JP4131068B2 - 重合法トナーの製造方法 - Google Patents
重合法トナーの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4131068B2 JP4131068B2 JP30650899A JP30650899A JP4131068B2 JP 4131068 B2 JP4131068 B2 JP 4131068B2 JP 30650899 A JP30650899 A JP 30650899A JP 30650899 A JP30650899 A JP 30650899A JP 4131068 B2 JP4131068 B2 JP 4131068B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- polymerization
- stirring
- toner
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真の現像に用いられる重合性トナーの製造方法の改良に関し、特に重合反応における攪拌条件の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に電子写真用トナーは、結着樹脂を着色剤、帯電制御剤、離型剤などと混練、粉砕、分級して得られる粉砕法トナーと、重合性単量体、着色剤、帯電制御剤、離型剤等の混合物を懸濁重合、乳化重合、分散重合などの方法で重合した微粒子として得られる重合法トナーに大別される。このうち粉砕法により製造されるトナーにおいては、それに用いられる材料がある程度粉砕され易いように脆性を持っていなくてはならないが、余り脆性を高くした材料を用いる製造工程中や使用装置内で微粉化される問題が生じる。
【0003】
このような粉砕法の問題点を解決するために、懸濁重合法により重合性単量体から重合トナーを製造する方法が提案されている。この懸濁重合法により重合トナーを得ようとする場合には、少なくとも重合性単量体と着色剤とを含有する単量体組成物と懸濁安定剤を含有する水系媒体中で適当な攪拌機を用いて単量体組成物を適当な粒径の液滴に造粒し、予め添加されている重合開始剤又は新たに加えられた重合開始剤によって重合性単量体を重合させて、重合トナーを製造している。
この懸濁重合法によるトナーの製造では、得られるトナー粒子の形状が球形であるため流動性に優れる、粒径分布が粉砕法トナーと比較して格段にシャープである等の特徴を有する。
現在、トナー粒子に要求されている粒子径は1〜10μmであり、かつ粒径分布は、体積平均粒径/個数平均粒径(dv/dp)が1.0〜1.4程度であると言われている。しかし粒径分布がシャープであると言われている懸濁重合法により得られるトナーであっても、この粒径分布の要求レベルを満足するためには、工業生産では分級工程を必要とする場合があった。
分級工程を経ると、収率が下がり生産性に悪影響を及ぼす。そこで、分級不要なほどに粒径分布のシャープなトナーを得るために、トナー材料の面からの検討の他、重合条件における検討が行われている。例えば重合工程における攪拌条件を制御する方法としては、特開平2−245769号公報には、大きさの規定された特定の攪拌翼の先端速度5m/s以上とした条件で攪拌しながら重合すると、液滴の合一が抑制され、粒子径10μm以下の球形粒子からなるトナーが効率よく得られると記載され、実施例において攪拌翼の先端速度を10〜20m/sとした条件でトナーを製造している。しかしながら、粒径分布についての記述はなく、これらの条件で得られたトナーの粒径分布がどのようなものであるか不明であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで発明者らは攪拌翼の先端速度10m/sの条件で重合反応を行った結果、重合中に液滴の分裂と合一が起こり易く、トナー中に粗粉や微粉が多く含まれてしまい、現在要求されているほどにシャープな粒径分布を得ることは困難であることが判った。
かかる知見のもと、本発明者らは、重合反応中の翼先端速度と攪拌翼の水面からの深さとを制御することにより、重合後の粒径分布を特にシャープにすることが出来ることを見出し本発明を完成するに到った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かくして本発明によれば、分散安定剤を含有する水系分散媒体中に、造粒分散させた、少なくとも重合性単量体、着色剤および帯電制御剤を含有する単量体組成物を、重合開始剤を用いて重合反応容器で重合するに際し、 該重合反応容器内の撹拌翼の翼径2dと槽径Dと比(2d/D)が0.6〜0.2、 水面から撹拌翼上端までの深さHと槽径Dとの比(H/D)が0.2以上、 撹拌翼の先端の周速が0.5m/s以上5m/s以下、及び 重合反応中の懸濁液の単位体積当たりの撹拌所要動力Pv[kw/m3]が0.01〜0.6になる条件で撹拌することを特徴とする重合トナーの製造方法が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)重合法トナーの製造方法
粒径分布が特にシャープな重合法トナーを得るために、本発明においては、懸濁重合に際して用いる撹拌装置の攪拌翼に注目した。具体的には、撹拌装置の翼先端速度と一番上にある攪拌翼の水面からの深さを制限する。
こうした制限をすることで、液界面の激しい流動状態及び攪拌翼先端での液滴の分裂と合一に起因する微細粒子及び粗大粒子の発生を容易に防止できる。さらに、重合反応中の懸濁液の単位体積あたりの攪拌所要動力Pvを適切な範囲にコントロールすることにより重合攪拌槽内の混合不良に起因する重合塊の発生防止及び強攪拌による微細粒子及び粗大粒子の発生を防止することが極めて容易となる。
【0007】
このように適切な攪拌条件で懸濁重合を行うことにより、重合後の粒径分布を特にシャープにすることが可能となり、後工程での分級収率の向上のみならず、製造プロセス全体の収率向上、更には分級工程そのものを不要とすることも可能となる。
【0008】
<懸濁重合>
本発明において、懸濁重合は公知の方法を採用すればよい。例えば、重合性単量体、着色剤、マクロモノマー、分子量調整剤、帯電制御剤、離型剤などの添加剤を含む重合性単量体組成物を均一に溶解あるいは分散させ、水系分散媒体中に投入、攪拌して液滴粒子を造粒し、必要に応じて重合開始剤存在下、攪拌、昇温して重合するなどの方法によることができる。水系分散媒体中には分散安定剤を含んでいてもよい。トナー製造に際しては、この後、分散媒体を除去するために脱水、乾燥工程を経る。
【0009】
重合に際しては、重合性単量体の重合を一段で行なってもよいし、二段階に分けて行なってもよい。例えば、二段階に分けて重合する方法では、(1)一段目に重合する単量体(コア用重合性単量体)と二段目に重合する単量体(シェル用重合性単量体)の組成や組成比を変えて、一段目の重合で低Tgのコアを形成させ、二段目の重合で高Tgの層(シェル)を形成させる方法、(2)一段目に単量体を重合させ粒子を形成させた後、任意の重合体成分を添加して当該粒子に重合体成分を吸着または固着させる方法などによって、コア・シェル型重合体粒子を製造し、低温定着性と高温保存性のバランスの良好な、いわゆるカプセルトナーを得ることもできる。
【0010】
本発明に用いる重合性単量体の主成分としてモノビニル系単量体を挙げることができる。この重合性単量体が懸濁重合され、重合体粒子中の結着樹脂成分となる。
モノビニル系単量体の具体例としては、スチレン、4−メチルスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体;アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸単量体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルなどの不飽和カルボン酸エステル単量体;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸の誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン等のエチレン性不飽和モノオレフィン;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル単量体;
【0011】
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル;ビニルメチルケトン、メチルイソプロペニルケトン等のビニルケトン系単量体;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン等の含窒素ビニル単量体;等のモノビニル系単量体が挙げられる。これらのモノビニル系単量体は、単独で用いてもよいし、複数の単量体を組み合わせて用いてもよい。これらのモノビニル系単量体のうち、スチレン系単量体、不飽和カルボン酸単量体、不飽和カルボン酸エステル、不飽和カルボン酸の誘導体などが好ましく、特にスチレン系単量体とエチレン性不飽和カルボン酸エステルが好適に用いられる。
【0012】
これらのモノビニル系単量体とともに任意の架橋性モノマーを重合性単量体として用いると、定着性、特にオフセット性が向上する。架橋性モノマーとしては、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、及びこれらの誘導体等の芳香族ジビニル化合物;エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等の多官能エチレン性不飽和カルボン酸エステル;N,N−ジビニルアニリン、ジビニルエーテル;3個以上のビニル基を有する化合物;等を挙げることができる。これらの架橋性モノマーは、それぞれ単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。本発明では、架橋性モノマーを、モノビニル系単量体100重量部に対して、通常、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜2重量部の割合で用いることが望ましい。
【0013】
着色剤は、一般にトナー用の着色剤として周知の染料や顔料を使用することができる。
黒色着色剤として、カーボンブラック、ニグロシンベースの染顔料類;コバルト、ニッケル、四三酸化鉄、酸化鉄マンガン、酸化鉄亜鉛、酸化鉄ニッケル等の磁性粒子;などを挙げることができる。カーボンブラックを用いる場合、一次粒径が20〜40nmであるものを用いると良好な画質が得られ、またトナーの環境への安全性も高まるので好ましい。
カラートナー用の着色剤は、イエロー着色剤、マゼンタ着色剤、シアン着色剤などがある。
イエロー着色剤としては、アゾ系顔料、縮合多環系顔料等の化合物が用いられる。具体的にはC.I.ピグメントイエロー3、12、13、14、15、17、62、65、73、83、90、93、97、120、138、155、180及び181等が挙げられる。
【0014】
マゼンタ着色剤としては、アゾ系顔料、縮合多環系顔料等の化合物が用いられる。具体的にはC.I.ピグメントレッド48、57、58、60、63、64、68、81、83、87、88、89、90、112、114、122、123、144、146、149、163、170、184、185、187、202、206、207、209、251、C.I.ピグメントバイオレット19、等が挙げられる。
【0015】
シアン着色剤としては、銅フタロシアニン化合物及びその誘導体、アントラキノン化合物等が利用できる。具体的にはC.I.ピグメントブルー2、3、6、15、15:1、15:2、15:3、15:4、16、17、及び60等が挙げられる。
これら着色剤は、重合性単量体100重量部に対して、通常、0.1〜50重量部、好ましくは1〜20重量部の割合で用いられる。
【0016】
また、本発明では、マクロモノマーを使用することができる。マクロモノマーは、分子鎖の末端にビニル重合性官能基を有するもので、数平均分子量が、通常、1,000〜30,000のオリゴマーまたはポリマーである。
マクロモノマー分子鎖の末端に有するビニル重合性官能基としては、アクリロイル基、メタクリロイル基などを挙げることができ、共重合のしやすさの観点からメタクリロイル基が好適である。
マクロモノマーの量は、重合性単量体100重量部に対して、通常、0.01〜10重量部、好適には0.03〜5重量部、さらに好適には0.05〜1重量部である。この範囲であれば保存性と定着性との良好なバランスが得られる。
【0017】
分子量調整剤としては、例えば、t−ドデシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタンなどのメルカプタン類;四塩化炭素、四臭化炭素などのハロゲン化炭化水素類;を例示することができる。これらの分子量調整剤は、重合開始前、あるいは、重合の途中で反応系に添加することができる。上記分子量調整剤は、重合性単量体100重量部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部用いる。
【0018】
帯電制御剤として、各種の正帯電性又は負帯電性の帯電制御剤を用いることが可能である。例えば、カルボキシル基または含窒素基を有する有機化合物の金属錯体、含金属染料、ニグロシン等が挙げられる。より具体的には、スピロンブラックTRH(保土ヶ谷化学社製)、T−77(保土ヶ谷化学社製)、ボントロンS−34(オリエント化学社製)ボントロンE−84(オリエント化学社製)、ボントロンN−01(オリエント化学社製 )、コピーブルー−PR(クラリアント社製)等の帯電制御剤及び/または4級アンモニウム(塩)基含有共重合体、スルホン酸(塩)基含有共重合体等の帯電制御樹脂を用いることができる。上記帯電制御剤は、重合性単量体100重量部に対して、0.01〜10重量部(更には0.03〜8重量部)用いることが好ましい。
【0019】
本発明に用いる重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩;4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス−2−メチル−N−1,1’−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチルプロピオアミド、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)等のアゾ化合物;メチルエチルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、アセチルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーブチルネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、ジ−イソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレート、1,1’,3,3’−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート等の過酸化物類などを例示することができる。また、これら重合開始剤と還元剤とを組み合わせたレドックス開始剤を挙げることができる。このうち、使用される重合性単量体に可溶な油溶性の開始剤を選択することが好ましく、必要に応じて水溶性の開始剤をこれと併用することもできる。
【0020】
上記重合開始剤は、重合性単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部、好ましくは0.3〜15重量部、更に好ましくは0.5〜10重量部用いる。重合開始剤は、重合性単量体組成物中に予め添加することができるが、場合によっては、造粒工程終了後の懸濁液に添加することもできる。
【0021】
本発明で必要に応じて使用される離型剤としては、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリブチレンなどの低分子量ポリオレフィンワックス類;分子末端酸化低分子量ポリプロピレン、分子末端をエポキシ基に置換した低分子量末端変性ポリプロピレン及びこれらと低分子量ポリエチレンのブロックポリマー、分子末端酸化低分子量ポリエチレン、分子末端をエポキシ基に置換した低分子量ポリエチレン及びこれらと低分子量ポリプロピレンのブロックポリマーなどの末端変性ポリオレフィンワックス類;キャンデリラ、カルナウバ、ライス、木ロウ、ホホバなどの植物系天然ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラクタムなどの石油系ワックス及びその変性ワックス;モンタン、セレシン、オゾケライト等の鉱物系ワックス;フィッシャートロプシュワックスなどの合成ワックス;ペンタエリスリトールテトラミリステート、ペンタエリスリトールテトラパルミテート、ペンタエリスリトールテトララウレートなどのペンタエリスリトールエステルやジペンタエリスリトールヘキサミリステート、ジペンタエリスリトールヘキサパルミテート、ジペンタエリスリトールヘキサラウレートなどのジペンタエリスリトールエステル等多官能エステル化合物;など1種あるいは2種以上が例示される。
【0022】
これらのうち、合成ワックス、末端変性ポリオレフィンワックス類、石油系ワックス及びその変性ワックス、多官能エステル化合物などが好ましい。多官能エステル化合物のなかでも示差走査熱量計により測定されるDSC曲線において、昇温時の吸熱ピーク温度が30〜200℃、好ましくは50〜180℃、60〜160℃の範囲にあるペンタエリスリトールエステルや、同吸熱ピーク温度が50〜80℃の範囲にあるジペンタエリスリトールエステルなどの多価エステル化合物が、トナーとしての定着−剥離性バランスの面で特に好ましい。とりわけ分子量が1000以上であり、スチレン100重量部に対し25℃で5重量部以上溶解し、酸価が10mg/KOH以下であるジペンタエリスリトールエステルは、定着温度低下に著効を示す。吸熱ピーク温度は、ASTM D3418−82によって測定された値である。
上記離型剤は、重合性単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部(更には1〜15重量部)用いることが好ましい。
【0023】
本発明に用いられる分散安定剤としては、硫酸バリウム、硫酸カルシウムなどの硫酸塩;炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩;リン酸カルシウムなどのリン酸塩;酸化アルミニウム、酸化チタン等の金属酸化物; 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化第二鉄等の金属水酸化物;ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ゼラチン等水溶性高分子;アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を挙げることができる。これらのうち、金属化合物、特に難水溶性の金属水酸化物のコロイドを含有する分散安定剤は、重合体粒子の粒径分布を狭くすることができ、画像の鮮明性が向上するので好適である。特に架橋性モノマーを共重合させなかった場合には、難水溶性金属水酸化物のコロイドを含有する分散剤が、懸濁重合中の重合体粒子の分散安定性ならびに、トナーの定着性と保存性とを改善するために好適である。
【0024】
難水溶性金属水酸化物のコロイドを含有する分散剤は、その製法による制限はないが、水溶性多価金属化合物の水溶液のpHを7以上に調整することによって得られる難水溶性の金属水酸化物のコロイド、特に水溶性多価金属化合物と水酸化アルカリ金属塩との水相中の反応により生成する難水溶性の金属水酸化物のコロイドを用いることが好ましい。
【0025】
本発明に用いる難水溶性金属化合物のコロイドは、個数粒径分布D50(個数粒径分布の50%累積値)が0.5μm以下で、D90(個数粒径分布の90%累積値)が1μm以下であることが好ましい。コロイドの粒径が大きくなると重合の安定性が崩れ、またトナーの保存性が低下する。
【0026】
分散安定剤は、重合性単量体100重量部に対して、通常、0.1〜20重量部、好ましくは0.3〜10重量部の割合で使用する。この割合が少ないと充分な重合安定性を得ることが困難であり、凝集物が生成し易くなる。逆に、この割合が多いとトナー粒径が細かくなりすぎるので好ましくない。
【0027】
<懸濁重合における攪拌条件>
上述の方法により懸濁重合反応を行うにあたって、懸濁重合中の翼先端速度と水面から攪拌翼上端までの深さHとを所定の範囲内にコントロールすることにより、粒径分布が特にシャープな重合法トナーを得ることが出来る。
本発明において攪拌翼は反応液を攪拌に寄与する翼を言い、実質的に反応液の攪拌に寄与しない翼(後述する2d/Dが0.1未満、好ましくは0.2未満)の位置についての規定はない。
【0028】
本発明においては、攪拌翼先端速度は5m/s以下、好ましくは4m/s以下であり、より好ましくは3m/s以下である。攪拌翼先端速度の下限は、特に制限されないが、攪拌効果と攪拌効率の観点から、好ましくは0.3m/s以上、より好ましくは0.5m/s以上である。
この値が5m/sを超える場合、懸濁重合中に攪拌翼先端部で液滴の分裂と合一が発生し、粗大粒子及び微細粒子が生成するために粒径分布がブロードになり、粒径分布がシャープな重合法トナーを得ることは出来ない。
【0029】
本発明においては、水面から攪拌翼上端までの深さHと槽径(重合反応容器内径)Dとの比であるH/Dが0.1以上、好ましくは0.15以上、さらに好ましくは0.2以上の深さに翼が設置されていることが必要である。また、攪拌翼が多段翼の場合、最上段の翼は、H/Dの下限が1以下、好ましくは0.6以下となるように位置するのが望ましい。尚、本発明でいう水面から攪拌翼上端までの深さHは、水面に最も近い攪拌翼部分を基準に測定した値である(図1参照)。
【0030】
攪拌翼の水面からの深さHと槽径Dとの比であるH/Dが小さすぎると、すなわち液面近くに攪拌翼がある場合、攪拌翼の回転に伴い、懸濁重合中の液界面が激しく動く現象が発生し、結果として重合中に粗大粒子及び微細粒子が生成するために粒径分布がブロードになり、粒径分布がシャープな重合法トナーを得ることは出来ない。
【0031】
本発明における攪拌翼は、一般的な撹拌装置に用いられるものであれば特に制限されないが、具体例としては傾斜パドル翼、平パドル翼、プロペラ翼、アンカー翼、ファドラー翼、タービン翼、ブルマージン翼、マックスブレンド翼(住友重機械工業製)、フルゾーン翼(神鋼パンテック製)、リボン翼、スーパミックス翼(佐竹化学機械工業製)、A310翼(LIGHTNIN製)、A320翼(LIGHTNIN製)、インターミグ翼(エカート製)等が例示される。
これらの中でも、攪拌時の翼近傍の剪断速度を低下させながら、均一混合及び除熱能力を確保するため、傾斜パドル翼、マックスブレンド翼、フルゾーン翼、スーパミックス翼、 A310翼、A320翼、インターミグ翼が好ましく、生産性の観点から最も傾斜パドル翼が特に好ましい。
う。
【0032】
攪拌翼の大きさについては特に制限されず、製造設備に応じた大きさを選択することができる。好適な攪拌翼の大きさは、重合反応容器の内径Dと翼の中心を通る翼の支柱から翼の先端までの長さdの2倍の値(翼径;2d)との関係2d/Dが0.6〜0.2、好ましくは0.55〜0.3である。
攪拌翼は一段で使用しても良いし、多段に配置して使用しても良く、更には異なる翼を組み合わせて使用しても良いが、特に攪拌効率の観点から、同型の翼を2〜3段組み合わせた多段翼が好ましい。
【0033】
本発明において、好適な攪拌条件は、重合中に攪拌により消費される動力P[kw]を、重合反応中の懸濁液の体積V[m3]で割った攪拌所要動力Pv[kw/m3]が0.01〜0.6、好ましくは0.05〜0.5、特に好ましくは0.08〜0.4である。この場合、攪拌翼や重合容器内のスケール付着を防止し、粒径分布がシャープな重合法トナーがより容易に高収率で得られる。
この値が0.6より大き過ぎると、攪拌が強すぎて重合中に、攪拌翼や重合容器内のスケール付着が発生することがある。また逆に、この値が0.01より小さ過ぎると、懸濁重合中の混合不良及び除熱不良が発生し易く、局部的な重合温度及び濃度の不均一性のために粒径分布がブロードになり、粒径分布がシャープな重合法トナーを得ることは出来ないことがある。
本発明においては、このPvを適切な範囲にコントロールすることにより、除熱と混合性能を必要なだけ確保し、かつ強攪拌による攪拌翼や重合容器内のスケール付着が発生を防止できる。
【0034】
(2)重合法トナー
本発明に係わる重合法トナーは、実質的に球形であり、体積平均粒径(dv)は1〜10μm、好ましくは3〜8μmであり、体積平均粒径と個数平均粒径(dn)の比(dv/dn)は1〜1.5、好ましくは1〜1.3であり、粒子の絶対最大長を直径とした円の面積(Sc)を粒子の実質投影面積(Sr)で割った値(Sc/Sr)は1〜1.3の範囲であり、かつBET比表面積(A)[m2/g]、個数平均粒径(dn)[μm]及び真比重(D)の積(A×dn×D)は5〜10の範囲のものであるのが望ましい。
特に好ましい重合法トナーは、120℃での溶融粘度が10万ポイズ以下、好ましくは0.1〜10万ポイズ、より好ましくは1〜8万ポイズである。粘度測定はフローテスターを用いて測定すればよい。このような溶融粘度を持つトナーによれば高速での印刷によっても高画質が実現する。
【0035】
さらに重合法トナー中の残留金属(イオン)量を制限するのが望ましい。特にマグネシウムやカルシウムなどの金属(イオン)がトナー中に残留していると、高湿条件下では吸湿を起こしトナーの流動性を低下させたり画質に悪影響を及ぼすことがある。こうしたトナー中に残留したマグネシウムやカルシウム(以下、単に残留金属という)のトナー中の含有量の少ないものは、高温高湿条件下でも、1分間に30枚以上を印刷できる高速機で高い印字濃度、カブリのない良好な画質を与えることができる。残留金属量は、好ましくは170ppm以下、より好ましくは150ppm以下、特に好ましくは120ppm以下である。残留金属を低減させるには、例えば前述するトナー製造工程の脱水段階で、連続式ベルトフィルターやサイホンピーラー型セントリヒュージなどの洗浄脱水機などを用いて脱水、洗浄、乾燥すればよい。乾燥後の粒子を分級したり、液滴造粒工程を工夫することなどにより体積平均粒径と個数平均粒径(dn)の比(dv/dn)を調節することもできる。
また、コア物質と、これを被覆するコア物質より高いガラス転移点を持つシェル物質とからなる層構造を有するカプセルトナーは保存性の点で好ましい。
【0036】
さらに本発明の重合法トナーを外添処理に付し、トナー粒子の表面に添加剤(以下、外添剤という)を付着、埋設等させることによって、粒子の帯電性、流動性、保存安定性などを調整することができる。
外添剤としては、無機粒子、有機酸塩粒子、有機樹脂粒子などが挙げられる。無機粒子としては、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウムなどが挙げられる。有機酸塩粒子としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムなどが挙げられる。有機樹脂粒子としては、メタクリル酸エステル重合体粒子、アクリル酸エステル重合体粒子、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体粒子、スチレン−アクリル酸エステル共重合体粒子、コアがメタクリル酸エステル共重合体でシェルがスチレン重合体で形成されたコアシェル型粒子などが挙げられる。これらのうち、無機粒子、特に二酸化ケイ素粒子が好適である。また、これらの粒子表面を疎水化処理することができ、疎水化処理された二酸化ケイ素粒子が特に好適である。外添剤の量は、特に限定されないが、トナー100重量部に対して、通常、0.1〜6重量部である。外添剤は2種以上を組み合わせて用いても良い。外添剤を組み合わせて用いる場合には、平均粒子径の異なる無機粒子同士または無機粒子と有機樹脂粒子を組み合わせる方法が好適である。外添剤を前記重合体粒子に付着させるには、通常、外添剤とトナー粒子とをヘンシェルミキサーなどの混合器に仕込み、撹拌して行う。本発明によれば、外添後の流動性が20%以上、好ましくは30%以上の実質的に球形のトナーであり、上述した方法により得ることができる。
【0037】
【実施例】
本発明の製造方法を実施例を示しながら、さらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。なお、部及び%は特に断りのない限り重量基準である。
【0038】
本実施例において行った評価方法は以下のとおりである。
【0039】
(粒径、粒径分布、粗粉と微粉の割合)
重合体粒子(トナー粒子)の体積平均粒径(dv)及び粒径分布即ち体積平均粒径と平均粒径(dp)との比(dv/dp)は、粒径分布測定装置(SALD2000A型、島津製作所株式会社製)により測定した。この粒径分布測定器による測定においては、屈折率=1.55−0.20i、,超音波照射時間=5分間、粒径測定時の分散媒として蒸留水を用いて行った。
この機械を用いて得られる体積平均粒径の積算カーブより15.2μm以上の粗粉の割合(体積%)を求め、個数平均粒径の積算カーブより4.6μm以下の微粉の割合(個数%)を求めた。
【0040】
(実施例1〜5、比較例1〜2)
スチレン80.5部及びn−ブチルアクリレート19.5部からなるコア用重合性単量体(これらの単量体を共重合して得られた共重合体のTg=55℃)、ポリメタクリル酸エステルマクロモノマー(東亜合成化学工業社製、商品名「AA6」、Tg=94℃)0.3部、ジビニルベンゼン0.5部、t−ドデシルメルカプタン1.2部、カーボンブラック(三菱化学社製、商品名「#25B」)7部、帯電制御剤(保土ヶ谷化学社製、商品名「スピロンブラックTRH」)1部、離型剤(フィッシャートロプシュワックス、サゾール社製、商品名「パラフリント スプレイ 30」、吸熱ピーク温度:100℃)2部を、メデヤ型湿式粉砕機を用いて湿式粉砕を行い、コア用重合性単量体組成物Aを得た。
【0041】
他方、イオン交換水250部に塩化マグネシウム(水溶性多価金属塩)10.2部を溶解した水溶液に、イオン交換水50部に水酸化ナトリウム(水酸化アルカリ金属)6.2部を溶解した水溶液を攪拌下で徐々に添加して、水酸化マグネシウムコロイド(難水溶性の金属水酸化物コロイド)分散液Aを調製した。
【0042】
一方、メチルメタクリレート(Tg=105℃)2部と水65部を超音波乳化機にて微分散化処理して、シェル用重合性単量体の水分散液Aを得た。
【0043】
上記により得られた水酸化マグネシウムコロイド分散液Aに、コア用重合性単量体組成物Aを投入し、液滴が安定するまで攪拌し、そこに重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−イソブチレート(日本油脂社製、商品名「パーブチルIB」)6部添加後、エバラマイルダー(荏原製作所社製:商品名)を用いて15,000rpmの回転数で30分間高剪断攪拌して、単量体混合物の液滴を造粒した。この造粒した単量体混合物の水分散液を、45度傾斜パドル翼を上段、下段に配置した内径(D)206mmの重合反応器に入れ、翼近傍のフローパターンがダウンフローになるように回転させて95℃で重合反応を開始させ、重合転化率がほぼ100%に達した後、前記シェル用重合性単量体の水分散液Aに水溶性開始剤(和光純薬社製、商品名「VA−086」=2,2’−アゾビス(2−メチル−N−(2−ハイドロキシエチル)−プロピオンアミド))0.3部を溶解し、それを反応器に入れた。4時間重合を継続した後、反応を停止し、重合体粒子の水分散液を得た。重合反応中の攪拌条件については、表1および2記載の通りである。この重合体粒子の水分散液を酸洗浄した後、脱水、乾燥して、重合体粒子を得た。得られた粒子100部に、疎水化処理したコロイダルシリカ(商品名「RX−100」;日本アエロジル社製)0.6部を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、トナーを得た。
得られたトナーについての評価結果は表3および4に示す通りである。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
いずれの場合も、翼の大きさ、翼先端速度は上下段とも同じであるため、標注には上下段共通の数値として記載した。
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
実施例1、2、3及び比較例1に示すように、同じPvで懸濁重合実験を行ったにもかかわらず、上段の攪拌翼の最上端から溶液の界面までの距離H、槽径Dの比H/Dにより重合後の粒径分布は大きく影響し、H/Dが小さすぎる比較例1では良好な粒径分布を得ることが出来なかった。
実施例4、5及び比較例2は、反応器内径を1500mmと大きいものに変え、翼先端速度を速くすると、Dv/Dpが増加して、極端に悪い粒径分布となることを示している。
以上のことから、重合反応中の翼先端速度、一番上にある攪拌翼の水面からの深さH/D、重合中の攪拌所要動力Pvをある特定の範囲に制御することにより、懸濁重合後の粒径分布を特にシャープに出来ることが確認された。
【0050】
【発明の効果】
本発明の改良された攪拌条件で、重合性トナーの懸濁重合反応を行うことにより、粗大粒子及び微細粒子の発生が抑制され、シャープな粒径分布をもった重合性トナーを重合工程で得ることが出来、収率の向上のみならず、場合によっては分級工程を省略することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】攪拌翼と攪拌層に関する測定個所を説明する図面である。
【符号の説明】
H:水面から攪拌翼上端までの深さ
D:糟径(重合反応容器内径)
d:翼の中心を通る翼の支柱から翼の先端までの長さ
1:攪拌翼
2:液面
3:重合反応容器
4:翼の支軸
Claims (2)
- 分散安定剤を含有する水系分散媒体中に、造粒分散させた、少なくとも重合性単量体、着色剤および帯電制御剤を含有する単量体組成物を、重合開始剤を用いて重合反応容器で重合するに際し、
該重合反応容器内の撹拌翼の翼径2dと槽径Dと比(2d/D)が0.6〜0.2、 水面から撹拌翼上端までの深さHと槽径Dとの比(H/D)が0.2以上、 撹拌翼の先端の周速が0.5m/s以上5m/s以下、及び 重合反応中の懸濁液の単位体積当たりの撹拌所要動力Pv[kw/m3]が0.01〜0.6になる条件で撹拌することを特徴とする重合トナーの製造方法。 - 撹拌翼が傾斜パドル翼、マックスブレンド翼、フルゾーン翼、スーパミックス翼、A310翼、A320翼、またはインターミグ翼である請求項1に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30650899A JP4131068B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 重合法トナーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30650899A JP4131068B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 重合法トナーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001125309A JP2001125309A (ja) | 2001-05-11 |
JP4131068B2 true JP4131068B2 (ja) | 2008-08-13 |
Family
ID=17957881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30650899A Expired - Fee Related JP4131068B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 重合法トナーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4131068B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3950743B2 (ja) * | 2002-06-03 | 2007-08-01 | キヤノン株式会社 | トナー粒子の製造方法 |
JP4795279B2 (ja) | 2007-03-07 | 2011-10-19 | 株式会社リコー | 静電荷像現像用トナーとその製造方法、画像形成方法及び装置 |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30650899A patent/JP4131068B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001125309A (ja) | 2001-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7252920B2 (en) | Method for manufacturing polymerized toner | |
WO2000058790A1 (fr) | Toner destine au developpement d'images electrostatiques | |
US6596453B2 (en) | Production process of polymerized toner | |
JP4032595B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
WO2001059526A1 (fr) | Toner pour le developpement d'images electrostatique et son procede de production | |
WO1999059032A1 (fr) | Toner polymerisable et son procede de production | |
JP4092527B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4147978B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP3760970B2 (ja) | 電子写真トナーの製造方法 | |
JP2002221824A (ja) | 重合法によるトナーの製造方法 | |
JP4147431B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4131068B2 (ja) | 重合法トナーの製造方法 | |
US6534233B1 (en) | Method for producing toner | |
JP2003177571A (ja) | トナー及びトナーの製造方法 | |
JP2007206286A (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP3972709B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP4092528B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4207383B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4224922B2 (ja) | 重合体粒子水分散液の製造方法 | |
JP4158005B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2006208657A (ja) | 重合法トナーの製造方法 | |
JP2004004506A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3817403B2 (ja) | 電子写真用現像剤の製造方法 | |
JP2002148855A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4023168B2 (ja) | トナーの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070711 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070817 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071017 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080430 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080513 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4131068 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140606 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |