JP4138207B2 - 番組案内情報生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多チャンネルの衛星放送などで、電子番組ガイド(EPG)などに用いる番組情報を生成する番組案内情報生成装置に関し、特に、効率的な番組情報の生成を可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の番組案内情報生成送出システムは、図2に示すように、チャンネル毎の番組情報を編集する番組編成装置101と、番組編成装置101が編集した情報を管理するデータサーバ102と、データサーバ102から番組情報を受け取り、番組案内情報を生成する番組案内情報生成装置103と、番組案内情報生成装置103から番組案内情報を受け取り、送出する番組案内情報送出部104とを備えている。
【0003】
この番組案内情報生成送出システムにおいて、番組情報は、チャンネル識別子及び番組識別子により一意に識別される。
【0004】
番組編成装置101は、番組情報を編集し、編集した番組情報をデータサーバ102に出力する。番組情報には、例えば、放送すべき番組の番組識別子とチャンネル識別子と放送開始日時と継続時間と番組名と番組内容と出演者とが記述されている。データサーバ102は、前記番組情報を保持、管理する。
【0005】
番組案内情報生成装置103は、データサーバ102から取得した番組情報を基に、例えば2週間分の番組案内情報を生成し、生成した番組案内情報を番組案内情報送出装置104に出力する。番組案内情報送出装置104は、番組案内情報生成装置103から番組案内情報を受け取り、この番組案内情報から番組の放送スケジュール情報を取得して、それに従い番組案内情報を送出し続ける。
【0006】
図示せぬ受信機は、番組案内情報を受信し、受信した番組案内情報から各チャンネルの番組情報を構築し、視聴者の操作に基づいて、番組情報を画面に表示する。視聴者は、番組情報を用いて視聴や録画の対象とする番組を選択することが可能である。
【0007】
前述の番組案内情報の代表的なものとしては、DVB/SI規格(EST300 468 Digital Broadcasting systems for television, sound and data services; Specification for Service Information(SI) in Digital Video Broadcasting(DVB)systems(1998-2) )及びARIB(社団法人 電波産業界)規格「ARIB STD−B10 (平成9年6月19日1.0版策定)」で規格化されたものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
通常、番組案内情報を生成する場合、あらかじめ設定されたスケジュールに従い、定期的に番組案内情報を生成する。この時、あらかじめ設定されたデータ生成範囲に含まれる番組を対象とする番組案内情報が一括して生成される。このデータ生成処理を定期データ生成処理と呼ぶ。データ生成範囲は、当日からの日数で設定され、例えば当日から2週間分がデータ生成範囲として設定された場合、番組案内情報生成装置は、データサーバから取得した番組情報を基に、当日から2週間先までの番組案内情報を生成して番組案内情報送出装置に出力する。
【0009】
従来、番組編成装置で前記データ生成範囲に含まれる番組の情報に対して変更、追加、削除等の編集が行われた場合に、番組案内情報生成装置では、その変更等の対象となる番組の放送日時には関係なく、過去に生成した番組案内情報を破棄して、新しく2週間分の番組案内情報を生成し直している。そのため、番組変更等の編集が行われたとき、番組情報を再生成する処理負荷が大きなものになっていた。
【0010】
また、従来の番組案内情報生成装置では、番組編成装置での番組情報の編集順に番組案内情報作成のためのデータ生成処理が行われている。例えば、番組編成装置で、現在時刻から時間的に余裕のある番組(2日後や、3日後の番組)の番組情報に対する変更が多数行われ、その後に時間的に余裕の無い番組(3分後の番組など)の番組情報の変更が行われた場合に、番組案内情報生成装置では、先に編集された番組の変更に伴う番組案内情報のデータ生成処理が先に行われ、その後に行われた時間的に余裕の無い番組の変更に伴うデータ生成処理は、先の処理が完了するのを待って行われる。そのため、このような場合に、緊急を要する番組案内情報の生成が放送開始に間に合わないと云う事態が発生する。
【0011】
本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、変更(変更、追加、削除等を含む)が行われる番組の緊急度に応じてデータ生成処理を行い、番組情報の変更を確実に番組案内情報に反映させることができる番組案内情報生成装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、入力された番組情報から、設定された期間内に放送される番組の番組情報を番組案内情報として生成する番組案内情報生成装置において、番組識別子、番組名及び放送開始日時を含む番組情報を外部から受付ける入力手段と、前記入力手段で受付けたデータ生成の対象となる期間の番組情報を保持、管理する番組情報データベースと、定期的に行われる番組案内情報のデータ生成処理の開始時刻を記述した「定期データ生成処理時刻」と、定期的なデータ生成処理において対象とする番組情報の期間を記述した「データ生成範囲期間」と、即時的な番組案内情報のデータ生成処理を適用する期間の区切りの時刻を記述した「リアルタイム区間時刻」とを保持する番組案内情報生成スケジュール保持手段と、前記入力手段から受け付けた番組情報を取得し、取得した番組情報から番組の放送開始日時が、前記リアルタイム区間時刻までのリアルタイム区間内に入るか否かを判断して、即時的なデータ生成処理の適用の是非を判定する即時データ生成処理判断手段と、前記即時的なデータ生成処理の適応の是非判定に基づいて、前記定期データ生成処理時刻に前記データ生成範囲期間内の番組情報を取得して番組案内情報を生成するか、あるいは、番組の変更の影響が及ぶ範囲のデータだけを再生成し、それ以外の部分のデータとマージをして番組案内情報を生成するデータ生成処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
そのため、放送日時が迫っている番組情報に関しては速やかにデータ生成処理を行い、そうでない場合は通常定期処理の時に合わせてデータ生成処理を行うことが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の番組案内情報生成送出システムは、図1に示すように、番組編成装置201、データサーバ202、番組案内情報生成装置203及び番組案内情報送出装置204から成り、番組案内情報生成装置203は、データサーバ202から番組情報を受け取る入力ブロック2031と、番組情報から番組案内情報を生成するデータ生成処理ブロック2032と、データ生成処理ブロック2032から受け取った番組案内情報を番組案内情報送出装置204に出力する出力ブロック2033と、入力ブロック2031に入力された番組情報がデータ生成の対象となるか否かを判断するデータ生成処理判断ブロック2034と、現在時刻を管理する時計ブロック2035と、データ生成処理のスケジュールを保持しているスケジュール保持ブロック2036と、入力された番組情報を保持管理する番組情報データベース(DB)2037と、入力された番組情報の番組案内情報を即時データ生成するか否かを判断する即時データ生成処理判断ブロック2038と、スケジュール保持ブロック2036に保持された定期データ生成処理のスケジュールにしたがってデータ生成処理のスケジュールを管理するスケジュール管理ブロック2039と、スケジュール保持ブロックに保持された情報を変更するスケジュール変更ブロック20310とを備えている。
【0015】
このシステムの番組案内情報生成装置では、入力された番組情報に記述されている番組の開始時刻が、定期データ生成処理のデータ生成範囲に含まれるか否かの判断だけでなく、入力された番組情報をリアルタイムで処理(即時データ生成処理)すべきかどうかを線引きするリアルタイム区間を設定して、入力された番組情報に記述されている番組の開始時刻がリアルタイム区間に含まれるか否かを判断し、リアルタイム区間に含まれる場合には、リアルタイムにデータ生成処理を行うようにしている。
【0016】
番組の放送開始日時がリアルタイム区間外である場合には、データの即時生成処理は行わずに、番組情報DB2037に登録だけを行い、次の定期データ生成処理の時に合わせて、番組案内情報のデータ生成処理を行う。
【0017】
これにより、放送日時が迫っている番組情報に関しては速やかにデータ生成処理を行うことができ、そうでない場合には、通常処理の時に合わせてデータ生成処理を行うことができる。
【0018】
この番組案内情報生成送出システムの詳しい動作について説明する。
【0019】
番組編成装置201は、運用者の操作により、番組情報及びチャンネル毎の番組放送スケジュールを編集、登録する機能を備える。番組情報はチャンネル識別子と番組識別子により一意に特定できる。
【0020】
図3は、番組情報の構成例を示している。番組情報は、番組識別子302及びチャンネル識別子303をキーに、放送開始日304、放送開始時刻305、放送継続時間306、番組名307、番組内容308、出演者309、及び素材集約情報310から構成されている。素材集約情報310は、後に詳述するように、視聴者に提示する番組ガイド中で一つの番組として表示される番組(表示素材)であるか、後ろの素材(番組)と連結される番組(後まるめ素材)であるか、あるいは、前の番組に連結される番組(前まるめ素材)であるかの区別を表している。また、その番組情報を新規に登録する場合は、処理区分301に「Add」が設定され、該当する番組を削除する場合は「Del」、内容を変更する場合は「Replace」の処理区分が設定される。
【0021】
図4、図5、図6及び図7に番組情報の具体例を示している。例えば、図4は、「特集:インターネット」を内容とするニュースを新たに設定する場合の番組情報を示しており、処理区分401「Add]、番組識別子402「3000」、チャンネル識別子403「1」、放送開始日404「2000.07.01」、放送開始時刻405「19:20.00」、放送継続時間406「01:34.00」、番組名407「ニュース」、番組内容408「特集:インターネット」、出演者409「解説:山田太郎」、素材集約情報410「表示素材」が設定されている。また、図5は、差し替え番組(Replace)の番組情報を示している。図7は、特選洋画劇場「〇〇の冒険」を削除(Del)して特選洋画劇場「〇山×男さんを忍ぶ“どらさん”」を登録(Add)する場合の番組情報を示している。
【0022】
番組編成装置201からは、こうした番組情報が入力され、データサーバ202に登録される。この番組情報は、データサーバ202より番組案内情報生成装置203の入力ブロック2031にネットワーク等を通じて入力され、後述するように、データ生成処理判断ブロック2034が、この情報についてデータ生成の対象となるものと判断したとき、番組情報DB2037に蓄積される。
【0023】
次に、番組案内情報生成装置203でのデータ生成処理について説明する。
【0024】
データ生成処理には2種類ある。一つはスケジュールに定められたタイミングで定期的に行われる定期データ生成処理である。これは例えば定期データ生成処理時刻を午前0時に設定した場合、一日一回午前0時に、当日から設定された期間内(データ生成範囲内)に放送される番組の番組案内情報を生成するものである。もう一つは番組内容の変更等が発生して臨時にデータの生成を行う臨時データ生成処理である。この臨時データ生成処理の対象となる番組の開始時刻がリアルタイム区間に含まれる場合には、即時データ処理が行われ、リアルタイム区間から外れる場合には、次の定期データ生成処理の時に、合わせてデータ生成処理が行われる。
【0025】
スケジュール保持ブロック2036には、図8に示すように、定期データ生成処理の実施時期を示す定期データ生成処理時刻801と、定期データ生成処理のデータ生成範囲を示すデータ生成範囲日数803と、入力された番組情報を即時データ生成する場合の区切り時刻を表すリアルタイム区間時刻802とが設定されている。この例では、定期データ生成処理時刻801は午前0時に設定されており、データ生成範囲日数803は14日である。また、リアルタイム区間時刻802は午前5時に設定されている。この定期データ生成処理時刻801、リアルタイム区間時刻802及びデータ生成範囲日数803は、スケジュール変更ブロック20310で設定され、また、任意の時刻または日数に変更することができる。
【0026】
定期データ生成処理について以下に説明する。
【0027】
定期データ生成処理のスケジュールを管理するスケジュール管理ブロック2039は、スケジュール保持ブロック2036に保持されている定期データ生成処理時刻801と時計ブロック2035から取得した現在時刻とを随時比較し、現在時刻が定期データ生成処理時刻に一致した時にデータ生成処理ブロック2032に対してデータ生成処理を指示する。
【0028】
データ生成処理ブロック2032は、番組情報DB2037からデータ生成範囲内の番組情報を取得して2週間分の番組案内情報のデータ生成処理を行い、生成した番組案内情報を出力ブロック2033に出力する。出力ブロック2033は、この番組案内情報を番組案内情報送出装置204に出力する。
【0029】
前記定期データ生成処理に先立ち、入力ブロック2031は、データサーバ202に対して、次の定期データ生成処理時のデータ生成範囲に含まれる番組情報を出力するように要請する。これを受けて、データサーバ202は、図4や図6に示す、処理区分がAdd(登録)の番組情報を入力ブロック2031に出力する。通常は、入力ブロック2031が、毎日新たにデータ生成範囲に含まれた番組情報を受信し、データ生成処理判断ブロック2034が、それをデータ生成処理の対象となる番組情報かを判断し、対象となる場合には、番組情報DB2037に登録を行う。
【0030】
このデータ入力処理によって、前記定期データ生成処理が行われる前には、データ生成の対象となる期間(データ生成範囲内)の番組情報が番組情報DB2037に保存されている。例えばデータ生成範囲を2週間とした場合、2000年7月1日の定期データ生成処理には2000年7月1日から2週間分の番組情報がすでに番組情報DB2037に保存されている。つまり2000年7月1日のデータはその2週間前には番組案内情報生成装置に入力されていなければならない。言い換えれば毎日2週間先の番組に関する番組情報が入力されるのである。
【0031】
この様に毎日定期的にデータの生成が繰り返される。
【0032】
次に、臨時データ生成処理について説明する。
【0033】
臨時データ生成処理は、定期データ生成処理と違い、データサーバ202から入力された番組情報をトリガーとしてデータ生成処理が行われる。図5(Replace)や図7(DelとAdd)に示す番組情報は、番組を変更する編成処理に基づいて送られてくる。
【0034】
ここでは説明の都合上、現在時刻を2000年7月1日19時15分とし、この時刻に図5及び図7の番組情報が送られてきたとする。図5の番組情報は、図4の番組情報に記述された番組を更新する番組を示している。図4の元々の番組はニュースであるが、大事故が発生したため急遽番組の特集の差し替えを行うという場合に、図5のような番組情報が送られてくる。この場合、現在時刻から見て、放送開始の5分前に番組変更の番組情報が出されていることになる。
【0035】
図5に示す番組情報には、処理区分501「Replace」、番組識別子502「3000」、チャンネル識別子503「1」、放送開始日504「2000.07.01」、放送開始時刻505「19:20.00」、放送継続時間506「01:34.00」、番組名507「ニュース」、番組内容508「緊急特集:なぜ事故はおきたのか?」、出演者509「解説:山田太郎」、素材集約情報510「表示素材」が設定されている。
【0036】
この処理区分501の「Replace」は、同じ番組識別子及びチャンネル識別子を持つデータと差し替え処理をするという意味である。つまり、図4に示す既に登録されている番組情報の番組が、図5の番組情報の番組で差し替えられることになる。具体的には、「特集:インターネット」の番組情報が、「緊急特集:なぜ事故はおきたのか?」の番組情報に番組情報DB2037上で差し替えられることになる。
【0037】
同様に、元々図6の番組情報で登録されていた番組が図7の番組情報によって差し替えられる。この場合は、主演の“○山×男”さんが急に亡くなり、追悼番組の放映を明日の特選洋画劇場の枠で行う事が決まり、元々の映画“〇〇の冒険”を削除して、追悼番組を追加するという指示が送られてきたことを示している。この時、番組識別子も新しいものが割り当てられる。
【0038】
図5の番組情報及び図7の番組情報に対して即時データ生成処理を行うかどうかは、放送開始時刻が現在時刻とどのくらい離れているかによって決定される。現在時刻を2000年7月1日19時15分とした場合、図5の番組情報に記述された番組は放送まであと5分しかないが、図7の番組情報に記述された番組は丸々1日以上の余裕が有る。つまり、たとえ図7の番組情報が図5の番組情報よりも早く入力しても、図5の番組情報のデータ生成処理を優先して行う必要が有る。
【0039】
このように緊急を要するデータ生成を優先させる一連の処理について以下に説明する。
【0040】
番組編成装置201で編集された番組情報がデータサーバ202を通して入力ブロック2031に入力すると、即時データ生成処理判断ブロック2038は、即時データ生成処理を行うか否かの判断を行う。
【0041】
そのために、まずリアルタイム区間の計算を行う。リアルタイム区間は、時計ブロック2035から取得した現在時刻から次に訪れる定期データ生成処理時刻801の次のリアルタイム区間時刻802までとする。この例では、図8に示すように、リアルタイム区間時刻802を05:00.00に設定し、現在時刻を2000年7月1日19時15分としているので、図9に示すように、リアルタイム区間は、2000年7月1日19時15分から2000年7月2日5時00分までとなる。
【0042】
即時データ生成処理判断ブロック2038は、入力した番組情報を基に、変更される番組の放送開始日時、及び、更新する番組の放送開始日時を調べ、それらの放送開始日時がリアルタイム区間内に位置するか否かを識別し、その放送開始日時のいずれかがリアルタイム区間内に位置する場合には即時データ生成処理を行うべきものと判定する。
【0043】
入力した番組情報の処理区分がReplaceである場合には、その番組情報に記述されている番組識別子及びチャンネル識別子を有する番組の番組情報を番組情報DB2037から検索し、検索した番組情報から変更される番組の放送開始日時を求め、送られてきた番組情報から更新する番組の放送開始日時を求め、それらの放送開始日時がリアルタイム区間内に位置するか否かを識別する。
【0044】
図5に示した番組情報の場合は、変更される番組の放送開始日時(図4)と更新する番組の放送開始日時(図5)とが共に2000年7月1日19時20分なので、いずれもが前記リアルタイム区間内に位置する事が分かる。
【0045】
また、図7に示した番組情報の場合も、同様に、変更(削除)される番組及び更新する番組の放送開始日時がリアルタイム区間内に位置するか否かを識別する。図7の例では、いずれの放送開始日時も2000年7月2日21時2分のため、いずれの放送開始日時もリアルタイム区間外に位置する事が分かる。
【0046】
その結果、即時データ生成処理判断ブロック2038は、図5の番組情報に対しては即時データ生成処理を行うものと判定し、図7の番組情報に対しては即時データ生成処理を行わないものと判定する。
【0047】
このとき、変更される番組及び更新する番組の両方の放送開始時刻をチェックするのは、更新する番組の放送開始時刻しかチェックしていないと、更新する番組の放送開始時刻を繰り下げる変更が行われて、その放送開始時刻がリアルタイム区間外になっている場合に、変更される番組の放送開始時刻がリアルタイム区間内にあり、その番組の番組情報に基づいて作成されている番組案内情報を緊急に更新する必要があるときでも、即時データ生成処理が行われなくなるからである。
【0048】
即時データ生成処理判断ブロック2038が即時データ生成処理を行うべきものと判定すると、この判定結果を受けて、データ生成処理ブロック2032は、入力した番組情報を基に番組案内情報のデータ生成処理を実行する。このとき、データ生成処理ブロック2032は、元の番組案内情報の中で、変更された番組情報に関連する部分の番組案内情報だけを再生成し、それ以外の部分とマージして2週間分の番組案内情報を生成し、出力ブロック2033から番組案内情報送出装置204に出力する。例えば、更新する番組の番組情報と同一のチャンネル識別子を持ち、同一の放送日の番組情報のデータのみを用いて、番組案内情報の再生成を行い、それ以外の部分とマージする。こうした処理により、低い処理負荷で番組案内情報のデータ生成が可能になる。
【0049】
また、放送開始日時がリアルタイム区間外にあり、即時データ生成処理を行わないものと判定された図7の番組情報は、データ生成処理判断ブロック2034により、その番組の放送開始日時がデータ生成範囲内か否かがチェックされ、データ生成範囲内であれば、番組情報DB2037に蓄積されている番組情報に反映され、次回の定期データ生成処理で番組案内情報に反映される。
【0050】
また、リアルタイム区間時刻802が番組の途中の時刻を示す場合は、前記番組の終了時刻までリアルタイム区間を延長するように運用する。
【0051】
このリアルタイム区分延長の運用の必要性について以下に説明する。
【0052】
図10に示す番組情報は、素材集約情報が「後ろまるめ」の素材及び表示素材の2つの素材からなる番組を表している。素材集約情報1010が後まるめの素材は、番組として、時系列の後ろにある素材(番組)と連結されることを意味している。また、素材集約情報1019に表示素材と記述されている素材は、その番組情報の内容が番組案内情報に反映させることを意味している。つまり、視聴者には、表示素材の一つの番組として見えるが、放送する側では、複数の番組として扱っている場合が多々ある。図10に示す番組は、前後2つの別番組(例えばオープニング映像(毎回固定)と本編)として管理されるが、番組案内情報には、2000年7月1日04:55から35分間の番組で、番組名1016「ミッドナイトアワー」、番組内容1017「1999年を振り替える」として記述され、視聴者には一つの番組として認識される。
【0053】
この後ろの素材に当たる番組の内容が図11に示す番組情報により変更された場合、番組案内情報には、2000年7月1日04:55から35分間の番組で、番組名1107「ミッドナイトアワー」、番組内容1108「2000年に望む事」として記述される。
【0054】
このとき、リアルタイム区間時刻が例えば04:58.00に設定されていると、後ろまるめの素材はリアルタイム区間に入るが、表示素材はリアルタイム区間に入らず、図11の番組情報に基づいて番組案内情報を変更するデータ生成処理は即時的に行われないことになる。
【0055】
こうした場合でも、前記運用を行うことにより、番組案内情報に表示する番組の一部がリアルタイム区間に入るときには、常に即時データ生成処理を実施することが可能になる。
【0056】
図12(a)は、リアルタイム区間の延長を行わない場合のイメージを示している。ここで、素材Aは後まるめの素材であり、素材Bは表示素材である。このとき、素材Aの開始時間はリアルタイム区間に入るが、素材Bの開始時間はリアルタイム区間に入らない。図12(b)は、リアルタイム区間を番組の終了時刻まで延長する運用を示しており、この延長によって素材A及び素材Bがリアルタイム区間に含まれる。こうした運用を行うことにより、例えば、素材Aと素材Bとがそれぞれ変更された場合でも、その一方だけが即時データ生成処理の対象になる事態を防ぐことができる。また、素材Aが表示素材であり、素材Bが前まるめの素材である場合でも同様である。
【0057】
なお、前記定期データ生成処理時刻801及び前記リアルタイム区間時刻802は、固定である必要はなく、スケジュール変更ブロック20310において変更を行う事が可能である。また、前記スケジュール変更ブロック20310は、番組案内情報生成装置内にある必要はなく、別装置として独立していても良い。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の番組案内情報生成装置は、緊急を要する番組情報の変更と緊急を要さない番組情報の変更とが連続して発生した場合でも、緊急を要する番組の情報の変更を速やかに番組案内情報に反映させることができる。また、番組案内情報の再生成に際して、必要な部分のみを作り直すようにしているため、処理負荷を抑え、より迅速にデータ生成処理を行うことができる。
【0059】
また、番組の途中にリアルタイム区間時刻が来る場合に、リアルタイム区間を番組の終了時刻まで延長することにより、リアルタイム区間境界におけるデータ生成処理の不整合を除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における番組案内情報生成送出システムの構成を示すブロック図、
【図2】従来の番組案内情報生成送出システムの構成を示すブロック図、
【図3】番組情報の各フィールドを説明する図、
【図4】番組情報(当日)(登録)を示す図、
【図5】番組情報(当日)(変更)を示す図、
【図6】番組情報(翌日)(登録)を示す図、
【図7】番組情報(翌日)(変更)を示す図、
【図8】実施形態の番組案内情報生成装置のスケジュール保持ブロックに保持されているデータを示す図、
【図9】実施形態の番組案内情報生成送出システムでのリアルタイム区間の概念を示す図、
【図10】2つの素材からなる番組の番組情報を示す図、
【図11】2つの素材からなる番組の片方の素材を変更する番組情報を示す図、
【図12】2つの素材からなる番組とリアルタイム区間の関係を示す図である。
【符号の説明】
101、201 番組編成装置
102、202 データサーバ
103、203 番組案内情報生成装置
104、204 番組案内情報送出装置
2031 入力ブロック
2032 データ生成処理ブロック
2033 出力ブロック
2034 データ生成処理判断ブロック
2035 時計ブロック
2036 スケジュール保持ブロック
2037 番組情報DB
2038 即時データ生成処理判断ブロック
2039 スケジュール管理ブロック
20310 スケジュール変更ブロック
Claims (3)
- 入力された番組情報から、設定された期間内に放送される番組の番組情報を番組案内情報として生成する番組案内情報生成装置において、
番組識別子、番組名及び放送開始日時を含む番組情報を外部から受付ける入力手段と、
前記入力手段で受付けたデータ生成の対象となる期間の番組情報を保持、管理する番組情報データベースと、
定期的に行われる番組案内情報のデータ生成処理の開始時刻を記述した定期データ生成処理時刻と、定期的なデータ生成処理において対象とする番組情報の期間を記述したデータ生成範囲期間と、即時的な番組案内情報のデータ生成処理を適用する期間の区切りの時刻を記述したリアルタイム区間時刻とを保持する番組案内情報生成スケジュール保持手段と、
前記入力手段から受け付けた番組情報を取得し、取得した番組情報から番組の放送開始日時が、前記リアルタイム区間時刻までのリアルタイム区間内に入るか否かを判断して、即時的なデータ生成処理の適用の是非を判定する即時データ生成処理判断手段と、
前記即時的なデータ生成処理の適応の是非判定に基づいて、前記定期データ生成処理時刻に前記データ生成範囲期間内の番組情報を取得して番組案内情報を生成するか、あるいは、番組の変更の影響が及ぶ範囲のデータだけを再生成し、それ以外の部分のデータとマージをして番組案内情報を生成するデータ生成処理手段と、
を備えたことを特徴とする番組案内情報生成装置。 - 前記番組案内情報生成スケジュール保持手段に保持された前記定期データ生成処理時刻、データ生成範囲期間及びリアルタイム区間時刻を、任意の時刻または期間に変更するスケジュール変更手段を、更に有することを特徴とする請求項1に記載の番組案内情報生成装置。
- 前記即時データ生成処理判断手段は、前記リアルタイム区間時刻が番組情報に記述された番組の途中の時刻を示す場合、前記番組の終了時間まで前記リアルタイム区間を延長して、前記即時的なデータ生成処理の適用の是非を判定することを特徴とする請求項1に記載の番組案内情報生成装置。
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JP2014233049A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 株式会社東芝 | 自動番組送出制御システム及び番組送出制御方法 |
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