JP4130819B2 - 屋根への安全金具の取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、窯業系の平板瓦のような屋根瓦を葺いた屋根に安全金具を取り付けて命綱のような綱を支持できるようにする構造に関するものである。
一般に建物を新築してから所定の期間を経た後に屋根の点検や補修が行われたり、テレビのアンテナが取り付けられたりすることがあるが、この屋根上での作業は危険であるために安全に作業するためには命綱を付けて作業をする必要がある。
従来、屋根が折版屋根の場合、折版屋根材の山部を利用して命綱固定金具をねじの締め付けなどで固定し、この命綱固定金具に命綱を支持して屋根上で安全に作業ができるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
屋根が折版屋根の場合、折版屋根材の山部を形状を利用して命綱固定金具を固定することができるが、窯業系の屋根瓦を葺いた屋根の場合、このような構造を採用できないために次のように行っている。つまり、図16に示すように屋根1の両側の軒先にセーフティロックと称される引っ掛け固定金具2を取り付け、両側の引っ掛け固定金具間2間に命綱としての親綱3を架設し、この親綱3と作業者4に装着した安全帯5とを命綱としての屋根面ロープ6で接続するようになっている。
特開2000−45536号公報
図16に示すようにすると、折版屋根でない瓦葺きの屋根でも安全に作業することができるが、屋根上の作業をする前に引っ掛け固定金具2を軒先に取り付けなければならなく、この作業に手間や危険が伴なうという問題があり、しかも屋根の軒先に引っ掛け固定する引っ掛け固定金具2のために作業終了後にそのままにしておくことができず、引っ掛け固定金具2を取り外さなければならなくて、取り外しに手間がかかると共に危険も伴なうという問題がある。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、棟部で棟木を利用して命綱を付けるための安全金具を固定できて安全金具の取り付けが軒先に比べて安全にできると共に作業もしやすく、しかも屋根作業を終えた後に安全金具を取り外さなくても外観上目立たなく、安全金具をそのまま残して次回の屋根作業にも利用することができる屋根への安全金具の取り付け構造を提供するにある。
上記課題を解決するために本発明の請求項1の屋根への安全金具の取り付け構造は、屋根瓦7を葺いた屋根1の棟部に棟頂部を介して木製の一対の棟木8を棟の長手方向に装着すると共に棟木8を覆うように棟包み9を被着し、両端に綱の引っ掛け部10を有し且つ棟包み9の幅方向に亙る安全金具11を棟包み9の上に載せ、安全金具11から棟包み9を介して棟木8にビス、釘等の固着具12を打入して固着具12にて安全金具11を取り付けて成ることを特徴とする。このようにすることで屋根の棟部で棟木8を利用して安全金具11を取り付けることができて軒先に比べて安全な屋根1の棟部で安全に安全金具11の取り付け作業をすることができ、しかも棟部で棟包み9の上に沿わせて固着具12を打入するだけで取り付けることができて安全金具11の取り付け作業もしやすい。また屋根1の棟部に安全金具11を取り付けるため屋根作業を終了した後に取り外さなくても外観上目立たなくそのままにしておくことができ、安全金具11を取り外す手間がかからないと共に次回の屋根作業にも利用できる。
また本発明の請求項の屋根への安全金具の取り付け構造は、安全金具11の両端の引っ掛け部10を露出させた状態で安全金具11を覆うようにカバー13を棟包み9に被着したことを特徴とする。安全金具11を取り外さないで安全金具11をそのまま残しても安全金具11の大半の部分を覆って外観よくできると共に固着具12を打入して安全金具11を取り付けてもカバー13にて覆って防水性を確保することができる。
また本発明の請求項の屋根への安全金具の取り付け構造は、屋根瓦7を葺いた下屋30に接して形成されている本屋の壁42の下側に木製の笠木31を装着し、一端に綱の引っ掛け部10を有する安全金具11を笠木31の上に載せ、安全金具11から笠木31にビス、釘等の固着具12を打入して固着具12にて安全金具11を取り付け、安全金具11の引っ掛け部10を露出させた状態で安全金具11を覆うようにカバー13を笠木31に被着したことを特徴とする。このように下屋30の上部で笠木31を利用して安全金具11を取り付けることができて軒先に比べて安全な下屋30の上部で安全に安全金具11の取り付け作業をすることができ、しかも笠木31の上に沿わせて固着具12を打入するだけで取り付けることができて安全金具11の取り付け作業もしやすい。また、下屋30の上で作業する場合に、屋根1の棟部から綱を長く伸ばす必要がなく、綱が途中で引っ掛かりにくくなって作業がし易くなるものであり、また、綱が引っ掛かった部分で摩擦により破断することもなく、安全性を高めることができるものである。さらに、安全金具11を取り外さないで安全金具11をそのまま残しても安全金具11の大半の部分をカバー13にて覆って外観よくできると共に固着具12を打入して安全金具11を取り付けてもカバー13にて覆って防水性を確保することができる。
また本発明の請求項の屋根への安全金具の取り付け構造は、請求項において、カバー13の壁側端部に立ち上げ片13dを設け、立ち上げ片13dを壁板材32の裏面側に挿入したことを特徴とする。この場合、立ち上げ片13dにより安全金具11と壁板材32との間の隙間を覆うことができ、安全金具11と壁板材32との間の隙間から雨水が浸入しないように防水性を高めることができるものである。
本発明は叙述の如く構成されているので、屋根の棟部で棟木を利用して安全金具を取り付けることができて軒先に比べて安全な屋根の棟部で安全に作業することができるという効果があり、しかも棟部で棟包みの上に沿わせて固着具を打入するだけで取り付けることができて安全金具の取り付け作業もしやすいという効果があり、また屋根の棟部に安全金具を取り付けるため屋根作業を終了した後に取り外さなくても外観上目立たなくそのままにしておくことができ、安全金具を取り外す手間がかからないと共に次回の屋根作業にも利用できるという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。屋根1は垂木14の上に野地板15が張られ、野地板15の上に平板瓦のような屋根瓦7が葺かれている。この屋根1の棟部では図2に示すように木製の一対の棟木8が棟頂部を介して棟の長手方向に沿わせられ、棟木8から隅木17に釘等の固着具18が打入されて取り付けられている。棟包み9は山形の上面片9aと上面片9aの両側から垂下した側面片9bと側面片9bの下端から屋根勾配に沿うように側方に連出した連出片9cとで形成されており、この棟包み9が一対の棟木8を覆うように被嵌され、側面片9bから棟木8に釘等の固着具19が打入されて棟包み9が棟木8に取り付けられている。
命綱を支持するための安全金具11はステンレス鋼板等の帯板を図3に示すように折り曲げて形成されており、山形の本体部11aの両側から係止片11bを垂下してあり、係止片11bの下端から上方に向けて連出片11cを連出してある。本体部11aには複数個の固定孔20を穿孔してあり、連出片11cには綱の引っ掛け部10として引っ掛け孔10aを穿孔してある。安全金具11を取り付けた部分を覆うカバー13は図4に示すように断面山形の本体部13aの幅方向の両側に側面縁13bを垂下すると共に本体部13aの長手方向の両端に端面縁13cを垂下して形成されている。
屋根の点検や補修、アンテナの取り付けのために安全金具11を取り付ける場合、図5(a)に示すように屋根の棟部の棟包み9の上に安全金具11を載せ、棟包み9の上面片9aに安全金具11の本体部11aを沿わせると共に棟包み9の側面片9bに安全金具11の係止片11bを係止し、図5(b)に示すように電動ドリル22等を用いてビス、釘等の固着具12を安全金具11の固定孔20から棟包み9を介して棟木8に打入して安全金具11を取り付ける。この時、安全金具11は連出片11cが上向きに突出するように取り付けられるものであり、連出片11cと屋根瓦7との間には隙間が形成されている。安全金具11を取り付けた後、安全金具11を跨ぐ位置で棟包み9の上面に図5(c)に示すようにシーリング材23を塗布し、図5(d)に示すように安全金具11やシーリング材23の上からカバー13を棟包み9に被嵌し、カバー13の側面縁13bを棟包み9の側面片9bに重ね、側面縁13bからビス、釘等の固着具を棟木8に打入してカバー13を取り付ける。このようにカバー13を取り付けた状態で安全金具11の引っ掛け孔10aの部分は露出している。
上記のように安全金具11を屋根1の棟部に取り付けた後に命綱を取り付ける場合は例えば次のように行われる。図1(b)に示すように屋根の棟部に棟の長手方向に間隔を隔てて取り付けた一対の安全金具11間に亙るように命綱としての親綱3が架設され、親綱3の両端のフック等の係止具が安全金具11の引っ掛け孔10aに引っ掛け係止され、命綱としての屋根面ロープ6の一端がフック等の係止具にて親綱3に引っ掛け係止され、屋根面ロープ6の他端が作業者に巻き付けた安全帯にフック等の係止具にて係止される。このように作業者と安全金具11と命綱で繋いで屋根上の作業が安全にできる。なお、安全金具11に命綱を繋ぐ繋ぎ方は上記の仕方に限定されず、種々のものが考えられる。
屋根1上の作業を終えた後、上記安全金具11は一般的には取り外されることなく、そのまま残される。安全金具11を取り外さなくてそのまま残しても外に露出するのは引っ掛け部10としての引っ掛け孔10aのある部分だけであると共に外観上見えにくい棟部であることにより外観が悪くなることがない。また安全金具11を取り付けてあってもカバー13にて覆ってあるために防水的に問題がない。また安全金具11を残してあると、次回の屋根1の工事に再度使用することができる。
勿論、安全金具11を取り外しても構わない。この場合、カバー13を取り外し、固着具12を取り外して安全金具11を取り外し、再びカバー13を取り付ける。また後で安全金具11を取り外す場合、図1(a)に示すように安全金具11を取り付けた後、カバー13を取り付けないで安全金具11を用いて屋根1上の作業をし、この作業終了後に安全金具11を取り外し、カバー13を取り付けるようにして作業を簡略化してもよい。
また参考例として、安全金具11の取り付け方として次の構造を採用してもよい。屋根1の棟部の棟包み9を取り外し、この状態で図6に示すように棟木8の上に安全金具11を載せ、安全金具11の係止片11bを棟木8の側面に係止し、安全金具11の固定孔20からビス、釘等の固着具12を棟木8に打入して安全金具11を棟木8に取り付ける。そして棟木8の上に安全金具11を介して棟包み9を被せ、棟包み9を固定する。この場合、安全金具11の引っ掛け部10としての引っ掛け孔10aが棟包み9から露出し、引っ掛け孔10aを利用して命綱を繋いで屋根1上の作業が安全にできる。
屋根1上の作業を終えた後、上記安全金具11は取り外されることなく、そのまま残される。安全金具11を取り外さなくてそのまま残しても外に露出するのは引っ掛け部10としての引っ掛け孔10aのある部分だけであると共に外観上見えにくい棟部であることにより外観が悪くなることがない。また安全金具11を取り付けてあっても棟包み9で覆っているために問題がない。また安全金具11を残してあると、次回の工事に再度使用することができる。また前記例のようにカバー13を取り付ける必要がないために余分な部品を要しないと共に外観が悪くなるおそれがない。
なお、本例では棟包み9を取り外してから安全金具11を取り付けたが、新築の場合は棟包み9を取り付ける前に安全金具11を予め取り付けておいてもよい。また上記のように棟木8に安全金具11を取り付ける構造で屋根1の作業をした後に安全金具11を取り外す場合は、棟包み9を取り外して棟木8に安全金具11を取り付けて安全金具11を用いて屋根1上の作業をした後、安全金具11を取り外して棟木8に再び棟包み9を取り付けることもできる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。図7に示すように、下屋30は垂木14の上に野地板15が張られ、野地板15の上にルーフィング材40を介して平板瓦のような屋根瓦7が葺かれている。この下屋30の上部では木製の笠木31が下屋30の軒と平行方向に配置され、笠木31から屋根瓦7、ルーフィング材40及び野地板15を貫通して垂木14に釘等の固着具18が打入されて取り付けられている。この笠木31には雨押え部材41が全長にわたって取り付けられている。雨押え部材41は、平板状の上面片41aと、上面片41aの前端から垂下した前面片41bと、上面片41aの後端(壁側端部)から上向きに突出して連出した挿入部41cとで形成されており、この雨押え部材41は、上面片41aで笠木31の上面を覆うように配置され、前面片41bから笠木31の前面に釘等の固着具19が打入されることによって、笠木31に取り付けられている。また、雨押え部材41の挿入部41cは、下屋30に接して形成されている本屋の壁(外壁)42の壁板材32の裏面側に挿入されている。壁42は、柱43の屋外側に防水紙44を設けると共に柱43の屋外側に防水紙44を介して壁下地材(縦胴縁)45を取り付け、この壁下地材45の屋外側に壁板材32を取り付けることにより形成されるものであり、雨押え部材41の挿入部41cは、壁板材32の裏面側(柱43側)において、柱43と壁下地材45の間で二枚の防水紙44に挟まれるようにして配置されている。また、雨押え部材41の前面片41bの下端と屋根瓦7の上面との間の隙間はシーリング材23などで密閉されている。
命綱を支持するための安全金具11はステンレス鋼板等の帯板を図8(a)(b)(c)に示すように折り曲げて形成されており、平板状の本体部11aの一側から係止片11bを垂下してあり、係止片11bの下端から上方に向けて連出片11cを連出してある。本体部11aには複数個の固定孔20を穿孔してあり、連出片11cには綱の引っ掛け部10として引っ掛け孔10aを穿孔してある。
安全金具11を取り付けた部分を覆うカバー13は図9(a)(b)(c)に示すように平板状の本体部13aの前端に前面縁13eを垂下して形成されている。
屋根の点検や補修、アンテナの取り付けのために安全金具11を取り付ける場合、雨押え部材41の上面片41aを介して下屋30の上部の笠木31の上に安全金具11を載せ、雨押え部材41の上面片41aに安全金具11の本体部11aを沿わせると共に雨押え部材41の前面片41bに安全金具11の係止片11bを係止し、電動ドリル等を用いてビス、釘等の固着具12を安全金具11の固定孔20から雨押え部材41の上面片41aを介して笠木31に打入して安全金具11を取り付ける。この時、図10に示すように、安全金具11は連出片11cが上向きに突出するように取り付けられるものであり、連出片11cと屋根瓦7との間には隙間が形成されている。次に、安全金具11の上からカバー13を雨押え部材41に被嵌し、安全金具11の本体部11aとカバー13の本体部13aで覆うと共に安全金具11の係止片11bをカバー13の前面縁13eで覆い、カバー13の前面縁13eから雨押え部材41の前面片41bを貫通してビス、釘等の固着具45を笠木31に打入してカバー13を取り付ける。このようにカバー13を取り付けた状態で安全金具11の引っ掛け孔10aの部分は露出している。
上記のように安全金具11を下屋30の上部に取り付けた後に命綱を取り付ける場合は、上記図1(b)に示すものと同様にして行なわれる。すなわち、下屋30の軒と平行方向に下屋30の上部に間隔を隔てて取り付けた一対の安全金具11間に亙るように命綱としての親綱が架設され、親綱の両端のフック等の係止具が安全金具11の引っ掛け孔10aに引っ掛け係止され、命綱としての屋根面ロープの一端がフック等の係止具にて親綱に引っ掛け係止され、屋根面ロープの他端が作業者に巻き付けた安全帯にフック等の係止具にて係止される。このように作業者と安全金具11と命綱で繋いで屋根上の作業が安全にできる。なお、安全金具11に命綱を繋ぐ繋ぎ方は上記の仕方に限定されず、種々のものが考えられる。また、上記と同様に、下屋30上の作業を終えた後、安全金具11は取り外しても取り外さなくてもいずれでも良い。
図11に示すように、本屋50の棟部分に安全金具11を取り付けて下屋30の上で作業する場合では、長尺の屋根面ロープ6が必要となり、また、本屋50の軒に屋根面ロープ6が引っ掛かって作業が行ないにくくなったり、屋根面ロープ6が本屋50の軒との摩擦により摩耗して切断されやすくなって、安全性が低下する恐れがあるが、この実施の形態のように、下屋30の上部に安全金具11を取り付けることにより、このような問題が発生せず、作業性や安全性の低下を防止することができるものである。
図12に本発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態では、図13に示すようにカバー13として壁側端部となる後端に立ち上げ片13dを設けたものである。このカバー13は上記と同様にして笠木31に取り付けられるが、この時、図14に示すように、立ち上げ片13dは壁板材32の裏面側に挿入された状態となる。また、立ち上げ片13dは、雨押え部材41の挿入部41cと同様に、壁板材32の裏面側において、柱43と壁下地材45の間で二枚の防水紙44に挟まれるようにして配置してもよい。その他の構成は図7に示すものと同様である。
そして、この実施の形態では、立ち上げ片13dにより安全金具11と壁板材32との間の隙間を覆うことができ、安全金具11と壁板材32との間の隙間から雨水が浸入しないように防水性を高めることができる。
図15に本発明の他の実施の形態を示す。この実施の形態では、安全金具11として壁側端部となる後端に挿入片11dを設けたものである。この安全金具11は上記と同様にして笠木31に取り付けられるが、この時、挿入片11dは壁板材32の裏面側に挿入された状態となる。また、挿入片11dは、雨押え部材41の挿入部41cと同様に、壁板材32の裏面側において、柱43と壁下地材45の間で二枚の防水紙44に挟まれるようにして配置してもよい。その他の構成は図7に示すものと同様である。
そして、この実施の形態では、挿入片11dにより安全金具11の本体部11aと壁板材32との間の隙間から雨水が浸入しないように防水性を高めることができる。
(a)は本発明の実施の形態の一例の屋根の棟部に安全金具を取り付けた状態の斜視図、(b)は安全金具をカバーで覆って命綱を取り付けた状態の斜視図である。 同上の屋根の棟部の断面図である。 同上の安全金具を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 同上のカバーを示し、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 (a)(b)(c)(d)は同上の施工状態を説明する斜視図である。 同上の参考例を説明する斜視図である。 本発明の他の実施の形態の一例の下屋に安全金具を取り付けた状態を示す断面図である。 同上の図7の下屋に用いる安全金具を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 同上の図7の下屋に用いるカバーを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 同上の図7の下屋の安全金具の施工状態を示す斜視図である。 同上の安全金具を用いた作業状態を示す概略図である。 本発明の他の実施の形態の一例の下屋に安全金具を取り付けた状態を示す断面図である。 同上の図11の下屋に用いるカバーを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 同上の図11の下屋の安全金具の施工状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態の一例の下屋に安全金具を取り付けた状態を示す断面図である。 従来例を説明する説明図である。
符号の説明
1 屋根
7 屋根瓦
8 棟木
9 棟包み
10 引っ掛け部
11 安全金具
12 固着具
13 カバー
30 下屋
31 笠木
32 壁板材
3d 立ち上げ片

Claims (3)

  1. 屋根瓦を葺いた屋根の棟部に棟頂部を介して木製の一対の棟木を棟の長手方向に装着すると共に棟木を覆うように棟包みを被着し、両端に綱の引っ掛け部を有し且つ棟包みの幅方向に亙る安全金具を棟包みの上に載せ、安全金具から棟包みを介して棟木にビス、釘等の固着具を打入して固着具にて安全金具を取り付け、安全金具の両端の引っ掛け部を露出させた状態で安全金具を覆うようにカバーを棟包みに被着して成ることを特徴とする屋根への安全金具の取り付け構造。
  2. 屋根瓦を葺いた下屋に接して形成されている本屋の壁の下側に木製の笠木を装着し、一端に綱の引っ掛け部を有する安全金具を笠木の上に載せ、安全金具から笠木にビス、釘等の固着具を打入して固着具にて安全金具を取り付け、安全金具の引っ掛け部を露出させた状態で安全金具を覆うようにカバーを笠木に被着したことを特徴とする屋根への安全金具の取り付け構造。
  3. カバーの壁側端部に立ち上げ片を設け、立ち上げ片を壁板材の裏面側に挿入したことを特徴とする請求項2に記載の屋根への安全金具の取り付け構造。
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