JP4137993B2 - 大径回転体の気密装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、産業廃棄物処理設備、セメント、アルミナ、コークス、石灰石等の製造設備に使用されるロータリーキルン、ロータリークーラ、ロータリドライヤ等の回転体と、その周囲に配置された固定部材とのガスシールを行う大径回転体の気密装置に関する。
ロータリーキルンやロータリークーラ等は、傾斜した回転円筒形の装置で、内部装入物を転動によって軸方向下流側に移動させ、ガスとの熱交換によってこれを加熱する。内部の燃焼を制御するため、その装入口や排出口をエアシールすることによって、外部からの空気の侵入を防止していた。このエアシールの方法として、ラビリンスシールを用いたものや、例えば、特許文献1には、シール部分に弾性を有するシールプレートを使用したものが提案されている。また、特許文献2に記載のように、密封装置を多数のバネ部材を部分的に重ねて環状配置して構成したものも提案されている。
しかし、前記ラビリンスシールだけではシール作用が十分でなく、侵入空気が多く燃焼制御が困難となっていた。また、特許文献1に記載のエアシール装置においては、回転体が真円の場合には特に問題がないが、回転体が大径の場合は、一般的に外周面が均一とならず、隙間があいて空気が漏れるという問題があった。さらに、特許文献2に記載の密封装置においても、多数のバネ部材から漏れる空気があり、使用する装置によってはシールが不十分な場合があった。
これらの発明の欠点を補うため、本願出願人は、特許文献3において、図6に示す気密装置70を開示した。気密装置70は、大径回転体71の周面にローラチェーン72を巻き付け、リング状で断面L字状の弾性シール部材73を有している。弾性シール部材73は、大径回転体71の半径方向外側に隙間を有して配置された固定部材74に、その外側端部を取付け、内側端部を大径回転体71の周面に摺接させている。そして、中間部をローラチェーン72のL字形リンクプレート75に取付け金具76、77を介して固定している。このように構成することによって、大径回転体71の周面の凹凸に追随してシールを行うことができた。
実開昭57−63157号公報 特公平5−71869号公報 特開平09−079756号公報
しかしながら、前記従来の気密装置は、ロータリーキルン等の内圧が上昇すると、シール部分を介して大径回転体71の内部から外部にガスが噴出することがあった。また、大径回転体71が大きく重量があるためシール材に加わる力が大きくなり、シール寿命が短かった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、内部ガスの噴出を防ぎ、シール材の寿命を長くすることができる大径回転体の気密装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る大径回転体の気密装置は、駆動源によって駆動される大径回転体と、その周囲に少しの隙間を有して設けられた固定部材とのシールを行う気密装置であって、前記大径回転体の外周に断面山形状に設けられ、対となって予め表面加工された摺動部を備えた傾斜リング部材と、該傾斜リング部材の半径方向外側に位置し、前記固定部材に取付けリング部材を介して軸方向に重合して設けられ、それぞれの半径方向内側の端部を前記傾斜リング部材の各摺動部にそれぞれ押し当てる環状シール部材とを有する。
対となる摺動部にそれぞれの内側端部が押し当てられる環状シール部材を有しているので、シール部分を2重にして正圧時にガスが外部に噴出することを防止することができる。また、摺動部を断面山形状に形成しているので、重合する環状シール部材による押圧方向を稜線方向の両側に分散でき、大径回転体に加わる摺動抵抗力を均等にして、運転時のシール部材の傾きやねじれを防止することができる。
ここで、前記環状シール部材は、板状弾性体をシール材で覆って構成することも可能である。
板状弾性体としては、例えば、ゴム(好ましくは耐熱性を有するゴム)や可撓性のプラスチックや金属板等を使用することができる。シール材には、例えば、アスベスト等の耐摩耗性、耐熱性を有するものを使用することができる。可撓性に優れた板状弾性体を耐摩耗性に優れたシール材で覆うことによって、シール部に一定圧力を安定して加えることができると共に摺動による摩耗を少なくし、また板状弾性体に直接熱が伝わらないようにして、環状シール部材の寿命を長くすることができる。
前記目的に沿う第2の発明に係る大径回転体の気密装置は、駆動源によって駆動される大径回転体と、その周囲に少しの隙間を有して設けられた固定部材とのシールを行う気密装置であって、前記大径回転体の外周に固定配置され、予め表面加工された摺動部を備える摺動リング部材と、該摺動リング部材の半径方向外側に摺接して巻着され、軸方向の両側に取付け部材を備えた緊張手段付きの無端チェーン部材と、半径方向内側が開口し、前記無端チェーン部材の外側から被さる弾性中空環状部材と、それぞれの外側端部を、前記固定部材に取付けリング部材を介して軸方向に重合して取付けられ、各々の内側部で前記弾性中空環状部材を挟み、それぞれの内側端部を前記摺動リング部材に摺接させると共に、前記各内側部を、前記無端チェーン部材の前記取付け部材に前記弾性中空環状部材を介して固定する環状シール部材とを有する。
無端チェーン部材の取付け部材は、ローラを支持するL字形のリンクプレートの外側端部と兼用することができる。外側端部が重合する環状シール部材のそれぞれの内側端部を摺動部に当接させるので、シール部分を2重にして正圧時にガスが外部に噴出することを防止することができる。また、取付け部材に固定される環状シール部材の半径方向の位置は、緊張手段付きの無端チェーン部材によって規制されているので、環状シール部材の内側端部を摺動部に常に当接させておくことができる。
ここで、前記第1、第2の発明に係る大径回転体の気密装置において、前記摺動部に、給脂配管を介して潤滑剤を連続、又は断続的に供給することも可能である。潤滑剤を供給するので、摺動抵抗を減らして環状シール部材の寿命を長くすることができる。
請求項1及び2記載の大径回転体の気密装置においては、環状シール部材のそれぞれの内側端部を摺動部に当接させるので、シール部分を2重にして正圧時にガスが外部に噴出することを防止することができる。また、取付け部材に固定される環状シール部材の半径方向の位置は、緊張手段付きの無端チェーン部材によって規制されているので、その内側端部を摺動部に常に当接させておくことができる。
請求項2記載の大径回転体の気密装置においては、潤滑剤を供給するので、摺動抵抗を減らして環状シール部材の寿命を長くすることができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る大径回転体の気密装置10、11は、ロータリーキルン29の図示しない駆動源によって駆動される横置きされた大径回転体12と、その周囲に少しの隙間を有して設けられた固定部材13とのシールを行う装置である。
まず、図2を参照して、気密装置10、11を適用するロータリーキルン29の構成について説明する。なお、図1〜図3では、左側を上流側、右側を下流側とする。
大径回転体12を囲む固定部材13の大径回転体12より上流側位置には、大径回転体12に原料を供給するスクリューフィーダ30が設けられ、その直上部には、大径回転体12内の原料を加熱するバーナ31が設けられている。また、大径回転体12の周面が載置される固定部材13の下部の中央には、駆動源からのトルクを大径回転体12に伝達するスプロケット32、33及び図示しないチェーンが設けられ、その上、下流側には、大径回転体12を回転可能に支持する従動ローラ34、35がそれぞれ設けられている。
大径回転体12は、内部に耐火物36を施工し、外周を鉄皮37で覆った円筒状の部材で、上流側端部に供給口43、下流側端部に排出口44を有している。
固定部材13に設けられたスプロケット33、及び従動ローラ34、35に符合する大径回転体12の外周面上には、チェーンでスプロケット33と連結される大径スプロケット38、及び2本の環状レール部材39がそれぞれ設けられている。
気密装置10、11は、大径回転体12の上流側端部、及び下流側端部の外周の半径方向外側に隙間を有して設けられた筒状フランジ部にそれぞれ設けられている。筒状フランジ部と鉄皮37の間には、冷却用の空気が吹き込まれ、シール部分の温度上昇を抑えている。以下、図1を参照して気密装置10について詳しく説明する。
気密装置10は、回転する大径回転体12の上流側の外周に筒状フランジ部、取付けフランジ部40、41を介して円錐台側部形状の摺動部14、15を備えた傾斜リング部材16、17を固着して設けている。傾斜リング部材16、17の摺動部14、15は対となって予め表面加工されており、それぞれの拡径部側を対向させ断面山形状に配置されている。
また、気密装置10は、傾斜リング部材16、17の半径方向外側に位置する環状シール部材18、19を有している。
環状シール部材18、19は、それぞれ耐熱素材であって板状弾性体の一例である環状ゴム板25をシール材の一例であるアスベストクロス26で覆って構成される無負荷状態では同一形状の部材である。
環状シール部材18、19の各々の半径方向の外側端部22は、固定部材13に設けられた環状取付け部20に、断面L字状の取付けリング部材21を介して軸方向に重合して取付けられている。環状取付け部20、取付けリング部材21、環状シール部材18、19の外側端部22は、それぞれ複数のボルト23及びナット24によって周方向に所定間隔おきに締結固定されている。
環状シール部材18、19のそれぞれの半径方向内側の端部は、傾斜リング部材16、17の各摺動部14、15にそれぞれ押し当てられている。環状シール部材18は、傾斜リング部材16の下流側に拡径した摺動部14に当接して上流側に屈曲し、環状シール部材19は、逆に下流側に屈曲している。すなわち、環状シール部材18、19は、それぞれを構成する環状ゴム板25の復元力を利用して傾斜リング部材16、17の各摺動部14、15を一定圧力で押圧しているのである。この押圧力は、環状ゴム板25の厚みtと、傾斜リング部材16の摺動部14、15の傾斜角度θによって調整可能であり、本実施の形態では、厚みtを3〜10mm、傾斜角度θを20〜70度、(好ましくは45〜65度)に設定している。
気密装置10より上流側の大径回転体12と固定部材13の隙間には、環状に形成された固定板27を介してゴミ避けとなるアスベストヤーン28が環状配置されている。なお、アスベストヤーン28には、大径回転体12の内圧の急激な変動を吸収するダンパーの役目も果たしている。
図2に示すように、大径回転体12の下流側の端部付近に設けられた気密装置11は、上流側に設けられた気密装置10と同じ形状、構造で対向配置されているので、説明は省略する。
次に、ロータリーキルン29の稼働時の気密装置10、11の状態について説明する。
大径回転体12にスプロケット32、33、大径スプロケット38を介して動力が伝達されると、大径回転体12は、外周面に取付けられ従動ローラ34、35に支持される環状レール部材39と共に回転する。また、大径回転体12の上、下流側端部にそれぞれ設けられた気密装置10、11の各環状シール部材18、19は、各傾斜リング部材16、17の摺動部14、15に押圧された状態で摺動しながら回転する。
大径回転体12の外周面は、真円状に形成することが難しく、このため、大径回転体12の各環状レール部材39の軸芯が一致せず、傾きや振動を伴って回転し、シール位置が軸方向、半径方向にずれることがあった。
例えば、大径回転体12が固定部材13に対して下流側に移動した場合、環状シール部材18が摺動部14を押圧する力は弱くなるが、環状シール部材19が摺動部15を押圧する力は強くなる。また、大径回転体12が上流側に移動すると、逆に環状シール部材18の力が強くなり、環状シール部材19による力が弱くなる。このように、シール部分を2重に設け、各摺動部14、15を対向させ傾斜配置しているので、大径回転体12の軸方向への移動に伴うシール部分の圧力の低下を防止することができ、大径回転体12内が高圧になってもガスがシール部分から外部に噴出することを防止することができる。
また、環状シール部材18、19は環状ゴム板25を屈曲させてシールしているので、大径回転体12が半径方向外側、又は内側に移動したときでも、環状シール部材18、19は、大径回転体12の動きに追随してシールを行うことができ、また、シール部分が2重になっているので、確実にシールすることができる。
次に、図3を参照して、変形例に係る気密装置42について説明する。なお、気密装置42は、気密装置10に給脂配管45を追加しただけなので、気密装置10と同一の部材には同一番号を付して、説明を省略する。
傾斜リング部材16、17の摺動部14、15にはグリス供給用の孔が周方向に所定間隔で形成されている。摺動部14、15の裏側には、それぞれ給脂配管45の先部が取付けられ、給脂配管45の基部側は、図示しないグリス供給装置又は、供給容器に接続されている。供給方法は、手動でもよく、また、コンプレッサーを使用して自動で行うことも可能である。
このように構成することによって、給脂配管45を介して摺動部14、15に潤滑剤を連続、又は断続的に供給することができる。そして、摺動部14、15及び環状シール部材18、19の摺動時の摩擦抵抗を小さくして、環状シール部材18、19の寿命を長くすることができる。
続いて、図4、図5を参照して、第2の実施の形態に係る大径回転体の気密装置46について説明する。
気密装置46は、駆動源によって駆動される大径回転体12と、その周囲に少しの隙間を有して設けられた固定部材13とのシールを行う気密装置であって、第1の実施の形態に係る大径回転体の気密装置10、11と実質的に同じ位置に設けられ、ロータリーキルン29に適用することができる。以下、気密装置46をロータリーキルン29の下流側に設けた場合について説明する。なお、既に説明した部材と同一の部材には同一番号を付して、説明を省略する。
気密装置46は、大径回転体12の外周に筒状フランジ部を介して固定配置され、予め表面加工された摺動部53をその周面に備える摺動リング部材47を有し、摺動リング部材47の半径方向外側には、無端チェーン部材49が摺接して巻着されている。
摺動リング部材47は、その外周面を摺動部53としている。無端チェーン部材49は、摺動リング部材47の周方向に設けられた多数のローラ50の軸方向の両側(上、下流側)を、平板状のリンクプレート51と、外側端部を軸方向の両側にそれぞれ伸延させた取付け部材を含む断面L字形のリンクプレート52でそれぞれ交互に連結して構成されている。無端チェーン部材49の周方向の所定位置には、隣合うローラ50を近づける方向に付勢する、例えば、コイルばね等の緊張手段が設けられている。
無端チェーン部材49には、半径方向内側が開口した弾性中空環状部材の一例であるタイヤ状ゴム環54がその外側から被せられている。タイヤ状ゴム環54の開口部を形成する両端部55、56は、ローラ50の上、下流側にそれぞれ少しの隙間を有して配置されている。なお、両端部55、56が自由状態にあるときには、ローラ50の内側端(摺動部53と同一面)より半径方向内側に少し突出する状態となるように構成されている。
気密装置46は、固定部材13と、無端チェーン部材49を連結してシールを行う環状シール部材57を有している。2枚の環状シール部材57は、それぞれの外側端部が軸方向に重合して設けられ、重合した外側端部を固定部材13に取付けリング部材21、環状取付け部20を介して取付けている。2枚の環状シール部材57は、それぞれの内側部で、タイヤ状ゴム環54を軸方向両側から挟み、また、各々の内側端部をタイヤ状ゴム環54の両端部55、56の下方に対向配置し、摺動リング部材47に摺接させている。そして、各環状シール部材57の内側部を、タイヤ状ゴム環54を介して、リンクプレート52の取付け部材にボルト58及びナット59を使用して締結固定している。
無端チェーン部材49は環状シール部材57等を介して固定部材13に接続されているので、摺動リング部材47を固着した大径回転体12が回転しても、無端チェーン部材49本体は周方向に移動せずに、ローラ50のみが摺動リング部材47に当接した状態で回転する。環状シール部材57は、バネ性を有するタイヤ状ゴム環54の両端部55、56によって半径方向内側に付勢され、回転する摺動リング部材47の摺動部53に押圧される。
環状シール部材57の内側部は、緊張手段を備えた無端チェーン部材49に取付けられ、その両端部が摺動リング部材47に当接しているので、大径回転体12が偏心等の原因によって半径方向、又は軸方向に移動しても、環状シール部材57の両端部を無端チェーン部材49と共に追随して移動させることができ、摺動リング部材47の摺動部53に与える押圧力の変動を防止することができる。また、端部をローラ50の上、下流側の2箇所に設けているので、シールを2重構造にすることができ、大径回転体12内の圧力が急激に上昇して気体が噴出することを防止することができる。
なお、本実施の形態においても、図示しない給脂配管を介して摺動部53に潤滑剤を連続、又は断続的に供給することが可能である。
以上、本発明に係る実施の形態について説明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、取付けリング部材21を、金属製のものに限定することも可能である。金属製であるので、強度を強くして、環状シール部材の大きさ、及びこれに加わる張力を小さくして破損を防止することができる。
また、前記実施の形態において説明した各部材のうち、環状に形成したもの(例えば、環状シール部材18、19や傾斜リング部材16、17)は2〜8に分割して製造することも可能である。分割することによって、各部材を安価に製造することができ、また、交換も簡単に行うことができる。
また、各部材の連結は、ボルト及びナットを使用して、交換やメンテナンスを容易に行うことができるように構成しているが、溶接等の他の固定手段を利用することも可能である。また、使用するグリスは、環状シール部材側から供給することもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る気密装置の断面図である。 同気密装置を適用したロータリーキルンの断面図である。 同気密装置の変形例に係る気密装置の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る気密装置の断面図である。 同気密装置の部分拡大断面図である。 従来例に係る気密装置の断面図である。
符号の説明
10、11:気密装置、12:大径回転体、13:固定部材、14、15:摺動部、16、17:傾斜リング部材、18、19:環状シール部材、20:環状取付け部、21:取付けリング部材、22:外側端部、23:ボルト、24:ナット、25:環状ゴム板(板状弾性体)、26:アスベストクロス(シール材)、27:固定板、28:アスベストヤーン、29:ロータリーキルン、30:スクリューフィーダ、31:バーナ、32、33:スプロケット、34、35:従動ローラ、36:耐火物、37:鉄皮、38:大径スプロケット、39:環状レール部材、40、41:取付けフランジ部、42:気密装置、43:供給口、44:排出口、45:給脂配管、46:気密装置、47:摺動リング部材、49:無端チェーン部材、50:ローラ、51:リンクプレート、52:リンクプレート(取付け部材)、53:摺動部、54:タイヤ状ゴム環(弾性中空環状部材)、55、56:端部、57:環状シール部材、58:ボルト、59:ナット

Claims (2)

  1. 駆動源によって駆動される大径回転体と、その周囲に少しの隙間を有して設けられた固定部材とのシールを行う気密装置であって、
    前記大径回転体の外周に固定配置され、予め表面加工された摺動部を備える摺動リング部材と、
    該摺動リング部材の半径方向外側に摺接して巻着され、軸方向の両側に取付け部材を備えた緊張手段付きの無端チェーン部材と、
    半径方向内側が開口し、前記無端チェーン部材の外側から被さる弾性中空環状部材と、
    それぞれの外側端部を、前記固定部材に取付けリング部材を介して軸方向に重合して取付けられ、各々の内側部で前記弾性中空環状部材を挟み、それぞれの内側端部を前記摺動リング部材に摺接させると共に、前記各内側部を、前記無端チェーン部材の前記取付け部材に前記弾性中空環状部材を介して固定する環状シール部材とを有することを特徴とする大径回転体の気密装置。
  2. 請求項1記載の大径回転体の気密装置において、前記摺動部には、給脂配管を介して潤滑剤が連続、又は断続的に供給されることを特徴とする大径回転体の気密装置。
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