JP4136207B2 - 化粧料、医薬部外品、医薬品、食品 - Google Patents
化粧料、医薬部外品、医薬品、食品 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は酸化防止作用や美白作用が効果を発揮し、美白、肌荒れ防止、肌のつや、クスミの改善及び肌のはりに効果があるな化粧品、医薬部外品、医薬品、食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
カプールは学名Dryobalanops spp.といい、マレーシア、ボルネオ島に主に分布している60mにもなる高木で、木材に樟脳様の強い芳香がある。
【0003】
イエロウメランチはフタバガキ科の学名Shorea spp.で材は家具などに利用されている。
【0004】
メラピーはホワイトメランチのサバの市場名で学名Shorea spp.で材は家具などに利用されている。
【0005】
カツラは学名 Cercidiphyllum japonicumといい、日本各地に分布する高さ25m位になる落葉高木である。
【0006】
ランボはCurculigo capitulata Kuntzeといい、東南アジアに分布し、材は合板などに利用されている。
【0007】
ミズメはかばのき科の学名Betula grossaといい、本州や九州の山中に生える高さ20m位になる落葉高木である。
【0008】
スプールースは学名Picea jezoensis Carr.といい、別名、エゾマツ或いはクロマツとも呼ばれる。北海道、南千島、南サハリンに分布する常緑針葉高木。
【0009】
化粧料、医薬部外品、医薬品、食品の原料として求められる機能には様々あるが、使用できる物質は種々知られているが、合成品は、長期間人間の肌に適用した場合の安全性の保証がなく、使用が制限されつつある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、皮膚に適用して安全であると共に、化粧品、医薬部外品、医薬品、食品に求められる有効な成分を含んだ化粧料、医薬部外品、医薬品、食品を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記の課題を解決するために、すでに多年にわたって、人体に対する安全性が確認されている植物をスクリーニングして調べ、化粧料、医薬部外品、医薬品、食品として利用価値のあるものを検討した。その結果カプールの材、イエロウメランチの材、メラピーの材、ランボの材、カツラの材、ミズメの樹皮、スプールースの樹皮の抽出物が化粧品原料として、或いは医薬部外品、医薬品、食品の原料としての有効性を有することを見い出して本発明を完成するに至ったのである。
【0012】
【作用】
本発明の化粧料、医薬部外品、医薬品、食品として用いられるカプールの材、イエロウメランチの材、メラピーの材、ランボの材、カツラの材、ミズメの樹皮、スプールースの樹皮の抽出物の確認された作用は、美白作用と活性酸素抑制作用である。
【0013】
肌の色の好みはいろいろあるが、その中でも白い肌は昔より七難隠すと言われるように好まれる肌の色の1つであり、また、しみ、そばかすは肌の問題点の1つである。
原因はいろいろあるが、その1つとして太陽光などからの紫外線がメラニンを産生するメラノサイトを活性化し、過剰に生産されたメラニンが色素沈着の原因の一つである。
皮膚のメラニン沈着は、メラニン産生細胞であるメラノサイト内にメラニンが沈着すること及びメラノサイトからメラニンが表皮角化細胞に移行することによることが知られている
チロシナーゼは、チロシンの酸化を触媒する酵素であり、皮膚のメラニン色素の生成に関与していることが知られている
【0014】
活性酸素抑制作用について説明する。一般に、空気中に酸素がないと生物(嫌気性のものを除く)は存在しえない。しかし、酸素は紫外線や酵素等の影響を受けて活性酸素になる。
この活性酸素は、脂肪酸を酸化し過酸化物を生成させる。生体の生体膜のリン脂質も酸化させ、障害を与える。その上、生成した過酸化物と活性酸素はDNAに損傷を与え、老化を促進するといわれている。この活性酸素は、チロシンからメラニンを作る機構にも影響を与え皮膚の黒化にも関与している。この活性酸素を抑制することは皮膚にとって重要な、言い換えれば化粧料、医薬部外品、医薬品、食品に求められる重要な要素である。
【0015】
カプールの材、イエロウメランチの材、メラピーの材、ランボの材、カツラの材、ミズメの樹皮、スプールースの樹皮の利用方法としては、水或いは親水性有機溶媒、例えば、エタノール、メタノール、アセトン等で抽出する。しかしながら、化粧料、医薬部外品、医薬品、食品の原料の抽出であるから、水、或いはエタノール又はこれらの混合溶媒での抽出が好ましいのは当然である。また、場合によっては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール又は多価アルコールと水の混液も抽出に利用できる。さらにまた、凍結乾燥して粉体として利用することも利用方法によっては有効である。
【0016】
この物質を他の化粧料、医薬部外品、医薬品、食品の原料、例えば、スクワラン、ホホバ油等の液状油、ミツロウ、セチルアルコール等の固体油、各種の活性剤、グリセリン、1,3ーブチレングリコールラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、リンゴファイバー、大豆ファイバー、肉エキス、黒酢エキス、ゼラチン、コーンスターチやビタミン類など各種薬剤等を配合して様々な剤形の化粧料、医薬部外品、医薬品、食品、例えば、ローション、クリーム、乳液、パック、錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、カプセル剤、顆粒剤、パン、チューインガム、クッキー、チョコレート、菓子、シリアル類等の固形食品、ジャム、アイスクリーム、ヨーグルト、ゼリー等のジャム状、クリーム状またはゲル状食品、ジュース、コーヒー、ココア等の飲料等に目的に応じて種々の利用形態の化粧料、医薬部外品、医薬品、食品などに調製することができる。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明で使用する、カプールの材、イエロウメランチの材、メラピーの材、ランボの材、カツラの材、ミズメの樹皮、スプールースの樹皮の抽出物の製造例、実際の利用方法である実施例を記載するが、本発明はこれらの製造例及び実施例によって何ら限定されるものではない。
【0018】
【実施例】
以下に製造例、実施例によって、更に具体的に説明するが、本発明は、この製造例、実施例によって、限定されるものでないことは云うまでもない。
【0019】
〔製造例1−1〕カプールの材(乾燥品)10gを細砕したのち、エタノール300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0020】
〔製造例1−2〕カプールの材(乾燥品)10gを細砕したのち、50%エタノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0021】
〔製造例1−3〕カプールの材(乾燥品)10gを細砕したのち、精製水300mlを加えて時々撹拌しつつ5時間加熱した。これを濾過後、凍結乾燥し
た。
【0022】
〔製造例2−1〕イエローメランチの材(乾燥品)10gを細砕したのち、エタノール300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0023】
〔製造例2−2〕イエローメランチの材(乾燥品)10gを細砕したのち、50%エタノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0024】
〔製造例2−3〕イエローメランチの材(乾燥品)10gを細砕したのち、精製水300mlを加えて時々撹拌しつつ5時間加熱した。これを濾過後、凍結乾燥した。
【0025】
〔製造例3−1〕メラピーの材(乾燥品)10gを細砕したのち、エタノール300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0026】
〔製造例3−2〕メラピーの材(乾燥品)10gを細砕したのち、50%エタノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0027】
〔製造例3−3〕メラピーの材(乾燥品)10gを細砕したのち、精製水300mlを加えて時々撹拌しつつ5時間加熱した。これを濾過後、凍結乾燥した。
【0028】
〔製造例4−1〕カツラの材(乾燥品)10gを細砕したのち、エタノール300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0029】
〔製造例4−2〕カツラの材(乾燥品)10gを細砕したのち、50%エタノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0030】
〔製造例4−3〕カツラの材(乾燥品)10gを細砕したのち、精製水300mlを加えて時々撹拌しつつ5時間加熱した。これを濾過後、凍結乾燥した。
【0031】
〔製造例5−1〕ミズメの樹皮(乾燥品)10gを細砕したのち、エタノール300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0032】
〔製造例5−2〕ミズメの樹皮(乾燥品)10gを細砕したのち、50%エタノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0033】
〔製造例5−3〕ミズメの樹皮(乾燥品)10gを細砕したのち、精製水300mlを加えて時々撹拌しつつ5時間加熱した。これを濾過後、凍結乾燥した。
【0034】
〔製造例6−1〕ランボの材(乾燥品)10gを細砕したのち、エタノール300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0035】
〔製造例6−2〕ランボの材(乾燥品)10gを細砕したのち、50%エタノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0036】
〔製造例7−1〕スプールースの材(乾燥品)10gを細砕したのち、エタノール300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0037】
〔製造例7−2〕スプールースの材(乾燥品)10gを細砕したのち、50%エタノール水溶液300mlを加えて時々撹拌しつつ5日間放置した。これを濾過後、エバポレートした後、凍結乾燥した。
【0038】
〔製造例7−3〕スプールースの材(乾燥品)10gを細砕したのち、精製水300mlを加えて時々撹拌しつつ5時間加熱した。これを濾過後、凍結乾燥した。
【0039】
(実施例1) ローション
オリーブ油 0.5
製造例1−1の抽出物 0.5
ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 2.0
エタノール 10.0
1.0%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 5.0
精製水 80.0
【0040】
(実施例2) クリーム
A スクワラン 20.0
オリーブ油 2.0
ミンク油 1.0
ホホバ油 5.0
ミツロウ 5.0
セトステアリルアルコール 2.0
グリセリンモノステアレート 1.0
ソルビタンモノステアレート 2.0
製造例1−2の抽出物 1.0
B 精製水 47.9
ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0
グリセリン 5.0
1.0%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 5.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
AとBをそれぞれ計量し、70℃まで加温し、BにAを攪拌しつつ徐々に加えたのち、ゆっくり攪拌しつつ30℃まで冷却した。
【0041】
(実施例3) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例1−3の抽出物に変えて作成したもの
【0042】
(実施例4) クリーム
実施例4は実施例2の製造例1−2の抽出物を製造例2−1の抽出物に変えて作成したもの
【0043】
(実施例5) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例2−2の抽出物に変えて作成したもの
【0044】
(実施例6) クリーム
実施例4は実施例2の製造例1−2の抽出物を製造例2−3の抽出物に変えて作成したもの
【0045】
(実施例7) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例3−1の抽出物に変えて作成したもの
【0046】
(実施例8) クリーム
実施例4は実施例2の製造例1−2の抽出物を製造例3−2の抽出物に変えて作成したもの
【0047】
(実施例9) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例3−3の抽出物に変えて作成したもの
【0048】
(実施例10) クリーム
実施例4は実施例2の製造例1−2の抽出物を製造例4−1の抽出物に変えて作成したもの
【0049】
(実施例11) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例4−2の抽出物に変えて作成したもの
【0050】
(実施例12) クリーム
実施例4は実施例2の製造例1−2の抽出物を製造例4−3の抽出物に変えて作成したもの
【0051】
(実施例13) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例5−1の抽出物に変えて作成したもの
【0052】
(実施例14) クリーム
実施例4は実施例2の製造例1−2の抽出物を製造例5−2の抽出物に変えて作成したもの
【0053】
(実施例15) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例5−3の抽出物に変えて作成したもの
【0054】
(実施例16) クリーム
実施例4は実施例2の製造例1−2の抽出物を製造例6−1の抽出物に変えて作成したもの
【0055】
(実施例17) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例6−2の抽出物に変えて作成したもの
【0056】
(実施例18) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例7−1の抽出物に変えて作成したもの
【0057】
(実施例19) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例7−2の抽出物に変えて作成したもの
【0058】
(実施例20) ローション
実施例3は実施例1の製造例1−1の抽出物を製造例7−3の抽出物に変えて作成したもの
【0059】
〔実施例21(錠剤の調製)〕
製造例1−1を20g、結晶セルロースを30g、乳糖20g、ステビア1gを混合し、2gの錠剤にした。
【0060】
〔実施例22(ドリンクの調製)〕
製造例1−2を5g、還元麦芽糖5g、ビタミンC1g、ビタミンB20.05g、ビタミンB60.05g、精製水で100mlにした。
【0061】
〔実施例23(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例1−3の抽出物に変えて調製した。
【0062】
〔実施例24(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例2−1の抽出物に変えて調製した。
【0063】
〔実施例25(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例2−2の抽出物に変えて調製した。
【0064】
〔実施例26(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例2−3の抽出物に変えて調製した。
【0065】
〔実施例27(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例3−1の抽出物に変えて調製した。
【0066】
〔実施例28(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例3−2の抽出物に変えて調製した。
【0067】
〔実施例29(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例3−3の抽出物に変えて調製した。
【0068】
〔実施例30(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例4−1の抽出物に変えて調製した。
【0069】
〔実施例31(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例4−2の抽出物に変えて調製した。
【0070】
〔実施例32(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例4−3の抽出物に変えて調製した。
【0071】
〔実施例33(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例5−1の抽出物に変えて調製した。
【0072】
〔実施例34(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例5−2の抽出物に変えて調製した。
【0073】
〔実施例35(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例5−3の抽出物に変えて調製した。
【0074】
〔実施例36(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例6−1の抽出物に変えて調製した。
【0075】
〔実施例37(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例6−2の抽出物に変えて調製した。
【0076】
〔実施例38(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例7−1の抽出物に変えて調製した。
【0077】
〔実施例39(錠剤の調製)〕実施例21において製造例1−1の抽出物を製造例7−2の抽出物に変えて調製した。
【0078】
〔実施例40(ドリンクの調製)〕実施例20において製造例1−2の抽出物を製造例7−3の抽出物に変えて調製した。
【0079】
チロシナーゼ活性阻害試験(DOPA基質)
(試験方法)
リン酸緩衝液(pH6.8、30mM) 1.8ml、0.05%L−β−(3,4−ジヒドロキシフェニル)アラニン(L-β-(3,4-Dihydroxy-phenyl)alanine)溶液 1.0ml、実施例の水またはジメチルスルホキシド溶液0.1ml、をスクリューバイアルにとり、25℃恒温水槽中で10分以上恒温にした。
チロシナーゼ溶液(Sigma 社製、マッシュルーム由来、)0.1mlを加え、攪拌し、30秒後に475nm で吸光度を15秒ごとに11回測定した。(吸光度測定セルは25℃に保ちつつ)
対照として、上記試料液のかわりに純水またはジメチルスルホキシドを加え同様に測定した。
計算式
【0080】
結果を表1に示す。
【0081】
チロシナーゼ活性阻害試験(チロシン基質)
(試験方法)
リン酸緩衝液(pH6.8、30mM) 0.9ml、1.66mMチロシン(Tyrosine)溶液 1.0ml、実施例の水またはジメチルスルホキシド溶液0.1ml、精製水0.9mlをスクリューバイアルにとり、37℃恒温水槽中で5分以上加温した。
チロシナーゼ溶液(Sigma 社製、マッシュルーム由来、914 ユニット/ml) 0.1mlを加え、37℃恒温水槽中で保温し、10分後に475nm で吸光度を測定した。
対照として、上記試料液のかわりに純水またはジメチルスルホキシドを加え同様に測定した。
(計算式)
チロシナーゼ活性阻害率(チロシン基質)()={B-(A-P)}/B×100
但し A:試料検体の吸光度
B:対照の吸光度
P:試料検体の着色による吸光度(3倍希釈)
結果を表2に示す。
【0082】
【0083】
(活性酸素抑制試験)活性酸素を抑制する効果を測定する方法は各
種あるが、今回以下の方法を利用した。
pH8.2緩衝液(リン酸二水素ナトリウム65mM、ホウ酸ソーダ35mM、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.5mM)を0.2ml、0.5mMキサンチンを0.2ml、1mMヒドロキシルアミン塩酸塩水溶液0.1ml、水0.1mlをバイヤル瓶に加えて攪拌し、検体(製造例の1%水溶液)0.1mlを加えてさらに水0.1mlを加えて攪拌し、キサンチンオキシダーゼ水溶液(ミルク製、6unit/ml)を0.2mlを加えて、37℃で30分間放置した。これに発色液を2.0ml加えて室温で放置30分〜180分の間に550nmの吸光度を測定した。(検体の変わりに水を測定し、ブランクとした)
結果を表3に示す。
【0084】
【0085】
(使用テストの1)女性7名の顔面を左右に分け、一方に、実施例のローションとクリームをセットにして、他方には比較例のローションとクリームをセットにして毎日、1回以上使用してもらって、3カ月後に、美白、肌荒れ防止、肌のつや、クスミの改善及び肌のはりについて評価した。なお、比較例は実施例より製造例の各種抽出物を水に代えたものである(比較例1、2)。なお、70名を10班にわけ、下記表4に示される試料を使って試験した。
【0086】
評価は、下記の評価基準により評価し、その結果をまとめたのが下記の表5である。
(評価基準)
実施例の方が非常によい 3
実施例の方がかなりよい 2
実施例の方がややよい 1
差がない 0
比較例の方がややよい −1
比較例の方がかなりよい −2
比較例の方が非常によい −3
【0087】
【0088】
(使用テストの2)女性6名に実施例の錠剤2錠とドリンク100mlを1日1回毎日、3カ月食してもらった。なお、60名を10班にわけ、下記表6に示される試料を使って試験した。
【0089】
評価は、下記の評価基準により評価し、その結果をまとめたのが下記の表7である。
(評価基準)
試験後の方が非常によい 3
試験後の方がかなりよい 2
試験後の方がややよい 1
差がない 0
試験前の方がややよい −1
試験前の方がかなりよい −2
試験前の方が非常によい −3
【0090】
【効果】
カプールの材、イエロウメランチの材、メラピーの材、ランボの材、カツラの材、ミズメの樹皮、スプールースの樹皮の抽出物を配合した化粧料、医薬部外品、医薬品、食品は酸化防止作用や美白作用が効果を発揮し、美白、肌荒れ防止、肌のつや、クスミの改善及び肌のはりに効果がある。
Claims (1)
- ランボの材の抽出物を配合した化粧品
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