JP4030165B2 - 口紅等の収納容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は口紅、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックファンデーション等の棒状化粧品を収納する口紅等の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
口紅を充填した皿部材を最後に組付けたり、組付けた皿部材を交換のために取外すことができるようにした口紅収納容器は、必要以上の大きな力で口紅を突出させる操作を行なうと皿部材が外れたり、あるいは特殊で面倒な操作を行なう必要のある構造に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の必要以上の大きな力で口紅を突出させる操作を行なうものは、使用者が使用時に誤って大きな力で操作してしまい、口紅を支持する皿部材を容器本体より脱落させてしまうという事故が生じるという欠点があり、特殊で面倒な操作を行なうものは、使用者が誤って口紅を支持した皿部材を容器本体より脱落させてしまうという事故を確実に防止することができるが、皿部材の交換に手数がかかり、面倒であるという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、使用者が誤って口紅等を支持した皿部材を脱落させるのを確実に防止することができるとともに、口紅等の交換時には簡単な操作で、容易に皿部材の取外しや取付けを行なうことができる口紅等の収納容器を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は底面ほぼ中央部に押し上げピン挿入孔が形成されたハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部が挿入固定された軸心方向の切欠部を有する内筒部材と、この内筒部材の切欠部が形成された部位の外周部を回動可能に覆う上部寄りの部位に取外し溝を有する螺旋溝が形成された螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する皿部材本体、この皿部材本体の底面の一部を除く部位に下方へ突出するように一体成形された係合ピン支持部、この係合ピン支持部の下部寄りの一部を除く部位の外周部のほぼ中央部に一体成形された前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンおよび前記係合ピン支持部の下端部に一体成形された前記係合ピンが前記螺旋溝で移動される最大突出状態では取外すことができず、前記ハカマ部材の押し上げピン挿入孔より押し上げピンを挿入して係合ピンが螺旋部材の取外し溝内へ押し上げられると係合ピンが切欠部より抜け脱するように回動させることができる係止片とからなる皿部材とで口紅等の収納容器を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図11に示す本発明の第1の実施の形態において、1はハカマ部材で、このハカマ部材1の底面ほぼ中央部には、販売時にはシール2で覆われる押し上げピン挿入孔3が形成され、上部外周部にはキャップ嵌合部4が形成されている。
【0009】
5は前記ハカマ部材1内に下端部が挿入固定された内筒部材で、この内筒部材5の上下部を除く外周部に螺旋部材挿入凹部6が形成されるとともに、該螺旋部材挿入凹部6に軸心方向の切欠部7が形成されている。
【0010】
8は前記内筒部材5の螺旋部材挿入凹部6内に該螺旋部材挿入凹部6を覆うように回動可能に取付けられた螺旋部材で、この螺旋部材8には上部に係止溝部9aを有する螺旋溝9が形成されるとともに、該螺旋溝9の上部寄りの部位には上方へ突出する取外し溝10が形成されている。
【0011】
11は前記螺旋部材8の外周部を覆う下端部が前記ハカマ部材1内に挿入された外筒部材である。
【0012】
12は使用時には前記内筒部材5内より脱落することなく、交換時には容器に取外しや取付けを行なうことができる内筒部材5内に上下移動可能に取付けられる口紅13を支持する皿部材で、この皿部材12は図3ないし図5に示すように口紅を支持する皿部材本体14と、この皿部材本体14の底面の一部を除き凹部15が形成できる部位に下方へ突出するように一体成形されたほぼ半円柱状の係合ピン支持部16と、この係合ピン支持部16の下部寄りの前記凹部15を除く部位の外周部のほぼ中央部に一体成形された前記内筒部材5の切欠部7および前記螺旋部材8の螺旋溝9と係合する係合ピン17と、前記係合ピン支持部16の下端部に一体成形された前記係合ピン17が前記螺旋溝9で移動される最大突出状態では取外すことができず、前記ハカマ部材1の押し上げピン挿入孔3より押し上げピン18を挿入して係合ピン17を螺旋部材8の取外し溝10内へ位置させると取外しできるように回動させることができる係止片19とで構成されている。この係止片19は前記係合ピン17の根元部より、内側部位より下方へ突出し、先端部が前記皿部材本体14の外周部と同一部位まで突出する断面L字状に形成されている。
なお、23は前記外筒部材11の外周部を覆う前記ハカマ部材1のキャップ嵌合部4と着脱可能に嵌合するキャップである。
【0013】
上記構成の口紅収納容器20は皿部材12を除く部品を組付けておく、皿部材12あるいは口紅13を支持させた皿部材12を組付ける場合、まずハカマ部材1と外筒部材11とを持って、図6に示すように切欠部7の上部位置に螺旋部材8の係止溝部9aを位置させる。次に、図7に示すように皿部材12を傾斜状態にして係止片19を内筒部材5内へ挿入し、図8に示すように回動させて係合ピン17が内筒部材5の切欠部7と螺旋部材8の係止溝部9aと係合させる。
しかる後、ハカマ部材1と外筒部材11とを持って回動させることにより、皿部材12を従来の口紅収納容器と同様に螺旋部材8の螺旋溝9によって上下移動させることができる。
この場合、皿部材12を最大に突出するようにハカマ部材1と外筒部材11とを持って回動させても、係合ピン17は図9に示すように螺旋部材8の係止溝部9a内に位置するため、皿部材12が内筒部材5より脱落することがない。
【0014】
皿部材12を取付けた後、口紅13が不良品で、あつたり、異なる口紅13に交換する場合、ハカマ部材1の底面のシール2を取外すとともに、図6に示すように係合ピン17を螺旋部材8の取外し溝10の下部に位置するようにセットした後、図10に示すように押し上げピン挿入孔3より押し上げピン18を挿入して皿部材12を上方へ押し上げ、係合ピン17を螺旋部材8の取外し溝10内に位置させる。この状態で、皿部材12を図11に示すように回動させることにより内筒部材5より皿部材12を取外すことができる。
【0015】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図12ないし図29に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0016】
図12ないし図14に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、上部寄りの部位に切欠部7と連通する係止溝部7aを形成した内筒部材5Aと、螺旋溝9が形成された螺旋部材8Aを用いた点で、このように形成された内筒部材5Aと螺旋部材8Aを用いて構成した口紅収納容器20Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
図15ないし図17に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、内壁面に螺旋溝9を形成した外筒部材11Aを用いた点で、このように形成した外筒部材11Aを用いて構成した口紅収納容器20Bにしても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】
図18ないし図24に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、係止片19の先端部に挿入ピン21、21が形成された皿部材12Aと、上部寄りの切欠部7と対向する部位に前記皿部材12Aを取外す部位へ押し上げた場合に挿入ピン21、21が入り込む切欠状あるいは凹部状、本発明の実施の形態では切欠状の挿入部22、22を形成した内筒部材5Bを用いた点で、このように形成された皿部材12Aと内筒部材5Bを用いて構成した口紅収納容器20Cにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
図25ないし図27に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第4の実施の形態と主に異なる点は、上部寄りの部位に切欠部7と連通する係止溝部7aを形成した内筒部材5Cと、螺旋溝9が形成された螺旋溝8Aを用いた点で、このように形成された内筒部材5Cと螺旋部材8Aを用いて構成した口紅収納容器20Dにしても、前記本発明の第4の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0020】
図28および図29に示す本発明の第6の実施の形態において、前記本発明の第5の実施の形態と主に異なる点は、内壁面に螺旋溝9が形成された外筒部材11Aを用いた点で、このように形成された外筒部材11Aを用いて構成された口紅収納容器20Eにしても、前記本発明の第5の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】
なお、前記本発明の各実施の形態では皿部材12、12Aに口紅13を支持させるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックファンデーション等の棒状化粧品を皿部材に支持させてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0023】
(1)底面ほぼ中央部に押し上げピン挿入孔が形成されたハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部が挿入固定された軸心方向の切欠部を有する内筒部材と、この内筒部材の切欠部が形成された部位の外周部を回動可能に覆う上部寄りの部位に取外し溝を有する螺旋溝が形成された螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する皿部材本体、この皿部材本体の底面の一部を除く部位に下方へ突出するように一体成形された係合ピン支持部、この係合ピン支持部の下部寄りの一部を除く部位の外周部のほぼ中央部に一体成形された前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンおよび前記係合ピン支持部の下端部に一体成形された前記係合ピンが前記螺旋溝で移動される最大突出状態では取外すことができず、前記ハカマ部材の押し上げピン挿入孔より押し上げピンを挿入して係合ピンが螺旋部材の取外し溝内へ押し上げられると係合ピンが切欠部より抜け脱するように回動させることができる係止片とからなる皿部材とで構成されているので、使用者の口紅等の出没操作では皿部材が内筒部材より外れるのを確実に防止することができる。
したがって、安全に使用することができるとともに、使用中に皿部材が外れたという苦情を確実に防止することができる。
【0024】
(2)前記(1)によって、口紅等を充填した皿部材を差替える場合、皿部材を上部に位置させ、ハカマ部材の押し上げピン挿入孔より押し上げピンを挿入して押し上げることにより、係合ピンが内筒部材の切欠部より外れるように回動させることができる。
したがって、内筒部材内より皿部材を取外すことができるとともに、逆の操作で新しい皿部材を内筒部材内に組付けることができる。
よって、不良品の口紅等や色の異なる口紅等への差替えを容易に行なうことができる。
【0025】
(3)前記(1)によって、内筒部材に形成する切欠部は上端部が開口していなくても皿部材の取付け、取外しを行なうことができ、美観の向上を図ることができる。
【0026】
(4)請求項2、3、4も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の分解説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の皿部材の正面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の皿部材の平面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の皿部材の底面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の皿部材を取付けるセット状態の説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の皿部材の内筒部材への挿入状態の説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の係合ピンを係合させる状態の説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の使用時の係合ピンの移動説明図。
【図10】本発明の第1の実施の形態の皿部材を押し上げた状態の説明図。
【図11】本発明の第1の実施の形態の皿部材を取外す状態の説明図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の断面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の内筒部材の説明図。
【図14】本発明の第2の実施の形態の皿部材を押し上げた状態の説明図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の断面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の外筒部材の説明図。
【図17】本発明の第3の実施の形態の皿部材を押し上げた状態の説明図。
【図18】本発明の第4の実施の形態の断面図。
【図19】本発明の第4の実施の形態の内筒部材の説明図。
【図20】本発明の第4の実施の形態の皿部材の正面図。
【図21】本発明の第4の実施の形態の皿部材の側面図。
【図22】本発明の第4の実施の形態の使用時の皿部材最上部の状態の説明図。
【図23】本発明の第4の実施の形態の皿部材を押し上げた状態の説明図。
【図24】本発明の第4の実施の形態の皿部材を取外す状態の説明図。
【図25】本発明の第5の実施の形態の断面図。
【図26】本発明の第5の実施の形態の内筒部材の説明図。
【図27】本発明の第5の実施の形態の皿部材を押し上げた状態の説明図。
【図28】本発明の第6の実施の形態の断面図。
【図29】本発明の第6の実施の形態の皿部材を押し上げた状態の説明図。
【符号の説明】
1:ハカマ部材、 2:シール、
3:押し上げピン挿入孔、 4:キャップ嵌合部、
5、5A、5B:内筒部材、 6:螺旋部材挿入凹部、
7:切欠部、 8、8A:螺旋部材、
9a:係止溝部、 9:螺旋溝、
10:取外し溝、 11、11A:外筒部材、
12、12A:皿部材、 13:口紅、
14:皿部材本体、 15:凹部、
16:係合ピン支持部、 17:係合ピン、
18:押し上げピン、 19:係止片、
20、20A〜20E:口紅収納容器、
21:挿入ピン、 22:挿入部、
23:キャップ。
Claims (4)
- 底面ほぼ中央部に押し上げピン挿入孔が形成されたハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部が挿入固定された軸心方向の切欠部を有する内筒部材と、この内筒部材の切欠部が形成された部位の外周部を回動可能に覆う上部寄りの部位に取外し溝を有する螺旋溝が形成された螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する皿部材本体、この皿部材本体の底面の一部を除く部位に下方へ突出するように一体成形された係合ピン支持部、この係合ピン支持部の下部寄りの一部を除く部位の外周部のほぼ中央部に一体成形された前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンおよび前記係合ピン支持部の下端部に一体成形された前記係合ピンが前記螺旋溝で移動される最大突出状態では取外すことができず、前記ハカマ部材の押し上げピン挿入孔より押し上げピンを挿入して係合ピンが螺旋部材の取外し溝内へ押し上げられると係合ピンが切欠部より抜け脱するように回動させることができる係止片とからなる皿部材とを備えることを特徴とする口紅等の収納容器。
- 底面ほぼ中央部に押し上げピン挿入孔が形成されたハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部が挿入固定され、上部寄りの部位に係止溝部および取外し溝を有する軸心方向の切欠部が形成された内筒部材と、この内筒部材の外周部を回動可能に覆う前記切欠部と対応する内壁面に螺旋溝が形成され、あるいは螺旋溝が形成された螺旋部材の内部に有する下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する皿部材本体と、この皿部材本体の底面の一部を除く部位に下方へ突出するように一体成形された係合ピン支持部、この係合ピン支持部の下部寄りの一部を除く部位の外周部のほぼ中央部に一体成形された前記内筒部材の切欠部および前記外筒部材の螺旋溝と係合する係合ピンおよび前記係合ピン支持部の下端部に一体成形された前記係合ピンが前記切欠部の係止溝部に当接する通常の最大突出状態では取外すことができず、前記ハカマ部材の押し上げピン挿入孔より押し上げピンを挿入して係合ピンが切欠部の取外し溝内に押し上げられると係合ピンが取外し溝内より抜け脱するように回動させることができる係止片とからなる皿部材とを備えることを特徴とする口紅等の収納容器。
- 底面ほぼ中央部に押し上げピン挿入孔が形成されたハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部が挿入固定された軸心方向の切欠部が形成された内筒部材と、この内筒部材の切欠部が形成された部位の外周部を回動可能に覆う上部寄りの部位に取外し溝を有する螺旋溝が形成された螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆い下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材の切欠部形成部位と反対側の上部寄りの部位に形成された挿入部と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する皿部材本体、この皿部材本体の底面の一部を除く部位に下方へ突出するように一体成形された係合ピン支持部、この係合ピン支持部の下部寄りの一部を除く部位の外周部のほぼ中央部に一体成形された前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンおよび前記係合ピン支持部の下端部に一体成形された前記係合ピンが前記螺旋部材の螺旋溝で移動される通常の最大突出状態では取外すことができず、前記ハカマ部材の押し上げピン挿入孔より押し上げピンを挿入して係合ピンが螺旋部材の取外し溝内に位置させると前記内筒部材の挿入部へ先端部の挿入ピンが入り込み、抜け脱するように回動させることができる係止片とからなる皿部材とを備えることを特徴とする口紅等の収納容器。
- 底面ほぼ中央部に押し上げピン挿入孔が形成されたハカマ部材と、このハカマ部材内に下端部が挿入固定された軸心方向の切欠部が形成された内筒部材と、この内筒部材の外周部を回動可能に覆う前記切欠部と対応する内壁面に螺旋溝が形成され、あるいは螺旋溝が形成された螺旋部材の内部に有する下端部が前記ハカマ部材内に挿入された外筒部材と、前記内筒部材の切欠部形成部位と反対側の上部寄りの部位に形成された挿入部と、前記内筒部材内に上下移動可能に取付けられた口紅等を支持する皿部材本体、この皿部材本体の底面の一部を除く部位に下方へ突出するように一体成形された係合ピン支持部、この係合ピン支持部の下部寄りの一部を除く部位の外周部のほぼ中央部に一体成形された前記内筒部材の切欠部および前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンおよび前記係合ピン支持部の下端部に一体成形された前記係合ピンが前記螺旋部材の螺旋溝で移動される通常の最大突出状態では取外すことができず、前記ハカマ部材の押し上げピン挿入孔より押し上げピンを挿入して係合ピンが螺旋部材の取外し溝内に位置させると前記内筒部材の挿入部へ先端部の挿入ピンが入り込み、抜け脱するように回動させることができる係止片とからなる皿部材とを備えることを特徴とする口紅等の収納容器。
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