JP4140825B2 - 静電噴霧装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電気を利用して薬液等の農業用液体の液滴を効率よく農作物に付着させる静電噴霧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の静電噴霧装置として、まず、図11に示す静電噴霧装置を例示する。この静電噴霧装置は、噴霧ノズル77の噴射口より噴出する薬液等の拡散範囲80の外側に近接させて、高電位に維持される環状電極79が噴射口の前方に配設されている。環状電極79は、噴射口の前方に向かってテーパ状に拡径した筒状の絶縁性材料からなる電極ホルダ78により、噴霧ノズル77に結合されている。
【0003】
また、この静電噴霧装置の変更例として、特許文献1に開示された噴霧ノズル装置を挙げる。この装置は、噴霧ノズルの噴射口より噴出する薬液等の拡散範囲の外側に近接させて、高電位に維持される複数の環状電極が噴射口の前方に互いに隔離して順次径大に配設されている。この構成により、帯電効率が向上し作物等への薬液等の付着性が向上することができ、また一部の環状電極がリークしても帯電効果が維持できる旨が、本文献には記載されている。
【0004】
【特許文献1】
実開平3−102256号公報(実願平2−10691号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の静電噴霧装置の構成では、噴霧ノズル77や環状電極79から落下した薬液等の液滴81は電極ホルダ78の中に溜まり、環状電極79と噴霧ノズル77の間の実効距離が短くなって高電圧リークが発生することがあり、静電効果が得られないことがある。
【0006】
また、特許文献1に開示された噴霧ノズル装置の構成では、電極構造が複雑となり組立性が悪く部品コストも高くなる。また、一部の環状電極がリークすれば高電圧発生装置は作動しなくなるのが一般的であるだけでなく、構造的に薬液等が電極部に溜まることは避けられない。従って、従来の構成でリークを防止することは困難であり、場合によっては静電効果が全く得られないことも十分に考えられる。
【0007】
本発明の目的は、上記課題を解決し、静電効果を安定的に発揮させることができる静電噴霧装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明の静電噴霧装置は、
液滴を噴出する噴霧ノズルと、該液滴の拡散範囲の外側に近接するように配設され、該液滴を高電圧により誘導帯電させるための電極と、該電極を前記噴霧ノズルに結合するための、絶縁性材料からなる電極ホルダとを備えた静電噴霧装置であって、
該電極ホルダは、前記噴霧ノズルと前記電極との間に落下する前記液滴を外へ逃がすための開口又は切欠を有している。
【0009】
この構成によれば、噴霧薬液が前記電極と前記噴霧ノズルの間に溜まらないので、高電圧リークの発生を防止することができ、所定の静電効果を安定的に発揮させることができる。また、従来例とは異なり、前記電極が一つであるためコスト的に有利である。
【0010】
第2の発明の静電噴霧装置としては、前記第1の発明において、前記噴霧ノズル、前記電極、及び前記電極ホルダが一体的に結合されたノズルユニットを備えた態様を例示する。
第3の発明の静電噴霧装置としては、前記第2の発明において、前記ノズルユニットと、該ノズルユニットを操作するためのグリップ部とを備えた態様を例示する。
第4の発明の静電噴霧装置としては、前記第3の発明において、前記ノズルユニットと、前記グリップ部とがコネクタを介して着脱可能に接続された態様を例示する。
【0011】
この構成によれば、前記ノズルユニットを適宜交換することができるので、液体の種類や、噴霧対象の植物の種類に応じて最適な態様(前記噴霧ノズルの噴霧角度、前記噴霧ノズルのノズル穴のサイズ、前記電極のサイズ、前記噴霧ノズルと前記電極の間隔等)のものを適宜使用することができる。
【0012】
第5の発明の静電噴霧装置としては、前記第4の発明において、
前記コネクタは、前記噴霧ノズルに液体を送る液体通路と、前記電極に高電圧を送る送電路とを同時に分離・結合するように構成された態様を例示する。
【0013】
この構成によれば、前記液体通路と前記送電路とを別々に分離・結合する手間を省くことができ、前記ノズルユニットを簡単に交換することができるので、作業性がよい。
【0014】
第6の発明の静電噴霧装置としては、前記第2〜5のいずれかの発明において、
前記ノズルユニットは、2以上の噴霧ノズルと、該2以上の噴霧ノズルに対応する電極とを備えた態様を例示する。
【0015】
この構成によれば、前記液体を広範囲に噴出させることができ、作業性がよい。
【0016】
第7の発明の静電噴霧装置としては、前記第3又は4の発明において、
前記ノズルユニットは、該ノズルユニットを前記グリップ部に対して間隔をおいて支持するための支持体の長さ方向に対して、前記噴霧ノズルの噴霧中心方向が最大90°の角度を有するように構成された態様を例示する。
【0017】
この構成によれば、農作物への最適噴霧方向へ噴霧することができる。
【0018】
第8の発明の静電噴霧装置としては、前記第3、4、又は7のいずれかの発明において、
前記グリップ部は、前記電極に高電圧を加えるための高電圧発生装置と、該高電圧発生装置を制御するための制御スイッチと、該高電圧発生装置を駆動するための蓄電池とを少なくとも内蔵した態様を例示する。
【0019】
この構成によれば、高電圧発生用の部品を前記グリップ部に集中配置しているので、例えば前記高電圧発生装置や前記蓄電池を該グリップ部とは別体に構成する場合に必要となる接続ケーブルを省くことができ、操作性が向上する。また、この部品の集中配置により、高電圧発生用の部品のメンテナンス性も向上する。
【0020】
なお、前記液滴のもととなる液体としては、土壌や植物等に散布する液体であれば特に限定されないが、薬液、液肥等を例示する。
【0021】
第9の発明の静電噴霧装置としては、前記第1〜8のいずれかの発明において、
噴霧中心方向から所定範囲以上に液滴が飛散することを防止するように噴霧の周囲を囲う飛散防止カバーを前記電極の前側に備えた態様を例示する。この飛散防止カバーの形状としては、特に限定されないが、噴霧中心と同心の円筒状又は円錐状に形成することを例示する。
【0022】
この構成によれば、前記電極の前側から該電極外周側を経て電極後方に向かう電気力線に沿って液滴が飛散することを防止することができる。
【0023】
第10の発明の静電噴霧装置としては、前記第9の発明において、
前記飛散防止カバーは、前記電極ホルダに着脱可能に構成された態様を例示する。
【0024】
この構成によれば、前記噴霧ノズルと前記電極との間の印加電圧を高めに設定している場合のように、液滴が前記電極後方に飛散し易い場合に、必要に応じて飛散防止カバーを取り付けることができる。
【0025】
第11の発明の静電噴霧装置としては、前記第9又は10の発明において、
前記飛散防止カバーは、その内側に付着した前記液滴を外へ逃がすための開口又は切欠を前記電極側に有する態様を例示する。
【0026】
この構成によれば、特に上方に向けて噴霧しているときに噴霧薬液が前記飛散防止カバー内側に溜まるのを防止することができる。
【0027】
第12の発明の静電噴霧装置としては、前記第9〜11のいずれかの発明において、
前記飛散防止カバーは、絶縁性材料からなる態様を例示する。
【0028】
第13の発明の静電噴霧装置としては、前記第1〜12のいずれかの発明において、
前記噴霧ノズル及び前記電極を遠隔支持するための支持体に対して該噴霧ノズル及び該電極を回動可能に支持する回動部を備えるとともに、
該回動部の回動角度を前記支持体の遠隔支持側で操作するための遠隔操作部を備えた態様を例示する。
【0029】
前記遠隔操作部としては、特に限定されないが、手動又は電動で駆動することを例示する。
【0030】
また、前記遠隔操作部としては、特に限定されないが、次のように構成された態様を例示する。
(1)前記支持体と略平行に延びる回転軸を設け、該回転軸を遠隔支持側で回転させ、該回転軸の回動部側でその回転を食い違い歯車により前記回動部に伝動するように構成した態様。
(2)前記回動部の噴霧ノズル側部位にレバーを設けるとともに、該レバーに前記支持体と略平行に延びるリンクを連結し、該リンクを遠隔支持側でリンク長さ方向に移動させ、その移動を該リンク及び該レバーを介して前記回動部に伝動するように構成した態様。
(3)前記回動部の噴霧ノズル側部位における回動軸と同心位置にプーリを設けるとともに、該プーリに巻き掛けたワイヤを遠隔支持側まで延設し、該ワイヤを遠隔支持側で引いたり緩めたりすることにより移動させ、その移動を該ワイヤ及び該プーリを介して前記回動部に伝動するように構成した態様。
【0031】
これらの構成によれば、高電圧が印加されたノズル部に触れることなく、その回動角度を調整することができる。
第14の発明の静電噴霧装置は、液滴を噴出する噴霧ノズルと、該液滴の拡散範囲の外側に近接するように配設され、該液滴を高電圧により誘導帯電させるための電極と、該電極を前記噴霧ノズルに結合するための、絶縁性材料からなる電極ホルダとを備えた静電噴霧装置であって、噴霧中心方向から所定範囲以上に液滴が飛散することを防止するように噴霧の周囲を囲う飛散防止カバーが前記電極ホルダにおける前記電極の前側に設けられており、該飛散防止カバーは、その内側に付着した液滴を外へ逃がすための開口又は切欠を前記電極側に有している。
第15の発明の静電噴霧装置としては、前記第14の発明において、前記飛散防止カバーは、前記電極ホルダに着脱可能に構成された態様を例示する。
第16の発明の静電噴霧装置としては、前記第14又は15の発明において、前記飛散防止カバーは、絶縁性材料からなる態様を例示する。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第一実施形態の静電噴霧装置について、図1〜図6を参照して説明する。図1は、本発明の静電噴霧装置の全体構成を示しており、本静電噴霧装置は、作物の病気や虫の防除用薬液を収容し供給するための薬液供給部としての収容タンク1と、該収容タンク1から供給される薬液を加圧する薬液圧力発生部としてのポンプ2と、該薬液圧力発生部の吐出口にホース3を介して接続された手持ち式ノズル部9とを備えている。ポンプ2としては、噴霧するための所定の噴霧圧力が得られるものであれば特に限定されないが、エンジンやモータ等の原動機で駆動されるものを例示する。
【0033】
手持ち式ノズル部9は、手持ち用のグリップ部4と、該グリップ部4の先端側に取り付けられた支持体としての噴管11と、該噴管11の先端にコネクタ14を介して着脱可能に接続されたノズルユニット31とを備えている。
【0034】
グリップ部4は、その基端側にホース3が接続され、該ホース3からの薬液供給を制御するための薬液供給制御弁5と、直流高電圧を発生させるための高電圧発生装置6と、高電圧発生装置6の駆動源としての蓄電池7と、高電圧発生装置6の動作を制御する高電圧制御スイッチ10とを内蔵するとともに、薬液供給制御弁5及び高電圧制御スイッチ10を操作するための操作レバー8を備えている。操作レバー8を図1における矢印方向に回動すると、薬液供給制御弁5及び高電圧制御スイッチ10が略同時に作動するようになっている。
【0035】
高電圧発生装置6は、図2に示すように構成されている。蓄電池7の直流供給電気は発振回路35で高周波に変調され、昇圧回路36で昇電圧される。昇圧回路36は巻き線型トランスが一般的であるが、コイル巻線型であるため重量が大きく、外形寸法も大きくなる欠点がある。昇圧回路36から再び直流に戻すために整流回路37があり、本構成で蓄電池7の直流12Vから最終電極付加電圧の7kVまで昇圧している。なお、噴管11は高電圧発生装置6と共に接地されている構成である。また、万一に高電圧リークが発生すると高電圧発生装置6の作動が停止する機能は安全対策上では当然である。
【0036】
図3は、発信回路35及び昇圧回路36を、例えば積層圧電トランス38で構成した、いわゆる圧電インバータである。積層圧電トランス38の構造は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料に1次側及び2次側に電極をつけたものである。この積層圧電トランス38の動作としては、1次側にトランスの共振周波数の電圧を印加してトランスを圧電効果により励振(電気→機械変換)させ、この機械的振動をさらに2次側での圧電効果(機械→電気変換)で発生した2次側の発生電力を取り出すものである。積層圧電トランス38はVCO(発振回路)39、コンパレータ40、駆動回路41、共振回路42で所定の周波数で作動する。共振モードを利用するため、負荷(整流回路37及びその環状電極側の回路)からの電流をモニタする電流検出回路44、電流基準45、積分器46等で電流フィードバック制御をすることで共振周波数の最適制御を行っている。この圧電インバータは、巻き線型トランスを採用する場合と比べて小型化、高効率化に優れている。本例では、この圧電インバータを採用することにより、高電圧発生装置6のグリップ部4への内蔵を可能にし、静電噴霧装置の小型化を実現している。
【0037】
噴管11は、ノズルユニット31をグリップ部4に対して間隔をおいて支持するためのもので、本例では長さが約500mm、外径が約20mmの中空パイプ状に形成されている。噴管11の内部には、薬液供給制御弁5からコネクタ14へ薬液を供給する接続チューブ12と、高電圧制御スイッチ10からコネクタ14へ高電圧を送電する高電圧ケーブル13とが収容されている。この高電圧ケーブル13は絶縁物で被覆されている。
【0038】
コネクタ14は、噴管側コネクタ14aと電極側コネクタ14bに分かれており、図4に示すように薬液通路を分離・結合可能にするための薬液用コネクタ15と、高電圧送電路を分離・結合可能にするための高電圧ケーブルコネクタ16とを内蔵している。これにより、噴霧ノズル17に薬液を送る薬液通路と、環状電極に高電圧を加える送電路とを同時に分離・結合するように構成されている。噴管側コネクタ14aと電極側コネクタ14bは、噴管側コネクタ14aに外挿された取付キャップネジ30によって、噴管11の端面で共締めされることにより、結合されるようになっている。噴管側コネクタ14aには薬液通路に対応してOリング26が設けられ、結合時には圧接されるために薬液漏れは発生しない。また、両コネクタ14a,14bには高電圧ケーブルコネクタ16が設けられ、高電圧ケーブル13の端面に接続された電極端子27、28が導電性材料からなるコイルスプリング29で接続されており、コネクタ14の結合時には圧接されるようになっている。
【0039】
ノズルユニット31は、導電性材料で形成された噴霧ノズル17と、該噴霧ノズル17から噴出される液滴の拡散範囲の外側に近接するように配設された電極としての環状電極19と、該環状電極19を噴霧ノズル17に結合する絶縁性材料からなる電極ホルダ18とを備え、これらが一体的に結合されてなっている。
【0040】
噴霧ノズル17には、図5に示すように螺旋状に開口した小径穴を有するコア21と、小径穴を有する平板状のディスク22とがノズルホルダ23で所定間隔で配置されている。本構成で加圧された薬剤が薬液用コネクタ15を経てコア21及びディスク22を通過すると噴霧状に噴出される。特に本構成ではホローコーンと呼ばれる円錐外周部20aに集中した噴霧20となる。従って、噴霧20中の大部分の液滴が環状電極19付近を通過するため、液滴の帯電効率が向上する効果がある。
【0041】
電極ホルダ18は、図4及び図6に示すように噴霧ノズル17の外周に装着されるベース部18aと、該ベース部18aから環状電極19の外周縁部に向けて延びる複数本(本例では4本。一本でもよい。)の柱部18bと、該柱部18bの先端に取り付けられ、環状電極19を支持するとともに該環状電極19の反噴霧ノズル17側を覆う電極カバー部18cとを備えている。本例では、複数の柱部18bの間が、噴霧ノズル17と環状電極19との間に落下する液滴を電極ホルダ18外へ逃がすための開口25となっている。この開口25の態様は、例示であって特に限定されず、例えば、噴霧ノズル17と環状電極19の間をホーン状の部材で連結し、該ホーン状の部材に穴又は切欠を設け、それを開口としてもよい。なお、電極カバー部18cにより環状電極19の反噴霧ノズル17側を覆う構成としているのは、高電圧での安全対策のためである。
【0042】
本構成での実施例として、環状電極19への印加電圧を直流7kVとし、該印加電圧でのリーク防止のために噴霧ノズル17と環状電極19の間隔L(図4参照)を7〜10mmに設定している。そして、この間隔Lをおいた状態で、噴霧ノズル17から噴出される噴霧が環状電極19に直接当たらないように、該環状電極19の中心穴直径φD(図4参照)を30mmに設定している。また、動噴の条件としては、噴霧圧力を1.5MPa、流量を1.2L/min、液滴の粒径を15〜40μmに設定している。
【0043】
以上のような構成で噴霧ノズル17からの噴霧20は誘導帯電されることになる。例えば、環状電極19に直流正電圧を印加すると、噴霧ノズル17先端の液滴はマイナスに誘導帯電される。この帯電した噴霧20は、農作物に効率的に付着するので、帯電していない場合と比較して、全体噴霧量の大幅な削減が可能であり、地球環境に対する影響も少なくなる効果を有する。
【0044】
以上のように構成された本実施形態の静電噴霧装置によれば、噴霧ノズル17と環状電極19とを結合する電極ホルダ18は、噴霧ノズル17と環状電極19との間に落下する噴霧薬液の液滴を外へ逃がすための開口25を有しているので、噴霧薬液が電極ホルダ18の内部には溜まらず、開口25を通過して外部へ流れ落ちるため、噴霧ノズル17と環状電極19の距離が実効的に変化しない。このため、高電圧でのリーク現象の発生を防止することができ、所定の静電効果を安定的に発揮させることができる。また、従来例とは異なり、電極を一つの環状電極19で構成しているため、コスト的に有利である。
【0045】
また、噴霧ノズル17、環状電極19、及び電極ホルダ18が一体的に結合されたノズルユニット31を備え、該ノズルユニット31と、該ノズルユニット31を手持ちするためのグリップ部4とがコネクタ14を介して着脱可能に接続されているので、ノズルユニット31を適宜交換することができる。このため、液体の種類や、噴霧対象の植物の種類に応じて最適な態様(噴霧ノズル17の噴霧角度、噴霧ノズル17のノズル穴のサイズ、環状電極19の中心穴直径φD、噴霧ノズル17と環状電極19の間隔L等)のノズルユニット31を適宜使用することができる。
【0046】
また、コネクタ14は、噴霧ノズル17に薬液を送る薬液通路と、環状電極に高電圧を加える送電路とを同時に分離・結合するように構成されているので、薬液通路と送電路とを別々に分離・結合する手間を省くことができ、ノズルユニット31を簡単に交換することができ、作業性がよい。
【0047】
また、グリップ部4は、環状電極19に高電圧を加えるための高電圧発生装置6と、該高電圧発生装置6を制御するための高電圧制御スイッチ10と、高電圧発生装置6を駆動するための蓄電池7とを少なくとも内蔵することにより、高電圧発生用の部品を集中配置しているので、例えば高電圧発生装置6や蓄電池7をグリップ部4とは別体に構成する場合に必要となる接続ケーブルを省くことができ、操作性が向上する。また、この部品の集中配置により、高電圧発生用の部品のメンテナンス性も向上する。
【0048】
次に、図7は本発明を具体化した第二実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下の点において、主に第一実施形態と相違している。従って、第一実施形態と共通する部分には同一符号を付することにより重複説明を省く(他の実施形態についても同様)。
【0049】
本実施形態の静電噴霧装置のノズルユニット50は、2つの噴霧ノズル17と、該各噴霧ノズル17に対応する2つの穴を有する電極51と、両噴霧ノズル17及び電極51の間を結合する1つの電極ホルダ52と備えている。コネクタ14は、第一実施形態と互換性のある構成としている。本例では、電極51及び電極ホルダ52は、2つの噴霧ノズル17に共通の構成としているが、電極51及び電極ホルダ52を各噴霧ノズル17ごとに独立した構成とすることもできる。さらに、必要噴霧量に対応して噴霧ノズル17を3個以上備えた構成にすることもできる。
【0050】
本実施形態によれば、第一実施形態の効果に加え、2つの噴霧ノズル17と、該2つの噴霧ノズルに対応する電極51とを備えているので、薬液を広範囲に噴出させることができ、作業性がよい。
【0051】
次に、図8は本発明を具体化した第三実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下の点において、主に第一実施形態と相違している。
【0052】
本実施形態の静電噴霧装置のノズルユニット55は、コネクタ14に角度変更コネクタ56を追加した構成で、噴管11の長さ方向に対して噴霧ノズル17の噴霧中心方向が本例では90°の角度を有するようにしている。種々の噴霧中心方向に設定されたノズルユニット55を用意しておけば、農作物への最適噴霧方向に応じて最適なものを適宜取り付けて使用することができる。また、角度変更コネクタ56が自在継ぎ手等の機構で自在に変更可能な構成にすることもできる。
【0053】
本実施形態によれば、第一実施形態の効果に加え、農作物への最適噴霧方向へ噴霧することができる。
【0054】
次に、図9及び図10は本発明を具体化した第四実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下の点において、主に第一実施形態と相違している。
【0055】
本実施形態の静電噴霧装置のグリップ部4は、蓄電池7をグリップ部4の外部に出して、グリップ部4とは別体に構成している。そして、使用時間を多くするために大型の外部蓄電池7とを採用している。さらに、図10に示すように、高電圧発生装置6もグリップ部4の外部に出して、グリップ部4とは別体に構成することもできる。これにより、グリップ部4の軽量化やさらなる高電圧化等への対応が可能である。さらに、高電圧制御スイッチ10も同様に外部の高電圧発生装置6に付加することもできる。
【0056】
本実施形態によっても、第一実施形態と共通する部分については、同実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0057】
次に、図12及び図13は本発明を具体化した第五実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下の点において、主に第一実施形態と相違している。
【0058】
本実施形態の静電噴霧装置は、噴霧中心方向から所定範囲以上に液滴102が飛散することを防止するように噴霧の周囲を囲う飛散防止カバー100を環状電極19の前側に備えている。この飛散防止カバー100は、絶縁材料からなっており、先端側ほど拡径した円筒状に形成されるとともに、その内側に付着した液滴102を外へ逃がすための複数(本例では4つ)の開口101を電極側に有している。また、飛散防止カバー100は、その基端側内周縁部100aがノズルユニット31の先端側外周縁部31aに嵌挿可能に形成されることにより、ノズルユニット31に対して着脱可能に構成されている。
【0059】
なお、本例のノズルユニット31の電極ホルダ18は、ベース部18aが、電極カバー部18cと略同径の円板状に形成されている点が、第一実施形態と相違しているが、同実施形態と同様に形成してもよい。
【0060】
本実施形態によれば、第一実施形態の効果に加え、飛散防止カバー100を備えているので、図13に示すように、環状電極19の前側から該電極外周側を経て該電極後方に向かう電気力線に沿って液滴102が飛散することを防止することができる。従って、ノズルユニット31(噴霧ノズル17、電極ホルダ18等)、噴管11等への液滴102の付着による汚れや、作業者への液滴102の付着を大幅に軽減することができる。
【0061】
また、飛散防止カバー100は、電極ホルダ18に着脱可能に構成されているので、噴霧ノズル17と環状電極19との間の印加電圧を高めに設定している場合のように、液滴102が電極後方に飛散し易い場合に、必要に応じて飛散防止カバー100を取り付けることができる。
【0062】
また、飛散防止カバー100は、開口101を有しているので、特に上方に向けて噴霧しているときに噴霧薬液が飛散防止カバー100内側に溜まるのを防止することができる。
【0063】
次に、図14及び図15は本発明を具体化した第六実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下の点において、主に第一実施形態と相違している。
【0064】
本実施形態の静電噴霧装置は、噴霧ノズル17及び環状電極19を遠隔支持するための噴管11に対して噴霧ノズル17及び環状電極19を回動可能に支持する回動部110を備えるとともに、該回動部110の回動角度を噴管11の遠隔支持側で操作するための遠隔操作部111を備えている。
【0065】
回動部110は、本例ではノズルユニット31における噴霧ノズル17とコネクタ14との間に設けられ、噴管11の長さ方向に略直交する軸115を中心に回動可能に構成されている。なお、本例では、図15に示すように、回動部110のノズル側部位110a及びコネクタ側部位110bの接合部と、該コネクタ側部位110b及び軸115の接合部とには、薬液が漏れないようにゴム製のOリング116,117がそれぞれ配設されている。
【0066】
遠隔操作部111は、噴管11のグリップ側において該噴管11の軸回り方向に回動可能に嵌挿された回転グリップ120と、回転グリップ120の中心軸と同心位置に設けられた駆動ギア121と、噴管11の両端側においてそれぞれ軸受け122,123により回転可能に支持された回転軸124と、該回転軸124のグリップ側(遠隔支持側)に設けられ、駆動ギア121に噛合する被動ギア128と、回転軸124の回動部側において回転軸124の回転を回動部110のノズル側部位110aに伝動する食い違い歯車125とを備えている。本例の食い違い歯車125は、回転軸124の回動部側に設けられたウォーム126と、回動部110のノズル側部位110aにおいて中心軸が軸115に一致するように設けられたウォームホイール127とからなっている。そして、回転グリップ120を回転すると、その回転が回動部110に伝動され、そのノズル側部位110aが回動するようになっている。
【0067】
本実施形態によれば、第一実施形態の効果に加え、薬液の液滴が付着するとともに高電圧が印加されるノズルユニット31に触れることなく、その回動角度を手元で調整することができる。また、噴霧作業を中断することなく、噴霧しながらノズルユニット31の回動角度の操作が可能であるため、植物に対して適切に噴霧方向を変更することができ、作業性が向上する。
【0068】
次に、図16は本発明を具体化した第七実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下のように遠隔操作部130の構成が、主に第六実施形態と相違している。
【0069】
本実施形態の遠隔操作部130は、噴管11のグリップ側に取り付けられたサブグリップ131と、該サブグリップ131の基端側に軸132で回動自在に取り付けられた駆動レバー133と、回動部110のノズル側部位110aに設けられた被動レバー134と、噴管11と略平行に延びて駆動レバー133及び被動レバー134を連結するリンク135とを備えている。そして、駆動レバー133を回動させると、その回動がリンク135及び被動レバー134により回動部110に伝動され、そのノズル側部位110aが回動するようになっている。
【0070】
本実施形態によっても、第六実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0071】
次に、図17は本発明を具体化した第八実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下のように遠隔操作部140の構成が、主に第六実施形態と相違している。
【0072】
本実施形態の遠隔操作部140は、噴管11のグリップ側に取り付けられたサブグリップ131と、該サブグリップ131の基端側に軸132で回動自在に取り付けられた駆動レバー133と、回動部110のノズル側部位110aに軸115と同心位置に設けられたプーリ141と、一端側が該プーリ141に固定されるとともに巻き掛けられ、他端側が駆動レバー133に固定されたワイヤ142と、回動部110をワイヤ142の反巻き掛け方向に付勢するための付勢手段としてのバネ143とを備えている。そして、駆動レバー133をサブグリップ131に引きつけるように回動させると、その回動がワイヤ142及びプーリ141により回動部110に伝動され、そのノズル側部位110aがワイヤ142の巻き掛け方向に回動し、駆動レバー133を開放するとバネ143によりノズル側部位110aがワイヤ142の反巻き掛け方向に回動するようになっている。
【0073】
本実施形態によっても、第六実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0074】
次に、図18は本発明を具体化した第九実施形態の静電噴霧装置を示している。本実施形態の静電噴霧装置は、以下のように遠隔操作部150の構成が、主に第六実施形態と相違している。
【0075】
本実施形態の遠隔操作部150は、噴管11のグリップ側に取り付けられたサブグリップ131と、該サブグリップ131の基端側に軸151で回動自在に設けられた駆動プーリ152と、該駆動プーリ152に取り付けられたレバー153と、回動部110のノズル側部位110aに軸115と同心位置に設けられた被動プーリ154と、両プーリ152,154に巻き掛けられたワイヤ155とを備えている。そして、レバー153を持って駆動プーリ152を回動させると、その回動がワイヤ155及び被動プーリ154により回動部110に伝動され、そのノズル側部位110aが回動するようになっている。
【0076】
本実施形態によっても、第六実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0077】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)本発明の静電噴霧装置を液肥の散布に使用すること。
(2)第六〜九実施形態において、遠隔操作部を電動の駆動源で駆動するように構成すること。
【0078】
【発明の効果】
本発明に係る静電噴霧装置によれば、静電効果を安定的に発揮させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態に係る静電噴霧装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】 同静電噴霧装置の高電圧発生装置を示すブロック図である。
【図3】 同静電噴霧装置の積層圧電インバータを示すブロック図である。
【図4】 同静電噴霧装置の電極部を示す断面図である。
【図5】 同静電噴霧装置の電極部を示す図であり、(a)は電極部の断面図、(b)は(a)のb−b線断面図、(c)は(a)のc−c線断面図である。
【図6】 同静電噴霧装置のノズルユニットを示す斜視図である。
【図7】 本発明の第二実施形態に係る静電噴霧装置の電極ホルダを示す断面図である。
【図8】 本発明の第三実施形態に係る静電噴霧装置の電極ホルダを示す断面図である。
【図9】 本発明の第四実施形態に係る静電噴霧装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 同静電噴霧装置の構成の変更例を示すブロック図である。
【図11】 従来の静電噴霧装置の電極ホルダを示す断面図である。
【図12】 本発明の第五実施形態に係る静電噴霧装置のノズル部を示す斜視図である。
【図13】 同ノズル部を示す断面図である。
【図14】 本発明の第六実施形態に係る静電噴霧装置の側面図である。
【図15】 同静電噴霧装置のノズル部の平断面図である。
【図16】 本発明の第七実施形態に係る静電噴霧装置の側面図である。
【図17】 本発明の第八実施形態に係る静電噴霧装置の側面図である。
【図18】 本発明の第九実施形態に係る静電噴霧装置の側面図である。
【符号の説明】
1 収容タンク
2 ポンプ
4 グリップ部
5 薬液供給制御弁
6 高電圧発生装置
7 蓄電池
8 操作レバー
9 手持ち式ノズル部
10 高電圧制御スイッチ
11 噴管
12 接続チューブ
13 高電圧ケーブル
14 コネクタ
15 薬液用コネクタ
16 高電圧ケーブルコネクタ
17 噴霧ノズル
18 電極ホルダ
19 電極
20 噴霧
25 開口
30 取付キャップネジ
31 ノズルユニット
50 ノズルユニット
51 電極
52 電極ホルダ
55 ノズルユニット
100 飛散防止カバー
101 開口
102 液滴
110 回動部
111 遠隔操作部
130 遠隔操作部
140 遠隔操作部
150 遠隔操作部

Claims (3)

  1. 液滴を噴出する噴霧ノズルと、該液滴の拡散範囲の外側に近接するように配設され、該液滴を高電圧により誘導帯電させるための電極と、該電極を前記噴霧ノズルに結合するための、絶縁性材料からなる電極ホルダとを備えた静電噴霧装置であって、
    噴霧中心方向から所定範囲以上に液滴が飛散することを防止するように噴霧の周囲を囲う飛散防止カバーが前記電極ホルダにおける前記電極の前側に設けられており、
    該飛散防止カバーは、その内側に付着した液滴を外へ逃がすための開口又は切欠を前記電極側に有する静電噴霧装置。
  2. 前記飛散防止カバーは、前記電極ホルダに着脱可能に構成された請求項1記載の静電噴霧装置。
  3. 前記飛散防止カバーは、絶縁性材料からなる請求項1又は2記載の静電噴霧装置。
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