JP4131840B2 - シールド掘削機及び側壁掘削工法 - Google Patents

シールド掘削機及び側壁掘削工法 Download PDF

Info

Publication number
JP4131840B2
JP4131840B2 JP2003290727A JP2003290727A JP4131840B2 JP 4131840 B2 JP4131840 B2 JP 4131840B2 JP 2003290727 A JP2003290727 A JP 2003290727A JP 2003290727 A JP2003290727 A JP 2003290727A JP 4131840 B2 JP4131840 B2 JP 4131840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
cutter head
excavation
shield excavator
skin plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003290727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005060989A (ja
Inventor
典夫 三谷
紳一 寺田
利光 阿曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Komatsu Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
IHI Corp
Komatsu Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp, Komatsu Ltd, Shimizu Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2003290727A priority Critical patent/JP4131840B2/ja
Publication of JP2005060989A publication Critical patent/JP2005060989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4131840B2 publication Critical patent/JP4131840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

本発明は、シールド掘削機を用いたトンネル掘削において、本線の掘削途中においてトンネル断面の拡幅を可能としたシールド掘削機及び側壁掘削工法に関するものである。
従来からトンネル掘削に用いられているシールド掘削機は、円筒状のスキンプレートの前端部に円盤状のカッタヘッドを備えた構成を有している。同カッタヘッドを回転させつつ掘進させることで前記スキンプレートと略同径のトンネルを掘削することができる。
シールド掘削機を用いたトンネル掘削では、本線だけを掘削していくことは容易ではあるが、近年においてはトンネルの利用範囲が拡大するのに伴って、地下道路におけるランプや退避場所、地下鉄のプラットホームなど、道路や線路の合流・分岐、側道等の部分でのトンネル幅を拡幅することが求められてきている。しかも、工事期間の短縮、工事費用の低減等の要求から、トンネル幅の拡幅工事を本線のトンネル工事と並行して行うことが求められてきている。
この問題を解決するため、1台のトンネル掘進機でシールドトンネルの側壁部における必要箇所に拡幅範囲を構築できるようにしたシールド掘削機及び断面拡縮工法(例えば、特許文献1参照。)や拡大シールド掘進機(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
特許文献1に記載されたシールド掘削機及び断面拡縮工法では、図11に示すようにシールド掘削機51の前方部に配したカッタヘッド52に径方向に伸縮制御できる伸縮カッタ53を設け、スキンプレート55の一部に張り出し部54を出入可能に設ける。拡幅区間を構築するには、伸縮カッタ53を突出させてシールド掘削機51のカッタヘッド52による掘削に伴って拡幅区間を先行切削して地盤を緩め、スキンプレート55から地山保持材を吐出して置き換える。張り出し部54を側方に張り出してシールド掘削機51の一部を拡大し、この拡大状態にて拡幅範囲を掘進すると共に、張り出し部54内で図示せぬ拡大セグメントを組み立てて順次連結する。拡幅範囲の構築後、伸縮カッタ53及び張り出し部54を引っ込めて縮径し、シールド掘削機51で通常径のトンネル掘削を続行する。
特許文献2に記載された拡大シールド掘進機59では、図12に示すように前端部に第1カッタヘッド60を有する第1掘削機61と、この第1掘削機61の本体に内蔵され、前端部に所定の角度範囲内で往復揺動される第2カッタヘッド63を有する第2掘削機64を備え、第2掘削機64を第1掘削機61の本体から掘進方向に直交する方向に出没させることでトンネルの拡幅掘削を行っている。
特許文献1に記載されたものでは、伸縮カッタ53を突出させることで拡幅区間の掘削を行う構造であるため、伸縮カッタ53の強度を保って所望の拡幅掘削を行うためには伸縮カッタ53の突出量を制御したり、伸縮カッタ53の強度を保ちながら拡幅部の地山を掘削するなど色々と注意しながら行わなければならなかった。更に、伸縮カッタ53の強度面の制約により伸縮量を大きくすることが難しく、したがって、この機構を用いて充分な拡幅を行うことは困難であった。
特許文献2に記載されたものでは、第2掘削機64及び同第2掘削機64に付随するスキンプレート65を別途構成することが必要となり、装置が大型化するとともにシールド掘削機の全長が長くなっていた。また、第2掘削機64の掘削方向は第1掘削機61の掘削方向と同じである(即ち、両掘削機のカッタヘッドの回転軸が平行である。)。換言すると、第2掘削機64を第1掘削機61の掘進方向に直交する方向(以下、「突出方向」と称する。)に突出させる際、突出方向のスキンプレート65前面にある土砂を掘削する手段を待たない。
このため、第2掘削機64による拡幅部の掘削は、第1掘削機61が掘進しない状態では行うことができない。したがって、第2掘削機64が突出を開始してから完全に突出し終わるまでに、第1掘削機61はかなりの距離を掘削する必要があり、そのための時間も大いにかかることになる。更に、突出のための大きな推進力を得るために、出没用ジャッキが多数必要となり、出没用油圧ジャッキの場積確保が必要であった。
特開2001−329781号公報 特開2000−64769号公報
本発明では、1台のシールド掘削機で本線のトンネル掘削と、所望の位置からシールドトンネルを拡幅し、利用目的に応じた任意の断面を有する拡幅区間の掘削を可能とし、しかも従来の拡幅工事とは異なる側壁掘削により、本線トンネルの掘削と側壁掘削とを効率的に行うことができ、工期の短縮並びに工事費用の低減を図ることのできる新規な掘削工法に基づいてシールド掘削機及び側壁掘削工法を提供することにある。
本願発明の課題は本願請求項1〜に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願発明では請求項1に記載したように、スキンプレートの先端部にカッタヘッドを備えたシールド掘削機であって、前記スキンプレート内に内蔵され、前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向への掘削を行う側壁カッタヘッドと、
前記側壁カッタヘッドを前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向に、前記スキンプレートから外側への突出と同内側への後退とに往復動させる往復動機構と、前記側壁カッタヘッドの外周部に設けたカッティングエッジを有するフードと、前記側壁カッタヘッドにより側壁に形成した穴や溝内に地山保持材を注入する地山保持材注入口と、を備えてなることを特徴とするシールド掘削機の構成を最も主要な特徴となしている。
また、本願発明では請求項2に記載したように、前記側壁カッタヘッドにより側壁に形成した穴や溝内に注入された地山保持材を排出する拡張用排泥管が、更に備えられてなること、請求項3に記載したように、前記側壁カッタヘッドが、コピーカッタを備えてなること、請求項4に記載したように、前記側壁カッタヘッドが、略ボックス断面の穴を掘削すること、を主要な特徴となしている。尚、略ボックス構造としては角部が円弧状に形成された構造であっても良い。
更に、本願発明では請求項5に記載したように、スキンプレートの先端部にカッタヘッドを備えたシールド掘削機であって、前記スキンプレート内に内蔵され、前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向への掘削を行う側壁カッタヘッドと、前記側壁カッタヘッドを前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向に、前記スキンプレートから外側への突出と同内側への後退とに往復動させる往復動機構と、を備えてなり、
前記側壁カッタヘッドが、少なくとも上下方向に二分割可能であることを特徴とするシールド掘削機の構成を他の最も主要な特徴となしている。
更にまた、本発明では請求項6に記載したように、スキンプレート内に内蔵され、前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向への掘削を行う側壁カッタヘッドと、前記側壁カッタヘッドを前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向に、前記スキンプレートから外側への突出と同内側への後退とに往復動させる往復動機構と、を備えてなるシールド掘削機を用い、前記カッタヘッドにより掘進する本線の掘削工程と、
前記往復動機構を作動させ、前記側壁カッタヘッドを前記スキンプレートから所望量突出させて、前記シールド掘削機の側壁部の掘削を行う側壁掘削工程と、前記側壁掘削工程による側壁の掘削終了後、前記往復動機構を作動させて前記側壁カッタヘッドを前記スキンプレート内に収納する収納工程と、を含み、
前記掘削工程における掘進を停止中、前記側壁掘削工程及び前記収納工程を行う拡幅工程と、及び前記拡幅工程終了後に前記掘削工程を再開して一定距離掘進させ、同一定距離掘進後に同掘削工程における掘進を停止する一定距離推進工程と、を交互に順次繰り返して行い、所定長さの側壁拡幅区間を形成することを特徴とする側壁掘削工法を別の最も主要な特徴となしている。
本願発明では、請求項1に記載した構成をシールド掘削機が備えているので、例えば、シールド掘削機の掘進を停止中に、側壁カッタヘッドをスキンプレートから外側に突出させることで、シールド掘削機側壁に略側壁カッタヘッドの断面形状を有する穴を掘削することができる。しかも、同穴の掘削後には側壁カッタヘッドを後退させてスキンプレート内に戻すことができる。
側壁カッタヘッドをスキンプレート内に戻した後で、シールド掘削機の掘進作業を再開し、側壁カッタヘッドにて掘削した穴の横幅の長さと同程度、あるいはそれ以下の距離だけ掘進させ、その後、シールド掘削機の掘進を停止させて、上述したように、側壁カッタヘッドをスキンプレートから外側に突出させることで、シールド掘削機側壁に略側壁カッタヘッドの断面形状を有する穴を掘削することができる。同穴の掘削後には、側壁カッタヘッドを後退させてスキンプレート内に戻すことができ、続けて、シールド掘削機の掘進作業を再開して、側壁カッタヘッドにて掘削した穴の横幅の長さと同程度、あるいはそれ以下の距離掘進させることができる。
しかも、側壁には側壁カッタヘッドのスキンプレートからの突出毎に、側壁カッタヘッドの外周断面形状と略同一の断面形状を有する穴を掘削形成することができる。側壁カッタヘッドによる掘削を、シールド掘削機の所定量掘進毎に繰り返して行うことにより、各穴が連続した状態となり、所望高さ、所望の奥行きを有する連続した溝を側壁に形成することができる。
特に、シールド掘削機の掘進作業停止中に側壁カッタヘッドによる穴を側壁に掘削形成することができるので、シールド掘削機の停止中に行うセグメントの組立て作業時間を側壁の掘削作業時間として有効に利用することができるようになり、工期が延びてしまうことがない。
側壁カッタヘッドの外周断面形状や側壁カッタヘッドの前面形状をシールドトンネルの利用目的に応じた任意の断面形状とすることによって、拡幅した側壁部を所望の断面形状に構築することが可能となる。側壁掘削カッタヘッドにより側壁に形成する穴の奥行きは、往復動機構による側壁カッタヘッドの突出量を調整することで任意の奥行きに形成することができる。
また、側壁カッタヘッドは、少なくとも1組以上をシールド掘削機内に内蔵させておくことができ、それぞれの側壁カッタヘッドを独立して作動させることも、連動して駆動させることもできる。これによって、例えば、シールド掘削機の側壁の片側だけに連続した溝を形成することも、あるいは側壁の両側にそれぞれ連続した溝を形成することができる。
側壁カッタヘッドの外周部に同外周部を囲み、かつ先端周縁部にカッティングエッジを有するフードを備えているので、カッティングエッジを側壁カッタヘッドに備えた円形カッタ等より先行させて、側壁内に嵌入させることができる。これにより、側壁カッタヘッドにより形成する穴の断面形状をフードの略外周形状とすることができる。
フードを備えることにより、側壁カッタヘッドにて掘削した土泥等が掘削済みの穴または穴が連続して形成された溝内に侵入するのを防止することができる。また、掘削済みの穴または穴が連続して形成された溝内には、地山保持材注入口から地山保持材等を注入しておくことによって、同穴又は溝内に地山が崩落するのを防止することもできる。地山保持材としては、側壁カッタヘッドのバルクヘッド内に充填する地山保持材を用いることができる。
このように、本発明では、側壁カッタヘッドとしてはシールド掘削機の本体に備えたカッタヘッドと同様な構成を有することができる。側壁カッタヘッドにて掘削した地山の土砂等を側壁カッタヘッド内に取り込むため、側壁カッタヘッドを隔壁で仕切られたバルクヘッドの前端部に設け、同バルクヘッドには請求項2に記載した拡張用排泥管や、送泥管、アジテータ等を配しておくことができる。
本線トンネルの掘削中に側壁カッタヘッドをスキンプレート内に後退させておくときには、側壁カッタヘッドのバルクヘッド内に土砂あるいは地山保持材等を充填させておくことによって、側壁の崩壊を防止することができる。地山保持材としては、例えばベントナイトと地下水に対して流出し難く流動性の高い物質とを混合したもの等を用いることができる。
あるいは、シールド掘削機の側壁部における崩落を防止するため、スキンプレートにおける側壁カッタヘッドを出没させる開口部を開閉自在に覆う蓋を側壁カッタヘッドあるいはスキンプレートに配設しておくこともできる。
側壁カッタヘッドの往復動機構としては、側壁カッタヘッドを摺動させる摺動面、側壁カッタヘッドの摺動方向を規制するガイド部材、及び側壁カッタヘッドをスキンプレートから出没させるスライドジャッキを備えた機構等で構成することができる。
同往復動機構により、側壁カッタヘッドのスキンプレートからの突出量を掘削する側壁の拡幅部の奥行きに応じて調整することができるようになる。また、側壁カッタヘッドの摺動面にはシール部材を配しておくことにより、土砂等が同摺動面からスキンプレート内に侵入するのを防止するとともに、側壁カッタヘッドの摺動が円滑に行えるようにすることができる。
側壁カッタヘッド前面には、円形のカッタを単体又は複数装備した構成とすることができる。円形のカッタを複数装備したときには、各円形のカッタが相互に干渉しないように配置することが必要である。また、側壁カッタヘッドの前面は、側壁カッタヘッドの出没方向に対して直交する平面形状に形成することも、同出没方向に対して交差する傾斜面に形成すること等、側壁の穴を掘削するに適した形状に形成することができる。
本願請求項に記載の発明においては、前記側壁カッタヘッドが、コピーカッタを備えているので、側壁カッタヘッド前面に円形のカッタを単体又は複数装備し構成としたときでも、円形のカッタで掘削できない領域をコピーカッタで余掘り掘削を行うことができ、矩形断面形状等の所望の断面形状の穴又は同穴が連続した溝を側壁部に形成することができる。
例えば、側壁カッタヘッド及びフードの外形形状を矩形形状とすることにより、本願請求項4に記載した発明のように、側壁カッタヘッドによる掘削毎に、側壁には、一定幅、一定高さ及び一定奥行となった略ボックス断面の穴を掘削形成することができる。しかも、側壁カッタヘッドによる掘削を、シールド掘削機の所定量掘進毎に繰り返して行うことにより、各穴が連続した状態となった所望高さ、所望の奥行きを有する連続した溝を側壁に形成することができる。
また、側壁カッタヘッド及びフードの形状をシールドトンネルの利用目的に応じた任意の断面形状として選択することによって、拡幅した側壁部を所望の断面形状に構築することが可能となる。特に、矩形断面形状等に穴を掘削成形するときには、本願請求項記載のコピーカッタが、矩形断面等の形成に威力を発揮させることができる。
本願請求項5に記載の発明においては、前記側壁カッタヘッドが、少なくとも上下方向に二分割可能であることにより、上部に配した側壁カッタヘッドが下部に配した側壁カッタヘッドに先行して穴の上部の掘削を行い、穴の上部の掘削が終了した時点で、前記下部に配した側壁カッタヘッドを掘進させて、穴の下部の掘削を行うことができる。
このような掘削作業を行うことにより、上下2個の側壁カッタヘッドを同時に掘進させる場合に比べて、掘進推力が少なくてすみ、しかも、穴の下部を掘削する場合には、上部に配した側壁カッタヘッドにより、穴の上部からの崩落を防止した状態で掘削作業を行うことができる。
本願請求項6に記載した拡幅掘削工法を用いることにより、シールド掘削機の間欠掘進送りにより側壁方向に側壁カッタヘッド穴を掘削することができる。しかも、側壁カッタヘッドをシールド掘削機の間欠掘進送りに合わせて、順次側壁の掘削を行うことにより、側壁に形成した穴同士が連接した溝として形成することができる。
また、側壁に形成する穴の奥行きを異ならせることにより、例えば、溝の一部に奥行きが異なった部分を有する溝に形成することもできる。側壁に溝を形成した拡幅区間を掘削した後は、側壁カッタヘッドをスキンプレート内に後退させることで本線のみのトンネル掘削を続行させることができる。
本願発明により、簡単な機構で連続的な拡幅溝を構築することができ、しかも、拡幅溝を構築するのに機械コストを低減することができる。しかも、側壁カッタヘッドによる穴の横幅を小さくすることにより、シールド掘削機の機長を伸ばすことなく側壁カッタヘッドをスキンプレート内に収納することができる。
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。図1は、本発明の1実施例を示すシールド掘削機の側断面図である。図2はシールド掘削機のカッタヘッドを示す正面図である。図3は図1におけるI−I断面図、図4は側壁カッタヘッドの正面図を示している。図5は図1におけるII−II断面図、図6の右側は図1のIII−III断面図で左側は図1のIV−IV断面図である。図7、図8及び図9、図10は、本発明の1実施例を示すシールド掘削機での拡幅部の掘削状況を示す説明図をそれぞれ前半と後半との2つに分けて説明した図である。
図1は、従来から用いられていると同様の構成を備えたシールド掘削機1の側部に、スキンプレート14側部からの突出及びスキンプレート14内への後退を自在とした側壁カッタヘッドを備えた概略図を示している。シールド掘削機1本体には、スキンプレート14の前端部において隔壁で仕切られたバルクヘッド3が設けられ、バルクヘッド3の前端には駆動モータ4により回転駆動されるカッタヘッド2が回動自在に取り付けられている。
バルクヘッド3は従来と同様の構成を備え、送泥管5、循環管6、排泥管9が接続され、また、アジテータ8等が設けられている。循環管6はバイパス管10に接続され、バイパス管10は送泥管5と排泥管9とに接続している。送泥管5及び排泥管9は図示せぬ機外のポンプ等と接続している。
シールド掘削機1の後部には、セグメントエレクタ15や形状保持装置38等が配備され、セグメント18、18’の組み付け組み立てや拡幅部の支持等を行うことができる。また、シールド掘削機1の後部側に配したシールドジャッキ13を、トンネル周方向への組み立てが完了したセグメント18に当接させ、その反力を得てシールド掘削機1を推進させることができる。
図2には、側壁カッタヘッド27をスキンプレート14内に後退させた状態におけるカッタヘッド2の正面図を示している。本願実施例におけるカッタヘッド2は、従来から用いられているカッタヘッドと同様な構成となっており、カッタヘッド2の前面部には掘削用カッタ23が径方向に沿って配されている。また、カッタヘッド2の外周部には、径方向に出没自在なコピーカッタ22が配されている。図2においては、コピーカッタ22の配置を説明するため、カッタヘッド2の外周部から突出した状態を示しているが、カッタヘッド2による掘削作業中ではコピーカッタ22はオーバカット量に応じてその突出量が調整されているものである。
図1、3の右側に示すように側壁カッタヘッド27は、通常はスキンプレート14内に収納され、側壁カッタヘッド27が拡幅開始位置、即ち、側壁に溝を掘削する側壁掘削の開始位置に到達したときには、図3に示す側壁カッタヘッドスライドジャッキ33の作動により、図1における紙面の垂直方向に突出させる。
側壁カッタヘッド27前面には、図4に示すように回転カッタ28が複数配設され、回転カッタ28の端部には、図3に示すようにコピーカッタ29が回転カッタ28の半径方向へ出没自在に配設されている。回転カッタ28は、図3に示す駆動モータ39により回転駆動され、回転カッタ28及び余堀りを行うコピーカッタ29と共同して側壁カッタヘッド27の外周部に周設したフード30の周縁部に形成したカッティングエッジ31とともに、断面矩形形状のボックス形状の穴を掘削することができる。側壁カッタヘッド27にて掘削された土砂等は、バルクヘッド43内に取り込まれ、排泥管36によりシールド掘削機1の機外に排出される。
側壁カッタヘッド27はフード30とともに、側壁カッタヘッドスライドジャッキ33の作動により、図1における紙面の垂直方向に出没させる構成となっているが、フード30を出没させるジャッキ等を別途用意して、フード30を側壁カッタヘッド27とは独立して出没制御することもできる。
フード30は掘削穴の断面形状を形成すると共に、側壁カッタヘッド27にて掘削した土砂等が、既に掘削済みの穴や同穴を連続して形成した溝内に侵入するのをフード30によって防ぐことができる。なお、側壁カッタヘッド27にて側壁に掘削形成した穴や溝内には、図1に示す地山保持材注入口11から地山保持材等を注入することができる。地山保持材としては、例えばベントナイトと地下水に対して流出し難く流動性の高い物質との混合材等を用いることができる。
図3に示すように、側壁カッタヘッド27のスキンプレート14からの突出及びスキンプレート14内への後退は、シールド掘削機1内に配した側壁カッタヘッドスライドジャッキ33の伸長動作、縮小動作により行うことができる。なお、側壁カッタヘッドスライドジャッキ33のストローク長を短くするため、側壁カッタヘッドスライドジャッキ33のピストンロッドの先端と側壁カッタヘッド27との間に複数のスペーサ42を介在させることもできる。
側壁カッタヘッド27の摺動面45は、シールド掘削機1に設けたガイド44に沿って、その摺動方向が規制されて前後動できる構成となっている。ガイド44と側壁カッタヘッド27の摺動面45との間には、図示せぬシール部材が配されており、土砂等がシールド掘削機1内に侵入するのを防いでいる。
側壁カッタヘッド27は、隔壁により仕切られたバルクヘッド43の先端部に回転自在に支持され、駆動モータ39により回転駆動される。バルクヘッド43には、送泥管35、排泥管36が接続されている。
また、側壁カッタヘッド27は1セット以上シールド掘削機1内に収納することができ、所望セット数、所望のセット位置にそれぞれ側壁カッタヘッド27をスキンプレート内に収納することができる。図3に示す実施例では、側壁カッタヘッド27がシールド掘削機1の左右に配されている例を示し、図3の右側が側壁カッタヘッド27をスキンプレート14内に後退して収納した状態を示し、図3の左側が側壁カッタヘッド27をスキンプレート14から突出させて側壁に穴を掘削する状態を示している。
図3に示すように側壁カッタヘッド27を左右一対配することにより、本線トンネルの両側壁に拡幅区間をそれぞれ所望の長さにわたって構築することができる。
側壁カッタヘッド27がスキンプレート14内に収納されているときには、バルクヘッド43内に地山保持材等を充填しておくことにより、シールド掘削機1周辺の地山が崩壊して側壁カッタヘッド27内に流れ込むのを防止することができる。あるいは、側壁カッタヘッド27を出没させるスキンプレート14の開口部あるいは側壁カッタロッドに、開口部を閉鎖し、開放時には前記開口部を開放して側壁カッタヘッド27を出没させることのできる蓋体を配することにより、地山の側壁カッタヘッド27への侵入を防止することもできる。
図5は、図1におけるII−II断面を示しているもので、スキンプレート14から拡幅溝内に張り出した状態の拡張スキンプレート17(図5の左側)とスキンプレート14内に収納した状態の拡張スキンプレート17(図5の右側)とを示している。拡張スキンプレート17は、本線トンネルの両側壁を拡幅するときには、左右に配した拡張スキンプレート17がそれぞれの拡幅溝内に張り出されるものである。
拡張スキンプレート17には、シールドジャッキ13が設けられ、本線におけるセグメント18に当接できるように1組配されている。このため、拡張スキンプレート17には、シールドジャッキ13のピストンロッド及びスプレッダを通す穴が2段にわたって形成され、拡張スキンプレート17を拡幅方向に移動させたときには、本線トンネルのセグメント18の位置から外れた前記穴(図5において点線で示す穴)は図示せぬ蓋等によりシールされる。また、拡張スキンプレート17とスキンプレート14間には、図示せぬシール部材が配されており、土砂等がシールド掘削機1内に侵入するのを防止している。
なお、本願発明では、シール部材は、土砂等がシールド掘削機1内に侵入するのを防止できる必要な箇所に必要な数だけシール部材を配設することができるものである。
図6には、図1におけるIII−III断面図とIV−IV断面図とを左右に分けて1つの図面で示している。図6の右側に示すように、拡張スキンプレート17部には、拡幅部におけるトンネルを形成するセグメント18’を組み立てるセグメントエレクタ15が配設されている。セグメントエレクタ15は、拡幅部にセグメント18’を組立てに使用しないときには、本線トンネルのセグメント18の組み立てにも使用することができる。
図6の左側に示すように、拡張スキンプレート17部には、形状保持装置38が配置され、形状保持装置38の一部は、拡張スキンプレート17の突出に伴って拡幅溝側に突出することができる構成となっている。
図7、図8及び図9、図10を用いて、側壁カッタヘッド27が上下に二分割される構成となっている場合を例にして、側壁に穴を順次形成することで穴が連続した溝を形成する掘削工法について説明する。図7は側壁カッタヘッドによる掘削の前半部を説明し、図8では後半部を説明している。また、図9では、側壁カッタヘッドを突出させる工程を説明し、図10では、突出させた側壁カッタヘッドを後退させる工程を説明している。
図7(a)では、側壁カッタヘッド27によって既に側壁の掘削が行われており、掘削された溝、即ち側壁カッタヘッド27により掘削された穴が連続した状態、の一部には拡幅用のセグメント18’が組み立てられた状態を示している。そして、シールド掘削機1が所定量掘進を行って掘進の停止を行い、側壁カッタヘッド27が次の掘削作業を開始する状態を示している。
図7(b)に示すようにシールと掘削機1の左右からそれぞれ側壁カッタヘッド27が突出し、側壁の掘削を行う。このとき、図9(a)に示すように、側壁カッタヘッド27は、上部に配された上部側壁カッタヘッド27aと下部に配された下部側壁カッタヘッド27bとに二分割されて構成されている。上部側壁カッタヘッド27a及び下部側壁カッタヘッド27bの外周部には、それぞれフード30a、30bが周設されている。
上部側壁カッタヘッド27a及び下部側壁カッタヘッド27bには、それぞれ回転カッタ28及び図示せぬコピーカッタが形成され、駆動モータ39により回転駆動される。また、コピーカッタは図示せぬ駆動機構により突出量の制御が行われる。更に、図9、図10に示すように、上部側壁カッタヘッド27a及び下部側壁カッタヘッド27bにおける回転カッタ28は、2つの異なる傾斜面に配設されており、側壁に形成する穴の奥行き形状にほぼ合わせた形状とすることができる。
以下において、側壁カッタヘッド30が、上部側壁カッタヘッド27a及び下部側壁カッタヘッド27bに二分割されている実施例について説明を行うが、本願発明では、側壁カッタヘッド30が二分割されている場合に限定されるものではなく、単一の側壁カッタヘッドの構成でも、二分割以上の多分割に分割されている場合をも包含しているものである。更に、側壁カッタヘッド30を多分割して構成する場合には、上下方向の分割以外にも、左右方向の分割等で分割状態を構成することができるものである。しかも、多分割した側壁カッタヘッドをそれぞれ独立して突出及び後退制御を行わせることができるものである。
図9(a)に示すように、上部側壁カッタヘッド27aにおける回転カッタ及びコピーカッタとフード30aの先端部に形成したカッティングエッジにより先行掘削が行われ、穴の上半分における掘削作業を行う。上部に配された側壁カッタヘッド27aは、掘削した穴の上部が崩壊しないように突出した状態を維持したまま、次に、図9(b)に示すように下部側壁カッタヘッド27bが突出して、下部側壁カッタヘッド27bにおける回転カッタ及びコピーカッタとフード30bの先端部に形成したカッティングエッジにより、穴の下半分の掘削作業が行われる。
下部側壁カッタヘッド27bによる穴の下半分の掘削作業が終了すると、図10(a)に示すように下部側壁カッタヘッド27bはスキンプレート14内に後退する。下部側壁カッタヘッド27bのスキンプレート14内への後退が終了すると、図10(b)に示すように、上部側壁カッタヘッド27aはスキンプレート14内に後退する。即ち、図8(a)における状態となり、側壁カッタヘッド30の前方部に穴が形成され、既存の溝と連通することになる。
下部側壁カッタヘッド27bの後退時あるいは後退後には、図1における地山保持材注入口11から地山保持材が下部の穴に注入される。または、下部側壁カッタヘッド27bと上部側壁カッタヘッド27aがスキンプレート14内に後退後、図1における地山保持材注入口11から地山保持材を掘削したばかりの穴に注入することもできる。なお、地山保持材12の注入作業は、シールド掘削機1を次の側壁掘削位置に向かって掘進させている掘進作業工程において注入作業を行うこともできる。
地山保持材等を充填することによって掘削した拡幅溝内に地山が崩落するのを防止することができる。地山保持材としては、例えばベントナイトと地下水に対して流出し難く流動性の高い物質との混合材等を用いることができる。
図8(b)は、側壁カッタヘッド30による穴掘削が終了した状態で、次の穴掘削作業を行わせるために、シールド掘削機1の掘進を行わせている状態を示している。本願発明においては、側壁の拡幅作業を図7(a)、(b)、図8(a)、(b)の順番で、しかも、図7(b)から図8(a)の作業を図9(a)、(b)、図10(a)、(b)に示す側壁カッタヘッド27a、27bを突出及び後退制御することで、側壁の掘削作業を行うことができるものである。
側壁カッタヘッド30による掘削作業中には、図1に示すようにエレクタ15を用いてセグメント18、18’の組み付け作業を行うことができるので、セグメント18、18’の組み立て作業中に側壁の穴掘削を行うことができるようになる。このため、側壁の拡幅を行うために、シールド掘削機1を間欠掘進させるときの1回分の掘進量は、少なくともセグメント18,18’1個分の長さ掘進させることが望ましい。
側壁カッタヘッド27により掘削を行った拡幅溝に拡幅用のセグメント18’(図7、8参照)を組み立てるため、同拡幅溝内に突出することのできる拡張スキンプレート17が、図1に示すようにスキンプレート14の側面部に配されている。同拡張スキンプレート17内において、セグメントエレクタ15を用いて拡幅用のセグメント18’組み立てることができる。また、拡張スキンプレート17の前面には、拡張用排泥管19が配され、穴や溝内に注入した地山保持材を同拡張用排泥管19を介して機外に排出することができる。
図7、図8に示すように、本願発明のシールド掘削機1においては、スキンプレート14の前端部に設けたカッタヘッド2によって、本線トンネルの掘削を行うことができ、側壁の拡幅区間においては側壁カッタヘッド27により穴を複数形成することによって拡幅溝を形成することができる。しかも、セグメント18、18’の組立て作業時間を利用して、側壁の掘削作業を行うことができるので、拡幅部を形成するトンネル掘削の作業工期を延長させるようなことなく行うことができる。
このとき、前記側壁カッタヘッド27及びフードの外形形状に応じた連続的な側面溝を形成することができる。このため、側壁カッタヘッド27及びフード30の形状を拡幅区間の利用目的に応じた任意の断面となる外周面形状とすることにより、任意の断面形状の拡幅区間を構築することができるようになる。また、側壁カッタヘッド27の突出の度合いに応じて、拡幅溝の奥行長を調整することもできる。また、拡幅用型ヘッドの形状を拡幅区間の利用目的に応じた任意の断面となる外周面形状とすることにより、任意の断面形状の拡幅区間を構築することができるようになる。
本願発明は、本線トンネルの拡幅区間を1台のシールド掘削機で掘削することができるものであり、途中に拡幅区間を有するパイプ内の清掃等に対して本願発明の技術を適用することもできる。
本発明の1実施例を示すシールド掘削機の側断面図である。(実施例) カッタヘッドの正面図である。(実施例) 側壁カッタヘッドの正面図である。(実施例) 図1におけるI−I断面図である。(実施例) 図1におけるII−II断面図である。(実施例) 図1のIII−III断面図とIV−IV断面図である。(実施例) 掘削状況を示す説明図その1である。(実施例) 掘削状況を示す説明図その2である。(実施例) 側壁カッタヘッドの作動を示す説明図その1である。(実施例) 側壁カッタヘッドの作動を示す説明図その2である。(実施例) シールド掘削機の概略斜視図である。(従来例1) シールド掘削機の概略斜視図である。(従来例2)
符号の説明
1 シールド掘削機
2 カッタヘッド
5 送泥管
9 排泥管
11 地山保持材注入口
12 地山保持材
13 シールドジャッキ
14 スキンプレート
16 上部保護部材
17 拡張スキンプレート
18、18’ セグメント
22 コピーカッタ
23 掘削用カッタ
27 側壁カッタヘッド
28 回転カッタ
30 フード
33 側壁カッタヘッドスライドジャッキ
34 フード伸縮ジャッキ
35 送泥管
36 排泥管
38 形状保持装置
39 駆動モータ
43 バルクヘッド
44 ガイド
45 摺動面
51 シールド掘削機
52 カッタヘッド
53 伸縮カッタ
54 張り出し部
55 スキンプレート
59 拡大シールド掘進機
60 第1カッタヘッド
61 第1掘削機
63 第2カッタヘッド
64 第2掘削機
65 スキンプレート

Claims (6)

  1. スキンプレートの先端部にカッタヘッドを備えたシールド掘削機であって、
    前記スキンプレート内に内蔵され、前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向への掘削を行う側壁カッタヘッドと、
    前記側壁カッタヘッドを前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向に、前記スキンプレートから外側への突出と同内側への後退とに往復動させる往復動機構と
    前記側壁カッタヘッドの外周部に設けたカッティングエッジを有するフードと、
    前記側壁カッタヘッドにより側壁に形成した穴や溝内に地山保持材を注入する地山保持材注入口と、
    を備えてなることを特徴とするシールド掘削機。
  2. 前記側壁カッタヘッドにより側壁に形成した穴や溝内に注入された地山保持材等を排出する拡張用排泥管が、更に備えられてなることを特徴とする請求項1記載のシールド掘削機。
  3. 前記側壁カッタヘッドが、コピーカッタを備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載のシールド掘削機。
  4. 前記側壁カッタヘッドが、略ボックス断面の穴を掘削することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシールド掘削機。
  5. スキンプレートの先端部にカッタヘッドを備えたシールド掘削機であって、前記スキンプレート内に内蔵され、前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向への掘削を行う側壁カッタヘッドと、
    前記側壁カッタヘッドを前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向に、前記スキンプレートから外側への突出と同内側への後退とに往復動させる往復動機構と、
    を備えてなり、
    前記側壁カッタヘッドが、少なくとも上下方向に二分割可能であることを特徴とするシールド掘削機。
  6. スキンプレート内に内蔵され、前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向への掘削を行う側壁カッタヘッドと、
    前記側壁カッタヘッドを前記シールド掘削機の掘進方向とは略直角方向に、前記スキンプレートから外側への突出と同内側への後退とに往復動させる往復動機構と、
    を備えてなるシールド掘削機を用い、
    前記カッタヘッドにより掘進する本線の掘削工程と、
    前記往復動機構を作動させ、前記側壁カッタヘッドを前記スキンプレートから所望量突出させて、前記シールド掘削機の側壁部の掘削を行う側壁掘削工程と、
    前記側壁掘削工程による側壁の掘削終了後、前記往復動機構を作動させて前記側壁カッタヘッドを前記スキンプレート内に収納する収納工程と、
    を含み、
    前記掘削工程における掘進を停止中、前記側壁掘削工程及び前記収納工程を行う拡幅工程と、及び
    前記拡幅工程終了後に前記掘削工程を再開して一定距離掘進させ、同一定距離掘進後に同掘削工程における掘進を停止する一定距離推進工程と、
    を交互に順次繰り返して行い、所定長さの側壁拡幅区間を形成することを特徴とする側壁掘削工法。
JP2003290727A 2003-08-08 2003-08-08 シールド掘削機及び側壁掘削工法 Expired - Fee Related JP4131840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290727A JP4131840B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 シールド掘削機及び側壁掘削工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290727A JP4131840B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 シールド掘削機及び側壁掘削工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005060989A JP2005060989A (ja) 2005-03-10
JP4131840B2 true JP4131840B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=34368669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003290727A Expired - Fee Related JP4131840B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 シールド掘削機及び側壁掘削工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4131840B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005060989A (ja) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4131840B2 (ja) シールド掘削機及び側壁掘削工法
JP4131839B2 (ja) シールド掘削機
JP4959444B2 (ja) 開放型トンネル掘削機およびトンネル掘削方法
JP4307334B2 (ja) シールド掘削機の拡幅掘削機構
JP3404653B2 (ja) シールド掘進機
JP6218180B2 (ja) 矩形断面推進工法
JP3759016B2 (ja) 地中接合式トンネル掘削機
JP4177948B2 (ja) 地中接合式トンネル掘削機及びトンネル接合工法
JP2583125B2 (ja) 地中空洞築造工法及びその装置
JP4148953B2 (ja) 拡幅式シールド掘進機およびその掘削方法
JPH0442498B2 (ja)
JP2008274704A (ja) 矩形断面シールド掘進機
JP2689370B2 (ja) 地中連続壁用掘削装置および地中連続壁構築方法
JP4504826B2 (ja) シールド機
JP2989592B1 (ja) トンネル掘削機及び掘削工法
JPH1121944A (ja) ソイルセメント地中壁造成工法及びそのための施工機械
JP3759015B2 (ja) 地中接合式トンネル掘削機
JPH0517354B2 (ja)
CN116044422A (zh) 一种敞开式顶管机及其施工方法
JPH0227033Y2 (ja)
JP5218825B2 (ja) トンネル掘削機およびトンネル掘削方法
JP3727773B2 (ja) トンネル掘削機
JPH05248165A (ja) トンネル構築方法
JPH11256982A (ja) トンネル掘削機
JPH0224997B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080528

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4131840

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees