JP4133925B2 - フェルトミシン - Google Patents

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Description

本発明は、フェルトミシンに係り、安全性と操作性を考慮したことから、例えば子供用玩具として好適なフェルトミシンに関するものである。
フェルトまたは不織布は、短い繊維を絡めて圧縮加工などにより平面状に形成される。このようなフェルトまたは不織布を、小動物、花形または星形、幾何形状などに打ち抜いたものを準備しておき、フェルトまたは通常の織布上の所望の位置に位置合わせした後に、接合させるための専用工具である「手芸用ニードルパンチ具」が実用化されており、一部の愛好家により使用されている(特許文献1)。
この専用工具によれば、例えばフェルトを所望の位置合わせして重ね合わせておき、無数の小棒体を形成したたわし状の載置部上に載置する一方、胴部の先端に針部を形成するとともに胴部の長手方向に沿う途中部位に複数の刺部を形成した専用針を移動自在に設けておき、刺部が貫通する挿入位置まで挿入し、元の待機位置に専用針をバネ力により戻すときに、刺部によりフェルトまたは不織布の繊維を絡めてフェルトの接合を行うように構成されている。
また、長尺のフェルトまたは不織布を重ね合わせておき、胴部の先端に針部を、また胴部の長手方向に沿う途中部位に複数の刺部を形成した専用針を用いてフェルトまたは不織布の繊維を絡めてフェルトの接合を行う不織布の接合方法についても提案されている(特許文献2)。
さらに、複数枚に打ち抜き加工されたフェルトをカーペット生地上に重ね合わせておき、胴部の先端に針部を、また胴部の長手方向に沿う途中部位に複数の刺部を形成した専用針を用いて仮り止めしておき、縫製工程においてフェルトを不動状態にする不織織物の製造方法についても提案されている(特許文献3)。
意匠登録第1189042号公報。 特開平1−282384号公報。 特開昭53−19467号公報。
しかしながら、上記の特許文献1の提案になる「手芸用ニードルパンチ具」によれば、専用針が挿入位置に移動されるときに針先が外部に突出するので危険である。また、熟練しないと専用針が斜めにフェルト面に挿入される場合がある。このため熟練を要する。同様に、上記の特許文献2の場合にも針先が外部に突出するので危険である。
一方、特許文献3に提案のものは、専用針の針先はガードされているが、カーペット等の工業用であり装置が大掛かりとなる。
したがって、本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、専用針に指先が触れることを防止して安全に取り扱うことができ、かつまた専用針がフェルト面に正しく挿入するようにして操作に熟練度を要しないフェルトミシン、接合装置および接合方法の提供を目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために本発明によれば、フェルト同士またはフェルトと織布とを重ね合わせ、胴部の先端に針部を、また前記胴部の長手方向に沿う途中部位に刺部を形成した専用針を用いて、前記刺部が貫通する挿入位置まで挿入し、前記刺部が待機する待機位置に戻すときに前記刺部により前記フェルトの繊維を絡めて前記フェルトの接合を行うフェルトミシンであって、前記フェルト同士またはフェルトと織布とを重ね合わせた状態で載置する載置面を有する基台と、前記載置面に配設されるとともに、前記専用針が通過する貫通孔部を形成した下方案内部材と、前記載置面を跨ぐ状態で前記基台に固定される片支持部材と、前記専用針を取り囲み、かつ前記専用針を通過させる開口部を有する上方案内部材であって、前記開口部と前記下方案内部材との間隔が、前記重ね合わせられた前記フェルト同士分またはフェルトと織布分の厚みに略等しくなるように前記片支持部材に固定される上方案内部材と、前記専用針を、前記挿入位置と前記待機位置との間で上下方向に往復駆動ために、前記上方案内部材の上方で、前記片支持部材に配設される摺動案内部と、前記専用針の取付部を保持する保持部と、前記胴部を長手方向に案内及び保持する針孔部と、前記摺動案内部により上下方向に案内される外周面とを備えた針保持部材と、前記針保持部材を前記待機位置に移動付勢する付勢部材と、前記片支持部材において一端が回動軸支され、他端において前記付勢部材の付勢力に抗して操作されるハンドル部を設けた一対のレバー手段と、からなる駆動手段と、を具備することを特徴としている。
本発明によれば、たとえ子供が使用した場合でも専用針に指先が触れることがないので安全に取り扱うことができ、かつまた専用針がフェルト面に正しく挿入するので接合のための操作に熟練度を要しないフェルトミシンを提供することができる。
以下に、本発明の好適な一実施形態について添付の各図面を参照して述べるが、ここで、本発明は様々な修正と変更が可能であり、その内の特定の事例が図面に図示されており、以下に詳細に記述されることになるが、これらに限定されず請求の範囲に規定された範囲で種々の構成が可能であることは言うまでもなく、後述する玩具用途以外にも適用可能であり、例えば一般主婦向けにより頑丈に構成できることは言うまでもない。
また、専用針の往復駆動を手動で行うためにレバー機構を使用した事例について以下に述べるが、これに限定されず回転ハンドルを使用したラックアンドピニオン機構またはクランク機構も使用可能である。
さらには、電池駆動される電動モータまたは商用電源を駆動源とするモータで駆動するように構成することもできる。
先ず、図1は、本発明の一実施形態であるフェルトミシン1(接合装置)を左側から見た左側面図である。また、図2は、図1に示したフェルトミシン1を左斜め上方から見た外観斜視図である。
図1と図2から分かるように、このフェルトミシン1の外観上の特徴としては、全体に丸みをおびたどっしりとした安定感のある形状にし、後述するように直接手で操作されるハンドル部7をネコの手の肉球を意識した形状にすることでペットを意識し、全体をカラフルな射出成型品とすることで、特に女子の幼児に対して可愛い印象を与えるようにした点、さらに図1において破線で示したカラフルな化粧ステッカー14を目立つ箇所に貼ることでファンタジックな印象を与える点などが挙げられる。
このフェルトミシン1の外形寸法は、種々設定可能であるが、一例として図1の左側面図において奥行き寸法が250mm、高さ寸法が150mm、幅寸法が100mm前後に設定されている。このように比較的に小型であるので、フェルトミシン1を子供用の小さな机上Fにセットしたときの占有面積を極力小さくできるように配慮している。また、全体の構成部品を極力樹脂化することで軽量化を図っており、さらには専用針は確実にフェルト面に直交して挿入されるので、膝上で使用することもできる。
フェルトミシン1は、2枚のフェルトを重ね合わせた状態で載置する載置面2a(図2を参照)を一体成型した基台2と、この基台2に対して図示のようにこの載置面2aを跨ぐ状態で固定される片支持部材である左カバー部材4と右カバー部材5と、後述するように着脱可能に設けられる載置台3とを備えており、これらは、耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂の例えばABS樹脂を用いた射出成型部品である。
また、左カバー部材4と右カバー部材5とはブルー系に、また基台2と載置台3はベージュ系顔料で着色しており、所謂ツートンカラーのデザインとしている。さらに、基台2と載置台3の側面は丸みをおびて次第に広がるとともに底面は図示のように平らになっており机上にセットしたときに安定性を確保できるようにしている。
左カバー部材4と右カバー部材5は、成型時のパーテングラインから2つ割りできるように概ね線対称の形状に成型されており、内部に専用針10(図1で破線図示)を挿入位置と図示の待機位置との間で上下方向に往復駆動するための駆動手段を内蔵している。また、左カバー部材4と右カバー部材5は、破線で図示された5本のセルフタッピング式のネジ13により接合固定された後に、上記の化粧ステッカー14でネジ13の頭部を隠すようにして組み付けられ、素人には簡単には分解てきないようにしている。
レバー手段となるレバー6は、図2に図示のように左カバー部材4と右カバー部材5の側面に設けられた軸受部により一端に固定された回動軸部材8(破線図示)が軸支されるとともに、他端においてハンドル部7を固定している。
また、これらの一対のレバー6の途中部位には、横溝部11(図1で破線図示)が夫々形成されており、上記の駆動手段を構成する突起部が左カバー部材4の上下孔部4kと右カバー部材5の上下孔部5kを介して外部に突出した状態に設けられており、各横溝部11の内部に各突起部を潜入させて完成される。
図2において、フェルトを重ね合わせた状態で載置する載置面2aには専用針10が通過する貫通孔部を形成した下方案内部材15が固定されている。また、図1において、専用針10を取り囲み、かつ専用針10を通過させる開口部を有する上方案内部材9が左カバー部材4と右カバー部材5に固定されている。この上方案内部材9は概ね円筒形であり、専用針10が外部から見えるようにすることでフェルト面への挿入位置が確認できるように透明材料のアクリル樹脂などから成型されている。
この上方案内部材9は、その下面となる開口部と下方案内部材15との間隔Dが、重ね合わせられたフェルト分の厚み分であって、略子供の指先の直径以下となるように左カバー部材4と右カバー部材5との間の接合面に固定されている。
また、良くこの事例では4本分が設けられており、下方案内部材15には4本分の専用針10が通過する貫通孔部が平行四辺形の頂点に夫々穿設されている。さらに、専用針10の性能が低下したときに、専用針10を交換するときにハンドル部7側に向けて開かれる交換蓋12が左カバー部材4と右カバー部材5の上方に設けられている。
次に、図3は図1のX-X線矢視断面図である。また、図4は、図1に示したフェルトミシン1を左斜め上方から見るとともに、着脱可能な載置台3を取り外した状態を示した外観斜視図である。
両図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、載置台3は、袖などの筒体を挿入するときに図4に示すように取り外される。また、通常の使用時には、図2に図示したように載置面2aの面積を広げるために、この載置面2aから面一に平らに略「8」字形状に形成される載置面を載置台3が形成している。
図4において、載置面2aは、基台2から連続形成されるとともに載置面2aの下方に延設される外周面2bを形成しており、この外周面2bの下方に片支持部を形成するための底面2gを有する開口部2fを形成している。この外周面2の下方には載置面2aと略相似形状のフランジ部2cが図示のように形成される一方で、基台2とこのフランジ部2cとの間の接合面において夫々開口部2kが形成されている。
また、載置台3は、上記の外周面2bに対する雌雄関係となる内周面3dを形成しており、図4において矢印方向に載置台3を移動してセットすることで、載置面2aを拡大する状態と袖などの筒体を挿入する状態にできるように構成されている。載置台3を基台2に対する不動状態にするために開口部2kに挿入するフック部3b、3aと、底面2gに挿入することで浮き上がりを防止するための凸部3cがさらに形成されている。
図3を参照して、開口部2kに挿入するフック部3b、3aは、外周面2bに先端部が摺接するように弾性変形するとともに、破線図示のように開口部2k、2kに各フック部3b、3aが開口部2k、2kに挿入された後には、図示のように開口部2k、2kの裏面縁部に係止し、手応えを感じるようにできる。また、これと同時に凸部3cは底面2gにおいて破線図示の位置に挿入して浮き上がりが防止される。
以上のようにして、載置台3を着脱可能にできることとなり、通常は図1、2に示した状態で使用し、袖部分などへのフェルトの接合を行う場合には載置台3を取り外し、袖部を開口部2fの間に入れることで載置面2aに接合を行いたい部分をセットしてフェルトの接合を行うことができる。したがって、フェルトミシン1の使用範囲が広がるので、本格的な使用目的としても使用できる。
図5(a)〜(c)は、フェルトミシン1の動作原理図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、図5(a)において、専用針10は、待機位置に位置している。この専用針10は、全長が約11cm、直径が約2mmの胴部10cを備えており、先端において鋭い針部10aを形成している。またこの胴部10cの長手方向に沿う途中部位に数箇所の刺部10bを形成しており、さらに上端には90度曲げ加工された取付部10dが形成されている。針部10aは上記の上方案内部材9の開口部9aで保護される。下方案内部材15には貫通孔部15aが面取りされて形成されており、専用針10が挿入位置に移動されたときに確実に入るようにしている。また、フェルト同士とまたはフェルトと織布は載置ステップで図示のように載置されている。
図5(b)において、針を移動するステップが実施されて、専用針10が刺部10bの全部が貫通する挿入位置まで挿入されることで図示のようにフェルトFと布Cまたはフェルト同士を貫通する挿入するステップが実施される。
次に、図5(c)において、抜出するステップが実施されることで、専用針10を待機位置に戻すときに刺部10bによりフェルトの繊維が絡められる結果、フェルトの接合が行われることになる。
この後に、載置面または下方案内部材15上におけるフェルトの載置位置を変更するステップに進み、上記の図5(a)〜(c)の動作を繰り返し実施することで全体の接合を終了し、取り出す。
以上のように、専用針10に指先が触れることがないことから、たとえ子供が使用した場合でも安全に取り扱うことができる。さらにまた、専用針10はフェルト面に正しく直角に挿入することから、だれでも簡単に操作することができ、フェルト同士またはフェルトと織布の接合操作に熟練度を要しないこととなる。
図6は、図1に示したフェルトミシン1の内部構成を示すために一方の左カバー部材4を示すとともに要部を破断して示した右側面図である。また、図7は、図6のX-X線矢視断面図である。
先ず、図6において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、基台2は射出成型されることから肉厚の変動を極力少なくするために図示のように内部を空間としている。同様に左カバー部材4と右カバー部材5も内部を空間として準備されており、左右カバー4、5をネジで固定した後に基台2の凹部にセットした後にネジで固定して所定の全体強度を得ている。また、基台2の底面には6箇所にゴム足30が設けられており、フェルトミシン1を机上に置いて使用するときに動くことがないようにしている。
一方、下方案内部材15の下方には透明樹脂材料から帽子状に成型される保護カバー20がネジで固定されており、下方案内部材15を通過した針先10aの様子を外部から見えるようにするとともに怪我の防止を図っている。
上方案内部材9にはフランジ部9fが形成されており、左右カバー4、5に形成されている溝部にフランジ部9fを嵌合させることで図示のように固定している。この溝部の上方には同軸上に摺動案内部4aが上下方向に一体形成されている。
図7に示すように、同様に右カバー部材5にも摺動案内部5aが上下方向に一体形成されており、各摺動案内部4a、5aで囲まれる空間部において円筒形状の針保持部材22を上下方向に移動可能にしている。この針保持部材22は、図5(a)で述べた専用針10から曲げられた取付部10dを保持するために螺合結合される保持部23と、専用針10の胴部10cを長手方向に案内及び保持する針孔部22cと、摺動案内部4a、5aにより上下方向に案内される外周面22dとが形成されている。
また、外周面22dからは上記の突起部22b、22bが対称位置から延設されており、レバー部材6の係止溝部である横溝部11に夫々入るようにしている。さらに外周面22dからは上記の摺動案内部4a、5aの間に形成される縦溝部4b(図6で一方のみ図示)から突出形成される突起部22aが一体形成されており、この突起部22aに対して針保持部材22を図6に示す待機位置に移動付勢する付勢部材であるトーションバネ25の端部25aを係止している。トーションバネ25は左カバー部材4のボス部4pにコイル部が挿通された後に、他端25bがボス部4hの下方にセットされることで、針保持部材22を常時上方に向けて移動付勢するように弾性変形するように設けられており、さらにストッパー部4gにトーションバネ25の端部25aが当接することでそれ以上の移動を禁止するように構成されている。
また、レバー部材6を回動軸支するために設けられる回動軸部材8は、上記のように左右のレバー部材6、6をハンドル部7とともに一体結合するとともに左右カバー部材4、5に穿設された軸受の孔部にレバー部材のボス部が挿入する状態で完成できるようにしている。
さらに、摺動案内部の上方において開閉自在に設けられる交換用蓋部12は、開いた状態で保持部23に対して外部からアクセスすることで、ドライバーなどで保持部23を外し、専用針10の交換を可能にしている。
最後に、図8のフェルトミシン1の使用状態を示す外観斜視図において、使用者は、フェルトFから準備される目玉をフェルトFまたは織布C上の所定位置に置くことで重ね合わせた状態にしてから、載置面の上に載置し、ハンドル部7を手で下方に移動する。すると、載置面に直交する上方向に専用針が駆動されることで、図5(b)に図示のようになり、手を離すとトーションバネ25の作用で待機位置に戻りフェルトの繊維が絡められて仮留めが終わる。
続いて、載置されたフェルトFを載置面上で少し移動(例えば平行移動)し、フェルト表面に再度専用針を挿入することで、フェルトの繊維の別の部位の絡めを行う。このようにして、重ね合わせた状態のフェルトを載置面上で移動(例えば平行移動)し、レバーを複数乃至大きさにより数十回以上操作することで、フェルトの他の部分の接合を行う。最後に、接合したことを確認して取り出す。
また、専用針の挿入の痕跡が挿入孔としてフェルト面上で目立つ場合には、フェルトの繊維を均すことで挿入孔を視認できないようにするステップを行う。具体的には、指先または歯ブラシなどで挿入孔を数回に渡り撫でることでフェルト繊維を移動させて隠すようにすればよい。
以上のように、玩具用途として適用可能であるが、これに限定されず、例えば専用針の往復駆動をモータ駆動するようにラックアンドピニオン機構またはクランク機構を設けることもできる。
また、上記フェルトミシンでは、専用針を駆動手段で上下駆動する構成について述べたがこの構成の他に、針を支持する支持部と、この支持部に設けられ、針の周囲に位置する周壁と針が通過可能な開口とを有する針案内部と、針を挿通可能に形成した挿通孔を有する載置面を備えておき、駆動手段の駆動により、少なくとも1つの刺部が挿通孔を挿通するように構成しておけば針に直に触れることがないように構成することができる。
尚、接合されるフェルトFは、花柄、小動物、星形、幾何形状などをあらかじめプレス加工したものを透明袋に収容した状態で販売することで、簡単に入手できるようにできるが、無論鋏を用いて好きな形状に加工することもできる。
は、本発明の一実施形態であるフェルトミシン1を左側から見た左側面図である。 は、図1のフェルトミシン1を左斜め上方から見た外観斜視図である。 は、図1のX-X線矢視断面図である。 は、図1に示したフェルトミシン1を左斜め上方から見るとともに、着脱自在の載置台3を取り外した状態を示した外観斜視図である。 (a)〜(c)は、フェルトミシン1の動作原理図である。 は、図1に示したフェルトミシン1の内部構成を示すために一方の左カバー部材4を示すとともに要部を破断して示した右側面図である。 は、図6のX-X線矢視断面図である。 は、フェルトミシン1の使用状態を示す外観斜視図である。
符号の説明
1 フェルトミシン、
2 基台
2a 載置面
3 載置台
4 左カバー部材(片支持部材)
5 右カバー部材(片支持部材)
6 レバー部材
7 ハンドル部
8 回動軸部材
9 上方案内部材
10 専用針
11 横溝部
12 交換用蓋
13 ネジ
14 化粧ステッカー
15 下方案内部材
20 保護カバー
22 上下往復部材
23 取付部
25 トーションバネ(付勢部材)
30 ゴム足

Claims (5)

  1. フェルト同士またはフェルトと織布とを重ね合わせ、
    胴部の先端に針部を、また前記胴部の長手方向に沿う途中部位に刺部を形成した専用針を用いて、前記刺部が貫通する挿入位置まで挿入し、前記刺部が待機する待機位置に戻すときに前記刺部により前記フェルトの繊維を絡めて前記フェルトの接合を行うフェルトミシンであって、
    前記フェルト同士またはフェルトと織布とを重ね合わせた状態で載置する載置面を有する基台と、
    前記載置面に配設されるとともに、前記専用針が通過する貫通孔部を形成した下方案内部材と、
    前記載置面を跨ぐ状態で前記基台に固定される片支持部材と、
    前記専用針を取り囲み、かつ前記専用針を通過させる開口部を有する上方案内部材であって、前記開口部と前記下方案内部材との間隔が、前記重ね合わせられた前記フェルト同士分またはフェルトと織布分の厚みに略等しくなるように前記片支持部材に固定される上方案内部材と、
    前記専用針を、前記挿入位置と前記待機位置との間で上下方向に往復駆動するために、
    前記上方案内部材の上方で、前記片支持部材に配設される摺動案内部と、
    前記専用針の取付部を保持する保持部と、前記胴部を長手方向に案内及び保持する針孔部と、前記摺動案内部により上下方向に案内される外周面とを備えた針保持部材と、
    前記針保持部材を前記待機位置に移動付勢する付勢部材と、
    前記片支持部材において一端が回動軸支され、他端において前記付勢部材の付勢力に抗して操作されるハンドル部を設けた一対のレバー手段と、
    からなる駆動手段と、
    を具備することを特徴とするフェルトミシン。
  2. 前記フェルトミシンは、
    複数本の前記専用針が設けられ、
    前記駆動手段により同時に前記挿入位置と前記待機位置との間で往復駆動されるとともに、
    前記下方案内部材において、前記複数本の前記専用針が通過する前記貫通孔部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のフェルトミシン。
  3. 前記上方案内部材と、前記下方案内部材の下方側に固定されることで前記針部を露出させないように保護する保護カバー部材は、前記専用針が外部から視認可能な透明材料から形成乃至成型されることを特徴とする請求項1または2に記載のフェルトミシン。
  4. 前記摺動案内部の上方において開閉可能に設けられる蓋部をさらに具備し、前記蓋部を開いた状態で前記保持部に対して外部からアクセスすることで前記専用針の交換を可能にすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のフェルトミシン。
  5. 前記基台の前記載置面は、袖などの筒体を挿入可能にする片支持部を一体形成するとともに、前記載置面の面積を広げるために前記片支持部に対して着脱可能に設けられ、かつ全体に丸みをおびた載置台を、具備することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のフェルトミシン。
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