JP5291521B2 - 免震構造の構築方法 - Google Patents
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Description
ここで、低摩擦材とは、例えば、低摩擦素材からなる板、オイルレスプレート等をいう。
免震構造1は、免震対象領域Aの下側を覆うように設けられている。また、免震対象領域Aの周囲を囲うように立坑5が設けられており、免震対象領域Aとその周囲の地盤とが分離されている。
なお、立坑5は、必ずしも平面視矩形に形成する必要はなく、免震対象領域Aの形状や周囲の既存施設の配置等に応じて適宜設定すればよい。また、立坑5の山留形式等の構成は限定されるものではなく、適宜形成すればよい。
なお、掘進機Mを発進立坑5内で組み立てる場合には、立坑5の発進基地5aに対応する箇所の底部のみにおいて掘進機Mの組み立てが可能な程度の広さを確保するものとしてもよい。
なお、函体7の構成は前記のものに限定されるものではない。例えば、RC構造、SRC構造、合成構造やハイブリッド材料からなるセグメント等により構成されていてもよい。また、函体7は、ECL工法により形成してもよい。
このとき、少なくとも、上函体7aおよび下函体7bの周面には裏込注入を行い、地山との一体化を図る。
また、隣接するトンネル6同士の間に間隔を設けることなく形成してもよい。
なお、先受けは、スライド鋼板9によるものに限定されるものではなく、適宜行うことが可能である。
本実施形態では、スライド鋼板9の外周囲の地山Gに対して、地盤改良や止水剤の注入を行うことで、止水を行う。
なお、剛性を確保できるものであれば、スラブ2,3に代えてトラス構造等の梁を構築してもよく、上函体7a同士または下函体7b同士を連結する構造体の構成は限定されるものではない。
また、スラブ2,3の厚みを函体7の高さと同等としてもよい。
支持部材8を撤去することで、支持部材8により支持されていたトンネル6の自重や土圧等の上載荷重は、免震装置4に受け替えられる。
そして、トンネル構築工程を複数回繰り返して免震対象領域Aの下側に複数本のトンネル6,6,…を並設することで免震構造1を構築する。
なお、掘進機Mに関する説明は、第1の実施の形態と同様なため、詳細な説明は省略する。また、函体7の構成に関する事項も、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
支持部材8は、上下の函体7a,7bの主桁72同士を連結するように設置する。
支持部材8を撤去することで、上函体7aと下函体7bとの間(上側のスラブ2と下側のスラブ3との間)での横方向の移動が可能となり、免震構造1の免震化が可能となる。
この他の第2の実施の形態に係る免震構造の構築方法による作用効果は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
例えば、前記実施形態では、トンネル同士の間に所定の間隔を有する場合について説明したが、トンネル同士の間には間隔を有してなくてもよい。
また、免震層の厚さや函体内の使用用途に応じて掘進機の寸法も適宜設定することが可能である。
2 上スラブ
3 下スラブ
4 免震装置
4’ 低摩擦材
5 立坑
6 トンネル
7 函体
7a 上函体
7b 下函体
8 支持部材
9 スライド鋼板
Claims (4)
- トンネル構築工程を複数回繰り返して免震対象領域の下側に複数本のトンネルを並設することで免震構造を構築する方法であって、
前記トンネル構築工程は、
掘進機内において上函体および下函体を組み立てる組み立てステップと、
前記掘進機内において、前記上函体と前記下函体との間の空間に免震装置を介設する免震装置設置ステップと、
前記上函体と前記下函体に反力をとって前記掘進機を前進させる掘削ステップと、を含むことを特徴とする、免震構造の構築方法。 - トンネル構築工程を複数回繰り返して免震対象領域の下側に複数本のトンネルを並設することで免震構造を構築する方法であって、
前記トンネル構築工程は、
掘進機内において上函体および下函体を組み立てる組み立てステップと、
前記上函体と前記下函体に反力をとって前記掘進機を前進させる掘削ステップと、を含み、
少なくとも前記上函体または前記下函体のいずれか一方に予め低摩擦材が組みつけられていることを特徴とする、免震構造の構築方法。 - 前記上函体と前記下函体との間に支持部材を組み込む支持部材設置ステップを含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の免震構造の構築方法。
- 隣り合う前記トンネルの前記上函体または下函体に跨って梁またはスラブを形成する構造体構築工程を含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の免震構造の構築方法。
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