JP4133115B2 - 引戸錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引戸の閉戸時、トリガーに連動する鎌片を備えた引戸錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
錠ケースのフロントからストライクに向かって突出するトリガー(水平突出杆)と、このトリガーに連動する鎌片を備えた引戸錠は、例えば実開昭57−110260号公報、特開平8−86132号公報等に記載されている。
【0003】
この種の引戸錠は、引戸の閉戸時、トリガーの先端面がストライクの表面に直接又は間接的に突き当たると後退し始め、例えばラック及びピニオンという動力変換機構を介して鎌片が掛合方向へと突出回転する。
【0004】
ところで、現在、この種の引戸錠に於いては、引戸の閉戸時、トリガーが勢い良く押された時にトリガーの勢いを吸収すると共に、引戸が反発した時にその跳ね返り現象を合理的な構成で解決することが求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、この種の引戸錠における従来の要望に鑑み、引戸の閉戸時、トリガーが勢い良く押された時にトリガーの勢いを吸収すると共に、引戸が反発して時にその跳ね返り現象を合理的な構成で解決することを主たる目的とする。この主たる目的において、傾斜状抵抗吸収係合面及び引戸用反発防止係合面を有する抵抗スライダーを十分に機能させることができること、また該抵抗スライダーを安定的に上下動させることである。さらに、付随的に目的として、錠ケースに各部材を合理的に組み込むことができること、鎌片がタイミング良くストライクに係合すること、各部材を簡単に組み合わせることができること、安価に製作することができることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の引戸錠は、引戸を閉める際、戸枠側のストライクに当たると錠ケースに設けたトリガーガイドに案内されされながら後退動するトリガーと、このトリガーの後退動に連動してストライクと掛合する方向へ回転するように錠ケースに軸支された鎌片とを備える引戸錠において、前記錠ケースに内装された付勢バネのバネ力によりトリガーに圧接するように、かつ、該錠ケースに案内されるように抵抗スライダーを組み込み、前記トリガーは、錠ケースに内装したトリガーバネのバネ力に抗して勢い良く押された時、該トリガーに形成した係合摺接部が、抵抗スライダーの傾斜状抵抗吸収係合面に摺接しながら後退し、かつ、引戸の反発時には前記抵抗吸収係合面に鈍角状態に続く引戸用反発防止係合面に係止されることを特徴とする。
【0007】
上記構成において、トリガー16の係合摺接部43は、トリガーの上面に指先状に突出形成され、その前側に抵抗スライダーの引戸用反発防止係合面と接線方向に当たる急斜面状の当り面43aを有していることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1乃至図7に示す一実施例を参照に本発明を説明する。
【0009】
(1)発明の実施の環境…まず図2又は図6を参照に発明の実施の環境について説明する。Xは引戸1の縦框の中に収められる内装型又は引戸面に固定的に取付けられる面付け型引戸錠である。一方、Yは戸枠2に固定的に取付けられるストライクで、このストライクYは、本実施例では戸枠2の前面に複数個の固着具3を介して固定された垂直取付け板と、この垂直取付け板の下端部にアングル状に連設する受座部とから成る。ストライクYは鎌片と係合する部材であるから、実施例如何によっては、ボックス部を有するトロヨケと、トロヨケの開口に重ね合わせられたストライクY(受座)とから成るものでも良い。但し、このような場合には、ストライクの縦長窓寄りの適宜部位に押し込みピンを固定的に突設するのが望ましい。
【0010】
(2)錠ケース…5は、本実施例では引戸1の縦框1aに内装される錠ケースである。この錠ケース5は、ケース身5aと、このケース身の開口状収納部を閉鎖するケース蓋5bとから成る。本実施例では、ケース身5a及びケース蓋5bは合成樹脂材で形成されている。そのためケース身5aの開口状収納部は、普通一般のケース身5aのような矩形状開口ではなく、やや複雑に見える外観形状を呈している。
【0011】
そこで、主にケース身5aを示した図3を参照にし、トリガーや鎌片用の開口も含め、開口状収納部を上方から順番に説明する。
6はケース身5aの上方中央部に形成された縦長収納部で、この縦長収納部6には抵抗スライダーをトリガーに圧接するように押し付ける付勢バネ(例えばコイルバネ)7が組み込まれる。
【0012】
8は縦長収納部6に交差状態に連通するようにケース身5aの上方寄りの部位に形成された横長収納部で、この横長収納部8には、図4で示すブロック状抵抗スライダー9が組み込まれる。横長収納部8を形成する前後の対向内壁8a,8aは、抵抗スライダー9を上下方向に案内するガイド部の機能を有する。
【0013】
10は横長収納部8を形成する幅広側壁の中央部に形成された垂直案内部(例えば垂直長孔)で、この垂直案内部10には抵抗スライダー9の左右の側壁にそれぞれ突出形成した左右一対の係合突起の一つが係合する。したがって、垂直案内部10も抵抗スライダー9を上下方向に案内するガイド部の機能を有する。
11はトリガーの突起状摺接部分が往復動するための規制空間で、この規制空間11は、ケース身5aの中央部寄りの部位に内部方向に向かって鉤状に対設された前後の突起部分12,13間に設けられている。
【0014】
しかして、前側の突起部分12及び後側の突起部分13は、上部側に抵抗スライダー9の後端部の前後を受け止める支持部となっており、またこれらの支持部に連設する下部側は、トリガーの突起状摺接部分を受け止めるストッパー面となっている。本実施例では前側の突起部分12の下部側ストッパー面は傾斜状であるのに対し、後側の突起部分13の下部側ストッパー面は垂直面となっている。これは前記突起状摺接部分の形状に対応するものである。
【0015】
さて、規制空間11は上方の横長収納部8と連通し、一方、下方のトリガー収納部14と連通している。トリガー収納部14を形成する幅広側壁の中央部には、水平案内部(例えば水平長孔)15が形成され、この水平案内部15にはトリガー16の左右の側壁に突設したトリガー突起の一つが係合する。
【0016】
トリガー収納部14には、図4に示すトリガー16やトリガーバネ17が収納されるので、ケース身5aの一部を成すフロント部18には、トリガー用の案内開口19が形成されている。そして、トリガー収納部14の下方には鎌片用収納部20が設けられている。この鎌片用収納部20にはトリガー16と係合するように、後述の鎌片ガイド部材31を介して軸支された鎌片35が組み込まれる。
【0017】
したがって、前記フロント部18には鎌片用の出入口22が形成されている。本実施例では、この出入口22にもトリガー用の案内開口19と同様にカイド機能を持たせているので、鎌片35の板厚に対応した幅寸法となっている。普通一般に鎌片35は板状態なので、本実施例ではトリガー16との組み合わせの合理性を考慮し、トリガー16の方を鎌片35よりも幅のある部材としている。それ故に、トリガー用案内開口19は、図1で示すように鎌片35の出入口22よりも幅(引戸の厚さ方向の幅)がある。
【0018】
最後に鎌片用収納部20より下方には、鎌片用ロック片25を収納するための下部空間26が設けられている。この下部空間26を形成する幅広側壁の中央部には、操作部材27用の垂直案内長孔28が形成されている。
【0019】
なお、ケース蓋5bには、特に図示しないが、抵抗スライダー9の係合突起の一つが係合する垂直案内部(例えば垂直長孔)、トリガー突起用水平案内部、鎌片枢支軸用軸孔、鎌片可動軸用弧状案内部(例えば弧状案内孔)、操作部材用垂直案内長孔などが必要に応じて形成されている。またフロント部18の上下の耳状部には、固着具用の貫通孔29が形成されている。次に錠ケース5に組み込まれる主な部材について作用と共に説明する。
【0020】
(3)鎌片ガイド部材…鎌片ガイド部材31は、ケース身5aの水平案内部15を基準にして該ケース身5aの幅広側壁の内壁面に固定される。図4で示すように、鎌片ガイド部材31は、ケース身5aに固定される矩形状の鎌片案内板32と、この鎌片案内板32の上部側に横方向に形成された弧状案内部33と、この弧状案内部33の下方中央部に突出形成された鎌片枢支軸34とから成り、前記弧状案内部33は、弧状の案内孔33aと、この案内孔の終端部に連通するやや水平状の短い逃し孔33bとから成っている。
【0021】
(4)鎌片…鎌片35は、幅広の基部35aと、この基部35aに連設するフック部35bとから成り、本実施例では、前記基部35aの中心部に横長状の遊嵌合軸孔36が形成され、また、該遊嵌合軸孔36を基準にして基部35aの後部上部側には、動力変換機構の一部を構成する鎌片可動軸37,37が左右に一対突出形成されている。
【0022】
しかして、前記遊嵌合軸孔36には鎌片ガイド部材31の鎌片枢支軸34が貫通状態に入り込み、また、前記鎌片可動軸37の一つは鎌片ガイド部材31の弧状案内部33に係合すると共に、他方はケース蓋5bの弧状案内部に係合する。ところで、本実施例では、前記基部35aの中心部に横長状の遊嵌合軸孔36が形成されているが、これはチリ調整或いはストライクYとの係合バランスを考慮したものであるから、本発明の特定(限定)要件ではない。本発明の目的は、トリガーの衝撃力の吸収ないし引戸の反発防止である。それ故に、動力変換機構の一部を構成する鎌片可動軸37,37に関しても、特に図示しないが、ピニオンに設計変更することもできる。
【0023】
なお、本実施例の鎌片35は、トリガー16の一側面に形成した切欠面44に添うように組み合わせられている。
【0024】
(5)トリガーとトリガーバネ…水平進退動部材材としてのトリガー16は、錠ケース5内に摺動自在に装着される。図4を基準にして説明する。41は開戸時に錠ケース5のフロント部18から突出する杆状先端部で、この杆状先端部41の後部には鎌片用被係合部42が段差状に連設している。
鎌片用被係合部42の一例としは下向きU字型の切欠部であるが、この鎌片用被係合部42は、前述したように鎌片可動軸37,37と共に動力変換機構の一部を構成する。
【0025】
43は杆状先端部41の後部の上壁に突設された係合摺接部で、この係合摺接部43は、本実施例では人差し指状の先端部のように形成されている。したがって、前面は傾斜状の当り面43aと成っているのに対し、後面はトリガーバネ17の先端部を受ける垂直状の受け面43bとなっている。
【0026】
トリガーバネ17はケース身5aに横方向に組み込まれ、トリガー16が常時フロント部18から突出するように付勢している。トリガーバネ16は、引戸1の閉戸時に、トリガー16の先端部41がストライクYに突き当たると、トリガー16の後退にしたがって収縮し始める。一方、引戸1を開くにつれて先端部41がストライクY(押し込みピンがある実施例の場合にはピン)から離れると、トリガー16の進出にしたがって伸長する。
【0027】
(6)抵抗スライダー…抵抗スライダー9は、トリガーと同様にブロック状に形成されている。この抵抗スライダー9は、ケース身5aの横長収納部8に上下動自在に組み込まれると、同様にケース身5aの縦長収納部に組み込まれた付勢バネ7のバネ力により、トリガ−16の係合摺接部43に常時圧接する。抵抗スライダー9は、本実施例では、ガタガタしないように、横長収納部の対向内壁8a,8a並びにその左右の側壁の係合突起45,45が係合する錠ケース5の垂直案内部10に案内される。
【0028】
ところで、抵抗スライダー9の上面は、付勢バネ7の下端部を受ける水平面となっているが、下面には、平らな係合面や山形状の係合面が形成されている。
【0029】
すなわち、46は抵抗スライダー9の下部先端部に形成され、ケース身5aの前突起部分12に支持される水平状の第1係合面、47はこの第1係合面46から傾斜状に形成され、かつ、トリガー16がトリガーバネ17のバネ力に抗して勢い良く押された時に該トリガーに押し付け抵抗を与える抵抗吸収係合面、48はこの抵抗吸収係合面にから鈍角状態(多少アールがあっても良いの意味合い。)に傾斜し、かつ、引戸1の反発時に引戸開放防止機能を発揮する反発防止係合面、49はこの反発防止係合面に連設するように抵抗スライダー9の下部後端部に形成され、かつ、ケース身5aの後突起部分13に支持される水平状の第2係合面である。
【0030】
本実施例では、前記抵抗吸収係合面47はトリガー16の当り面43aに向かったややゆるやかな傾斜面であるのに対し、反発防止係合面48は、抵抗吸収係合面47よりも急な傾斜面である。
したがって、トリガー16の係合摺接部43は、トリガーの上面に指先状に突出形成され、少なくとも前側に抵抗スライダーの引戸用反発防止係合面48と接線方向に当たる急斜面状の当り面43aを有している。
【0031】
(7)作用…引戸1を閉める際、トリガー16は戸枠側のストライクYに当たると、錠ケース5に設けたトリガーガイド15に案内されされながら後退動する。一方、鎌片35は動力変換機構(鎌片可動軸37,37並びに鎌片被係合部41)を介し、トリガーの後退動に連動してストライクと掛合する方向へ回転する。この時鎌片35は、鎌片ガイド部材31に案内されながら回転するので、一定量回転した後に横方向に多少スライドし、その結果、鎌片35の先端部35bは戸枠2に当たらない。
【0032】
ここで抵抗スライダー9の動きについて説明すると、トリガー16がトリガーバネ17のバネ力に抗して勢い良く押された時、抵抗スライダー9は付勢バネ7のバネ力に抗して上昇する。この時、トリガー16の突起状摺接部分43が下方の抵抗吸収係合面47に当りながら摺動するから、抵抗スライダー9は後退動するトリガーに対して押し付け抵抗を与える。これによりトリガー16の勢いが吸収される(弱まる)。
【0033】
そして、トリガー16が抵抗吸収係合面47を越えて反発防止係合面48に至ると、抵抗スライダー9は付勢バネ7のバネ力により下降して前後の第1・第2係合面46,49がケース身5aの前後の突起部分12,13に支持される。この瞬間の時(引戸の反発時)に前記反発防止係合面48はトリガー16の突起状摺接部分43を係止するので、引戸1の動きが止まる。
【0034】
一方、引戸の開放開始時、鎌片35の先端部35bはストライクYの内壁面に当っているから、鎌片35は横にスライドして一定量動くと、モーメントにより鎌片は回転する。引戸が開放すると、トリガー16や抵抗スライダー9の動きは逆になる。
【0035】
すなわち、トリガーの摺接部分43が抵抗スライダー9の反発防止係合面48を越えて抵抗吸収係合面47に至ると、トリガー16はドリガーバネ17のハネ力により押し戻され、これにより鎌片35は動力変換機構を介して錠ケース5内に回転後退する。
【0036】
【実施例】
この実施例の引戸錠Xでは、鎌片35の下方空間に鎌片用ロック片25が設けられているが、本発明の特定要件ではないので、詳細な説明は割愛する。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、引戸の閉戸時、トリガーが勢い良く押された時にトリガーの勢いを吸収すると共に、引戸が反発して時にその跳ね返り現象を合理的な構成で解決することができる。請求項2に記載の発明は、傾斜状抵抗吸収係合面及び引戸用反発防止係合面を有する抵抗スライダーを十分に機能させることができる。また請求項3に記載の発明は、抵抗スライダーを安定的に案内させることができる。さらに、請求項4以下に記載の発明は、錠ケースに各部材を合理的に組み込むことができる、各部材を簡単に組み合わせることができる、安価に製作することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図7は本発明の一実施例を示す各説明図である。
【図1】本発明をフロント部から見た概略説明図。
【図2】引戸を開いた時の主たる部材の位置関係を示す概略説明図。
【図3】錠ケース(特にケース身)の概略説明図。
【図4】主たる部材の斜視図。
【図5】引戸の縦框に取付けた場合において、平面から見た場合の概略説明図。
【図6】引戸を閉じた時の主たる部材の位置関係を示す概略説明図。
【図7】トリガーに対する抵抗スライダーの機能を示す概略説明図。
【符号の説明】
X…引戸錠、1…引戸、Y…ストライク、2…戸枠、3…固着具、5…錠ケース、5a…ケース身、5b…ケース蓋、6…縦長収納部、7…付勢バネ、8…横長収納部、9…抵抗スライダー、10…垂直案内部、11…規制空間、12…前の突起部分、13…後の突起部分、14…トリガー収納部、15…水平案内部、16…トリガー、17…トリガーバネ、18…フロント部、19…トリガー用案内開口、20…鎌片用収納部、22…出入口、25…鎌片用ロック片、26…下部空間、27…操作部材、28…垂直案内長孔、29…貫通孔、31…鎌片ガイド部材、32…鎌片案内板、33…弧状案内部、34…鎌片枢支軸、35…鎌片、35a…基部、35b…先端部、36…遊嵌合軸孔、37…鎌片可動軸、41…トリガーの先端部、42…鎌片用被係合部、43…係合摺接部、43a…当り面、43b…受け面、45…係合突起、46…第1係合面、47…抵抗吸収係合面、48…反発防止係合面、49…第2係合面。
Claims (6)
- 引戸を閉める際、戸枠側のストライクに当たると錠ケースに設けたトリガーガイドに案内されされながら後退動するトリガーと、このトリガーの後退動に連動してストライクと掛合する方向へ回転するように錠ケースに軸支された鎌片とを備える引戸錠において、前記錠ケースに内装された付勢バネのバネ力によりトリガーに圧接するように、かつ、該錠ケースに案内されるように抵抗スライダーを組み込み、前記トリガーは、錠ケースに内装したトリガーバネのバネ力に抗して勢い良く押された時、該トリガーに形成した係合摺接部が、抵抗スライダーの傾斜状抵抗吸収係合面に摺接しながら後退し、かつ、引戸の反発時には前記抵抗吸収係合面に鈍角状態に続く引戸用反発防止係合面に係止されることを特徴とする引戸錠。
- 請求項1に於いて、トリガー16の係合摺接部43は、トリガーの上面に突出形成され、その前側に抵抗スライダーの引戸用反発防止係合面と接線方向に当たる急斜面状の当り面43aを有していることを特徴とする引戸錠。
- 請求項1に於いて、抵抗スライダーは、錠ケースに形成された少なくとも1つ以上の垂直案内部に案内されて上下動することを特徴とする引戸錠。
- 請求項1に於いて、錠ケース5は合成樹脂材で形成され、そのケース身5aの開口収納部は、少なくとも抵抗スライダー用収納部8と、この収納部と連通し、かつ、トリガーの突起状係合摺接部が往復動する規制空間11とを有していることを特徴とする引戸錠。
- 請求項1に於いて、錠ケースには鎌片ガイド部材31が固定され、この鎌片ガイド部材31は、ケース身5aに固定される鎌片案内板32と、この鎌片案内板32に横方向に形成された弧状案内部33と、前記鎌片案内板32に突出形成された鎌片枢支軸34とから成ることを特徴とする引戸錠。
- 請求項5に於いて、鎌片の基部には、やや横長の遊嵌合軸孔36が形成されていることを特徴とする引戸錠。
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