JP4145063B2 - 貨物倉保冷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶の貨物倉保冷装置に関し、具体的には、例えば、天然ガスからNGH(Natural Gas Hydrate:天然ガスハイドレート)を生産する浮体生産設備およびNGHを輸送する輸送船などの船体に設けられる貨物倉保冷装置に関する。なお、これら浮体生産設備および輸送船は、船舶の概念に含まれる。
【0002】
【従来技術】
従来より、船体フレームの内部に配設される貨物倉を保冷することによって、その内部に貯蔵される保冷物を保冷する貨物倉保冷装置が提案されている。例えば、実開平4−26196号公報に示す貨物倉保冷装置では、船体フレームの内面に施された断熱材と貨物倉との間に空間が設けられ、該空間内の途中に1つの冷却機を設け、前記空間中の流体を直接冷却すると共に循環している。これにより、貨物倉を冷却し、その中の保冷物を冷却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の貨物倉保冷装置では、前記空間内の流体を循環させるためにファンが設けられているが、特に大きな貨物倉の場合には、該空間中の流体を均一に循環させることは難しく、空間に進入した熱を十分に吸熱することができない。その結果、貨物倉内の保冷物の温度を所定の温度範囲に維持することができないという問題点がある。特に、天然ガスを固体状(ペレット状)、粉体状またはスラリー状のNGH(天然ガスハイドレート)に変えて輸送する場合、貨物倉の外面より貨物内に熱が進入すると、NGHは分解してガスと水になる。そして、この分解反応が吸熱反応であるため分解した水が再度氷になり、固体状(ペレット状)、粉体状またはスラリー状のNHGを固結させ大きな塊となり、その結果、貨物倉からNGHを取り出すことが困難となる場合がある。
【0004】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、船舶の貨物倉内の保冷物の温度を所定の温度範囲に維持することができる貨物倉保冷装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、船体フレームと、該船体フレームとの間に空間を形成して該船体フレームの内部に配設された貨物倉とを有する船舶に適用される貨物倉保冷装置において、前記貨物倉を囲繞するように、該貨物倉との間に断熱空間を形成して設けた防熱手段と、前記断熱空間から吸熱するための冷却気体を該断熱空間に送給・循環させる冷却手段とを備え、該冷却手段が、冷却気体を冷却する冷凍機と、該冷凍機と前記断熱空間とを接続して前記冷却気体を該断熱空間に供給する供給通路と、前記断熱空間と前記冷凍機とを接続して該断熱空間から排出された冷却気体を前記冷凍機に戻す還流通路とを備え、前記供給通路および前記還流通路を前記断熱空間内の同一方向に延設し、該延設した部分にそれぞれ複数の吹出し口および吸込み口を設け、該供給通路および還流通路と交差する方向に前記貨物倉の外面を囲繞するように複数のリブを立設し、該リブの外端面側に前記防熱手段を当接させて前記断熱空間を分割して複数の分割断熱空間を形成し、それぞれの分割断熱空間に前記供給通路および前記還流通路を接続して前記冷却気体をそれぞれの分割断熱空間に送給・循環できるように構成したことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、船体フレームに貨物倉を覆うように防熱手段を設けることにより、船体フレーム側から船体フレームの内部に配設された貨物倉に熱が進入することを防止することができる。さらに、該断熱空間に冷却気体を送給・循環させる冷却手段を設けているので、断熱空間に侵入する熱は吸熱され、その熱が貨物倉内に侵入することを防止することができる。その結果、貨物倉内の保冷物の温度を所定の温度範囲に維持することができる。
【0007】
防熱手段としては、グラスウール、ロックウールまたはポリウレタンなどの樹脂で成形された断熱材などが使用される。
【0009】
また、断熱空間に侵入した熱は、冷凍機から供給通路を介して供給された冷却気体によって吸熱され、その熱は、冷却気体と共に還流通路を介して冷凍機に戻され、冷凍機において徐熱される。従って、断熱空間に侵入した熱は貨物倉に伝達されず、その中に貯蔵される保冷物の温度を略一定に維持することができる。
【0010】
また、上記の供給通路および還流通路に設けた吹出し口および吸込み口のいずれか一方に冷却気体の流量を調整するダンパをそれぞれ取り付けても構わない。これにより、断熱空間内を流れる冷却気体の偏流などを防止することができる。その結果、貨物倉内の保冷物の温度がさらに精度良く維持することができる。
【0011】
なお、上記の冷却気体として、空気または窒素ガスなどを使用することができる。
【0012】
また、断熱空間を流れる冷却気体がリブを介して貨物倉の外面を冷却することもできる。このリブは、貨物倉の補強部材として使用することもできる。
【0013】
また、貨物倉の外面に複数の分割断熱空間が設けられ、それぞれの分割断熱空間に冷却気体が確実に流すことができる。その結果、冷却気体の偏流を防止することができるとともに、分割断熱空間に侵入した熱は確実に吸熱される。そして、貨物倉内の保冷物の温度を所定の温度範囲に維持することができる。なお、上記のリブは、貨物倉の補強を兼てもよいし、吸熱効率を考慮して貨物倉の補強とは別に貨物倉の外周面に設けても構わない。
【0014】
また、本発明は、還流通路内を流れる冷却気体の温度を計測する計測手段と、該計測手段による計測結果に基づいて冷却気体の供給温度または供給流量を調整する調整手段とを備えてもよい。
【0015】
この構成によれば、還流通路内の冷却気体の温度を計測し、この結果に基づいて貨物倉に供給する冷却気体の供給温度または供給流量を調整することにより、上記の断熱空間の温度を還流通路内の冷却気体の温度より低くすることができる。これにより、貨物倉内の保冷物の温度を略一定に制御することができる。
【0016】
なお、ここでは、還流通路内を流れる冷却気体の温度を用いて貨物倉を所定の温度範囲に維持する例を示しているが、さらにきめ細かく貨物倉を冷却する場合、貨物倉ごとにその外面または内部の温度を計測し、その結果に基づいて冷却気体の供給温度または供給流量を調整しても構わない。
【0021】
上記の本発明に係る貨物倉保冷装置を天然ガスハイドレート(NGH)の輸送に使用することができる。
【0022】
ここで、「NGH」とは、その主成分がメタンと水とであり、その相態は固体状(ペレット状)、粉体状またはスラリー状であり、その形態を保持する保持温度は−5℃〜−15℃である。
【0023】
この場合、断熱空間に侵入した熱を吸熱する冷却気体として空気、窒素ガスなどを、液体冷媒としてスラリーアイス状のブラインのようなものを使用することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
別紙図面に基づいて、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0025】
(第1参考例)
図1(a)は、本発明の第1参考例に係る貨物倉保冷装置が適用される船体の側面図を略示したものである。図1(b)は、図1(a)のA−A矢視図である。なお、説明の都合上、以下、図1の上側を上方と称する。
【0026】
図1(a)に示すように、船体1内は、横隔壁2によって複数の貨物区画3に区分され、その貨物区画3内に独立的に貨物倉4がそれぞれ配設されている。該貨物倉4は略箱形状をなしており、その外面には、冷却効率を向上させ、貨物倉4を補強するため断面逆L形のリブ5が左右方に等配されており、各リブ5は貨物倉4の外面を囲繞するように取り付けられている。そして、これら3つの貨物倉4を一括して全体的に覆うように防熱部材6が船体1の内面に取り付けられ、貨物区画3ごとに該防熱部材6と貨物倉4と間に断熱空間7が形成されている。なお、本参考例では、説明の便宜のため、貨物区画3が3つに区分されているが、貨物区画3の区分数を3つに限定するものではない。また、防熱部材6としては、グラスウール、ロックウールまたはポリウレタンなどの樹脂などが使用される。
【0027】
各断熱空間7内には、該断熱空間7から吸熱するための冷却気体を該断熱空間7に送給・循環させる供給通路8および還流通路9が設けれている。これらの供給通路8および還流通路9は、各貨物区画3の断熱空間7を横断するように連結され、図1(b)に示すように貨物倉4の上方および下方にそれぞれ配されている。また、これらの供給通路8および還流通路9は、上記の貨物区画3とは別の区画に設置される冷凍機10に接続されている。なお、ここでは、供給通路8および還流通路9を、それぞれ1つ取り付けているが、複数の供給通路8および還流通路9を取り付けても構わない。なお、上記の冷却気体として、空気または窒素ガスなどが使用される。
【0028】
以上の構成によれば、防熱部材6が、独立的に設けられた3つの貨物倉4を一括して全体的に覆うように船体1の内面に取り付けられているので、船体1側から貨物倉4側に伝達される熱が断熱空間7に侵入することを防ぐことができる。一方、冷凍機10から流出する冷却気体は、供給通路8内を流れ、該供給通路8に設けられている後述の複数の吹出し口8aから各貨物区画3の断熱空間7に供給され、図1(a)および(b)に示す矢符G1のように貨物倉4の外面に沿って流れる。この際、貨物倉4の外面を流れる冷却気体が上述の防熱部材6などから侵入する熱を吸熱する。さらに、貨物倉4の外面に設けたリブ5が冷却フィン効果を奏し、冷却気体がリブ5を介して貨物倉4の外面を冷却する。これにより、貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHの温度を略一定の温度範囲に維持することができる。そして、防熱部材6などから侵入した熱を吸熱し、貨物倉4の外面を冷却した冷却気体は、還流通路9に設けられた後述の複数の吸込み口9aに流入し冷凍機10に戻り、冷凍機10によって冷却された後、再び供給通路8に供給される。このように冷却気体は、供給通路8、断熱空間7、および還流通路9を循環している。
【0029】
さらに、断熱空間7に挿入される供給通路8および還流通路9について詳述する。各供給および還流通路8、9には、図1(a)に示すようにその中を流れる冷却気体の流れ方向に沿って略等間隔に、かつ図1(b)に示すように左右方または全周に冷却気体が流出または流入するように複数の吹出し口8aおよび吸込み口9aがそれぞれ取り付けられている。これらの吹出し口8aおよび吸込み口9aは、例えば、図1(c)に示すように冷却気体の流量を調整するダンパ8bをそれぞれ備えてもよいし、図1(d)が示すように、複数の、ダンパ8bを備える吹出し口8aを一の集合通路8cに接続し、さらにこの集合通路8cと供給通路8とを調節弁8eの介在する通路8dによって接続するように構成してもよい。ただし、これらに限定するものではない。以上の構成によれば、供給通路8の吹出し口8aから断熱空間7全体に冷却気体を均等に流すこともできるし、各吹出し口8aから断熱空間7に供給する冷却気体の流量を調整することもできる。その結果、断熱空間7内を流れる冷却気体の偏流発生を防止し、断熱空間7内の冷却気体の温度を略一定の温度範囲に維持することができる。そして、貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHの温度を略一定の温度範囲に保つことができる。
【0030】
また、図1(a)に示すように、還流通路9に温度計測器TIを取り付け、温度計測器TIと冷凍機10内の制御器(図示せず)とを接続することもできる。これにより、還流通路9に取り付けた温度計測器TIを用いて各貨物区画3の断熱空間7から排出される冷却気体の温度を計測し、その計測結果に基づいて冷凍機10から供給される冷却気体の温度を変えたり、冷却気体の供給流量を変えたりすることができる。その結果、断熱空間7内の冷却気体の温度を略一定の温度範囲に維持して、貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHの温度を略一定の温度範囲にすることができる。なお、ここでは、一例として、還流通路9に温度計測器TIを取り付けているが、例えば、各断熱空間7、貨物倉4の外面、または貨物倉4の内部に温度計測器TIを取り付けても構わない。
【0031】
(実施の形態)
図2(a)は、本発明の実施の形態に係る貨物倉保冷装置が適用される船体の側面図を略示したものである。図2(b)は、図2のB−B矢視図である。本実施の形態に係る貨物倉保冷装置は、第1参考例に対して、貨物倉4を覆うように、その外面に取り付けてあるリブ5の船体1側に防熱部材6を当接することにより、断熱空間7を分割して分割断熱空間7aを形成されていることのみが異なる。従って、第1参考例に対応する部品には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0032】
図2(a)に示すように、船体1が2つの貨物区画3に区分けされており、その中に独立的に貨物倉4が配設されている。該貨物倉4の外面には、略矩形断面のリブ5が左右方向に等配され、各リブ5は貨物倉4の外面を囲繞するようにその外面に取り付けられている。これらのリブ5の外端面側には、防熱部材6が当接されている。これにより、断熱空間7は、複数の分割断熱空間7aに分割され、それぞれの分割断熱空間7aは貨物倉4の外面全体を囲繞している。この状態を図2(b)に示す。図示するように、分割断熱空間7aの上下方の中央部には、冷却気体を供給するための供給通路8および還流通路9が設けられ、これらの供給通路8および還流通路9には、各分割断熱空間7aに対応して、冷却気体を供給・排気する吹出し口8aおよび吸込み口9aがそれぞれ設けられている。これらの吹出し口8aおよび吸込み口9aは、図2(b)の左右方の分割断熱空間7a内を流れる流体の流量が略均等となるように配されている。なお、吹出し口8aおよび吸込み口9aに、第1参考例で示した吹出し口8aおよび吸込み口9aなどを取り付け、冷却気体の流量を調整しても構わない。
【0033】
また、供給通路8は、図1(a)に示したように、各貨物区画3の断熱空間7を横断するように連結されており、還流通路9も同様に各貨物区画3の断熱空間7を横断するように連結されている。さらに、供給通路8および還流通路9は、貨物区画3とは別の区画に配設される冷凍機10にそれぞれ接続されている。なお、ここでは、供給通路8および還流通路9を各1つ設けているが、複数の供給通路8および還流通路9を設けても構わない。
【0034】
このような構成によれば、供給通路8の吹出し口8aから流出する冷却気体は、図2(b)の矢符G1が示すように分割断熱空間7aの左右方に分流し、それぞれの分割断熱空間7aを流れた後、再度吸込み口9aに流入する。その後、冷却気体は、還流通路9を介して冷凍機10に戻され、再度冷却して供給通路8に供給される。その際、冷却気体は、防熱部材6から分割断熱空間7aに侵入する熱を吸熱するので、侵入した熱が貨物倉4に伝達しない。その結果、貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHを略一定の温度範囲に維持することができる。また、本実施の形態では、断熱空間7を複数の分割断熱空間7aに分割してその中に冷却気体が略均等に供給されるように構成されているので、冷却気体の偏流による断熱空間7全体の温度のばらつきを防止することができる。
【0035】
なお、リブ5は、貨物倉4を冷却するとともに貨物倉4の補強として使用することもできる。
【0036】
(第2参考例)
図3は、本発明の第2参考例に係る貨物倉保冷装置が適用される船体の断面図を略示したものである。本参考例に係る貨物倉保冷装置は、第1参考例に対して、断熱空間7が貨物倉4の内壁4aとそれを囲繞する外壁4bとからなること、および該断熱空間7にスラリーアイス状のブラインのような液体冷媒を供給し、その潜熱を利用して断熱空間に侵入する熱を吸熱することのみが異なる。従って、第1参考例に対応する部品には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0037】
船体1内に収納される貨物倉4は、内壁4aと該内壁に囲繞するように取り付けられる外壁4bとからなる二重殻構造をなし、貨物倉4の内壁4aと外壁4bとの間には、断熱空間7が形成される。外壁4bの外面は、防熱部材6によって覆われている。さらに、断熱空間7の上部に液体冷媒LBを貯蔵する貯蔵容器Tが設けられており、該貯蔵容器Tと外壁4bとが冷媒供給通路Lによって接続され、液体冷媒LBを断熱空間7に供給することができるように構成されている。該冷媒供給通路Lの途中には、弁Vが備えられ、液体冷媒LBを供給する量を調整することができる。なお、液体冷媒LBとして、スラリーアイス状のブラインなどが使用される。また、防熱部材6などからの入熱が多い場合には、新しい液体冷媒LBを循環補給する装置(図示せず)を設けても構わない。
【0038】
この構成によれば、貯蔵容器Tから断熱空間7に液体冷媒LBが供給されて断熱空間7全体に満たされ、液体冷媒LBのアイスの溶解潜熱を利用することによって防熱部材6から断熱空間7に侵入する熱を吸熱することができる。これにより、貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHの温度を略一定の温度範囲に維持することができる。
【0039】
ところで、上記実施の形態に係る貨物倉保冷装置が適用された船舶の貨物倉内の貨物を荷揚げする荷揚げ装置については、以下のようなものが考えられる。
【0040】
図4は、本発明の実施の形態に係る貨物倉保冷装置が適用された船舶の貨物倉から貨物の天然ガスハイドレートをスラリー状態にして荷揚げする荷揚げ装置の系統図を示している。なお、実施の形態において示したものと同等の部品には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】
船体1内には、貨物倉4が収納され、該貨物倉4内には、固体状、粉体状またはスラリー媒体含有率の少ないスラリー状の天然ガスハイドレートNGHが収納されている。貨物倉4の底部には、天然ガスハイドレートNGHをスラリー状にするためのスラリー媒体SMを供給する供給通路101が接続され、その途中にスラリー媒体SMの供給量を調整する弁14が介在する。該供給通路101は、貨物倉4の底部を貫通し、貨物倉4内に延設され、その端部には旋回ノズル16が設けられている。また、貨物倉4の底部の最下部には、スラリー状になった天然ガスハイドレートNGHを排出する排出通路104が接続され、その途中には、天然ガスハイドレートNGHの排出量を調整する弁13が介在する。貨物倉4の下部には、エダクタ11が配設され、排出通路104に接続されている。また、エダクタ11には、排出通路104からスラリー状の天然ガスハイドレートNGHを吸い込むための駆動媒体として、スラリー媒体SMを供給する供給通路103が接続され、さらに、天然ガスハイドレートNGHとスラリー媒体SMとの混合体(NGH+SM)を排出する排出通路105が接続されている。該排出通路105は、スラリーポンプ12の吸込口に接続されている。該スラリーポンプ12の吐出口には、混合体(NGH+SM)を圧送する通路106が接続されている。また、貨物倉4の上部には、天然ガスまたは窒素ガスなどの気体GASを供給する通路109が接続され、その途中には気体GASの供給量を調整するための弁15が介在する。
【0042】
また、供給通路101、103の途中には、冷却器18がそれぞれ設けられている。ここでは、船体1の中に冷却器18を設けているが、後述する荷揚げ先の設備50内に同等の設備を有する場合には船体1内に冷却器18を設けなくてもよい。
【0043】
さらに、船体1の内面には、防熱部材6が取り付けられており、該防熱部材6が上記の全ての構成部材を覆っている。
【0044】
以上の構成によれば、後述のスラリー媒体貯蔵装置53から供給通路101を介して圧送されるスラリー媒体SMは、船体1内の冷却器18により冷却された後、旋回ノズル16に供給される。該旋回ノズル16は、スラリー媒体SMの圧力を利用して旋回しながらスラリー媒体SMを貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHに供給する。これにより、貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHは、均一に撹拌され、スラリー状になる。撹拌されたスラリー状の天然ガスハイドレートNGHは、エダクタ11により貨物倉4から排出通路104を介して吸い込まれ、エダクタ11に駆動媒体として供給通路103を介して供給されたスラリー媒体SMとともに混合体(NGH+SM)として排出通路105から排出される。排出された混合体(NGH+SM)は、スラリーポンプ12により通路106、106aを介して後述の分離装置51に圧送される。
【0045】
また、船体1は、通路106a(図4中のS1〜S2)を介して貨物倉4に貯蔵される天然ガスハイドレートNGHを荷揚げする側の設備50に接続される。ここで、該通路106aの具体的な構造を示すと図5のようになる。図5(a)は、通路106a内を混合体(NGH+SM)が流れる方向から視た断面図である。通路106aには、略管状の内側通路106cが設けられており、該内側通路106cの外周面には、板状の支持部材106dが等配されている。該支持部材106dは、図5(b)に示すように、混合体(NGH+SM)が流れる方向に沿って所定の間隔で設けられている。該支持部材106dの径方向外方の端面には、内側通路106cを囲繞するように同心円上に取り付けられた略管状の外側通路106bが当接している。該外側通路の外周面には、防熱部材56が周設されている。なお、ここに示す構造は一例であり、この構造に限定するものではない。図5(b)に示すように、内側通路106c内に混合体(NGH+SM)が流れ、外側通路106b内に冷却気体CGが流れる。防熱部材56を設けることにより、防熱部材56の外側から外側通路106b内に侵入する熱を少なくし、さらに、防熱部材56を介して外側通路106cに伝導した熱を外側通路106c内を流れる冷却気体CGにより吸熱する。これにより、内側通路106c内を流れる混合体(NGH+SM)に熱が侵入することを防止することができる。
【0046】
また、上記の天然ガスハイドレートNGHを荷揚げする側の設備50は、混合体(NGH+SM)をスラリー媒体SMと天然ガスハイドレートNGHとに分離する分離装置51を備える。該分離装置51には、船体1側からの通路106aが接続している。また、分離装置51は、通路108を介して分離された天然ガスハイドレートNGHを貯蔵する貨物貯蔵装置52に接続されるとともに、通路107を介して分離されたスラリー媒体SMを貯蔵するスラリー媒体貯蔵装置53にも接続している。該スラリー媒体貯蔵装置53の底部には、通路100、102を介してポンプ54、55がそれぞれ接続されている。これらのポンプ54、55は、エダクタ11と貨物倉4とに供給通路101、103を介してそれぞれ接続されている。さらに、上記の分離蔵置51、貨物貯蔵装置52、スラリー媒体貯蔵装置53、ポンプ54、55、およびこれらの装置を接続する通路は、防熱部材56に囲繞されている。
【0047】
この構成によれば、船体1内のスラリーポンプ12により通路106、106aを介して分離装置51に圧送された混合体(NGH+SM)は、分離装置51内でスラリー媒体SMと天然ガスハイドレートNGHとに分離される。分離された天然ガスハイドレートNGHは貨物貯蔵装置52に貯蔵され、残りのスラリー媒体SMは、スラリー媒体貯蔵装置53に貯蔵される。該スラリー媒体貯蔵装置53に貯蔵されたスラリー媒体SMは、ポンプ54、55に吸い込まれ、ポンプ54、55の吐出側から排出される。排出されたスラリー媒体SMは、供給通路101、103の途中に設けられた冷却器18によって冷却された後、貨物倉4およびエダクタ11に圧送される。このように、スラリー媒体SMは、貨物倉4と天然ガスハイドレートNGHを荷揚げする側の設備50との間を循環させることができる。
【0048】
以上のようにすることにより、天然ガスハイドレートNGHの入熱による分解を防止しながら天然ガスハイドレートNGHを貨物倉4から荷揚げすることができる。また、貨物倉4には、通路109を介して気体GASを供給することができるので、貨物倉4から天然ガスハイドレートNGHを排出することにより貨物倉4内が負圧になることを防ぐこともできる。
【0049】
また、荷揚げ装置について、次のような設計変更も考えられる。図6は、本発明の実施の形態に係る貨物倉保冷装置が適用される船舶の貨物倉内から貨物の天然ガスハイドレートNGHを固体状または粉体状で荷揚げする別の荷揚げ装置の系統図を示したものである。上記の荷揚げ装置に対して、固体状または粉体状の天然ガスハイドレートを気体移送することのみが異なる。従って、上記の荷揚げ装置に対応する部品には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0050】
船体1内には、貨物倉4が収納され、該貨物倉4内には、固体状または粉体状の天然ガスハイドレートNGHが収納されている。該貨物倉4内の底部は凹状になっており、その最低部の両側にはエアスライド式の収集装置20が設けられている。該収集装置20には、天然ガス、空気、または窒素ガスなどの気体を供給するブロワ23および該ブロワ23の吐出側から圧送される気体を冷却する冷却器24が通路208を介して接続されている。また、貨物倉4の上部には、通路206が設けられ、該通路206はブロワ23の吸込側に接続されている。これにより、ブロワ23により圧送される気体は、冷却器24によって冷却された後、収集装置20に供給され、該気体が貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHを流動させ、図6に示す破線209に示すように貨物倉4内の底部の凹部の最低部に向かって天然ガスハイドレートNGHを移動させる。さらに、収集装置20に供給された気体は、天然ガスハイドレートNGH内を貨物倉4の底部から上部に流れ、通路206内を流れてブロワ23に吸い込まれ、ブロワ23で昇圧された後、再び収集装置20に供給される。このようにすることにより、天然ガスハイドレートNGHを分解することなく、貨物倉4の凹部の最低部に天然ガスハイドレートNGHを集めることができる。
【0051】
一方、貨物倉4の凹部の最低部には、排出通路205が接続され、その途中に弁21が介在している。また、船体1内には、圧縮機22と、該圧縮機22の吐出側に通路202を介して接続される冷却器25と、該冷却器25に通路203を介して接続される容器26とを備える。該容器26の出口側には、移送通路204が接続され、これに上記の排出通路205が接続され、排気通路205から排出される固体状または粉体状の天然ガスハイドレートNGHを気体移送できるようになっている。なお、気体移送に使用する気体は、天然ガス、空気、または窒素ガスなどである。また、上記弁21には、ロータリバルブを使用し、貨物倉4内に気体移送する気体が逆流しないようにしながら天然ガスハイドレートNGHを移送通路204に排出することができるように構成されている。
【0052】
また、貨物倉4、弁21、容器26などを覆うように防熱部材6が船体1の内面に取り付けられており、船体1側より貨物倉4内に熱が侵入しないようにしてある。
【0053】
また、船体1は、通路204a(図6中のS1〜S2)を介して貨物倉4に貯蔵される天然ガスハイドレートNGHを荷揚げする側の設備50に接続される。ここで、該通路204aの具体的な構造を示すと図7のようになる。図7(a)は、通路204a内を天然ガスハイドレートNGHが流れる方向から視た断面図である。通路204aには、略管状の内側通路204cが設けられており、該内側通路204cの外周面には、板状の支持部材204dが等配されている。該支持部材204dは、図7(b)に示すように、天然ガスハイドレートNGHが流れる方向に沿って所定の間隔で設けられている。該支持部材204dの径方向外方の端面には、内側通路204cを囲繞するように同心円上に取り付けられた略管状の外側通路204bが当接している。該外側通路の外周面には、防熱部材56が周設されている。なお、ここに示す構造は一例であり、この構造に限定するものではない。図7(b)に示すように、内側通路204c内に天然ガスハイドレートNGHが流れ、外側通路204b内に冷却気体CGが流れる。防熱部材56を設けることにより、防熱部材56の外側から外側通路204b内に侵入する熱を少なくし、さらに、防熱部材56を介して外側通路204cに伝導した熱を外側通路106c内を流れる冷却気体CGにより吸熱する。これにより、内側通路204c内を流れる天然ガスハイドレートNGHに熱が侵入することを防止することができる。
【0054】
また、船体1の貨物倉4に貯蔵される天然ガスハイドレートNGHを荷揚げする側の設備50は、天然ガスハイドレートを貯蔵する貨物貯蔵装置52およびこれを覆う防熱部材56などから構成されている。該貨物貯蔵装置52の上部には、移送通路204が接続され、貨物貯蔵装置52内に天然ガスハイドレートNGHを気体と共に圧送することができる。また、貨物貯蔵装置52の上部には、通路201の一端が接続され、該通路201の他端は圧縮機22の吸込側に接続される。以上の構成により、移送通路204を介して貨物貯蔵装置52に気体移送された天然ガスハイドレートNGHと気体とは貯蔵容器52内で分離され、分離された気体は再び圧縮機22に戻り、気体移送用気体として使用することができる。
【0055】
さらに、貨物倉4の上部には、気体GASを供給する通路210が接続され、貨物倉4内の天然ガスハイドレートNGHが移送されることによって貨物倉4の内部圧力が負圧にならないようになっている。
【0056】
【発明の効果】
本発明に係る貨物倉保冷装置は、船舶の貨物倉内の天然ガスハイドレートなどの保冷物の温度を所定の温度範囲に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例に係る貨物倉保冷装置の側面図および断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る貨物倉保冷装置の側面図および断面図である。
【図3】 本発明の第2参考例に係る貨物倉保冷装置の断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る貨物倉保冷装置が適用された船舶の貨物倉から天然ガスハイドレートをスラリー状態にして荷揚げする荷揚げ装置の系統図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る船舶と荷揚げする側の設備とを連絡する通路の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る貨物倉保冷装置が適用された船舶の貨物倉から天然ガスハイドレートを固体状または粉体状で荷揚げする荷揚げ装置の系統図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係る船舶と荷揚げする側の設備とを連絡する通路の断面図である。
Claims (3)
- 船体フレームと、
該船体フレームとの間に空間を形成して該船体フレームの内部に配設された貨物倉とを有する船舶に適用される貨物倉保冷装置において、
前記貨物倉を囲繞するように、該貨物倉との間に断熱空間を形成して設けた防熱手段と、
前記断熱空間から吸熱するための冷却気体を該断熱空間に送給・循環させる冷却手段とを備え、
該冷却手段が、冷却気体を冷却する冷凍機と、
該冷凍機と前記断熱空間とを接続して前記冷却気体を該断熱空間に供給する供給通路と、
前記断熱空間と前記冷凍機とを接続して該断熱空間から排出された冷却気体を前記冷凍機に戻す還流通路とを備え、
前記供給通路および前記還流通路を前記断熱空間内の同一方向に延設し、該延設した部分にそれぞれ複数の吹出し口および吸込み口を設け、
該供給通路および還流通路と交差する方向に前記貨物倉の外面を囲繞するように複数のリブを立設し、
該リブの外端面側に前記防熱手段を当接させて前記断熱空間を分割して複数の分割断熱空間を形成し、
それぞれの分割断熱空間に前記供給通路および前記還流通路を接続して前記冷却気体をそれぞれの分割断熱空間に送給・循環できるように構成したことを特徴とする貨物倉保冷装置。 - 請求項1に記載の貨物倉保冷装置において、
前記還流通路内を流れる前記冷却気体の温度を計測する計測手段と、
該計測手段による計測結果に基づいて前記冷却気体の供給温度または供給流量を調整する調整手段とを備えることを特徴とする貨物倉保冷装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の貨物倉保冷装置において、
前記貨物倉に貯蔵される貨物が天然ガスハイドレートであることを特徴とする貨物倉保冷装置。
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