技機から前記封入玉を回収した後、当該所定台数の弾球遊技機に玉を供給可能であって、
    前記玉誘導手段を含む前記所定経路を前記弾球遊技機の設置台数に応じて延長可能であることを特徴とする、請求項1記載の遊技用装置。
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