JP4133583B2 - ペットキャリー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペットを輸送する際に使用するペットキャリーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、旅行先などにペットを連れて行く際には、図6に示すように、ペットキャリー101が用いられていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このペットキャリー101のキャリー本体111は、左右の分割体112,112によって構成されており、両分割体112,112接合時に前後に形成される開口部113,113は、扉に114,114よって開閉自在に閉鎖されるように構成されている。
【0004】
前記分割体112,112及び扉114,114には、斜めに延在する通気口121,・・・が開設されており、通気性が確保されている。
【0005】
【特許文献1】
実開平3−74243号公報(第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなペットキャリー101にあっては、分割体112,112及び扉114,114に多数の通気口121,・・・が開設されているため、キャリー本体111の強度が低下するという問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、通気口回りの強度低下を防止することができるペットキャリーを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1のペットキャリーにあっては、キャリー本体の壁面に複数の長穴が並設されたペットキャリーにおいて、隣接する長穴の対向する縁に、本体外側へ延出するリブを各々形成するとともに、両リブの先端を連結壁で連結し、隣接する長穴間に、本体内側に開口する断面コ字状の補強部を形成した。
【0009】
すなわち、隣接する長穴間に、本体内側へ開口する断面コ字状の補強部を形成することができる。これにより、長穴が形成されたキャリー本体の剛性が高められる。
【0010】
加えて、見た目の剛性感も高めることができる。
【0011】
また、請求項2のペットキャリーにおいては、前記連結壁の端部に、内側へ向かって延びて前記キャリー本体の前記壁面に連接される連接壁を設けた。
【0012】
これにより、キャリー本体の縦横の強度を高めることができ、捩れに対する剛性もさらに高められる。
【0013】
さらに、請求項3のペットキャリーでは、前記キャリー本体を上下に分割される分割体で構成し、少なくとも一方の分割体を上下方向に型抜きされて容器状に成形される容器状部材で構成する一方、この容器状部材の側面に、上下に延在した前記長穴を横方向に配列するとともに、当該容器状部材を成型する上下の金型によるパーティングラインを、前記リブの平面部分に設定した。
【0014】
すなわち、長穴が形成された容器状部材を成型する上下の金型によるパーティングラインは、長穴の縁に形成されたリブの平面部分に設定されている。
【0015】
このため、パーティングラインが長穴の縁部に設定された場合と比較して、キャリー本体内側へ向けたバリによる尖りの発生が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるペットキャリー1を示す図であり、このペットキャリー1は、ペットを旅行先など連れて行く際に使用するものである。
【0017】
このペットキャリー1は、ケース状に形成されたキャリー本体11からなり、該キャリー本体11は、上下に分割される分割体としての下部構成部材12と上部構成部材13とによって構成されている。これら構成部材12,13は、上下方向へ型抜きされる金型によって容器状に成形されており、本発明の容器状部材を構成している。
【0018】
すなわち、前記下部構成部材12は、上方へ開口する容器状に形成されており、前記上部構成部材13は、下方へ開口する容器状に形成されている。前記下部構成部材12の上部開口縁には下部接合部14が、前記上部構成部材13の下部開口縁には下部接合部15が形成されており、前記両構成部材12,13は、両接合部14,15が接合された状態でねじ止めされて連結されている。
【0019】
前記下部構成部材12の底面21には、キャスター22,・・・が取り付けられており、当該キャリー本体11を床面に沿って移動できるように構成されている。前記上部構成部材13の天面23には、取っ手24が傾倒自在に取り付けられており(図4参照)、当該キャリー本体11を持ち運びできるように構成されている。
【0020】
両構成部材12,13が接合されてなる前記キャリー本体11前壁面31には、図2に示すように、矩形状の出入口32が設けられており、該出入口32は、金網33によって開閉自在に閉鎖されている。また、図1及び図3に示すように、前記キャリー本体11の側壁面34,34及び後壁面35には、長穴からなる通気口36,・・・が多数設けられており、キャリー本体11内部の通気性を確保できるように構成されている。
【0021】
すなわち、キャリー本体11を構成する下部構成部材12及び上部構成部材13の両側壁面34,34及び後壁面35には、上下が円弧状に形成された長穴である前記通気口36,・・・が前記下部及び上部接合部14,15に沿って横方向に並設されている。また、隣接する通気口36,36の対向する縁には、図4及び図5に示すように、当該通気口36,・・・が開設された両側壁面34,34及び後壁面35の一般部41,42より本体外側へ延出するリブ43,・・・が形成されている。各リブ43,・・・は、その先端が連結壁44によって連結されており、隣接する通気口36,36の間には、図5の(b)にも示すように、本体内側に開口した断面コ字状の補強部45が形成されている。
【0022】
前記連結壁44は、前記各接合部14,15まで形成されており、前記両側壁面34,34及び前記後壁面35は、前記一般部41,42と該一般部41,42より本体外側に突出した前記連結壁44とによって形成されている。隣接した通気口36,36間に延在する前記連結壁44の先端には、本体内側へ向けて延出し、前記両側壁面35,35及び前記後壁面35の一般部41,42に連接される連接壁51が設けられており、隣接したリブ43,43の先端は、この連接壁51によって連結され前記各補強部45,・・・の端部が補強されている。
【0023】
そして、前記各構成部材12,13を成型する上下の金型によるパーティングラインPLは、前記リブ43,・・・の前記通気口36,・・・側の面であって、その平面部分に設定されており、図5中の下部構成部材12においては、前記通気口36両脇の補強部45,45部分を成形する下金型を下方へ型抜きできるように構成されている。
【0024】
以上の構成にかかる本実施の形態において、隣接する通気口36,36間に、本体内側へ開口する断面コ字状の補強部45が形成されているため、通気口36,・・・が形成されたキャリー本体11の剛性を高めることができる。
【0025】
したがって、通気性を確保する為の通気口36,・・・を設けることによってキャリー本体11の強度が低下するという問題を解消することができる。
【0026】
なおかつ、見た目の剛性感も高めることができる。
【0027】
また、前記連結壁44の端部に本体内側へ延出してキャリー本体11の各壁面41,42に連接される連接壁51を設けることにより、前記補強部45の端部を補強することができる。これにより、捩れに対する剛性を高めることができる。
【0028】
さらに、通気口36が形成された各構成部材12,13を成型する上下の金型によるパーティングラインPLを、通気口36の縁に形成されたリブ43,・・・の平面部分に設定したため、パーティングラインPLが通気口36の縁部に設定された場合と比較して、キャリー本体11内側へ向けたバリによる尖りの発生が防止することができる。
【0029】
したがって、キャリー本体11内側へ向けて尖りが生じ得る場合と比較して、ペットに対する影響を防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1のペットキャリーにあっては、隣接する長穴間に本体内側へ開口する断面コ字状の補強部を形成することができ、長穴が形成されたキャリー本体の剛性を高めることができる。
【0031】
したがって、通気性を確保する為の長穴を設けることによって、キャリー本体の強度が低下するという問題を解消することができる。
【0032】
なおかつ、見た目の剛性感も高めることができる。
【0033】
また、請求項2のペットキャリーにおいては、連結壁の端部に本体内側へ延出してキャリー本体の壁面に連接される連接壁を設けることにより、前記補強部の端部を補強することができる。これにより、捩れに対する剛性も高めることができる。
【0034】
さらに、請求項3のペットキャリーにおいては、長穴が形成された容器状部材を成型する上下の金型によるパーティングラインを、長穴の縁に形成されたリブの平面部分に設定したため、パーティングラインが長穴の縁部に設定された場合と比較して、キャリー本体内側へ向けたバリによる尖りの発生が防止することができる。
【0035】
したがって、キャリー本体内側へ向けて尖りが生じ得る場合と比較して、ペットに対する影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同実施の形態を示す正面図である。
【図3】同実施の形態を示す背面図である。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図である。
【図5】(a)は、同実施の形態の要部断面図であり、(b)は、そのB部拡大図である。
【図6】従来のペットキャリーを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ペットキャリー
11 キャリー本体
12 下部構成部材
13 上部構成部材
34 側壁面
35 後壁面
36 通気口
44 連結壁
45 補強部
51 連接壁
PL パーティングライン
Claims (3)
- キャリー本体の壁面に複数の長穴が並設されたペットキャリーにおいて、
隣接する長穴の対向する縁に、本体外側へ延出するリブを各々形成するとともに、両リブの先端を連結壁で連結し、隣接する長穴間に、本体内側に開口する断面コ字状の補強部を形成したことを特徴とするペットキャリー。 - 前記連結壁の端部に、内側へ向かって延びて前記キャリー本体の前記壁面に連接される連接壁を設けたことを特徴とする請求項1記載のペットキャリー。
- 前記キャリー本体を上下に分割される分割体で構成し、少なくとも一方の分割体を上下方向に型抜きされて容器状に成形される容器状部材で構成する一方、
この容器状部材の側面に、上下に延在した前記長穴を横方向に配列するとともに、当該容器状部材を成型する上下の金型によるパーティングラインを、前記リブの平面部分に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載のペットキャリー。
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- 2003-05-23 JP JP2003145775A patent/JP4133583B2/ja not_active Expired - Lifetime
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