JP4133268B2 - ケーソン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、地下構造物として使用する立坑や橋梁基礎等に用いられるニューマチックケーソン工法によるケーソンに関するものである。
【0002】
より詳しくは、刃口部を備えた作業室スラブを複数の分割ブロックを配設し、隣接する分割ブロック同士を接合することにより、構築期間を短縮するケーソンに関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、ニューマチックケーソンには、例えば図11に示されたものがある。すなわち、図11においてニューマチックケーソン1は、作業室スラブ3の上側にケーソン躯体2が設けられ、その作業室スラブ3の下側には、作業室スラブ3の外周下部に備えた刃口部3aと地山Gで囲まれた作業室4が設けられている。そして、そのケーソン躯体2の内側には、作業室4上方に作業員が昇降するマンシャフト5が立設され、このマンシャフト5の上部には作業員が出入りするマンロック6が設けられている。さらにマンシャフト5とは別にマテリアルシャフト7が立設され、このマテリアルシャフト7の上部にはマテリアルロック8が設けられている。このマテリアルシャフト7から作業室4において地山Gを掘削した掘削土をバケット7aにより搬出したり、資機材の搬入を行う。
【0004】
作業室スラブ3は、一般的に鉄筋コンクリートで形成されており、刃口部3aの先端部の外側面及び内側面には鋼板3bが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−372203号公報(第3頁 段落番号0012)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のニューマチックケーソン構築法にあっては、作業室スラブ3を構築するために以下の行程で作業を行う必要があった。
【0007】
▲1▼セントルの組立、▲2▼足場の組立、▲3▼鉄筋組立、▲4▼型枠組立、▲5▼コンクリート打設、▲6▼養生、▲7▼レイタンス処理、▲8▼型枠解体
上記の作業は、約4m以上まで鉄筋や型枠を組立てる必要があり、鉄筋の組立てや型枠の組立解体作業に時間がかかっていた。さらに、作業室スラブ3が構築されないと掘削作業及びケーソン躯体2の構築作業を行うことができないため、作業室スラブ3の構築期間で作業工期が決められることがあった。
【0008】
そこで、この発明は、以上のような従来の問題点を解決するためになされたもので、現地での鉄筋の組立てや型枠の組立て解体作業を減少させて作業室スラブの構築期間を短縮し、掘削作業を行うまでに多くの時間を必要としないケーソンを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、下側に作業室を有し、外周下部に刃口部を備えた作業室スラブと、該作業室スラブの上側に設けられたケーソン躯体とを有するケーソンにおいて、前記作業室スラブは、複数の分割ブロックが互いに接合されて構成されており、前記分割ブロックは、少なくとも、複数の補強桁が設けられた分割ブロック本体と、該分割ブロック本体の底面を覆う分割底板と、該分割ブロック本体の前記刃口部の一部となる外側面及び内側面を覆う分割刃口板とを有し、前記分割底板と前記分割刃口板とで囲まれた内部空間に充填材打設されて構築されていることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明は、下側に作業室を有し、外周下部に刃口部を備えた作業室スラブと、該作業室スラブの上側に設けられたケーソン躯体とを有するケーソンにおいて、前記作業室スラブは、複数の分割ブロックが互いに接合されて構成されており、前記複数の分割ブロックは、それぞれ複数の補強桁が設けられた分割ブロック本体を有すると共に、前記分割ブロック本体の前記刃口部の一部となる外側面及び内側面を覆う分割刃口板が設けられた複数の刃口分割ブロックと、該複数の刃口分割ブロックの内側に配設され、前記分割ブロック本体の底面を覆う分割底板が設けられた少なくとも1つ以上からなる天井分割ブロックとを有し、前記分割底板と前記分割刃口板とで囲まれた内部空間に充填材が打設されて構築されていることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記作業室スラブは、環状に構築されていることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1つに記載の構成に加えて、前記ケーソン躯体は、複数の補強桁を有するケーソン躯体本体と前記ケーソン躯体本体の外側面及び/又は内側面を覆う側壁板とを有する複数のケーソン躯体分割ブロックが接合されて構築されていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0014】
[発明の実施の形態1]
図1乃至図5は、この発明の実施の形態1に係る図であって、図1は、ケーソンの断面図であり、図2は、作業室スラブを示す図であり、図3は、作業室スラブの要部拡大断面図であり、図4及び図5は、分割ブロックを示す図である。
【0015】
まず、構成を説明すると、図1中符号20は、ケーソンで、このケーソン20は、下側に作業室25を有し、外周下部に刃口部23aを備えた作業室スラブ23と、作業室スラブ23の上側に設けられたケーソン躯体21とで構成されている。
【0016】
また、ケーソン躯体21の内側には、作業室25上方に作業員が昇降するマンシャフト26が立設され、このマンシャフト26の上部には作業員が出入りするマンロック27が設けられている。さらにマンシャフト26とは別にマテリアルシャフト28が立設され、このマテリアルシャフト28の上部にはマテリアルロック29が設けられている。
【0017】
作業室スラブ23は、図2(a)に示すように、平面視において円形となるように形成されている。さらに、図2(b)に示すように、側面視において作業室スラブ23底面の作業室25の天井部25aとなる位置は、平面に形成されている。また、刃口部23aの外側面は、作業室スラブ23の底面に対して垂直に形成され、作業室25の内壁である刃口部23aの内側面は、作業室スラブ23の底面に対して内側に傾斜している。
【0018】
さらに、作業室スラブ23は、図2(a)及び(b)に示すように、外周部に複数の刃口分割ブロック48が隣接して配設され、複数の刃口分割ブロック48の内側に中央部を形成する天井分割ブロック47が配設され、作業室スラブ23の所定形状を形成している。この隣接する天井分割ブロック47及び刃口分割ブロック48同士は、図3に示すように、複数のボルト49・ナット50により継手部57,58で連結されている。
【0019】
天井分割ブロック47は、図4(a)乃至(c)に示すように、作業室スラブ23の中央部を形成する円形に形成されており、ケーソン20に作用する外力や地盤条件等から作業室スラブ23の強度を確保するための複数の鋼板部材からなる補強桁52a,52b,52c,52dが接合された天井分割ブロック本体52と、この天井分割ブロック本体52の底面全体を覆い、作業室スラブ25の天井部25aの一部である鋼板部材の分割底板53とで構成されている。また、天井分割ブロック47は、車両による運搬が可能な寸法及び重量が望ましい。
【0020】
天井分割ブロック本体52は、天井分割ブロック本体52の外形を形成する外周補強桁52aの内側に、水平に設けられる水平補強桁52bと、垂直に設けられる垂直補強桁52cと、水平補強桁52b及び垂直補強桁52cの変形を防ぐために傾斜されて設けられる筋かい補強桁52dと、が格子状に溶接により接合されている。また、外周補強桁52aには、外周面の略中央には矩形の開口部52eが複数形成されると共に、外周面の側縁にはボルト49が挿通できる継手孔52fが複数形成されている。
【0021】
そして、天井分割ブロック本体52の底面に設けられ、作業室25の天井部25aの一部となる分割底板53が溶接により外周補強桁52a、水平補強桁52b及び垂直補強桁52cに接合されている。
【0022】
分割底板53は、作業室スラブ23の剛性や強度に影響のない位置にマンシャフト26及びマテリアルシャフト28が接続される貫通孔53aが2箇所形成されている。さらに、貫通孔53aを避けた位置に地山Gを掘削する掘削機等を懸吊する天井レール(図示せず)等が敷設されている。
【0023】
なお、天井分割ブロック本体52の補強桁52a,52b,52c,52d同士が溶接接合されているが、ボルト・ナットにより連結されていても良い。
【0024】
刃口分割ブロック48は、図5(a)乃至(c)に示すように、天井分割ブロック47の外周部に複数の刃口分割ブロック48を配設したときに作業室スラブ23及び刃口部23aの所定形状に配設できる形状で、ケーソン20に作用する外力や地盤条件等から作業室スラブ23の強度を確保するための複数の鋼板部材からなる補強桁54a,54b,54c,54dが接合された刃口分割ブロック本体54と、刃口分割ブロック本体54の底面を覆い、作業室25の天井部25aの一部である鋼板部材の分割底板55と、刃口分割ブロック本体54の作業室スラブ23の刃口部23aとなる位置を覆う鋼板部材の分割刃口板56とで構成されている。また、刃口分割ブロック48は、車両による運搬が可能な寸法及び重量が望ましい。
【0025】
刃口分割ブロック本体54は、刃口分割ブロック本体54の外形を形成する外周補強桁54aの内側に、水平に設けられる水平補強桁54bと、垂直に設けられる垂直補強桁54cと、水平補強桁54b及び垂直補強桁54cの変形を防ぐために傾斜されて設けられる筋かい補強桁54dと、が格子状に溶接により接合されている。また、外周補強桁54aの左右側面及び天井分割ブロック47と隣接する内側面の各面の略中央には、矩形状の開口部54eが形成されると共に、左右側面及び内側面の各面の側縁には、ボルト49が挿通できる継手孔54fが複数形成されている。
【0026】
なお、刃口分割ブロック本体54の補強桁54a,54b,54c,54d同士が溶接接合されているが、ボルト・ナットにより連結されていても良い。
【0027】
そして、刃口分割ブロック本体54の底面に設けられ作業室25の天井部25aの一部となる分割底板55が溶接により外周補強桁54a、水平補強桁54b及び垂直補強桁54c接合されている。また、この分割底板55には、地山Gを掘削する掘削機等を懸吊する天井レール(図示せず)等が敷設されている。
【0028】
また、刃口分割ブロック本体54の刃口部23aの一部となる位置の外側面及び内側面を覆うように分割刃口板56が溶接により外周補強桁54a、水平補強桁54b及び垂直補強桁54c接合されている。さらに、分割刃口板56は、刃口分割ブロック本体54の上端部まで設けられ、刃口分割ブロック本体54の外側面全体を覆っている。
【0029】
さらにまた、分割底板55と分割刃口板56とが接触する部位は、溶接により接合されている。
【0030】
そして、複数の刃口分割ブロック48の内側に中央部を形成する天井分割ブロック47を配設することで、分割底板53,55及び分割刃口板56で作業室スラブ23の内部空間23bを形成している。さらに、内部空間23bは、分割底板53の貫通孔53aにマンシャフト26及びマテリアルシャフト28を立設することにより、充填剤44を打設しても貫通孔53aから充填剤44が漏れることがない止水性のあるものとなる。
【0031】
そして、作業室スラブ23の内部空間23b全体には、強度を確保するためのコンクリートの充填剤44が打設され、天井分割ブロック47及び複数の刃口分割ブロック48を一体に形成して作業室スラブ23を構築している。さらに、作業室スラブ23の外周上部には、図1に示すように、ケーソン躯体21と作業室スラブ23とを一体に接合するアンカーボルト31及び継手部材32が埋込まれている。
【0032】
なお、この実施の形態1では、外周部に刃口分割ブロック48を複数隣接させ、この刃口分割ブロック48の内側に作業室スラブ23の中央部となる位置に天井分割ブロック47を配設して作業室スラブ23を形成しているが、これに限定されず、作業室スラブ23の所定形状に形成されれば、分割ブロックの形状、配設位置及び分割個数等は特に限定されるものではない。
【0033】
さらに、天井分割ブロック47及び刃口分割ブロック48は、鋼板部材で形成されているが、これに限定されず、合成樹脂板を適用することも可能である。この場合には、刃口部23aの先端部の外壁面及び内壁面だけを鋼板部材で覆うことが必要となる。また、天井分割ブロック本体52及び刃口分割ブロック本体54は、鋼板部材を用いて形成されているが、アングル、チャンネル又はH鋼部材等を用いることも可能である。
【0034】
さらにまた、隣接する天井分割ブロック47及び刃口分割ブロック48同士がボルト49・ナット50によって連結されているが、これに限らず、溶接等を用いて連結しても良い。
【0035】
そして、作業室スラブ23は、平面視において円形に構築しているが、形状には限定されず、止水性のある形状であれば正方形、長方形、または楕円形でも適用することができる。
【0036】
そして、作業室スラブ23の上側に設けられたケーソン躯体21は、強度を確保するための複数の補強桁を有するケーソン躯体本体21bと、ケーソン躯体本体21bの外側面及び内側面を覆う一対の側壁板21cと、を有する複数のケーソン躯体分割ブロック21aが環状に配設され、隣接するケーソン躯体分割ブロック21a同士を接合することにより構成されている。また、ケーソン躯体21は、車両による運搬が可能な寸法及び重量が望ましい。
【0037】
なお、ケーソン躯体21は、ケーソン躯体21bの外側面及び内側面に一対の側壁板21cが形成されているが、これに限定されず、外側面又は内側面のどちらか一方にのみ側壁板21cが形成されていてもよい。
【0038】
次に実施の形態1に係るケーソン20を構築する作業工程について説明する。
【0039】
まず、作業室スラブ23を構築する作業室スラブ構築行程を説明する。
【0040】
地山Gに、作業室スラブ23の底面で全重量を支える、支保工である鋼製セントル(図示せず)を組立てる。
【0041】
なお、鋼製セントルを用いて作業室スラブ23を支えているが、これに限定されず、地山G又は盛土で作業室スラブ23を支える土砂セントルや、木製の桁で構成される木製セントルを用いることも可能である。
【0042】
そして、鋼製セントルの上側の略中央部に天井分割ブロック47を配設し、この天井分割ブロック47の外周部に、隣接させるように複数の刃口分割ブロック48を配設する。
【0043】
さらに、天井分割ブロック47と刃口分割ブロック48とが隣接する継手部57において、天井分割ブロック47の外周補強桁52aに形成された継手孔52fと、刃口分割ブロック48の外周補強桁54aの内側面に形成された継手孔54fとにボルト49を挿通する。そして、各継手孔52f,54fに挿通されたボルト49をナット50に螺合して隣接した天井分割ブロック47と刃口分割ブロック48とを連結固定する。
【0044】
また、刃口分割ブロック48同士が隣接する継手部58において、外周補強桁54aの左右側面に形成された継手孔54fにボルト49を挿通する。そして、継手孔54fに挿通されたボルト49をナット50に螺合して隣接した刃口分割ブロック48同士を連結固定する。このように、隣接する天井分割ブロック47及び刃口分割ブロック48を連結固定することにより、分割底板53,55と分割刃口板56とで作業室スラブ23の内部空間23bを設けている。
【0045】
そして、分割底板53の貫通孔53aに、マンシャフト26及びマテリアルシャフト28を立設させる。
【0046】
次いで、内部空間23b全体にコンクリートの充填剤44を打設すると共に、ケーソン躯体21と接合するアンカーボルト31及び継手部材32を作業室スラブ23の上面より突出するように外周部に埋込むことにより作業室スラブ23が構築される。
【0047】
そして、作業室スラブ23の周囲の土圧や水圧に対する強度を補強するため、天井分割ブロック47の補強桁52a,52b,52c,52d及び刃口分割ブロック48の補強桁54a,54b,54c,54d以外に内部空間23bに鉄筋や鉄鋼等の補強体を配置してから充填剤44を打設して剛性を高めても良い。
【0048】
次いで、充填剤44が養生された後、作業室スラブ23の上側にアンカーボルト31及び継手部材32を覆うようにケーソン躯体21を配置して構築する。
【0049】
ケーソン躯体21の構造及び構築方法は、特に限定されるものではないが、本出願人が先に出願した、特願2002−168410で提案したものを用いている。これは、複数の補強桁を有するケーソン躯体本体21bとケーソン躯体本体21bの外側面及び内側面を覆う一対の側壁板21cとを有し、車両による運搬が可能な寸法及び重量である複数のケーソン躯体分割ブロック21aを環状に配設し、隣接するケーソン躯体分割ブロック21aを接合する。そして、一対の側壁板21cの間に内部空間に充填剤44を打設することによりケーソン躯体21が構築される。このケーソン躯体21の構造及び構築方法は、ケーソン20の構築期間を短縮するものである。
【0050】
次に、地山Gを通常のニューマチックケーソン工法の沈下掘削工法により掘削作業を行い、ケーソン20を沈下させる。
【0051】
そして、ケーソン20が沈下して作業室スラブ23の上側に構築されたケーソン躯体21の上端が地表面37に近づいたとき、上述したケーソン躯体21の構築方法によりケーソン躯体21を構築する。
【0052】
以上のケーソン躯体21の構築方法及び掘削作業とを繰り返して、所定の深さまでケーソン20を沈下させていく。
【0053】
なお、ケーソン躯体本体21aの外側面又は内側面どちらか一方にのみ側壁板21cを設けてケーソン躯体21を構築するときには、充填剤44を打設したときにケーソン躯体21の内側から充填剤44が漏れてしまうので、ケーソン躯体21の側面に充填材44がケーソン躯体21から漏れることのない止水型枠を組み立て設置し、側壁板21cと止水型枠の間の内部空間に充填剤44を打設すればよい。また、止水型枠は、解体せずに掘削作業でケーソン20を沈下させると共に、組み立てられた状態でケーソン躯体21の上側に移動させて、次に構築されるケーソン躯体21の型枠として使用することができる。
【0054】
このように構成されたケーソン20の作業室スラブ23は、複数の分割ブロック47,48が互いに接合されて構成されており、分割ブロック47,48は、少なくとも、分割ブロック本体52,54と、分割ブロック本体52,54の底面を覆う分割底板53,55、並びに分割ブロック本体52,54の刃口部23aの一部となる外側面及び内側面を覆う分割刃口板56とを有し、分割底板52,54と分割底板とで囲まれた内部空間23bに充填材44を打設して構築するので、従来のような作業室スラブ23の強度を確保する鉄筋の組立作業が必要ない。しかも、作業室スラブ23の分割底板53,55と刃口板56とは、型枠機能を有しているので、型枠の組立て解体作業を削減することができ、ケーソン20の構築期間とコストを削減することができる。
【0055】
また、予め工場等で、車両等による運搬可能な寸法及び重量の分割ブロック47,48を構築しておけば、ケーソン20構築現場では、作業工程を軽減してケーソン20を構築することができるため、ケーソン20の構築期間をより削減することができる。
【0056】
そして、分割ブロック47,48は、分割刃口板56が設けられた複数の刃口分割ブロック48と、複数の刃口分割ブロック48の内側に配設され、分割底板52が設けられた天井分割ブロック47とを有するので、作業室スラブ23を構成する分割ブロック47,48の種類を少なくしているため、作業室スラブ23を安価に構成することができ、作業室スラブ23を簡単に構築することができる。
【0057】
また、ケーソン躯体21は、複数の補強桁を有するケーソン躯体本体21bとケーソン躯体本体21bの側面を覆う側壁板21cとを有する複数のケーソン躯体分割ブロック21aが接合されて構築されているので、この側壁板21cが型枠機能を有し、ケーソン躯体本体21bがケーソン躯体21の強度を確保しているため、型枠の組立て解体作業を削減することができ、よりケーソン20の構築期間とコストを大幅に削減することができる。
【0058】
さらに、マンシャフト26及びマテリアルシャフト28が接続されているので、作業員が昇降、掘削土の搬出及び資機材の搬入を簡単に行うことができるため、円滑に掘削作業を行うことができる。
【0059】
[発明の実施の形態2]
図6乃至図8は、この発明の実施の形態2に係る図であって、図6は、ケーソンの概略断面図であり、作業室スラブ23及びケーソン躯体21は略されて書いているが、実施の形態1と同様な構成で形成されている。図7は、作業室スラブを示す図である。図8は、作業室スラブの要部断面図である。
【0060】
この実施の形態2は、図6に示すように、実施の形態1のケーソン20を環状に構築したものであり、このケーソン20は、円環状形に形成された作業室スラブ23の上側に円形の外側壁及び内側壁の一対のケーソン躯体21を構築することにより構成されている。
【0061】
作業室スラブ23は、図7(a)に示すように、平面視において円環状形となるように形成されている。さらに、図7(b)に示すように、作業室スラブ23底面の作業室25の天井部25aとなる位置は、平面に形成されている。また、刃口部23aの外側面は、作業室スラブ23の底面に対して垂直に形成され、作業室25の内壁である刃口部23aの内側面は、作業室スラブ23の底面に対して内側に傾斜している。
【0062】
さらに、作業室スラブ23は、図7(a)及び(b)に示すように、複数の分割ブロック68が隣接して配設され、作業室スラブ23及び刃口部23aの所定形状を形成している。この隣接する分割ブロック68同士は、図8に示すように、複数のボルト49・ナット50により継手部58で連結されている。
【0063】
分割ブロック68は、図7(a)及び(b)に示すように、複数の分割ブロック68を配設したときに作業室スラブ23及び刃口部23aの所定形状に配設できる形状で、実施の形態1と同様に、ケーソン20に作用する外力や地盤条件等から作業室スラブ23の強度を確保するための複数の鋼板部材からなる補強桁69a,69b,69c,69dが接合された分割ブロック本体69と、この分割ブロック本体69の底面全体を覆い、作業室スラブ25の天井部25aの一部である鋼板部材の分割底板70と、分割ブロック本体69の作業室スラブ23の刃口部23aとなる位置を覆う鋼板部材の分割刃口板71とで構成されている。また、分割ブロック68は、車両による運搬が可能な寸法及び重量が望ましい。
【0064】
分割ブロック本体69は、実施の形態1と同様で、分割ブロック本体69の外形を形成する外周補強桁69aの内側に、水平に設けられる水平補強桁69bと、垂直に設けられる垂直補強桁69cと、水平補強桁69b及び垂直補強桁69cの変形を防ぐために傾斜されて設けられる筋かい補強桁69dと、が格子状に溶接により接合されている。また、外周補強桁69aには、側面の略中央には矩形の開口部69eが複数形成されると共に、外周面の側縁にはボルト49が挿通できる継手孔69fが複数形成されている。
【0065】
そして、分割ブロック本体69の底面に設けられ、作業室25の天井部25aの一部となる分割底板69が溶接により外周補強桁69a、水平補強桁69b及び垂直補強桁69cに接合されている。
【0066】
さらに、分割ブロック本体69の刃口部23aの一部となる位置の外側面及び内側面を覆うように分割刃口板71が溶接により外周補強桁69a、水平補強桁69b及び垂直補強桁69c接合されている。さらに、分割刃口板71は、分割ブロック本体69の上端部まで設けられ、分割ブロック本体69の外側面全体を覆っている。
【0067】
さらにまた、分割底板70と分割刃口板71とが接触する部位は、溶接により接合されている。
【0068】
分割底板70は、作業室スラブ23の剛性や強度に影響のない位置にマンシャフト26及びマテリアルシャフト28が接続される貫通孔70aが形成されている。さらに、貫通孔70aを避けた位置に地山Gを掘削する掘削機等を懸吊する天井レール(図示せず)等が敷設されている。
【0069】
なお、分割ブロック本体69の補強桁69a,69b,69c,69d同士が溶接接合されているが、ボルト・ナットにより連結されていても良い。
【0070】
そして、複数の分割ブロック68を所定形状に配設し、隣接する分割ブロック68同士を連結することで、分割底板70及び分割刃口板71で作業室スラブ23の内部空間23bを形成している。さらに、内部空間23bは、分割底板70の貫通孔70aにマンシャフト26及びマテリアルシャフト28を立設することにより、充填剤44を打設しても貫通孔70aから充填剤44が漏れることがない止水性のあるものとなる。
【0071】
そして、作業室スラブ23の内部空間23b全体には、実施の形態1と同様に強度を確保するためのコンクリートの充填剤44が打設され、複数の分割ブロック68を一体に形成して作業室スラブ23を構築している。
【0072】
さらに、作業室スラブ23の上側に設けられた最下段の外側壁及び内側壁の両ケーソン躯体21の内部空間には、鉄筋コンクリート等で形成されたコンクリート製造の気閘室スラブ38が設けられ、作業室スラブ23の上側に気閘室スラブ38と最下段の両ケーソン躯体21とで囲まれた気閘室39が設けられている。これにより、作業室25と気閘室39とが作業室スラブ23を隔てて隣接して形成されている。この大気圧に減圧できる気閘室39の形成により、マンシャフト26頂部のマンロック27を必要としないマンシャフト26は気閘室スラブ38の頂部に取付き、気閘室スラブ38のマンシャフト26開口部と作業員使用の作業室スラブ23開口部には、開口部開閉用のハッチが取付くことは周知である。
【0073】
さらに、形成される気閘室39は仕切壁を設けマンシャフト26部に限定し、空気消費量を削減することは当然である。このように気閘室スラブ38も限定して設けることが経済的である。
【0074】
また、ケーソン20の環状形は円環状形に構築したが、形状には限定されず、環状の形状であれば正方形、長方形、または楕円形でも適用できる。
【0075】
このように構成されたケーソン20の作業室スラブ23は、環状に形成され、この作業室スラブ23の上側にケーソン躯体21が環状に構築されているので、環状のケーソン20を構築することができる。
【0076】
さらに、両ケーソン躯体21の間には内部空間が設けてあるので、加圧、減圧操作を行う気閘室39等が必要な場合には、作業室スラブ23の上側の最下段に設けられた両ケーソン躯体21の内部空間21aに気閘室スラブ38を設けることにより気閘室39等を容易に形成することができる。
【0077】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1と同様であるので重複した説明は省略する。
【0078】
[発明の実施の形態3]
図9及び図10は、この発明の実施の形態3に係る図であって、図9は、ケーソンの概略断面図であり、作業室スラブ23及びケーソン躯体21は略されて書いているが、実施の形態1と同様な構成で形成されている。図10は、作業室スラブの要部拡大断面図である。
【0079】
この実施の形態4は、図9及び図10に示すように、実施の形態2のケーソン20の作業室スラブ23と気閘室スラブ38とが一体に成形され二重構造とされ、作業室スラブ23と気閘室スラブ38との間には気閘室39が設けられている。 具体的には、作業室スラブ23は、実施の形態2と同様な構成であり、且つ上側には、気閘室39の床部となり、作業室スラブの天面を覆う天面板60が接合されている。
【0080】
さらに、作業室スラブ23の上部の外周及び内周に気閘室39の外側壁及び内側壁となる一対の円形の気閘室側壁61が溶接により接合されている。また、気閘室側壁61の上側に気閘室スラブ38が溶接により接合されている。
【0081】
気閘室側壁61は、作業室スラブ23と同様な構成及び作用のある補強桁69a,69b,69c,69dが格子状に溶接により接合された気閘室側壁本体62と、この気閘室側壁本体62の外周面及び内周面を覆う気閘室側壁板63とを有している。
【0082】
そして、気閘室スラブ38は、作業室スラブ23と同様な構成及び作用のある補強桁69a,69b,69c,69dが格子状に溶接により接合された気閘室スラブ本体64と、この気閘室スラブ本体64の底面を覆う底板65と、側面を覆う側壁板66とを有している。
【0083】
なお、この実施の形態3では、溶接により作業室スラブ23、気閘室側壁61及び、気閘室スラブ38が接合されているが、これに限定されず、ボルト49・ナット50を用いて連結することも可能である。この場合は、作業室スラブ23、気閘室側壁61及び、気閘室スラブ38が隣接する各外周補強桁41aにボルト49が挿通できる継手孔を設ける必要がある。
【0084】
このように構成されたケーソン20の作業室スラブ23は、上側に気閘室スラブ38が一体成形されているので、ケーソン躯体21に気閘室39等を設ける作業行程が必要ない。
【0085】
その他の構成及び作用は、発明の実施の形態1又は2と同様であるので重複した説明は省略する。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、下側に作業室を有し、外周下部に刃口部を備えた作業室スラブと、該作業室スラブの上側に設けられたケーソン躯体とを有するケーソンにおいて、作業室スラブは、複数の分割ブロックが互いに接合されて構成されており、分割ブロックは、少なくとも、複数の補強桁が設けられた分割ブロック本体と、分割ブロック本体の底面を覆う分割底板と、該分割ブロック本体の前記刃口部の一部となる外側面及び内側面を覆う分割刃口板とを有し、前記分割底板と前記分割刃口板とで囲まれた内部空間に充填材打設されて構築されているので、従来のような作業室スラブの強度を確保する鉄筋の組立作業が必要ない。しかも、作業室スラブの分割底板と刃口板とは、型枠機能を有しているので、型枠の組立て解体作業を削減することができ、ケーソンの構築期間とコストを削減することができる。また、予め工場等で、車両等による運搬可能な寸法及び重量の分割ブロックを構築しておけば、ケーソン構築現場では、作業工程を軽減してケーソンを構築することができるため、ケーソンの構築期間をより削減することができる。
【0087】
請求項2に記載の発明によれば、分割ブロックは、分割刃口板が設けられた複数の刃口分割ブロックと、該複数の刃口分割ブロックの内側に配設され、分割底板が設けられた少なくとも1つ以上からなる天井分割ブロックとを有するので、請求項1の効果に加え、作業室スラブを構成する分割ブロックの種類を少なくしているため、作業室スラブを安価に構成することができ、作業室スラブを簡単に構築することができる。
【0088】
請求項3に記載の発明によれば、作業室スラブは、環状に構築されているので、請求項1又は2の効果に加え、環状のケーソン20を構築することができる。
【0089】
請求項4に記載の発明によれば、ケーソン躯体は、複数の補強桁を有するケーソン躯体本体とケーソン躯体本体の外側面及び/又は内側面を覆う側壁板とを有する複数のケーソン躯体分割ブロックが接合されて構築されているので、請求項1乃至3の何れか1つの効果に加え、側壁板が型枠機能を有し、ケーソン躯体本体がケーソン躯体21の強度を確保しているため、型枠の組立て解体作業を削減することができ、ケーソンの構築期間とコストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るケーソンの断面図である。
【図2】 同実施の形態1に係る作業室スラブを示す図であって、(a)は、作業室スラブの平面図であり、(b)は、図2(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図3】 同実施の形態1に係る作業室スラブの要部拡大断面図である。
【図4】 同実施の形態1に係る作業室スラブを形成する分割ブロックを示す図であって、(a)は、天井分割ブロックの平面図であり、(b)は、天井分割ブロックの側面図であり、(c)は、図4(a)のC−C線に沿う断面図である。
【図5】 同実施の形態1に係る作業室スラブを形成する分割ブロックを示す図であって、(a)は、刃口分割ブロックの平面図であり、(b)は、刃口分割ブロックの側面図であり、(c)は、図5(a)のD−D線に沿う断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るケーソンの概略断面図である。
【図7】 同実施の形態2に係る作業室スラブを示す図であって、(a)は、作業室スラブの平面図であり、(b)は、図7(a)のE−E線に沿う断面図である。
【図8】 同実施の形態2に係る作業室スラブの要部拡大断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に係るケーソンの概略断面図である。
【図10】 同実施の形態3に係る作業室スラブの要部拡大断面図である。
【図11】 従来のケーソンの断面図である。
【符号の説明】
20 ケーソン
21 ケーソン躯体
23 作業室スラブ
25 作業室
25a 天井部
26 マンシャフト
28 マテリアルシャフト
44 充填剤
47 天井分割ブロック(分割ブロック)
48 刃口分割ブロック(分割ブロック)
52 天井分割ブロック本体(分割ブロック本体)
52a,54a,69a 外周補強桁(補強桁)
52b,54b,69b 水平補強桁(補強桁)
52c,54c,69c 垂直補強桁(補強桁)
52d,54d,69d 筋かい補強桁(補強桁)
53,55 分割底板
54 刃口分割ブロック本体(分割ブロック本体)
56 分割刃口板
68 分割ブロック
69 分割ブロック本体
70 分割床板
71 分割刃口板

Claims (4)

  1. 下側に作業室を有し、外周下部に刃口部を備えた作業室スラブと、該作業室スラブの上側に設けられたケーソン躯体とを有するケーソンにおいて、
    前記作業室スラブは、複数の分割ブロックが互いに接合されて構成されており、
    前記分割ブロックは、少なくとも、複数の補強桁が設けられた分割ブロック本体と、該分割ブロック本体の底面を覆う分割底板と、該分割ブロック本体の前記刃口部の一部となる外側面及び内側面を覆う分割刃口板とを有し、
    前記分割底板と前記分割刃口板とで囲まれた内部空間に充填材打設されて構築されていることを特徴とするケーソン。
  2. 下側に作業室を有し、外周下部に刃口部を備えた作業室スラブと、該作業室スラブの上側に設けられたケーソン躯体とを有するケーソンにおいて、
    前記作業室スラブは、複数の分割ブロックが互いに接合されて構成されており、
    前記複数の分割ブロックは、それぞれ複数の補強桁が設けられた分割ブロック本体を有すると共に、前記分割ブロック本体の前記刃口部の一部となる外側面及び内側面を覆う分割刃口板が設けられた複数の刃口分割ブロックと、該複数の刃口分割ブロックの内側に配設され、前記分割ブロック本体の底面を覆う分割底板が設けられた少なくとも1つ以上からなる天井分割ブロックとを有し、
    前記分割底板と前記分割刃口板とで囲まれた内部空間に充填材が打設されて構築されていることを特徴とするケーソン。
  3. 前記作業室スラブは、環状に構築されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーソン。
  4. 前記ケーソン躯体は、複数の補強桁を有するケーソン躯体本体と前記ケーソン躯体本体の外側面及び/又は内側面を覆う側壁板とを有する複数のケーソン躯体分割ブロックが接合されて構築されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の記載のケーソン。
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