JP4137058B2 - 腐食・防食状態評価方法 - Google Patents
腐食・防食状態評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4137058B2 JP4137058B2 JP2004566279A JP2004566279A JP4137058B2 JP 4137058 B2 JP4137058 B2 JP 4137058B2 JP 2004566279 A JP2004566279 A JP 2004566279A JP 2004566279 A JP2004566279 A JP 2004566279A JP 4137058 B2 JP4137058 B2 JP 4137058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential
- corrosion
- pseudo member
- electrolyte
- pseudo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N17/00—Investigating resistance of materials to the weather, to corrosion, or to light
- G01N17/04—Corrosion probes
Description
より詳しくは、照合電極を使用して外部電解質中の構造物の腐食・防食状態を評価する腐食・防食状態評価方法と、外部電解質中の構造物の電位を測定する電位測定装置と、電極用金属と電解質溶液とを非導電性の容器内に収容し、前記電極用金属を容器外側の外部電解質中の構造物又はその擬似部材に電気的に接続するとともに、前記電解質溶液を前記外部電解質に電気的に接続して、前記構造物の電位を測定できるように構成してある照合電極に関する。
図45,図46の各々は、防食状態での構造物Aの電位を測定するために、従来の腐食・防食状態評価方法に使用している電位測定装置Bを示し、いずれも、外部直流電源7の負極側を土壌(外部電解質の一例)6中の鋼製埋設管(構造物の一例)Aに接続するとともに、外部直流電源7の正極側を土壌6中に埋設した対極8に接続して、対極8から土壌6を介して埋設管Aに防食電流を流す外部電源法により防食されている埋設管Aの防食電位を測定するものである。
このIR損をなくすためには、外部直流電源7と埋設管Aとの短絡状態を切って、その短絡状態を切った瞬間に応じたタイミング(短絡状態を切った瞬間から数msというオーダのタイミング)で、直流電圧計50で測定した埋設管Aと照合電極3との電位差を、埋設管Aの防食電位として測定する方法があるが、変電所や電気鉄道,その他の防食路線等の他施設からの迷走電流がある場合は、その迷走電流によるIR損をなくすことはできず、この場合も、埋設管Aの電位を実際の値よりも低く測定してしまうなど、防食電位を精度良く測定できない欠点があるとともに、外部直流電源7と埋設管Aとの短絡箇所と、電位測定装置Bの設置箇所とが離れている場合は、電位差を測定するタイミングを、外部直流電源7と埋設管Aとの短絡状態を切る瞬間に応じて合わせにくいので、精度良く測定しにくい欠点がある。
また、擬似部材1と埋設管Aとの短絡状態と、外部直流電源7と埋設管Aとの短絡状態とを同時に切ることにより、外部直流電源7によるIR損をなくすことができるが、外部直流電源7が電位測定地点から遠く離れている場合は、擬似部材1と埋設管Aとの短絡状態を切るタイミングと、外部直流電源7と埋設管Aとの短絡状態を切るタイミングとを同期させにくい欠点があると共に、変電所や電気鉄道,その他の防食路線等の他施設からの迷走電流や交流電流がある場合は、それらの電流によるIR損をなくすことはできず、この場合も電位を精度良く測定できず、腐食・防食状態を精度良く評価できない欠点がある。
また、配管に犠牲陽極(MgやZn等)を直づけして防食している場合には、防食電流を切ることも困難である。
それは、防食状態は、本来、電位で判断すべきものであり、全て電流で判断しようとするところに無理が生じるためである。
また、構造物の交流腐食・防食状態を精度良く評価できるようにすることを目的とする。
また、外部電解質中に設置してある構造物の電位を簡便、かつ、精度良く測定できる電位測定装置を提供することを目的とする。
また、長期に亘って電位を精度良く測定できる照合電極を提供することを目的とする。
電解質を充填してある非導電性の筒体を、その筒体に充填してある内部電解質が筒体上部において筒体周りの外部電解質と絶縁されるように設けてあるので、内部電解質には防食電流が流れ込まず、従って、内部電解質を筒体長手方向に亘って等電位に保つことができる。このため、内部電解質に電気的に接触させた照合電極を、外部電解質と内部電解質とが電気的に接触している筒体下部において外部電解質に電気的に接触させたのと同等の効果を得ることができる。これにより、筒体下部で外部電解質に電気的に接触するように設けた擬似部材と、その擬似部材に電気的に接続してある照合電極との間に介在する外部電解質の影響を略皆無にして、擬似部材に直流電流(防食電流)や交流電流が流れていても、電流と外部電解質の抵抗とによるIR損を略皆無にすることができる。
従って、防食電流と外部電解質の抵抗とによるIR損を無視できる程度の小さなものにすることができるとともに、擬似部材における電位のばらつきを抑制できるので、擬似部材に防食電流や腐食電流や交流電流等が流れていても、擬似部材の照合電極基準の電位を構造物の電位として精度良く測定でき、数msというオーダの極めて短い微妙なタイミングで擬似部材の電位を測定する必要もないので、測定した測定電位に基づいて、構造物が防食状態にあるか防食状態にないかを精度良く簡便に判定して、外部電解質中の構造物の腐食・防食状態を精度良く簡便に評価できる。
擬似部材の照合電極基準の測定電位が変動する場合において、最高測定電位と照合電極基準の防食基準電位とを比較して、最高測定電位が防食基準電位以下であれば、構造物が完全防食状態にあると判定でき、最高測定電位が防食基準電位を越えておれば、構造物が完全防食状態にはないと判定できるので、構造物の交流腐食・防食状態を簡便に評価できる。
擬似部材の照合電極基準の測定電位が変動する場合において、交流電流は大部分が外部電解質と擬似部材との界面の電気二重層を通過し、一部のみが電気化学反応(腐食防食反応)に関与し、その反応に関与する分は電位変動として現れ、直流電流で置き換えることが可能となる。
従って、擬似部材の照合電極基準の電位が最高測定電位になるように直流電源からの供給電流を調節して、最高測定電位になったときに擬似部材に流れる電流値に基づいて、擬似部材に電流が流入する電流値であれば、構造物が防食状態にあると判定でき、擬似部材から電流が流出する電流値であれば、最高電位状態では構造物が防食状態にはないと判定できる。
従って、単に、最高測定電位と防食基準電位とを比較するのではなく、外部電解質の溶存酸素や腐食性の影響などを考慮した状態で、構造物の交流腐食・防食状態を一層精度良く簡便に評価できる。
擬似部材の照合電極基準の測定電位が変動する場合において、交流電流が外部電解質と擬似部材との界面の電気二重層を通過し、一部のみが電気化学反応(腐食防食反応)に関与し、その反応に関与する分は電位変動として現れ、直流電流で置き換えることが可能となる。
従って、擬似部材に流れる電流値が零になるように直流電源からの供給電流を調節して、電流値が零になったときの擬似部材の電位、つまり、電流が擬似部材から流出も流入もしない自然電位と、最高測定電位とを比較することにより、最高測定電位が自然電位以下であれば、構造物が防食状態にあると判定でき、最高測定電位が自然電位を越えておれば、最高電位状態では構造物が防食状態にはないと判定できる。
従って、単に、最高測定電位と防食基準電位とを比較するのではなく、外部電解質の溶存酸素や腐食性の影響などを考慮した状態で、実際の自然電位を基準にして、交流腐食・防食状態を一層精度良く簡便に評価できる。
擬似部材の照合電極基準の測定電位が変動する場合において、最高測定電位が、擬似部材に流れる電流値が零になったときの擬似部材の電位を越えている場合、つまり、最高測定電位が自然電位を越えていて、構造物が防食状態にはないと判定できる場合に、擬似部材からの流出電気量に基づいて、交流腐食防・食状態での構造物の腐食速度を推定できる。
擬似部材の照合電極基準の測定電位が変動する場合において、測定電位を所定時間間隔でサンプリングして求めたサンプリング電位毎に、擬似部材の電位がサンプリング電位になるように直流電源からの供給電流を調節して、サンプリング電位になったときに擬似部材に流れる電流値を求め、そのサンプリング電位毎に求めた電流値に基づいて、測定電位の変動に対応する電流値の変動波形を再現し、その変動波形に基づいて積算した流出電気量や流入電気量に基づいて、構造物の腐食速度を推定するので、流出電気量が少なくて腐食速度が遅い場合は、構造物が防食状態又は略防食状態にあると判定でき、ファラデーの法則より流出電気量が多くて腐食速度が速い場合は、構造物が防食状態にはないと判定できる。
また、流入電気量から自然腐食量に対する打ち消し量が推定でき、おおよその防食状態を推定できる。
従って、測定電位の変動に対応する流出電気量や流入電気量に基づいて、交流腐食・防食状態での構造物の腐食速度や防食状態を精度良く推定できる。
〔第1実施形態〕
図1は、照合電極3を使用して外部電解質6中の構造物Aの腐食・防食状態を評価する本発明による腐食・防食状態評価方法に使用する電位測定装置Bを示し、外部電源法により防食されている鋼製埋設管(構造物の一例)Aの近傍に、その埋設管Aの塗覆装欠陥部を擬似的に構成する鋼片からなる擬似部材1を、特定面12が土壌(外部電解質の一例で、以下、外部土壌という)6に電気的に接触し、かつ、特定面12以外の面13が外部土壌6に対して電気的に絶縁されるように設置し、照合電極(本実施形態では、飽和硫酸銅電極)3と、擬似部材1の外部土壌6に対して電気的に絶縁されている絶縁面13とを、外部土壌6に対して絶縁状態で電気的に接続するとともに、照合電極3の電解質溶液(図示せず)と外部土壌6とを特定面12の近傍で電気的に接触させて、擬似部材1の照合電極基準の電位を測定できるように構成してある。
尚、マグネシウムや亜鉛のような犠牲陽極を埋設管Aに直づけして防食してあっても良い。
そして、底板15に形成した貫通孔14に内部土壌9が入り込むように充填して、内部土壌9を貫通孔14を通して外部土壌6に電気的に接続してある。 尚、貫通孔14に多孔質の絶縁性部材を挿入して、その絶縁性部材に電解質を含浸させても良い。
上記のように、擬似部材1を略円形のリング状に形成して、貫通孔14と同芯状に固定し、外部土壌6に電気的に接触する特定面12を貫通孔14と同芯状の円形に設けてあるので、擬似部材1と外部土壌6との境界面における電流密度の均一化を図って、埋設管Aの電位を精度良く測定できる。
図5は、照合電極3を使用して外部電解質6中の構造物Aの腐食・防食状態を評価する本発明による腐食・防食状態評価方法に使用する電位測定装置Bの別実施形態を示し、第1実施形態で示した照合電極3に代えて、図6に示すように、金属電極(銅)18と電解質溶液(飽和硫酸銅溶液)19と硫酸銅結晶20を含有させたイオン導電性粘性流体21とを、絶縁性を備えたポリ塩化ビニル樹脂製の円筒状の外側容器22内に収容するとともに、その外側容器22を、内部電解質9を充填してある絶縁性のポリ塩化ビニル樹脂製の筒状の外装容器23に内装してある地中埋め込み式の照合電極3を設けてある。
このようにして、電解質溶液19が内部電解質9によって汚染されることを防止でき、いわば、イオン導電性粘性流体21がクッションのような役割を果たしているということができる。
また、このようなクッションのような役割を果たす層を、更にもう一層増やすなど、複数層設けても良い。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図7は、擬似部材1の測定電位が変動する場合に好適に使用できる電位測定装置Bを示し、第1実施形態で示したデジタルトランジェントメモリ37などを備えた直流電圧測定装置4によって交流変動する電位を測定した後、擬似部材1と埋設管Aとの短絡を切って、対極31を外部土壌6中に設置し、擬似部材1と対極31とを供給電流を調節自在な直流電源装置32と直流電流計17cとを介して接続してある状態を示している。
図9は、図8に示した交流電流密度とピーク電位(最高測定電位)との関係を示し、交流電流密度とピーク電位とは略直線関係にある。
従って、電流密度が100μA/cm2 の防食電流が流れている擬似部材1の測定電位が交流変動している状態で、自然電位で防食状態を判定しても良いが、例えば、10μA/cm2(自然腐食量がおおよそ打ち消される防食電流)以上の電流が擬似部材1に流入するような電位で防食状態を判定する場合、図10から、ピーク電位が約−454mV以下ならば防食状態にあるといえる。
また、流入電流値を積分することにより積算した流入電気量Q2からおおよその防食状態も推定できる。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図13は、擬似部材1の照合電極基準の測定電位が変動する場合に好適に使用できる電位測定装置Bの別実施形態を示し、第3実施形態で示した電位測定装置Bに設けた照合電極3に代えて、第2実施形態で示した照合電極3を設けて構成してある。
その他の構成は第3実施形態と同様である。
図14,図15は、擬似部材1の取付け構造の別実施形態を示し、絶縁性を備えたポリ塩化ビニル樹脂製の円形板材33を、擬似部材1の特定面12側に一定間隔を隔てて向くように対向させて、電流が流出入するように開口部35を備えたC型リング状の周壁(スペーサの一例)36を挟んで、擬似部材1を嵌合固定してあるポリ塩化ビニル樹脂製の基材10(23)に同芯状にボルト固定や接着固定して、円形板材33と特定面12との間に隙間34を設け、埋設管Aの塗覆装の隙間状況を再現できるようにしてある。
その他の構成は第1〜4実施形態と同様である。
図16は、擬似部材1を鋼製埋設管(防食対象物となる構造物の一例)Aに被覆導線2a,2bで電気的に接続するとともに、擬似部材1と飽和硫酸銅電極などの照合電極3とを直流電圧計50を介して被覆導線5a,5bで電気的に接続して、土壌(外部電解質の一例で、以下、外部土壌という)6中で外部電源法により防食されている埋設管Aの防食電位を測定する本発明に係る電位測定装置Bを示し、擬似部材1と照合電極3との電位差の測定時に、擬似部材1と埋設管Aとに亘って流れる電流を同時に測定できるように、擬似部材1と埋設管Aとを接続する被覆導線2bに直流電流計(電流測定手段の一例)51を接続してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図17,図18は、電位測定装置Bの別実施形態を示し、土壌9を充填する樹脂管10の下端外周部に、非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の円板状底板15を着脱自在にねじ込んで、その円板状底板15に貫通孔14を形成するとともに、擬似部材1を固定してある。
その他の構成は第6実施形態と同様である。
図19,図20は、構造物の塗膜部等における隙間状況を再現できるように設けた隙間34の別実施形態を示し、樹脂管10にねじ込んである円板状底板15と略同径で、非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の円形板材33に、電流が流出入するように円形の開口部54を同芯状に形成し、その円形板材33を、その一側面33aが擬似部材1の扁平な特定面12に向くように対向させて、リング状の周壁(スペーサの一例)55とともに、円板状底板15に同芯状に一体形成し、一側面33aと特定面12との間に外部土壌6が入り込む又は外部土壌6を充填する隙間34を一定間隔で形成してある。
その他の構成は第7実施形態と同様である。
図21〜図23は、電位測定装置Bの別実施形態を示し、照合電極3の複数(5個)と各照合電極3毎に対応する複数(5個)の樹脂管10とを設けて、各照合電極3を対応する樹脂管上部において内部土壌9に電気的に接触させるとともに、各照合電極3毎に対応する樹脂管10の底板15に、第1実施形態で示したように、貫通孔14を囲む環状に設けてある擬似部材1を、その特定面12が略一定方向に向くように並べて、ポリエチレン樹脂製の基板(非導電性の連結材)56を介して一体に固定し、透明アクリル樹脂製の隙間形成用板材(非導電性の板材)57と各擬似部材1の特定面12との間に外部土壌6が入り込む又は外部土壌6を充填する一連の隙間58を形成してある。
その他の構成は第6実施形態と同様である。
図24,図25は、電位測定装置Bの別実施形態を示し、擬似部材1を樹脂管10に固定するとともに、その樹脂管10の下部に下端側ほど小径の硬質先端部61を略同芯状に一体連設し、貫通孔14を硬質先端部61の先端から径方向にずらせて開口させてある。
その他の構成は第6実施形態と同様である。
図26は、電極用金属(銅)18と電解質溶液(飽和硫酸銅溶液)19と硫酸銅結晶20を含有させたイオン導電性粘性流体21とを、非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の円筒状の外側容器22内に収容するとともに、その外側容器22を、内部電解質材9を充填してある非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の筒状の外装容器23に同芯状に内装してある照合電極3を示す。
図31,図32は、照合電極3の別実施形態を示し、外装容器23を、非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の円筒体87の外周部に、非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の円板状底板27を着脱自在にねじ込んで構成し、その円板状底板27に貫通孔14を形成するとともに、擬似部材1を固定してある。
その他の構成は第11実施形態と同様である。
図33,図34は、構造物の塗膜部等における隙間状況を再現できるように設けた隙間34の別実施形態を示し、外装容器23の円板状底板27と略同径で、非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の円形板材33を、その一側面33aが擬似部材1の扁平な特定面12に向くように対向させて、電流が流出入するように開口部37を備えたC型リング状の周壁(スペーサの一例)91とともに、円板状底板27に同芯状に一体形成し、一側面33aと特定面12との間に外部電解質6が入り込む又は外部電解質6を充填する隙間34を一定間隔で形成してある。
その他の構成は第12実施形態と同様である。
図35,図36は、構造物の塗膜部等における隙間状況を再現できるように設けた隙間34の別実施形態を示し、外装容器23の円板状底板27と略同径で、非導電性を備えたポリエチレン樹脂製の円形板材33に、電流が流出入するように円形の開口部35を同芯状に形成し、その円形板材33を、その一側面33aが擬似部材1の扁平な特定面12に向くように対向させて、リング状の周壁(スペーサの一例)91とともに、円板状底板27に同芯状に一体形成し、一側面33aと特定面12との間に外部電解質6が入り込む又は外部電解質6を充填する隙間34を一定間隔で形成してある。
その他の構成は第12実施形態と同様である。
図37は、電位測定装置Eの別実施形態を示し、第11実施形態で示した照合電極3の複数を一体に組み付けてある照合電極ユニットHを鋼製埋設管(構造物の一例)Aの近傍に埋設し、各照合電極3毎に対応して第11実施形態で示した測定ユニットJを設けて、各擬似部材1と対応する照合電極3との電位差を埋設管Aの電位として測定できるように構成してある。
その他の構成は第11実施形態と同様である。
図40は、電位測定装置Bの別実施形態を示し、図41に示すように、第11実施形態で示した照合電極3の外装容器23に擬似部材1を固定し、外装容器23の上部に硬質の円筒体部95を略同芯状に一体連設するとともに、外装容器23の下部に下端側ほど小径の硬質先端部61を略同芯状に一体連設し、貫通孔14を硬質先端部61の先端から径方向にずらして開口するように形成してある。
その他の構成は第11実施形態と同様である。
図42は、樹脂管10の底板15や、照合電極3を構成している外装容器23の底板27への擬似部材1の取り付け構造の別実施形態を示し、底板15,27の外面側に形成した環状溝16と貫通孔14とを隔てている周壁部100の内周面の下端側を、全周に亘って、下端側ほど環状溝16側に近づくテーパ面101に形成して、断面形状が四角形の略円形リング状の擬似部材1をその環状溝16に嵌合してある。
その他の構成は第1〜第16実施形態と同様である。
図43は、樹脂管10の底板15や、照合電極3を構成している外装容器23の底板27への擬似部材1の取り付け構造の別実施形態を示し、底板15,27の外面側に円形の凹面部102を形成するとともに、その凹面部102に開口する貫通孔103を同芯状に形成し、その貫通孔103と略同径の中心孔104を形成してある断面形状が四角形の略円形リング状の擬似部材1を、中心孔104と貫通孔103とが同芯状に連通する貫通孔14を形成するように、凹面部102に嵌合して、中心孔104の周面と貫通孔103の周面とに亘って、絶縁性を備えた薄肉の樹脂フィルム105を絶縁性を備えた接着剤で貼着してある。
その他の構成は第1〜第16実施形態と同様である。
図44は、樹脂管10の底板15や、照合電極3を構成している外装容器23の底板27への擬似部材1の取り付け構造の別実施形態を示し、底板15,27自体を、樹脂管10や外装容器23にねじ込み固定自在に形成した断面形状が四角形の略円形リング状の擬似部材1で構成するとともに、擬似部材1の中心孔104の周面と、内部電解質9側に臨む内面と、樹脂管10や外装容器23に対する螺合面とに亘って、絶縁性を備えた樹脂或いはガラス製の絶縁薄膜層106を形成して、内部電解質9を入り込ませる貫通孔14を擬似部材1の中心孔104で構成してある。
その他の構成は第1〜第16実施形態と同様である。
1.本発明による腐食・防食状態評価方法は、構造物の腐食・防食状態を現場において評価するために使用しても、実験室において各種電解質中における各種金属の腐食・防食状態を評価するために使用しても良い。
2.本発明による腐食・防食状態評価方法は、管以外の各種構造物の腐食・防食状態を評価するために使用しても良い。
3.本発明による腐食・防食状態評価方法は、外部電解質としての海水中の各種構造物の腐食・防食状態を評価するために使用しても良い。
4.本発明による腐食・防食状態評価方法は、照合電極と擬似部材とを一体に組み付けずに、外部電解質中の構造物近くに各別に設置してある電位測定装置を使用しても良い。
5.本発明による腐食・防食状態評価方法は、第3実施形態において、直流電源装置32を用いずに、単に擬似部材1を開路状態にするだけで自然電位を測定するようにしても良い。
6.本発明による腐食・防食状態評価方法は、自然腐食状況や各種マクロセルによる腐食状況や電食による影響度や影響範囲の特定等を把握するためや腐食状況等をモニタリングするために使用しても良い。
7.本発明による電位測定装置は、各種構造物の電位を測定するものであっても良い。
8.本発明による電位測定装置は、外部電解質としての海水中の各種構造物の電位や、海水中で各種防食法により防食されている構造物の電位を測定するものであっても良い。
9.本発明による電位測定装置は、擬似部材を筒体から離した状態で、その特定面が筒体下部近くで外部電解質に電気的に接触し、かつ、特定面以外の面が内部電解質に対して電気的に絶縁されるように設けてあっても良い。
10.本発明による電位測定装置は、管以外の各種構造物の電位を測定するものであっても良い。
11.本発明による電位測定装置は、自然腐食状況や各種マクロセルによる腐食状況や電食による影響度や影響範囲の特定等を把握するための電位や電流を測定するものであっても良く、また、腐食状況等をモニタリングするための分極抵抗法に代表される電気化学測定による電位や電流を測定するものであっても良い。
12.本発明の第12特徴構成の電位測定装置は、筒体の下部と硬質先端部との間に擬似部材を固定してあっても良い。
13.本発明による電位測定装置は、擬似部材を外装容器から離した状態で、その特定面が外装容器の貫通孔近くで外部電解質に電気的に接触し、かつ、特定面以外の面が内部電解質材に対して電気的に絶縁されるように設けてあっても良い。
14.本発明による電位測定装置は、自然腐食状況や各種マクロセルによる腐食状況や電食による影響度や影響範囲の特定等を把握するための電位や電流を測定するものであっても良く、また、腐食状況等をモニタリングするための分極抵抗法に代表される電気化学測定による電位や電流を測定するものであっても良い。
15.本発明の第19特徴構成の電位測定装置は、下端部を下端側ほど小径に形成してある筒状の外装容器に擬似部材を設けるとともに、その外装容器の上部に硬質の筒体部を略同芯状に一体連設してあっても良い。
16.本発明の第19特徴構成の電位測定装置は、外装容器の下部と硬質先端部との間に擬似部材を固定してあっても良い。
17.本発明による照合電極は、外装容器から離して外部電解質中に設けてある擬似部材に電極用金属を電気的に接続して、構造物の電位を測定できるように構成してあっても、擬似部材を設けていない構造物に電極用金属を電気的に接続して、構造物の電位を測定できるように構成してあっても良い。
18.本発明による照合電極は、外部電解質に直に接触して電気的に接続可能な補助金属電極を設けてあっても良い。
19.本発明による照合電極は、外部電解質に直に接触する抗菌金属を設けてあっても良い。
20.本発明による照合電極と電位測定装置は、必要に応じて、電解質溶液が外部電解質に電気的に接続するように設置して使用するものであっても良い。
21.本発明による照合電極と電位測定装置は、非導電性の多孔質材料で形成してある内部隔壁で容器の内側を区画して、電解質溶液と導電性粘性流体とを、内部隔壁を通して互いに電気的に接続するように、容器内に各別に充填してあっても良い。
22.本発明による照合電極と電位測定装置は、各種構造物の自然電位を測定するために使用するものであっても良い。
23.本発明による照合電極と電位測定装置は、外部電解質としての海水中の各種構造物の電位や自然電位を測定するために使用するものであっても良い。
24.本発明による照合電極と電位測定装置は、鋼管杭や埋設管以外の各種構造物の電位を測定するために使用するものであっても良い。
25.本発明による照合電極と電位測定装置は、二重管構造等における鞘管内部の防食・腐食状況を把握・モニタリングするために使用するものであっても良い。
また、本発明による電位測定装置及び照合電極は、外部電解質中の各種の構造物の電位を測定する上で有用である。
Claims (6)
- 外部電解質中の構造物の腐食・防食状態を評価する腐食・防食状態評価方法であって、
電解質を充填してある非導電性の筒体を、その筒体に充填してある内部電解質が筒体上部において前記外部電解質と絶縁され、かつ、前記内部電解質が筒体下部において前記外部電解質と電気的に接触するように、前記構造物の近傍に設け、
前記構造物の擬似部材に電気的に接続してある照合電極を前記内部電解質に電気的に接触させるとともに、
前記擬似部材を、その特定面が筒体下部で前記外部電解質に電気的に接触し、かつ、前記特定面以外の面が前記内部電解質に対して電気的に絶縁されるように、前記筒体に設け、
前記擬似部材の前記照合電極基準の電位を測定し、その測定した測定電位に基づいて前記構造物の腐食・防食状態を評価する腐食・防食状態評価方法。 - 前記測定電位が変動する場合において、最高測定電位と前記照合電極基準の防食基準電位とを比較して、前記構造物の腐食・防食状態を評価する請求項1に記載の腐食・防食状態評価方法。
- 前記測定電位が変動する場合において、
対極を前記外部電解質中に設置して、前記擬似部材と前記対極とを直流電源を介して接続し、
前記擬似部材の前記照合電極基準の電位が最高測定電位になるように前記直流電源からの供給電流を調節して、前記最高測定電位になったときに前記擬似部材に流れる電流値に基づいて、前記構造物の腐食・防食状態を評価する請求項1に記載の腐食・防食状態評価方法。 - 前記測定電位が変動する場合において、
対極を前記外部電解質中に設置して、前記擬似部材と前記対極とを直流電源を介して接続し、
前記擬似部材に流れる電流値が零になるように前記直流電源からの供給電流を調節して、前記電流値が零になったときの前記擬似部材の前記照合電極基準の電位と、最高測定電位とを比較して、前記構造物の腐食・防食状態を評価する請求項1に記載の腐食・防食状態評価方法。 - 前記最高測定電位が、前記擬似部材に流れる電流値が零になったときの前記擬似部材の電位よりも高い場合において、前記擬似部材からの流出電気量に基づいて、前記構造物の腐食速度を推定する請求項4に記載の腐食・防食状態評価方法。
- 前記測定電位が変動する場合において、
対極を前記外部電解質中に設置して、前記擬似部材と前記対極とを直流電源を介して接続し、
前記測定電位を所定時間間隔でサンプリングして求めたサンプリング電位毎に、前記擬似部材の前記照合電極基準の電位が前記サンプリング電位になるように前記直流電源からの供給電流を調節して、前記サンプリング電位になったときに前記擬似部材に流れる電流値を求め、
前記サンプリング電位毎に求めた前記電流値に基づいて、前記測定電位の変動に対応する電流値の変動波形を再現し、
前記変動波形に基づいて前記流出電気量や流入電気量を積算する請求項1に記載の腐食・防食状態評価方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003007227 | 2003-01-15 | ||
JP2003007227 | 2003-01-15 | ||
PCT/JP2003/012126 WO2004063737A1 (ja) | 2003-01-15 | 2003-09-24 | 腐食・防食状態評価方法と電位測定装置と照合電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2004063737A1 JPWO2004063737A1 (ja) | 2006-05-18 |
JP4137058B2 true JP4137058B2 (ja) | 2008-08-20 |
Family
ID=32709104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004566279A Expired - Fee Related JP4137058B2 (ja) | 2003-01-15 | 2003-09-24 | 腐食・防食状態評価方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4137058B2 (ja) |
WO (1) | WO2004063737A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101878564B1 (ko) * | 2016-10-18 | 2018-07-13 | 한국에너지기술연구원 | 절연체 코팅 전도선의 qc 장치 및 이의 방법 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2898978B1 (fr) * | 2006-03-23 | 2008-08-29 | Adca Electronique Sa | Cellule de mesure de potentiel pour la surveillance des installations a protection cathodique par soutirage |
JP5014247B2 (ja) * | 2008-05-12 | 2012-08-29 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | 電位測定電極及び電位測定方法 |
JP6127768B2 (ja) * | 2013-06-21 | 2017-05-17 | 株式会社島津製作所 | 液中電位測定用電極装置 |
KR101674373B1 (ko) * | 2014-09-29 | 2016-11-10 | 한국전력공사 | 부식 모니터링용 센서 및 이의 제조방법 |
JP6403618B2 (ja) * | 2015-03-24 | 2018-10-10 | 東京瓦斯株式会社 | 埋設金属体の交流腐食リスク計測評価方法 |
KR101780316B1 (ko) | 2016-04-19 | 2017-09-27 | 주식회사 이엔이 | 탄소소재를 활용한 전기방식용 전위측정 전극유니트 |
CN108444899A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-08-24 | 昆明理工大学 | 一种直流杂散电流引起金属材料腐蚀的室内实验模拟装置 |
JP7104326B2 (ja) * | 2018-09-27 | 2022-07-21 | 日本電信電話株式会社 | 腐食性評価装置とその方法 |
US20230014791A1 (en) * | 2021-07-12 | 2023-01-19 | Titan Hre Llc | Apparatus and system for automated assessment of cathodic protection system for pipelines |
EP4325202A1 (en) * | 2022-08-15 | 2024-02-21 | ETH Zurich | Method and device for assessing corrosion phenomena |
CN116973783B (zh) * | 2023-09-22 | 2023-12-12 | 山东金科力电源科技有限公司 | 一种极板原位电流电位测量方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0616860U (ja) * | 1992-08-06 | 1994-03-04 | 大阪瓦斯株式会社 | 照合電極装置 |
JP2511234B2 (ja) * | 1993-01-26 | 1996-06-26 | 財団法人日本建築総合試験所 | 埋設鉄筋の腐食度検出用プロ―ブ |
JP3177050B2 (ja) * | 1993-03-12 | 2001-06-18 | 大阪瓦斯株式会社 | 防食電位測定方法 |
JPH09318571A (ja) * | 1996-05-30 | 1997-12-12 | Tokyo Gas Co Ltd | 交流インピーダンス測定用電極 |
JP3058844B2 (ja) * | 1997-06-03 | 2000-07-04 | 東京瓦斯株式会社 | 鋼製プローブを用いたカソード防食状況の判定方法及びその装置 |
JP4233193B2 (ja) * | 2000-01-26 | 2009-03-04 | 大阪瓦斯株式会社 | 防食状態推定方法及び解析システム |
-
2003
- 2003-09-24 WO PCT/JP2003/012126 patent/WO2004063737A1/ja active Application Filing
- 2003-09-24 JP JP2004566279A patent/JP4137058B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101878564B1 (ko) * | 2016-10-18 | 2018-07-13 | 한국에너지기술연구원 | 절연체 코팅 전도선의 qc 장치 및 이의 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2004063737A1 (ja) | 2006-05-18 |
WO2004063737A1 (ja) | 2004-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7508223B1 (en) | Multihole and multiwire sensors for localized and general corrosion monitoring | |
JP4137058B2 (ja) | 腐食・防食状態評価方法 | |
CA1167924A (en) | Device for measurement of the potential with respect to the soil of a cathodically protected metallic structure | |
US5469048A (en) | Cathodic protection measurement apparatus | |
CN102912356B (zh) | 多功能阴极保护测试探头及测试方法 | |
GB2200459A (en) | Corrosion detecting probe for steel buried in concrete | |
CN112430817B (zh) | 埋地金属管道腐蚀参数测试探头分体式装置及测试方法 | |
CN102353628B (zh) | 一种埋地钢质管道阴极保护极化测试探头及测试方法 | |
US3649492A (en) | Method for determining the completeness of cathodic protection of corrodible metal structure | |
US6060877A (en) | Flat cathodic protection test probe | |
KR20180018291A (ko) | 외부물질이동 감지센서 및 이를 포함하는 외부물질이동 감지시스템 | |
JP4278391B2 (ja) | 照合電極と電位測定装置 | |
JP3606082B2 (ja) | 防食被覆剥離内部の腐食特性測定方法及び装置並びに防食監視用電極 | |
RU2480734C2 (ru) | Устройство для измерения поляризационного потенциала трубопроводов | |
RU2471171C1 (ru) | Устройство для оценки защищенности от коррозии по величине смещения от естественного потенциала | |
US3549993A (en) | Corrosion rate measuring method by maintaining electrolytic contact and excluding any substantial oxygen contact with a test specimen | |
RU2484448C1 (ru) | Способ и устройство для осуществления контакта блока контроля параметров электрохимической защиты с трубой с нанесенным утяжеляющим бетонным покрытием | |
JP4278392B2 (ja) | 電位測定装置 | |
EP3862465A1 (en) | Copper/copper sulphate gel permanent reference electrode for the measurement of the true potential and current density of buried metal structures | |
JP3606080B2 (ja) | 防食監視用電極及び防食監視方法 | |
JP5018230B2 (ja) | 防食状態監視電極用水抜け防止キャップ、防食状態監視電極 | |
KR200353153Y1 (ko) | 매설금속구조물의 방식전위 측정에 사용되는 기준전극 | |
RU156869U1 (ru) | Проволочный датчик контактной коррозии | |
RU149571U1 (ru) | Устройство биметаллического электрода для оценки скорости коррозии | |
JP3606081B2 (ja) | 電気防食管理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4137058 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140613 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |