JP4134507B2 - 記録および/又は再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録および/又は再生装置に関し、基本ユニットに増設用ユニットを任意の数だけ追加して取り付けることにより、カセットテープの収容数を自由に調整できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
大きなデータを扱う所では、サーバのデータをバックアップすることが必要になる。バックアップは、一般的にコンパクト・ディスクに記録することで行われるが、容量が大きい場合には8ミリテープ等のカセットテープが用いられる。カセットテープはアクセスするのに時間がかかるため、通常に使うデータはコンパクト・ディスクに記録したり再生したりして用いられる一方、バックアップにカセットテープが用いられる。一本のカセットテープの容量は、略50〜100GBである。
【0003】
カセットテープにデータを記録したりあるいは再生するためのカセットライブラリと言われる記録および/又は再生装置は、カセットテープを収容する収容手段と、カセットテープを記録または再生するための記録・再生手段と、収容手段と記録・再生手段との間でカセットテープを移送する移送手段とが必要になる。
【0004】
従来の記録および/又は再生装置は、カセットテープを決められた一定の数だけ収容できるカセット棚と、カセットテープを記録または再生するための1または複数のドライブと、カセット棚とドライブとの間でカセットテープを移送する搬送機とで構成されるのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の記録および/又は再生装置では、収容できるカセットテープの数が例えばX本と決まっているため、X本以上のカセットテープを収容できるものが欲しい場合には特別注文になるためにすぐに入手できないだけでなくコスト高になり、あるいは購入後にX本以上のカセットテープを収容する必要が生じた場合は、改造しなければならなかった。一方、X本ものカセットテープが必要ない場合であっても、X本収容できるものを購入しなければならなかった。つまり、汎用性のないものであった。
【0006】
そこで本発明は、斯かる課題を解決した記録および/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための請求項1にかかる発明の構成は、基本ユニットに1又は2以上の増設用ユニットを結合して構成され、前記基本ユニットは、筐体の内部に、データを記録媒体に記録しまたは再生させる記録・再生手段と、記録媒体を収容する収容手段と、収容手段と前記記録・再生手段との間で記録媒体を移送するための移送手段とを設けて構成され、該筐体には前記増設用ユニットに連通させるための連通部が設けられ、前記増設用ユニットは、筐体の内部に、記録媒体を収容する収容手段と、前記増設用ユニットの前記収容手段と前記基本ユニットの前記記録・再生手段との間で移送手段が記録媒体を移送するための移送空間とを設けて構成され、該筐体には前記基本ユニットに連通させるための連通部が設けられ、前記夫々の収容手段は、前記基本ユニットと前記増設用ユニットとの結合方向と略平行な回動軸を中心として回動する回動部材の外周部に、記録媒体を収容するための収容部を複数配置して構成され、該収容部は放射方向外側へ向かって開口し、該収容部の外側には該収容部の記録媒体が遠心力によって落下しないようにフェンスが設けられていることを特徴とし、
請求項2にかかる発明の構成は、請求項1において、前記増設用ユニットに、データを記録媒体に記録しまたは再生させる記録・再生手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0009】
(1)記録および/又は再生装置の全体構成
本発明による記録および/又は再生装置の外観斜視図を図11に示す。これは、各種できる組み合わせのうちの一つを示したものである。記録および/又は再生装置1は、最下の基本ユニット2と、3つの増設用ユニット3と、最上の増設用ユニット4とで構成される。ここで、基本ユニットとはこの装置においては必ず必要な必須のユニットをいい、増設用ユニットとは必ずしも設けなくてもよく使用するカセットテープの数に応じて必要な分だけ設ければよいユニットをいう。
【0010】
各ユニットどうしを結合する場合を、例えば図11に示す基本ユニット2と増設用ユニット3とを結合する場合について説明する。図12のように各ユニットは筐体5を有し、筐体5の内部に各種の部品を収容して構成したものである。筐体5どうしの結合は、夫々の筐体5の側面に4本のネジで結合された接続板6を取り外し、図13に示すように隣り合う筐体5どうしを橋渡しするように配置した接続板6に再び4本のネジをねじ込むことで結合する。上記の結合を繰り返して5つの筐体5を結合すると、図11の記録および/又は再生装置となる。
【0011】
夫々の筐体5における背面側の上面および下面には、相互に対応する位置に貫通孔が形成されており、筐体5どうしを結合する前の状態では、夫々蓋7が取り付けられている。そして、結合された状態では、最下の筐体5の下面の蓋7と最上の筐体5の上面の蓋7のみが取り付けられる一方、その他の蓋7は取り外され、この部分で5つの筐体5の内部が連通している。この点については後述する。
【0012】
記録および/又は再生装置の内部構造を説明するための手順を以下に示す。
Figure 0004134507
以下、上記の項目に沿って説明する。
【0013】
(2)基本ユニット
まず、基本ユニットについて説明する。図1,図2に示すように、基本ユニット2は、筐体5の内部に、カセットテープ(記録媒体)にデータを記録しまたは再生させるためのドライブ(記録・再生手段)8と、カセットテープを収容するカセット棚(収容手段)9と、カセット棚9とドライブ8との間でカセットテープを移送するための搬送機(移送手段)10とを収容したものである。
【0014】
(a)筐体
筐体は5は、図1に示すように、一体に形成された底板5a,背面板5b,側板5cと、前面を覆うフロントパネル5dと、側面の開口部を覆う補助板5eと、図10に示す天井板5fとで構成される。
【0015】
(b)ドライブ
図1,図2,図4,図6に示すように、一対のドライブ8が、筐体5の底板5a上であって、左側における前後方向の中間部に配置されている。図1に矢印Aで示す面が、基本ユニット2の前面であり、図2からわかるように夫々のドライブ8におけるカセットテープの挿入口は、ドライブ8の背面側に設けられている。
【0016】
(c)カセット棚
図1と、下方から見た図2と、図6とからわかるように、カセット棚9はドライブ8の上の段であって、筐体5の前面側に配置されている。図3に示すように、円形の支持部11aと載置部11bとで構成されるテーブル(回動部材)11が回転自在に設けられている。載置部11bは、支持部11aの外側にリング状に形成され、支持部11aよりも低い位置を占める。図1に示すように載置部11bの上にはカセットテープ67を収容するためのケース(収容部)12が上下2段に一体に結合され、一体となったものが円周方向に沿って本実施の形態では8個結合されている。これらのケース12は、いずれも放射方向の外側へ向かって開口している。
【0017】
このテーブル11を駆動するための手段について説明する。下方から見た図2と、テーブル11を除去した図4とに示すように、筐体5の底板5aの上面には取付板13を介して鉛直軸(回動軸)14の下端が結合されており、鉛直軸14には外形寸法の大きいセンターギヤ15が回転自在に設けられている。そして、このセンターギヤ15の上面に前記テーブル11における支持部11aの下面が一体に結合されている。筐体5における底板5aの上面にはモータ16が取り付けられており、モータ16の出力軸とセンターギヤ15とが歯車17等を介して連動連結されている。
【0018】
所定の位置でテーブル11の回転を止めるために、歯車17と一体の回転板18aと、エンコーダ18と、位置センサ19とが設けられている。また、回転するテーブル11上のケース12内から、遠心力によってカセットテープが落下しないように、図1,図2に示すように、筐体5の底板5aの上には、円を描くようにして一対のフェンス21が取付金具20を介して取り付けられている。このフェンス21とケース12内のカセットテープとの隙間は僅かな値に設定されている。図1からわかるように、筐体5の前面から人手によりケース12の内部へカセットテープを挿脱し、カセット棚9の背面側から搬送機により挿脱して下方のドライブ8に挿脱するために、カセット棚9の前面側および背面側にはフェンス21が存在しないように設定され、外ゲート22,内ゲート23を構成している。外ゲート22と対応する筐体5の前面のフロントパネル5dには挿脱口24が形成されている。挿脱口24からは、上下に重ねられた2つのケース12内のいずれのカセットテープをも取り出すことができる。挿脱口24の横にはLCD表示部62が設けられている。
【0019】
(d)搬送機
図1,図2,図6に示すように、搬送機10はカセット棚9とドライブ8との間でカセットテープを移送するために設けられるので、これらの背面側の左に配置されている。搬送機10の構造を以下に説明する。
【0020】
(昇降台)
図5,図6に示すように、搬送機10は、昇降台(移動台)25と、昇降台25を上下方向へ案内する一対のラックピラー(ガイド手段)26とで構成される。図5に示すように、ラックピラー26は、内側溝26a,26bとの間にラック部26cを有し、ラック部26cの一方側にはラック26dおよび転がり面26eを有し、反対側にはV溝26fを有する。また、ラックピラー26の両端には水平方向へ突出する結合部26gが夫々形成されている。夫々のラックピラー26は、底板5aの貫通孔(連通部)63(図7参照)を閉塞する蓋7の下方から結合部26gへねじ込んだネジにより、蓋7の部分に立設されている。一方、ラックピラー26の上部は天井板5fの貫通孔63(図10参照)を閉塞する蓋7の上方からねじ込んだネジにより蓋7に結合される。
【0021】
昇降台25をラックピラー26に沿って昇降自在に案内するための構成を以下に説明する。転がり面26eを転がる一対のガイドローラ27が、昇降台25の左右の前面側の上下に回転自在に取り付けられている。一方、V溝26fの内部を転がることにより昇降しながら昇降台25の左右方向での位置決めを行うガイドローラ28が昇降台25の左右の前面側の上下に回転自在に取り付けられている。このため、2組のガイドローラ27,28でラック部26cを挟むことにより、左右方向での昇降台25の位置決めがなされる。
【0022】
次に、昇降台25を駆動するための構造を説明する。図5に示すように、昇降台25には回転自在に連結軸29が設けられ、左右のラック26dに噛み合うピニオン68が連結軸29の両端に一体に結合されている。昇降台25の片側にはモータ30が取り付けられており、モータ30の出力軸に結合されたウォーム歯車31と、連結軸29に固着されたハスバ歯車32とが噛み合っている。昇降台25の位置を割り出してモータ30の回転を止めるためのエンコーダ65が昇降台25に取り付けられ、エンコーダ65の回転板66が歯車69を介して連結軸29に連動連結されている。
【0023】
(スライド台)
昇降台25の上には、左右方向へ移動自在にスライド台33が設けられている。即ち、スライド台33の前面側には、ガイドを兼用する前記連結軸29が、一対のスライド軸受34を介して挿通される一方、スライド台33の背面側に固定された一対のスライド受け35には、昇降台25上のガイドロッド36が挿通され、スライド台33が左右方向へスライド自在になっている。
【0024】
次に、スライド台33を駆動するための構造を説明する。昇降台25の背面側にはラック37が一体に取り付けられている。前記ガイドロッド36は、このラック37の下方に取り付けられている。スライド台33にはモータ38が取り付けられており、モータ38の出力軸に結合された駆動歯車39がラック37に噛み合っている。40は駆動歯車39と一体の回転板、41はエンコーダである。
【0025】
(進退台)
スライド台33の上には前記内ゲート23あるいはドライブ8へ向かって進退自在に進退台42が設けられている。即ち、スライド台33の左右には前後方向へ配置された一対のガイドロッド43の両端が固着され、進退台42の左右の軸受部42aにガイドロッド43が挿通されることで、進退台42が前後方向へ進退自在になっている。
【0026】
次に、進退台42を駆動するための構造を説明する。スライド台33の右側にはラック44が一体に取り付けられている。進退台42の右側にはモータ45が取り付けられており、モータ45の出力軸に結合された駆動歯車46がラック44に噛み合っている。47は駆動歯車46と一体の回転板、48はエンコーダである。
【0027】
(クランプ手段)
進退台42の上にはカセットテープをクランプするためのクランプ手段49が設けられている。クランプ手段49の構成を以下に説明する。一対のピッカー50,51が進退台42に立設した固定軸52,53を介して回動自在に支持されている。夫々のピッカー50,51はL字型に形成され、夫々の外端部の内側にはカセットテープの側面の凹部に嵌まり込む爪50a,51aが形成されている。 爪50a,51aの部分を開閉させる構成を説明する。進退台42の上にモータ54が取り付けられている。モータ54の出力軸に結合されたウォーム55がウォームホィール56に噛み合っており、ウォームホィール56の偏心した位置にはピン57が立設されている。そして、一端にピン57が回動自在に挿通された「く」の字形のレバー58の他端にはピン59が立設され、ピッカー50,51の内端部がピン59に回動自在に支持されている。そして、ピッカー50,51の外端部を閉じる方向へ付勢するためにバネ60が設けられている。また、スライド台33上でピッカー50,51が進退して通過したことを検出する一対の通過センサ64が、スライド台33上のガイドロッド43の近傍に固定されている。
【0028】
(3)増設用ユニット
前記の基本ユニットだけではカセットテープを収容するケースが足りない場合はカセット棚の増設が必要になる。また、上下方向へ多くの増設用ユニットを増設すると、最上の増設用ユニットから最下の基本ユニットのドライブまでカセットテープを搬送するのに時間が多くかかる場合があり、上のほうにもドライブが欲しい場合がある。
【0029】
このため、増設用ユニットとしては、カセット棚のみを筐体の内部に有するもの、ドライブのみを筐体の内部に有するもの、カセット棚とドライブとの双方を筐体の内部に有するもの、の3種類が考えられ、夫々の増設用ユニットには、前記基本ユニットに結合したときに、結合した筐体間で基本ユニットの搬送機を機能させるための移送空間が設けられる。
【0030】
図11に示す増設用ユニット3は、図7に示すように筐体5の中に、前記と同様にケース2段のカセット棚9とカセット棚9の下の図示しない一対のドライブ8とを有する。これらについては、基本ユニット2と同一である。そして、基本ユニット2における搬送機10の昇降台25が増設用ユニット3の内部でも昇降してカセットテープを搬送できるように、移送空間61が設けられている。そして、昇降台25を昇降させるための図示しない一対のラックピラー26が増設用ユニット3に付属している。
【0031】
次に、図11に示す最上の増設用ユニット4について説明する。この増設用ユニット4は、図8に示すようにドライブを設けずに、その分だけカセット棚9のケース12を増やして4段にしたものであり、図7と同様にカセットテープを搬送するための移送空間61が設けられるとともに図示しない一対のラックピラー26が付属している。ケース12を4段にしたことから、挿脱口24の高さもケース12を4段重ねた高さと対応する大きさになっている。なお、増設用ユニット3,4については、LCD表示部62が省略されている。
【0032】
(4)基本ユニットと増設用ユニットとの結合部
前述したように、夫々の筐体5における底板5aおよび天井板5fには、相互に対応する位置に、図10のような貫通孔63が形成されており、前述したように図11の夫々の筐体5は、貫通孔(連通部)63の部分で相互に連通している。このため、夫々の筐体5における前記移送空間61はつながった状態になっている。
【0033】
基本ユニット2に増設用ユニット3,4を連結する場合は、この移送空間61の部分に、増設用ユニット3,4と対応する数だけラックピラー26が増設され、上方へ延長されている。即ち、基本ユニット2に増設用ユニット3,4を連結する直前は、図9に示すようにラックピラー26の結合部26gどうしが図示しないネジにより結合され、基本ユニット2よりも上方へラックピラー26が突出した状態になる。増設用のラックピラー26の長さ寸法は、筐体5の高さ寸法と略同じになっており、基本ユニット2用のラックピラー26の長さ寸法は、筐体5の高さ寸法より少し短い。図9の状態から、図11のように増設用ユニット3,4を順番に重ねて相互に結合し、最後に天井板5fに蓋7を結合したあとで、蓋7の上から結合部26gにネジをねじ込めば、最上のラックピラー26が、蓋7に結合される。これにより、基本ユニット2の昇降台25は、図11の最上の増設用ユニット4まで昇降できることになる。
【0034】
(5)作用
次に、斯かる記録および/又は再生装置の作用を説明する。
【0035】
(a)カセット棚へのカセットテープの収納および取り出し
カセットテープをカセット棚9へ収納したり取り出したりしたい場合には、挿入ボタンあるいは取り出しボタンを押す。すると、基本ユニット2又は増設用ユニット3,4のいずれかのカセット棚9のケース12が選択され、例えば図1のあるケース12が選択されたとすると、選択された選択ケース12が、図1の挿脱口24と対応する外ゲート22の位置へくるまでテーブル11が回転する。そこで、挿脱口24よりケース12の内部へカセットテープを挿入、あるいは取り出す。
【0036】
テーブル11の回転は、以下のようにして行われる。図4のモータ16が回転すると、その回転力が歯車17を介してセンターギヤ15に伝わり、センターギヤ15と一体のテーブル11が回転する。テーブル11が回転した後の停止の際の位置決めは、エンコーダ18と位置センサ19とによって行われる。
【0037】
(b)カセット棚からのカセットテープの取り出し
カセットテープを記録又は再生したい場合は、カセットテープの選択ボタンと記録ボタン又は再生ボタンを押す。すると、選択されたカセットテープがドライブ8まで搬送される。ドライブ8としては基本ユニット2と増設用ユニット3とに2つづつ設けけられており、選択されたカセットテープのケース12に一番近いドライブ8が選択される。例えば、最下の基本ユニット3の上段のカセットテープが選択され、基本ユニット3の前面から見て左側のドライブ8が選択された場合は、以下のようになる。
【0038】
カセットテープが選択されると、図6において、内ゲート23と対応する位置まで、テーブル11が回転して停止する。一方、それと同時に搬送機10の昇降台25が内ゲート23へ向かって移動する。即ち、以下のようにして移動する。図5において、モータ30が回転し、その回転力がウォーム歯車31,ハスバ歯車32,連結軸29を介して一対のピニオン68に伝わり、一対のピニオン68がラック26dを転がる。そして、エンコーダ65により位置検出が行われると、モータ30の回転が停止して、昇降台25の上昇が停止する。その後、モータ38が回転すると、駆動歯車39がラック37上を転がるので、スライド台33がガイドロッド36および連結軸29に沿って移動する。そして、エンコーダ41により位置検出が行われると、モータ38の回転が停止して、スライド台33の移動が停止する。その後、モータ45が回転すると、駆動歯車46がラック44上を転がるので、進退台42が一対のガイドロッド43に沿って前進し、ピッカー50,51がケース12の内部に挿入される。そして、一対の通過センサ64の間をピッカー50,51が通過したことと、エンコーダ48による位置検出が行われると、モータ45の回転が停止して、進退台33の移動が停止する。その後、モータ54が回転すると、ウォーム55によりウォームホィール56が回転し、ウォームホィール56上の偏心位置にあるピン57が円を描くので、一端にピン57が挿入された「く」の字形のレバー58の一端が後退する。このとき、バネ60の付勢力も作用してピッカー50,51が閉じ、爪50a,51aの部分がケース12の内部のカセットテープの側面の凹部に入り込み、カセットテープがピッカー50,51によりクランプされる。カセットテープがクランプされた状態で、前記と逆の動きにより、進退台42が後退すると、カセットテープがケース12から取り出される。
【0039】
(c)カセットテープのドライブへの搬送
この状態から、昇降台25が前記とは反対に2段だけ降下して図6の状態になった後に、スライド台33が右へ(前面から見て左へ)向かって移動する。これによりスライド台33は目的のドライブ8と対向するので、進退台42が前進し、クランプされているカセットテープ67がドライブ8の内部に挿入される。その後、モータ54が前記とは逆の方向へ回転すると、バネ60の付勢力に抗して一対のピッカー50,51が開き、カセットテープ67がピッカー50,51から離れてドライブ8の中に載置される。その後、進退台42が後退し、ドライブ8へのカセットテープ67の搬送が終了する。
【0040】
(d)ドライブからカセット棚へのカセットテープの返却
カセットテープの記録又は再生が終了すると、カセットテープはドライブ8から元のカセット棚9のケース12に収納される。この場合の各部の動きはケース12から出してドライブ8に挿入する場合の前記の動きと反対の動きなので、説明を省略する。
【0041】
なお、収容手段における収容部は、本実施の形態では2段または4段としたが、3段又は5段以上でもよい.また、増設用ユニットとしては、記録・再生手段のみを設け、収容手段を有しないものでもよい。更に、各ユニットを横置きにし、横方向へ増設するようにしてもよい。また更に、挿脱口は全てのユニットに設けることなく、基本ユニットのみに設けるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜2にかかる記録および/又は再生装置によれば、基本ユニットに増設用ユニットを結合して記録および/又は再生装置を構成したので、記録媒体を収容する収容部の数の必要性に応じて、増設用ユニットを増減させることができる。従って、従来のようにもっと多くの収容部が必要であっても容易には増やせなかつたり、あるいは逆に、必要でないのに収容部が多くて余ってしまうという、不都合なことが生じない。つまり、臨機応変に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態における基本ユニットの斜視図。
【図2】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態における基本ユニットを斜め下方から見た斜視図。
【図3】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態における基本ユニットに係り、カセット棚を構成するテーブルの部分を示す斜視図。
【図4】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態における基本ユニットに係り、カセット棚を構成するテーブルを除去して示す斜視図。
【図5】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態における基本ユニットに係り、搬送機を示す斜視図。
【図6】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態における基本ユニットに係り、カセット棚とドライブと搬送機との関係を示す斜視図。
【図7】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態に係り、増設用ユニットの斜視図。
【図8】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態に係り、他の増設用ユニットの斜視図。
【図9】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態に係り、基本ユニットにラックピラーを複数取り付けた状態を示す斜視図。
【図10】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態に係り、基本ユニットにラックピラーを複数取り付けて天井板を取りつけた状態を示す斜視図。
【図11】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態に係り、基本ユニットと4つの増設用ユニットとを結合して構成した斜視図。
【図12】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態に係り、基本ユニットに増設用ユニットを結合する前の状態を示す斜視図。
【図13】本発明による記録および/又は再生装置の実施の形態に係り、基本ユニットに増設用ユニットを結合した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
2…基本ユニット
3,4…増設用ユニット
5…筐体
8…ドライブ(記録・再生手段)
9…カセット棚(収容手段)
10…搬送機(移送手段)
11…テーブル(回動部材)
12…ケース(収容部)
14…鉛直軸(回動軸
21…フェンス
61…移送空間
63…貫通孔(連通部)
67…カセットテープ(記録媒体)

Claims (2)

  1. 基本ユニットに1又は2以上の増設用ユニットを結合して構成され、
    前記基本ユニットは、筐体の内部に、データを記録媒体に記録しまたは再生させる記録・再生手段と、記録媒体を収容する収容手段と、収容手段と前記記録・再生手段との間で記録媒体を移送するための移送手段とを設けて構成され、該筐体には前記増設用ユニットに連通させるための連通部が設けられ
    前記増設用ユニットは、筐体の内部に、記録媒体を収容する収容手段と、前記増設用ユニットの前記収容手段と前記基本ユニットの前記記録・再生手段との間で移送手段が記録媒体を移送するための移送空間とを設けて構成され、該筐体には前記基本ユニットに連通させるための連通部が設けられ、
    前記夫々の収容手段は、前記基本ユニットと前記増設用ユニットとの結合方向と略平行な回動軸を中心として回動する回動部材の外周部に、記録媒体を収容するための収容部を複数配置して構成され、該収容部は放射方向外側へ向かって開口し、該収容部の外側には該収容部の記録媒体が遠心力によって落下しないようにフェンスが設けられていることを特徴とする記録および/又は再生装置。
  2. 前記増設用ユニットに、データを記録媒体に記録しまたは再生させる記録・再生手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の記録および/又は再生装置。
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