JP4134922B2 - 流路遮断装置およびそれを用いた燃料貯留装置 - Google Patents

流路遮断装置およびそれを用いた燃料貯留装置 Download PDF

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Description

本発明は、流体が流れる流路を遮断する流路遮断装置、および、その流路遮断装置を用いた燃料貯留装置に関する。
従来より、内燃機関が用いる燃料を貯留する燃料タンクが用いられている。このような燃料タンク内では、燃料の一部が蒸発する。燃料の蒸発量は、周囲の温度等によって変動するので、燃料タンク内の圧力は、外部の圧力に対して、正圧や負圧に変動する。そこで、燃料タンク内の圧力が、過剰に高くなることや過剰に低くなることを防止するために、燃料タンクには、燃料タンクの内部と外部との間で蒸発燃料や空気をやり取りするための流路が設けられている。流路の途中には、蒸発燃料が、意図しない状況で外部に流出することを防止するために流路を遮断する弁が設けられている。このような燃料を貯留する装置では、燃料タンクの密閉状態を確保することが特に重要である。そこで、燃料タンクや弁等の故障による燃料や蒸発燃料の漏れを発見するための故障診断を行う方法が提案されている。
特開平5−180101号公報 特開平10−16750号公報
ところで、弁には、通常は、開状態と閉状態とを切り替えるために弁体等の可動部分が設けられている。このような可動部分が不安定な動作をすると、弁が故障していなくても漏れが生じ、弁の遮断の不具合と診断される可能性がある。ところが、従来は、このような弁の動作不良を考慮して弁の遮断を診断する点については工夫がなされていなかった。なお、このような問題は、燃料を貯留する装置に限らず、流体の流路を遮断する弁に共通する問題であった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、弁の動作不良を考慮して弁の遮断を診断することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、この発明による流路遮断装置は、燃料貯留部に接続され前記燃料貯留部内の蒸発燃料を外部へ導く蒸発燃料流路を遮断する流路遮断装置であって、前記蒸発燃料流路の途中に設けられ遮断弁と、前記遮断の不具合の可能性の有無を判定する判定部と、前記判定部によって不具合の可能性有りとの判定がなされた場合に、前記遮断弁を強制的に開状態にさせ、その後、閉状態にさせる強制開閉処理を実行する遮断弁制御部と、前記蒸発燃料流路の、前記遮断弁から見て前記燃料貯留部とは反対側に接続され、前記蒸発燃料を吸引可能であるとともに、吸引能力を調整可能な蒸発燃料処理部と、前記遮断弁制御部が前記強制開閉処理を実行する際に、前記蒸発燃料処理部の吸引能力を、前記強制開閉処理の実行前よりも強く設定する蒸発燃料制御部と、を備える。

この流路遮断装置によれば、遮断の不具合の可能性が有るとの判定がなされた場合に、遮断弁の強制開閉処理を実行するので、遮断弁が動作不良を起こした場合には正常な状態に回復させることができる。その結果、遮断弁の遮断の診断を、遮断弁の動作不良を考慮したものとすることができる。
上記流路遮断装置において、前記遮断弁制御部は、前記判定部によって不具合の可能性有りとの判定がなされた場合に、前記強制開閉処理を1回以上の所定の回数だけ実行し、前記流路遮断装置は、さらに、前記強制開閉処理が前記所定の回数だけ実行された後の前記判定部の判定結果が、再び、不具合の可能性有りとの判定結果である場合に、所定の不具合対応処理を実行する不具合対応処理部を備えることが好ましい。
この構成によれば、遮断弁の強制開閉処理が所定の回数だけ実行された後の判定部の判定結果が、再び、不具合の可能性有りである場合に、所定の不具合対応処理を実行するので、遮断弁の動作不良ではない不具合が生じている場合でも、適切な対応をとることができる。
また、この発明による燃料貯留装置は、燃料を貯留する燃料貯留装置であって、前記燃料を貯留する燃料貯留部と、前記燃料貯留部内の圧力を測定する圧力測定部と、前記燃料貯留部に接続され、前記燃料貯留部内の蒸発燃料を外部へ導く蒸発燃料流路と、前記蒸発燃料流路を遮断するための上記各流路遮断装置のうちのいずれかと、を備え、前記判定部は、前記遮断弁が閉状態にあるときの、前記圧力測定部により測定される圧力に基づいて前記判定を行う。
この燃料貯留装置によれば、前記燃料貯留部内の圧力に基づいて、遮断の不具合の可能性の判定が行われるので、遮断弁の動作不良を考慮して遮断弁の遮断の診断を行うことができる。
上記燃料貯留装置において、前記判定部は、前記圧力測定部により測定される圧力が、前記外部の圧力を含む所定の範囲内に有ることを含む所定の条件を満たす場合に、不具合の可能性有りとの判定を成立させることが好ましい。
この構成によれば、遮断の不具合の可能性を適切に判定することができる。
上記各燃料貯留装置において、さらに、前記蒸発燃料流路の、前記遮断弁から見て前記燃料貯留部とは反対側に接続され、前記蒸発燃料を吸引可能であるとともに、吸引能力を調整可能な蒸発燃料処理部と、前記遮断弁制御部が前記強制開閉処理を実行する際に、前記蒸発燃料処理部の吸引能力を、前記強制開閉処理の実行前よりも強く設定する蒸発燃料制御部と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、遮断弁の強制開閉処理を実行することによって燃料貯留部から蒸発燃料が流出する場合でも、蒸発燃料処理部が吸引することができるので、蒸発燃料が燃料貯留装置の外部に流出することを抑制することができる。
なお、この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、流路遮断装置、流路遮断装置の遮断診断方法または遮断診断装置、流路遮断装置を備えた燃料貯留装置、燃料貯留装置の制御方法または制御装置、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、燃料貯留装置を搭載する車両、等の形態で実現することができる。
次に、この発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.装置の構成:
B.不具合診断処理:
C.変形例:
A.装置の構成:
A1.密閉タンクシステムの構成:
図1は、本発明の一実施例としての密閉タンクシステム100の構成を示すブロック図である。この密閉タンクシステム100は、耐圧タンク110と、流路遮断装置600と、蒸発燃料処理装置400とを備えている。流路遮断装置600は封鎖弁500を備えており、蒸発燃料処理装置400は、キャニスタ150とパージ流路160とパージバルブ170とを備えている。この密閉タンクシステム100は、内燃機関200と共に用いられる。また、これらの各部の動作は、制御部300によって制御されている。
内燃機関200は、燃料を燃焼させて動力を生み出す機関である。燃料としては、例えば、ガソリンや軽油を用いることができる。内燃機関200には、吸気管180と図示しない排気管とが接続されている。吸気管180には、スロットルバルブ190と、エアクリーナ182が設けられている。
耐圧タンク110は、燃料を貯留するタンクである。耐圧タンク110には、給油流路112が接続されている。給油流路112の一端には給油口114が設けられている。通常は、給油口114は、キャップ114cで閉じられ、さらに、リッド(蓋)116で覆われている。給油口114から供給された燃料は、給油流路112を流れて耐圧タンク110へ導かれ、貯留される。また、耐圧タンク110の上面には、圧力センサ120が設けられている。圧力センサ120は、耐圧タンク110内の圧力(以下、「タンク内圧力」とも呼ぶ)を測定するセンサである。なお、耐圧タンク110に貯留された燃料は、図示しない燃料ポンプによって汲み出され、内燃機関200に供給される。
キャニスタ150は、蒸発燃料を一時的に吸着するための装置である。キャニスタ150は、蒸発燃料を吸着するための吸着剤(例えば、活性炭)を備えている(図示せず)。キャニスタ150と耐圧タンク110とは、蒸発燃料流路140で接続されている。蒸発燃料流路140の途中には、封鎖弁500とリリーフ弁142とが、並列に設けられている。封鎖弁500は、蒸発燃料流路140を遮断して、燃料や蒸発燃料を耐圧タンク110内に封鎖するための弁である。この封鎖弁500の開閉状態は制御部300に制御されており、耐圧タンク110内の圧力を調整する場合に開状態にされる(詳細は後述)。なお、この封鎖弁500は、本発明における「遮断弁」に相当する。リリーフ弁142は、耐圧タンク110の破損防止のための弁であり、耐圧タンク110側の圧力と、キャニスタ150側の圧力との差が、既定値よりも大きくなった場合に、自動的に開状態となる。
蒸発燃料流路140は、耐圧タンク110の内部まで延びており、その先端には、フロート弁144が設けられている。フロート弁144は、燃料の液面が所定の液位を超えたときに閉じる弁である。これにより、給油時や耐圧タンク110が揺動した時に、耐圧タンク110から蒸発燃料流路140へ燃料が流出することを防止している。
また、キャニスタ150には、開放流路210が接続されている。開放流路210の一端は、大気開放されている。さらに、キャニスタ150と、吸気管180(内燃機関200とスロットルバルブ190との間)とは、パージ流路160によって接続されている。パージ流路160の途中には、パージバルブ170が設けられている。
また、制御部300には、制御部300の動作状況を表示する表示パネル220が接続されている。
図2は、制御部300を中心とした密閉タンクシステム100の構成の概略を示すブロック図である。制御部300は、圧力センサ120からの圧力に関する情報等を取得して、密閉タンクシステム100と内燃機関200とを構成する各部(既述した各弁や表示パネル220等を含む)に信号を出力し、密閉タンクシステム100と内燃機関200との全体の運転状態を制御する。
また、制御部300は、耐圧タンク110の密閉状態の不具合の可能性の有無を判定する判定部310としての機能と、スロットルバルブ190の動作を制御するスロットルバルブ制御部320としての機能と、パージバルブ170の動作を制御するパージバルブ制御部330としての機能と、封鎖弁500の動作を制御する封鎖弁制御部340としての機能と、表示パネル220の動作を制御するパネル制御部350としての機能と、不具合の可能性の判定結果に基づいて、所定の不具合対応処理を実行する不具合対応処理部360としての機能と、を有している。これらの機能については後述する。なお、各機能は、制御プログラム(ソフトウェア)によって実現されている。この代わりに、一部、または、全部を、ハードウェアによって実現してもよい。
A2.封鎖弁500の構成:
図3、図4は封鎖弁500の一例を示す説明図である。図3は、閉状態の封鎖弁500の断面図を示し、図4は、開状態の封鎖弁500の断面図を示している。封鎖弁500は、ハウジング510と、駆動弁体550とを備えている。
図3に示すように、ハウジング510は、円筒状の側壁部530と、側壁部530の一端(図3の右側)に設けられた第1端壁部540と、側壁部530の他端(図3の左側)に設けられた第2端壁部520とを備え、側壁部530と、第1端壁部540と、第2端壁部520とで囲まれた弁室580を形成している。弁室580内には、駆動弁体550が収納されている。また、側壁部530の円筒面には、開口530aが設けられている。この開口530aには、耐圧タンク110へ至る蒸発燃料流路140(図1、2)が接続されている(図示せず)。以下、この開口530aを、「タンク側ポート530a」とも呼ぶ。
第2端壁部520には、開口520aが設けられている。この開口520aには、キャニスタ150へ至る蒸発燃料流路140が接続されている(図示せず)。以下、この開口520aを、「キャニスタ側ポート520a」とも呼ぶ。
第2端壁部520の内側(弁室580側)の面には、開口520aを囲む環状の弁座522が設けられている。この弁座522と対向する位置には、駆動弁体550が配置されている。この駆動弁体550は、弁座522と対向する円盤状の弁体552と、弁体552を支持するとともに、弁座522の反対側へ延びる支持棒554とを備えている。この弁体552は、弁座522に着座して、開口520aを閉じることが可能である。弁座522には、弁体552との間をシールする環状のガスケット565が設けられている。
第1端壁部540には、弁座522へ向かう方向に沿って形成されたガイド穴542が設けられている。駆動弁体550の支持棒554は、このガイド穴542に、弁室580側から移動可能に差し込まれている。また、駆動弁体550の弁体552と第1端壁部540との間には、バネ556がはめ込まれている。このバネ556は、駆動弁体550を、弁座522の方向、すなわち、閉状態の方向へ付勢している。また、第1端壁部540には、通電することで磁界を発生するソレノイド544が設けられている。ソレノイドへの通電を止めると、駆動弁体550は、バネ556による付勢力によって弁座522の方向へ押しつけられる。その結果、駆動弁体550は弁座522に着座して開口520aを閉じ、キャニスタ側ポート520aとタンク側ポート530aとは遮断される(図3)。
一方、ソレノイド544に通電すると、支持棒554が電磁力によってガイド穴542の奥へ引き込まれ、開状態となる(図4)。その結果、キャニスタ側ポート520aとタンク側ポート530aとが連通する。
図5は、封鎖弁500の動作の一例を説明するタイミングチャートである。図5のタイミングチャートには、封鎖弁500の開閉状態の経時変化と、耐圧タンク110内の圧力の経時変化と、封鎖弁500を流れるガス(蒸発燃料)の流速(単位時間当たりの流量)の経時変化と、が示されている。
図5の例では、封鎖弁500が開状態となる前(タイミングtaより前)の、耐圧タンク110内の圧力がPaである。この圧力Paは、キャニスタ150内の圧力(図1、2の例では、大気圧と同じ)よりも高いものとしている。
封鎖弁500を開状態にすると、耐圧タンク110内の蒸発燃料が、蒸発燃料流路140と封鎖弁500を経てキャニスタ150へ流れる。耐圧タンク110から蒸発燃料が流出するにしたがって、耐圧タンク110内の圧力は徐々に低下する。また、ガスの流速は、タンク内圧力がPaから下がるにつれて、Faから徐々に小さくなる。この流速Faは、封鎖弁500における流路抵抗と封鎖弁500の前後での圧力差とに応じて変わる値である。
ところで、パージバルブ170(図1、2)は、内燃機関の運転中に開状態にされる。こうすることによって、開放流路210から空気がキャニスタ150に流入し、キャニスタ150に吸着されていた蒸発燃料がキャニスタ150を離れ、吸気管180に吸引されるので、キャニスタ150の吸着性能を回復させることができる(以下、この処理を「パージ処理」と呼ぶ)。
また、封鎖弁500は、耐圧タンク110内の圧力が、大気圧と比べて過剰に高くなることや過剰に低くなることを抑制するために、耐圧タンク110内の圧力が上限しきい値よりも高くなった場合や、下限しきい値よりも低くなった場合に開状態にされる。ただし、通常は、キャニスタ150で吸着されなかった蒸発燃料が開放流路210から大気中へ放出されることを抑制するために、内燃機関が運転中で、かつ、パージバルブ170が開状態である場合、すなわち、パージ処理中に、封鎖弁500が開状態にされる。ここで、封鎖弁500の開状態を続ける時間を、過剰に長くならないように制御すれば、内燃機関200に過剰な量の蒸発燃料が流入することを抑制することができる。
また、給油中に封鎖弁500を開状態にすることとしてもよい。こうすれば、給油前に耐圧タンク110内の圧力が高まっている場合でも、蒸発燃料をキャニスタ150に吸着させ、蒸発燃料が大気中に放出されることを抑制することができる。ここで、耐圧タンク110内の圧力が所定値まで下がった後に、制御部300がリッド116(図1)を開くこととしてもよい。こうすれば、キャップ114cを空けた際に、給油口114から蒸発燃料が流出することを抑制することができる。さらに、開放流路210の途中に、キャニスタ150側から開放端へ向けてガスを吸引する負圧ポンプを設け、給油中に吸引することとしてもよい。こうすれば、耐圧タンク110内の蒸発燃料を強制的にキャニスタ150へ流入させることができるので、給油中に給油口114から蒸発燃料が流出することを抑制することができる。
このように、蒸発燃料処理装置400(キャニスタ150、パージ流路160、パージバルブ170)は、耐圧タンク110において発生した蒸発燃料を適当な時期に内燃機関200の吸気管180へ供給(パージ)することで、蒸発燃料が外部へ漏れ出ることを防止している。また、蒸発燃料処理装置400(キャニスタ150、パージ流路160、パージバルブ170)と、吸気管180と、内燃機関200とは、「広義の蒸発燃料処理装置」と呼ぶことができる。
B.不具合診断処理:
B1.不具合診断処理の実施例:
図6は、密閉タンクシステム100の不具合診断処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この不具合診断処理では、耐圧タンク110の密閉状態に関する不具合診断が行われる。
ステップS100では、判定部310(図2)は、圧力センサ120の出力信号に基づいて、以下の条件を満たすか否かを判断する。
(条件1):耐圧タンク110内の圧力Ptkが、大気圧Patmを含む所定の範囲(大気圧Patm±α)内である(αはゼロでない正の値)。
タンク内圧力Ptkが大気圧Patmに近いことは、耐圧タンク110や封鎖弁500等が故障し、耐圧タンク110内と外(大気)とが連通している可能性があることを示している。ここで、大気圧としては、一般的な値(約100kPa(キロパスカル))を用いることができる。また、圧力幅αとしては、大気圧と比べて小さな値、例えば、2kPaを採用することができる。また、大気圧を測定する大気圧センサを制御部300に接続し、この大気圧センサの出力信号から算出される大気圧を用いてもよい。このように、条件1に基づく判断を行うことによって、封鎖弁500による遮断の不具合の可能性を含む、耐圧タンク110の密閉状態の不具合の可能性の有無を判断することができる。なお、条件1が満たされていない場合には(ステップS100:No)、判定部310は、耐圧タンク110の密閉状態に不具合はないと判断して、処理を終了する。
条件1が満たされる場合には(ステップS100:Yes)、次のステップS110で、判定部310は、以下の条件を満たすか否かを判断する。
(条件2):封鎖弁500の駆動回数Nがしきい値Nth未満である(しきい値Nthは1以上の整数)。
ここで、封鎖弁500の駆動回数Nとは、封鎖弁500を開状態にした回数であり、例えば、パージ処理を実行すると、駆動回数Nに1が加算される。また、この駆動回数Nは、内燃機関200を始動してからの積算回数であり、内燃機関200を始動するたびにゼロにリセットされる。なお、この駆動回数Nは、制御部300の図示しないメモリに記憶されている。
条件2が満たされない、すなわち、駆動回数Nがしきい値Nth以上であることは、封鎖弁500がNth回以上開状態にされたことを示している。このような場合には、密閉状態に不具合がない状態であっても、タンク内圧力が大気圧に近くなる。そこで、判定部310は、条件2が満たされない場合には(ステップS110:No)、耐圧タンク110の密閉状態に不具合はないと判断して、処理を終了する。なお、しきい値としては、通常の運転状況において、変動するタンク内圧力Ptkを大気圧Patmに近い圧力とするために必要な駆動回数を採用すればよい。
逆に、条件2が満たされる場合には(ステップS110:Yes)、判定部310は、耐圧タンク110の密閉状態に不具合の可能性があると判断し、仮不具合有判定を成立させる(ステップS120)。この判定結果は、制御部300の図示しないメモリに記憶される。次に、ステップS130では、判定部310は、前回の不具合診断処理で仮不具合有判定が成立していたが否かを確認する。前回の不具合診断処理でも、仮不具合有判定が成立している場合には(ステップS130:Yes)、判定部310は、密閉状態に不具合があると判断し、次のステップS140で、不具合対応処理部360(図2)が、不具合対応処理を実行する。具体的には、不具合対応処理部360は、耐圧タンク110の密閉状態に不具合の可能性がある旨を表示パネル220に表示する指示をパネル制御部350に送る。さらに、仮不具合有判定が2回続けて成立した旨を、制御部300の図示しないメモリに記憶させる。メモリに記憶された情報は、密閉タンクシステム100の修理を行う際に利用することが可能である。
前回の不具合診断処理では仮不具合有判定が成立していない場合には(ステップS130:No)、判定部310は、封鎖弁500が動作不良を起こしている可能性があると判断し、次のステップS150で、封鎖弁制御部340は、封鎖弁500の強制駆動処理を実行し、不具合診断処理が終了する。
B2.封鎖弁強制駆動処理の第1実施例:
図7は、封鎖弁強制駆動処理の第1実施例の処理手順を示すフローチャートである。この封鎖弁強制駆動処理は、図6に示すステップS150で実行される処理である。封鎖弁制御部340(図2)は、封鎖弁500を所定時間だけ強制的に開状態にし、その後、閉状態にする(ステップS200)。ここで、所定時間は、封鎖弁500の駆動弁体550を、フルストロークの閉状態位置(図3)から開状態位置(図4)へ移動させるために必要な時間(以下、「バルブストローク時間」と呼ぶ)よりも長い時間に設定されている。
ソレノイド544にバルブストローク時間よりも短い時間だけ通電すると、駆動弁体550が、開状態の方向への移動の途中で、閉状態の方向へ引き戻される。この際、駆動弁体550が意図しない方向に移動して、規定の位置からずれた位置に着座する動作不良が生じる可能性がある。すると、密閉が不完全となり漏れが生じてしまう。このような位置ズレは、駆動弁体550の開状態と閉状態との間の移動距離が長い程、大きくなる傾向がある。また、駆動弁体550が、弁座522から完全に離れる前に閉状態の方向へ引き戻されると、ガスケット565の一部がゆがみ、漏れが生じる可能性もある。また、弁座と弁体とが接する面(以下、「シール面」と呼ぶ)の面積が大きいと、シール面での圧力のバラツキによる漏れの可能性が大きくなる。従って、シール面の面積が大きいほど、位置ズレによって漏れが発生する可能性が高くなる。
通常の運転状態においては、封鎖弁500の開状態を続ける時間(以下、「開時間」と呼ぶ)は、密閉タンクシステム100の運転状態に合わせて適宜制御される。その結果、開時間がバルブストローク時間よりも短くなる場合がある。例えば、上述した「パージ処理」では、蒸発燃料の流量を制限するために、開時間が短く設定される場合がある。すると、封鎖弁500が故障していない場合であっても、密閉が不完全となって、耐圧タンク110とキャニスタ150、すなわち、耐圧タンク110の内と外(大気)とが連通し、タンク内圧力Ptkが大気圧Patmに近くなる場合がある。このような場合に、図7に示す封鎖弁強制駆動処理を実行すれば、封鎖弁500の密閉状態を正常な状態に回復させることができる。その結果、タンク内圧力Ptkは周囲の温度等に応じて変動するようになり、次回の不具合診断処理(図6)では、条件1が満たされなくなる。従って、故障していないにも拘わらず、不具合の可能性有との判定が2度続いて密閉状態に不具合があると判断されることを抑制することができる。
また、耐圧タンク110の密閉状態に不具合がない場合であっても、タンク内圧力Ptkの大気圧からの変動が小さい場合には、封鎖弁500が開状態にされない。このような場合も、封鎖弁強制駆動処理を実行することによって、封鎖弁500の強制駆動処理(図6:ステップS150)が実行されるので、封鎖弁500が固着してしまうことを抑制することができる。
なお、現実に、耐圧タンク110の密閉状態に不具合が生じている場合には、図7に示す封鎖弁強制駆動処理を実行しても、不具合が解消されない。その結果、次回の不具合診断処理(図6)においても仮不具合有判定が成立し(ステップS100:Yes、ステップS110:Yes)、不具合対応処理が実行される(ステップS140)。
なお、図6に示す不具合診断処理は、内燃機関200の運転中に、定期的に繰り返し実行することができる。この際、繰り返しの時間間隔としては、タンク内圧力Ptkの変動が圧力幅αよりも大きくなるのに十分な時間を設定すればよく、例えば、数分間〜数時間の値を採用することができる。
この代わりに、内燃機関200を始動するたびに1回だけ実行することとしてもよい。このように不具合診断処理の実行回数を制限すれば、封鎖弁500の動作回数を過剰に増やすことを抑制することができるので、封鎖弁500の耐久性の低下を抑制することができる。このとき、内燃機関200の始動時に実行することとしてもよく、始動後、一定時間経った後に実行することとしてもよい。
また、不具合診断処理を実行する際には、パージ処理を合わせて実行することとしてもよい。具体的には、パージバルブ制御部330(図2)が、パージバルブ170を開状態にした後に、封鎖弁制御部340が、封鎖弁500の強制駆動処理(図6:S150)を実行する。こうすれば、吸気管180が、キャニスタ150が蒸発燃料を吸引する場合よりも強い負圧で、蒸発燃料を吸引することができるので、キャニスタ150に吸着されなかった蒸発燃料が開放流路210から大気中へ放出されることを抑制することができる。なお、この例では、パージバルブ制御部330が、本発明における「蒸発燃料制御部」に相当する。
また、不具合診断処理は、内燃機関200の運転中に限らず、内燃機関200の停止中に実行することとしてもよく、さらに、内燃機関200の運転状態に拘わらずに、定期的に実行することとしてもよい。
また、図6に示す不具合診断処理では、封鎖弁500の強制駆動処理が、タンク内圧力Ptkが大気圧Patmに近い場合に実行される。従って、封鎖弁500を強制的に開状態にしても、蒸発燃料が大気中へ放出されることを抑制することができる。
B3.封鎖弁強制駆動処理の第2実施例:
図8は、封鎖弁強制駆動処理の第2実施例の処理手順を示すフローチャートである。この封鎖弁強制駆動処理は、図6に示すステップS150で実行される処理であり、図7に示す処理の代わりに実行することができる。図7に示す第1実施例との差異は、封鎖弁500の駆動を行う前に、スロットルバルブ190(図1、2)の開度を低減させている点である。
この封鎖弁強制駆動処理の第2実施例は、パージ処理中に実行される。ステップS300では、スロットルバルブ制御部320(図2)が、スロットルバルブ190の開度を一定値だけ低減させる。すると、内燃機関200が吸入しようとする空気の量に対して、スロットルバルブ190を介して供給される空気の量が少なくなるので、パージ流路160から吸気管180へガスを吸引する負圧が強くなる。この状態で、封鎖弁制御部340は、封鎖弁500の開閉処理を実行する(ステップS310)。このステップS310の開閉処理は、図7のステップS200と同じ処理である。封鎖弁500が開状態となると、耐圧タンク110から流出した蒸発燃料が、蒸発燃料流路140とパージ流路160とを介して吸気管180に吸引され、内燃機関200によって消費される。封鎖弁500が閉状態となると、スロットルバルブ制御部320は、スロットルバルブ190の開度を元の値に復帰させる(ステップS320)。
このように、第2実施例では、封鎖弁500の開閉処理(ステップS310)を実行する際に、スロットルバルブ190の開度を低減させて吸気管180への蒸発燃料の吸引圧力を強めているので、蒸発燃料の大気中への放出に対する抑制効果を高めることができる。ここで、スロットルバルブ190の開度の低減量は、一定値でもよく、また、タンク内圧力Ptkに応じて調整してもよい。例えば、タンク内圧力Ptkが高いほど、蒸発燃料の量も多いので、開度をより小さく絞って、吸引圧力を強めてもよい。
なお、この実施例では、スロットルバルブ制御部320が、本発明における「蒸発燃料制御部」に相当する。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上述した封鎖弁強制駆動処理の各実施例(図7、図8)において、封鎖弁500の開閉処理(ステップS200、ステップS310)での封鎖弁500を強制開閉する回数は1回に限らず2回以上であってもよい。
C2.変形例2:
上述した不具合診断処理の実施例(図6)において、仮不具合有判定が成立する条件としては、2つの条件(条件1:ステップS100、条件2:ステップS110)に限定されるものではなく、他の条件を採用してもよい。例えば、ステップS110を省略して、条件1のみを用いて判定を行ってもよい。また、条件1の代わりに、
(条件1a):耐圧タンク110内の圧力Ptkが、大気圧Patmを含む所定の範囲(大気圧Patm±α)内にある状態が所定時間以上続く。:
を用いてもよい。上述したように、通常は、タンク内圧力Ptkは周囲の温度等に応じて変動する。従って、タンク内圧力Ptkが大気圧を含む所定の範囲内にある状態が所定時間以上続くことを、耐圧タンク110の密閉状態の不具合の可能性を示す条件として用いることができる。ここで、所定時間としては、タンク内圧力Ptkの変動が圧力幅αよりも大きくなるのに十分な時間を設定すればよい。
また、蒸発燃料流路140に流量計を設け、流量がゼロよりも大きいことを、仮不具合有判定が成立する条件として用いてもよい。この条件を用いれば、封鎖弁500による遮断の不具合の可能性の有無の判定を行うことができる。
なお、上述した(条件1)(条件1a)における「大気圧Patmを含む所定の範囲」は、大気圧Patmを中心とする正圧と負圧との両方向に対称な範囲でなくてもよく、大気圧Patmに近い範囲であればよい。
C3.変形例3:
上述した実施例において、耐圧タンク110内の圧力を測定する圧力センサ120は耐圧タンク110に設けられているが(図1、2)、耐圧タンク110内の圧力を測定することが可能な他の位置に設けられていてもよい。例えば、蒸発燃料流路140の耐圧タンク110と封鎖弁500との間に設けられていてもよい。
C4.変形例4:
上述した各実施例では、封鎖弁500(図3、4)は、弁座522と、弁座522に向かう方向に沿って移動可能な駆動弁体550とを備えているが、流体の流路を遮断する遮断弁としては、他の種々の弁構造を有するものを利用可能であり、例えば、玉型弁や、バタフライ弁などの弁構造を有する弁を利用してもよい。いずれの場合も、遮断の不具合の可能性有との判定が成立した場合に、遮断弁を駆動して開状態にさせ、その後、閉状態にさせることが好ましい。こうすれば、遮断弁の動作不良が生じている場合には、遮断弁の密閉状態を正常な状態に回復させることができるので、遮断弁の動作不良と他の不具合とを区別して遮断の診断を行うことができる。
なお、遮断弁の動作不良とは異なる不具合があると診断された場合(図6:ステップS130:Yes)には、ユーザに警告を通知する処理が実行されることが好ましい。このような警告通知処理としては、表示パネル220(図1、2)等の表示部に不具合の可能性がある旨を表示する処理(図6:ステップS140)に限らず、種々の処理を採用することができる。例えば、音を発生するスピーカを制御部300に接続し、不具合対応処理部360がスピーカを介して警告音を発しても良い。
C5.変形例5:
上述の各実施例では、本発明の流路遮断装置を、密閉タンクシステム(燃料貯留装置)に適用した場合について説明したが、燃料貯留装置に限らず、流体が流れる種々の流路を遮断するための弁に適用することができる。
本発明の一実施例としての密閉タンクシステム100の構成を示すブロック図である。 制御部300を中心とした密閉タンクシステム100の構成の概略を示すブロック図である。 閉状態の封鎖弁500の断面図である。 開状態の封鎖弁500の断面図である。 封鎖弁500の動作の一例を説明するタイミングチャートである。 密閉タンクシステム100の不具合診断処理の実施例の処理手順を示すフローチャートである。 封鎖弁強制駆動処理の第1実施例の処理手順を示すフローチャートである。 封鎖弁強制駆動処理の第2実施例の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100...密閉タンクシステム
110...耐圧タンク
112...給油流路
114...給油口
114c...キャップ
116...リッド
120...圧力センサ
140...蒸発燃料流路
142...リリーフ弁
144...フロート弁
150...キャニスタ
160...パージ流路
170...パージバルブ
180...吸気管
182...エアクリーナ
190...スロットルバルブ
200...内燃機関
210...開放流路
220...表示パネル
300...制御部
310...判定部
320...スロットルバルブ制御部
330...パージバルブ制御部
340...封鎖弁制御部
350...パネル制御部
360...不具合対応処理部
400...蒸発燃料処理装置
500...封鎖弁
510...ハウジング
520...第2端壁部
520a...開口
522...弁座
530...側壁部
530a...開口
540...第1端壁部
542...ガイド穴
544...ソレノイド
550...駆動弁体
552...弁体
554...支持棒
556...バネ
565...ガスケット
580...弁室
600...流路遮断装置

Claims (5)

  1. 燃料貯留部に接続され前記燃料貯留部内の蒸発燃料を外部へ導く蒸発燃料流路を遮断する流路遮断装置であって、
    前記蒸発燃料流路の途中に設けられ遮断弁と、
    前記遮断の不具合の可能性の有無を判定する判定部と、
    前記判定部によって不具合の可能性有りとの判定がなされた場合に、前記遮断弁を強制的に開状態にさせ、その後、閉状態にさせる強制開閉処理を実行する遮断弁制御部と、
    前記蒸発燃料流路の、前記遮断弁から見て前記燃料貯留部とは反対側に接続され、前記蒸発燃料を吸引可能であるとともに、吸引能力を調整可能な蒸発燃料処理部と、
    前記遮断弁制御部が前記強制開閉処理を実行する際に、前記蒸発燃料処理部の吸引能力を、前記強制開閉処理の実行前よりも強く設定する蒸発燃料制御部と、
    を備える、流路遮断装置。
  2. 請求項1に記載の流路遮断装置であって、さらに、
    前記燃料貯留部内の圧力を測定する圧力測定部を備え、
    前記判定部は、前記遮断弁が閉状態にあるときの、前記圧力測定部により測定される圧力に基づいて前記判定を行う、
    流路遮断装置。
  3. 請求項に記載の流路遮断装置であって、
    前記判定部は、前記圧力測定部により測定される圧力が、前記外部の圧力を含む所定の範囲内に有ることを含む所定の条件を満たす場合に、不具合の可能性有りとの判定を成立させる、流路遮断装置
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の流路遮断装置であって、
    前記遮断弁制御部は、前記判定部によって不具合の可能性有りとの判定がなされた場合に、前記強制開閉処理を1回以上の所定の回数だけ実行し、
    前記流路遮断装置は、さらに、
    前記強制開閉処理が前記所定の回数だけ実行された後の前記判定部の判定結果が、再び、不具合の可能性有りとの判定結果である場合に、所定の不具合対応処理を実行する不具合対応処理部を備える、
    流路遮断装置。
  5. 燃料を貯留する燃料貯留装置であって、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の流路遮断装置と、
    前記燃料貯留部と、
    前記蒸発燃料流路と、
    を備える、燃料貯留装置。
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