JP4131639B2 - 携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置および情報機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、薄型で可撓性の高い平面表示装置および情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置に代表される平面表示装置は、軽量、薄型、低消費電力の特徴を生かして各種分野で利用されている。
【0003】
中でも液晶表示装置は、パーソナル・コンピュータに代表される携帯情報機器に多用されている。
【0004】
このため、液晶表示装置には、一層の薄型化と、例えば携帯可能な情報機器に組み込まれた状態でユーザが誤って落下させたとしても、液晶表示装置そのものが動作しなくなるような「割れ」や「液晶材の漏れ」等の致命的な損傷を受けにくい構造が要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような要求を満足させるべく、薄型のガラス基板を用いることも考えられるが、0.5mm未満のガラス基板を用いて製造することは、その自重による基板の撓み等の問題から、搬送等が困難となり、製造歩留りを低減させる原因となる。また、このような基板で構成された表示装置では、若干の衝撃に対しても端部の割れ、欠け等に留まらず、全体が破損する事態が生じる。
【0006】
また、折り曲げるようなわずかな応力が加わった場合には、ガラス基板が比較的容易に破損してしまう。
【0007】
なお、液晶表示装置のセルを構成する基板すなわちガラス板の厚さを薄くすることで、液晶表示装置そのものに、僅かではあるが可撓性を持たせる提案があるが、液晶表示装置のセル部分に可撓性を持たせることができたとしても、利用者による情報機器の落下や想定外の曲げ量に曲げられることに関しては依然として解決されていない問題がある。
【0008】
なお、ガラス基板を薄くする際には、その加工中に、ガラス基板が割れることを、完全には阻止できないため、歩留まりを高めることが困難である。
【0009】
この発明の目的は、手帳等の携帯可能な媒体に組み込むことができ、利用者が誤って落下させたり利用者により手帳が丸められる等の外力が与えられたとしても、液晶表示装置そのものが動作しなくなるような「割れ」や「液晶材の漏れ」等の致命的な損傷を受けることのない表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数の表示画素部を有する表示装置において、絶縁基板と、前記絶縁基板上に配置されるとともに、前記絶縁基板より厚い厚さを有する偏光板と、所定位置に任意数の開口が設けられ、携帯可能な媒体に装着可能で、前記絶縁基板および前記偏光板のそれぞれに密着されるとともに、前記絶縁基板に設けられた個々の表示画素部に駆動信号を供給するための配線材と外部装置とを接続可能な接触子部分を含んで、前記絶縁基板および前記偏光板のそれぞれを気密する透明なシート体と、を有することを特徴とする携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置を提供するものである。
【0011】
またこの発明は、第1絶縁基板と、前記第1絶縁基板の一方の主面側に設けられた複数の表示画素部と、第2絶縁基板と、前記第2絶縁基板の一方の主面上に配置されるとともに、前記第2絶縁基板より厚さの厚い偏光板と、前記第1絶縁基板の上記主面および前記第2絶縁基板の他の主面間に封入された液晶材と、前記第1の絶縁基板上の複数の表示画素部を動作させるための信号を供給可能な配線部材と、所定位置に任意数の開口が設けられ、携帯可能な媒体に装着可能で、前記第1絶縁基板の他の主面および前記偏光板ならびに前記配線部材の主要な部分のそれぞれに密着されるとともに、前記第1絶縁基板に設けられた個々の表示画素部に駆動信号を供給するための配線材と外部装置とを接続可能とする接触子部分を含んで、前記第1絶縁基板および前記偏光板ならびに上記封入された液晶材のそれぞれを気密するとともに、前記配線部材を変形可能に支持する透明なシート体と、を有することを特徴とする携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置を提供するものである。
【0012】
さらにこの発明は、研磨により厚さが0.15mmよりも薄く設定された絶縁基板と、前記絶縁基板の一方の主面側に設けられた複数の表示画素部と、研磨により厚さが0.15mmよりも薄く設定された光透過性絶縁基板と、前記光透過性絶縁基板の他方の主面上に配置されるとともに、前記光透過性絶縁基板より厚い厚さを有する偏光板と、前記絶縁基板の上記主面と前記光透過性絶縁基板の前記偏光板が配置される側と反対側の主面間に封入された液晶材と、前記第1の絶縁基板上の複数の表示画素部を動作させるための信号を供給可能な配線部材と、所定位置に任意数の開口が設けられ、携帯可能な媒体に装着可能で、前記絶縁基板および前記偏光板ならびに前記液晶材を気密するとともに、前記第1絶縁基板に設けられた個々の表示画素部に駆動信号を供給するための配線材と外部装置とを接続可能とする接触子部分を含んで、前記配線部材を変形可能に支持する透明なシート体と、からなる携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置と、前記表示装置の前記シート体に変形可能に支持されている前記配線部材と接触可能なインタフェース部と、このインタフェース部を介して前記表示装置を駆動するための駆動信号を供給可能な駆動回路と、前記インタフェース部を介して前記表示装置に表示させるべき情報を供給し、また前記インタフェース部を介して接続可能な外部装置との間で信号の受け渡しが可能な信号処理部と、前記インタフェース部、前記駆動回路および前記信号処理部を保持する回路基板と、前記表示装置の前記開口を支持する表示装置支持体と、前記回路基板と前記表示装置支持体を保持する表示装置支持体保持機構と、を有することを特徴とする情報機器を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】
図1に示される通り、液晶表示装置1は、内部に液晶材が封入されている液晶パネル100と、液晶パネル100が表示すべき画像情報や駆動電源を供給可能な平面型のコネクタ501と、液晶パネル100とコネクタ501とを接続するフレキシブルプリント基板(可撓性の高い配線材と称される、以下FPCと略称する)502と、液晶パネル100、FPC502およびコネクタ501を挟み込んで一体に保持する保護シート1001を有している。なお、FPC502と液晶パネル100は、例えば図示しない異方性導電膜(ACF)によって電気的に接続されている。また、液晶パネル100は、図8を用いて後段に説明するように、反射型の液晶パネルである。なお、液晶パネル100の代わりに、例えばEL(electroluminescence)パネルを利用することもできる。
【0015】
保護シート1001は、図9を用いて後段で詳述するが、第1のシート1001Aと第2のシート1001Bとの間に、保護対象物としての液晶パネル100、FPC502およびコネクタ501が介在された状態で、所定の圧力および温度が供給されることで保護対象物と密着されるとともに、両シートの周縁部が密着されることで、保護対象物を気密可能である。なお、第1および第2のシート1001A,1001Bは、所定の透過率(透明性)が与えられている樹脂シートの一方の面に熱溶融性の接着剤が予め塗布されているもので、一般にラミネートシートと呼ばれている。
【0016】
中間製品状態における液晶パネル100は、図2および図3に示されるように、それぞれ厚さ約0.7mmの無アルカリガラス板からなる第1および第2ガラス基材10,12からなる。なお、第1および第2ガラス基材10,12は、液晶パネル100を、例えば4枚並べた大きさの矩形状である。
【0017】
第1ガラス基材10上には、低温ポリシリコンを活性層として用いたTFTアレイ、画素電極および周辺ドライバ回路等からなる表示素子回路部14が、例えば4箇所の表示領域15に、それぞれ形成される。また、液晶パネル100内部およびパネル100外部との間の配線接続に用いられる接続電極部16が各表示領域14の周辺領域に形成される。なお、接続電極部16は、以下に説明するシール106の外側に到達するよう、延出されている。
【0018】
続いて、各表示領域15を囲むように、シール106が、枠状に形成される。次に、第1ガラス基材10上の周縁全周に沿ってダミーシール107が塗布される。なお、シール106,107は、熱硬化型や光(UV)硬化型等の種々の接着剤を用いることができ、ここでは、例えば、エポキシ系接着剤が利用される。なお、シール106,107は、図示しないディスペンサにより供給される。
【0019】
第2ガラス基材12上には、周知の工程により、図示しないカラーフィルタ層とITOからなる対向電極403等が、第1ガラス基材10側の表示領域に対応する4箇所に、それぞれ形成される。
【0020】
次に、第1ガラス基材10上の各シール106で囲まれた領域に、所定量の液晶材18が滴下される。
【0021】
続いて、第1ガラス基材10上に設けられた表示領域15と第2ガラス基材12上に設けられた対向電極403とがそれぞれ対向するように両ガラス基材10,12が位置決めされ、図4(a)に示される通り、両ガラス基材10,12が互いに所定の圧力で加圧される。従って、両ガラス基板10,12が、シール106、107により相互に接着される。以下、シール106,107を硬化させることで、4枚の液晶パネル100からなるパネル集合体(符号なし)が形成される。
【0022】
次に、両ガラス基材10,12の厚さが、例えば研磨により所定の厚さまで研磨される(薄膜化される)。
【0023】
例えば、図4(b)に示されるように、表示素子回路部14等が設けられた第1ガラス基材10が、例えば沸酸系エッチャントを用いた化学エッチングにより所定の厚さまで研磨される。なお、第1ガラス基材10が研磨される間、第2ガラス基材12側は、図示しない耐薬品性のシート等により保護される。なお、研磨には、例えばサンドブラスト等のメカニカル研磨や化学的機械研磨(CMP)を用いることもできる。
【0024】
研磨された第1ガラス基材10は、図8を用いて後段に説明する液晶パネル100のアレイ基板200側のガラス基板201であり、その厚さは約0.15mm、好ましくは約0.1mmであり、この実施形態では0.1mmとした。なお、ガラス基板201の厚さは、柔軟性、研磨精度、機械強度あるいは表示素子回路形成の内部応力等の条件をから、約0.15mmよりも厚い場合には、曲げに対する柔軟性が低下して、割れ易くなる。なお、ガラス基板201の厚さを約0.01mmよりも薄くすると、水分等が浸入する虞れが生じるため、液晶パネル100の信頼性が低下する。従って、ガラス基板201の厚さは、約0.01mm以上であることが好ましい。
【0025】
続いて、図4(c)に示されるように、約0.1mm厚に研磨されたガラス基板201の外面に、所定厚さの接着層221により、厚さが約0.1mmの補強板240が接着される。補強板240としては、例えばポリエーテルスルフォン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネイト(PC)、アクリル樹脂、強化プラスチック、ポリイミド等を用いることができる。
【0026】
次に、図5(a)に示されるように、第2ガラス基材12が、図4(b)により説明したと同様の方法で、厚さが約0.1mmになるように研磨される。すなわち、図8を用いて後段に説明する液晶パネル100の対向基板400側のガラス基板401が得られる。
【0027】
続いて、図5(b)に示されるように、ガラス基板401の外面に接着層223を介して、厚さ約0.1mmの補強板205を接着する。補強板205には、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネイト(PC)、アクリル樹脂、強化プラスチック、ポリイミド等を用いることができる。
【0028】
以下、図5(b)および図5(c)に示されるよう、両ガラス基板201,401および補強板240、205が所定の位置で切断されることで、4枚の液晶パネルとなる4分割されたパネル母材(符号なし)が得られる。なお、パネル母材は、例えばレーザビームにより、2枚のガラス基板と2枚の補強板とが同時に切断される。また、レーザ源として、COや2次ないし4次の高調波UV−YAGレーザを用いることで、滑らかでクラック等が生じにくい切断面が得られる。もちろん、パネル母材の切断には、機械的な切断方法を用いることもできる。
【0029】
次に、図6(a)に示されるように、切り出された4つの液晶パネルとなる部分からガラス基板401上に貼付されていた補強板205と接着層223とが、例えばエッチング等により除去される。
【0030】
続いて、図6(b)に示される通り、ガラス基板401の外側の面に、接着層406により厚さ約0.35mmの偏光板407が接着されることで、液晶パネル100が得られる。
【0031】
このように、図4(b)および図4(c)、図5(a)ないし図5(c)、ならびに図6(a)および図6(b)を用いて説明した各工程から、2枚のガラス基板の厚さがそれぞれ約0.1mmで、対向基板400側に、約0.35mmの厚さの偏光板が、アレイ基板200側に、約0.1mmの厚さの補強板が設けられた液晶パネル100が得られる。
【0032】
なお、上述した液晶パネルの製造方法では、貼り合わせる前の一方の基板上に液晶材料を滴下して液晶層410を形成することにより、製造時間を短縮することが可能であるが、空のセルを形成した後に液晶材料を真空注入してもよい。
【0033】
すなわち、第1ガラス基材10および第2ガラス基材20上に、上述した工程と同様に必要な構成要素を形成した後に、シール材106およびダミーシール107を塗布して、第1ガラス基材10と第2ガラス基材12とを貼り合わせる。なお、シール材106を塗布する際には、後に液晶材料を注入可能とするための注入口を形成する。
【0034】
続いて、第1ガラス基材10および第2ガラス基材12の外面を研磨して薄膜化した後、ガラス基板201および401のそれぞれの外面に接着層241および223を介して補強板240および205を接着する。そして、ガラス基板201、401および補強板240、205を所定位置に沿って切断し、それぞれ液晶パネルを構成する4つの部分に切り分ける。
【0035】
続いて、切出された各液晶パネルにおいて、ガラス基板201上に貼付されていた補強板240および接着層241をエッチング等により除去する。また、ガラス基板401上に貼付されていた補強板205および接着層223をエッチング等により除去する。
【0036】
続いて、ガラス基板201の外面に接着層221を介して偏光板220を接着する。また、ガラス基板401の外面に接着層406を介して偏光板407を接着する。
【0037】
続いて、各液晶パネルに注入口から液晶材料を真空注入する。その後、注入口を紫外線硬化型の樹脂などによって封止する。
【0038】
以上の工程により、透過型の液晶パネルを製造してもよい。
【0039】
また、上述した製造方法では、面積の大きな大型の基材から複数の液晶パネルを切り出す、いわゆる多面取りについて説明したが、単個の液晶パネルを個別に製造してもよい。
【0040】
さらに、上述した製造方法では、研磨した基板の外面に、その製造途中で補強板を接着したが、必須ではない。製造工程において、基板が破損するほどの応力を与えることがなければ、補強板を接着する必要はなく、補強板を除去する工程も不要となるので、製造工程を簡略化することができる。
【0041】
以下、図7に示されるように、ガラス基板201に貼り付けられた補強板240とガラス基板401に貼り付けられた偏光板407のそれぞれの外側に、図9を用いて後段に説明するように、透明な樹脂シート1001Aと1001Bが、図示しないラミネータ(ラミネート装置)により、加熱されると同時に所定の圧力が供給されることで、圧着される。従って、液晶パネル100が、ラミネート体1001内に気密される。
【0042】
図8は、図4(b)および図4(c)、図5(a)ないし図5(c)、ならびに図6(a)および図6(b)に示した液晶パネル100の構成を説明する概略断面図である。
【0043】
図8から明らかなように、液晶パネル100は、有効表示領域102、駆動回路部110、アレイ基板200、対向基板400、およびアレイ基板200と対向基板400との間にそれぞれ配向膜を介して保持されるTN(ツイステッド・ネマチック)液晶層410を含む。
【0044】
アレイ基板200は、上述の図4(b)および図4(c)、図5(a)ないし図5(c)ならびに図6(a)および図6(b)に示した工程により厚さが0.15mm以下に設定されたガラス(この実施の形態では、厚さ0.1mm)からなる透明な絶縁基板201の一方の主面(表面)上にマトリクス状に配置された複数の信号線Xおよび複数の走査線Y、信号線Xと走査線Yとの交点近傍に配置される薄膜トランジスタすなわちTFTから構成されるスイッチ素子211およびスイッチ素子211に接続される画素電極213を有している。
【0045】
画素電極213は、光反射性を有する導電性部材、例えばアルミニウムによって形成されている。画素電極213は、TFT211上に順に積層された層間絶縁膜217および樹脂層218上に配置される。
【0046】
画素電極213は、その表面、すなわち対向基板400に対向する面に凹凸を有している。すなわち、画素電極213の下地となる樹脂層218は、その表面に凹凸パターンを有している。画素電極213は、この樹脂層218上に配置されることにより、樹脂層218の凹凸パターンに倣った凹凸を有するように形成される。これにより、対向基板400側から入射した光を散乱して反射することができ、視野角を拡大することができる。
【0047】
対向基板400は、絶縁基板401の一方の主面(表面)上に配置されたカラーフィルタ層CFを有している。カラーフィルタ層CFは、例えば、赤、緑、青にそれぞれ着色された樹脂層によって形成されている。各色のカラーフィルタ層は、対応する色の表示画素部PX毎に配置されている。
【0048】
対向電極403は、画素電極213に対向してカラーフィルタ層CF上に配置されている。この対向電極403は、透明導電性部材、例えばITOによって形成されている。配向膜405は、対向電極403全体を覆うように有効表示領域102全面に配置されている。
【0049】
この液晶パネル100において、対向基板400の外面には、液晶層410の特性に合わせて偏光方向を設定した偏光板407が設けられている。すなわち、対向基板400を構成する絶縁基板401の他方の主面(裏面)上には、接着剤406によって接着された偏光板407が配置されている。
【0050】
一方、アレイ基板200の外面には、補強板240が設けられている。すなわち、アレイ基板200を構成する絶縁基板201の他方の主面(裏面)上には、接着剤221によって接着された補強板240が配置されている。補強板240は、樹脂、例えばポリエーテルスルフォン(PES)によって形成されている。
【0051】
補強板240および偏光板407は、可撓性を有した樹脂によって形成されているとともに、各絶縁基板201および401の厚さよりも厚く、例えば0.3mmの厚さを有している。このため、液晶パネル100の薄型化を達成するために、各絶縁基板201および401を極めて薄い厚さ、例えば0.1mm程度とした場合であっても、補強板240および偏光板407を設けることによって各絶縁基板201および401を補強することが可能となる。したがって、液晶パネル100に折り曲げるような応力が加わった場合であっても、絶縁基板201および401の割れを防止することが可能となり、可撓性を持たせた液晶表示装置を提供できる。
【0052】
上述したような反射型の表示パネル100を備えた液晶表示装置1では、対向基板200側から偏光板407を介して液晶パネル100に入射した光は、画素電極213によって再び対向基板200側に向けて反射される。このとき、入射光および反射光は、画素電極213と対向電極403との間の電界によって制御される液晶層410により変調され、表示画素部PX毎に偏光板407を選択的に透過する。これにより、表示画像が形成される。
【0053】
この液晶表示装置1によれば、アレイ基板および対向基板を構成する各絶縁基板を極めて薄くすることができるため、液晶パネルの薄型化を達成することができる。また、このように各絶縁基板を極めて薄くした場合であっても、各絶縁基板よりも厚い偏光板を設けることにより、各絶縁基板を補強することができる。これにより、折り曲げても破損することのないフレキシブル性を持たせた液晶表示装置を提供することが可能となる。
【0054】
また、アレイ基板に駆動回路の一部を一体的に構成しているため、外部の回路との接続個所を、駆動回路が配置されない場合は信号線数、例えば1024×3箇所の接続個所が必要であるのに対して、この実施形態では48箇所で済む。しかも、従来では最低限直交する2辺に接続個所が設けられるのに対して、この48箇所の接続個所は液晶パネルの一長辺側の一部のみに配置されることとなる。
【0055】
これにより、液晶パネルと駆動回路基板とを接続するフレキシブル配線基板の接続面積を縮小することが可能であることはもちろんのこと、液晶表示装置を折り曲げてもフレキシブル配線基板のはがれや断線を防止することができる。
【0056】
さらに、アレイ基板と対向基板との間のギャップは、アレイ基板に一体の柱状スペーサによって形成されている。これにより、液晶表示装置を折り曲げた場合であってもスペーサの移動を防止することができ、スペーサの移動に伴う表示不良の発生を防止することができる。また、柱状スペーサは、設計値通りの所望の密度で配置することが可能となるため、折り曲げに対してもギャップが大きく変動することはなく、均一な表示品位が確保できる。
【0057】
したがって、表示装置を湾曲させて用いる等、汎用性に富んだ信頼性の高い表示装置を提供することが可能となる。
【0058】
図9は、上述の図4(b)および図4(c)、図5(a)ないし図5(c)ならびに図6(a)および図6(b)に示した工程により、厚さが約0.15mm未満で、約0.1mm以上に設定された2枚のガラス基板により形成された液晶パネルを、保護シートによりラミネートする工程の一例を説明している。
【0059】
保護シート1001は、第1のシート1001Aと第2のシート1001Bからなる。なお、それぞれのシートは、アレイ基板200のガラス基板201および対向基板400の偏光板407のそれぞれの面積よりも大きく定義される周縁部が設けられ、その周縁部で相互に接着されることで、液晶パネル100を気密に収容できる。詳細には、それぞれのシートは、加熱されることにより溶融する接着剤が片面に塗布されているもので、溶融された状態で所定圧力が提供されることにより、アレイ基板200のガラス基板201の外側に設けられる補強板240および対向基板400の偏光板407のそれぞれと密着されるとともに他の一方に塗布されている接着剤と接着される。
【0060】
なお、例えば保護シート1001が、第1のシート1001Aと第2のシート1001Bの一端が予め接着されている場合、もしくは1枚のシートが、接着剤が塗布されている面が内側になるように折り返えされて第1のシート1001Aの部分と第2シート1001Bの部分が定義されるような場合には、両シート間の所定の位置に液晶パネル100をセットして、図示しないラミネータを通過させることで、保護シート1001内に気密された液晶パネル100が得られる。
【0061】
また、保護シート1001をラミネータにセットする際に、液晶パネル100のコネクタ501と対向する辺の側からラミネータに搬送することで、コネクタ501の詳述しない端子(コンタクト)部分を露出させる工程が簡素化される。
【0062】
一方、図9では、図示しないフック等への装着を可能とする、例えば孔1002が所定の間隔で余白部分に用意されている保護シート1001を用いる例を示しているが、孔1002は、必要に応じてラミネート後に、任意の個数および間隔で設けられてもよいことは言うまでもない。
【0063】
さらに、保護シート1001は、例えば所定の粘性を示す非固体状の流動性のある樹脂が保持されているローラ間に、液晶パネル100が搬送されて所定厚さの樹脂膜が形成され、その後乾燥されて硬化されてもよい。
【0064】
図10は、上述した保護シートにより気密された液晶パネルを携帯可能な手帳や小形のノート等に組み込んで画像を表示可能とする実施の形態の例を説明している。
【0065】
図10に示されるように、例えば任意枚数のパッド(用紙)が1枚ずつまたは複数枚抜き差し可能に形成された手帳1000は、表紙1110、表紙1110の内、閉じた状態で表側に位置される部分と同裏側に位置される部分を接続するヒンジ部1112、ヒンジ部1112に一体的に設けられ、任意枚数のパッドを保持可能なリング1111、リング1111を支持してヒンジ部1112に固定するプレート1113を有している。
【0066】
保護シート1001により気密されている液晶パネル100は、保護シート1001に設けられている孔1002がリング1111にセットされることで、パッドと同様に、手帳1000に装着される。
【0067】
プレート1113とヒンジ部1112との間の空間には、図11に示す通り、例えば保護シート1001により気密された液晶パネル100のコネクタ501が装着可能な接続部が設けられた回路基板1501が取り付けられている。
【0068】
回路基板1501は、例えば保護シート1001により気密された液晶パネル100を動作するための駆動回路1502や画像情報あるいは表示すべき文字のフォントが記憶されるメモリ部および制御回路ならびに詳述しないが拡張インタフェース等を含む信号処理部1503を有している。なお、回路基板1501には、液晶パネル100のコネクタ501が装着された場合には、信号処理部1503との間で信号の受け渡しが可能で、任意の入力装置や外部装置が接続可能に形成されたインタフェース部1130が設けられている。
【0069】
回路基板1501は、図11(b)に示される通り、手帳1000とは独立に形成され、図11(c)に示されるように、手帳1000のプレート1113とヒンジ部1112との間の空間に挿入可能に形成されている。また、保護シート1001により気密されている液晶パネル100は、図11(a)および図11(c)に示されるように、プレート1113の所定位置に設けられているインタフェース部1130が貫通可能な大きな開口を介して、自身のコネクタ501がインタフェース部1130に接続可能である。従って、例えばプレート1113を取り外してインタフェース部1130が貫通可能な開口を用意することが可能であれば、あるいは予め所定の大きさの開口が設けられているプレート1113が装着されている手帳であれば、回路基板1501と保護シート1001により気密された液晶パネル100を、後から装着できる。
【0070】
インタフェース部1130には、例えば表紙1110の所定位置に任意の入力装置あるいは操作パネルユニット1131がセットされた場合、操作パネルユニット1131により指示された情報あるいは置数された数値を、信号処理部1503に入力可能である。なお、一例を示すと、操作パネルユニット1131は、例えば電話番号や日付、住所や氏名等を入力可能とする複数のキー1132が設けられているキーボードタイプである。
【0071】
図10に示される通り、保護シート1001により気密された液晶パネル100がインタフェース1130とコネクタ501とにより回路基板1501に接続され、同インタフェース1130を介して、操作パネルユニット1130が接続されることにより、例えばパッドに筆記用具により記録していた情報を信号処理部1503の図示しないメモリに記憶させ、または既に記憶されている情報を、必要に応じて再生して液晶パネル100に随時表示させることができる。なお、インタフェース1130を、例えば携帯電話等に代表される通信機器と接続可能とし、操作パネルユニット1131の代わりに、インターネット網に接続可能な携帯電話等を接続した場合には、例えば携帯電話の通信機能を利用してインターネット網から画像情報を入手して表示させたり、携帯電話の表示部の表示を拡大して表示させることができる。
【0072】
図12は、図10および図11に示した保護シートにより気密された液晶パネルが組み込まれることで、画像が表示可能な携帯可能な手帳等の実施の形態の別の例を説明している。なお、図12に示す実施の形態は、図10により前に説明した保護シート1001により気密された液晶パネル100の液晶パネル自身を透過型とする例であり、手帳1000および液晶パネル100を取り付けるための構成は、同一であるから詳細な説明を省略する。
【0073】
例えば、図12に示されるように、保護シート1001により気密された液晶パネル100が透過型であれば、所定のレベルの外光を液晶パネル100の背面側から入射させて照明光として利用することにより、液晶パネル100の角度を利用者が望む所定の角度に設定可能となる。
【0074】
図13は、図12に示した保護シート1001により気密された透過型の液晶パネル100の構成を説明している。
【0075】
液晶パネル100は、マトリクス状に配置された複数の表示画素部PXを備えた有効表示領域102を有している。この液晶パネル100は、アレイ基板200と、対向基板400と、アレイ基板200と対向基板400との間にそれぞれ配向膜を介して保持された液晶層410とを有している。
【0076】
アレイ基板200は、より薄型化を達成するために、ガラスからなる0.15mm以下の厚さを有する(この実施の形態では0.1mmの厚さを有する)光透過性の絶縁基板201の一方の主面(表面)上に、マトリクス状に配置された複数の信号線Xおよび複数の走査線Yと、信号線Xと走査線Yとの交点近傍に配置された薄膜トランジスタすなわちTFTによって構成されたスイッチ素子211と、スイッチ素子211に接続された画素電極213と、を備えている。
【0077】
このスイッチ素子211は、チャネル領域212c、およびこのチャネル領域212cを挟んで配置されたソース領域212sおよびドレイン領域212dを備えた多結晶シリコン膜すなわちp−Si膜を活性層として備えている。スイッチ素子211のゲート電極215は、例えば走査線Yと一体的にMoW合金膜で構成され、p−Si膜のチャネル領域212c上にTEOS膜などから成るゲート絶縁膜214を介して配置され、走査線Yに接続されている。スイッチ素子211のソース電極216sは、例えばAlNd合金膜からなり、ソース領域212sに接続されているとともに画素電極213に接続されている。スイッチ素子211のドレイン電極216dは、例えば信号線Xと一体的にAlNd合金膜で構成され、ドレイン領域212dに接続されているとともに信号線Xに接続されている。
【0078】
画素電極213は、光透過性を有する導電性部材、例えばITO(インジウム・ティン・オキサイド)やIZO(インジウム・ジンク・オキサイド)によって形成されている。
【0079】
画素電極213は、TFT211上に順に積層されたSiO等の酸化膜、あるいはSiNx等の窒化膜からなる層間絶縁膜217およびカラーレジスト層が露光・現像されて構成されるカラーフィルタ層CF上に配置される。この実施形態では、層間絶縁膜217は、例えば窒化シリコンによって形成されている。
【0080】
カラーフィルタ層CFは、例えば、赤、緑、青にそれぞれ着色されたネガタイプのカラーレジスト層によって形成されている。各色のカラーフィルタ層は、対応する色の表示画素部PX毎に配置されている。配向膜219は、すべての画素電極213を覆うように有効表示領域102全面に配置されている。
【0081】
対向基板400は、ガラスからなる0.15mm以下の厚さを有する(この実施の形態では0.1mmの厚さを有する)光透過性の絶縁基板401の一方の主面(表面)上に、画素電極213に対向して配置された対向電極403を備えている。この対向電極403は、光透過性を有する導電性部材、例えばITOによって形成されている。配向膜405は、対向電極403全体を覆うように有効表示領域102全面に配置されている。
【0082】
有効表示領域102内には、アレイ基板200と対向基板400との間に所定のギャップを形成するための柱状スペーサ104が配置されている。柱状スペーサ104は、例えばアレイ基板上に黒色樹脂によって形成されている。
【0083】
有効表示領域102の外側には、遮光層250が額縁状に配置されている。遮光層250は、遮光性を有する樹脂によって形成され、例えば柱状スペーサ104と同様の黒色樹脂によって形成されている。
【0084】
アレイ基板200および対向基板400は、柱状スペーサ104によって所定のギャップ、例えば4μmのギャップを形成した状態で、シール材106によって貼り合せられている。
有効表示領域102の周辺領域には、一体的に構成される駆動回路部110が配置されている。すなわち、走査線Yの一端側には、走査パルスを供給する走査線駆動回路251が配置されている。また、信号線Xの一端側には、信号線駆動回路部261が配置されている。これら走査線駆動回路部251および信号線駆動回路部261は、表示領域内のスイッチ素子と同様に多結晶シリコン膜を含む薄膜トランジスタによって構成されている。
【0085】
また、液晶パネル100において、アレイ基板200の外面および対向基板400の外面には、それぞれ液晶層410の特性に合わせて偏光方向を設定した一対の偏光板220および407が設けられている。すなわち、アレイ基板200を構成する絶縁基板201の他方の主面(裏面)上には、粘着剤221によって貼り付けられた偏光板220が配置されている。また、対向基板400を構成する絶縁基板401の他方の主面(裏面)上には、粘着剤406によって貼り付けられた偏光板407が配置されている。
【0086】
これらの偏光板220および407は、フレキシブル性を有した樹脂によって形成されているとともに、偏光板220はアレイ基板200と同等かそれ以上の寸法を有しており、偏光板407は対向400と同等かそれ以上の寸法を有しており、それぞれ基板端まで十分に延在されている。この実施形態では、基板端と偏光板端とを一致させたが、偏光板端が基板端よりも延在し、基板角部を被覆するように構成しても構わない。また、これらの偏光板220および407は、各絶縁基板201および401の厚さよりも厚く、例えば0.3mmの厚さを有している。
【0087】
これらの偏光板220および407は、液晶パネル100の薄型化を達成するために、各絶縁基板201および401を極めて薄い厚さ、例えば0.1mm程度とした場合であっても、偏光板220および407を設けることによって各絶縁基板201および401を補強することが可能となる。これにより、液晶パネル100に折り曲げるような応力が加わった場合であっても、絶縁基板201および401の割れを防止することが可能となり、破損しにくくフレキシブル性を持たせた液晶表示装置を提供できる。また、特に偏光板を基板端まで十分に延在させたことで、基板の割れ、欠け等を極端に低減することが可能となる。
【0088】
このように、上述した液晶表示装置においては、液晶材を保持するガラス基板の厚さを低減することができる。この結果、液晶表示装置に可撓性を与えることができる。また、ガラス基板の厚さを低減するための加工時における歩留まりが向上される。なお、利用者が情報機器を誤って落下させたり、不用意に想定外の曲げ量に曲げられたとしても液晶表示装置そのものが動作しなくなるような「割れ」や「液晶材の漏れ」等の致命的な損傷を受けることが抑止される。
【0089】
上述した各実施形態では、液晶パネル上に補強板、偏光板、ラミネートされる保護フィルムの順に配置したが、例えば偏光板貼り付け前に補強板を剥離し、最終的には液晶パネル上に偏光板および保護フィルムが積層された形態としても構わない。また、液晶パネル上にラミネートされる保護フィルムを配置した後に偏光板を配置しても構わない。しかしながら、偏光板の保護という観点では、偏光板上にラミネートされる保護フィルムを配置することが望ましい。
【0090】
上述した各実施の形態では、液晶表示装置を表示媒体として用いる例を説明したが、また、他の表示装置として、例えば有機エレクトロルミネッセンス(OLED)表示装置にもこの発明を適用可能である。
【0091】
OLED表示装置の場合、例えばアレイ基板裏面側から光出射させるのであれば、アレイ基板のアノードを成す画素電極上に、ホール輸送層、発光層、エレクトロン輸送層、カソード電極が順次積層され、さらにこの上に窒素封止するキャップが設けられている。そして、例えばアレイ基板を構成するガラス厚が0.1mmに設定され、この上に例えば0.3mm厚の偏光板を設けて構成することができる。ここで偏光板を用いることで不所望な映り込みを防止できる。
【0092】
なお、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形・変更が可能である。また、各実施の形態は可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合組み合わせによる効果が得られる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、表示媒体を保持する基板の厚さを低減させながら表示装置そのものに可撓性を与え、例えば利用者による手書きにより記録が可能な手帳等の媒体にその駆動回路部分および操作パネル部分を組み込んだことにより、利用者が誤って落下させたり利用者により手帳が丸められる等の外力が与えられたとしても、液晶表示装置そのものが動作しなくなるような「割れ」や「液晶材の漏れ」等の致命的な損傷を受けることが抑止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である保護シートが設けられた液晶表示装置の一例を概略図。
【図2】図1に示した液晶表示装置に用いられる液晶パネルを製造する工程を説明する概略図。
【図3】図1に示した液晶表示装置に用いられる液晶パネルを製造する工程を説明する概略図。
【図4】図2および図3に示した工程により得られた液晶パネルのガラス基板の厚さを低減する工程の一例を説明する概略図。
【図5】図4に示した工程に引き続く液晶パネルのガラス基板の厚さを低減する工程を説明する概略図。
【図6】図5に示した工程に引き続く液晶パネルのガラス基板の厚さを低減する工程を説明する概略図。
【図7】図6に示した工程により得られた個々の液晶パネルに保護シートを設ける工程を説明する概略図。
【図8】図4ないし図6に示した工程により得られる液晶パネルの構成を説明する概略断面図。
【図9】図4ないし図6に示した工程により得られる液晶パネルに保護シートを設ける工程の一例を説明する概略図。
【図10】図1に示した保護シートにより気密された液晶パネルを携帯可能な手帳に搭載する例を説明する概略図。
【図11】図10に示した携帯可能な手帳に、図1に示した保護シートにより気密された液晶パネルを装着する工程の一例を説明する概略図。
【図12】図10に示した携帯可能な手帳の別の実施の形態の一例を説明する概略図。
【図13】図12に示した携帯可能な手帳に利用可能な透過型の液晶パネルの構成を説明する概略断面図。
【符号の説明】
1・・・液晶モジュール、
100・・・液晶パネル、
200・・・アレイ基板、
201・・・ガラス基板、
400・・・対向基板、
401・・・ガラス基板、
501・・・コネクタ、
502・・・フレキシブル回路基板(FPC)、
1000・・・手帳(支持媒体)、
1001・・・保護シート、
1001A・・保護シート、
1001B・・保護シート、
1002・・・(余白部の)孔、
1110・・・表紙、
1111・・・リング(表示装置支持体)、
1112・・・ヒンジ部(回路基板保持体)、
1113・・・プレート(表示装置支持体保持機構)、
1130・・・インタフェース部、
1131・・・操作パネルユニット(入力機構)、
1501・・・回路基板、
1502・・・駆動回路、
1503・・・信号処理部。

Claims (9)

  1. 複数の表示画素部を有する表示装置において、
    絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に配置されるとともに、前記絶縁基板より厚い厚さを有する偏光板と、
    所定位置に任意数の開口が設けられ、携帯可能な媒体に装着可能で、前記絶縁基板および前記偏光板のそれぞれに密着されるとともに、前記絶縁基板に設けられた個々の表示画素部に駆動信号を供給するための配線材と外部装置とを接続可能な接触子部分を含んで、前記絶縁基板および前記偏光板のそれぞれを気密する透明なシート体と、
    を有することを特徴とする携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  2. 前記透明なシート体は、前記絶縁基板側と前記偏光板側のそれぞれから、前記絶縁基板および前記偏光板を挟み込むとともに、前記絶縁基板および前記偏光板のそれぞれの面積よりも大きく定義される周縁部で相互に接着されることを特徴とする請求項1記載の携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  3. 前記透明なシート体は、所定厚さの樹脂シートの一方の面に、加熱されることにより溶融する接着剤が塗布されているもので、溶融された状態で所定の圧力が提供されることにより前記絶縁基板および前記偏光板のそれぞれと密着されるとともに他の一方の接着剤と接着されることを特徴とする請求項2記載の携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  4. 前記絶縁基板は、厚さが0.15mmよりも薄い透明なガラスであることを特徴とする請求項記載の携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  5. 第1絶縁基板と、
    前記第1絶縁基板の一方の主面側に設けられた複数の表示画素部と、
    第2絶縁基板と、
    前記第2絶縁基板の一方の主面上に配置されるとともに、前記第2絶縁基板より厚さの厚い偏光板と、
    前記第1絶縁基板の上記主面および前記第2絶縁基板の他の主面間に封入された液晶材と、
    前記第1の絶縁基板上の複数の表示画素部を動作させるための信号を供給可能な配線部材と、
    所定位置に任意数の開口が設けられ、携帯可能な媒体に装着可能で、前記第1絶縁基板の他の主面および前記偏光板ならびに前記配線部材の主要な部分のそれぞれに密着されるとともに、前記第1絶縁基板に設けられた個々の表示画素部に駆動信号を供給するための配線材と外部装置とを接続可能とする接触子部分を含んで、前記第1絶縁基板および前記偏光板ならびに上記封入された液晶材のそれぞれを気密するとともに、前記配線部材を変形可能に支持する透明なシート体と、
    を有することを特徴とする携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  6. 前記透明なシート体は、前記第1絶縁基板および前記偏光板のそれぞれの面積よりも大きく定義される周縁部で相互に接着されることを特徴とする請求項記載の携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  7. 前記透明なシート体は、所定厚さの樹脂シートの一方の面に、加熱されることにより溶融する接着剤が塗布されているもので、溶融された状態で所定の圧力が提供されることにより前記絶縁第1基板および前記偏光板のそれぞれと密着されるとともに他の一方の接着剤と接着されることを特徴とする請求項6記載の携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  8. 前記第1および第2絶縁基板は、厚さが0.15mmよりも薄い透明なガラスであることを特徴とする請求項記載の携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置。
  9. 研磨により厚さが0.15mmよりも薄く設定された絶縁基板と、前記絶縁基板の一方の主面側に設けられた複数の表示画素部と、研磨により厚さが0.15mmよりも薄く設定された光透過性絶縁基板と、前記光透過性絶縁基板の他方の主面上に配置されるとともに、前記光透過性絶縁基板より厚い厚さを有する偏光板と、前記絶縁基板の上記主面と前記光透過性絶縁基板の前記偏光板が配置される側と反対側の主面間に封入された液晶材と、前記第1の絶縁基板上の複数の表示画素部を動作させるための信号を供給可能な配線部材と、所定位置に任意数の開口が設けられ、携帯可能な媒体に装着可能で、前記絶縁基板および前記偏光板ならびに前記液晶材を気密するとともに、前記第1絶縁基板に設けられた個々の表示画素部に駆動信号を供給するための配線材と外部装置とを接続可能とする接触子部分を含んで、前記配線部材を変形可能に支持する透明なシート体と、からなる携帯可能な媒体に搭載可能な表示装置と、
    前記表示装置の前記シート体に変形可能に支持されている前記配線部材と接触可能なインタフェース部と、
    このインタフェース部を介して前記表示装置を駆動するための駆動信号を供給可能な駆動回路と、
    前記インタフェース部を介して前記表示装置に表示させるべき情報を供給し、また前記インタフェース部を介して接続可能な外部装置との間で信号の受け渡しが可能な信号処理部と、
    前記インタフェース部、前記駆動回路および前記信号処理部を保持する回路基板と、
    前記表示装置の前記開口を支持する表示装置支持体と、
    前記回路基板と前記表示装置支持体を保持する表示装置支持体保持機構と、
    を有することを特徴とする情報機器。
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