JP4143291B2 - シート穿孔装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートにパンチ穴を形成するためのシート穿孔装置及び該装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置に接続されるシート後処理装置におけるシート穿孔装置は、複数個の穿孔部材をシート搬送方向に直交方向もしくはある程度角度を持たせた位置に配置して、それらを穿孔動作させることで2穴や3穴などの複数穴の穿孔を行う構成のものが知られている。また、別のシート穿孔装置としては、何枚かのシートをいったん保持してからシート束をまとめて穿孔するものや、搬送手段をいったん停止させることで、搬送中のシートを停止させて穿孔を行い、穿孔後に再び搬送を行うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者のような複数の穿孔部材により穿孔を行うシート穿孔装置では、穴数の変更や、それに伴う穴ピッチの変更手段が非常に複雑かつ困難であると共に、複数のパンチを用いるために装置全体の大型化及びコストの増大を招いてしまうという問題があった。
【0004】
また、後者のようにシートを停止させてから穿孔を行う手段においては、画像処理速度およびシート搬送速度の高速化により、シートがシート穿孔装置から排出されていないにも関わらず次の用紙が搬送されて紙詰まり等を起こしてしまい、このため穿孔装置の高速処理化を図ることが困難であった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、穴数や穴ピッチの変更が容易で、紙詰まりがなく、高速処理化を可能にしたシート穿孔装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、シートのシート搬送方向と平行な一側端部に配置された単一のパンチを有する穿孔手段と、シートのシート搬送方向と平行な他側端部に配置され、前記穿孔手段による穿孔中に前記穿孔手段と同期してシートを押圧するシート押圧手段と、シートを搬送する搬送手段と、備え、前記搬送手段により搬送されているシートのシート搬送方向と平行な一側端部に対する前記穿孔手段による穿孔中に前記シート押圧手段によってシートのシート搬送方向と平行な他側端部を押圧することにより、前記パンチを中心とするシートの回動を防止することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記穿孔手段の上流であって、前記穿孔手段と前記搬送手段との間に、シートがループ状に湾曲可能なループ作成空間を備えていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の画像形成装置は、上記いずれかに記載のシート穿孔装置と、画像形成手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
〈第1実施の形態〉
図1は、本発明に係るシート穿孔装置の第1実施の形態を示すもので、単一のシート穿孔手段をシートの一側端部に配置し、他側端部に穿孔手段と対向してシート押圧部材を配置した構成の一例を示している。
【0013】
シートの一側端部に、一本のパンチ1と、このパンチ1を押すカム2の組合せによるシート穿孔手段AがシートSの一側端部に配置されている。図2に、穿孔手段の簡略な構成を示している。パンチ1は弾性部材11により常時カム2に押し当てられており、カム2が駆動源(図示せず)によって回転させられると上下方向に往復運動を行う。また、搬送路上部14aには、パンチの動きを規制するためにスライド軸受12が配置され、パンチ1を搬送路下部14bにダイスとして設けられたダイス穴15へと導いている。
【0014】
上記パンチ1と搬送路の中心線をはさんで対向してシート押圧部材3が配置されている。シート押圧部材3は、駆動源のトルクを伝える軸9上に配置されたカム4に押されることで穿孔の際同期してシート上面部Sa方向に可動である。
【0015】
搬送手段として搬送ローラ5がパンチ1の上流に配置され、同様に、シート穿孔手段にシートSが進入してきたのを検知するために、シート端検知センサ6がパンチ1の上流に配置されている。
【0016】
搬送ローラ5とパンチ1の間の搬送路15aに、穿孔時にシートSがループを形成することが可能な空間7aを構成するループ空間形成部7が設けられている。シート穿孔手段Aの下流には排出ローラ8が配置されている。
【0017】
次に、シート穿孔装置の動作を説明する。
【0018】
画像形成装置(図示せず)において画像形成を完了したシートSが常時回転している搬送ローラ5へと導かれる。パンチ1の上流にはシート端検知センサ6が配置されており、シートSの搬入を検知すると図示しない制御部でカム2、4の回転を制御し、パンチ1とシート押圧部材3を同期させてシートSの上面部に向かって往復運動させる。この際、カム2が一回転すると、パンチ1は所定の位置から動き始め、シートSを穿孔し、再び所定の位置に戻る。また、押圧部材3はパンチ1と同様に往復運動を行い、シートSの上面部に接することで、穿孔時の力によりシートSが斜行移動するのを防ぐ。この時のパンチ1、シート押圧部材3の動作を図3から7を用いて説明する。
【0019】
図3はパンチ1、シート押圧部材3の初期状態を示している。この時、パンチ1の刃先(外周の長い部分)1aとシート押圧部材3の底部3aとは同じ高さになるように配置されている。シート押圧部材3には、弾性部材13が備えられている。
【0020】
次に、駆動源からトルクが軸9に伝えられることで、パンチ刃先1aがシート上面部Saに接する(図4)。この時、シート押圧部材3の底部3aも同時にシート上面部Saに接する。そして、パンチ1がシートSに穿孔中には、シート押圧部材底部3aはシート上面部Saに接し続けている(図5)。穿孔が終了し、パンチ1がシートSから離れると同時に、シート上面部Saに接していたシート押圧部材3の底部3aもシート上面部Saから離れ(図6)、初期の位置に戻る(図7)。
【0021】
パンチ1と搬送ローラ5の間の搬送路上にループ空間形成部7を設けることで、穿孔時のシートSのループを可能にし、紙詰まりを防いでいる。穿孔処理を施されたシートSはそのまま排出ローラ8に導かれ、シート穿孔装置外に排出される。
【0022】
〈第2実施の形態〉
図8は第2実施の形態を示すものである。第2実施の形態では、第1実施の形態にあったシート押圧部材3をなくし、斜行移動防止部材として、穿孔手段A側のシート側端部に近接する位置に壁部材10を設けている。
【0023】
ここで、搬送されたシートSは穿孔時の力によって回転しようとするが、その際壁部材10にシートSが押し当てられることで斜行移動を防止することができる。この構成により、装置の構成をシンプルにすることができ、コストも安くすることができる。
【0024】
〈第3実施の形態〉
図9は第3実施の形態を示すものである。第3実施の形態第では、搬送ローラ5を搬送方向に直交方向に対して角度を持たせた構成にしている。これによって、正確にシートSを壁部材10に突き当てることができ、シートの斜行移動を確実に防止することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、シートの一側端部に配置された単一のパンチを有する穿孔手段と、前記穿孔手段による穿孔中のシートの移動を防止するシート規制手段と、を備えているので、複数の穴を穿孔する際にも、穿孔手段の位置を移動したり、穿孔手段間隔を調節したりすることなく、穿孔速度や穿孔回数を変更するだけで穴ピッチや穴数を容易に変更することができる。
【0026】
また、穿孔中のシート規制手段を設けることにより、穿孔時の力でシートが斜行するのを防止することができ、ジャムや穴ピッチの不正確さを無くし、かつ、シートの搬送を止めることなく穿孔処理を施すことができる。したがって、画像処理速度が上がった場合や、搬送速度が上がった場合にも、穿孔処理の高速化の実現を可能とすることができる。
【0027】
また、上記構成により、シート穿孔装置を小型化することができ、また複数の穿孔部を設けなくても良いので、コスト削減も行うことが可能である。
【0028】
また、穿孔手段の上流にシートがループ可能なループ空間形成部を備えることで、シートの動きの矯正を正確に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るシート穿孔装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】シート穿孔手段の具体例を示す断面図である。
【図3】第1実施の形態のシート穿孔装置の穿孔処理動作を示す断面図である。
【図4】図3に続く穿孔処理動作を示す断面図である。
【図5】図4に続く穿孔処理動作を示す断面図である。
【図6】図5に続く穿孔処理動作を示す断面図である。
【図7】図6に続く穿孔処理動作を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施の形態のシート穿孔装置の概略構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3実施の形態のシート穿孔装置の概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パンチ
2 カム
3 シート押圧部材
4 カム
5 搬送ローラ
7 ループ空間形成部
10 規制壁(壁部材)
A 穿孔手段
S シート
Claims (3)
- シートのシート搬送方向と平行な一側端部に配置された単一のパンチを有する穿孔手段と、
シートのシート搬送方向と平行な他側端部に配置され、前記穿孔手段による穿孔中に前記穿孔手段と同期してシートを押圧するシート押圧手段と、
シートを搬送する搬送手段と、備え、
前記搬送手段により搬送されているシートのシート搬送方向と平行な一側端部に対する前記穿孔手段による穿孔中に前記シート押圧手段によってシートのシート搬送方向と平行な他側端部を押圧することにより、前記パンチを中心とするシートの回動を防止することを特徴とするシート穿孔装置。 - 前記穿孔手段の上流であって、前記穿孔手段と前記搬送手段との間に、シートがループ状に湾曲可能なループ作成空間を備えていることを特徴とする請求項1記載のシート穿孔装置。
- 請求項1又は2記載のシート穿孔装置と、画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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