JP4142424B2 - 缶ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は重量物の移送装置に関し、特に容器に入れた重量物のホルダに関する。
【0002】
【背景技術】
周知のように、例えば18リットル缶に詰められた重量物を荷役操作するには、例えば図5に示すバキューム吸着ホルダまたは図6に示すダウンワード式ホルダが用いられている。
【0003】
即ち、図5のバキューム吸着ホルダは例えば18リットル缶パレタイザなどのキャリアに設けられる真空吸着ヘッドVを備えるもので、同真空吸着ヘッドVに対する真空圧の送与により容器Rを荷役操作する。
また、図6に示すダウンワード式ホルダは荷役操作される容器Rよりも少し容量の大きなホルダボックスBをキャリア下部に備え、下面を開放されたホルダボックスBの底面を矢印方向に横行される底板Pで閉じることができる。したがって、このダウンワード式ホルダでは、ホルダボックスB中に容器Rを取り込んだ後、底板Pを閉じて容器Rを必要な位置まで運んだ後、底板Pの開放とホルダボックスBの上昇により容器Rを必要位置に残置できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した真空吸着ヘッドVを用いるホルダは、構造がシンプルで容器Rを密着した状態に荷役できる利点があるけれども、荷役途中に真空圧が破れて不用意に容器Rが高所から取り落とされる危険があり、落下による容器Rの破損ばかりでなく、内容物の周囲への飛散や作業員の身体に危害が及ぼされる場合がある。真空圧の作用により容器Rの吸着面が変形してしまうことがあるので、同変形により容器Rが垂直に吊り上げられなくなり、この結果、密着状態での積層が困難になり、真空圧弁の開閉音などで作業環境が劣化する。
【0005】
また、ダウンワード式ホルダは、荷役途中で底板Pが開放されない限り、容器Pが荷役途中で取り落とされる危険性は回避されるが、ホルダボックスBは容器Rよりも大きな寸法であるから、多数の容器Rを密着した状態に積層することは無理で、ホルダボックスBから容器を排出する場合、容器Rは受け面から2から3cm程度の高さから落下されるため、騒音が発生する。そして、容器Rに対する落下衝撃により容器蓋やキャップの緩みや外れが生じやすく、構造的に複雑で製造原価が割高なものとなる。
【0006】
本発明の目的は、以上に述べたような従来の容器ホルダの問題に鑑み、多数の容器を密着した状態に積層でき、容器を取り扱う際に騒音が発生せず、荷役中に容器が不用意に取り落とされることが少ない缶ホルダを得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するため、移送される容器の側面に当てがうことができかつ容器の幅寸法よりも小さな全体幅の垂直方向の支持棒を、キャリアに固定するホルダ本体の下部に懸吊し、前記容器のヘミング部の外側下部に係合できるくわえ爪を前記支持棒の基部に出没可能に位置すると共に、前記ヘミング部の内側に係合してくわえ爪からのヘミング部の外れを防止する抑え爪を、くわえ爪に対して離間可能にホルダ本体に配置し、前記抑え爪及び前記くわえ爪は互いに接近する向きにそれぞれ付勢ばねで付勢し、これらの付勢ばねの力に抗して両者を離間させる操作シリンダを設け、前記支持棒の基部及び先端部寄りの部分には前記容器の外側面に転接できる防振性のガイドローラを支持した缶ホルダを提案するものである。
【0008】
本発明によれば、荷役中に容器が不用意に取り落とされることが少なく、多数の容器を密着した状態に積層でき、容器を取り扱う際に騒音が発生することのない缶ホルダを提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図4について本発明の実施例の詳細を説明する。
図示実施例は容器Rのひとつである18リットル缶の荷役用に設計された缶ホルダを示しており、同缶ホルダは、水平面及び垂直面内で可動な荷役装置キャリアに固定されるホルダ本体1を備えている。
【0010】
図1及び図3から理解されるように、本発明の缶ホルダはホルダ本体1から懸吊された上下方向の支持棒2A,2Bを有し、この支持棒2A,2Bには角形容器Rの外側面に沿って延長できる支持案内面2aが形成されている。
また、前記支持棒2A,2Bの基部及び先端部寄りの部分には硬質ゴムなどの緩衝材で作るとよいガイドローラ3A,3Bが軸6を中心として自由に回転できるように支持され、これらのガイドローラ3A,3Bの外周面は、保持搬送時に容器Rの重量モーメントを負担できるように、前記支持案内面2aから容器Rの外側面側に僅かに突出してある。
なお、図3から理解されるように、容器Rの幅方向に対向される一対の板状部材で構成する支持棒2A,2Bの全体幅L1は容器Rの幅寸法L2よりも小さくできるため、容器Rを図3の左右方向に密接した状態の積層が可能になる。
【0011】
図2から理解できるように、前記ホルダ本体1には水平方向に延長した一対の爪ガイド7が固定され、これらの爪ガイド7間には後述するくわえ爪8及び抑え爪9がそれぞれ固定される第1可動部材10及び第2可動部材11が爪ガイド7に沿って移動可能に支持される。
そして、くわえ爪8及び抑え爪9に反対方向の移動習性を与えるため、前記第1可動部材10の左側面とホルダ本体1との間に第1付勢ばね12、並びに、前記第2可動部材11の右側面とホルダ本体1との間に第2付勢ばね13がそれぞれ介装される。
【0012】
また、くわえ爪8及び抑え爪9を同期的に操作するため、前記第1可動部材10と前記第2可動部材11との間には空気圧で操作される操作シリンダ14が設けられる。即ち、この操作シリンダ14は第2可動部材11に固定されるシリンダ14aと第1可動部材10に先端部を固定される操作ロッド14bとからなり、同操作シリンダ14により第1付勢ばね12及び第2付勢ばね13の付勢に抗して第1可動部材10及び第2可動部材11を同期的に移動させることができる。
【0013】
図4によく示すように、前記第1可動部材10及び前記第2可動部材11の下部にはくわえ爪8及び抑え爪9がそれぞれ固定してあり、これらのくわえ爪8と抑え爪9との間に容器Rのヘミング部Hを挟持できる。
即ち、ヘミング部Hの外側下部に係合できるくわえ爪8は支持案内面2aから水平面内で出没可能に支持棒2A,2Bの基部に位置され、また、同くわえ爪8に対向された抑え爪9はヘミング部Hの内側面に係合してくわえ爪8からのヘミング部Hの外れを防止する。
【0014】
図3に示すように、容器Rの上面即ちヘミング部Hを検知するため、ホルダ本体1の下部には容器センサ15が配置され、この容器センサ15の検出信号により操作シリンダ14が制御されることになる。
【0015】
図示実施例による缶ホルダは、以上のような構造であるから、18リットル缶のパレタイザに使用するには、図1の紙面と直角な方向に多数の位置を併設使用すれば、多数の容器Rを同時に密着した状態で積層できる。
缶ホルダで容器Rを持ち上げて移送するには、図4の2点鎖線示のようにくわえ爪8と抑え爪9を離間状態におき、ホルダ本体1を容器Rの上方に位置してキャリアによりホルダ本体1を下降させればよい。この下降に伴って支持棒2A,2Bに支持されているガイドローラ3A,3Bが容器Rの外側面に転接し、支持棒2A,2Bの支持案内面2aが容器Rの外側面に沿った状態になる。
【0016】
引き続くホルダ本体1の下降により、容器Rのヘミング部Hが容器センサ15で検出されると、この容器センサ15の信号によりキャリアが停止され、この後、操作シリンダ14に対する空気圧の送与が中止され、第1付勢ばね12及び第2付勢ばね13の力によりくわえ爪8及び抑え爪9が図4の実線示の位置に移動される。
したがって、くわえ爪8が容器Rのヘミング部Hに係合すると同時に、抑え爪9がヘミング部Hの内側面に係合してくわえ爪8と抑え爪9で容器Rのヘミング部Hが強く挟持される。
次ぎに、キャリアの上昇により容器Rが所定位置まで移送されるけれども、この上昇の場合、ヘミング部Hに対するくわえ爪8の下側からの係合と抑え爪9の挟持により容器Rの脱落が防止され、同容器Rの重量モーメントが容器Rの側面に接触するガイドローラ3A,3Bで負担される。
これらのガイドローラ3A,3Bはゴムなどの緩衝材で構成される場合、横行時の容器Rの横揺れをも緩衝できる。
【0017】
キャリアにより所定位置まで移動した後、くわえ爪8及び抑え爪9で容器Rのヘミング部Hを保持したまま、容器Rの底面がパレットなどの表面に接するまでホルダ本体1を下降した後、操作シリンダ14を操作してくわえ爪8及び抑え爪9を、第1付勢ばね12及び第2付勢ばね13の付勢に抗して強制離間させ、次いでホルダ本体1を上昇させれば、パレット上などに容器Rが静止状態で残置される。
【0018】
なお、前記実施例においては、18リットル缶に設計された場合を例示したけれども、本発明の缶ホルダは他の容器Rにも適用できるばかりでなく、容器Rのヘミング部は略同一寸法であるので、適用される容器Rに応じてくわえ爪8をいちいち設計変更する必要はない。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、荷役中に容器が不用意に取り落とされることが少なく、多数の容器を密着した状態に積層でき、容器を取り扱う際に騒音が発生することのない缶ホルダを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による缶ホルダの正面図である。
【図2】一部を切り欠いて示す同缶ホルダの要部拡大平面図である。
【図3】同缶ホルダの左側面図である。
【図4】同缶ホルダの要部拡大図である。
【図5】従来のキャリア用缶ホルダの説明図である。
【図6】従来の他の缶ホルダの説明図である。
【符号の説明】
R 容器R
H ヘミング部
1 ホルダ本体
2A,2B 支持棒
3A,3B ガイドローラ
8 くわえ爪
9 抑え爪
12 第1付勢ばね
13 第2付勢ばね
14 操作シリンダ
15 容器センサ

Claims (1)

  1. 移送される容器の側面に当てがうことができかつ容器の幅寸法よりも小さな全体幅の垂直方向の支持棒を、キャリアに固定するホルダ本体の下部に懸吊し、前記容器のヘミング部の外側下部に係合できるくわえ爪を前記支持棒の基部に出没可能に位置すると共に、前記ヘミング部の内側に係合してくわえ爪からのヘミング部の外れを防止する抑え爪を、くわえ爪に対して離間可能にホルダ本体に配置し、前記抑え爪及び前記くわえ爪は互いに接近する向きにそれぞれ付勢ばねで付勢し、これらの付勢ばねの力に抗して両者を離間させる操作シリンダを設け、前記支持棒の基部及び先端部寄りの部分には前記容器の外側面に転接できる防振性のガイドローラを支持したことを特徴とする缶ホルダ。
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