JP4135670B2 - 光式ガスセンサ - Google Patents

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本発明は、光式ガスセンサに関するものである。
従来ガスを検知するためのセンサとして、半導体式、接触燃焼式などの電気式センサが使用されている。半導体式では金属酸化物半導体表面にガスが吸着すると、熱伝導及び電気伝導の変化が生じ、その変化を白金線コイルの両端からみた抵抗値変化で計測し、また、接触燃焼式では触媒表面でのガスの接触燃焼による白金線コイルの温度上昇を計測し、ガス濃度を測定する。
半導体式、接触燃焼式などの電気式センサの場合、予めセンサを加熱しておく必要があり、水素ガスのように可燃性ガスを扱う上では防爆対策が必要である。
そこで、光を応用したセンサがある。この光式センサは、ガスと接触して着色または透過光、反射光の変化を生じる検出素子に、光源からの光を検出素子に照射し、受光器にてその透過光或いは反射光量の光強度変化を計測するものである。
特開平10−10048号公報 特開平5−5702号公報
しかしながら光式センサは、光強度変化を計測するため、レーザダイオードの劣化や振動、衝撃などにより、計測対象とするガスを正確に測定できなくなる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、光学的にガスの濃度を計測する手段において、レーザダイオードの劣化や振動、衝撃などの影響を受けず、正確にガスの濃度を検出する光式ガスセンサを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、第1の発明は、駆動電流に応じた波長及び強度のレーザ光を発振するレーザ光源を用い、所定電流を中心とした駆動電流を変調することにより波長及び強度が変調されたレーザ光を前記レーザ光源から発振させ、そのレーザ光を測定対象とするガス雰囲気に通して得られる光の強度を検出し、この検出した信号中の特定周波数成分を位相敏感検波して得られる信号からガスの濃度などを検出する光式ガスセンサにおいて、前記ガス雰囲気中に設置されガス検出を行うためのセンサヘッドに、少なくとも、合金からなる弾性を有する合金板と、該合金板に隣接して設けられ測定対象のガスと反応する触媒金属からなる触媒金属板と、から構成される測定素子を設け、該測定素子は、測定対象のガスと反応する状態では前記触媒金属の反応により変形する一方、測定対象のガスと反応しない状態では前記合金板が有する弾性により元の形に戻りやすい素子であり、その測定素子からの光をモニタ受光器にて受光し、該モニタ受光器から出力される電気信号のうち光の特定周波数成分を位相敏感検波する計測部を備えた光式ガスセンサである。
第2の発明は、上記合金が、りん青銅であるものである。
第3の発明は、上記触媒金属がPdとPtの少なくともいずれか一方を含むものである。
第4の発明は、上記測定素子が、上記触媒金属板に隣接して形成されるフッ素樹脂膜を備えているものである。
本発明によれば、光学的にガスの濃度を計測する手段において、レーザダイオードの劣化や振動、衝撃などの影響を受けず、正確にガスの濃度を検出する光式ガスセンサを得られる。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の好適実施の形態である光式ガスセンサを示す構成図である。
図1に示したように光式ガスセンサ1は、測定対象であるガス雰囲気中に設置されるガス検出部としてのセンサヘッド8と、後述するレーザモジュール21mからレーザ光を発振してセンサヘッド8で反射したレーザ光を検波・処理して変化を検出する計測部11とを備えて構成され、計測部11とセンサヘッド8とはレーザ光を導く光ファイバ7aで接続されている。
センサヘッド8は、例えば箱状若しくは円筒状などからなる筐体の側壁面に測定対象である未知濃度の種々のガスが導入されるように孔やスリットが設けられ、筐体の内壁面で形成された空間8vにガスが導入されるものであり、検出対象であるガス雰囲気の所望の位置に容易に設置することができるような形状、大きさとなっており、筐体の一端に設けられ接続された光ファイバ7aにより伝搬されたレーザ光を空間8vを介して測定素子10に送出するためのレンズ9と、筐体の他端にレンズ9に対向して設けられ測定対象であるガスに反応して変位する測定素子10とを備えて構成される。
計測部11は、レーザ光を発光するレーザダイオード21s及びセンサヘッド8で反射したレーザ光を受光するためにフォトダイオードなどで形成されるモニタ受光器2とで構成されるレーザモジュール21mと、反射したレーザ光の信号中の特定周波数成分を位相敏感検波する位相検波器3と、位相敏感検波した信号を処理するための信号処理部6と、レーザダイオード21sに駆動電流を供給するためのバイアス電流源4と、周波数fの正弦波信号を出力する発振器5と、発振器5の出力による影響を防ぐためのインダクタンスLと、発振器5の出力による影響を防ぐためのキャパシタCとを備えて構成される。
レーザダイオード21sの入出力端子は光ファイバ7aの一端に接続され、光ファイバ7aの他端はセンサヘッド8に接続されている。レーザダイオード21sの電源端子はキャパシタCの一端及びインダクタンスLの一端に接続され、レーザダイオード21sの反射光出力端子はモニタ受光器2に接続されている。
インダクタンスLの他端はバイアス電流源4に接続され、キャパシタCの他端は発振器5の一端に接続され、発振器5の他端は位相検波器3に接続され、位相検波器3の位相検波出力端子は信号処理部6に接続されている。
光学系は、レーザ光をセンサヘッド8まで導く光ファイバ7aと、そのレーザ光を測定素子10まで空間伝搬させるためのレンズ9と、ガスと反応し変位する測定素子10とから構成される。
レーザダイオード21sは、駆動電流に応じた波長及び強度のレーザ光を発振し、バイアス電流源4から供給される所定電流を中心とした駆動電流を変調することにより、波長及び強度が変調されたレーザ光を出力するレーザ光源である。
図2に示すように測定素子10は、レーザ光が入射される一方の面にアルミニウムなどの金属で鏡面が形成された鏡面金属板12と、その鏡面金属板12の他面に隣接して設けられガスと反応するPdやPtなどの触媒金属からなる触媒金属板14とが密着した層をなして形成される。
以下に、光式ガスセンサ1のガス検出について説明する。
レーザダイオード21sの温度を図示しないペルチェ素子などにより一定に固定する。レーザダイオード21sは、インダクタンスLを介してバイアス電流源4から駆動電流の供給を受けて、発振器5によりキャパシタCを介してレーザダイオード21sに正弦波状の交流電流(変調電流)を重畳させることで、レーザ光を変調して出力する。
レーザダイオード21sの温度がペルチェ素子により一定に保たれているためこの波長及び強度が変調されたレーザ光は、安定した周波数、強度を有した発振出力となっており、光ファイバ7aに入射しセンサヘッド8まで導かれる。光ファイバ7aからレンズ9を介してセンサヘッド8内に入射されたレーザ光は、空間8vを伝搬して測定素子10で反射され、戻り光は、光ファイバ7aを再び通ってレーザダイオード21sの入出力端子に入射され、反射光出力端子からモニタ受光器2に導かれる。
このレーザ光が測定素子10で反射されるときに、空間8v内に測定対象のガスが導入されていると、このガスと触媒金属とが反応してこの触媒反応により測定素子10が変形し、この測定素子10の変形によりレーザ光の反射光量が変化する。
モニタ受光器2は、この反射したレーザ光を受光して反射光量に対応した電気信号(変化信号)を出力する。位相検波器3は、この電気信号のうち発振器5からの正弦波信号の周波数fに同期した信号を位相検波器3で位相敏感検波して、この検波結果を信号処理部6に伝送する。
位相検波器3で行う位相敏感検波では、反射レーザ光をモニタ受光器2で受光することで、受光した信号の強度、位相などに対応して出力した電気信号の中から特定周波数成分(周波数f)及び位相を有する一次微分信号を抽出する。
この一次微分信号を基に、レーザダイオード21sの近傍に設けられた図示しないペルチェ素子に印加する電流、電圧を制御してレーザダイオード21sの温度を一定に保つことができる。
信号処理部6では、この位相検波器3で位相敏感検波して得られた一次微分信号の変化からガスの有無の検知判定を行い、ガス濃度を算出する。
このようにしてガスの濃度やガスの有無を検出可能な光式ガスセンサ1は、従来のガスセンサのように予めセンサを加熱しておく必要がなく、水素ガスのように可燃性ガスを扱う上でも防爆対策が不要な取り扱いの容易なものとなっている。
また、位相敏感検波は微小信号の検出を精度高く行うことができ、従来の測定におけるレーザダイオードの劣化や振動・衝撃の影響を受けることもない。
また、このような構成のセンサヘッド8を使用することにより、レーザダイオード21sの劣化や衝撃振動の影響を受けないで周波数fに同期した信号を検出ができるため、安定して正確なガス濃度の測定ができ、ガスの有無を判定できる。
なお、この測定素子10の代わりに、次に説明する測定素子20、30をセンサヘッド8に設けて用いても同様の効果を得られる。
図3に示すように測定素子20は、レーザ光が入射される一方の面にアルミニウムなどの金属で鏡面が形成された鏡面金属板12と、その鏡面金属板12の他面に隣接して設けられ弾性が強いりん青銅などの合金からなる合金板13と、この合金板13に更に隣接して設けられガスと反応するPdやPtなどの触媒金属からなる触媒金属板14とから構成される。この測定素子20は、合金板13の有する弾性のため、触媒金属板14が測定対象のガスと反応しない状態では測定素子20が元の形に戻りやすい素子となっている。
また図4に示すように測定素子30は、レーザ光が入射される一方の面にアルミニウムなどの金属で鏡面が形成された鏡面金属板12と、その鏡面金属板12の他面に隣接して設けられ弾性が強いりん青銅などの合金からなる合金板13と、この合金板13に更に隣接しガスと反応するPdやPtなどの触媒金属とMoO3やWO3などの酸化物とからなる積層板14aと、更に隣接して形成されるPFA(Perfluoro alkoxyl alkane:パーフルオロアルコキシアルカン)、PTFE(Polytetra fluoro ethylene:4フッ化エチレン)などのフッ素樹脂膜15とから構成される。例えば、積層板14aのPdの厚さを5nm〜15nm程度とし、WO3の厚さを150nm〜1000nm程度として、測定対象であるガスの種類や測定濃度範囲を考慮して適宜この範囲で厚さを設定するとよい。この測定素子30は、フッ素樹脂膜15を配置することで測定対象のガス雰囲気に水分のある環境下でも使用可能な測定素子となっている。
図5に、第2の実施の形態である光式ガスセンサ40を示す。
図5に示したように光式ガスセンサ40は、図1と同じ回路構成からなる計測部11と、センサヘッド28とから構成され、計測部11とセンサヘッド28とが光ファイバ7aで互いに接続されている。
この光式ガスセンサ40が図1の光式ガスセンサ1と異なる点は、センサヘッドが反射型のものから透過型のガス検出部に代わり、センサヘッド28の他端には光ファイバ7bが接続され、片端の光ファイバ7bの端面に反射膜(若しくは、反射板)17を設けたことである。
センサヘッド28は、例えば箱状若しくは円筒状などからなる筐体の側壁面に測定対象である未知濃度の種々のガスが導入されるように孔やスリットが設けられ、筐体の内側に形成された空間にガスが導入されるものであり、筐体の空間のほぼ中央に設けられ測定対象であるガスに反応して変位する測定素子50と、筐体の両端に設けられたレンズ9、9とから構成される。
反射膜17は、例えば光ファイバ7bの端面にアルミニウムなどの金属を蒸着して形成される。
図6に示すように測定素子50は、ガラスなどで形成された透明板16と、その透明板16に隣接し一面に層をなしガスと反応するPdやPtなどの触媒金属からなる触媒金属板14とから構成される。
以下に、この光式ガスセンサ40のガス検出について説明する。
計測部11のレーザダイオード21sで変調・発光されたレーザ光は、光ファイバ7aに入射しセンサヘッド28に導かれる。光ファイバ7aからレンズ9を介してセンサヘッド28内に入射されたレーザ光は、センサヘッド28に設けられた空間を通り、センサヘッド28内にある測定素子50を透過して空間を通り、他端にあるレンズ9を介して光ファイバ7bを通って、反射膜17まで到達し反射する。反射したレーザ光は光ファイバ7b、レンズ9、空間、測定素子50、空間、レンズ9、光ファイバ7a、レーザダイオード21sの順に逆に辿り、モニタ受光器2に導かれる。
このレーザ光が測定素子50に透過されるときに、センサヘッド28内にガスが導入されていると、このガスと触媒金属板14の触媒金属とが反応して測定素子50が変形し、この測定素子50の変形により、レーザ光の透過光量が変化する。
この測定素子50を透過したレーザ光はモニタ受光器2で受光され、計測部11で図1
と同様に位相敏感検波が行われて、ガスの有無の検知判定、ガス濃度の算出が行われ、光式ガスセンサ1と同様の効果が得られる。
このとき、このセンサヘッド28に設けられる測定素子50の代わりに、図7、図8
に示す測定素子60、70を用いてもよい。
図7に示すように測定素子60は、ガラスなどで形成された透明板16と、その透明板16に隣接しガスと反応するPdやPtなどの触媒金属とMoO3やWO3などの酸化物とからなる積層板14aとが層をなして構成される。
また図8に示すように測定素子70は、ガラスなどで形成された透明板16と、その透明板16に隣接しガスと反応するPdやPtなどの触媒金属とMoO3やWO3などの酸化物とからなる積層板14aと、PFA、PTFEなどの透明なフッ素樹脂膜15aとが層をなして構成される。この測定素子70は、フッ素樹脂膜15aが形成されることで測定対象のガス雰囲気に水分のある環境下でも使用可能な測定素子となっている。
図9に、第3の実施の形態である光式ガスセンサ90について説明する。
図示したように光式ガスセンサ90は、測定対象であるガス雰囲気中に設置されるセンサヘッド28と、レーザ光を出力してセンサヘッド28を透過したレーザ光を検波・処理し変化を検出する計測部31とから構成され、計測部31とセンサヘッド28とはレーザ光を導く光ファイバ7c、7dで接続されている。
計測部31が図1、2の計測部11と異なる点は、レーザダイオード21aと、モニタ受光器2が分離して設けられていることである。
レーザダイオード21aの出力端子には、光ファイバ7cの一端が接続され、光ファイバ7cの他端にはセンサヘッド28の一端が接続され、センサヘッド28の他端には光ファイバ7dの一端が接続され、光ファイバ7dの他端はモニタ受光器2の入力端子に接続されている。
センサヘッド28は、図5で既に説明したセンサヘッドと同じ透過型のものを用いるとよい。
以下に、この光式ガスセンサ90のガス検出について説明する。
計測部31のレーザダイオード21aで変調・発光されたレーザ光は、光ファイバ7c、センサヘッド28、光ファイバ7d、モニタ受光器2の順に一方向に伝送される。
このレーザ光の伝送の際、センサヘッド28内において導入されたガスと積層板14aの触媒金属とが反応して測定素子50が変形し、この測定素子50の変形により、レーザ光の透過光量が変化する。
このレーザ光の透過光量の変化はモニタ受光器2で受光され、計測部11と同様の位相敏感検波が行われて、測定対象であるガスの有無の検知判定、ガス濃度の算出が行われ、光式ガスセンサ1、40と同様の効果が得られる。
以上の説明は、測定素子が変形して反射若しくは透過するレーザ光の変化を検出する場合について行ったが、ガス検出部としてのセンサヘッドに、ガスに反応し色が変化する測定素子が設けられ、この測定素子を反射若しくは透過するレーザ光の変化を位相敏感検波により検出することでも同様にガス濃度の検出が可能である。
本発明の好適実施の形態である光式ガスセンサを示す構成図である。 反射型の測定素子の一例を示す構造図である。 反射型の測定素子の一例を示す構造図である。 反射型の測定素子の一例を示す構造図である。 本発明の第2の実施の形態である光式ガスセンサを示す構成図である。 透過型の測定素子の一例を示す構造図である。 透過型の測定素子の一例を示す構造図である。 透過型の測定素子の一例を示す構造図である。 本発明の第3の形態である光式ガスセンサを示す構成図である。
符号の説明
1 光式ガスセンサ
2 モニタ受光器
3 位相検波器
4 バイアス電流源
5 発振器
6 信号処理部
7a〜7d 光ファイバ
8 センサヘッド
8v 空間
9 レンズ
10 測定素子
11 計測部
21a レーザダイオード(レーザ光源)
21s レーザダイオード(レーザ光源)
21m レーザモジュール
C キャパシタ
L インダクタンス

Claims (4)

  1. 駆動電流に応じた波長及び強度のレーザ光を発振するレーザ光源を用い、所定電流を中心とした駆動電流を変調することにより波長及び強度が変調されたレーザ光を前記レーザ光源から発振させ、そのレーザ光を測定対象とするガス雰囲気に通して得られる光の強度を検出し、この検出した信号中の特定周波数成分を位相敏感検波して得られる信号からガスの濃度などを検出する光式ガスセンサにおいて、
    前記ガス雰囲気中に設置されガス検出を行うためのセンサヘッドに、
    少なくとも、合金からなる弾性を有する合金板と、該合金板に隣接して設けられ測定対象のガスと反応する触媒金属からなる触媒金属板と、から構成される測定素子を設け、
    該測定素子は、測定対象のガスと反応する状態では前記触媒金属の反応により変形する一方、測定対象のガスと反応しない状態では前記合金板が有する弾性により元の形に戻りやすい素子であり、
    その測定素子からの光をモニタ受光器にて受光し、該モニタ受光器から出力される電気信号のうち光の特定周波数成分を位相敏感検波する計測部を備えたことを特徴とする光式ガスセンサ。
  2. 記合金は、りん青銅である請求項1記載の光式ガスセンサ。
  3. 上記触媒金属はPdとPtの少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする請求項1記載の光式ガスセンサ。
  4. 上記測定素子が、上記触媒金属板に隣接して形成されるフッ素樹脂膜を備えていることを特徴とする請求項1記載の光式ガスセンサ。
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