JP4138422B2 - 入力支援方法、入力支援装置及び入力支援プログラム - Google Patents

入力支援方法、入力支援装置及び入力支援プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力支援方法、入力支援装置及び入力支援プログラムに係り、特にユーザが行う2つ以上のデータ項目の入力を支援する入力支援方法、入力支援装置及び入力支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザが、2つ以上のデータ項目にデータを入力するようなアプリケーションがある。このアプリケーションでは、ユーザは、所望の処理を行う場合、予め定められた順番に従って、データ項目にデータを入力していた。例えば、建築設計を行うアプリケーションにおいては、開口率を計算する前に、2つ以上のデータ項目(部屋の高さや幅員、開口部の材質、開口の位置や高さなど)のデータを先に入力しておく必要があった。
【0003】
また、ユーザがデータ項目の関連性について十分な知識を持たないことを前提として、ユーザにより入力された各データ項目のデータの誤りを、設計知識を利用して自動的に修正することが行われていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−34923号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のとおり、従来のアプリケーションでは、ユーザがデータ項目に適切なデータの入力を行うには、その関連性を常に意識し、自分で判断しながらデータの入力を行わなければならない問題があった。例えば、建築設計の支援を行うアプリケーションにおいては、部屋の面積の集計表を求める前に、部屋の座標が面積の算出に必要と自分で判断し、入力する必要があった。
【0006】
また、ユーザがデータ項目の関連性について十分な情報を持たない場合、ユーザは、誤りなくデータ入力をおこなうことが難しい問題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、データの関連性を表示し、ユーザに対して適切な入力の支援を行う入力支援方法、入力支援装置及び入力支援プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記問題を解決するため、請求項1記載の発明は、記憶装置,演算処理装置,入力装置及び表示装置を含むコンピュータを用いて、ユーザに対して2つ以上のデータ項目にデータを入力させるアプリケーションへの前記データの入力支援を行う入力支援プログラムの入力支援方法であって、前記記憶装置は前記データ項目毎に、前記データ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、入力する前に前記データ項目を入力しておく必要のある他のデータ項目を指し示す1つ以上の第2ポインタ情報と、前記データ項目と対になる他のデータ項目を差し示す1つ以上の第3のポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを少なくとも格納する入力支援定義データベースを記憶しており、前記入力装置から入力支援用画面を前記表示装置に表示する前記ユーザの操作を受け付け、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより前記データ項目毎の第1ポインタ情報,第2ポインタ情報,第3ポインタ情報及びポインタ種別情報を取得して前記データ項目間の従属関係を表す前記データ項目のレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づく入力支援用画面を前記表示装置に表示すると共に、前記演算処理装置が、前記ユーザによって前記入力装置から前記アプリケーションのデータ入力用画面上で指定された入力対象となるデータ項目を取得するデータ項目取得段階と、前記演算処理装置が、前記データ項目取得段階において取得した入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記入力対象となるデータ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを前記入力支援定義データベースより取得する関連性取得段階と、前記演算処理装置が、前記入力対象となるデータ項目を前記他のデータ項目と前記入力支援用画面上で異ならせて表示すると共に、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより取得した前記入力対象となるデータ項目と、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを基に、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目が入力済みか否かの判定処理によりエラーを判定するエラー判定段階と、前記演算処理装置が、前記エラー判定段階でエラーだと判定された前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目のうち入力済みでない前記他のデータ項目を前記入力支援用画面上で異ならせて表示するエラー判定結果表示段階とを有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、前記表示装置に表示されている前記入力支援用画面上のデータ項目が前記ユーザによって前記入力装置から指定されると、前記演算処理装置が前記ユーザに指定された前記データ項目に対応する前記アプリケーションのデータ入力画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、前記記憶装置は、前記入力支援定義データベースに、前記入力支援用画面上に前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を表示する為のコメントを更に格納していることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、記憶装置,演算処理装置,入力装置及び表示装置を含むコンピュータを用いて、ユーザに対して2つ以上のデータ項目にデータを入力させるアプリケーションへの前記データの入力支援を行う入力支援装置であって、前記記憶装置は前記データ項目毎に、前記データ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、入力する前に前記データ項目を入力しておく必要のある他のデータ項目を指し示す1つ以上の第2ポインタ情報と、前記データ項目と対になる他のデータ項目を差し示す1つ以上の第3のポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを少なくとも格納する入力支援定義データベースを記憶しており、前記入力装置から入力支援用画面を前記表示装置に表示する前記ユーザの操作を受け付け、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより前記データ項目毎の第1ポインタ情報,第2ポインタ情報,第3ポインタ情報及びポインタ種別情報を取得して前記データ項目間の従属関係を表す前記データ項目のレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づく入力支援用画面を前記表示装置に表示すると共に、前記演算処理装置が、前記ユーザによって、前記入力装置から前記アプリケーションのデータ入力用画面上で指定された入力対象となるデータ項目を取得するデータ項目取得手段と、前記演算処理装置が、前記データ項目取得段階において取得した入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記入力対象となるデータ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを前記入力支援定義データベースより取得する関連性取得手段と、前記演算処理装置が、前記入力対象となるデータ項目を前記他のデータ項目と前記入力支援用画面上で異ならせて表示すると共に、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより取得した前記入力対象となるデータ項目と、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを基に、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目が入力済みか否かの判定処理によりエラーを判定するエラー判定手段と、前記演算処理装置が、前記エラー判定段階でエラーだと判定された前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目のうち入力済みでない前記他のデータ項目を前記入力支援用画面上で異ならせて表示するエラー判定結果表示手段とを有することを特徴とする。
【0012】
また、請求項5記載の発明は、記憶装置,演算処理装置,入力装置及び表示装置を含むコンピュータにおいて実行される、ユーザに対して2つ以上のデータ項目にデータを入力させるアプリケーションへの前記データの入力支援を行う入力支援プログラムであって、
前記記憶装置は前記データ項目毎に、前記データ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、入力する前に前記データ項目を入力しておく必要のある他のデータ項目を指し示す1つ以上の第2ポインタ情報と、前記データ項目と対になる他のデータ項目を差し示す1つ以上の第3のポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを少なくとも格納する入力支援定義データベースを記憶しており、前記入力装置から入力支援用画面を前記表示装置に表示する前記ユーザの操作を受け付け、前記演算処理装置に、前記入力支援定義データベースより前記データ項目毎の第1ポインタ情報,第2ポインタ情報,第3ポインタ情報及びポインタ種別情報を取得して前記データ項目間の従属関係を表す前記データ項目のレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づく入力支援用画面を前記表示装置に表示すると共に、前記演算処理装置に、前記ユーザによって、前記入力装置から前記アプリケーションのデータ入力用画面上で指定された入力対象となるデータ項目を取得するデータ項目取得手順と、前記演算処理装置が、前記データ項目取得手順において取得した入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記入力対象となるデータ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを前記入力支援定義データベースより取得する関連性取得手順と、前記演算処理装置が、前記入力対象となるデータ項目を前記他のデータ項目と前記入力支援用画面上で異ならせて表示すると共に、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより取得した前記入力対象となるデータ項目と、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを基に、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目が入力済みか否かの判定処理によりエラーを判定するエラー判定手順と、前記演算処理装置が、前記エラー判定手順でエラーだと判定された前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目のうち入力済みでない前記他のデータ項目を前記入力支援用画面上で異ならせて表示するエラー判定結果表示手順とを実行させるための入力支援プログラムであることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、データの関連性を視覚的に表示し、ユーザに対してデータの関連性を理解させることができる。
【0017】
本発明によれば、データの関連性を視覚的に表示し、ユーザによるデータの入力の支援を行うことができる。
【0018】
本発明によれば、対象となるデータ項目にデータを入力する前に、データを入力しておく必要のあるデータ項目を視覚的に表示することができる。
【0019】
本発明によれば、ユーザは、対象となるデータ項目にデータを入力したときに、事前に入力しておく必要のあるデータ項目の未入力又は不適切な入力を知ることができる。
【0020】
本発明によれば、ユーザは、データ入力画面から、指定したデータ項目に対してデータを入力することができる。
【0021】
本発明によれば、データの関連性を視覚的に表示し、ユーザに対してデータの関連性を理解させる装置を提供することができる。
また、本発明によれば、データの関連性を視覚的に表示し、ユーザに対してデータの関連性を理解させるプログラムを提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態における入力支援装置1の一例の全体構成を示す。図1の構成図では、説明に必要な構成を表し、説明に必要の無い構成を省略してある。以下の図においても同様である。
【0024】
図1に示されるように、入力支援装置1は、ディスプレイ2と、コンピュータ3と、キーボード4と、マウス5とにより構成されている。
【0025】
ディスプレイ2は、ユーザに対する入力支援用画面などを表示する。コンピュータ3は、入力支援装置1全体の制御を行っている。また、キーボード4及びマウス5は、各種操作信号をコンピュータ3に入力する。
【0026】
以下、入力支援装置1のハードウェア構成を、図2を用いて説明する。図2は、入力支援装置の一例のハードウェア構成図である。
【0027】
図2に示されるハードウェア構成は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置10と、表示装置11と、ドライブ装置12と、記録媒体13と、補助記憶装置14と、メモリ装置15と、演算処理装置16と、インターフェース装置17と、データベース(以下、DBという)18とから構成されている。
【0028】
入力装置10は、入力支援装置1の利用者が操作するキーボード4及びマウス5などで構成され、コンピュータ3に各種操作信号を入力するために用いられる。
【0029】
表示装置11は、入力支援装置1の利用者が操作するディスプレイ2などで構成され、ユーザに対する入力支援のためのデータを表示したり、入力したデータが不適切であった場合は、そのエラー原因を表示する。
【0030】
インターフェース装置17は、コンピュータ3をネットワークに接続するためのインターフェースである。
【0031】
入力の支援を行う入力支援プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体13によってコンピュータ3に提供されるか、ネットワークを通じてダウンロードされる。記録媒体13は、ドライブ装置12にセットされ、データやプログラムが記録媒体13からドライブ装置12を介して補助記憶装置14にインストールされる。
【0032】
補助記憶装置14は、データや入力支援プログラムを格納すると共に、必要なファイルなどを格納する。メモリ装置15は、コンピュータの起動時に補助記憶装置14から入力支援プログラムを読み出して格納する。演算処理装置16は、メモリ装置15に読み出され、格納された入力支援プログラムに従って処理を実行する。なお、以下においては、入力支援プログラムが処理を行うものとして説明をする。
【0033】
DB18は、入力支援に必要な情報、例えば後述するデータ入力支援定義DB30などを格納する。
【0034】
以下、入力支援プログラムによる入力支援の原理を図3から図7を用いて説明する。図3は、入力支援のための表示を行う入力支援表示処理の一例のフローチャートである。
【0035】
ステップS10では、入力支援プログラムが、ユーザによって指定されたカテゴリのデータを、後述するデータ入力支援定義DB30より取得する。例えば、ユーザが、所定のアプリケーションを用いて作業を行う際に、入力の支援を表示するように、所定の操作(図示せず)を行うと、入力支援プログラムは、予めデータ入力支援定義DB30に設定されている各データ項目と、各データ項目間の関係を表す情報などを取得する。
【0036】
ステップS10に続いてステップS11に進み、入力支援プログラムは、ステップS10において取得した同カテゴリ内の各データ項目間の関係を表す情報などを基に、各データ項目間の従属関係が明確になるよう、データ項目を階層的に整列させる。
【0037】
ステップS11に続いてステップS12に進み、入力支援プログラムは、ステップS11において階層的に整列させたデータ項目の、各階層の数の情報を基に、入力支援用画面に表示するデータ項目のレイアウトを決定する。
【0038】
ステップS12に続いてステップS13に進み、入力支援プログラムは、ステップS12において決定したレイアウトを基に、図1のディスプレイ2に入力支援用画面を表示する。
【0039】
以下、入力支援用画面について図4を用いて説明する。図4は、入力支援用画面の一例の概念図である。
【0040】
図3において説明したように、入力支援プログラムは、データ入力支援定義DB30より取得した各データ項目を、各データ項目のデータ間の関係を表す情報を基に、図4に示されるが如く、階層的に表示する。例えば、データ項目3を例に取ると、データ項目1と、データ項目3とは、何らかの関係があり、データ項目1のデータは、データ項目3のデータに対して影響を与えていることを表している。つまり、所定のデータ項目に対して上位の階層のデータ項目が存在した場合は、所定のデータ項目のデータは、その上位の階層のデータ項目のデータから影響を受ける。なお、このようなデータ項目間の従属関係を更に詳細に分類しておき、入力支援プログラムが、図4に示す概念図の如き各データ項目を階層的に表示する際に、データ項目間を結んで階層関係を表している矢印線の種類を該分類に応じて変えて表示するようにしてもよい。
【0041】
ユーザは、図4に示すが如く、データ入力支援画面に表示されたデータ項目のデータ間の従属関係を参考に、所望のデータ項目に対してデータを入力する。
【0042】
ここで、入力支援プログラムは、所定のアプリケーションに組み込む方法と、所定のアプリケーションとは別途異なるプログラムとして設ける方法とがある。また、ユーザによるデータ入力の方法として、以下の2つがある。一つ目は、所定のアプリケーションからコマンドを用いて、データ入力用の画面を表示して、データを入力する方法である。二つ目は、入力支援用画面のデータ項目を指定することで、対応するデータ入力用の画面を表示させて、データを入力する方法である。
【0043】
以下、アプリケーションのコマンドを用いて、これから入力しようとしているデータ項目のデータ入力用の画面を表示して、データを入力する一例を、図5を用いて説明する。図5は、データの入力処理の一例のフローチャートである。図5中、ステップS20と、ステップS23とは、入力支援プログラムによる処理ではなく、アプリケーションによる処理である。
【0044】
まずユーザは、これから入力しようとしているデータ項目を、コマンドを用いて指定する。ユーザから、データ項目の指定コマンドが入力されると、アプリケーションはステップS20に進み、ユーザが入力したコマンドを取得する。
【0045】
例えば、ユーザが、図4のデータ項目2にデータを入力しようとして、アプリケーションのコマンドを用いてデータ項目2を指定した場合、アプリケーションは、ユーザが入力した、データ項目2を指定した旨のコマンドを取得する。
【0046】
ステップS20に続いて、ステップS21に進み、入力支援プログラムは、前記アプリケーションから、ユーザが指定したデータ項目を取得して、該コマンドが入力支援用画面に表示されているデータ項目の内、どのデータ項目に関連するものかを特定する。例えば、入力支援プログラムは、アプリケーションから、ユーザがデータ項目2を指定した旨のコマンドを取得すると、該コマンドが入力支援用画面に表示されているデータ項目2に関連するものであると特定する。
【0047】
ステップS21に続いて、ステップS22に進み、入力支援プログラムは、前記ステップS21において特定したデータ項目の表示を他のデータ項目の表示とは異なるように変更する。例えば、前記特定したデータ項目の色を変化させたり、前記特定したデータ項目の枠線を太くして、表示する。
【0048】
ステップS22に続いて、ステップS23に進み、アプリケーションは、ステップS20においてユーザが指定したデータ項目の所定のデータ入力画面を表示する。例えば、ステップS20において、ユーザが、アプリケーションを用いて、図4のデータ項目2にデータを入力する旨のコマンドを入力した場合、アプリケーションは、データ項目2にデータを入力するための入力ボックスなどを画面に表示する。
【0049】
ユーザは、アプリケーションを用いて、データ項目に対してデータを入力しながら、入力支援用画面を目視することによって、入力しているデータのデータ項目を常に認識することができる。
【0050】
また、ユーザは、これから入力しようとしているデータ項目のデータと、他のデータ項目のデータとの関係を、入力支援用画面を目視することで、確認した後に、データを入力することができる。
【0051】
次に、入力支援用画面のデータ項目を指定することで、対応するデータ入力用の画面を表示させて、データを入力を行う一例を、図6を用いて説明する。図6は、データの入力処理の他の例のフローチャートである。図6中、ステップS32と、ステップS33とは、入力支援プログラムによる処理ではなく、アプリケーションによる処理である。
【0052】
まず、ユーザは、入力支援用画面に表示されているデータ項目を、マウスなどのポインティングデバイスを用いてクリックするなどして、これから入力しようとしているデータ項目を指定する。
【0053】
ユーザから、データ項目へのデータの入力の指定がされると、入力支援プログラムは、ステップS30に進み、ユーザが指定したデータ項目の情報を取得する。例えば、ユーザが、図4のデータ項目2にデータを入力しようとして、入力支援用画面からデータ項目2を指定した場合、入力支援プログラムは、ユーザがデータ項目2を指定した旨の情報を取得する。
【0054】
ステップS30に続いて、ステップS31に進み、入力支援プログラムは、前記ステップS30において取得した情報を基に、ユーザが指定したデータ項目欄の表示を他のデータ項目欄の表示とは異なるように変更する。例えば、前記特定したデータ項目の色を変化させたり、前記特定したデータ項目の枠線を太くして、表示する。
【0055】
ステップS31に続いて、ステップS32に進み、アプリケーションは、入力支援プログラムから、ユーザがステップS30において指定したデータ項目の情報を取得する。例えば、ユーザが、マウスなどのポインティングデバイスを用いて図4のデータ項目2を指定した場合、アプリケーションは、入力支援プログラムから、ユーザが、データ項目2を指定した旨の情報を取得する。
【0056】
ステップS32に続いて、ステップS33に進み、アプリケーションは、ステップS32において取得した、データ項目の情報を基に、ステップS30においてユーザが指定したデータ項目のデータ入力画面を表示する。例えば、ユーザが、データ項目2にデータを入力するよう、指定した場合、アプリケーションは、データ項目2にデータを入力するための入力ボックスなどを画面に表示する。
【0057】
ユーザは、入力支援用画面を目視しながら、入力支援用画面の所望のデータ項目を指定することによって、指定したデータ項目の入力画面を表示させ、指定したデータ項目にデータを入力することができる。
【0058】
また、ユーザは、これから入力しようとしているデータ項目のデータと、他のデータ項目のデータとの関係を、入力支援用画面を目視して、確認した後に、データ項目を指定してデータを入力することができる。
【0059】
以下、ユーザによって入力されたデータのエラー判定を行って、エラー表示を行う一例を、図7を用いて説明する。図7は、入力データのエラー判定・表示処理の一例のフローチャートである。なお、図7中、ステップS40は入力支援プログラムによる処理ではなく、アプリケーションによる処理である。
【0060】
ユーザは、アプリケーションのコマンド又は、入力支援用画面のデータ項目を指定することによって、データ入力画面を表示させて、所望のデータ項目に対してデータを入力する。ユーザから、データが入力されると、アプリケーションはステップS40に進み、ユーザが入力したデータを取得する。例えば、ユーザが、図4のデータ項目2を指定して、データ入力画面から、データを入力した場合、アプリケーションは、ユーザによって入力されたデータ項目2に対するデータを取得する。
【0061】
ステップS40に続いて、ステップS41に進み、入力支援プログラムは、アプリケーションから、ユーザが入力したデータの情報を取得して、該取得したデータが、入力支援用画面に表示されているデータ項目の内、どのデータ項目に関連するものかを特定する。例えば、入力支援プログラムは、アプリケーションから、ユーザが、データ項目2を指定した旨の情報を取得すると、該取得した情報は、入力支援用画面に表示されているデータ項目2に関連するものであると特定する。
【0062】
ステップS41に続いて、ステップS42に進み、入力支援プログラムは、データ項目のデータ間の関連性の情報を基に、ステップS40において入力されたデータが適切なものであるかどうかを判定する。例えば、入力支援プログラムは、各データ項目のデータ間の関連性を表す情報を基に、データ項目2のデータを入力するために必要な他のデータ項目のデータは入力されているかなどを判定する。
【0063】
ステップS42に続いて、ステップS43に進み、入力支援プログラムは、ステップS42において、入力されたデータが不適切であったと判定すると(ステップS43においてYES)、処理をステップS44に進み、適切であったと判定すると(ステップS43においてNO)、処理を終了する。
【0064】
ステップS44では、入力支援プログラムは、入力支援用画面においてエラーの表示を行う。例えば、ステップS40においてデータを入力したデータ項目に対応する入力支援用画面に表示されているデータ項目の表示を赤く変更して、入力されたデータが適切でない旨をユーザに知らせる。例えば、データ項目1とデータ項目2との間に、データ項目2にデータを入力する前に、データ項目1にデータを入力しておかなければならない関係があり、図4のデータ項目1にデータを入力していないのに、データ項目2にデータを入力しようとした場合は、入力支援プログラムは、データ項目2に対するデータの入力はエラーであると判定して、データ項目2の表示を赤く変更して、ユーザに知らせる。
【0065】
ステップS44に続いて、ステップS45に進み、入力支援プログラムは、ステップS42において、入力されたデータをエラーだと判定した情報を基に、入力されたデータがエラーだと判定されたデータ項目に関連して且つエラー原因と関係のある可能性があるデータ項目の表示を変更する。例えば、図4のデータ項目1とデータ項目2との間に、データ項目2にデータを入力する前に、データ項目1にデータを入力しておかなければならない関係がある場合、入力支援プログラムは、データ項目2にデータを入力した際のエラー原因の一つの可能性として、データ項目1にデータが入力されていない旨の表示として、データ項目1の表示を赤く点滅するなどして、ユーザに対して知らせる。
【0066】
ユーザは、入力支援用画面に表示されたエラー情報を基に、入力したデータを変更する。データの変更は、データ項目にデータを入力する場合と同様、アプリケーションのコマンドを用いてデータ入力用画面を表示させて、データを変更するか、又は、入力支援用画面から変更したいデータ項目を指定して、データ入力画面を表示させてデータを変更する。
【0067】
以下、ユーザが、プロジェクトマネージメントツールを使用して、プロジェクトのコスト集計表の作成を行う例を用いて、入力支援用画面について説明する。なお、以下においては、データの入力はプロジェクトマネージメントツールのコマンドを用いて行うものとする。
【0068】
図8は、入力支援用画面の一例を説明するための図である。
【0069】
入力支援装置1は、入力支援プログラムの指示に従って、図4に示すが如く入力支援用画面をディスプレイ2上に表示する。例えばユーザが、プロジェクトのコスト集計表を作成する際に、ガイダンスカテゴリとして、例えば「全体(計画から評価まで)」を指定し且つ入力の支援を行うように特定の操作を行うと(図示せず)、入力支援装置1は、入力支援プログラムの指示に従って、図8に示すが如くプロジェクトのコスト集計表を作成するデータの入力の支援の画面をディスプレイ2上に表示する。
【0070】
入力支援プログラムは、後述するデータ入力支援定義DB30に格納されてあるデータ項目のデータ間の関係を表す情報を基に、階層的にデータ項目を整列させ、整列させたデータ項目の各階層の数の情報を基に、入力支援用画面に表示するレイアウトを決定して、ディスプレイ2上に入力支援用画面を表示する。
【0071】
また、入力支援プログラムは、後述するデータ入力支援定義DB30に格納されている各データ項目間の関係を表すポインタのコメントを、入力支援用画面に表示する。
【0072】
例えば、図8の例においては、プロジェクト定義20と、予定タスクの定義23との関係として、予定タスクの定義23においては、プロジェクト定義20において入力したプロジェクトの期間を参照している旨を入力支援用画面に表示している。
【0073】
また、マイルストンの定義24と、プロジェクト定義20との関係として、マイルストンの定義24は、プロジェクト定義20において入力したプロジェクトの期間を参照している旨が入力支援用画面に表示されている。
【0074】
また、予定タスクの定義23と、マイルストンの定義24との関係として、予定タスクの定義23における予定タスクの定義と、マイルストン定義24におけるマイルストンの定義とは、関連がある旨が入力支援用画面に表示されている。
【0075】
また、リソース定義22と、リソースコストの定義21との関係として、リソース定義22でのリソースの定義は、リソースコストの定義21で定義した複数のコストの内の一つのコストを選択して行う必要がある旨が入力支援用画面に表示されている。
【0076】
同様に、予定タスクの定義23と、リソースコスト22との関係として、予定タスクの定義23での予定タスクの定義は、リソース定義22で定義した複数のリソースの内の一つのリソースを選択して行う必要がある旨が入力支援用画面に表示されている。したがって、予定タスクの定義23は、リソース定義22で定義した複数のリソースの定義の内の一つを選択すると共に、プロジェクト定義20において定義したプロジェクトの期間を参照して予定タスクを定義する必要がある。
【0077】
また、予定タスクの定義23と、タスクの進捗実績25との関係として、予定タスクの進捗実績25において、予定タスクの進捗実績を入力する際は、予定タスクの定義23において、予定タスクの定義が入力されている必要がある旨が入力支援用画面に表示されている。
【0078】
更に、図8は、コスト集計表の作成26と、他のデータ項目との関係として、コスト集計表を作成するためには、リソースコストの定義21と、リソース定義22と、予定タスクの定義23と、タスクの進捗実績25とのそれぞれにデータが入力されている必要がある旨が、入力支援用画面に表示されている。
【0079】
ユーザは、プロジェクトマネージメントツールのコマンドを用いて、プロジェクトの名前、プロジェクトの期間、コストの制約などのプロジェクトの定義をプロジェクト定義20に対して入力する。例えば、プロジェクトの名前として、「プロジェクト0046」、プロジェクトの期間として「5ヶ月」、コストの制約として「2000万」などを入力する。
【0080】
入力支援プログラムは、ユーザが、プロジェクトマネージメントツールのコマンドを用いて、プロジェクトの定義を入力するよう指定すると、対応する入力支援用画面上のプロジェクト定義20の表示を、他のデータ項目の表示とは異なった色で表示し、ユーザに対して、現在入力しているデータ項目を知らせる。
【0081】
次に、ユーザは、プロジェクトマネージメントツールのコマンドを用いて、リソースコストの定義21に対してデータを入力する。例えば、リソースコストとしてプロジェクトの人件費を複数パターン(1人月「100万」、「105万」、「110万」、・・・などと)入力する。上述した如く、入力支援プログラムは、ユーザによってリソースコストの定義が指定されると、入力支援用画面のリソースコストの定義21の表示を、他のデータ項目とは異なる色で表示する。
【0082】
続いて、例えば、ユーザが、プロジェクトマネージメントツールのコマンドを用いて、リソースの定義を行おうとした場合について説明する。入力支援用画面では、リソースコストの定義21と、リソース定義22との間の関係として、リソース定義22には、リソースコストの定義21において入力したコストの何れかを用いる旨の表示がされているため、ユーザは該入力支援の表示を選考にして、上記入力した1人月「100万」、「105万」、「110万」、・・・の定義の中から1つを選択して、リソースの定義を行う。
【0083】
次に、例えば、ユーザが、予定タスクの定義をしないまま、プロジェクトマネージメントツールのコマンドを用いて、タスクの進捗実績にデータを入力しようとした場合、入力支援プログラムは、前記タスクの進捗実績に対するデータの入力はエラーである旨を入力支援用画面に表示する。ここで、予定タスク23とタスクの進捗実績25とを結ぶ矢印線が表す支配的関係とは、特定のデータ項目に対してデータを入力していないと、該特定のデータ項目の下位に位置するデータ項目に対してデータが入力できない関係のことである。
【0084】
入力支援プログラムは、タスクの進捗実績を入力するためには、予定タスクの定義にデータを入力しておく必要がある旨を入力支援用画面に表示する。例えば、予定タスクの定義23の欄を赤く点滅させたりして、予定タスクの定義にデータを入力しておく必要があることをユーザに対して知らせる。
【0085】
図9に、データ入力支援定義DB30の一例を説明するための図を示す。データ入力支援定義DB30は、ガイダンスカテゴリコード、データ項目コード、NESTポインタ情報、NEXTポインタ情報、CHAINポインタ情報などを項目名として含む。
【0086】
ガイダンスカテゴリには、入力を支援する対象のガイダンスカテゴリのコードが格納される。入力を支援する対象が、例えばプロジェクトマネージメントツールであれば、ガイダンスカテゴリは「全体(計画から評価まで)」や「実績の入力と評価」などであり、住宅設計用の入力支援ツールであれば、ガイダンスカテゴリは例えば「仕様」や「プラン入力」などである。
【0087】
データ項目コードには、対象となるアプリケーションのデータ項目に対応するコードが格納される。例えば、ガイダンスカテゴリがプロジェクトマネージメントツールである場合、データ項目としては、プロジェクト定義や、リソース、予定タスク、マイルストン、リソース単価・コスト、タスクの進捗実績、コスト集計表などがある。
【0088】
NESTポインタ情報には、対象となるデータ項目に影響を与えるデータ項目を指し示すNestポインタと、そのポインタ種別であるNestポインタ種別と、そのポインタのコメントであるNestコメントとが組となって、所定の最大組数(例えば10組)まで格納される。
【0089】
NEXTポインタ情報には、対象となるデータ項目から影響を受けるデータ項目を指し示すNextポインタと、そのポインタ種別であるNextポインタ種別と、そのポインタのコメントであるNextコメントとが組となって、所定の最大組数(例えば10組)まで格納される。
【0090】
CHAINポインタ情報には、対象となるデータ項目と対になるデータ項目を指し示すChainポインタと、そのポインタ種別であるChainポインタ種別と、そのポインタのコメントであるChainコメントとが組となって、所定の最大組数(例えば10組)まで格納される。
【0091】
データ入力支援定義DBに格納されているデータの詳細な説明は、図10や、図11などを用いて、ポインタや、ポインタコメントについて説明した後に行う。
【0092】
図10にポインタを説明するための概念図を示す。Nestポインタは、対象となるデータ項目に影響を与えるデータ項目を指し、Nextポインタは、対象となるデータ項目から影響を受けるデータ項目を指し、Chainポインタは、対象となるデータ項目と対になるデータ項目を指している。
【0093】
次に、ポインタ種別について説明する。ポインタ種別は、データ項目間の依存関係を分類したものであって、ポインタ種別を表すコードとして、以下に示す1から4までの4つがある。なお、ここではNextポインタのポインタ種別を例に説明する。
【0094】
1は、支配的関係を表し、対象となるデータ項目にデータが入力されていないと、ポインタの先のデータ項目のデータを入力することができないことを表す。
【0095】
2は、選択肢を表し、対象となるデータ項目のデータが、ポインタの先のデータ項目のデータの選択肢であることを表す。そのため、対象となるデータ項目にデータが入力されていないと、ポインタの先のデータ項目にデータを入力することができないことを意味している。
【0096】
3は、参照を表し、対象となるデータ項目のデータが必ずしも必要ではないが、ポインタの先のデータ項目のデータが、対象となるデータ項目のデータを参照していることを表す。
【0097】
4は、関連を表し、対象となるデータ項目のデータと、ポインタの席のデータ項目のデータとが、関連していることを表す。
【0098】
なお、本実施例の説明においては、ポインタ種別を表すコードを1から4までの値としているが、ポインタ種別が表す前記4つの関係を区別可能であれば、どのようなコードを用いてもよい。
【0099】
次に、ポインタコメントについて説明する。ポインタコメントは、データ間の関連をコメントしておいて方がわかりやすくなる場合に、必要があれば、データ入力支援定義DB30に格納しておくものである。
【0100】
図11に示すが如く、入力支援プログラムは、データ入力支援定義DB30にポインタコメントが格納されてあった場合は、対象となるデータ項目と、ポイントの先のデータ項目との関連性をコメントとして、入力支援用画面に表示する。図8で示した、プロジェクトマネージメントの入力支援用画面では、データ項目間の関連を表すコメントとして、「プロジェクトの期間を参照」、「いずれかのコストを選択」などが表示されている。
【0101】
このように、データ項目間の関連を階層的に表示し、また、データ項目間の関係をコメントとして明記することによって、データの関連性を視覚的に表示し、ユーザに対してデータの関連性を理解させ、適切な入力の支援を行うことができる。
【0102】
データ入力支援定義DBに格納されているデータの詳細について、以下で述べる。例えば、プロジェクトマネージメントツールを用いた、図8のマイルストンの定義24を例にとると、項目名ガイダンスカテゴリには、プロジェクトマネージメントを現すコードが格納されており、データ項目コードには、マイルストンの定義24に対応するコードが格納されている。
【0103】
NESTポインタ情報には、プロジェクト定義20を指し示すポインタと、マイルストンの定義24が、プロジェクト定義20のデータを参照している旨を表すコード3と、そのコメント「プロジェクトの期間を参照」とが格納されている。
【0104】
NEXTポインタ情報には、図8に示すが如く、マイルストンの定義24が影響を与えるデータ項目は存在しないので、データは格納されていない。
【0105】
CHAINポインタ情報には、予定タスクの定義24を指し示すポインタと、マイルストンの定義24が、予定タスクの定義24と関連がある旨を表すコード4と、そのコメント「関連」が格納されている。
【0106】
入力支援プログラムは、データ入力支援定義DBに格納されているそれぞれのポインタの情報に従って、データ項目を整列させて、整列させたデータ項目の各階層の数の情報を基に、入力支援用画面に表示するレイアウトを決定することによって、
図8に示すが如く、データ項目のデータ間の関係を入力支援用画面に表示することができる。
【0107】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、データの関連性を表示し、ユーザに対して適切な入力の支援を行う入力支援方法、入力支援装置及び入力支援プログラムを提供することができる。
【0108】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のおける入力支援装置の一例の全体構成図である。
【図2】入力支援装置の一例のハードウェア構成図である。
【図3】入力支援のための表示を行う入力支援表示処理の一例のフローチャートである。
【図4】入力支援用画面の一例の概念図である。
【図5】データの入力処理の一例のフローチャートである。
【図6】データの入力処理の他の例のフローチャートである。
【図7】入力データのエラー判定・表示処理の一例のフローチャートである。
【図8】入力支援用画面の一例を説明するための図である。
【図9】データ入力支援定義DBの一例を説明するための図である。
【図10】ポインタを説明するための図である。
【図11】ポインタコメントの概念図である。
【符号の説明】
1 入力支援装置
2 ディスプレイ
3 コンピュータ
4 キーボード
5 マウス
10 入力装置
11 表示装置
12 ドライブ装置
13 記録媒体
14 補助記憶装置
15 メモリ装置
16 演算処理装置
17 インターフェース装置
18 データベース(DB)
20 プロジェクト定義
21 リソースコストの定義
22 リソース定義
23 予定タスクの定義
24 マイルストンの定義
25 タスクの進捗実績
26 コスト集計表の作成
30 データ入力支援定義DB

Claims (5)

  1. 記憶装置,演算処理装置,入力装置及び表示装置を含むコンピュータを用いて、ユーザに対して2つ以上のデータ項目にデータを入力させるアプリケーションへの前記データの入力支援を行う入力支援プログラムの入力支援方法であって、
    前記記憶装置は前記データ項目毎に、前記データ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、入力する前に前記データ項目を入力しておく必要のある他のデータ項目を指し示す1つ以上の第2ポインタ情報と、前記データ項目と対になる他のデータ項目を差し示す1つ以上の第3のポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを少なくとも格納する入力支援定義データベースを記憶しており、
    前記入力装置から入力支援用画面を前記表示装置に表示する前記ユーザの操作を受け付け、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより前記データ項目毎の第1ポインタ情報,第2ポインタ情報,第3ポインタ情報及びポインタ種別情報を取得して前記データ項目間の従属関係を表す前記データ項目のレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づく入力支援用画面を前記表示装置に表示すると共に、前記演算処理装置が、前記ユーザによって前記入力装置から前記アプリケーションのデータ入力用画面上で指定された入力対象となるデータ項目を取得するデータ項目取得段階と、
    前記演算処理装置が、前記データ項目取得段階において取得した入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記入力対象となるデータ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを前記入力支援定義データベースより取得する関連性取得段階と、
    前記演算処理装置が、前記入力対象となるデータ項目を前記他のデータ項目と前記入力支援用画面上で異ならせて表示すると共に、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより取得した前記入力対象となるデータ項目と、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを基に、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目が入力済みか否かの判定処理によりエラーを判定するエラー判定段階と、
    前記演算処理装置が、前記エラー判定段階でエラーだと判定された前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目のうち入力済みでない前記他のデータ項目を前記入力支援用画面上で異ならせて表示するエラー判定結果表示段階と
    を有することを特徴とする入力支援方法。
  2. 前記表示装置に表示されている前記入力支援用画面上のデータ項目が前記ユーザによって前記入力装置から指定されると、前記演算処理装置が前記ユーザに指定された前記データ項目に対応する前記アプリケーションのデータ入力画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1記載の入力支援方法。
  3. 前記記憶装置は、前記入力支援定義データベースに、前記入力支援用画面上に前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を表示する為のコメントを更に格納していることを特徴とする請求項1又は2記載の入力支援方法。
  4. 記憶装置,演算処理装置,入力装置及び表示装置を含むコンピュータを用いて、ユーザに対して2つ以上のデータ項目にデータを入力させるアプリケーションへの前記データの入力支援を行う入力支援装置であって、
    前記記憶装置は前記データ項目毎に、前記データ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、入力する前に前記データ項目を入力しておく必要のある他のデータ項目を指し示す1つ以上の第2ポインタ情報と、前記データ項目と対になる他のデータ項目を差し示す1つ以上の第3のポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを少なくとも格納する入力支援定義データベースを記憶しており、
    前記入力装置から入力支援用画面を前記表示装置に表示する前記ユーザの操作を受け付け、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより前記データ項目毎の第1ポ インタ情報,第2ポインタ情報,第3ポインタ情報及びポインタ種別情報を取得して前記データ項目間の従属関係を表す前記データ項目のレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づく入力支援用画面を前記表示装置に表示すると共に、前記演算処理装置が、前記ユーザによって前記入力装置から前記アプリケーションのデータ入力用画面上で指定された入力対象となるデータ項目を取得するデータ項目取得手段と、
    前記演算処理装置が、前記データ項目取得段階において取得した入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記入力対象となるデータ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを前記入力支援定義データベースより取得する関連性取得手段と、
    前記演算処理装置が、前記入力対象となるデータ項目を前記他のデータ項目と前記入力支援用画面上で異ならせて表示すると共に、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより取得した前記入力対象となるデータ項目と、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを基に、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目が入力済みか否かの判定処理によりエラーを判定するエラー判定手段と、
    前記演算処理装置が、前記エラー判定段階でエラーだと判定された前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目のうち入力済みでない前記他のデータ項目を前記入力支援用画面上で異ならせて表示するエラー判定結果表示手段と
    を有することを特徴とする入力支援装置。
  5. 記憶装置,演算処理装置,入力装置及び表示装置を含むコンピュータにおいて実行される、ユーザに対して2つ以上のデータ項目にデータを入力させるアプリケーションへの前記データの入力支援を行う入力支援プログラムであって、
    前記記憶装置は前記データ項目毎に、前記データ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、入力する前に前記データ項目を入力しておく必要のある他のデータ項目を指し示す1つ以上の第2ポインタ情報と、前記データ項目と対になる他のデータ項目を差し示す1つ以上の第3のポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを少なくとも格納する入力支援定義データベースを記憶しており、
    前記入力装置から入力支援用画面を前記表示装置に表示する前記ユーザの操作を受け付け、前記演算処理装置に、前記入力支援定義データベースより前記データ項目毎の第1ポインタ情報,第2ポインタ情報,第3ポインタ情報及びポインタ種別情報を取得して前記データ項目間の従属関係を表す前記データ項目のレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づく入力支援用画面を前記表示装置に表示すると共に、前記演算処理装置に、前記ユーザによって前記入力装置から前記アプリケーションのデータ入力用画面上で指定された入力対象となるデータ項目を取得するデータ項目取得手順と、
    前記演算処理装置が、前記データ項目取得手順において取得した入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記入力対象となるデータ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを前記入力支援定義データベースより取得する関連性取得手順と、
    前記演算処理装置が、前記入力対象となるデータ項目を前記他のデータ項目と前記入力支援用画面上で異ならせて表示すると共に、前記演算処理装置が、前記入力支援定義データベースより取得した前記入力対象となるデータ項目と、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目を指し示す1つ以上の第1ポインタ情報と、前記データ項目と前記他のデータ項目とのデータ項目間の依存関係を分類するポインタ種別情報とを基に、前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目が入力済みか否かの判定処理によりエラーを判定するエラー判定手順と、
    前記演算処理装置が、前記エラー判定手順でエラーだと判定された前記入力対象となるデータ項目を入力する為に必要な他のデータ項目のうち入力済みでない前記他のデータ項目を前記入力支援用画面上で異ならせて表示するエラー判定結果表示手順と
    を実行させるための入力支援プログラム。
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