JP5242065B2 - 間接加熱式キルン - Google Patents
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Description
さらに従来の間接加熱式キルンでは、該支持が下方のみで行われているため、回転ドラムの断面変形が大きくなり、その強度を保つためには寸歩(板厚)を大きくする必要がある。
しかしながらこのような対応ではキルンのスケールアップ面での制約が大きい。
しかしながら、特許文献1に開示されたキルンでは、キルンの大型化は可能であるものの、端部を短くすることができず、キルンの材料コストを抑えることに対する要求には応えられない。また、加熱室を分割する必要があるため機器が複雑化する。
被処理物を回転させながら加熱処理する回転ドラムと、該回転ドラム外周を囲堯する加熱室とを有し、該加熱室に加熱媒体を通流させて前記回転ドラムに伝熱して加熱する間接加熱式キルンにおいて、前記加熱室軸長より回転ドラム両端部を外方に延在させて該延在させた回転ドラム両端部にベアリングを環設させるとともに、該環設させたベアリングのうち片側のものについて外周に駆動歯車を嵌着させ、該嵌着させた駆動歯車に駆動源の伝導系を歯合させて加熱室を回転させる事なく前記回転ドラムを回転させる主駆動装置を設けたことを特徴とする。
従って外周に加熱室が囲堯されていない両端部を従来よりも短くすることができ、材料コストの削減をすることができる。
このことにより、前記回転ドラムの回転軸方向に前記伝導系の歯車群を配置するスペースを設ける必要がなくなるため、省スペース化が図れる。
このことにより、主駆動装置にビビリ振動が伝わらず、主駆動装置を安定した環境で運転することができるため、主駆動装置の長寿命化が可能となる。
さらに、インチングは停電時に実施する場合も考えられるため、補助駆動装置は非常用発電機又は無停電電源装置等の停電時でも電源供給の可能な装置からの電源供給によって駆動するようにしておくことが好ましい。このとき、補助駆動装置は主駆動装置よりも小容量とするため、仮に主駆動装置に補助駆動装置と同様の動作を行わせる場合と比較すると非常用電源又は無停電電源装置等の容量も小さくすることができ、設備費削減及び省設置スペース化が可能となる。
また、補助駆動装置はインチング時のみならず、回転ドラムや加熱室の補修や点検時等の回転ドラムを緩速回転させる際に用いてもよい。
駆動源の伝導系が回転の抵抗とならないように構成したことを特徴とする。
このことにより、通常運転時に補助駆動源の伝導系が抵抗となって主駆動装置に必要以上の負荷がかかること、また補助駆動源における逆電流の発生、歯車等の早期劣化を防ぐことができる。
また、主駆動源の伝導系にもワンウェイクラッチを介在させ、補助駆動装置を用いて回転ドラムを回転させる際にワンウェイクラッチの働きにより、主駆動源の伝導系が回転の抵抗とならないように構成すると、インチング等の補助駆動装置を用いた運転時に主駆動源の伝導系が抵抗となって補助駆動装置に必要以上の負荷がかかることを防ぐことができる。
本実施例におけるキルンは、回転ドラム1と、該回転ドラム1の両端部3、4以外の部分の外周を囲堯する加熱室2と、前記回転ドラム1の両端部3及び4の最外端部に環設されたベアリング5及び6と、該ベアリング5の外周に嵌着された駆動歯車7と、主駆動装置8からの駆動を前記駆動歯車7に伝導する減速歯車群9と、補助駆動装置10からの駆動を前記駆動歯車7に伝導する減速歯車群11とから主に構成されており、前記加熱室2へ熱媒体を通流させて前記回転ドラム1へ伝熱することで回転ドラム1内が加熱され、回転ドラム1に供給された材料が加熱処理されるようになっている。
また、前記ベアリング5の内輪52は接地された架台12に固定されて、回転ドラム1を支持している。
また、図示はしないが前記回転ドラム1の端部4に環設されたベアリング6も、前記ベアリング5と同様に外周部がボルトによって前記回転ドラム1の端部3と固定されて回転ドラム1とともに回転し、内周部は架台12に固定されて回転ドラム1を支持している。
荷重の偏りを抑制してクリープ変形を防止するためには、1回毎に1/2回転させることが好ましい。
さらに、停電によって停止する場合も考えられるため、前記補助駆動装置10は非常用発電機又は無停電電源装置等の停電時でも電源供給の可能な装置からの電源供給によって駆動するようにしておく必要がある。補助駆動装置10は主駆動装置8よりも小容量であるため、仮に主駆動装置8に補助駆動装置10と同様の動作を行わせる場合と比較すると非常用電源又は無停電電源装置等の容量も小さくすることができ、設備費削減及び省設置スペース化が可能となる。
2 加熱室
3、4 両端部
5、6 ベアリング
7 駆動歯車
8 主駆動装置
9、11 減速歯車群
10 補助駆動装置
Claims (5)
- 被処理物を回転させながら加熱処理する回転ドラムと、該回転ドラム外周を囲堯する加熱室とを有し、該加熱室に加熱媒体を通流させて前記回転ドラムに伝熱して加熱する間接加熱式キルンにおいて、
前記加熱室軸長より回転ドラム両端部を外方に延在させて該延在させた回転ドラム両端部にベアリングを環設させるとともに、該環設させたベアリングのうち片側のものについて外周に駆動歯車を嵌着させ、該嵌着させた駆動歯車に駆動源の伝導系を歯合させて加熱室を回転させる事なく前記回転ドラムを回転させる主駆動装置を設けたことを特徴とする間接加熱式キルン。 - 前記伝導系が、減速歯車群であり、前記減速歯車群の軸と直交する面が、前記回転ドラムの回転軸と直角な平面上に位置することを特徴とする請求項1記載の間接加熱式キルン。
- 前記伝導系にワンウェイクラッチを介在させ、
前記駆動源による回転力が、ワンウェイクラッチの働きにより駆動歯車が一方向にのみ回転するように該駆動歯車に伝導し、回転ドラムより受けるビビリ振動を前記ワンウェイクラッチにより吸収するように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の間接加熱式キルン。 - 前記駆動歯車に補助駆動源の伝導系を歯合させて加熱室を回転させる事なく前記回転ドラムを回転させる補助駆動装置を設けたことを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の間接加熱式キルン。
- 前記補助駆動源の伝導系にワンウェイクラッチを介在させ、
前記主駆動装置を用いて前記回転ドラムを回転させる際にワンウェイクラッチの働きにより、前記補助駆動源の伝導系が回転の抵抗とならないように構成したことを特徴とする請求項4記載の間接加熱キルン。
Priority Applications (1)
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JP2007043032A JP5242065B2 (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 間接加熱式キルン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007043032A JP5242065B2 (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 間接加熱式キルン |
Publications (2)
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JP2008202919A JP2008202919A (ja) | 2008-09-04 |
JP5242065B2 true JP5242065B2 (ja) | 2013-07-24 |
Family
ID=39780616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007043032A Active JP5242065B2 (ja) | 2007-02-22 | 2007-02-22 | 間接加熱式キルン |
Country Status (1)
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2007
- 2007-02-22 JP JP2007043032A patent/JP5242065B2/ja active Active
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