JP4133255B2 - 疑似接着用紙 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一時的に接着するが、必要時に容易に剥離できる機能を有する疑似接着用紙に関するものである。さらに詳しく述べれば、基紙の少なくとも一方の面に、通常状態では接着せず所定の条件(例えば圧力を加えることにより)が付与されることにより接着性を示し、かつ接着後に再剥離が可能な疑似接着剤層が設けられている、折り畳み疑似接着用紙、重ね合わせ疑似接着用紙、その他親展性を有する情報隠蔽用紙、親展性葉書、親展性封筒等に好適な疑似接着用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
個人情報などの各種情報を隠蔽するように折り畳み、重ね合わせた部分を疑似接着して郵送し、受取人が疑似接着部分を剥離して隠蔽情報を読み取る葉書システムが普及している。葉書システムは、会社が従業員にあるいは銀行やクレジット会社が顧客に親展性を有する情報を連絡する場合に使用されることが多く、親展性情報の漏洩防止性(隠蔽性)や受取人が必要時に容易に剥離できること(剥離性)はもちろんのこと、宛名印刷等の印字・印刷が好適にできること(印刷適性)も重要である。このような葉書システムには、通常、基紙の表裏面の少なくとも一方の面に、天然ゴムラテックス系の接着基剤に対して微粒子充填材を含有せしめた疑似接着剤を塗工して、一時的には接着するが必要時に容易に剥離する疑似接着剤層を形成した疑似接着用紙が使用される。
【0003】
一方、近年、環境保護の見地から古紙利用の要請が高まっており、疑似接着用紙の分野においても、古紙を原料とする再生紙を基紙として利用する技術が特許文献等に開示されるようになってきた。本発明者らも、多種類の夾雑物を含むことからこれまで実用化が困難であった雑誌古紙を含む無選別古紙を再生して、疑似接着用紙の基紙として利用する技術を先の出願にて開示している。
【特許文献1】
特開2001−335765
【特許文献2】
特開平11−161180
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者らが古紙利用の疑似接着用紙について更なる研究を重ねた結果、雑誌古紙および上物古紙、さらにはこれらを含む無選別古紙を原料とした再生紙を基紙とする疑似接着用紙は、バージンパルプを原料とする非再生紙を基紙とする疑似接着用紙と比較して、疑似接着剤の塗工時に糊粕が発生しやすく、また、NIP印字の際にプリンタ内部に紙粉が発生しやすいことが知見された。すなわち、上記再生紙を基紙とした疑似接着用紙は、非再生紙を基紙とする疑似接着用紙と比較して、印刷適性に劣っていることが知見された。
【0005】
そこで、本発明の主たる課題は、雑誌古紙および上物古紙を含む古紙を再生して得られる基紙を使用し、環境保護の観点から好ましいものとするとともに、上記の印刷適性の問題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
基紙の表裏面の少なくとも一方の面に、接着基剤を含む疑似接着剤を塗工してなる、通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に疑似接着する疑似接着剤層が設けられている疑似接着用紙であって、
前記基紙が、パルプ原料中に雑誌古紙を10〜20質量%含む再生紙であり、
前記接着基剤は、モノマー原料中にブチルアクリレートモノマーを70〜85質量%、エチルアクリレートモノマーを10〜25質量%含むアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを含み、天然ゴムラテックスを含まないものであり、
かつ、前記アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンは、分子量が50〜80万であり、ガラス転移温度が−50〜−45℃である、ことを特徴とする疑似接着用紙。
【0007】
<請求項2記載の発明>
前記疑似接着剤が、前記アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョン100質量部に対して微粒子充填材が50〜200質量部配合されているものである請求項1記載の疑似接着用紙。
【0008】
【0009】
【0010】
(作用効果)
本発明者らは、雑誌古紙パルプや上物古紙パルプを原料とする再生紙を基紙とした従来の疑似接着用紙は、バージンパルプを原料とする非再生紙を基紙とした疑似接着用紙と比較して表面強度が低く、これに起因して印刷適性に問題が生ずると考えた。これは雑誌古紙パルプや上物古紙パルプを原料とする再生紙は、古紙由来の微細な填料が多く残存しているためと考えられる。そこで、この微細填料との関係に着目しつつ表面強度の向上が図られるよう、鋭意研究を重ねた結果、疑似接着剤の接着基剤を、モノマー原料中にブチルアクリレートモノマーを70〜85質量%、エチルアクリレートモノマーを10〜25質量%含むアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを含むものとすると、表面強度の向上が図られ、糊粕や紙粉の発生が低減されることを知見した。さらに、前記アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを、分子量50〜80万、ガラス転移温度が−50℃〜−45℃のものとすると、さらに、糊粕や紙粉の発生が低減されることも知見した。そして、かかる接着基剤を用いて疑似接着剤を構成するにあたっては、前記アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョン100質量部に対して微粒子充填材を50〜200質量部配合するのが望ましいことを知見した。
【0011】
これら本発明に従って、疑似接着用紙を構成することにより、従来の印刷適性の問題が解決された疑似接着用紙が得られることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次いで、本発明の実施の形態を以下に詳述する。
本実施の形態にかかる疑似接着用紙は、基紙の表裏面の少なくとも一方の面に、接着基剤を含む疑似接着剤を塗工してなる、通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に疑似接着する疑似接着剤層が設けられている疑似接着用紙である。
【0013】
本発明においては、前記基紙をパルプ原料中に雑誌古紙パルプおよび上物古紙パルプの少なくとも一方のパルプを含む再生紙とする。従って、前記基紙は、雑誌古紙のみ原料とする再生紙であってもよいし、上物古紙のみを原料とする再生紙であってもよい。また、雑誌古紙を原料とする雑誌古紙パルプと、上物古紙を原料とする上物古紙パルプとを、適宜配合した古紙パルプを抄紙して得られる再生紙であってもよい。雑誌古紙と上物古紙とが混在する無選別古紙を原料とする再生紙であってもよい。古紙原料あるいは古紙パルプからの再生紙を製造する方法は、従来既知の方法により製造すればよい。再生紙の利用により、環境保護等近年の社会要請に適した疑似接着用紙となる。
【0014】
疑似接着剤は、接着基剤に充填材を含有せしめて疑似接着力を付与する従来の疑似接着剤と同様の構成とする。すなわち、接着基剤に対して、これに非親和性を示す微粒子充填材を含有せしめて、接着基剤の接着力を調整してなるものである。ただし、本発明においては、前記接着基剤として、モノマー原料中にブチルアクリレートモノマーを70〜85質量%、エチルアクリレートモノマーを10〜25質量%含むアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを含むもの(以下、エマルジョン基材ともいう。)とする。ブチルアクリレートモノマーが50質量%未満であると、所望の接着力が得られず、90質量%を超えると接着力が強くなりすぎる。また、エチルアクリレートモノマーが5質量%未満であると、糊粕や紙粉が発生するようになり、40質量%を超えると、接着性におとるようになるとともに、インクの着肉性が悪くなる。
【0015】
モノマー原料からアクリル酸エステル共重合体エマルジョンを生成する方法は、特に限定されない。例えば、乳化剤と水と重合開始に必要量のモノマーと重合開始剤を反応器に仕込み、その後重合の進行に応じて適宜モノマーを追加するモノマー添加方法等によって製造すればよい。
【0016】
ここで、前記アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンは、分子量50〜80万、ガラス転移温度が−50℃〜−45℃のものとする。かかる範囲のものとすると、基紙へ疑似接着剤を塗工するさいあるいは印刷のさいに、糊粕や紙粉の発生がより低減される接着基剤となる。ガラス転移温度および分子量は、各モノマーの配合量や重合時間等により調整すればよい。
【0017】
本発明にかかるエマルジョン基材は、天然ゴムラテックス(ここで、本明細書において天然ゴムラテックスとは、原料中に天然ゴムを含むラテックスをいい、例えば、天然ゴムに他の樹脂などをグラフト重合させたラテックスも含む。)を含まないものとする。天然ゴムラテックスは、天然ゴム採取木の違い等による製品の品質誤差が生じることがある。本発明ではかかる天然ゴムラテックスを含まないので、製品ごとび品質のばらつきがなくなる。従って、安定して糊粕の発生等が防止される。
【0018】
上記のエマルジョン基材には、必要に応じて、従来既知の添加剤を添加することができる。添加剤としては、分散剤、粘度調整剤、消泡剤、浸透剤、酸化防止剤、耐水化剤、防腐剤などが挙げられる。
【0019】
微粒子充填材としては、従来既知のものが使用できる。具体例としては、クレー、一次または二次凝集体を形成しているカルサイト系沈降性炭酸カルシウム、二次凝集体を形成しているアラゴナイト系沈降性炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、スチレンビーズ、シリカ、合成微粒子シリカ、アミノ表面改質シリカ、ワックス表面処理シリカ、球状シリカ、通常のカルシウムや、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムもしくはチタン等の金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、珪酸塩、またはこれらの混合物等が挙げられる。
【0020】
本発明のエマルジョン基材を用いて、疑似接着剤を製造する場合には、前記エマルジョン基材100質量部に対して微粒子充填材を50〜200質量部含有せしめるのが好適である。微粒子充填材が50質量部未満であるとブロッキングの発生が懸念され、200質量部を超えると所望の疑似接着力が得られないことがある。なお、より具体的な微粒子充填材の配合量および種類は、前記エマルジョン基材の物性に応じて上記範囲のなかで適宜定めればよい。
【0021】
上記疑似接着剤を基紙に設けるには、従来既知の塗工機あるいは印刷機による塗工により設けることができる。塗工機としては、例えば、ブレードコーター、カーテンコーター、ロッドコーター、エアーナイフコーター、ゲートロールコーター、ビルブレードコーター、ロッドメタリングコーター、2ロールコーターあるいはスプレーコーター等の塗工機が挙げられる。
【0022】
上記疑似接着剤の好適な塗工量としては、3〜15g/m2とするのが望ましく、3g/m2未満であると、所望の接着力が得られず意図しない剥離が生じることがあり、15g/m2を超えると、接着力が強くなりすぎて剥離することができないことがあるうえに、糊粕の付着による操業上および品質上のトラブルを招きやすくなる。
【0023】
疑似接着剤層の塗工厚は、5〜20μmとするのが望ましく、また、均一な疑似接着剤層を得るために、塗工後に疑似接着剤層表面を、約1〜10kg/cm2で加圧し、疑似接着剤層表面の過度の突出を平坦にすることが好ましい。これは、カレンダー処理等により行うことができる。
【0024】
<実施例>
次いで、本発明に実施例を下記に示す。本発明にかかる疑似接着用紙(実施例)と本発明とは異なる疑似接着用紙(比較例)と天然ゴムラテックス基材を用いた従来の疑似接着用紙(従来例)について、紙粉の発生具合、糊粕の発生具合、インク着肉性の各種項目について試験し比較した。各実施例および各比較例に用いた疑似接着用紙は次記のとおりである。
【0025】
【0026】
(比較例1)ブチルアクリレートモノマー55質量%、エチルアクリレートモノマー40質量%を含むモノマー原料から、分子量70万、ガラス転移温度−30℃のアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを得た。このアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョン100質量部に対して、微粒子充填材(トクシールGU−N:株式会社トクヤマ社製)175質量部を添加して疑似接着剤を調製した。この疑似接着剤を、雑誌古紙パルプ100質量%を原料パルプとする再生紙(大きさ縦150×横300mm)の一方の面に8g/m2で塗工し、その後、温度23℃、湿度50%の状況下で30分間調整して疑似接着剤層を設けて、疑似接着用紙とした。
【0027】
(実施例1)ブチルアクリレートモノマー85質量%、エチルアクリレートモノマー10質量%を含むモノマー原料から、分子量50万、ガラス転移温度−45℃のアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを得た。このアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョン100質量部に対して、微粒子充填材(トクシールGU−N:株式会社トクヤマ社製)60質量部を添加して疑似接着剤を調製した。この疑似接着剤を、バージンパルプ80質量%、雑誌古紙パルプ20質量%を原料パルプとする再生紙(大きさ縦150×横300mm)の一方の面に8g/m2で塗工し、その後、温度23℃、湿度50%の状況下で30分間調整して疑似接着剤層を設けて、疑似接着用紙とした。
【0028】
(実施例2)ブチルアクリレートモノマー70質量%、エチルアクリレートモノマー25質量%を含むモノマー原料から、分子量80万、ガラス転移温度−50℃のアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを得た。このアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョン100質量部に対して、微粒子充填材(トクシールGU−N:株式会社トクヤマ社製)125質量部を添加して疑似接着剤を調製した。この疑似接着剤を、バージンパルプ90質量%、雑誌古紙パルプ10質量%を原料パルプとする再生紙(大きさ縦150×横300mm)の一方の面に8g/m2で塗工し、その後、温度23℃、湿度50%の状況下で30分間調整して疑似接着剤層を設けて、疑似接着用紙とした。
【0029】
【0030】
【0031】
(比較例2)ブチルアクリレートモノマー95質量%、エチルアクリレートモノマー5質量%を含むモノマー原料から、分子量40万、ガラス転移温度−53℃のアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを得た。このアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョン100質量部に対して、微粒子充填材(トクシールGU−N:株式会社トクヤマ社製)150質量部を添加して疑似接着剤を調製した。この疑似接着剤を、雑誌古紙パルプ100質量%を原料パルプとする再生紙(大きさ縦150×横300mm)の一方の面に8g/m2で塗工し、その後、温度23℃、湿度50%の状況下で30分間調整して疑似接着剤層を設けて、疑似接着用紙とした。
【0032】
【0033】
(従来例1)天然ゴムラテックスに100質量部に対して、微粒子充填材(トクシールGU−N:株式会社トクヤマ社製)125質量部を添加して疑似接着剤を調製した。この疑似接着剤を、バージンパルプ80質量%、雑誌古紙パルプ20質量%を原料パルプとする再生紙(大きさ縦150×横300mm)の一方の面に8g/m2で塗工し、その後、温度23℃、湿度50%の状況下で30分間調整して疑似接着剤層を設けて、疑似接着用紙とした。
【0034】
(従来例2)天然ゴムラテックスに100質量部に対して、微粒子充填材(トクシールGU−N:株式会社トクヤマ社製)125質量部を添加して疑似接着剤を調製した。この疑似接着剤を、バージンパルプ100質量%を原料パルプとする非再生紙(大きさ縦150×横300mm)の一方の面に8g/m2で塗工し、その後、温度23℃、湿度50%の状況下で30分間調整して疑似接着剤層を設けて、疑似接着用紙とした。
【0035】
実施例、比較例および従来例の評価は、表1に示す。なお、各評価項目の詳細は次記のとおりである。
[紙粉の発生具合]ノン・インパクト・プリンタで、100枚の連続給紙印字を行い、プリンタ内部に紙粉が発生するか否かを目視にて確認した。評価は、○:紙粉の発生が確認できない、△:紙粉の発生が若干確認できたが問題の生じない程度である、×:紙粉が発生しプリンタの運転等に支障をきたす可能性がある、をそれぞれ示す。
[糊粕の発生具合]テストコータで、塗工後、塗工面が接触しているペーパーロールに糊粕が付着しているかどうかを目視にて確認した。評価は、○:糊粕の付着が確認できなかった、×:糊粕の付着が確認できた、をそれぞれ示す。
[インキ着肉性]酸化重合インキ0.6gに対し水0.1ccを混合し、乳化して得られるテスト用インキを、RIテスターで疑似接着用紙層面に印刷し、目視にてインキ着肉性を確認した。評価は、○:インキ着肉性が良いと確認された、△:インキ着肉性は普通であると確認された、×:インキ着肉性が悪いと確認された、をそれぞれ示す。
【0036】
【表1】
【0037】
表を見てみると、比較例2は、糊粕の発生具合、紙粉の発生具合について×の評価となった。また、従来例1は、糊粕の発生具合は△の評価となったが、紙粉の発生具合については×の評価となった。対して、基紙がバージンパルプである従来例2は、糊粕の発生具合、紙粉の発生具合、インク着肉性のすべての項目で○の評価となった。比較例1については、インク着肉性は△であった。糊粕の発生具合、紙粉の発生具合については○の評価が得られた。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述のとおり、本発明によれば、雑誌古紙および上物古紙を含む古紙を再生して得られる基紙を使用した疑似接着剤用紙において、紙粉発生および剥離性の問題が解決される。
Claims (2)
- 基紙の表裏面の少なくとも一方の面に、接着基剤を含む疑似接着剤を塗工してなる、通常の状態では接着せずに所定の条件が付与されると剥離可能に疑似接着する疑似接着剤層が設けられている疑似接着用紙であって、
前記基紙が、パルプ原料中に雑誌古紙を10〜20質量%含む再生紙であり、
前記接着基剤は、モノマー原料中にブチルアクリレートモノマーを70〜85質量%、エチルアクリレートモノマーを10〜25質量%含むアクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンを含み、天然ゴムラテックスを含まないものであり、
かつ、前記アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョンは、分子量が50〜80万であり、ガラス転移温度が−50〜−45℃である、ことを特徴とする疑似接着用紙。 - 前記疑似接着剤が、前記アクリル酸エステル共重合体樹脂エマルジョン100質量部に対して微粒子充填材が50〜200質量部配合されているものである請求項1記載の疑似接着用紙。
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