JP4136408B2 - 回路遮断器及び分電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、単相三線式の分電盤に取り付けられる回路遮断器及び分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、分電盤に分岐ブレーカとして取り付けられる回路遮断器が用いられている。そして、単相三線式の分電盤に用いられる回路遮断器について、2個の端子を備え、これら2個の端子のうちの一方の端子が導電バーを選択的に接続することにより、100Vと200Vとを切り替えて使用可能な構成が知られている。
【0003】
このような従来技術として、特開2000−35341号公報に示されるように、器体の一端部に位置して、それぞれ導電バーを差込み可能な3段の差込部を形成し、最下段の差込部に連通する収納部には共通端子を配置するとともに、上側の2段の差込部に連通する内方収納部には1個の選択端子を上下にスライド可能に収納したスライド部材を備える構成が知られている。そして、このような構成では、共通端子に導電バーを接続するとともに、選択端子をいずれかの差込部に移動させた状態で導電バーを接続することにより、100Vと200Vとを切り替えて使用することが可能になっている。また、器体の天井部分には、通孔が形成され、スライド部材の上部に形成した表示部がこの通孔に近接し、あるいは離れることにより、選択端子の位置を視認することを図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のように、固定された共通端子とスライドにより移動可能な選択端子を備える構成では、例えば、上から下へのスライドでは、上面から内方収納部に連通する通孔に工具などを押し込み選択端子を移動させ、逆に、下から上へのスライドでは、内方収納部から外側に突出した突出部を下から上側に移動させて選択端子を移動させる作業が必要になり、選択端子の操作部が移動方向により異なるため、操作が紛らわしい問題を有している。また、選択端子の位置を示す表示部は、単に通孔に近接するか離れるかで表示するため、必ずしも選択端子の位置の確認が容易でない。さらに、この構成では、100Vであるか200Vであるかを示す構成は明確には示されていない。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、電源側の導電体の配置への対応の自由度が高いとともに、切替端子部の切替状態を容易に確認できる回路遮断器及び分電盤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の回路遮断器は、複数の導電体接続口、電源接続部収納部及び表示窓を設けた筐体と;電源接続部収納部に収納され回動可能に軸支して移動可能に設けられ導電体接続口に選択的に臨む複数の選択端子部を備えた電源接続部と;電源接続部収納部の上部に配置され、かつ、電源接続部とは別体の合成樹脂にて形成され、軸部、軸部の上側に位置する表示部、及び軸部の下側に位置する作用部を備え、電源接続部の軸方向に沿った前後方向を軸方向として回動可能に軸支され、作用部が電源接続部に押動されて少なくとも一方の選択端子部の移動に連動し、選択端子部の位置を示す表示部を表示窓から表示する表示手段と;負荷に接続される負荷接続部と;電源接続部と負荷接続部との間の回路を遮断可能に接続する回路遮断部と;を具備したものである。
【0007】
そして、この構成では、移動可能な複数の選択端子部を備えたため、固定的に設けられる端子を備えた構成に較べ、電源側の導電体の配置への対応の自由度が高い。例えば、電圧と相とが容易に切り替えられる。また、選択端子部の位置は、表示手段の表示部により表示窓から示される。
【0008】
請求項2記載の回路遮断器は、請求項1記載の回路遮断器において、導電体接続口は、単相三線式の中性極の導電体が配置される位置と2個の電圧極の導電体が配置される位置とに臨んで設けられ、中性極の導電体が配置される位置に選択端子部が臨んで位置しない状態で、表示部が表示窓から表示されるものである。
【0009】
そして、この構成では、選択端子部が中性極を用いる電圧の低い状態から外れた状態で、表示部による表示がなされるので、電源側に200ボルトを接続した状態で、負荷側に200ボルトの配線を接続すべきことが明確に示され、誤って負荷側に100ボルトの配線を行うことが抑制される。
【0010】
請求項3記載の分電盤は、請求項1または2記載の回路遮断器及びこの回路遮断器が接続される主幹漏電ブレーカを有するベースと;ベースの正面側に取り付けられるカバーと;を具備したものである。
【0011】
そして、この構成では、請求項1または2記載の回路遮断器を備えたため、請求項1または2記載の作用を奏する分電盤が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の回路遮断器及び分電盤の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明の回路遮断器の一実施の形態を示す200V状態の断面図であり、図2は同上回路遮断器を取り付けた分電盤の説明図であり、(a)は扉を取り外した状態の正面図、(b)は扉を閉じた状態の側面図であり、図3は同上回路遮断器の平面図であり、(a)はオン状態、(b)はオフ状態であり、図4は同上回路遮断器のドアを開いた状態の後面図であり、図5は同上回路遮断器の前面図であり、図6は同上回路遮断器の一部の底面図であり、図7は同上回路遮断器の一部の断面図であり、図8は同上回路遮断器の一部を拡大した断面図である。
【0014】
図2において、1は分電盤で、この分電盤1は、主に家庭や店舗などに設置されるもので、垂直な壁面などに設置されるベース2と、このベース2の正面側に取り付けられる枠状のカバー3と、このカバー3の正面側に開閉可能に取り付けられる扉4とを備えている。そして、この分電盤1の内側には、電源線に接続される図示しないリミッタが取り付けられるリミッタ取付部5と、このリミッタの2次側が接続される主幹漏電ブレーカ6と、この主幹漏電ブレーカ6の2次側が接続される複数の回路遮断器11となどが取り付けられ、収納されている。
【0015】
また、分電盤1は、単相三線式で、主幹漏電ブレーカ6の2次側に接続されたブスバーとも呼ばれる導電体としての3本の板状の導電バーN,L1,L2を必要に応じて備えている。そして、これら導電バーN,L1,L2は、上下2列に並ぶ回路遮断器11の間に配置され、各回路遮断器11を、中性極の導電バーNと一方の電圧極の導電バーL1とに接続し、あるいは、中性極の導電バーNと他方の電圧極の導電バーL2とに接続することにより、100Vとして利用され、また、両電圧極の導電バーL1と導電バーL2とに接続することにより、200Vとして利用するようになっている。
【0016】
そして、各回路遮断器11は、プラグインブレーカ、プラグイン端子ブレーカ、分岐用回路遮断器などとも呼ばれる開閉器で、本実施の形態では、白色の薄形の筐体12を備えた薄形の分岐ブレーカを構成している。なお、回路遮断器11については、通常垂直な壁面に設置される分電盤に備えられるものであるが、以下の説明においては、筐体12を水平な平面上に載置した状態で説明する。また、各図の端子の配置は、200V時の状態を示している。
【0017】
そして、この筐体12は、絶縁性を有する合成樹脂にて形成された一対のケース体13,14を組合せ、複数の本実施の形態では4個のリベットであるピン16で連結して薄箱状に形成されている。また、このケース体13,14の内側は、筐体12を構成する絶縁性を有する前後のセパレータ17,18により両側に区画されている。さらに、この筐体12は、底部の一部が裏蓋19で覆われ、また、側部の一部が開閉可能なドア20で覆われている。
【0018】
また、この筐体12には、一端部としての後側部に、電源接続部21が収納され、中央部に熱動式の回路遮断部22が収納されているとともに、他端部としての前側部に負荷接続部23が収納されている。そして、筐体12の後端部には、電源接続部21に臨み、上下に所定間隔で導電体接続口25,26,27が形成されている。また、筐体12の前端部には、円孔状の両側一対の電線挿入口29,29が形成されているとともに、これら電線挿入口29,29の下側に位置して、矩形状の検電用挿入口30,30が形成されている。
【0019】
また、筐体12には、下部の底面部32に、分電盤に係合して取り付けられる前後一対の取付部32aが形成されているとともに、前側の端部には、係合を保持するロックレバー32bが上下動可能に取り付けられている。そして、上部の天面部33には、電線接続用レバー取付部35、ハンドル取付部36、及び表示部取付部37が形成され、さらに、後面部には、各導電体接続口25,26,27同士の間に位置して、操作部取付部38が形成されている。また、筐体12の両側面は、平面状に形成されている。なお、筐体12の天面部33には、必要に応じて銘板33a,33bが貼着されている。
【0020】
そして、回路遮断部22は、銅より線の配線であるジャンパ線40を介して電源接続部21に接続された過電流引外し手段を構成する一対のバイメタル板41と、これらバイメタル板41に対向する磁鉄片42と、これらバイメタル板41に銅より線の配線であるジャンパ線43を介して接続された可動接点板である一対のコンタクトアーム44と、これらコンタクトアーム44の先端部に固定された可動接点45と、負荷接続部23に接続され可動接点45に接離される固定接点46とを備えている。また、コンタクトアーム44は、基端部を支点として回動可能に支持され、かつ、付勢手段であり主スプリングと呼ばれるコイルスプリング48により、可動接点45が固定接点46から離間する方向に付勢されている。なお、各磁鉄片42の部分には、鉄枠49、磁鉄片ばね49a、支持枠49b、四角ナット49c、この四角ナット49cに螺合する調整ねじ49dなどが設けられている。
【0021】
また、回路遮断部22には、接点開閉機構51が設けられている。そして、この接点開閉機構51は、ハンドル取付部36に回動可能に取り付けられたスナップとも呼ばれるハンドル52、このハンドル52を回動可能に軸支する軸52a、このハンドル52を所定方向に付勢する付勢手段としての線ばねであるスナップスプリング53及び復帰スプリング54、ハンドル52に連結されたリンク軸である金属製の第1リンク55、この第1リンク55の移動方向を規制する引外し板である第2リンク56、第1リンク55に押動されてコンタクトアーム44を押動する可動枠である合成樹脂製の押動体57、第2リンク56の位置を規制する引外しレバーであるラッチ体58,59、ラッチ体58の軸58a、及びこのラッチ体58,59を所定方向に付勢する付勢手段としての線ばねである復帰スプリング60などを備えている。なお、ハンドル52の一面である前面には、オンを示す1を表示したラベル52bが貼着され、ハンドル52の他面である後面には、オフを示す0を表示したラベル52cが貼着されている。
【0022】
そこで、この回路遮断部22は、過電流が流れていない状態では、ラッチ体58,59に位置規制された第2リンク56により第1リンク55が押動体57を押動可能に案内され、ハンドル52を後方(図1に示す矢印A方向)に回動することにより、第1リンク55が押動体57を下方に押動し、この押動体57がコンタクトアーム44を下方に押動して、コイルスプリング48の付勢力に抗して可動接点45を固定接点46に圧接し、回路が閉成された状態が維持される。
【0023】
一方、回路遮断部22は、過電流が流れると、バイメタル板41が湾曲し、ラッチ体58,59を移動させ、第2リンク56の位置の規制が解除される。すると、第1リンク55が押動体57から外れ、コイルスプリング48の付勢力により、可動接点45を固定接点46から引き外し、回路が遮断される。
【0024】
また、電源接続部21は、ケース体13,14あるいはセパレータ17,18に一体などに形成された区画板61により、他の部分から区画された電源接続部収納部64に収納されている。また、この電源接続部収納部64の一側部は、ドア20により開閉される。このドア20は、上下の端部に軸部20a,20aを設けた基部20bと、この基部20bから延設され、それぞれ操作部取付部38,38に連接する片部20c,20cと、これら片部20c,20cから電源接続部収納部64の内側に向かって突設された係止部20d,20dとが一体に形成されている。また、このドア20の軸部20a,20aは、ケース体14に回動可能に、かつ、前後方向に若干移動可能に軸支されている。
【0025】
さらに、この電源接続部収納部64の上部には、表示窓65が形成されている。この表示窓65は、矩形状の通孔と、この通孔の下方に所定の間隔を介して配置されたケース体13と一体の底板とを備えている。そこで、この表示窓65は、他の部材が通孔と底板との間に位置しない状態では、ケース体13,14と同色の白色となる。
【0026】
そして、電源接続部収納部64には、区画板61と操作部取付部38,38との間に約180度だけ回動可能に軸支された上下一対の切替つまみ66,66が配置されている。すなわち、各切替つまみ66は、絶縁性を有する合成樹脂などにて形成され、円盤の一部を切り欠いた形状をなす基部67と、この基部67から前側に突設された前軸部68と、基部67から後側に突設された円柱状の後軸部69とを備えている。そして、前軸部68は、スペーサ71を介して区画板61側に回動可能に軸支され、後軸部69は、操作部取付部38に形成された円孔72に回動可能に軸支されている。また、この後軸部69には、円孔72を介して外部に露出する治具受部すなわちプラスドライバ用の溝が形成されている。さらに、基部67の外周の縁部近傍には、後側に向かって突設された係止受部67aが形成されている。
【0027】
さらに、各切替つまみ66の基部67には、それぞれ切り欠いた部分に端子体74が取り付けられている。この端子体74は、PIR端子とも呼ばれるもので、弾性変形可能かつ導電性を有する金属板を折曲などして、相対向する一対の接触部75が形成され、それぞれジャンパ線40を介して回路遮断部22の異なるバイメタル板41に接続されている。
【0028】
そして、ドア20を開いた状態で、プラスドライバなどの治具を用いて各切替つまみ66を回動することにより、各接触部75がいずれかの導電体接続口25,26,27に対向する。すなわち、上側の切替つまみ66の端子体74の接触部75は、中性極の導電バーNが挿入される導電体接続口25または一方の電圧極の導電バーL1が挿入される導電体接続口26に配置され、下側の切替つまみ66の端子体74の接触部75は、一方の電圧極の導電バーL1が挿入される導電体接続口26または他方の電圧極の導電バーL2が導電体接続口27に配置され、それぞれ挿入された導電バーN,L1,L2を接触部75で弾性的に挟持して、電気的に接続される。また、これら切替つまみ66は、ドア20を閉じることにより、係止部20dと係止受部67aとが係合し、回動が抑止され、位置が固定される。
【0029】
さらに、電源接続部収納部64内の上端部には、表示駒である表示手段81が配置されている。そして、この表示手段81は、例えば赤色の合成樹脂にて形成され、前後方向を軸方向としてケース体13に回動可能に軸支された軸部82と、この軸部82から径方向に突設された表示部83及び作用部84を備えている。また、この表示手段81には、付勢手段としての線ばねである表示駒スプリング86が装着されている。そこで、作用部84に力が加わっていない状態では、表示部83が表示窓65に臨み、すなわち、表示部83が表示窓65の通孔と底板との間に入り込み、この表示部83が外部から赤く見えるようになっている。そして、上側の切替つまみ66の端子体74が上側に回動して中性極の導電バーNが挿入される導電体接続口25に臨む位置に存在する場合は、端子体74が表示駒スプリング86の付勢力に抗して作用部84を押動し、表示部83が表示窓65から外れ、表示部83が外部から白く見えるようになっている。
【0030】
ここで、電源接続部21の100V(110V)と200V(220V)との切り替え動作を説明する。
【0031】
まず、100Vの接続状態は、上端の中性極の導電バーNを必ず利用するとともに、いずれかの導電バーL1,L2を利用して実現される。すなわち、上側の切替つまみ66の端子体74は上側に回動され、下側の切替つまみ66の端子体74は上下いずれかに回動される。このとき、表示部83が外部から白く見える。
【0032】
一方、200Vの接続状態は、中央の導電バーL1と下端の導電バーL2とを利用して実現される。すなわち、図1に示すように、上下側の切替つまみ66の端子体74はいずれも下方に回動される。このとき、表示部83が外部から赤く見える。
【0033】
なお、切替つまみ66の基部67の径方向への突出寸法よりも、端子体74の径方向への突出寸法は大きく、切替の中間状態では、端子体74がドア20に当接し、ドア20を閉じることはできないようになっている。
【0034】
一方、負荷接続部23は、ねじなし端子を構成するもので、筐体12に固定された導電性を有する固定接点板である一対の端子板101と、弾性変形可能な金属製でありSL端子ばねとも呼ばれる一対の係止板102と、絶縁性を有する合成樹脂製の一対のハンドルであるレバー103とを備えている。なお、これらレバー103は、互いに異なる色に着色されている。そして、各端子板101は、各電線挿入口29の軸方向に沿って配置された電線接続部105を備えている。そして、この電線接続部105から延設された接点支持部106に、固定接点46が固着されている。また、各端子板101には、電線接続部105から屈曲して延設された検電部を兼ねたガイド部108が設けられ、電線接続部105とガイド部108とが筐体12に設けたリブ111,112に直接あるいは間接に当接して、がたつくことなく保持されている。また、ガイド部108は、筐体12に設けた検電用挿入口30に対向し、この検電用挿入口30から挿入された治具が当接して検電できるようになっている。
【0035】
また、係止板102は、端子板101の電線接続部105とリブ111との間に挟持された基部116と、この基部116から延設され約270°弧状に屈曲された屈曲部117と、この屈曲部117の先端部に設けられた矩形孔状の電線係止部118とを備えている。そして、この電線係止部118内を、電線接続部105が挿通するように配置され、係止板102の復帰変形する付勢力により、電線係止部118の縁部が電線接続部105に圧接されている。
【0036】
さらに、レバー103は、筐体12の電線接続用レバー取付部35に回動可能に支持される軸部121と、この軸部121から一方に延設されたレバー操作部122と、軸部121からレバー操作部122の略反対側に延設された作用部123とを備えている。
【0037】
そこで、この負荷接続部23は、レバー操作部122を上方に引き上げることにより、作用部123が屈曲部117を下方に押動し、係止板102の電線係止部118が電線挿入口29に対向して開口する。そして、この状態で、負荷側の電線が電線挿入口29を介して電線係止部118内に挿入される。次いで、レバー操作部122を前側下方におろすことにより、係止板102が復帰変形し、電線係止部118の縁部が挿入された電線を端子板101の電線接続部105に圧接させ、電線を端子板101に電気的に接続するとともに、機械的に抜け止めする。一方、再度レバー操作部122を引き上げることにより、容易に電線を取り外せるようになっている。
【0038】
このように、本実施の形態によれば、電源接続部21に、それぞれ選択端子である端子体74を備えた2個の切替つまみ66を設け、いわば2軸の切替手段を備えたため、導電バーN,L1,L2を適宜組み合わせて利用でき、電圧切替、相切替を容易に行うことができる。
【0039】
そして、筐体12の天面部33に設定すなわち選択電圧が見える表示を設け、中性極(N極)の導電バーNが挿入される導電体接続口25に端子体74が存在しない状態で、すなわち200Vが選択されている状態で、天面部33の表示が白色から赤色になり、200V電圧表示を行うようにしたため、選択電圧を、特に、200Vを選択した状態を容易に確認でき、過電圧を負荷機器に印加することを抑制できる。
【0040】
また、電源接続部21は、2個の切替つまみ66を設けて構成したため、1個の端子を上下にスライドさせる構成などに比べて、各部材も簡略な構成で部品点数の削減も可能であり、製造コストを低減できる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の回路遮断器によれば、移動可能な複数の選択端子部を備えたため、固定的に設けられる端子を備えた構成に較べ、電源側の導電体の配置への対応の自由度を高めることができる。また、選択端子部の位置は、表示手段の表示部により表示窓から示すことができる。
【0042】
請求項2記載の回路遮断器によれば、請求項1記載の効果に加え、選択端子部が中性極を用いる電圧の低い状態から外れた状態で、表示部による表示がなされるので、電源側に200ボルトを接続した状態で、負荷側に200ボルトの配線を接続すべきことを明確に示し、誤って負荷側に100ボルトの配線を行うことを抑制できる。
【0043】
請求項3記載の分電盤によれば、請求項1または2記載の回路遮断器を備えたため、請求項1または2記載の効果を奏する分電盤を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回路遮断器の一実施の形態を示す200V状態の断面図である。
【図2】 同上回路遮断器を取り付けた分電盤の説明図である。
(a)は扉を取り外した状態の正面図
(b)は扉を閉じた状態の側面図
【図3】 同上回路遮断器の平面図である。
(a)はオン状態
(b)はオフ状態
【図4】 同上回路遮断器のドアを開いた状態の後面図である。
【図5】 同上回路遮断器の前面図である。
【図6】 同上回路遮断器の一部の底面図である。
【図7】 同上回路遮断器の一部の断面図である。
【図8】 同上回路遮断器の一部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
1 分電盤
2 ベース
3 カバー
6 主幹漏電ブレーカ
11 回路遮断器
12 筐体
21 電源接続部
22 回路遮断部
23 負荷接続部
25,26,27 導電体接続口
64 電源接続部収納部
65 表示窓
74 選択端子部である端子体
81 表示手段
82 軸部
83 表示部
84 作用部
N,L1,L2 導電体としての導電バー

Claims (3)

  1. 複数の導電体接続口、電源接続部収納部及び表示窓を設けた筐体と;
    電源接続部収納部に収納され回動可能に軸支して移動可能に設けられ導電体接続口に選択的に臨む複数の選択端子部を備えた電源接続部と;
    電源接続部収納部の上部に配置され、かつ、電源接続部とは別体の合成樹脂にて形成され、軸部、軸部の上側に位置する表示部、及び軸部の下側に位置する作用部を備え、電源接続部の軸方向に沿った前後方向を軸方向として回動可能に軸支され、作用部が電源接続部に押動されて少なくとも一方の選択端子部の移動に連動し、選択端子部の位置を示す表示部を表示窓から表示する表示手段と;
    負荷に接続される負荷接続部と;
    電源接続部と負荷接続部との間の回路を遮断可能に接続する回路遮断部と;
    を具備したことを特徴とする回路遮断器。
  2. 導電体接続口は、単相三線式の中性極の導電体が配置される位置と2個の電圧極の導電体が配置される位置とに臨んで設けられ、中性極の導電体が配置される位置に選択端子部が臨んで位置しない状態で、表示部が表示窓から表示されることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 請求項1または2記載の回路遮断器及びこの回路遮断器が接続される主幹漏電ブレーカを有するベースと;
    ベースの正面側に取り付けられるカバーと;
    を具備したことを特徴とする分電盤。
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