JP4129554B2 - ブラシ化粧品容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は口紅、頬紅、アイシャドウ等のメーキャップに使われるブラシと化粧料の収納部とを組み合わせたブラシ化粧品容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メーキャップ用の固形化粧料の収納容器では、外出先等において化粧が簡単に行えるように、化粧料と、この化粧料を付着させて使用するブラシを一体的に組付けた容器が使用されている。
【0003】
このブラシを利用して使われる化粧料の収納部の代表的な構成は、有底筒形状をした収納部内に、化粧料を収納保持した有底筒形状の中皿体を摺動自在かつ抜け出し不能に組付け、収納部の底部に基端を組付け固定したスプリングの先端を中皿体に弾接させたものとなっている。
【0004】
上記した構成の化粧料収納部に対して、ブラシは、その先を化粧料収納部内に挿入した状態で収納部の開口部に嵌入組付けされるものとなっており、このブラシの着脱により容器の開閉を達成するようにしている。
【0005】
そして、ブラシの先への化粧料の付着は、ブラシを収納部に組付けることにより、収納部内に挿入されたブラシが、スプリングの弾力に逆らって中皿体を後退させる際における、中皿体に収納保持された化粧料への押圧により達成され、すなわち、容器を閉鎖すべくブラシを容器に組付けることにより、このブラシを利用しての化粧料の使用が可能な状態となるのである。
【0006】
また、実開平7−27408号公報には、収納部の内周面に回動案内用の螺溝を刻設し、中皿体の筒壁の外周面にこの螺溝に螺合する螺片を突設することにより、ブラシを収納本体に挿入し、組付けるに際して、スプリングで押圧された状態でさらにブラシを化粧料に対して回動変位させて化粧料に擦り付けることにより、化粧に必要とする量の化粧料をブラシに確実に付着させる方法についての記載がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブラシの毛先が使用によって広がり化粧料収納部にブラシを挿入することがし難くなるという問題があり、またブラシは目的に応じて、毛の太さ、硬さ、本数等を変えて各種作成されるが、たとえばソフトなタッチでメークアップする必要が或る場合には、細く、柔らかい材質の毛を使用し、柄の部分から毛先を膨らませた形状で作成され、このようなブラシにたいして、上記のような筒状の化粧料収納部を使用することはできなかった。
【0008】
本発明は上記した、従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、ブラシの毛の材質、形状に関わらず化粧料を収納した筒状の化粧料収納部への挿入操作、化粧料のブラシへの擦り付け操作、および化粧料の交換操作が容易に確実にでき、かつ経済的に優れたブラシ化粧品容器を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
内周面に螺溝を刻設した外筒体と、この外筒体の上端部に回動自在に組付き、下端部にブラシを有したブラシ体を外筒体内から下方に突き出させて、上下動可能に、回動不能に組付けた有頂円筒状の回転体と、この回転体と外筒体の相対回動によりブラシを収束した状態で外装するカバー筒を外筒体に対し昇降させる繰出し機構と、基端を回転体の頂壁の下面に位置させ、ブラシ体を下方に付勢するスプリングと、からなるブラシ部を有すること、
胴部内周面にカバー筒の下端面が当接するアゴ部を周設し、底部に化粧料を収納する有底円筒状の収納本体を有すること、
ブラシ体を、ブラシがカバー筒で外装された状態で収納本体の上部開口部から挿入し、この収納本体内に収納可能な構成とすること、
この挿入操作において、カバー筒の下端面がアゴ部に当接して、外筒体内に後退し、ブラシが繰出し機構の作用による回動状態で、かつスプリングによる押圧状態で中皿体の化粧料に当接する構成とすること、
にある。
【0010】
上記請求項1記載の発明の構成により、ブラシ部の外筒体と回転体を相対回動させることにより、繰出し機構の作用が発揮され、カバー筒が下降し、外筒体内から下方に充分突き出され、外筒体内から下方に突き出されて位置したブラシ体の下端部のブラシを収束しながら、その側面を外装する。
【0011】
ブラシの使用時には、上記と逆方向に相対回動することにより、カバー筒は上昇し、その大部分が外筒内に後退して、カバー筒によるブラシの外装が除かれた状態になる。
【0012】
ブラシ体の収納部への挿入、収納は、ブラシをカバー筒で外装してから実施するので、ブラシの毛先が収納本体の上端面に引っかかる等の問題もなくスムーズに挿入することが可能となる。
【0013】
外筒体を手で保持しながら、ブラシ体を収納本体内に挿入していくと、まずカバー筒の下端面が、収納本体の口部の内周面に周設したアゴ部に当接し、この当接作用により、さらなる挿入においては、カバー筒は上昇して、外筒体内に後退し、ブラシの外装が除かれ、また回転体と外筒体との相対的な回動による繰出し機構の作用が発揮され、ブラシ体が回動する。
【0014】
上記のようにブラシ体が回動した状態で、さらに挿入を進めると、ブラシの先端が、収納本体の底部に収納された化粧料に接触するが、基端を回転体の頂壁の下面に位置させ、ブラシ体を下方に付勢するスプリングにより、ブラシは押圧状態で化粧料に当接する。
【0015】
ブラシ体の挿入のさらなる進行によって、ブラシの先端が収納本体に相対的に回動しながら、かつ押圧状態で化粧料に接触し、この擦り付けにより化粧に必要とされるだけの量の化粧料を確実にブラシの先端に付着させる。
【0016】
使用中化粧料が徐々に減っていくに従って、ブラシが回転体に上下動可能に組付けられているので化粧料の残量により、収納本体中でのブラシ体の外装体からの下方への突き出しの量が決まるが、スプリングの弾力が常時、下方に作用しているのでブラシの先端の化粧料への押圧状態は維持さる。
【0017】
上記のように、繰出し機構、ブラシを化粧料に対して回動する機能、スプリングによる弾力作用機能の主要な部分がブラシ部に配置されているので、収納本体は簡単な形状の容器にすることができ、補充あるいは他の色合いの化粧料を収納した収納本体をいくつか用意して使用することも可能であり、またブラシ部は繰り返し使用することができるので利便性が高くかつ経済的である。
【0018】
請求項2記載の発明の手段は、請求項1記載の発明の手段において、回転体へのブラシ体の組付きを、上端部を回転体の頂壁下面から垂下設した嵌合筒片に下方への抜け出し不能、上下動可能、かつ回動不能に組付きし、下端部にブラシ体を組付き固定する、細筒状の軸筒材を用いて達成する構成とすること、にある。
【0019】
請求項2記載の発明の上記構成は、ブラシ体を外筒体内から下方に突き出させて組付ける一手法であり、ブラシ体の回転体への組付き固定を容易に実施することが可能であり、必要に応じてブラシを交換することができる。
【0020】
請求項3記載の発明の手段は、請求項1または2記載の発明の手段において、繰出し機構を、外筒体の螺溝と、略全高さ範囲にわたって縦長のガイド孔を開設し、外筒体に内接する内筒体と、外周面に前記ガイド孔を貫通して先端を外筒体の螺溝に螺合させる螺合ピンを突設し、昇降変位可能に内筒体内に挿入組付けされる円筒体片とから形成すること、
回転体を内筒体の上端部に組付き固定し、カバー筒を円筒体片に組付き固定した構成とすること、
にある。
【0021】
請求項3記載の発明の上記構成では、外筒体に対して回転体を相対的に回動させることにより、内筒体が回動し、円筒体片が外筒体の螺溝に沿って回動しながら内筒体のガイド孔を昇降することにより繰出し機構の作用が発揮され、円筒体片に組付き固定したカバー筒を外筒体に対して昇降可能とする。
【0022】
この際、回転体と円筒体片の相対的な回動がないので、カバー筒とブラシの相対的な回動がなく、カバー筒でブラシを外装、あるいはカバー筒による外装を除く動作においてブラシの毛先がねじれるような変形を防ぎ、長期使用によるブラシの形状の変形を抑制することができる。
【0023】
逆に、外筒体を保持しながら、カバー筒を外筒体に対して昇降させると、この繰出し機構の作用により相互に回転不能に組付けられた内筒体と回転体とブラシ体が外筒体に対して相対的に回動する。
【0024】
請求項4記載の発明の手段は、請求項1、2または3記載の発明の手段において、収納本体の底部を、着脱自在な中皿体とすること、にある。
【0025】
請求項4記載の発明の上記構成により、中皿体を収納本体から取り外し、容易に化粧料の補充、交換を実施することができより経済的である。
【0026】
請求項5記載の発明の手段は、請求項4記載の発明の手段において、中皿体を透明にすること、にある。
【0027】
請求項5記載の発明の上記構成により、使用中の化粧料の残量、色合いを容易に確認することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1ないし図3に、本発明のブラシ化粧品容器の一実施例を示す。
本実施例の容器は、ブラシ部1と収納本体43からなり、ブラシ部1は外筒体2、内筒体11、円筒体片17、回転体21、軸筒材24、カバー筒19、ブラシ体31の部材から構成される(図1参照)。
【0029】
外筒体2は円筒状であり、内周面には、下端部に、後述する収納本体43の口部42に外嵌、螺合するための外筒螺条4aが、この外筒螺条4aの上位に、後述する内筒体11の外筒体2から上方への突き抜けを不能にするための係止段差5bが、この係止段差5bの上位から上端に至るまでの部分には、軸心に対して対向する位置に2本の螺溝3が形成されており、また外周面上端部には、後述する回転体21が外嵌、突当り係止するための突当り段差5aが形成されている。
【0030】
内筒体11は、外筒体2に略内接する外径の円筒状であり、略全高さにわたって、軸心に対して対向する2箇所に、縦長のガイド孔12を開設しており、下端部には、外筒体2の係止段差5bに係止する外鍔状の外鍔係止片14を付設し、上端部には、後述する回転体21に組付き固定するための、内鍔状の内鍔係止片13を付設している。
【0031】
円筒体片17は、内筒体11に略内接する外径の円筒状であり、外周面に、内筒体11のガイド孔12を貫通して、先端を外筒体2の螺溝3に螺合する螺合ピン18を、軸心に関して対向する2箇所に突設し、また外周面下部には、後述するカバー筒19の上端部に嵌入するための嵌入段差17aが形成されている。
【0032】
カバー筒19は、円筒状であり、上端部が、円筒体片17の下部である嵌入段差17aに外嵌組付き固定する。
【0033】
回転体21は、外筒体2の上端部に回動自在に外嵌する内径の有頂円筒状であり、頂壁22の下面には、内筒体11の上端部に形成された内鍔係止片13に係止し、内筒体11を組付き固定するための内筒係止筒片23aを垂下設し、また後述する軸筒材24の上端部を下方への抜け出し不能、上下動可能かつ回動不能に組付ける、内筒片23b1と外筒片23b2との2重円筒状の嵌合筒片23bを垂下設している。
【0034】
また、内筒片23b1の外周面の軸心に対して対向する位置の2箇所に、後述する軸筒材24のガイド縦溝24aに嵌入するガイド縦条23b3が付設されており、外筒片23b2の内周面上端には軸筒材24の下方への抜け出しを不能とする係止周条23b4を周設している。
【0035】
軸筒材24は、細い円筒状であり、上端部内周面には、ガイド縦条23b3と嵌合するガイド縦溝24aを2箇所に刻設し、上端面から外鍔状に外筒片23b2の係止周条23b4と係止する軸筒材係止片24bを付設し、下端部にはブラシ体31の固定部34が螺合組付きされる。
【0036】
また、軸筒材24の下端面から外鍔状の当接片24cを介してスプリング27の先端部に外嵌し、スプリング27の位置を一定に保持するためのスプリング保持筒片24dを立設しており、下端部にブラシ体31の固定部34を螺合組付けした状態で、当接片24cの上面にスプリング27の先端が当接し、下面にブラシ体31の柄33の上面が当接する構成としている。
【0037】
ブラシ体31は、ブラシ32と、その一端を収束固定し、前記カバー筒19に略内接する外径の円柱状の柄33と、その上部に立設された、軸筒材24の下端部に螺合組付き固定される固定部34とから形成される。
【0038】
上記部材から構成される、ブラシ部1の組み立て状態を説明する。
内筒体11は、回動自在に、外鍔係止片14と係止段差5bの当接により上方への抜け出し不能に、また上端を若干突き出しながら外筒体2に内接し、回転体21は、その下端面を、突当り段差5aに当接しながら、外筒体2の上端部に回動自在に外嵌し、内筒係止筒片23aと内鍔係止片13の係止により内筒体11の上端部に組付き固定されている。
【0039】
円筒体片17は、螺合ピン18を内筒体11のガイド孔12を貫通して、外筒体2の螺溝3に挿入しながら内筒体11内に組付き、この外筒体2の螺溝3と内筒体11と円筒体片17により繰出し機構Kが構成され、外筒体2に対して回転体21を相対回動させると、内筒体11が回動し円筒体片17が外筒体2の螺溝3により回動しながら内筒体11のガイド孔12に沿って昇降し、円筒体片17の下部に外嵌組付き固定したカバー筒19が外筒体2に対して昇降可能となる。
【0040】
軸筒材24は、2重円筒状の嵌合筒片23bを構成する内筒片23b1と外筒片23b2との間隙に上端部を嵌入し、軸筒材係止片24bと係止周条23b4の係止により下方への抜け出し不能に、ガイド縦溝24aとガイド縦条23b3により上下動可能に、回動不能に回転体21に組付けられている。
【0041】
また、軸筒材24の下端部には、ブラシ体31の固定部34が、ブラシ32と柄33の下部が外筒体2の下部開口部から下方にむけて突き出る位置になるように螺合組付けされている。
【0042】
スプリング27は、その上端部を回転体21の嵌合筒片23bの外筒片23b2に外嵌し、その下端部を軸筒材24のスプリング保持筒片24dに嵌入して、その姿勢および位置を保持しながら、基端を回転体21の頂壁22の下面に当接させ、先端を当接片24cの上面に当接させて、ブラシ体31に常時、下方への弾力を作用させている。
【0043】
収納本体43は有底円筒形状であり、底部43b、胴部43a、口部42からなり、口部42の外周面には、ブラシ部1の外筒体2の外筒螺条4aと螺合組付きする螺条42aが形成され、胴部43a内周面には、カバー筒19の下端面に当接する段差状のアゴ部43a1が周設されている。
【0044】
また、本実施例では、底部43bを、胴部43aから螺合、螺脱により着脱可能な有底円筒状の中皿体48とし、中皿体48には、化粧料46が収納されており、底面の形状、および化粧料の上面の形状は、ブラシ32の先端部の形状に合せて半球状に窪んだ形状となっている。
【0045】
ここで、中皿体48を透明性を有した材料で形成することにより、外部から容易に化粧料46の残量あるいは色合いを確認することができる。
【0046】
つぎに、本実施例のブラシ化粧品容器の使用の状態を説明する。
通常、ブラシ部1と収納本体43を螺合組み付けした状態で保管し(図3(b)参照)、ブラシ部1を収納本体43から取り外しメーキャップに使用するが、ブラシ部1を取り外した状態では、カバー筒19はその大部分を外筒体2内に後退した状態であり、そのまま使用することができる(図1参照)。
【0047】
ブラシ部1を収納本体43に組付け収納する際には、まず回転体21を外筒体2に対して相対的に回動させ、カバー筒19を降下させ、外筒体2内から充分突き出し、ブラシ32の毛先の束を収束しながらその側面を外装した状態で、ブラシ体31を収納本体43の上部開口部から挿入するが、カバー筒19の外装により毛先が収納本体43(口部42)の上端面に引っかかる問題もなくスムーズに操作することができる(図2(a)参照)。
【0048】
また、ブラシ32をカバー筒19により外装、あるいはこの外装を除く動作において、カバー筒19とブラシ体31の相対的な回動がないので、ブラシ32の毛先をねじるような変形がなく、長期使用によるブラシの形状の変形を抑制することができる。
【0049】
次に、外筒体2を手で保持しながら、ブラシ体31を収納本体43内に挿入していくと、カバー筒19の下端面が、収納本体43の胴部43a内周面に周設したアゴ部43a1に当接し、この当接作用により、さらなる挿入においては、カバー筒19は外筒体2に対して上昇して、外筒体2内に後退し、ブラシ32の外装が除かれ、このカバー筒19の後退による繰出し機構Kの作用により、手で保持した外筒体2に対して回転体21が相対回動し、ブラシ32が回動する。
【0050】
ブラシ32が回動した状態で、さらに挿入を進めると、ブラシ32の先端が収中皿体48に収納された化粧料46に接触するが、ブラシ体31に対するスプリング27の下方への弾力作用により、ブラシ32は押圧状態で化粧料46に当接する(図3(a)参照)。
【0051】
すなわち、ブラシ部31の挿入のさらなる進行によって、ブラシ32の先端が中皿体48に相対的に回動しながら、かつ押圧状態で化粧料46に当接し、この擦り付けにより、化粧に必要とされるだけの量の化粧料46が確実にブラシ32の先端に付着し、次の使用に備えることができる。
【0052】
使用により、化粧料46が徐々に減っていくが、ブラシ体31が回転体21に上下動可能に組付けられており、またブラシ体31にスプリング27の弾力が常時、下方に作用しているのでブラシ32の先端の化粧料46への押圧状態は常時維持される。
【0053】
化粧料46を使い切った場合、または異なる色合いの化粧料46を使用したい場合には、中皿体48を取り外すことにより、容易に化粧料46の補充,交換等ができる。この際、中皿体48が透明であり、外部から化粧料46の残量、色合いを確認できる。
【0054】
また、ブラシ体31の固定部34を軸筒材24の下端部に螺合組付けする構成であり、必要に応じてブラシ体31も容易に交換することができ、大部分を繰り返しあるいは共用して使用することができ、中皿体48、ブラシ体31等の部分のみ交換して使用することができる。
【0055】
本実施例においては、ブラシ部1と収納本体43を螺合により組付ける方法を採用したが、組付き方法は螺合に限らず、操作しやすさ等の面から必要であればたとえば、係止周条による組付き方法等を採用することできる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、外筒体と回転体との相対的な回動によりカバー筒が外筒体に対して昇降可能な構成としたので、ブラシの毛の材質、形状に関わらず、ブラシを収束しながらその側面をカバー筒で外装することができ、ブラシを筒状の化粧料の収納本体へ容易に挿入することができるようになった。
【0057】
カバー筒とブラシの相対的な回動がない構成とすることが可能であり、ブラシの毛先がねじれるような変形を防ぎ、長期使用によるブラシの形状の変形を抑制することができる。
【0058】
ブラシ部の収納本体への挿入、収納操作により、ブラシ先端が中皿体に相対的に回動しながら、かつスプリングによる押圧状態で化粧料に当接するので、この擦り付けにより、化粧に必要とされるだけの量の化粧料を確実にブラシ先端に付着させることができる。
【0059】
収納本体は簡単な形状の容器であるので、補充用の、あるいは他の色合いの化粧料を収納した収納本体をいくつか用意して使用することもでき、またブラシ部は繰り返し使用することができるので利便性が高くかつ経済的である。
【0060】
以上の効果により、請求項1記載の発明は、ブラシの筒状の化粧料収納本体への挿入操作、化粧料のブラシへの擦り付け操作が容易にかつ確実にでき、かつ利便性、経済性にも優れたブラシ化粧品容器を提供するものである。
【0061】
請求項2記載の発明は、回転体とブラシ体の組付き固定を軸筒材で達成する構成であり、ブラシ体を回転体に着脱自在に組付けることが可能であり、必要に応じてブラシを交換あるいは付け替えることができる。
【0062】
請求項3記載の発明は、回転体の外筒体に対する相対的回動により、内筒体、円筒片を介して、カバー筒の外筒体に対する昇降をスムーズに達成することができる。
【0063】
請求項4記載の発明は、化粧料を収納する収納本体の底部を、着脱自在な中皿体としたので、この中皿体を収納本体から簡単に取り外すことができ、化粧料の補充、交換等をより経済的に実施することができる。
【0064】
請求項5記載の発明は、中皿体を透明にしたものであり、化粧料の残量、色合いを容易に確認することができ、利便性をより高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブラシ部を示す、半縦断面図。
【図2】本発明の一実施例の分解図で、カバー筒でブラシを外装した状態のブラシ部と収納本体を半縦断面で示した、分解図。
【図3】本発明の一実施例で、ブラシ部を収納本体に挿入、収納した状態を示した、半縦断面図。
【符号の説明】
1 ; ブラシ部
2 ; 外筒体
3 ; 螺溝
4a ; 外筒螺条
5a ; 突当り段差
5b ; 係止段差
11 ; 内筒体
12 ; ガイド孔
13 ; 内鍔係止片
14 ; 外鍔係止片
17 ; 円筒体片
17a ; 嵌入段差
18 ; 螺合ピン
19 ; カバー筒
21 ; 回転体
22 ; 頂壁
23a ; 内筒係止筒片
23b ; 嵌合筒片
23b1; 内筒片
23b2; 外筒片
23b3; ガイド縦条
23b4; 係止周条
24 ; 軸筒材
24a ; ガイド縦溝
24b ; 軸筒材係止片
24c ; 当接片
24d ; スプリング保持筒片
27 ; スプリング
31 ; ブラシ体
32 ; ブラシ
33 ; 柄
34 ; 固定部
K ; 繰出し機構
42 ; 口部
42a ; 螺条
43 ; 収納本体
43a ; 胴部
43a1; アゴ部
43b ; 底部
46 ; 化粧料
48 ; 中皿体

Claims (5)

  1. 内周面に螺溝(3)を刻設した外筒体(2)と、該外筒体(2)の上端部に回動自在に組付き、下端部にブラシ(32)を有したブラシ体(31)を前記外筒体(2)内から下方に突き出させて、上下動可能に、回動不能に組付けた有頂円筒状の回転体(21)と、該回転体(21)と前記外筒体(2)の相対回動により前記ブラシ(32)を収束した状態で外装するカバー筒(19)を前記外筒体(2)に対し昇降させる繰出し機構(K)と、基端を前記回転体(21)の頂壁(22)の下面に位置させ、前記ブラシ体(31)を下方に付勢するスプリング(27)と、を有するブラシ部(1)と、胴部(43a)内周面に前記カバー筒(19)の下端面が当接するアゴ部(43a1)を周設し、底部(43b)に化粧料(46)を収納する有底円筒状の収納本体(43)と、からなり、前記ブラシ体(31)を、ブラシ(32)がカバー筒(19)で外装された状態で収納本体(43)の上部開口部から挿入し、該収納本体(43)内に収納可能な構成とし、該挿入操作において、カバー筒(19)の下端面が前記アゴ部(43a1)に当接して、外筒体(2)内に後退し、前記ブラシ(32)が繰出し機構(K)の作用による回動状態で、かつスプリング(27)による押圧状態で中皿体(48)の化粧料(46)に当接する構成とした、ブラシ化粧品容器。
  2. 回転体(21)へのブラシ体(31)の組付きを、上端部を回転体(21)の頂壁(22)下面から垂下設した嵌合筒片(23)に下方への抜け出し不能、上下動可能、かつ回動不能に組付きし、下端部にブラシ体(31)を組付き固定する、細筒状の軸筒材(24)を用いて達成する構成とした、請求項1記載のブラシ化粧品容器。
  3. 繰出し機構(K)を、外筒体(2)の螺溝(3)と、略全高さ範囲にわたって縦長のガイド孔(12)を開設し、該外筒体(2)に内接する内筒体(11)と、外周面に前記ガイド孔(12)を貫通して先端を外筒体(2)の螺溝(3)に螺合させる螺合ピン(18) を突設し、昇降変位可能に前記内筒体内(11)に挿入組付けされる円筒体片(17)とから形成し、回転体(21)を、前記内筒体(11)の上端部に組付き固定し、カバー筒(19)を前記円筒体片(17)に組付き固定した構成とした、請求項1または2記載のブラシ化粧品容器。
  4. 収納本体(43)の底部(43b)を、着脱自在な中皿体(48)とした、請求項1、2または3記載のブラシ化粧品容器。
  5. 中皿体(48)を透明とした請求項4記載のブラシ化粧品容器。
JP2001297987A 2001-09-27 2001-09-27 ブラシ化粧品容器 Expired - Fee Related JP4129554B2 (ja)

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