JP4136384B2 - データ放送受信再生装置、データ放送受信再生方法、及び制御プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字・画像・音声・映像などが多重化されたデータ放送コンテンツの表示制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
データ放送としては、現在、地上波テレビ放送において一部の放送局が放送を開始し、また、衛星テレビ放送においても一部で放送が開始されている。これらのデータ放送は、何れも放送局からデータを放送電波に重畳して送信するものである。受信装置側では、受信・蓄積したデータをパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)や専用端末に読み込み、汎用WWW(World WideWeb)ブラウザソフトで表示するものである。
【0003】
また、このようなデータ放送サービスをパソコンだけでなく、テレビ受像機でも受信可能とする新たなサービスが期待されている。すなわち、テレビ受像機自体にデータ放送の受信機能、及び再生ソフト(データ放送用ブラウザ)を搭載することにより、パソコンを持たないユーザでも手軽に各種の情報を閲覧したり、テレビ番組と連動した情報を文字や画像で表示したりすることが可能なサービスが期待されている。国内においてこのようなサービスを行うための規格としては、社団法人電波産業会(通称、ARIB)における標準規格ARIB−STD−B24がある。
【0004】
図23を用いて、衛星デジタル放送を受信するテレビ受信機の構成を説明する。
【0005】
放送局では、通常のテレビ番組の番組データ、音声データ、及びデータ放送用データ(以下、データ放送用データという)が符号化される。そして、それらの符号化信号が多重化された後に、変調されてアンテナから出力される。アンテナから出力された信号は、放送衛星(BS)を介してユーザ側端末(テレビ受信機)に送られる。
【0006】
テレビ受信機では、受信した信号のうち、ユーザによって選択された番組に対応するチャンネルの周波数帯域の信号が、チューナによって選択される。チューナは、入力された信号に対して、復調、誤り訂正等の処理を施して、トランスポートストリーム(TS)と呼ばれるデジタルデータを再現し、デスクランブラを介してトランスポートデコーダに出力する。
【0007】
トランスポートデコーダでは、ユーザによって選択された番組に対応するパケットが抽出される。そして、抽出されたパケット内の映像データは、ビデオデコーダによって復号化された後、グラフィックバッファ内の「動画プレーン」に格納される。抽出されたパケット内の音声データは、オーディオデコーダによって復号化された後、スピーカに出力される。抽出されたパケット内のデータ放送用データは、CPUに送られて復号化された後、データ記憶装置(図示省略)に格納される。
【0008】
CPUは、データ放送用データの内容を表示する際には、データ記憶装置に格納したデータ放送用データを読み出し、グラフィック生成部を介して文字や図形の画像データに変換した後、グラフィックバッファの「文字図形プレーン」、又は「静止画プレーン」に格納する。文字図形プレーンとは、主にデータ放送におけるUI(ユーザインターフェース)となるボタンやテキスト、図形、絵などのビットイメージを格納するものである。静止画プレーンとは、写真画像などのビットイメージを格納するものである。
【0009】
画像合成部では、グラフィックバッファ内の動画プレーン、文字図形プレーン、静止画プレーンに格納されたグラフィックデータを合成処理し、表示器へ出力して表示させる。
【0010】
前述の電波産業会の定める規格では、衛星デジタル放送の受信機における、映像プレーン、文字図形プレーン、静止画プレーンの各プレーンの解像度は、その受信機の性能により異なることが許されている。例えば、静止画プレーンに関しては、解像度が横1920×縦1080のものと、横720×縦480のものがあり、720×480の解像度においては、表示器上で横縦比が16:9で表示される場合と、4:3で表示される場合とがある。
【0011】
また、静止画プレーンが1920×1080の解像度の場合には、静止画プレーン上の各画素は正方形として表示されるが、720×480の解像度の場合は、表示器の横縦の比が16:9であれば、静止画プレーンの各画素は若干横長の長方形として表示され、4:3であれば、若干縦長の長方形として表示される。
【0012】
また、当然ながら表示器のサイズは14インチ、19インチ、33インチなど各種のサイズがある。
【0013】
データ放送では、ISO/IEC13818−6に規定されているDSM−CCのデータカルーセル方式により、放送局から繰り返しデジタルデータが送出されてくる。トランスポートデコーダによってフィルタリングされたデジタルデータには、テキスト情報、スクリプト情報、画像情報、映像・音声データが含まれており、テキスト情報はW3Cの規定するXML(eXtensible Markup Language)によって記述されている。
【0014】
このデータ放送を利用して、電子ショッピングなどのサービスをユーザに提供する試みがなされている。例えば、ショッピング番組の放送中にデータ放送で商品の詳細情報や画像を配信し、ユーザの操作によって番組で紹介中の商品の詳細な情報を表示するといったサービスが考えられている。このようなデータ放送サービスを、番組連動型のデータ放送サービスと呼んでいる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
このようなテレビ受信機を利用した電子ショッピングにおいては、紹介される商品を実際に手にとって触れることができず、また、服飾品を購入するユーザが体に当てて試すことができないため、商品の正確なイメージが掴み難い。
【0016】
このような問題を解決するために、表示器上でユーザ自身の姿を示す画像データと紹介される商品の画像データとを合成して、仮想的な試着を実現することが考えられる。
【0017】
しかしながら、上記の仮想試着に利用されるテレビ画面の大きさや解像度は、複数の種類が混在し、利用するテレビ受信機によって表示される商品の縦横比が異なり、実際の商品の大きさとユーザに伝わる商品の大きさのイメージが一致し難いという問題がある。
【0018】
また、複数の放送事業者が異なる放送番組で多種に渡る商品を表示するため、商品ごとの画像上の大きさが異なり、受信機に登録されたユーザ画像との合成ができないといった問題が生じる。
【0019】
放送、通信、あるいは独立した記憶メディアを利用した電子試着、仮想試着としては、例えば特開平5−336445号公報において、利用者の容姿画像と商品画像を合成して表示する際に容姿画像の姿勢、サイズに基づいて商品画像を選択して合成表示する画像処理方法が提案されている。
【0020】
この画像処理方法をデータ放送とテレビ受信機を利用した電子ショッピングの仮想試着に適用した場合、放送される商品画像を利用される可能性のあるテレビ画面の解像度の種類分、同時並行的に送信する必要があり、限られた放送可能なデータ容量を圧迫するため、多数の種類の商品に係る画像データを送信することができなくなってしまう。
【0021】
また、特開平7−210608号公報において、ユーザ画像のサイズをユーザ画像、または入力手段から得て、商品画像データを縮小または拡大し、合成、表示する販売支援システムが提案されている。
【0022】
この販売支援システムをデータ放送とテレビ受信機を利用した電子ショッピングの仮想試着に適用した場合、複数の放送事業者によって提供される様々な種類の商品画像データを表示する必要があり、ユーザ画像として表示されるユーザの大きさに対して商品の実際の画像データが非常に大きい場合には、テレビ画面に表示し切れない場合が生じる。
【0023】
また、商品を表示するテレビ画面の解像度及び縦横比を考慮していないため、表示された商品の縦横比が変化し、テレビ画面の表示から受けるユーザの商品に対する印象が実際の商品のイメージと一致し難いという問題が生じる。
【0024】
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたもので、その課題は、受信機の仕様の如何に拘わらず、ユーザ画像とデータ放送に係る画像とを正しいスケールで合成して表示できるようにすることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、受信した放送画像データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された所定の放送画像データと予め登録されたユーザ画像データとの合成画像を表示装置に表示させる表示制御手段とを有するデータ放送受信再生装置であって、前記表示装置のメモリに保存され、前記表示装置の表示画面のスケールに係る表示画面情報を読み出し、前記表示画面情報に基づいて、前記合成画像が所定のスケールとなるように、前記所定の放送画像データと前記ユーザ画像データとをそれぞれ拡大・縮小処理する制御手段を有している。
【0026】
また、本発明では、前記表示画像情報は、前記表示装置の表示画面の画素数、及び縦横比を含んでいる。
【0027】
また、本発明は、受信した放送画像データを記憶し、記憶された所定の放送画像データと予め登録されたユーザ画像データとの合成画像を表示装置に表示させるデータ放送受信再生方法であって、前記表示装置のメモリに保存され、前記表示装置の表示画面のスケールに係る表示画面情報を読み出し、前記表示画面情報に基づいて、前記合成画像が所定のスケールとなるように、前記所定の放送画像データと前記ユーザ画像データとをそれぞれ拡大・縮小処理することを特徴とする。
【0028】
また、本発明に係る制御プログラムは、上記のデータ放送受信再生方法をコンピュータに実行させるように構成されている。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0034】
図1は、本発明を適用したデジタルテレビ受信装置100の概略構成を示すブロック図である。
【0035】
図1において、アンテナにより受信された信号はチューナ部101に入力される。チューナ部101は、入力された信号に対して、復調、誤り訂正等の処理を施し、トランスポートストリーム(TS)と呼ばれる形式のデジタルデータを再現する。更に、再現したトランスポートストリーム(TS)データをデスクランブラ102に出力する。
【0036】
デスクランブラ102は、視聴制限のためのスクランブルがかけられているTSデータがチューナ部101より入力された場合、TSデータに含まれるデスクランブルのための鍵情報とICカード制御部117より出力される鍵情報とに基づいて、スクランブル解除を行い、トランスポートデコーダ103に出力する。
【0037】
ここで、ICカード制御部117は、ユーザの契約情報及びTSデータに含まれるデスクランブラのための鍵情報を解くための鍵情報が格納されているICカードを含み、デスクランブラ102より入力されたデスクランブルのための鍵情報を解くための鍵情報があった場合、その鍵情報をデスクランブラ102に出力する。
【0038】
また、デスクランブラ102は、チューナ部101よりスクランブルがかけられていないTSデータを入力した場合には、TSデータをトランスポートデコーダ103に出力する。トランスポートデコーダ103では、ユーザによって選択された番組に対応するパケットが抽出される。
【0039】
そして、抽出されたパケット内の映像データは、ビデオデコーダ106によって復号化された後、グラフィックバッファ121内の動画プレーン107に送られる。抽出されたパケット内の音声データは、オーディオデコーダ104によって復号化された後、D/A変換器105を介してスピーカ133に出力される。抽出されたパケット内のデータ放送用データは、CPU118に接続されているバス122を介してメモリ112に取り込まれ、後述するCPU118の処理によって復号化された後、ハードディスク119に格納される。
【0040】
CPU118は、データ放送の内容を表示する際には、ハードディスク119に格納したデータ放送用データを読み出し、グラフィック生成部110を介して文字や図形の画像データに変換した後、グラフィックバッファ121の文字図形プレーン109、又は静止画プレーン108に送る。
【0041】
画面合成部111では、グラフィックバッファ121内の動画プレーン107、文字図形プレーン109、静止画プレーン108に格納されたグラフィックデータの合成/切換処理を行い、表示器134へ出力する。
【0042】
表示器134は、送られてきた画像データを表示すると共に、その内部に表示器134の画面サイズ等の情報を保存したメモリを有しており、そのメモリ内の情報は、デジタルテレビ受信装置100と表示器134の間で接続されたシリアルバスによってデジタルテレビ受信装置100へ送られ、シリアルインターフェース20及びバス122を介して、CPU118の管理するメモリ112に格納される。
【0043】
バス122には、更にIEEE1394インターフェース114及びモデム115が接続されており、IEEE1394インターフェース114は、本デジタルテレビ受信装置100が、外部に接続されたVTR(ビデオテープレコーダ)130やプリンタ131とプロトコル通信を行うために用いられる。また、モデム115は、電話回線経由でインターネット接続するために用いられる。
【0044】
[データ放送について]
データ放送は、ISO/IEC13818−6に規定されているDSM−CCのデータカルーセル方式により放送局から繰り返しデジタルデータが送出されてくる。トランスポートデコーダ103によってフィルタリングされたデータ放送用データには、テキスト情報、スクリプト情報、画像情報、映像・音声データが含まれており、テキスト情報はW3Cの規定するXML(eXtensibleMarkup Language)によって記述されている。
【0045】
本実施形態では、データ放送再生用XMLの仕様としてHTML4.0をXML1.0で再定式化したXHTML仕様を基本とした仕様を用いている。XMLでは、文書中の文字列に対して、タグ< >と、タグ</ >で囲まれた部分によって属性付け(意味付け)が行われる。また、このタグは、「入れ子」にすることが可能である。また、表示形式は、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、スクリプト処理は、Java(登録商標)Scriptを用いている。
【0046】
図2は、CPU118で動作するソフトウェアの構造を示した図である。データ放送ブラウザ201は、オペレーティングシステム200の上で動作するアプリケーションであり、アプリケーションからは、グラフィックライブラリ201とグラフィックドライバ203を介してグラフィック生成部110を制御し、文字や図形、画像などをグラフィックバッファ121上に描画する。
【0047】
また、ウィンドウ制御ミドルウェア204と画面合成部ドライバ205を介して画面合成部111を制御することにより、動画、静止画、文字図形の合成処理を行う。また、トランスポートデコーダドライバ206を介してトランスポートデコーダ103が制御され、再生する動画や音声のフィルタ設定やデータ放送用データの受信が行われる。さらに、シリアルドライバ207を介してシリアルインターフェース20が制御され、表示器134内のメモリから表示器134の画面サイズや縦横比情報が読み出される。また、リモコンドライバ208を介してリモートコントローラ(以下、リモコンという)132との通信が行われ、ユーザの操作内容を入力する。
【0048】
次に、上記構成のデジタルテレビ受信装置の動作について説明する。
【0049】
[データ放送ブラウザの動作]
図3は、データ放送ブラウザ201による処理内容を示したフローチャートである。ユーザが、テレビ番組視聴中にリモコン132を使ってデータ放送表示を指示すると、CPU118は、先ず、データ放送受信再生プログラム(データ放送ブラウザ201)を起動する(ステップS301)。
【0050】
起動されたデータ放送ブラウザ201では、まず、初めに、表示器134から表示画面に関する情報を取得する(ステップS302)。本実施形態のデジタルテレビ受信装置100は、シリアルバスにより表示器134と接続されており、そのシリアルバスを介して、表示器134のメモリに保存された表示画面の縦横の画素数と縦横比、および縦方向の単位長さ当たりの画素数(スケール情報)が読み出される。例えば、対角サイズ19.2インチ、横縦比16:9の高品位なデジタルテレビ受像装置100の場合は、「横=1920画素、縦=1080画素、横縦比=16:9、スケール=114画素/インチ」といった情報が取得される。
【0051】
データ放送ブラウザ201は、次に、トランスポートデコーダ103を制御してデータカルーセル方式で送信されてくるデータ放送コンテンツの受信を開始し、画面のXMLデータ及び同データに埋め込まれた画像などの関連データを取得し、メモリ112に格納する(ステップS303)。
【0052】
[スタートアップページ]
図4,5に、ショッピング番組と連動したデータ放送のスタートアップ画面用の「受信XMLデータ」の例を示す。この例では、放送中の番組を表示するための<object>(オブジェクトタグ、図5中のA)や、現在番組の中で紹介中の商品の詳細情報を表示する為のリンクボタン(図5中の中B)や、さらに商品の全体表示、仮想試着、注文画面表示などの画面へ切り替えるためのリンクボタン(図5中のC、D,E)などの要素が含まれている。
【0053】
各要素には、表示位置や表示形式を定義するスタイル定義が施されており、後で説明する初期スクリプトによって表示画面ごとに調整された位置と大きさの領域に、例えば、図5中のAのオブジェクト要素は、画面の上から60画素、左から40画素の位置から、幅1536画素、高さ864画素の領域に配置されることを示している(図4のF参照)。また、各リンクボタンには、ユーザがリンクボタンを選択した場合に表示されるXMLデータが記述されている。
【0054】
データ放送ブラウザ201は、上記XMLデータと関連する画像などを取得すると、XMLデータ中の<body>タグのOnLoad属性に記述されたスクリプト関数を、初期スクリプトとして実行する(図3のステップS304)。
【0055】
図4の<script>と</script>で挟まれた部分にスクリプトが記述してあり、この例ではinitialize関数が初期スクリプトとなる。
【0056】
図6は、図4,5に示したスタートアップ画面用XMLデータの初期スクリプトの処理を示したフローチャートである。
【0057】
本初期スクリプトでは、現在のデータ放送ブラウザ201の実行環境、すなわちデジタルテレビ受像装置100が仮想試着の機能を有しているかを問い合わせる関数を呼び出す(図6のステップS501)。
【0058】
データ放送ブラウザ201は、スクリプトから呼び出すことの出来る組み込みAPI(Application Program Interface)としてGetBrowserSupport()というAPIを有しており(図4のGに対応)、このAPIは、引数として”fitting”という文字列を与えると、仮想試着の機能を有している場合は「1」(TRUEの意味)、仮想試着の機能を持たない場合は「0」(FALSEの意)という値を返す。
【0059】
本実施形態におけるデジタルテレビ受像装置100、及びデータ放送ブラウザ201ブラウザは、仮想試着の機能を有しているので、このAPIの戻り値はTRUE(真)となる(図6のステップS503)。反対に、もし仮想試着の機能を有していないデータ放送ブラウザ201でこのスクリプトが実行されると、このAPIの戻り値はFALSE(偽)となる図6のステップS504)。上記スクリプトでは、このAPIの戻り値を「仮想試着ページへのリンクボタン」の表示許可/不許可を決定する「visibility」属性に代入する。
【0060】
次に、スクリプトでは、デジタルテレビ受像装置100に対し表示器の表示情報を問い合わせる(ステップS505)。データ放送ブラウザ201は、スクリプトから呼び出すことの出来る組み込みAPIとしてGetScreenInfo()を備えている(図4のHに対応)。このAPIは、引数に「height」、「width」、「scale」、「ratio」という4種類の文字列の何れかを指定すると、戻り値としてその引数に応じた値が戻される。すなわち、「height」と「width」は、静止画プレーン108の縦横の画素数、すなわち最大で表示できる画面の縦方向と横方向の画素数を返す。
【0061】
また、「scale」は、表示器134の表示画面の単位長さ当たりの縦方向の画素数を返す。「ratio」は、表示器134の表示画面の横縦比の種別を示す値を返し、「0」の場合は4:3、「1」の場合16:9を表す。
【0062】
スクリプトでは、取得された表示器134の表示画面の縦方向の画素数と横縦比に応じて、後で表示される動画領域、ボタン領域の大きさと配置を調整する(ステップS506)。本実施形態における放送番組では、1920×1080画素、横縦比16:9の表示画面を前提とした動画、静止画を放送しており、例えば、動画は前述のとおり、画面の上から60画素、左から40画素の位置から、幅1536画素、高さ864画素の領域に配置される。しかしながら、得られた表示器134の縦方向の画素数が480画素の場合、動画領域を幅336画素、高さ189画素に変更する。
【0063】
データ放送ブラウザ201は、初期スクリプトを実行した後、グラフィック生成部110を介して、文字図形ブレーン109に対してボタンイメージやテキストなどの描画を行う(図3のステップS305)と同時に、画面合成部111を制御して、動画プレーン107の画像との合成処理を行う(図3のステップS306)。
【0064】
図7は、このXMLデータをデータ放送ブラウザ201により表示した際の表示例である。図7の矩形部分701は、動画ウィンドウになっており、通常、画面全体に表示される動画プレーン107の画像、すなわちテレビショッピングの映像が縮小表示されている。また、動画ウィンドウ以外の部分は、データ放送ブラウザ201、すなわちCPU118がグラフィック生成部110を使用して文字図形プレーン109上に描画した図形や文字が表示される。
【0065】
702は、動画領域で紹介されている商品の説明、素材、サイズの取り揃え、価格などの詳しい情報を表示する画面への移行を指示するリンクボタン、704は、商品の全体像を示す画面への移行を指示するリンクボタンである。705は、後で説明する仮想試着を行うためのリンクボタンであり、前述の表示許可属性を示す変数がTRUEであったために表示が行われる。また、706は、商品の実物大の表示を行うように指示するリンクボタンである。
【0066】
[全体表示]
図7に示す表示が行われているときに、ユーザがリモコン132を使用して「全体表示」リンクボタン704を選択した場合、全体表示画面用XMLデータが新たに取得され、その内容に基づいた表示が行われる。全体表示画面では、商品の全体のイメージを撮影した静止画が大きく表示される。
【0067】
この際、データ放送ブラウザ201は、受信した静止画ファイルデータを静止画プレーン108へ描画すると共に、画面合成部111を制御して、図8,9に示したように、番組表示用の動画ウィンドウ722と静止画表示用の静止画ウィンドウ721と図7のメイン画面へ戻るための戻りボタン723から構成される画面720を生成する。図8は、衣料品としての「セーター」が、図9は、装飾品としての「イヤリング」が表示器134に表示された場合を示している。
【0068】
[仮想試着表示ページ]
図7の表示が行われているときに、ユーザがリモコン132を使用して「試着」リンクボタン705を選択した場合、仮想試着表示画面用XMLデータが新たに取得され、その内容に基づいた表示が行われる。図10〜16に、そのXMLデータ例を示す。
【0069】
図17は、図10〜16のXMLデータによって規定される仮想試着表示画面における初期スクリプトの処理の流れを示すフローチャートである。本初期スクリプトの処理は、以下のステップで行われる。
【0070】
まず、初めに、表示器134の解像度と縦横比、スケールなどの表示画面情報の取得処理が実行される(ステップS1002、図10のA参照)。次に、商品画像の解像度、縦横比、スケールの情報を得て(図10のB参照)、商品画像を表示画面に合わせた値に調整する(ステップS1003)。また、デジタルテレビ受像装置100に登録された仮想試着のためのユーザ画像の解像度、縦横比、スケールの情報を得て(図11のC参照)、商品画像と正しいスケールで合成されるようユーザ画像に対して縮小拡大処理を施し、これら商品画像とユーザ画像を合成することにより、仮想試着画像を生成する(ステップS1004)。
【0071】
次に、合成に係る仮想試着画像が元の商品画像の表示範囲内に在るか否かを確かめ(ステップS1005)、表示範囲内に無ければ、商品画像とユーザ画像の大きさ及び合成位置を再調整する(ステップS1006、図12,13のD参照)。
【0072】
仮想試着画像が元の商品画像の表示範囲内に在る場合、又は商品画像とユーザ画像の大きさ及び合成位置を再調整した後は、商品画像の表示位置と大きさを設定し(ステップS1007、図13のE参照)、ユーザ画像の表示位置と大きさを設定する(ステップS1008、図13のF参照)。
【0073】
次に、上記の個々のステップについて、さらに詳しく説明する。
【0074】
ステップS1002における表示器134の画面サイズと横縦比など情報の取得処理は、既に説明した通り、スクリプトから本実施形態のデータ放送ブラウザ201が実装しているAPIであるGetScreenInfo()を呼ぶことで実行される。
【0075】
例えば、画面サイズ19.2インチ、横縦比16:9の表示器134が接続された高品位映像対応のデジタルテレビ受像装置100で、データ放送ブラウザ201に係る画面が表示器134の画面の全面にいっぱいに表示されるものであれば、height=1080画素、width=1920画素、scale=114画素/インチ、ratio=1といった値が取得できる。また、画面サイズ14.6インチ、横縦比4:3の表示器134が接続されたデジタルテレビ受像装置100においては、例えば、height=480画素、width=720画素、scale=54.8画素/インチ、ratio=0といった値が取得できる。
【0076】
データ放送ブラウザ201は、スクリプトから上記APIがコールされると、「scale」と「ratio」については、起動時に表示器134からシリアルバスを介して読み出してメモリ112に格納しておいた情報をもとに戻り値を返し、「height」と「width」については、デジタルテレビ受像装置100の静止画プレーン108の解像度をもとに戻り値が返される。
【0077】
本実施形態における放送番組では、1920×1080画素、横縦比16:9の画面を前提とした動画、静止画を放送しており、デジタルテレビ受像装置100の静止画プレーン108の解像度がこれと異なる場合には、静止画の大きさ及び表示する領域の調整を行わなければならない。商品画像の情報およびユーザ画像の情報に適用する縦方向、横方向の拡大・縮小率kx、kyが本ステップS1002で算出される。
【0078】
ここで、本実施形態におけるデジタルテレビ受像装置100の静止画プレーン108の解像度と縦横比の組合せとしては、次の3通りを想定している。ただし、本発明は、この組合せに限定されることなく、さらに多種多様の組合せに対処することも可能である。
(1) 解像度(1920×1080)、横縦比(16:9)
(2) 解像度(720×480)、横縦比(4:3)
(3) 解像度(720×480)、横縦比(16:9)
(1)の場合は、放送データのまま描画されるため、kx=ky=1.00となる。
【0079】
(2)の場合は、静止画プレーン108に描かれた画像は横方向が短く表示されるため、商品画像の横幅をその分大きめに静止画プレーン108に描画する。すなわち、kx>kyとなる。
【0080】
(3)の場合は、静止画プレーン108に描かれた画像は横方向が長く表示されるため、商品画像の横幅をその分大きめに静止画プレーン108に描画する。すなわち、kx<kyとなる。
【0081】
商品画像との解像度と、横縦比、スケールを取得するステップS1203においては、データ放送のコンテンツ作成者が予め設定した画像データの情報をXMLデータに記述しておくことができるため、データ放送ブラウザ201におけるスクリプトの処理動作としては、smpl_width、smpl_hight、smpl_scale、smpl_guidex、smpl_guideyという変数に対する値の代入となる。
【0082】
smpl_guidexとsmpl_guidyは、商品画像上でユーザ画像を重ねる位置を示す座標であり、smpl_scaleは、商品画像上のユーザ画像と重ねる部分のスケールを示す値であり、縦方向の単位長さ当たりの画素数で表される。これらの値は、表示器134が放送データの前提と異なる720×480画素である場合、ステップS1002で算出されたkx及びkyによってデジタルテレビ受像装置100の表示器134に合わせた値に調整される。
【0083】
ステップS1004におけるユーザ画像と、その解像度、縦横比、スケールを得る処理は、スクリプトからデータ放送ブラウザ201が実装しているAPIであるGetUserInfo()を呼ぶことで実行される。
【0084】
このAPIは、引数に「face」、「chest」、「figure」などの文字列の何れかを与えると、ユーザの顔、上半身像、全身像を表す画像データの参照が返される。これらのユーザに係る画像データは、仮想試着のためにユーザが予めデジタルテレビ受像装置100に登録した画像データであり、電子ショッピングを行うデータ放送で与えられる商品画像データに重ねて表示され、仮想試着を行うものである。
【0085】
データ放送のスクリプトでは、表示する商品に応じて仮想試着に使用するユーザ画像の種類を選んで、何れかの文字列で指定する。ユーザ画像の解像度、縦横比、スケールは、ユーザ画像に付属する情報であり、ユーザ画像を参照することにより得ることができる。なお、ユーザ画像のスケールは、商品画像のスケールと同様に、縦方向の単位長さ当たりの画素数で表される。
【0086】
「factor」は、ユーザ画像に与える縮小・拡大率である。商品画像と合成する際に両者の縮尺を同一にし、寸法的に正しい合成画像を得るためにユーザ画像を縮小・拡大するための比率であり、商品画像の「scale」をユーザ画像の「scale」で割った場合の商として得られる。この縮小・拡大率「factor」によって、usr_width、usr_hight、及びusr_guidex、usr_guideyを調整する。なお、ユーザ画像の横縦比は、使用される表示器134の表示条件に合わせて作成されているので、ここで改めて調整する必要はない。
【0087】
ステップS1005〜S1006における処理、すなわち、仮想試着画像が元の商品画像の表示範囲内となるように、必要に応じて商品画像とユーザ画像の大きさ及び合成位置を再調整する処理は、図18に示すフローチャートに従って処理される。
【0088】
初めに、±X方向における商品画像からのユーザ画像のはみ出し幅を求める(ステップS1101)。商品画像には、付帯する情報としてユーザ画像を合成する(重ねて表示する)ときのガイド座標(guidex、guidey)が含まれている。また、ユーザ画像にも、ガイド座標(guidex、guidey)が含まれている。ガイド座標は、各画像ユーザ画像の左上を原点とする相対座標であり、この座標位置を一致させるように商品画像の上にユーザ画像を表示すると、仮想試着を実現する合成画像としてほぼ適当な位置関係が得られるものである。
【0089】
合成画像の表示自体は、スクリプトの本体部で記述された表示手順で行うが、このステップS1101では、ガイド座標の位置で両者を重ねて配置したとき、商品画像から−X方向にはみ出すユーザ画像の量を「offsetx」、X方向にはみ出すユーザ画像の量を「remainx」とし、合成画像の表示範囲が元の商品画像の表示範囲に収まるよう、X方向の縮小・拡大率「factorx」を算出する。
【0090】
±Y方向における商品画像からのユーザ画像のはみ出し幅を求めるステップS1102においても、同様に、「offsety」、「remainy」からY方向の縮小・拡大率「fcatory」を算出する。
【0091】
実際に商品画像、ユーザ画像を縮小するための縮小・拡大率「resize」を決定する処理(ステップS1103〜S1105)は、縮小・拡大を必要としないことを示す値「1」と、「factorx」、「facotry」のうち、最も小さいものを選択する処理である。すなわち、はみ出しがなければ縮小は不要であり、はみ出しの大きい方向の縮小率を採用する。resize<1となって縮小が必要と判断された場合は(ステップS1106)、商品画像データとユーザ画像データを縮小し、合わせてガイド座標、ユーザ画像のはみ出しによって必要となる商品画像の位置調整量「offsetx」、及び「offsety」の情報を更新する(ステップS1107)。
【0092】
[表示例]
以上説明したデータ放送データ放送ブラウザ201、及び仮想試着画面用XMLデータ内に記述されたスクリプトの処理による表示例を示す。
【0093】
図21は、商品として衣料品の「セーター」を試着した例である。この例では、図20に示すユーザ画像が「face」として予めテレビ受像機に登録され、図19に示す商品画像が放送された場合を想定している。
【0094】
図21(a)は、1920×1080画素、横縦比16:9、対角サイズ19.2インチの表示器134を有するデジタルテレビ受像装置100に表示した場合、図21(b)は、720×480画素、横縦比16:9、対角サイズ14.6インチの表示器134を有するデジタルテレビ受像装置100に表示した場合、図21(c)は、720×480画素、横縦比4:3、対角サイズ14.6インチの表示器134を有するデジタルテレビ受像装置100に表示した場合である。
【0095】
なお、図21(a)に示した731は合成画像用の静止画ウィンドウ、732は番組表示用の動画ウィンドウ、733は静止画ウィンドウ731内の合成画像を移動させるための移動ボタン、734は図7のメイン画面へ戻るための戻りボタンである(図22(a)も同様)。
【0096】
何れにおいても、ユーザ画像が商品画像に対して正しい大きさに縮小・拡大されて合成、表示されている。また、放送の前提と異なる表示器134の条件で表示される図21(b),(c)においても、図21(a)と画面上の配置は異なるものの、ユーザ画像と商品画像は正しい大きさ、正しい横縦比を保って合成、表示されており、データ放送を通じた仮想試着として正しい商品イメージを視聴者に伝えることが可能としている。
【0097】
また、図22は、装飾品としての「イヤリング」を試着した例である。図22(a)は、1920×1080画素、横縦比16:9、対角サイズ19.2インチの表示器134を有するデジタルテレビ受像装置100に表示した場合、図22(b)は、720×480画素、横縦比16:9、対角サイズ14.6インチの表示器134を有するデジタルテレビ受像装置100に表示した場合、図22(c)は、720×480画素、横縦比4:3、対角サイズ14.6インチの表示器134を有するデジタルテレビ受像装置100に表示した場合である。
【0098】
これらの図22(a),(b),(c)から判るように、図21の商品(セーター)とは実際の大きさが著しく異なる商品(イヤリング)においても、デジタルテレビ受像装置100に登録されたユーザ画像を商品画像データに応じて適切に縮小拡大して表示されるため、正しい商品イメージを視聴者に伝えることが可能となっている。
【0099】
このように、本実施形態では、放送画像データのスケールを受信機の表示画面のスケールに合致させるべく、放送画像データのスケールを調整し、この調整された放送画像データのスケールを前記表示画面のスケールに予め一致させた形で登録されているユーザ画像データのスケールで割った値で示される拡大・縮小率で、ユーザ画像データを拡大・縮小して、前記放送画像データと合成し、この合成画像データを前記表示画面に表示させている。
【0100】
従って、本実施形態では、電子(データ放送)ショッピングなどのデータ放送サービスにおいて、異なる条件の表示器を有する受像機が混在する環境にあっても、受像機に登録したユーザ画像と放送による商品画像とを正しいスケールで拡大・縮小して合成し、テレビ受像機の表示器上で仮想的な試着を行うことができる。
【0101】
また、商品に直接触れることができない電子ショッピングにおいて、視聴者により正しい商品イメージを与え、同時に仮想的な試用を容易な操作で提供することが可能となる。また、視聴者の感じる「実物感」が向上するため、電子ショッピングに対する安心感を高めることができる。
【0102】
[実施形態の変形例]
なお、本実施形態ではデータ放送番組として「データ放送ショッピング」という例を挙げ、ユーザの顔を対象とした「試着」について説明したが、試着する対象は上半身、全身像でもよく、また、装飾品、腕時計を試着するための指手、腕などでもよい。また、全身像や家具などをユーザ画像にして、建築物との「試着」を行ったり、反対に室内風景をユーザ画像に、家具の選択を仮想的に試したりすることもできる。
【0103】
さらに、こうしたショッピングにおける「試着」に限らず、不特定多数を対象としたデータ放送を利用して、正しい寸法を確保しつつ個別のユーザごとに保持する画像データと放送データの合成を行うことが可能である。
【0104】
また、合成は静止画に限定されず、放送による動画とユーザ画像の組合せなどのコンテンツであってもよい。静止画の場合は、データカルーセル伝送方式で伝送するのが好ましいが、動画の場合には、データストリーム方式でPES(Packetized Elementary Stream)により伝送するのが好ましい。
【0105】
さらに、上記実施形態のように、商品などに係る画像データを拡大・縮小するための処理手順は、放送データ送信装置が送信するトランスポートストリームの中に含ませることなく、受信機側に当該処理手順を予め記憶しておくことも可能である。この場合は、データ放送装置側では、拡大・縮小用のデータとしては、画像データのスケールを送信するだけでよく、拡大・縮小処理の手順情報等を送信する必要はないので、送信データ量を低減することができ、その分他のマルチメディアデータ等を余計に送信すること等が可能となる。
【0106】
また、本発明は、上記実施形態に開示の内容に限られるものではなく、請求項で示した機能、又は、実施形態の構成が持つ機能が達成できるものであればどのようなものであっても適用できるものである。
【0107】
例えば、以上の実施形態のソフト構成とハード構成は、適宜置き換えることができるものである。また、以上の各実施形態、または、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるようにしてもよい。また、本発明は、特許請求の範囲の構成、または、実施形態の構成の全体若しくは一部が、1つの装置を形成するものであっても、他の装置と結合するようなものであっても、装置を構成する要素となるようなものであってもよい。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、受信機の仕様の如何に拘わらず、ユーザ画像とデータ放送に係る画像とを正しいスケールで合成して表示することが可能となり、例えばデータ放送ショッピング等においては、商品を購買すべきか否かを的確に判断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルテレビ受信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記デジタルテレビ受信装置のCPUで動作するソフトウェアの構成を示した図である。
【図3】データ放送ブラウザの処理内容を示すフローチャートである。
【図4】放送局から送信されてくるスタートアップ画面用のXMLデータ例を示す図である。
【図5】図4の続きのXMLデータを示す図である。
【図6】上記XMLデータ上に記述された初期スクリプト処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】データ放送ブラウザが上記スタートアップ画面のXMLデータに基づいて生成した表示画面例を示す図である。
【図8】図7の画面で全体表示ボタンを選択した場合の表示画面例を示す図である。
【図9】図7と同様の画面(すなわち、イヤリングが動画ウィンドウに表示されている状態)で全体表示ボタンを選択した場合の表示画面例を示す図である。
【図10】放送局から送信されてくる仮想試着画面用のXMLデータ例を示す図である。
【図11】図10の続きのXMLデータを示す図である。
【図12】図11の続きのXMLデータを示す図である。
【図13】図12の続きのXMLデータを示す図である。
【図14】図13続きのXMLデータを示す図である。
【図15】図14の続きのXMLデータを示す図である。
【図16】図15の続きのXMLデータを示す図である。
【図17】図10〜16に示した仮想試着画面用XMLデータに記述されたスクリプト処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】図17における仮想試着画像(合成画像)の調整処理の詳細を示すフローチャートである。
【図19】商品画像を例示した図である。
【図20】ユーザ画像を例示した図である。
【図21】仮想試着画像(合成画像)例を示す図である。
【図22】他の仮想試着画像(合成画像)例を示す図である。
【図23】一般的なデジタルテレビ受信装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100:デジタルテレビ受信装置
101:チューナ部
102:デスクランブラ
103:トランスポートデコーダ
106:ビデオデコーダ
110:グラフィック生成部
112:メモリ
118:CPU
107:動画プレーン
108:静止画プレーン
109:文字図形プレーン
111:画像合成部
119:ハードディスク
121:グラフィックバッファ
134:表示器
201:データ放送ブラウザ
Claims (4)
- 受信した放送画像データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された所定の放送画像データと予め登録されたユーザ画像データとの合成画像を表示装置に表示させる表示制御手段とを有するデータ放送受信再生装置であって、
前記表示装置のメモリに保存され、前記表示装置の表示画面のスケールに係る表示画面情報を読み出し、
前記表示画面情報に基づいて、前記合成画像が所定のスケールとなるように、前記所定の放送画像データと前記ユーザ画像データとをそれぞれ拡大・縮小処理する制御手段を有することを特徴とするデータ放送受信再生装置。 - 前記表示画像情報は、前記表示装置の表示画面の画素数、及び縦横比を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ放送受信再生装置。
- 受信した放送画像データを記憶し、記憶された所定の放送画像データと予め登録されたユーザ画像データとの合成画像を表示装置に表示させるデータ放送受信再生方法であって、
前記表示装置のメモリに保存され、前記表示装置の表示画面のスケールに係る表示画面情報を読み出し、
前記表示画面情報に基づいて、前記合成画像が所定のスケールとなるように、前記所定の放送画像データと前記ユーザ画像データとをそれぞれ拡大・縮小処理することを特徴とするデータ放送受信再生方法。 - 請求項3記載のデータ放送受信再生方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
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