JP4141985B2 - 分光蛍光光度計及び試料セル - Google Patents

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Description

本発明は、分光蛍光光度計及び試料セルに係わり、特に、溶液中の微量物質の蛍光を測定するのに好適な分光蛍光光度計及び試料セルに関する。
分光蛍光光度計は、測定対象の試料を収容する試料セルと、試料を励起する励起光を発生する励起用光源と、この励起用光源からの励起光を分光する励起光側分光器と、この励起光側分光器の光が照射されて試料から発生した蛍光を分光する蛍光側分光器と、この蛍光側分光器からの光を検出する光学検知器とを有する。この分光蛍光光度計は、励起状態の試料からの放出光より蛍光成分を取り出し光学検知器で検出することで、試料に含まれた成分の遷移状況を検知し、蛍光強度から試料成分の定量分析を行うようになっている。
そして従来、低コスト化及び高感度化を同時に行うことを目的として、例えば、試料セルの一側面に形成され、試料流路内の試料からの発光を蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、この入射スリットが形成された側面に対向する側面に形成され、試料流路内の試料からの発光を入射スリットの中心に集光する裏面鏡とが一体的に形成された試料セルが開示されており、また例えば、試料セルの一側面に形成され、励起光側分光器からの光を試料セル内に入射させるための励起光側出射スリットと、この出射スリットが形成された側面に対向する側面に形成され、出射スリットからの光を試料流路に集光する裏面鏡とが一体的に形成された試料セルが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術においては、試料セルに形成された楕円筒面の裏面鏡は、試料流路の中心点及びスリットの中心点を2つの焦点とし、裏面鏡を見込む光はスリットの中心に集光するようになっている。そして、スリットと裏面鏡とが試料セルに一体的に形成されるので、発光点と裏面鏡とを近接させて見込み角を比較的大きくとることが可能となり、蛍光側分光器に導入される光量を増加し光度計の感度を向上させている。また、これと同時に、発光点とスリットの間に配置されるような集光レンズが省略され、低コスト化に対応している。
特開2003−149154号公報
しかしながら上記従来技術には以下のような課題が存在する。
蛍光光度計においては、蛍光側分光器が試料からの蛍光を正しく分光しているかどうかを確認し、しばし波長校正を行う必要がある。そこで、既知の波長を放射する波長校正用光源(例えば水銀ランプ等)を用意し、この波長校正用光源からの光を試料セルを介し蛍光側分光器に出射して波長校正を行う。ところが、上記従来の試料セルにおいては、蛍光側入射スリットが形成された側面に対向する側面に裏面鏡を形成した場合、波長校正用光源から蛍光側分光器までの光路を確保することが困難となる。また、通常、波長校正用光源で発生する光は輝度が高いので、光学検知器の検出上限を超えないように光量を低減するための光量調整部品(例えば拡散板やアパーチャ等)が必要であった。
また、蛍光光度計においては、励起用光源で発生する励起光の揺らぎにより、この励起光が照射されて試料から発生する蛍光も揺らいでいる。すなわち、励起光強度が大きければ検出する蛍光強度も大きくなり、励起光強度が小さければ検出する蛍光強度も小さくなる。そのため、試料セル内の試料に照射する励起光を参照光として検出し、これに応じて蛍光強度の補正が行われる。このとき、試料照射前の励起光を参照光として検出する場合は試料への照射光を一部損失することとなるため、試料セル内の試料を通過した励起光を参照光として検出することが好ましい。ところが、上記従来の試料セルにおいては、励起光側出射スリットが形成された側面に対向する側面に裏面鏡を形成した場合、試料セル内の試料を通過した励起光(参照光)を光学検知器に導入する光路を容易に確保することができない。また、通常、励起用光源で発生する励起光は輝度が高いので、参照光を検出する光学検知器の検知上限を超えないように光量を低減するための光量調整部品(例えば拡散板やアパーチャ等)が必要であった。
本発明の第1の目的は、波長校正用光源からの光量を低減する部品を減少し、蛍光側分光器に導入される蛍光の光量を増加でき、低コスト化及び高感度化が同時に可能な分光蛍光光度計及び試料セルを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、参照光の光量を低減する部品を減少し、試料に照射する励起光の光量を増加でき、低コスト化及び高感度化が同時に可能な分光蛍光光度計及び試料セルを提供することにある。
(1)上記第1の目的を達成するために、本発明は、測定用試料がその内部に位置される試料セルと、前記試料を励起する励起光を発生する励起用光源と、この励起用光源からの励起光を分光する励起光側分光器と、この励起光側分光器からの光が照射されて前記試料から発生した蛍光を分光する蛍光側分光器と、この蛍光側分光器からの光を検出する光学検知器と、波長校正のための光を発生する波長校正用光源とを有する分光蛍光光度計において、前記試料セルは、試料セル本体の一側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、前記試料セル本体の前記入射スリットが形成された側面に対向する側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過するハーフミラーとを一体的に備える。
本発明においては、試料セル本体の蛍光側入射スリットが形成された側面に対向する側面にハーフミラーが形成され、このハーフミラーは、試料が位置される部分(例えば試料流路等)からの発光の一部を前記入射スリット側に反射する。これにより、蛍光側分光器に導入される蛍光の光量を増加することができ、光度計の感度を向上させることができる。一方、ハーフミラーは、波長校正用光源からの光の一部を透過して試料セル本体内に入射し、この入射した光は前記入射スリット側を介し蛍光側分光器へ出射される。これにより、波長校正用光源から蛍光側分光器までの光路を確保することができる。このとき、ハーフミラーの透過率に応じて波長校正用光源からの光量が低減されるので、従来必要とした波長校正用光源とフローセルとの間に配置され光量を低減するための光量調整部品を省略することができる。したがって、波長校正用光源からの光量を低減する部品を減少し、蛍光側分光器に導入される蛍光の光量を増加でき、低コスト化及び高感度化を同時に可能な分光蛍光光度計を実現することができる。
)上記第1及び第2の目的を達成するために、本発明は、測定用試料がその内部に位置される試料セルと、前記試料を励起する励起光を発生する励起用光源と、この励起用光源からの励起光を分光する励起光側分光器と、この励起光側分光器からの光が照射されて前記試料から発生した蛍光を分光する蛍光側分光器と、この蛍光側分光器からの光を検出する第1の光学検知器と、波長校正のための光を発生する波長校正用光源と、参照光を検出する第2の光学検知器とを有する分光蛍光光度計において、前記試料セルは、少なくとも4つの側面を有する試料セル本体と、前記試料セル本体の第1の側面に形成され、前記励起光側分光器からの光を前記試料セル本体内に入射するための励起光側出射スリットと、前記試料セル本体の第2の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、前記試料セル本体の前記第2の側面に対向する第3の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過する第1のハーフミラーと、前記試料セル本体の前記第1の側面に対向する第4の側面に形成され、前記出射スリットからの光の一部を前記試料が位置される部分側に反射し、前記出射スリットからの光の一部を前記第2の光学検知器側へ透過する第2のハーフミラーとを一体的に備える。
)上記第1の目的を達成するために、本発明は、励起用光源から発生した励起光を励起光側分光器により分光して測定用試料に照射し、前記試料から発生した蛍光を蛍光側分光器により分光し、この分光した光を光学検知器で検出し、波長校正を行う場合は波長校正用光源からの光を前記蛍光側分光器により分光し、この分光した光を前記光学検知器で検出する分光蛍光光度計に用いられ、前記試料がその内部に位置される試料セルにおいて、試料セル本体の一側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、前記試料セル本体の前記入射スリットが形成された側面に対向する側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過するハーフミラーとを一体的に備える。
)上記第1及び第2の目的を達成するために、本発明は、励起用光源から発生した励起光を励起光側分光器により分光して測定用試料に照射し、前記試料から発生した蛍光を蛍光側分光器により分光し、この分光した光を第1の光学検出器で検出するともに、試料流路を通過した励起光を参照光として第2の光学検知器で検出し、波長校正を行う場合は波長校正用光源からの光を前記蛍光側分光器により分光し、この分光した光を前記第1の光学検知器で検出する分光蛍光光度計に用いられ、前記試料がその内部に位置される試料セルにおいて、少なくとも4つの側面を有する試料セル本体と、前記試料セル本体の第1の側面に形成され、前記励起光側分光器からの光を前記試料セル本体内に入射するための励起光側出射スリットと、前記試料セル本体の第2の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの蛍光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、前記試料セル本体の前記第2の側面に対向する第3の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの蛍光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過する第1のハーフミラーと、前記試料セル本体の前記第1の側面に対向する第4の側面に形成され、前記出射スリットからの光の一部を前記試料が位置される部分側に反射し、前記出射スリットからの光の一部を前記第2の光学検知器側へ透過する第2のハーフミラーとを一体的に備える。
本発明によれば、波長校正用光源からの光量を低減する部品を減少し、蛍光側分光器に導入される蛍光の光量を増加でき、低コスト化及び高感度化が同時に対応することができる。
また、本発明によれば、参照光の光量を低減する部品を減少し、試料に照射する励起光の光量を増加でき、低コスト化及び高感度化が同時に対応することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1の実施形態を図1〜図3により説明する。
図2は、本発明の分光蛍光光度計の一実施形態の全体構成を表す概略図であり、図1は、本発明の要部であるフローセル(試料セル)の概略構造を表す断面図である。なお、これら図1及び図2に示す例は、本発明を、液体クロマトグラフ用分光蛍光光度計に適用した場合の例である。
図1及び図2において、分光蛍光光度計は、測定用試料がその内部に位置されるフローセル1と、このフローセル1内の試料を励起する励起光を発生する励起用光源2(例えばキセノンランプ等)と、この励起用光源2からスリット3を介した励起光を分光する励起光側回析格子(励起光側分光器)4と、この励起光側回析格子4からの光が照射されて試料から発生した蛍光を分光する蛍光側回析格子(蛍光側分光器)5と、この蛍光側回析格子5からスリット6を介した光を検出する第1の光学検知器7と、波長校正のために既知の波長を放射する波長校正用光源8(例えば水銀ランプ等)と、励起光側回析格子4からフローセル1を通過した光(参照光)の光量を低減するための光量調整部品9(例えば拡散板やアパーチャ等)と、この光量調整部品9を介し参照光を検出する第2の光学検知器10とを有する。
フローセル1は、長手方向(図1中紙面に対し垂直方向)に延びた4つの側面を有する例えば石英ガラス製のフローセル本体(試料セル本体)11(後述する入射スリット、出射スリット、及びハーフミラーが形成されていない状態のものを、フローセル本体と称す)で構成されており、その中央部に例えば断面が四角形状の試料流路12が形成され、この試料流路12内を試料が長手方向に通過するようになっている。
フローセル本体11の第1の側面(図1中下側側面)には、例えばインコネル蒸着膜等により蛍光側出射スリット13が形成され、この第1の側面と隣接する第2の側面(図1中左側側面)には、例えばインコネル蒸着膜等により励起光側入射スリット14が形成されている。そして、励起光側回析格子4からの光が出射スリット13を介し試料流路12内の試料に照射されると(図1中矢印15で示す)、試料から発生した蛍光が全周囲に向けて放出される。このとき、試料流路12内の試料から第1の側面側(図1中左側)に向けて放出された蛍光は、入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射されるようになっている(図1中矢印16で示す)。
そして、本実施形態の大きな特徴として、フローセル本体1の上記第2の側面に対向する第3の側面(図1中右側側面)には、例えばインコネル蒸着膜の厚みによって調整された任意の反射率(0%<反射率<100%の範囲で、例えば99%等)を有するハーフミラー17が形成されている。このハーフミラー17は、図1中矢印18で示すような試料流路12内の試料から第3の側面側(図1中右側)に向けて放出された蛍光を一部反射し、その反射した蛍光は入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射されるようになっている(図1中矢印19で示す)。したがって、図1中矢印16,19で示す蛍光が蛍光側回析格子5及びスリット6を介して第1の光学検知器7で検出される。
また、ハーフミラー17は、図1中矢印20で示すような波長校正用光源8からの光を一部透過し、その透過した光は入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射されるようになっている(図1中矢印21で示す)。このとき、ハーフミラー17が例えば反射率99%(=透過率1%)である場合は、波長校正用光源8からの光量は1%程度に低減される。そして、蛍光側回析格子5及びスリット6を介し第1の光学検知器7で検出されて、波長校正を行うことを可能としている。
また、出射スリット13からの光のうち試料流路12を通過した光は、フローセル本体11の第1の側面に対向する第4側面(図1中上側側面)を透過し(図1中矢印22で示す)、その透過した光は光量調整部品9で光量が低減され、第2の光学検知器10で参照光として検出される。
以上のように構成された本実施形態においては、フローセル本体11の蛍光側入射スリット14が形成された第2の側面に対向する第3の側面にハーフミラー17が形成され、このハーフミラー17は、試料流路12内の試料からの発光の一部を入射スリット14側に反射する。これにより、蛍光側分光器5に導入される蛍光の光量を増加することができ、光度計の感度を向上させることができる。一方、ハーフミラー17は、波長校正用光源8からの光の一部を透過してフローセル本体11内に入射し、この入射した光は入射スリット14を介し蛍光側分光器5へ出射される。これにより、波長校正用光源8から蛍光側分光器5までの光路を確保することができる。このとき、ハーフミラー17の透過率に応じて波長校正用光源8からの光量が低減されるので、従来必要とした波長校正用光源8とフローセル1との間に配置され光量を低減するための光量調整部品を省略することができる。したがって、波長校正用光源8からの光量を低減する部品を減少し、蛍光側回析格子5に導入される蛍光の光量を増加でき、低コスト化及び高感度化を同時に対応することができる。
また、本実施形態における分光蛍光光度計の高感度化を図3により説明する。図3は、上記フローセル1のハーフミラー17の反射率に応じた感度特性を表す図である。
この図3において、本願発明者らは、ハーフミラー17がないフローセル、反射率50%のハーフミラー17を備えたフローセル、反射率85%のハーフミラー17を備えたフローセルを用意し、分光蛍光光度計に装着して感度指標の1つである水ラマン光のSN比(シグナルS/ノイズN)をそれぞれ3回測定し、その平均値を算出している。図示のように、ハーフミラーがない(言い換えれば、反射率がほぼ0%である)場合はSN比が669、反射率85%のハーフミラー17がある場合はSN比が730、反射率85%のハーフミラー17がある場合はSN比が844であり、ハーフミラー17の反射率が増大するに従って光度計の感度が向上している。
本発明の参考形態を図4及び図5により説明する。本参考形態は、フローセル本体11の上記第4の側面にハーフミラーを設けた形態である。
図4は、本参考形態による分光蛍光光度計の全体構成を表す概略図であり、図5は、フローセルの概略構造を表す断面図である。なお、これら図4及び図5において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
参考形態における分光蛍光光度計は、測定用試料がその内部に位置されるフローセル23と、このフローセル23内の試料を励起する励起光を発生する上記励起用光源2と、この励起用光源2から上記スリット3を介した励起光を分光する上記励起光側回析格子4と、この励起光側回析格子4からの光が照射されて試料から発生した蛍光を分光する上記蛍光側回析格子5と、この蛍光側回析格子5から上記スリット6を介した光を検出する上記第1の光学検知器7と、波長校正するために既知の波長を放射する上記波長校正用光源8と、この波長校正用光源8からの光量を低減するための光量調整部品(例えば拡散板やアパーチャ等)24と、励起光側回析格子4からフローセル23を通過した参照光を検出する上記第2の光学検知器10とを有する。
フローセル23は、上記一実施形態のフローセル1と同様、その中央部に上記試料流路12を備えた上記フローセル本体11で構成されており、このフローセル本体11の第1の側面(図5中下側側面)には上記出射スリット13が形成され、第2の側面(図5中左側側面)には上記入射スリット14が形成されている。そして、上記一実施形態同様、図5中矢印15で示すように、励起光側回析格子4からの光が出射スリット13を介し試料流路12内の試料に照射されるようになっている。
そして、本参考形態の大きな特徴として、フローセル本体11の第1の側面に対向する第4の側面(図5中上側側面)には、例えばインコネル蒸着膜の厚みによって調整された任意の反射率(0%<反射率<100%の範囲で、例えば99%等)を有するハーフミラー25が形成されている。このハーフミラー25は、出射スリット13からの光のうち試料流路12を通過した光(図5中矢印26で示す)を一部反射し、その反射した光は試料流路12内の試料に照射されるようになっている(図5中矢印27で示す)。したがって、図5中矢印15,27で示す光が試料流路12内の試料に照射される。そして、図5中矢印28で示すように、試料流路12内の試料から発生した蛍光が入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射される。
また、ハーフミラー25は、出射スリット13からの光のうち試料流路12を通過した光を一部透過し(図5中矢印29で示す)、その透過した光は第2の光学検知器10で参照光として検出される。このとき、ハーフミラー25が例えば反射率99%(=透過率1%)である場合は、第2の光学検知器10に導入される光量は1%程度に低減されている。
また、波長校正用光源8から光量調整部品24を介した光は、フローセル本体11の第2の側面に対向する第3の側面(図5中右側側面)を透過し(図5中矢印30で示す)、その透過した光は入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射されるようになっている。そして、蛍光側回析格子5及びスリット6を介し第1の光学検知器7で検出されて、波長校正を行うことを可能としている。
以上のように構成された本参考形態においては、フローセル本体11の出射スリット13が形成された第2の側面に対向する第3の側面にハーフミラー25が形成され、このハーフミラー25は、出射スリット13からの光の一部を試料流路12側へ反射する。これにより、試料流路12内の試料に照射される励起光の光量を増加することができるため、試料から発生する蛍光の光量が増加し光度計の感度を向上させることができる。また、ハーフミラー25は、出射スリット13からの光の一部を第2の光学検知器10側へ透過するので、試料を通過した励起光を参照光として第2の光学検知器10に導入する光路を確保することができる。このとき、ハーフミラー25の透過率に応じて第2の光学検知器10に導入する参照光の光量が低減されるので、従来必要としたフローセル1と第2の光学検知器10との間に配置され光量を低減するための光量調整部品を省略することができる。したがって、参照光の光量を低減する部品を減少し、試料に照射する励起光の光量を増加でき、低コスト化及び高感度化を同時に対応することができる。
本発明の第実施形態を図6及び図7により説明する。本実施形態はフローセル本体11の上記第3及び第4の側面にハーフミラーを設けた実施形態である。
図6は、本実施形態による分光蛍光光度計の全体構成を表す概略図であり、図7は、本発明の要部であるフローセルの概略構造を表す断面図である。なお、これら図6及び図7において、上記第1実施形態及び参考形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態における分光蛍光光度計は、測定用試料がその内部に位置されるフローセル31と、このフローセル31内の試料を励起する励起光を発生する上記励起用光源2と、この励起用光源2から上記スリット3を介した励起光を分光する上記励起光側回析格子4と、この励起光側回析格子4からの光が照射されて試料から発生した蛍光を分光する上記蛍光側回析格子5と、この蛍光側回析格子5から上記スリット6を介した光を検出する上記第1の光学検知器7と、波長校正するために既知の波長を放射する上記波長校正用光源8と、励起光側回析格子4からフローセル31を通過した参照光を検出する上記第2の光学検知器10とを有する。
フローセル31は、上記第1実施形態のフローセル1及び参考形態のフローセル23と同様、その中央部に上記試料流路12を備えた上記フローセル本体11で構成されており、このフローセル本体11の第1の側面(図7中下側側面)には上記出射スリット13が形成され、第2の側面(図7中左側側面)には上記入射スリット14が形成されている。そして、上記第1実施形態及び参考形態と同様、7中矢印15で示すように、励起光側回析格子4からの光が出射スリット13を介し試料流路12内の試料に照射されるようになっている。
そして、本実施形態の大きな特徴として、フローセル本体11の第2の側面に対向する第3の側面(図7中右側側面)には、上記第1実施形態と同様、上記ハーフミラー17が形成され、第1の側面に対向する第4の側面(図7中上側側面)には、上記参考形態と同様、上記ハーフミラー25が形成されている。
ハーフミラー25は、出射スリット13からの光のうち試料流路12を通過した光(図7中矢印26で示す)を一部反射し、その反射した光は試料流路12内の試料に照射されるようになっている(図7中矢印27で示す)。したがって、図7中矢印15,27で示す光が試料流路12内の試料に照射され、これによって試料から発生した蛍光が全周囲に向けて放出される。このとき、試料流路12内の試料から第1の側面側(図7中左側)に向けて放出された蛍光は、入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射されるようになっている(図7中矢印28で示す)。
ハーフミラー17は、図7中矢印32で示すような試料流路12内の試料から第3の側面側(図7中右側)に向けて放出された蛍光を一部反射し、その反射した蛍光が入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射されるようになっている(図7中矢印33で示す)。したがって、図7中矢印28,33で示す蛍光が蛍光側回析格子5及びスリット6を介して第1の光学検知器7で検出される。
また、上記第1実施形態同様、ハーフミラー17は、図7中矢印20で示すような波長校正用光源8からの光を一部透過し、その透過した光は入射スリット14を介し蛍光側回析格子5に出射されるようになっている(図7中矢印21で示す)。このとき、ハーフミラー17が例えば反射率99%(=透過率1%)である場合は、波長校正用光源8からの光量は1%程度に低減される。そして、蛍光側回析格子5及びスリット6を介し第1の光学検知器7で検出されて、波長校正を行うことを可能としている。
また、上記参考形態同様、ハーフミラー25は、出射スリット13からの光のうち試料流路12を通過した光を一部透過し(図7中矢印29で示す)、その透過した光は第2の光学検知器10で参照光として検出される。このとき、ハーフミラー25が例えば反射率99%(=透過率1%)である場合は、第2の光学検知器10に導入される光量は1%程度に低減されている。
以上のように構成された本実施形態においては、上記第1実施形態同様、波長校正用光源8からの光量を低減する部品を減少することができ、上記参考形態同様、参照光の光量を低減する部品を減少することができる。また、これと同時に、試料に照射する励起光の光量を増加でき、蛍光側回析格子5に導入される蛍光の光量を増加できるので、上記第1実施形態及び参考形態より光度計の感度をさらに向上させることができる。
なお、以上においては、フローセル本体11及び試料流路12は断面が四角形状の構造を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、フローセル本体11及び/又は試料流路12を例えば円筒状や楕円筒状等の構造としてもよい。これらの場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記フローセルは、励起光側出射スリット13、蛍光側入射スリット14、及びハーフミラーを一体的に備えた構造について説明したが、例えばフローセルからハーフミラーを分離し別体とした構造としてもよい。
本発明の分光蛍光光度計の第1実施形態を構成するフローセルの概略構造を表す断面図である。 本発明の分光蛍光光度計の第1実施形態の全体構成を表す概略図である。 本発明の分光蛍光光度計の第1実施形態におけるフローセルのハーフミラーの反射率に応じた感度特性を表す図である。 本発明の分光蛍光光度計の参考形態の全体構成を表す概略図である。 本発明の分光蛍光光度計の参考形態を構成するフローセルの概略構造を表す断面図である。 本発明の分光蛍光光度計の第実施形態の全体構成を表す概略図である。 本発明の分光蛍光光度計の第実施形態を構成するフローセルの概略構造を表す断面図である。
符号の説明
1 フローセル(試料セル)
2 励起光用光源
4 励起光側回析格子(励起光側分光器)
5 蛍光側回析格子(蛍光側分光器)
7 第1の光学検知器
8 波長校正用光源
10 第2の光学検知器
11 フローセル本体(試料セル本体)
12 試料流路
13 励起光側出射スリット
14 蛍光側入射スリット
17 ハーフミラー
23 フローセル(試料セル)
25 ハーフミラー
31 フローセル(試料セル)

Claims (4)

  1. 測定用試料がその内部に位置される試料セルと、前記試料を励起する励起光を発生する励起用光源と、この励起用光源からの励起光を分光する励起光側分光器と、この励起光側分光器からの光が照射されて前記試料から発生した蛍光を分光する蛍光側分光器と、この蛍光側分光器からの光を検出する光学検知器と、波長校正のための光を発生する波長校正用光源とを有する分光蛍光光度計において、
    前記試料セルは、試料セル本体の一側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、
    前記試料セル本体の前記入射スリットが形成された側面に対向する側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過するハーフミラーとを一体的に備えることを特徴とする分光蛍光光度計。
  2. 測定用試料がその内部に位置される試料セルと、前記試料を励起する励起光を発生する励起用光源と、この励起用光源からの励起光を分光する励起光側分光器と、この励起光側分光器からの光が照射されて前記試料から発生した蛍光を分光する蛍光側分光器と、この蛍光側分光器からの光を検出する第1の光学検知器と、波長校正のための光を発生する波長校正用光源と、参照光を検出する第2の光学検知器とを有する分光蛍光光度計において、
    前記試料セルは、少なくとも4つの側面を有する試料セル本体と、
    前記試料セル本体の第1の側面に形成され、前記励起光側分光器からの光を前記試料セル本体内に入射するための励起光側出射スリットと、
    前記試料セル本体の第2の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、
    前記試料セル本体の前記第2の側面に対向する第3の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過する第1のハーフミラーと、
    前記試料セル本体の前記第1の側面に対向する第4の側面に形成され、前記出射スリットからの光の一部を前記試料が位置される部分側に反射し、前記出射スリットからの光の一部を前記第2の光学検知器側へ透過する第2のハーフミラーとを一体的に備えることを特徴とする分光蛍光光度計
  3. 励起用光源から発生した励起光を励起光側分光器により分光して測定用試料に照射し、前記試料から発生した蛍光を蛍光側分光器により分光し、この分光した光を光学検知器で検出し、波長校正を行う場合は波長校正用光源からの光を前記蛍光側分光器により分光し、この分光した光を前記光学検知器で検出する分光蛍光光度計に用いられ、前記試料がその内部に位置される試料セルにおいて、
    試料セル本体の一側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、
    前記試料セル本体の前記入射スリットが形成された側面に対向する側面に形成され、前記試料が位置される部分からの発光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過するハーフミラーとを一体的に備えることを特徴とする試料セル。
  4. 励起用光源から発生した励起光を励起光側分光器により分光して測定用試料に照射し、前記試料から発生した蛍光を蛍光側分光器により分光し、この分光した光を第1の光学検出器で検出するともに、試料流路を通過した励起光を参照光として第2の光学検知器で検出し、波長校正を行う場合は波長校正用光源からの光を前記蛍光側分光器により分光し、この分光した光を前記第1の光学検知器で検出する分光蛍光光度計に用いられ、前記試料がその内部に位置される試料セルにおいて、
    少なくとも4つの側面を有する試料セル本体と、
    前記試料セル本体の第1の側面に形成され、前記励起光側分光器からの光を前記試料セル本体内に入射するための励起光側出射スリットと、
    前記試料セル本体の第2の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの蛍光を前記蛍光側分光器に出射するための蛍光側入射スリットと、
    前記試料セル本体の前記第2の側面に対向する第3の側面に形成され、前記試料が位置される部分からの蛍光の一部を前記入射スリット側に反射し、前記波長校正用光源からの光の一部を前記入射スリット側へ透過する第1のハーフミラーと、
    前記試料セル本体の前記第1の側面に対向する第4の側面に形成され、前記出射スリットからの光の一部を前記試料が位置される部分側に反射し、前記出射スリットからの光の一部を前記第2の光学検知器側へ透過する第2のハーフミラーとを一体的に備えることを特徴とする試料セル。
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