JP4134124B2 - 表示制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の表示セグメントが2次元配列された表示部(例えばドットマトリックス型表示部)の表示制御を行う表示制御装置更には該表示制御装置における表示データを記憶するメモリの書込みラッチ回路に適用して有効な技術に関し、例えば液晶表示制御装置およびそれを搭載した携帯用電子機器に利用して有効な技術に関する。
近年、携帯電話器やページャーなどの携帯用電子機器の表示装置としては、一般に複数の表示画素が例えばマトリックス状に2次元配列されたドットマトリックス型液晶パネルが用いられており、機器内部にはこの液晶パネルの表示制御を行なう半導体集積回路化された表示制御装置や液晶パネルを駆動するドライバもしくはドライバを内蔵した表示制御装置が搭載されている。そして、この表示制御装置には液晶パネルに表示する表示データを記憶する書換え可能なRAM(ランダム・アクセス・メモリ)が内蔵されているものがあり、表示制御装置は機器全体を制御したり送受信信号の処理等を行なうマイクロプロセッサから表示すべきデータを受け取ると内部のRAM(以下、表示RAMと称する)の表示データを書き換えるように構成されている。
具体的には、図11に示すように、マイクロプロセッサからバスBUS0〜BUS15を介して供給される1ワード(16ビット)のような書込みデータを、表示RAM140のビット線に対応して設けられているラッチ回路群LTG1〜LTG4に、図12に示すようなタイミング信号φ11,φ12……に同期して順次取り込み、各ラッチ回路群LTG1〜LTG4と表示RAMとの間に設けられている伝送ゲート群TGT1〜TGT4をタイミング信号φ31,φ32……によって順次開いて、ワード単位でデータを表示RAM140に順次書き込んで行く方式が一般的であった。
従来、このような携帯用電子機器に用いられる液晶パネルは、モノクロ表示のものが多かった。しかしながら、近年、携帯用電子機器の高機能化に伴い、表示部に表示される内容の多様化が進んでおり、カラー表示や動画表示を行なうものも提供されつつある。
ところで、カラー表示や動画表示を行なおうとすると、モノクロ静止画像表示に比べて表示データが非常に多くなるため、マイクロプロセッサとして動作周波数の高いものが使用されるとともに、表示RAMに対しても高速な書込み動作が要求される。
しかしながら、携帯用電子機器のうち特に携帯電話器は電池消耗を減らすため、これに搭載される表示制御装置などのLSIは低消費電力であることが要求される。ところが、従来の表示制御装置に内蔵されている表示RAMは、図12に示されているように1ワードずつ順番に書き込んで行く方式であるため、マイクロプロセッサからの表示データの伝送速度に応じて書込み速度を速くしようとすると、伝送速度に比例して消費電力が増大してしまうという問題点があることが分った。
この発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、消費電力を増大させることなく内部の表示RAMに対するデータの書込みを高速で行なえる表示制御装置およびそれを搭載した携帯用電子機器を提供することを目的としている。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、表示装置の表示データを記憶可能であって所定のビット単位で表示データの書込みが行われる表示メモリを備え、該表示メモリから順次表示データを読み出して表示装置に対する駆動信号を形成し出力する表示制御装置において、前記表示メモリは、縦方向と横方向にそれぞれ整列配置された複数のメモリセルと同一行のメモリセルの選択端子が接続された複数のワード線と該ワード線と交差する方向に配設され同一列のメモリセルのデータ入出力ノードが接続された複数のビット線とを備えたメモリアレイを有し、前記ビット線には入力用の伝送手段と出力用の伝送手段が接続され、前記入力用の伝送手段によるデータの伝送で選択状態のワード線に接続されているメモリセルへのデータの書込みが行なわれ、前記出力用の伝送手段によるデータの伝送で選択状態のワード線に接続されているメモリセルからのデータの読出しが行なわれるように構成され、前記所定ビット単位の表示データを順次取込み可能な複数の第1データラッチ手段を備え、該第1データラッチ手段に保持されている表示データが、該第1データラッチ手段へ取り込まれる表示データのビット数の整数倍(n倍)のビット単位で、前記入力用の伝送手段により前記表示メモリのビット線に一括して伝送可能に構成したものである。
上記した手段によれば、表示メモリがセンスアンプを有しない構成つまり表示メモリへの書込みデータは入力用伝送手段によりラッチ回路から直接ビット線に伝送され、読出し時にはビット線のデータが出力用伝送手段により出力されるとともに、複数のデータが一旦ラッチ回路にラッチしてから一括して表示メモリに書き込まれるため、センスアンプのない分消費電力を減らせるとともにデータを1つずつ表示メモリに書き込む方式に比べて表示メモリのアクセス回数(ワード線の立上げ回数)が少なくなってメモリの消費電力を減らすことができる。また、センスアンプを省略したことにより書込み速度や読出し速度が遅くなったとしても複数の書込みデータを一括して表示メモリに書き込むことができるためデータを1つずつ書込む従来方式に比べてデータの書込みも高速で行なえるようになる。
また、望ましくは、前記第1データラッチ手段に保持されている表示データを前記第1データラッチ手段へ取り込まれる表示データのビット数の整数倍のビット単位で取込み可能な複数の第2データラッチ手段をさらに備え、前記入力用の伝送手段は該第2データラッチ手段に保持されている表示データを前記第1データラッチ手段へ取り込まれる表示データのビット数の整数倍(n倍)のビット単位で前記表示メモリのビット線に伝送可能に構成する。これにより、表示メモリに書き込むべきデータを第2データラッチ手段から表示メモリへ伝送している間に次に書き込むべき表示データを第1データラッチ手段へ取り込むことができるため、同一ビット線に接続されているメモリセルへのデータ書込みが連続する場合にも高速でデータを書き込むことができるようになる。
さらに、望ましくは、前記入力用の伝送手段による前記表示メモリのビット線へのデータの伝送は、前記第1データラッチ手段への最後のデータの取込みと同一のタイミングで行なわれるようにする。これにより、表示メモリに書き込むべきデータを所定のビット単位の整数倍で表示メモリに伝送する場合においても、最後のデータを第1データラッチ手段に取り込んでから次のサイクルで一括して表示メモリへ伝送する方式よりも1サイクル速くデータを伝送することができる。
また、前記第1データラッチ手段の数は、前記n倍のさらに整数倍であるようにする。これにより、表示メモリの一行に対して連続してデータを書き込む場合に、端数を生じることなくデータの伝送を行なうことができるようになり、トータルのデータ書込み時間を短縮することができる。
さらに、前記入力用の伝送手段により前記表示メモリのビット線に伝送されるべきデータのビット数を設定可能なマスク設定手段を備え、該マスク設定手段の設定情報に基づいて前記入力用の伝送手段が制御されるように構成する。これにより、表示メモリの任意の位置から一括書込みでデータを書き換える場合にも、書換え不要なデータが誤って書き換えられてしまうのを防止することができる。また、一括で書込み可能な複数のデータの途中からデータを書き換える場合にも、マスク設定手段を使用することにより一括書込み方式での書込みが可能となり、書込み時間の短縮が可能となる。
また、前記マスク設定手段は、連続したアドレス範囲の書込みデータの先頭アドレスとその先頭アドレスからマスクすべきデータ量および終了アドレスとその終了アドレスからマスクすべきデータ量を設定可能に構成する。これにより、任意の長さの書込みデータに対してマスク設定手段を使用したマスク書込みが可能となる。
さらに、前記表示メモリから読み出された表示データに基づいて外部の液晶表示装置のセグメント電極を駆動する信号を生成するセグメント駆動手段を設け、1個の半導体チップ上に半導体集積回路として構成する。これにより、液晶表示装置を使用したシステムを構成する場合に、表示制御装置内にセグメント駆動手段が内蔵されているため、システムを構成する部品点数を減らすことができ、実装面積を低減することができるようになる。
また、本発明に係る携帯用電子機器は、上記のような構成を有する表示制御装置と、前記表示メモリに書き込む表示データの生成およびその書込み位置情報に関する設定を行うデータ処理装置と、前記表示メモリから読み出されて表示データに基づき前記表示制御装置により形成された表示駆動信号により表示を行う表示装置とを備えるようにしたものである。これにより、携帯用電子機器の電源である電池の消耗を少なくすることができ、一回の充電で長時間の稼動が可能な携帯用電子機器を実現することができる。
さらに、前記表示装置はドットマトリックス型の液晶表示装置とする。これにより、一層電池の消耗を少なくして稼動時間を延ばすことができる。
また、前記表示制御装置は前記液晶表示装置のセグメント電極を駆動する信号を生成するセグメント駆動手段を備え、前記液晶表示装置のコモン電極を駆動する信号を生成するコモン電極駆動回路は前記表示制御装置が形成された半導体チップとは別個の半導体チップ上に半導体集積回路として構成され、該コモン電極駆動回路は前記表示制御装置を構成する素子よりも耐圧の高い素子で構成する。これにより、高耐圧を必要とするコモン電極駆動回路のみを別のチップで構成することができ、セグメント駆動手段とコモン電極駆動回路を同一のチップ上に形成する場合に比べて性能を向上させることができかつプロセスを簡単にして製造コストを下げることができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明に従うと、消費電力を増大させることなく内部の表示RAMに対するデータの書込みを高速で行なえる表示制御装置およびそれを搭載した携帯用電子機器を実現することができる。
以下、この発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)は、本発明に係る表示制御装置の第1の実施例である液晶コントロールドライバを備えた携帯電話器の全体構成を示すブロック図である。
この実施例の携帯電話器は、表示部としての液晶パネル10、送受信用のアンテナ21、音声出力用のスピーカ22、音声入力用のマイクロホン23、本発明に係る表示制御装置としての液晶コントロールドライバ100、スピーカ22やマイクロホンの信号の入出力を行なう音声インターフェース30、アンテナ21との間の信号の入出力を行なう高周波インターフェース40、音声信号や送受信信号に係る信号処理を行うDSP(Digital Signal Processor)41、カスタム機能(ユーザ論理)を提供するASIC(application specific integrated circuits)42、表示制御を含め装置全体の制御を行うデータ処理装置としてのマイクロプロセッサもしくはマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)53およびデータ記憶用のメモリ60等を備えてなる。上記DSP51、ASIC52およびマイコン53により、いわゆるベースバンド部50が構成される。
特に制限されるものでないが、上記液晶パネル10は、多数の表示画素が例えば176×128画素のようなマトリックス状に配列されたドットマトリックス方式のパネルである。なお、カラー表示の液晶パネルの場合、1画素は赤、青、緑の3ドットで構成される。また、メモリ60は、例えば所定のブロック単位で一括消去可能なフラッシュメモリ等から構成され、表示制御を含む携帯電話器システム全体の制御プログラムや制御データが記憶されると共に、2次元的な表示パターンとして文字フォント等の表示データが格納されたパターンメモリであるCGROM(character generator read only memory)としての機能を兼ね備えている。
さらに、この実施例のシステムにおいては、液晶コントロールドライバ100に、液晶パネル10のセグメント電極(例えば384本の電極)を駆動するセグメントドライバが内蔵され、液晶パネル10のコモン電極(例えば176本の電極)を駆動するコモンドライバ70は別の半導体チップ上に構成されている。ただし、このような構成に限定されるものでなく、例えば図1(B)に示すように液晶コントロールドライバ100にセグメントドライバとコモンドライバを内蔵させた液晶コントロールドライバとして構成するようにしても良い。
図2は、図1(A)の構成を有する液晶コントロールドライバ100の実施例を示すブロック図である。
この実施例の液晶コントロールドライバ100は、外部からの発振信号もしくは外部端子に接続された振動子からの発振信号に基づいてチップ内部の基準クロックパルスを生成するパルスジェネレータ110、このクロックパルスに基づいてチップ内部のタイミング制御信号を発生するタイミング発生回路111、外部のマイコン53からの指令に基づいてチップ内部全体を制御する制御部120、マイコン53との間のデータの送受信を行なうシステムインタフェース131、外部のコモンドライバチップ70に対して制御信号CSやクロック信号CCLコマンドCDM等を供給するコモンドライバ・インタフェース132、表示データをビットマップ方式で記憶する表示メモリとしての表示RAM(Random Access Memory)140等を備えている。表示RAMは例えば176ワード線×1024ビットで構成され、2MHz程度の動作速度とされる。
また、この実施例の液晶コントロールドライバ100には、上記表示RAM140に対するアドレスを生成するアドレスカウンタ151、表示RAM140から読み出されたデータを保持するリードデータラッチ回路152、リードデータラッチ回路152に読み出されたデータすなわち既に表示されている表示内容とマイコン53から供給された新たな表示データとに基づいてすかし表示や重ね合わせ表示のための論理演算を行なう論理演算手段やスクロール表示のためのビットシフト手段などを備えマイコン53からの書込みデータまたは表示RAM140からのリードデータに対するビット処理を行なうビットオペレーション回路153、ビット処理されたデータを取り込んで上記表示RAM140に対してデータの書込みを行なう書込みラッチ回路160、上記制御部120およびアドレスカウンタ151からの信号に基づいて書込みラッチ回路160に対するタイミング信号を生成する書込みタイミング生成回路170が設けられている。すかし表示や重ね合わせ表示等が不要なときは、マイコン53から供給されたデータはビットオペレーション回路153を素通りして書込みラッチ回路160に伝達される。なお、マイコン53から書込みラッチ回路160へのデータ書込み速度は、例えば10MHz程度とされる。
さらに、この実施例の液晶コントロールドライバ100には、カラー表示や階調表示に適した波形信号を生成するPWM階調回路181、表示RAM140から液晶パネルへの表示のために読み出された表示データを保持する表示データラッチ回路182、該表示データラッチ回路182に保持された表示データに基づいて上記PWM階調回路181から供給される波形信号の中から表示データに応じた波形信号を選択する階調制御回路183、選択された階調データを保持する出力ラッチ回路184、該出力ラッチ回路184にラッチされたデータに基づいて液晶パネル10のセグメント電極に印加されるセグメント駆動信号SEG1〜SEG384を出力するセグメントドライバ185等が設けられている。
このセグメントドライバ185には、前記コモンドライバチップ70から供給される液晶駆動電圧VSが印加可能に構成されている。このように、液晶駆動電圧VSが外部から供給されるように構成されることにより、この実施例の液晶コントロールドライバ100には、内部電源回路が不要となり、電源回路を内蔵させる場合に比べて低耐圧の素子(MOSFET)によりチップ全体の回路を構成することができるようになる。一方、コモンドライバチップ70は比較的高耐圧の素子により構成される。セグメントドライバとコモンドライバを同一のチップ上に形成すると、高耐圧の素子を形成するプロセスと低耐圧の素子を形成するプロセスとが必要となってプロセスが複雑になるが、別チップとすることによりプロセスを簡略化させることができる。
前記制御部120には、この液晶コントロールドライバ100の動作モードなどチップ全体の動作状態を制御するためのコントロールレジスタ121や、カラー表示を行なうためのデータが格納されるカラーパレットレジスタ122、表示RAM140へのデータ書込みの際に一部のデータの書込みを禁止するマスクデータを格納するためのマスクレジスタ123などのレジスタが設けられている。制御部120の制御方式としては、マイコン53からコマンドコードを受けるとこのコマンドをデコードして制御信号を生成する方式や予め制御部内に複数のコマンドコードと実行するコマンドを指示するレジスタ(インデックスレジスタと称する)とを備えマイコン53がインデックスレジスタに書込みを行なうことで実行するコマンドを指定して制御信号を生成する方式など任意の制御方式をとることができる。
このように構成された制御部120による制御によって、液晶コントロールドライバ100は、マイコン53からの指令およびデータに基づいて上述した液晶パネル10に表示を行なう際に、表示データを表示RAM140に順次書き込んでいく描画処理を行うと共に、表示RAM140から順次表示データを読み出す読出し処理を行なって液晶パネル10のセグメント電極に印加する信号を形成して駆動する。
システムインターフェース131は、マイコン53との間で表示RAMへの描画の際などに必要とされるレジスタへの設定データや表示データ等の信号の送受信を行なう。マイコン53とシステムインターフェース131との間には、データ送信先のチップを選択するチップセレクト信号CS*、データ格納先のレジスタを選択するレジスタセレクト信号RS、リード/ライトの制御信号E/WR*/SCL,RW/RD*などが送信される制御信号線、レジスタ設定データや表示データなど16ビットのデータ信号DB0〜DB15が送受信されるデータ信号線とが設けられている。
リード/ライト制御信号としてE/WR*/SCLとRW/RD*が用意されているのは、68系のMPUとZ80系のMPUおよびシリアルクロック同期の3種類の入出力に対応できるようにするためである。具体的には、信号RSとEとRWは68系のMPUに対応する制御信号、WR*とRD*はZ80系のMPUに対応する制御信号、SCLはシリアルクロックによる入出力を行なうための制御信号である。なお、符号に*が付されている信号は、ロウレベルが有効レベルとされる信号であることを意味している。
タイミング発生回路111は、前記リードデータラッチ回路182や階調データを保持するラッチ回路184、セグメントドライバ185に対するタイミング信号の他に、セグメント電極の駆動との同期をとるために、外部のコモンドライバチップに対する各種タイミング信号CL1,FLM,M,DISPTMG,DCCLKを生成して出力する機能も備えている。
図3には、上記書込みラッチ回路160の具体的な回路例が示されている。
この実施例の書込みラッチ回路160は、16ビットのデータバスの各信号線BUS0〜BUS15に接続されそれぞれ16ビットのデータを同時にラッチ可能な16個のラッチ回路からなる第1ラッチ群LTG11〜LTG14と、該第1ラッチ群LTG11〜LTG14と表示RAM140のメモリアレイ141との間に設けられ第1ラッチ群と同一数のラッチ回路からなる第2ラッチ群LTG21〜LTG24と、第2ラッチ群LTG21〜LTG24の出力端子側に設けられた伝送ゲート群TGT1〜TGT4とから構成されている。なお、図3に示されているラッチ回路は書込みラッチ回路160に設けられているラッチ回路のすべてではなく、図3のような構成を1ユニットとすると、全部で16ユニット設けられている。すなわち、(16ビット×4)×16ユニット=1024ビットの第1および第2ラッチ群とが設けられる。なお、カラー表示の場合、例えば8ビットのデータで1画素(赤、青、緑の3ドット)の階調制御が行なわれる。
この実施例の書込みラッチ回路160は、前記書込みタイミング生成回路153から供給されるタイミング信号φ11〜φ14,φ21〜φ24,φ31〜φ34により制御される。タイミング信号φ11〜φ14,φ21〜φ24,φ31〜φ34を生成する書込みタイミング生成回路153は、制御部120内のコントロールジレスタ123の設定値に応じて、従来と同様な逐次書込みモードと一括書込みモードとでそれぞれ異なるタイミング信号φ11〜φ14,φ21〜φ24,φ31〜φ34を生成するように構成されている。
図4には、メモリアレイ141と伝送ゲート群TGTの具体例を示す。メモリアレイ141には、複数のワード線W0,W1……と相補ビット線BL0,/BL0;BL1,/BL1……が互いに交差する方向に配設され、各ワード線W0,W1……と相補ビット線BL0,/BL0;BL1,/BL1……で囲まれた桝目の中にそれぞれメモリセルMCが配置されている。メモリセルMCは、公知の6素子のタイプのスタティック型メモリセルで構成され、各メモリセルMCの一対の入出力端子がいずれかの相補ビット線BL0,/BL0;BL1,/BL1……;BL15/BL15に接続され、メモリセルMCの選択端子がいずれかのワード線W0,W1……に接続されている。
伝送ゲート群TGTは、第2ラッチ群LTG21〜LTG24を構成する各ラッチ回路LT0,LT1……LT15の出力端子に入力端子が接続され、出力端子が上記相補ビット線BLi,/BLi(i=0〜15)の一方(例えば/BLi)に接続された第1のクロックド・インバータG0,G1……G15と、該インバータG0,G1……G15の出力を入力とし出力端子が相補ビット線BLi,/BLi(i=0〜15)の一方(例えばBLi)に接続された第2のクロックド・インバータG20,G21……G35とからなる。
そして、これらの相補ビット線BLi,/BLi(i=0〜15)の一方BLiに接続されたクロックド・インバータG0,G1……G15とG20,G21……G35は、同一のタイミング制御信号φ31によって制御され、ゲートが開かれるとラッチ回路LT1,LT2……LT16の出力信号を相補ビット線BL0,/BL0;BL1,/BL1…………;BL15/BL15に伝達し、そのとき選択レベルにされているワード線に接続されているメモリセルMCに対してデータの書込みが行なわれるように構成されている。
また、相補ビット線BL0,/BL0;BL1,/BL1…………;BL15,/BL15のうち一方/BL0,/BL1,……/BL15の他端には、表示リード用のクロックド・インバータG100,G101……G115の入力端子が接続され、タイミング制御信号φ40によって制御され、ゲートが開かれるとビット線/BL0,/BL1…………/BL15のレベルを検出して、そのとき選択レベルにされているワード線に接続されているメモリセルMCからの読出しデータを出力するように構成されている。この読出しデータは図2に示されている表示データラッチ回路182に伝送される。なお、表示リード用のクロックド・インバータG100,G101……G115が接続されるビット線はBL0,BL1…………BL15であってもよい。
さらに、相補ビット線BL0,/BL0;BL1,/BL1…………;BL15,/BL15のうち一方BL0,BL1,……BL15の始端には、タイミング制御信号φ50によって制御され、ゲートが開かれると相補ビット線BL0,BL1,…………BL15のレベルを検出して、そのとき選択レベルにされているワード線に接続されているメモリセルMCからの読出しデータを出力する演算リード用のクロックド・インバータG200,G201……G215が接続されている。この読出しデータは図2に示されているリードデータラッチ回路153に伝送される。なお、リード用のクロックド・インバータG200,G201……G215が接続されるビット線は/BL0,/BL1…………/BL15であってもよい。
図5(A)には、この実施例の表示コントロールドライバにおける表示RAM140への書込みモードのうち一括書込みモードにおけるタイミング信号φ11〜φ14,φ21〜φ24,φ31〜φ34の波形が示されている。
この一括書込みモードでは、先ずタイミング信号φ11〜φ14によりデータバスBUS0〜BUS15上の信号が16ビットずつ順次第1ラッチ群LTG11〜LTG14に取り込まれる(期間T1)。そして、最後の16ビットすなわち4ワード目のデータがLTG14に取り込まれるのと同時に、タイミング信号φ21〜φ24により第1ラッチ群LTG11〜LTG14にラッチされている4ワードのデータが第2ラッチ群LTG11〜LTG14に取り込まれる(期間T1)。
しかる後、タイミング信号φ31〜φ34により伝送ゲート群TGT1〜TGT4が同時に開かれて、第2ラッチ群LTG21〜LTG24にラッチされている4ワードのデータが同時に表示RAMのメモリアレイ141のビット線上に伝送されて、そのときアドレスカウンタ151からのアドレスADDをデコーダ(DEC)142がデコードすることにより選択レベルにされたワード線に接続されているメモリセルへ、伝送されたデータが書き込まれる(期間T3)。なお、このメモリアレイへのデータの書込みが行なわれている間に、次のデータの第1ラッチ群LTG11〜LTG14への取込みが実行される。
図5(B)には、逐次書込みモードにおけるタイミング信号φ11〜φ14,φ21〜φ24,φ31〜φ34の波形が示されている。
この逐次書込みモードでは、φ11〜φ14とφ21〜φ24とは同一タイミングの信号とされ、先ずタイミング信号φ11によりデータバスBUS0〜BUS15上の16ビットの信号が1番目の第1ラッチ群LTG11に取り込まれるとともに、同時にそのデータがタイミング信号φ21によりそのまま第2ラッチ群LTG21に取り込まれる。続いて、タイミング信号φ31により伝送ゲート群TGT1が開かれて、第2ラッチ群LTG21にラッチされている1ワードのデータが表示RAM140のメモリアレイの対応するビット線上に伝送されてメモリセルへの書込みが行なわれる(期間T11)。
次に、タイミング信号φ12によりデータバスBUS0〜BUS15上の16ビットの信号が2番目の第1ラッチ群LTG12に取り込まれるとともに、同時にそのデータがタイミング信号φ22により第2ラッチ群LTG22にそのまま取り込まれる。続いて、タイミング信号φ32により伝送ゲート群TGT2が開かれて、第2ラッチ群LTG22にラッチされている1ワードのデータが表示RAM140のメモリアレイの対応するビット線上に伝送されてメモリセルへの書込みが行なわれる(期間T12)。
このようにして、データバスBUS0〜BUS15上の16ビットの信号が順次メモリアレイに書き込まれていく。ただし、この逐次書込みモードでは、第1ラッチ群LTG11〜LTG14……に対して順番にデータを取り込ませて書込みを行なう必要はなく、例えばLTG12,LTG14,LTG13,LTG11……のように任意の順番で行なうことができる。
図5(A)と(B)を比較すると明らかなように、一括書込みモードを利用すると書込み所要時間を短縮することができるとともに、逐次書込みモードでは同一のワードに接続されているメモリセルであっても1ワードのデータの書込みが行なわれる度にワード線の立上げが必要になるため、消費電力が多いが、一括書込みモードでは同一のワードに接続されているメモリセルに対しては4ワードのデータを同時に書き込むことができるため、ワード線の立上げも1回で済み、その分消費電力を減らすことができる。つまり、一括書込みモードを利用するとラッチ回路へのデータの取り込みを高速化してもメモリアレイへのデータの書込み回数は減らすことができるため、逐次書込みモードでの1ワードのデータの書込みに対して書込み所要時間および消費電力を増加させることなく4倍のデータの書込みを行なうことができる。
上記実施例では、4ワードのデータを順次ラッチ回路に取り込んで一括してメモリアレイに書き込むようにしているが、同様にして5ワード以上のデータをラッチ回路に順次取り込んでから一括してメモリアレイに書き込むように構成することも可能である。ただし、一括して書き込むデータの量を増加させると、表示RAM140内の一部例えば一ワードのデータのみ書き換えたいような場合にも複数ワード分のデータをラッチ回路へ送ってやる必要が生じるため、マイコンの負担が大きくなるとともに、連続しないアドレスに対する書込みが続く場合にはオーバーヘッドも大きくなる。
従って、一括して書き込むデータの大きさは、システムにおいて比較的頻繁に行なわれるデータの書込みサイズに応じて決定してやればよい。本実施例のシステムは、このような観点から4ワードのデータを一括書込みするように構成したものである。
図6(A)には、本実施例の液晶コントロールドライバ100を使用したシステムにおいて、例えば表示RAM140の全メモリセルにデータを書き込む際の各ワード(16ビットのデータ)とアドレスとの関係を示す。図において、1ライン目のアドレス"0000"〜"003F"は液晶パネル10の1ライン分の1024ビット(64ワード)のデータのアドレスを示しており、特に制限されるものでないが、この実施例ではこの1ライン分のデータは表示RAM140の1本のワード線に接続された1024個のメモリセルに記憶される。
また、図6(A)に網掛けが付されているデータはアドレス"0000"〜"0003"の4ワードのデータで、この4ワードのデータは、一括書込みモードでは1ワードずつ外部のマイコンから供給されて順次第1ラッチ群LTG11〜LTG14に書き込まれる。そして、4ワード揃ったところで第2ラッチ群LTG21〜LTG24に伝送されて、表示RAM140内のアドレス"0000"〜"0003"に対応するメモリセルに書き込まれる。
この4ワードのデータの書き込みが開始されるのと並行して、次のアドレス"0004"〜"0007"の4ワードのデータが1ワードずつ外部のマイコンから供給されて順次第1ラッチ群LTG11〜LTG14に書き込まれて、4ワード揃ったところで第2ラッチ群LTG21〜LTG24に伝送されて、表示RAM140内の対応するメモリセルに書き込まれる。上記動作を繰り返すことにより、短時間に効率良くデータを書き込むことができるとともに、1ワードずつデータを書き込む場合に比べて表示RAM140のアクセス(ワード線の立上げ動作)回数が少なくて済み、消費電力が低減される。
図6(B)には、本実施例の液晶コントロールドライバ100を使用したシステムにおいて、一括書込みモードで表示RAM140の1部のアドレスのデータを書き換える場合のマイコンからの書込みデータと、第1ラッチ群LTG11〜LTG14から表示RAM140に伝送されるデータとの関係を示す。図6(A)において、網掛けが付されているアドレス"0000"〜"0007"の8ワードのデータのうち"0001"〜"0004"の4ワードのデータが実際に書換えを行ないたいライトデータであるとする。
この場合、マイコンにおいてアドレス"0000"の1ワードのダミーデータとアドレス"0005"〜"0007"の3ワードのダミーデータが付加されて、先ずダミーデータを含むアドレス"0000"〜"0004"の4ワードのデータが1ワードずつ順次第1ラッチ群LTG11〜LTG14へ供給されて書き込まれる。そして、4ワード揃ったところで、このうちダミーデータを除く3ワードのデータが第2ラッチ群LTG21〜LTG24に伝送されて、表示RAM140内の対応するメモリセルに書き込まれる。
この4ワードのデータの書き込みが開始されるのと並行して、3個のダミーデータを含む次のアドレス"0004"〜"0007"の4ワードのデータが1ワードずつ外部のマイコンから供給されて順次第1ラッチ群LTG11〜LTG14に書き込まれて、4ワード揃ったところで、ダミーデータを除く1ワードのデータが第2ラッチ群LTG21〜LTG24に伝送されて、表示RAM140内の対応するメモリセルに書き込まれる。なお、上記書込みの際の連続したアドレスは、外部のマイコンがアドレスカウンタ151に対して書込み位置の先頭アドレスを設定し、アドレスカウンタ151がカウントアップ動作することで自動的に発生するように構成されている。
図7および図8には、書換えを行なうデータのアドレス範囲と第1ラッチ群LTG11〜LTG14へのデータの書込み回数との関係を示す。図において、太線で囲まれているアドレスが書換え対象のデータである。ここでは、図7に書換えをしたいデータのアドレスの切れ目が良い場合を、また図8に4ワードずつのグループのうち2以上にまたがっている場合を示す。
図7および図8から分かるように、書換えをしたいデータのアドレスが図8のように4ワードずつのグループのうち2以上にまたがっているときは、図7のように4ワードずつ切れ目の良いアドレスに対してデータを書き込む場合に比べて、ダミーデータの数だけ書込み回数が多くなるとともに、表示RAM140に対する書込み回数もそれぞれ多くなるものの、1ワードずつ書き込むモードに比べれば表示RAMへのデータ書込み回数は少なくて済み、その分消費電力を減らすことができる。
次に、書換えをしたいデータのアドレスが図8(B)に示すように4ワードずつのグループの2以上にまたがっている場合に、第1ラッチ群LTG11〜LTG14に書き込まれたダミーデータを含む4ワードのデータのうち、ダミーデータを除くデータのみを第2ラッチ群LTG21〜LTG24に伝送して、表示RAM140内の対応するメモリセルに書き込む動作を可能にする構成を説明する。
このような選択データ書込みは、前述した制御部120内に設けられているマスクレジスタ122への設定により可能とされる。具体的には、マスクレジスタ122には、図9(A)に示すように、ライト開始アドレス設定フィールドWSAと、マスクすべき先頭からのワードの数を設定する開始側マスク量設定フィールドSMWと、ライト終了アドレス設定フィールドWEAと、マスクすべき終端からのワードの数を設定する終了側マスク量設定フィールドEMWとが設けられている。なお、開始側マスク量設定フィールドSMWと終了側マスク量設定フィールドEMWは、この実施例では一括書込みの単位が4ワードであるので2ビットで良い。マスク量は、ライト開始アドレス、ライト終了アドレスにより自動的に決まるため、マイコン53から設定する必要はない。一括書込みの単位が8ワードの場合には、開始側マスク量設定フィールドSMWと終了側マスク量設定フィールドEMWを3ビットとすれば良い。
そして、外部のマイコン53がこのマスクレジスタ122への設定を行なってから第1ラッチ群LTG11〜LTG14へのデータの書込みを開始すると、書込み終了後第1ラッチ群LTG11〜LTG14から表示RAM140へのデータの伝送の際に、書込みタイミング生成回路170からダミーのデータを除くデータのみを伝送させるようなタイミング信号φ31〜φ34……が、図3の伝送ゲート手段TGT1〜TGT4……に対して供給される。
以下、このマスクレジスタ122への設定による具体的なデータマスク動作を、一例として図9(B)に示すような6〜12ワードのデータを書き込む4つのケースを例にとって説明する。
図9(B)の第1のケースは切り目の良い連続したアドレス"0000"〜"000B"に対して12ワードのデータを書き込むケース、第2のケースは中間のアドレス"0001"〜"000A"に対して10ワードのデータを書き込むケース、第3のケースは中間のアドレス"0002"〜"0009"に対して8ワードのデータを書き込むケース、第4のケースは中間のアドレス"0003"〜"0008"に対して6ワードのデータを書き込むケースにおいて、マスクするデータ(ダミーデータ)と表示RAMに対する書込みを行なうべきデータとの関係をそれぞれ表わしている。
なお、図9(B)において、白抜きの枠(□印)は書き込むべきデータを、また黒の塗潰し枠(■印)はマスクすべきデータを意味している。いずれの場合も、外部のマイコンから第1ラッチ群LTG11〜LTG14に書き込むデータは12ワードである。図9(C)は、上記ケース1〜4に対応して前記マスクレジスタ122へ設定すべき値を示す。終了アドレスは、"000B"の代わりに、最後のグループの先頭のアドレス"0008"とすることも可能である。
図10(A)には、ケース2のアドレス"0001"〜"000A"に対して10ワードのデータを表示RAM140に書き込む場合におけるアドレス"0000"〜"0003"のデータに対応する第1ラッチ群LTG11〜LTG14と第2ラッチ群LTG21〜LTG24と伝送ゲート群TGT11〜TGT14に対して供給されるタイミング信号φ11〜φ14,φ21〜φ24,φ31〜φ34の波形を示す。
また、図10(B)には、ケース4のアドレス"0003"〜"0008"に対して8ワードのデータを表示RAM140に書き込む場合におけるアドレス"0000"〜"0003"のデータに対応する第1ラッチ群LTG11〜LTG14と第2ラッチ群LTG21〜LTG24と伝送ゲート群TGT11〜TGT14に対して供給されるタイミング信号φ11〜φ14,φ21〜φ24,φ31〜φ34の波形を示す。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施例においては、バスBUS0〜BUS15とメモリアレイ141との間に第1ラッチ群LTG11〜LTG14と第2ラッチ群LTG21〜LTG24と伝送ゲート群TGT1〜TGT4を設けているが、第2ラッチ群LTG21〜LTG24を省略して第1ラッチ群LTG11〜LTG14の保持データを伝送ゲート群TGT1〜TGT4によりメモリアレイ141のビット線に伝送するように構成しても良い。このようにしても、前述した64ビットような一括書込みが可能である。
ただし、前記実施例のように、第1ラッチ群LTG11〜LTG14と第2ラッチ群LTG21〜LTG24を設けた場合には、図7(C)のような同一ビット線上のメモリセルに連続してデータを書き込む必要がある場合に、図10(C),(D)のように、最初に取り込んだデータをメモリアレイに伝送して書き込んでいる間に、並行して次のデータを第1ラッチ群LTG11〜LTG14に取りこむことができる。そして、この場合にも、マスクレジスタの設定値に応じて第1ラッチ群LTG11〜LTG14に取り込まれた4ワードのうち最初の1ワードがメモリアレイに伝送されないようにすることができる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である携帯電話器の表示装置について説明したがこの発明はそれに限定されるものでなく、例えば、PHS(personal handy phone)、ポケットベル、および、ページャーなどの種々の携帯型電子機器に適用することが出来る。また、携帯型電子機器や液晶ディスプレーに適用するのに限られず、例えば大型の機器に備わる表示装置やその制御装置、また、LEDなどを2次元配列してなるドット表示装置などにも広く利用することができる。
本発明を適用した液晶コントロールドライバを備えた携帯電話器の全体構成を示すブロック図である。 実施例の液晶コントロールドライバの詳細を示すブロック図である。 液晶コントロールドライバ内の表示RAMの書込みラッチ回路の具体例を示す回路図である。 メモリアレイと書込みラッチ回路のより具体的な例を示す回路図である。 実施例の表示コントロールドライバにおける表示RAMへの一括書込みモードと逐次書込みモードにおけるラッチタイミング信号の波形を示すタイミングチャートである。 実施例の液晶コントロールドライバを使用したシステムにおいて、表示RAMに一括書込みモードでデータを書き込む際の各ワード(16ビットのデータ)とアドレスとの関係を示す図である。 実施例の液晶コントロールドライバを使用したシステムにおいて、表示RAMに一括書込みモードで切れ目の良いデータを書き込む際のデータのサイズとラッチ回路への書込み回数および表示RAMへの書込み回数との関係を示す図である。 実施例の液晶コントロールドライバを使用したシステムにおいて、表示RAMに一括書込みモードで切れ目が悪いデータを書き込む際のデータのサイズとラッチ回路への書込み回数および表示RAMへの書込み回数との関係を示す図である。 表示RAMのビット線に伝送されるデータのビット数を設定するマスクレジスタの構成例と、レジスタの設定値とマスクされるデータとの関係およびレジスタへの設定値の例を示す説明図である。 マスクレジスタに設定を行なった場合のラッチタイミング信号の波形例を示す波形図である。 従来の液晶コントローラドライバにおける表示メモリへの書込みデータをラッチするラッチ回路の構成例を示す回路図である。 従来の液晶コントローラドライバにおける表示メモリへのデータのラッチタイミングと表示メモリへのデータの書込みタイミングの例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 表示装置(液晶ディスプレイ)
53 マイコン(マイクロコンピュータ,マイクロプロセッサ)
100 液晶コントローラドライバ
110 クロック信号発生回路
120 制御部
123 マスクレジスタ
140 表示メモリ(表示RAM)
160 書込みラッチ回路
LTG11〜LTG14 第1ラッチ回路群(第1データラッチ手段)
LTG21〜LTG24 第2ラッチ回路群(第2データラッチ手段)
TGT1〜TGT4 伝送ゲート群(入力用伝送手段)

Claims (19)

  1. 1つの半導体基板上に形成された表示制御装置であって、
    表示パネルに表示すべき表示データが格納されるメモリと、
    上記メモリの読み出しデータに基づいて、上記表示パネルを駆動する駆動回路と、
    上記表示制御装置の外部から供給された表示データを所定のビット数の単位で読込んで保持し、上記保持されたデータを上記メモリに出力するデータ保持回路と、
    上記データ保持回路の動作モードを設定するためのモードレジスタとマスクレジスタとを有し、
    前記モードレジスタは、上記表示制御装置の外部から供給された表示データを所定ビット数の単位で読み込んで保持し、保持された表示データを上記所定ビット数単位毎に上記メモリに出力する第1動作モード、又は上記表示制御装置の外部から供給された表示データを所定ビット数の単位で読み込んで保持し、保持された表示データをマスクレジスタによる指定に基づいて上記所定ビット数の複数倍の単位で上記メモリへ出力する第2動作モードを指示し、
    前記マスクレジスタに書き込まれる情報は、上記メモリ上の1ライン分の記憶領域に対して上記データ保持回路の出力動作を抑止すべき前記所定ビット数単位の領域の大きさを示す第1サイズ情報及び第2サイズ情報と、上記メモリ上の1ライン分の記憶領域の位置を上記所定ビット数単位のアドレスで示す第1位置情報及び第2位置情報であり、
    上記第2モードにおいて、上記第1位置情報で示されるアドレスを基点にその先頭アドレス方向に上記第1サイズ情報で示される大きさの分だけ上記データ保持回路の出力動作が抑止され、上記第2位置情報で示されるアドレスを基点にその終端アドレス方向に上記第2サイズ情報で示される大きさの分だけ上記データ保持回路の出力動作が抑止されることを特徴とする1つの半導体基板上の表示制御装置。
  2. 上記データ保持回路は、上記第1動作モードにおいて、上記所定ビット数の単位の第1データを取り込んで保持した後、次の上記所定ビット数の単位の第2データを取り込む前に、上記第1データを上記メモリへ書き込み、
    上記データ保持回路は、上記第2動作モードにおいて、上記所定ビット数の単位のデータの複数を順次取り込んで保持した後、上記複数のデータを一括して上記メモリへ書き込むことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 上記表示制御装置は、さらに、
    階調電圧発生回路と、
    上記階調電圧発生回路により生成された複数の階調電圧の中から上記メモリから読み出された上記表示データに対応する所望の階調電圧を選択する階調電圧選択回路と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  4. 上記表示データは、動画表示のための表示データとされることを特徴とする請求項3記載の表示制御装置。
  5. 上記表示データは、赤、緑及び青から構成されるカラー表示のための表示データとされることを特徴とする請求項3記載の表示制御装置。
  6. 上記nは4であることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  7. 上記ビット数の単位は16ビット単位であり、
    上記ビット数の整数倍の単位は、64ビット単位であることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  8. 液晶表示パネルに表示すべき表示データが格納されるメモリと、
    上記メモリに格納すべき表示データがマイクロプロセッサから供給される第1外部端子と、
    上記メモリの選択された1ライン分の読み出しデータに基づいて、上記液晶パネルの選択された1ライン分の画素を駆動する駆動信号を生成する駆動回路と、
    上記駆動回路により生成された駆動信号を上記液晶パネルへ出力する為の第2外部端子と、
    上記第1外部端子と上記メモリの入力との間に結合され、上記第1外部端子に供給された表示データのビット数の単位で、上記第1外部端子へ供給されたデータを取り込んで格納可能とされると共に、上記格納されたデータを上記メモリへ供給可能なデータ保持回路と、
    上記データ保持回路に保持されたデータを上記メモリに書き込むための動作モードを設定するための第1レジスタ及び第2レジスタと、を有し、
    上記第1レジスタは、上記第1外部端子から供給された上記表示データを所定ビット数の単位毎に読み込んで格納し、格納された上記表示データを上記所定ビット数の単位毎に上記メモリへ書き込む第1動作モード、又は、上記格納された表示データを所定ビット数のn倍(nは整数;n>1)の単位毎に、上記メモリへ書き込む第2動作モードを指示し、
    上記第2レジスタは、上記メモリ上の1ライン分の記憶領域に対して上記データ保持回路の出力動作を抑止すべき前記所定ビット数単位の領域の大きさを示す第1サイズ情報及び第2サイズ情報と、上記メモリ上の1ライン分の記憶領域の位置を上記所定ビット数単位のアドレスで示す第1位置情報及び第2位置情報が設定され、
    上記第2モードにおいて、上記第1位置情報で示されるアドレスを基点にその先頭アドレス方向に上記第1サイズ情報で示される大きさの分だけ上記データ保持回路の出力動作が抑止され、上記第2位置情報で示されるアドレスを基点にその終端アドレス方向に上記第2サイズ情報で示される大きさの分だけ上記データ保持回路の出力動作が抑止されることを特徴とする1つの半導体基板に形成された液晶表示制御装置。
  9. 上記データ保持回路は、
    上記第1外部端子に供給されたビット数の単位で上記表示データを格納し、格納された前記表示データを出力可能な第1の保持回路と、
    上記第1の保持回路から出力された上記表示データを格納し、格納された上記表示データを上記メモリに書込み可能な第2の保持回路とを有し、
    上記第1レジスタに設定された上記第1動作モード又は第2動作モードに従い、上記第2の保持回路から上記表示データが上記メモリへ書き込まれるのに並行して、上記第1の保持回路は上記第1外部端子から供給される次表示データを所定ビット数の単位で取り込んで保持することを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
  10. 階調電圧発生回路と、
    上記階調電圧発生回路により生成された複数の階調電圧の中から上記メモリから読み出された上記表示データに対応する所望の階調電圧を選択する階調電圧選択回路と、
    をさらに有することを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
  11. 上記表示データは、動画表示のための表示データとされることを特徴とする請求項10記載の液晶表示制御装置。
  12. 上記表示データは、赤、緑及び青から構成されるカラー表示のための表示データとされることを特徴とする請求項10記載の液晶表示制御装置。
  13. 上記nは、4であることを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
  14. 上記ビット数の単位は16ビット単位であり、
    上記ビット数の整数倍の単位は、64ビット単位であることを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
  15. 上記メモリは、上記表示データをビットマップ方式で記憶することを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
  16. 上記データ保持回路は、上記メモリの1本のワード線に結合されたメモリセルの数と同数のラッチ回路を有することを特徴とする請求項15記載の液晶表示制御装置。
  17. 上記液晶表示制御装置は、上記1つの半導体基板上に上記メモリに対するアドレスを生成するアドレスカウンタを有することを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
  18. 上記液晶表示制御装置は、上記1つの半導体基板上に、
    クロックパルスを生成するクロック生成回路と、
    上記クロック生成回路に接続されたタイミング発生回路と、
    を有することを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
  19. 上記データ保持回路は、上記メモリの1ラインとされる1本のワード線に結合されたメモリセルの数と同数のラッチ回路を有することを特徴とする請求項8記載の液晶表示制御装置。
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