JP4131637B2 - Egr装置付エンジン - Google Patents

Egr装置付エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP4131637B2
JP4131637B2 JP2002118788A JP2002118788A JP4131637B2 JP 4131637 B2 JP4131637 B2 JP 4131637B2 JP 2002118788 A JP2002118788 A JP 2002118788A JP 2002118788 A JP2002118788 A JP 2002118788A JP 4131637 B2 JP4131637 B2 JP 4131637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
engine
egr
opening
turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002118788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003314375A (ja
Inventor
利彦 西山
博 杉戸
任久 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2002118788A priority Critical patent/JP4131637B2/ja
Publication of JP2003314375A publication Critical patent/JP2003314375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4131637B2 publication Critical patent/JP4131637B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/09Constructional details, e.g. structural combinations of EGR systems and supercharger systems; Arrangement of the EGR and supercharger systems with respect to the engine
    • F02M26/10Constructional details, e.g. structural combinations of EGR systems and supercharger systems; Arrangement of the EGR and supercharger systems with respect to the engine having means to increase the pressure difference between the exhaust and intake system, e.g. venturis, variable geometry turbines, check valves using pressure pulsations or throttles in the air intake or exhaust system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/05High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/04Cooling of air intake supply
    • F02B29/0406Layout of the intake air cooling or coolant circuit
    • F02B29/0425Air cooled heat exchangers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、EGR装置付エンジンに関し、特には可変ターボチャージャを備えたEGR装置付エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関が発生する排気ガスの有害成分を低減するために、排気ガスの一部を吸気側に還流させて未燃成分を含む排気ガスの再燃焼を図って、排気エミッションを改善する排気再循環(以下EGRと称す)装置が知られている。EGR装置はターボチャージャ付きエンジンにおいては、ターボチャージャのコンプレッサの下流側と、排圧が高圧に維持される排気タービンの上流側とを連通するのが一般的である。また、更に排気ガスを浄化するために、排気管路に排気後処理装置を設けたものもある。
【0003】
エンジン低負荷領域においては排気温度が低いため、EGR量を多くして有害排気ガスを低減することが可能である。しかしながら、ターボチャージャ付エンジンの低負荷域においては、多量の吸気量が供給されるためターボチャージャは正ブースト(コンプッレサ出口圧が、タービンに供給される排圧より高い状態を言う)になり、EGRが不可能な場合がある。そのために、ターボチャージャを可変容量型とし、逆ブースト(タービンに供給される排圧が、コンプレッサ出口圧より高い状態を言う)になるようにターボチャージャの可変ベーンの開度を制御する方法が取られている。一般に逆ブーストにするには、可変容量ターボチャージャのノズル面積を変える可動ベーンを閉じ、ノズル面積を小さくしてエンジン排気マニホールド内の排圧を高くすることが行われている。この制御を行う方法としてはいくつかの提案がなされているが、その一例として特願平8−270454号公報に開示されたものがある。
【0004】
特願平8−270454号公報に開示されたものは、排気再循環装置と、可変容量ターボチャージャとを備えたエンジンにおいて、エンジンの運転状態検出手段を備えている。また、エンジンの運転状態と、エンジンの運転状態に応じた適切な排気還流量を実現する、可変容量ターボチャージャの可変ベーンの開度との関係を記憶するベーン開度記憶手段を備えている。そして、ベーン開度記憶手段の記憶内容、及び運転状態検出結果に基づいて、可変ベーンの開閉制御を行う。その結果、精度良く、エンジンの運転状態に対して要求される排気還流量を実現することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記制御においては、排気還流を行うために逆ブーストにする場合、低負荷域においては可変容量ターボチャージャの可変ベーンを絞ってノズル面積を小さくし、排圧をコンプレッサ出口圧より高圧にしている。そのため、排気タービン内の排圧は高圧となり、コンプレッサの空気排出量は増大する。したがって、エンジンの吸入空気は多量になり、EGRを行っても効果が少なくなるとともに、排圧が高圧であるためポンピングロスが増大し、エンジン効率が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、エンジンの通常運転全域において、エンジン効率を低下させることなく、排気ガス清浄化機能を十分に発揮可能な、可変ターボチャージャを備えたEGR装置付エンジンを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】

【0009】
上記の目的を達成するために、第1発明は、EGR装置付エンジンにおいて、タービンにノズル面積を可変とする可動ベーンを備えた可変容量ターボチャージャと、排気管の管路に設けたNOx還元触媒を有する排気後処理手段と、前記可動ベーンの開度制御による、吸気マニホールド内圧力と排気マニホールド内圧力との圧力差制御と、EGR量を制御するEGRバルブの開度制御によるEGR量制御とにより、前記排気後処理手段の入口ガス温度がNOx還元触媒の活性温度域に入るように、前記排気後処理手段の入口ガス温度がNOx還元触媒の活性温度域に対して高いか低いかを判断し、高い場合には、タービンのノズル面積が最小か否かを判定し、最小であれば、EGRバルブ開度を低減し、最小でなければ、可変容量ターボチャージャの回転数が許容値以下か否か判断し、許容値以下であれば、可動ベーンの開度を低減し、許容値以下でなければ、EGRバルブ開度を低減し、前記入口ガス温度が活性温度域に対して低い場合には、タービンのノズル面積が最大か否かを判定し、最大であれば、EGRバルブ開度を増大し、最大でなければ、可動ベーンの開度を増大する排気浄化制御手段とを有する構成としている。
【0010】
第1発明によると、排気管路にNOx還元触媒を有する排気後処理手段を設け、可動ベーン開度とEGR量とを制御することにより、排気後処理手段の入口ガス温度をNOx還元触媒の活性温度域に入るようにすることができる。したがって、NOx還元触媒が有効に働く、効率の良い状態で使用でき、排気ガスは効率的に浄化される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るEGR装置付エンジンの実施形態について、図面を参照して詳述する。
【0012】
図1は、排気浄化制御手段40を備えたEGR装置付エンジン1の概略構成図である。図1において、エンジン1はコンプレッサ11と図示しない可動ベーンを有するタービン12とよりなる可変容量ターボチャージャ10を備えている。コンプレッサ11の吸入口には吸気管20が接続され、コンプレッサ11の吐出口とエンジン1の吸気マニホールド2とは、供給管21によりアフタークーラ22を介して接続されている。エンジン1の排気マニホールド3にはタービン12の吸入口が接続され、タービン12の吐出口には排気管23が接続されている。排気管23には排気後処理手段24である、炭化水素を還元剤とするNOx還元触媒25が設けられている。なお、還元剤は尿素系のものであってもよい。これらNOx還元触媒25は十分な働きをするための活性温度域を有している。また、酸素濃度が10%以下になるとNOx還元触媒は有効に働く。供給管21と排気マニホールド3とは再循環回路31によりEGRクーラ32を介して接続され、再循環回路31にはEGRバルブ33が介装され、ERG装置30を構成している。
【0013】
次に排気浄化制御装置40の構成について説明する。コントローラ41はエンジン1の燃料噴射ポンプ4に設けられた燃料噴射量検出器5、エンジン回転数検出器6、ラジエータ7に設けられた水温検出器8、排気管23に設けられた温度検出器26、及びO2 センサ27、可変容量ターボチャージャ10に設けられたターボ回転数検出器17、及び可動ベーンの開度を検出するベーン開度検出器18に接続し、それぞれから検出値を入力する。そして、タービン12に設けられた図示しない可動ベーン駆動装置、及びEGRバルブ33に接続し、それぞれに制御信号を出力するようになっている。
【0014】
排気浄化制御装置40はベーン開度制御手段40aと、EGR量制御手段40bとを有している。ベーン開度制御手段40aは、コントローラ41と、燃料噴射量検出器5と、エンジン回転数検出器6と、タービン12の可動ベーン駆動装置と、ベーン開度検出器18とで構成されている。EGR量制御手段40bは、コントローラ41と、燃料噴射量検出器5と、エンジン回転数検出器6と、EGRバルブ33と、図示しないEGRバルブ駆動手段、図示しないEGRバルブ開度検出手段とで構成されている。
【0015】
図2はタービン12に設けられた可動ベーン13の回動状態を示す概略図であり、図7に示す従来のものと比較しながら説明する。図2、図7において、複数個の可動ベーン13は、タービン翼15の外周に所定の間隔で、駆動軸14を中心として回動可能に取付けられている。各駆動軸14は、コントローラ40からの制御信号により、図示しない駆動装置によって連動して回動される。2点鎖線は全閉状態、すなわちノズル16の開口面積最少、実線は全開状態、すなわちノズル16の開口面積最大の状態を示している。タービン翼15に流入する排気ガスは、図示しないタービンハウジングのスクロールによって決まる、矢印に示す一定方向から流入する。図7において、従来のものの可動ベーン13の回動角度βは例えば15°であり、全閉と全開との中間状態では排気ガスの流れは可動ベーン13にほぼ平行で、タービン効率は最も良い。全閉、全開位置では排気ガスの流れは乱され、僅かに剥離現象を発生するため、タービン効率はやや低下する。
【0016】
図2において、本発明の可動ベーン13の回動角度αは例えば30°で、開側の角度が従来のものより大きくなっている。そのため、全開位置においては可動ベーン13の背面側に剥離現象aが発生し、タービン効率が大幅に低下する。
【0017】
図3は本発明の可動ベーン13を回動させた場合のノズル開度と、タービン効率との関係を示すグラフである。図3において、縦軸はタービン効率、横軸はノズル開度であり、開度0%は可動ベーン全閉状態、開度100%は可動ベーン全開状態である。図に示すように、図2の2点鎖線に示すノズル開度0%では、前述のように排気ガスの流れを僅かに乱すため、タービン効率は少し低下する。ノズル開度ほぼ60%ではタービン効率は最大となり、ノズル開度100%では前述のように剥離現象によりタービン効率は大幅に低下する。ノズル開度がほぼ100%の状態ではタービン効率が極端に悪いため、コンプレッサ11の排出空気量は少なくなり、コンプレッサ11の出口圧は排圧より低くなって逆ブーストになる。
【0018】
図4は、エンジン負荷とノズル開度との関係を示す可変ターボベーン開度マップであり、縦軸は負荷、横軸はエンジン回転数を示し、図中の%は可動ベーン13の開度を示し、0%は全閉、100%は全開である。図4に示すように、エンジン低負荷域においてはノズル開度をほぼ100%にして逆ブースト状態になるように設定されている。エンジン高負荷域においては、排圧が高いため、ノズル開度を小さくしてタービン仕事を上昇させ、コンプレッサ11の排出空気量を増大させる。
【0019】
図5は、エンジン負荷とEGRバルブ開度との関係を示すEGRバルブ開度マップである。縦軸は負荷、横軸はエンジン回転数を示し、図中の%はEGRバルブ33の開度を示す。図5に示すように、エンジン低負荷域においては、EGRバルブ開度をほぼ100%にしてEGR量を増大し、排気エミッションを改善するとともに排気温度を上昇させる。
【0020】
以下にERGによる排気ガス清浄化制御について説明する。
1)ベーン開度制御手段40aによる制御
コントローラ40は燃料噴射量検出器5からの検出信号を入力してエンジン負荷を演算し、エンジン回転数検出器6からエンジン回転数検出値を入力して可変ターボベーン開度マップからベーン開度を設定する。
2)EGR量制御手段40bによる制御
コントローラ40は燃料噴射量検出器5からの検出信号を入力してエンジン負荷を演算し、エンジン回転数検出器6からエンジン回転数検出値を入力してEGRバルブ開度マップからEGRバルブ開度を設定する。
図4の可変ターボベーン開度マップ及び図5のEGRバルブ開度マップに示すように、エンジン低負荷時にはベーン開度及びEGRバルブ開度はほぼ100%に設定される。その結果、タービン効率は低下し、コンプレッサ11の出口圧は低下するため逆ブーストになり、EGRが十分に行われ、排気ガスは浄化される。エンジン負荷が増大するに従い、可変ターボベーン開度マップに基づいてノズル開度を小さくしてタービン仕事を上昇させ、コンプレッサ11から多量の空気をエンジンに供給させる。同時にEGRバルブ開度マップに基づいてEGRバルブ開度を低減し、排気温度の過大な上昇やスモークの発生を防止する。エンジン高負荷域においてはノズル閉側でタービン効率を低下させ、逆ブースト状態にしてEGRを行う。したがって、通常運転全域にわたり適切なEGRが行われ、排気ガスは確実に浄化される。
【0021】
次に、NOX還元触媒25の入口温度を活性温度域に保持するための制御方法について、図6のフローチャートを参照して詳述する。
1)ステップ51でコントローラ40は、可変ターボベーン開度マップを読み込む。
2)ステップ52でコントローラ40は、EGRバルブ開度マップを読み込む。
3)ステップ53でコントローラ40は、NOX還元触媒25の活性温度域を記憶する。
4)ステップ54でコントローラ40は、燃料噴射量検出器5及びエンジン回転数検出器6から検出値を入力し、エンジン負荷を演算する。
5)ステップ55でコントローラ40は、エンジン負荷とエンジン回転数に基づき、図5のEGRバルブ開度マップからEGRバルブ開度を設定する。
6)ステップ56でコントローラ40は、エンジン負荷とエンジン回転数に基づき、図4の可変ターボベーン開度マップからノズル開度を設定する。
7)ステップ57でコントローラ40は、温度検出器7が検出したNOx還元触媒25入口温度を入力する。
8)ステップ58でコントローラ40は、NOx還元触媒25入口温度が活性温度域内に有るか否かを判定し、YESの場合にはステップ54の前に戻る。
9)ステップ58でNOの場合にはステップ59に進み、コントローラ40はNOx還元触媒25入口温度が活性温度域に対して高いか否かを判定し、YESの場合にはステップ60に進む。
10)ステップ60でコントローラ40は、ベーン開度検出器18からの検出値を入力してノズル面積が最小か否かを判定し、YESの場合にはステップ61に進む。
11)ステップ61でコントローラ40はEGRバルブ33に制御信号を出力し、EGRバルブ開度を低減する。その結果、EGR量は減少して排気温度は低下する。その後ステップ54の前に戻る。
12)ステップ59でNOの場合には、NOx還元触媒25入口温度は活性温度域より低いのでステップ62に進み、コントローラ40はベーン開度検出器18からの検出値を入力してノズル面積が最大か否かを判定し、YESの場合にはステップ63に進む。
13)ステップ63でコントローラ40はEGRバルブ33に制御信号を出力し、EGRバルブ開度を増大する。その結果、EGR量は増大して排気温度は上昇する。その後ステップ54の前に戻る。
14)ステップ62でNOの場合にはステップ64に進み、コントローラ40は可変容量ターボチャージャ10に制御信号を出力し、可動ベーン13の開度を増大する。その結果、タービン効率が低下してコンプレッサ11の排出空気量が減少し、相対的にEGR量が増大して排気温度は上昇する。その後ステップ54の前に戻る。
15)ステップ60でNOの場合にはステップ65に進み、コントローラ40はターボ回転検出器17から検出値を入力し、可変容量ターボチャージャ10の回転数が許容値以下か否かを判定する。YESの場合にはステップ66に進む。
16)ステップ66でコントローラ40は、可変容量ターボチャージャ10に制御信号を出力し、可動ベーン13の開度を低減する。その結果、タービン仕事が増大してコンプレッサ11の排出空気量が増大し、排気温度は低下する。その後ステップ54の前に戻る。
17)ステップ65でNOの場合にはステップ61に進み、コントローラ40はEGRバルブ33に制御信号を出力し、EGRバルブ開度を低減する。その結果、EGR量は減少して排気温度は低下する。その後ステップ54の前に戻る。
【0022】
上記の制御以外に、コントローラ40はO2 センサ8の検出値を入力し、O2 濃度を算出してO2 濃度が10%以下になるように、可動ベーン13の開度を制御して吸気マニホールド2内の圧力と、排気マニホールド3内の圧力との圧力差を制御するとともに、EGRバルブ33の開度を制御する。これによりNOx還元触媒25を有効に働かせることができる。
【0023】
また、コントローラ40は水温検出器8の検出値を入力し、エンジン水温が所定の値より低い場合には可動ベーン13の開度を全閉に近い所定の開度にし、エンジン水温の上昇に応じて可動ベーン13の開度を開く。その結果、始動時に可動ベーン13の開度をより閉じ側にセットするので排気絞りの効果があり、冷たい空気流量を少なくできると共に、暖かい排気ガスをシリンダ内に残し易く、エンジンの始動性を向上することができる。また、水温の上昇に合わせて可動ベーン13の開度を開くので、暖機条件を最適にすることができる。
【0024】
本発明のEGR装置付エンジンは上記のような構成にしたため、以下のような効果が得られる。
1)エンジン低負荷域において、タービン効率を低下することにより逆ブーストにして確実にEGRを行うことができ、良好な排気エミッションが得られる。また、エンジン低負荷域において逆ブーストにするために排気圧を高圧にする必要が無いため、ポンピングロスが少なく、エンジン効率を向上することができる。
2)通常運転全域において排気処理手段入口の排気ガス温度を常にNOx還元触媒の活性温度内に入るように制御できるため、排気ガスの浄化が適切に行われる。
3)排気ガスのO2 濃度を10%以下になるように制御することにより、NOx触媒を有効に作用させ、排気ガス中のNOxを低減できる。
4)エンジン水温に応じて可変ターボチャージャの可動ベーン開度を制御することにより、エンジンの始動性及び暖機条件を最適にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気浄化制御手段を備えたEGR装置付エンジンの構成図である。
【図2】本発明のEGR装置付エンジンの、可変容量ターボチャージャの、可動ベーンの作動状況の説明図である。
【図3】本発明のEGR装置付エンジンの、可変容量ターボチャージャのタービン効率のグラフである。
【図4】本発明のEGR装置付エンジンの、排気浄化制御のための、エンジン負荷とノズル開度との関係を示すグラフである。
【図5】本発明のEGR装置付エンジンの、排気浄化制御のための、エンジン負荷とEGRバルブ開度との関係を示すグラフである。
【図6】本発明の排気後処理手段入口ガス温度制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】従来の可変容量ターボチャージャの、可動ベーンの作動状況の説明図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…吸気マニホールド、3…排気マニホールド、4…燃料噴射ポンプ、5…燃料噴射量検出器、6…エンジン回転数検出器、10…可変容量ターボチャージャ、11…コンプレッサ、12…タービン、13…可動ベーン、17…ターボ回転数検出器、18…ベーン開度検出器、24…排気後処理手段、25…NOx還元触媒、26…温度検出器、27…O2 センサ、30…EGR装置、31…再循環回路、33…EGRバルブ、40…排気浄化制御手段、40a…ベーン開度制御手段、40b…EGR量制御手段、41…コントローラ。

Claims (1)

  1. EGR装置付エンジンにおいて、
    タービン(12)にノズル面積を可変とする可動ベーン(13)を備えた可変容量ターボチャージャ(10)と、
    排気管(23)の管路に設けたNOx還元触媒 (25) を有する排気後処理手段(24)と、
    前記可動ベーン(13)の開度制御による、吸気マニホールド(2)内圧力と排気マニホールド(3)内圧力との圧力差制御と、EGR量を制御するEGRバルブ(3)の開度制御によるEGR量制御とにより、前記排気後処理手段(24)の入口ガス温度がNOx還元触媒 (25)の活性温度域に入るように、前記排気後処理手段 (24) の入口ガス温度がNOx還元触媒 (25) の活性温度域に対して高いか低いかを判断し、高い場合には、タービン (12) のノズル面積が最小か否かを判定し、最小であれば、EGRバルブ開度を低減し、最小でなければ、可変容量ターボチャージャ (10) の回転数が許容値以下か否か判断し、許容値以下であれば、可動ベーン (13) の開度を低減し、許容値以下でなければ、EGRバルブ開度を低減し、前記入口ガス温度が活性温度域に対して低い場合には、タービン (12) のノズル面積が最大か否かを判定し、最大であれば、EGRバルブ開度を増大し、最大でなければ、可動ベーン (13) の開度を増大する排気浄化制御手段(40)とを有する
    ことを特徴とするEGR装置付エンジン。
JP2002118788A 2002-04-22 2002-04-22 Egr装置付エンジン Expired - Fee Related JP4131637B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002118788A JP4131637B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 Egr装置付エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002118788A JP4131637B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 Egr装置付エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003314375A JP2003314375A (ja) 2003-11-06
JP4131637B2 true JP4131637B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=29535531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002118788A Expired - Fee Related JP4131637B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 Egr装置付エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4131637B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4858023B2 (ja) * 2006-09-06 2012-01-18 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化システム
JP4802142B2 (ja) * 2007-06-04 2011-10-26 Udトラックス株式会社 ディーゼルエンジン
JP6443737B2 (ja) * 2014-11-18 2018-12-26 三菱自動車工業株式会社 可変容量型過給機付きエンジン
JP6443738B2 (ja) * 2014-11-18 2018-12-26 三菱自動車工業株式会社 可変容量型過給機付きエンジン
JP6513440B2 (ja) * 2015-03-19 2019-05-15 日野自動車株式会社 可変容量型ターボチャージャーの制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3783319B2 (ja) * 1997-03-21 2006-06-07 いすゞ自動車株式会社 ディーゼルエンジンのegr装置
JP3758431B2 (ja) * 1999-09-13 2006-03-22 日産自動車株式会社 エンジンの制御装置
JP2001107736A (ja) * 1999-10-13 2001-04-17 Nissan Motor Co Ltd 可変容量型ターボ過給機付エンジンの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003314375A (ja) 2003-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100511699B1 (ko) 배기 정화 장치
JP5444996B2 (ja) 内燃機関及びその制御方法
JP2004162674A (ja) ターボチャージャーを備えた内燃機関のegrシステム
JP6337872B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4821700B2 (ja) 車両用内燃機関の排気再循環装置
JP2008274833A (ja) エンジンの過給装置
JP2010180781A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2010121521A (ja) エンジンの後処理システム
JP2010209735A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008280867A (ja) 車両用内燃機関の排気再循環装置
JP2010024878A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007285222A (ja) 内燃機関の排気制御装置
JP4204420B2 (ja) 可変容量型ターボチャージャの制御装置
JP4131637B2 (ja) Egr装置付エンジン
JP2011099396A (ja) 過給機付内燃機関の排気絞り制御装置
JP2005264821A (ja) 内燃機関の排気還流システム
JP5494982B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009121362A (ja) 内燃機関のフィルタ再生制御装置
JP3783319B2 (ja) ディーゼルエンジンのegr装置
JP4169237B2 (ja) 内燃機関の排気再循環制御装置
JP5682245B2 (ja) 低圧ループegr装置
JP3680537B2 (ja) ディーゼルエンジン
JP2008031860A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2012167638A (ja) 内燃機関の排気ガス再循環制御方法
JP6073644B2 (ja) 排圧調整バルブの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees