JP4141216B2 - 電子機器ケースにおけるマスト取付金具の保持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子機器ケース(例えば、ブースタ、コンバータ、混合器、分岐分配機などの、高周波回路を収容した電子機器のケース)におけるマスト取付金具の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、ブースター、コンバータ、混合器などの電子機器のケースのように、マスト取付金具を介して、マストに取り付けられて使用されるものが知られている。そのような電子機器ケースは、例えば図10(a)(b)に示すように、ケース本体101の背面部中央に保持部101aが突出して形成され、この保持部101aにマスト取付金具11が保持され、このマスト取付金具11を介して、ケース本体101をマスト(図示せず)に取り付けるようになっている。こうした電子機器ケースにおいてマスト取付金具を保持部101aに保持するのは、例えば輸送中にマスト取付金具11等の突出を防ぎ、梱包状態での省スペース化を図るとともに、輸送中にケース本体101の背面側からマスト取付金具11等が突出して損傷するのを防止するためである。
【0003】
マスト取付金具11は、コ字形状のボルト部材12、押さえ金具13及び2つの蝶ナット14からなる一方(図5参照)、保持部101aに、ケース上下方向に長くボルト部材12が挿入される貫通口部101bが形成されている。
【0004】
ボルト部材12は、線材がコ字形状に折り曲げられたもので、左右のボルト部12Aと、それらの基端を相互に連結する連結部12Bとを有し、連結部12Bの部分において保持部101aの貫通口部101bに回動可能に保持されるようになっている。
【0005】
押さえ金具13は、両端部にボルト部12Aが挿通される被挿通部がそれぞれ形成され、中央部にマストに係合する階段状の係合凹部13cが形成されている。そして、被挿通部を貫通して突出する雄ねじに蝶ナット14が螺合されている。ケース本体101の背面側において、保持部101aの、ケース上下方向の上部には中央部及び左右2つの被係合凸部101cが形成される。なお、マスト取付金具11の保持状態では、被係合凸部101cの中央部分に押さえ金具13の係合凹部13cが係脱可能に係合し、左右の部分に係合凹部13cの両側部分が接離可能に当接する。
【0006】
そして、ボルト部材12をケース本体101の背面に沿うように配置し(図10(b)参照)、押さえ金具13を被係合凸部101cに係脱可能に係合させ、その状態で蝶ナット14を締め付けることで、マスト取付金具11をケース本体101の背面側に保持させることができる。一方、マストに取り付ける場合には、蝶ナット14を緩め、押さえ金具13と被係合凸部101cとの係合を解除してボルト部材12を矢印Aの方向に回転すれば、連結部12Bが貫通口部101bの上端面に当接する一方、ボルト部12Aが下側から、保持部101aに一体に形成された倒れ防止用支持片101eによって支持され、ボルト部材12がケース本体101の背面に直交した状態に保持され、保持部101aと押さえ金具13との間にマストを挟持し蝶ナット14を締めることで、取り付けることができる(図10(b)の一点鎖線の状態を参照)。
【0007】
また、前記左右2つの被係合凸部101cに代えて、図10(c)に示すように、ケース本体101’の上端部に、押さえ金具13を係脱可能に係止できる係止片101fを形成し、押さえ金具13を係止片101fに係止し、その状態で蝶ナット14を締め付けることで、マスト取付金具11をケース本体101の背面側に保持させることもできる。この場合も、蝶ナット14を緩めることで、図10(a)(b)に示すものと同様に、マストに対する取り付けのために保持状態を解除することができる。
【0008】
さらに、本体の背板と一体に形成した当付座(保持部に相当)にU字形ボルトの基端部が回転可能に支持され、U字形ボルトを下方に倒した状態で、前記本体下部の壁面取付用の止着ネジの挿通用の挿通孔を備える2つの座の中間に前記U字形ボルトの自由端部に付着した押さえ金具を収納するための収納部が形成され、そこに押さえ金具を保持するための保持体が設けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特許第2572981号公報(第1頁〜第3頁、第8図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記の図10(a)(b)に示す構造では、ボルト部材12を、保持部101aと、ケース本体101側の被係合凸部101cとの間にかけわたしており、また、蝶ナット14を締め込んだ状態ではボルト部材12の連結部12Bが、貫通口部101bの、ケース上下方向の上端位置付近に位置することになるので、ケース上下方向の長さを、ボルト部材12の長さよりも長くする必要があり、コンパクト化が困難であった。特に、図10(c)に示す構造では、押さえ金具13をケース本体101’の係止片101fに係脱可能に係止して嵌め込んだ状態で蝶ナット14を締め込んで、保持させるようにしているので、その係止(保持状態)を解除するために蝶ナット14を緩める量が、図10(a)(b)の構造のものよりも大きくなる。
【0011】
また、特許文献1に示す技術でも、本体(ケース本体)のほぼ中央に位置する当付座と、本体の、本体上下方向の端部に位置する収納部との間に、U字形ボルトをかけわたすので、本体がU字形ボルトの2倍程度の長さとなるため、やはり本体をコンパクトにすることが困難である。
【0012】
一方、電子機器ケースのケース本体をコンパクトにした場合であっても、マストへの取付容易性は確保したいという要求がある。
【0013】
本発明は、マストへの取付容易性を損なうことなく、ケース本体をコンパクト化できる電子機器ケースにおけるマスト取付金具の保持構造を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ケース本体の背面側に保持部が突出して形成され、その保持部にマスト取付金具が保持され、そのマスト取付金具を介してマストに取り付けられる電子機器ケースにおけるマスト取付金具の保持構造であって、前記マスト取付金具は、ボルト部材、押さえ金具及びナット部材を備え、前記ボルト部材は、左右のボルト部と、それらの基端を相互に連結する連結部とを有するコ字形状とされると共に、前記連結部が保持部に回動可能に保持され、前記押さえ金具は、両端部に左右のボルト部を挿通する被挿通部が形成され、この被挿通部を貫通するボルト部の雄ねじにナット部材が螺合される構成とされ、前記保持部の、ケース上下方向の一方に、押さえ金具が係脱可能に当接係合する被係合部が形成されると共に、他方にボルト部材が挿通可能である貫通口部が形成され、この貫通口部内の前記被係合部と反対側にボルト部材の連結部を係止する係止部が設けられ、前記保持部の貫通口部内に、ケース本体の背面に沿ってケース上下方向に延びる第1の空間部が形成され、前記第1の空間部よりもケース本体の背面から離れて前記被係合部とは反対側に位置するように第2の空間部が形成され、前記係止部は、第1及び第2の空間部の間に設けられ、前記ボルト部材の連結部の、第2の空間部から第1の空間部への移動を規制する突起部であり、前記貫通口部内の係止部にボルト部材の連結部が係止されかつ押さえ金具が保持部の被係合部に係脱可能に当接係合した状態でナット部材を締め付けることにより前記マスト取付金具が保持部に対して固定されることを特徴とするものである。ここで、「当接係合」とは、単に接触した状態で係合していることを意味する。
【0015】
このようにすれば、保持部の、ケース上下方向の一方(上部)に被係合部が形成され、(マスト取付金具がケース本体の背面に沿った状態で)押さえ金具が保持部の被係合部に係脱可能に当接係合する構成とされると共に、他方(下部)にボルト部材が挿通可能である貫通口部が形成され、この貫通口部内の前記被係合部と反対側(下部)にボルト部材の連結部を係止する係止部が設けられているので、保持部のケース上下方向の長さをボルト部材(ボルト部)の長さにほぼ等しくすれば、マスト取付金具を保持部に保持させることができ、ケース上下方向の長さを短くしてコンパクト化を図ることができるようになる。また、その保持状態も、ボルト部材の連結部を貫通口部内の係止部に係止させ、押さえ金具を保持部の被係合部に係脱可能に係合させているだけであるので、ナット部材を緩めるだけで、保持状態を簡単に解除することができ、特別な操作は必要なく、作業性を損なうことはない。特に、押さえ金具が被係合部に係脱可能に当接係合しているので、ナット部材を少し緩めるだけで係合状態(当接係合状態)を解除することができる。
【0017】
マスト取付金具の保持状態(ナット部材が締め付けられている状態)では、ボルト部材の連結部が第2の空間部に位置し、突起部によって第2の空間部から第1の空間部に移動するのが防止される。一方、マストへの取付時には、ナット部材を緩めると、ボルト部材の連結部を、突起部を越えて第2の空間部から第1の空間部に移動させることができ、マスト取付けのためのボルト部材(連結部)の移動を簡単に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0021】
図1は本発明に係る構造が適用されマスト取付金具が保持状態にある電子機器ケースを、正面側から見た状態を示す斜視図、図2は前記電子機器ケースを、正面側から見た状態を示す斜視図、図3は同ケース(マスト取付金具を省略した状態)を、背面側から見た状態を示す斜視図、図4は同ケース(マスト取付金具を省略した状態)の側面図、図5はマスト取付金具を示す斜視図である。
【0022】
図1〜図5に示すように、電子機器ケース1は、ケース本体2の背面側において、ケース上下方向の下側寄りに保持部2aが突出して形成されている。その保持部2aにはマスト取付金具11が保持され、そのマスト取付金具11を介して電子機器ケース1がマストMに取付固定されるようになっている。
【0023】
ケース本体2は、ケース上下方向の下面側に複数の接続端子部2b(本例では3つであるが、その数は制限されない)が設けられている。ケース上下方向の上部両側部分には蓋部材3の上部左右が回動可能に軸支され、ケース本体2の表面側を蓋部材3にて開閉可能に覆うことができるように構成されている。ケース本体2及び蓋部材3は、それぞれ合成樹脂により射出成形にて成形されている。
【0024】
マスト取付金具11は、図5に詳細を示すように、ボルト部材12、押さえ金具13(押さえ金具)及び2つの蝶ナット14(ナット部材)によって構成される。
【0025】
ボルト部材12は、線材がコ字形状に折り曲げて形成されたもので、先端部分から中央部分にかけて雄ねじ12aとされる左右のボルト部12Aと、それらの基端を相互に連結する連結部12Bとを有し、連結部12Bが保持部2aの貫通口部2c(ケース左右方向において貫通する貫通口部)に回動可能に保持されるようになっている。
【0026】
押さえ金具13は、金具本体13Aと、その金具本体13Aの両側縁より同一方向に延びる2つの側縁部13Bとにより断面コ字形状に形成されている。そして、金具本体13Aの両端部に左右のボルト部12Aの雄ねじ12aが挿通される被挿通部として、一方の端部側に長穴13aが、他方の端部側に切り欠き13bがそれぞれ形成されている。長穴13a及び切り欠き13bを貫通して突出する雄ねじ12aに蝶ナット14が螺合されている。
【0027】
これにより、ボルト部材12の左右のボルト部12Aの雄ねじ12aが長穴13a及び切り欠き13bに挿通され、マストMに対して取り付けられた状態で雄ねじ12aに蝶ナット14を締め込むことで押さえ金具13と保持部2aとの間にマストMを挟持固定することができる。さらに、押さえ金具13の側縁部13Bの下縁は、保持部2aの上部に形成される被係合部2dに係脱可能に当接係合するように構成されている。この係合凹部13cは、マスト取付時にマストの外周面に当接する部分であり、これに対応して保持部2aにもマスト取付時にマストの外周面に当接する係合凹部2hがケース上下方向に形成されている。
【0028】
前記保持部2aの、ケース上下方向の下部には、組み立て時に、ボルト部材12を挿入するための貫通口部2cが形成されている。貫通口部2cは、ボルト部材12がケース上下方向に移動可能である第1の空間部S1と、この第1の空間部S1に連通しボルト部材12を保持するための第2の空間部S2とを有し、第1及び第2の空間部S1,S2との間にはボルト部材12の移動を規制する突起部2e(係止部)が設けられている。第2の空間部S2は、貫通口部2b内において、ケース上下方向の下方に位置している。また、突起部2eの突出量は、ボルト部材12(連結部12B)がそれを不用意に乗り越えて第2の空間部S2から第1の空間部S1へ移動しない程度の大きさとされ、また、突起部2eの先端(下端)と、貫通口部2b(第2の空間部S2)の下端との間隔は、ボルト部材12の連結部12Bが通過できる程度の大きさとされる。なお、第1及び第2の空間部S1,S2のケース厚さ方向の長さは、ボルト部材12のより少し大きい程度あればよい。
【0029】
また、保持部2aの、ケース上下方向の上部に、押さえ金具13が係脱可能に当接係合する被係合部2dが形成されている。そして、ボルト部材12の連結部12Bが第2の空間部S2に位置すると共に、マスト取付金具11(ボルト部材12)がケース本体2の背面に沿った状態で、押さえ金具13の下側部分を被係合部2dに係脱可能に当接係合させる。その状態で、蝶ナット14で締め付けることにより、押さえ金具13及び蝶ナット14は、蝶ナット14と共に保持部2aにコンパクトに固定される。なお、蝶ナット14を締め付ける際に操作を容易にするため、切欠き2jを設けている。
【0030】
このように、押さえ金具13を保持部2aの被係合部2dに蝶ナット14で締め付けると共に、通常状態では、ボルト部材12を第2の空間部S2に位置させて突起部2eにて係止することで、コンパクトに固定することが実現される。この場合、保持部2aに、ボルト部材12(連結部12a)を保持する部分及び押さえ金具13を保持する部分を設け、保持部2aのケース上下方向の長さをボルト部材12(ボルト部12A)の長さにほぼ等しくしているので、マスト取付金具11を保持部2aに保持させることができ、ケース上下方向の長さを短くしてケースのコンパクト化を図る上で有利となる。
【0031】
また、保持部2aには、マストMへの取付時に、ボルト部材12のボルト部12Aを下側から支持してボルト部材12の倒れを防止する支持片2g,2gが設けられている。よって、マストMへの取付時には、2つの蝶ナット14を緩め、ボルト部材12の連結部12Bを第1の空間部S1の上端部まで移動させ、そこで回動することで保持部2g,2gにて支持されることになる。
【0032】
上記構造によれば、図6及び図7(a)(b)に示すように、マスト取付金具11がケース本体2の背面に沿った状態とすることで、押さえ金具13が保持部2aの被係合部2dに係脱可能に当接係合することになる。そして、押さえ金具13が被係合部2dに当接係合した状態で蝶ナット14を締め付けることによりマスト取付金具11全体が保持部2aに対し固定され、コンパクトな保持状態とされる。
【0033】
そして、図8に示すように、マスト取付金具11の保持状態では押さえ金具13の下側部分が被係合部2dに当接係合しているだけであるので、マスト取付時には、蝶ナット14を2〜3回程度回転して緩めることで、第2の空間部S2から突起部2eを越えて第1の空間部S1側にボルト部材12の連結部12Bを移動させることができる。その状態で、連結部12Bを第1の空間部S1の上端部に移動させ、連結部12Bを回転軸としてマスト取付金具11全体を回転させ、ボルト部12Aを支持片2gの上側に位置させる(載せる)。このように支持片2gにて支持することで、従来と同様にボルト部材12が倒れないようにマスト取付金具11は保持される。
【0034】
そして、マストMを、保持部2aと押さえ金具13との間に位置させ(すなわち保持部2aの係合凹部2hと押さえ金具13の係合凹部13cとで挟持した状態として)、マストMに対して取り付けられた状態で、雄ねじ12a(押さえ金具13からの突出部分)に蝶ナット14を締め込むことで、マスト取付金具11を介してマストMに電子機器ケース1を取付固定することができる。
【0035】
本発明は、前記実施の形態に制限されるものではなく、次のように構成することも可能である。
(1)前記の実施形態とは逆に、ケース上下方向の上部に保持部2aを設け、下部側に被係合部2dを設けることができる。
(2)ケース本体2(電子機器ケース1)の保持部2aにボルト部材12(連結部12B)や押さえ金具13を係止する手段を設けているが、それに代えて、電子機器ケースの背面側にそれらを係止する手段を設けるようにすることも可能である。
【0036】
この場合には、図9に示すように構成できる。すなわち、ケース本体2’の背面側に、マスト取付金具11(ボルト部材12及び押さえ金具13)に対応する形状を有しマスト取付金具11を収納可能である係合凹部2fを形成し、その係合凹部2fのうちボルト部材12の連結部12Bに対応する部分は貫通口部2c’内の下方に位置させる。その係合凹部2fにマスト取付金具11が収納された状態で押さえ金具13が係脱可能に当接係合する被係合部2d’を保持部2a’に形成する。マスト取付金具11が係合凹部2fに収納されると共に押さえ金具13が保持部2a’の被係合部2d’に係合した状態で蝶ナット14を締め付けることによりマスト取付金具11を保持部2a’に対して、前述した場合と同様に固定することができる。
【0038】
また、係合凹部のうちボルト部材を収納する部分(貫通口部内にも一部形成される)は、ボルト部材の形状に対応する溝形状とすることも可能である。
(3)ケース本体の保持部と押さえ金具との間にマストを保持することができないほど、マストの径が大きい場合には、前述した構成のマスト取付金具11を用いることなく、それを取り外して、貫通口部にバンド部材などの挿入し、そのバンド部材をマストに巻き付けることで取り付けることができるのは、従来と同様である。なお、貫通口部2cは、ケース本体2の保持部2aに対しボルト部材12を容易に取り付け・取り外しすることができる大きさとされている。
【0039】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように構成されるので、ケース本体の保持部にマスト取付金具を取り付け、ケース本体を、ケース上下方向においてボルト部材とほぼ同じ長さとすることができるので、ケース本体を従来よりも大幅に小型化できる。また、マストへの取付時に、ボルト部材(マスト取付金具)の移動(回転)も簡単にできるので、マストへの取付容易性を損ねることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造が適用されマスト取付金具が保持状態にある電子機器ケースを、正面側から見た状態を示す斜視図である。
【図2】前記電子機器ケースを、正面側から見た状態を示す斜視図である。
【図3】同ケース(マスト取付金具を省略した状態)を、背面側から見た状態を示す斜視図である。
【図4】同ケース(マスト取付金具を省略した状態)の側面図である。
【図5】マスト取付金具を示す斜視図である。
【図6】電子機器ケースにマスト取付金具が取り付けられた状態の側面図である。
【図7】マストへの取付状態を示す側面図である。
【図8】マスト取付金具が保持された状態を示し、(a)は側面図、(b)は背面図である。
【図9】変形例についての電子機器ケースを正面側から見た状態を示す、図3と同様の図である。
【図10】従来例においてマスト取付金具が保持された状態を示す、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は他の例の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 電子機器ケース
2,2’ ケース本体
2a,2a’ 保持部
2b 端子部
2c,2c’ 貫通口部
S1 第1の空間部
S2 第2の空間部
2d,2d’ 被係合部
2e 突起部(係止部)
2f 係合凹部
2g 支持片
3 蓋部材
11 マスト取付金具
12 ボルト部材
12A ボルト部
12B 連結部
12a 雄ねじ
13 押さえ金具
13a 長穴(被挿通部)
13b 切り欠き(被挿通部)
13c 係合凹部
14 蝶ナット(ナット部材)
M マスト
Claims (1)
- ケース本体の背面側に保持部が突出して形成され、その保持部にマスト取付金具が保持され、そのマスト取付金具を介してマストに取り付けられる電子機器ケースにおけるマスト取付金具の保持構造であって、
前記マスト取付金具は、ボルト部材、押さえ金具及びナット部材を備え、前記ボルト部材は、左右のボルト部と、それらの基端を相互に連結する連結部とを有するコ字形状とされると共に、前記連結部が保持部に回動可能に保持され、前記押さえ金具は、両端部に左右のボルト部を挿通する被挿通部が形成され、この被挿通部を貫通するボルト部の雄ねじにナット部材が螺合される構成とされ、
前記保持部の、ケース上下方向の一方に、押さえ金具が係脱可能に当接係合する被係合部が形成されると共に、他方にボルト部材が挿通可能である貫通口部が形成され、この貫通口部内の前記被係合部と反対側にボルト部材の連結部を係止する係止部が設けられ、
前記保持部の貫通口部内に、ケース本体の背面に沿ってケース上下方向に延びる第1の空間部が形成され、前記第1の空間部よりもケース本体の背面から離れて前記被係合部とは反対側に位置するように第2の空間部が形成され、
前記係止部は、第1及び第2の空間部の間に設けられ、前記ボルト部材の連結部の、第2の空間部から第1の空間部への移動を規制する突起部であり、
前記貫通口部内の係止部にボルト部材の連結部が係止されかつ押さえ金具が保持部の被係合部に係脱可能に当接係合した状態でナット部材を締め付けることにより前記マスト取付金具が保持部に対して固定されることを特徴とする電子機器ケースにおけるマスト取付金具の保持構造。
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