JP4129272B2 - 移動体通信システム、移動機、及びネットワーク上位装置 - Google Patents

移動体通信システム、移動機、及びネットワーク上位装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信システムに関し、特に、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって規定されたソフトハンドオーバ機能を有する移動体通信システムに関する。また、本発明は、移動体通信システムを構成する移動機及びネットワーク上位装置に関する。
移動体通信システムでは、ユーザが移動しながら通話を行っている場合であっても通話が途切れないようにするために、ハンドオーバ機能が設けられている。第三世代携帯電話方式はW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式とも呼ばれており、この方式によると、周波数が同じであれば、移動機は同時に複数の基地局(セルと呼ばれている)と通信することができる。そのため、移動しながらの通話の場合には、移動機が現在通信している第1の基地局との通信を維持したまま、新たな第2の基地局との通信を開始し、その後、第1の基地局との通信レベルが低下した場合に、第1の基地局との通信が遮断される。このようなハンドオーバは、ソフトハンドオーバ(Soft Handover:SHO)又はダイバシティハンドオーバ(Diversity Handover:DHO)と呼ばれており、移動機が複数の基地局と通信している状態は、ソフトハンドオーバ状態又はダイバシティハンドオーバ状態と呼ばれている。
なお、ハンドオーバ機能を有する従来の移動体通信システムに関する技術は、下記の特許文献1に開示されている。
特開2002−112311号公報
しかしながら、従来の移動体通信システムによると、ハンドオーバ機能が不十分であるという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決し、ハンドオーバ機能を向上することを目的とする。
本発明に係る移動体通信システムの第1の態様によれば、ネットワーク上位装置と、複数のセルと、移動機とを備える移動体通信システムにおいて、複数のセルは、モニタセットセルと、複数のアクティブセットセルとを含み、移動機は、モニタセットセルの通信レベルが、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセルの通信レベルと、予め設定された所定のしきい値との加算値以上になった場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、複数のアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する制御部を有し、制御部は、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセルの通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っていない場合、所定のしきい値として第1の値を設定し、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合、所定のしきい値として、第1の値よりも低い第2の値を設定する第2の設定手段とを含む。
よって、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合に、ワーストアクティブセットセルとモニタセットセルとの入れ替えを、早期に実行することができる。
本発明に係る移動体通信システムの第2の態様によれば、ネットワーク上位装置と、複数のセルと、移動機とを備える移動体通信システムにおいて、複数のセルは、モニタセットセルと、複数のアクティブセットセルとを含み、移動機は、モニタセットセルの通信レベルが、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセルの通信レベルと、所定のしきい値との加算値以上になっている状態が、予め設定された所定の期間以上持続された場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、複数のアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する制御部を有し、制御部は、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセルの通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っていない場合、所定の期間として第1の期間を設定し、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合、所定の期間として、第1の期間よりも短い第2の期間を設定する第2の設定手段とを含む。
よって、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合に、ワーストアクティブセットセルとモニタセットセルとの入れ替えを、早期に実行することができる
本発明に係る移動体通信システムの第の態様によれば、ネットワーク上位装置と、複数のセルと、移動機とを備える移動体通信システムにおいて、複数のセルは、モニタセットセルと、複数のアクティブセットセルとを含み、移動機は、複数のセルのうち通信レベルが最高のベストセルが変更された場合、ベストセルの変更に関するイベントの発生を、複数のアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する制御部を有し、ネットワーク上位装置は、変更後のベストセルがモニタセットセルである場合、移動機に、モニタセットセルと、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセルとを入れ替えさせる機能を有する。
よって、モニタセットセルがベストセルである場合に、ワーストアクティブセットセルとモニタセットセルとの入れ替えを、早期に実行することができる。
本発明に係る移動機の第1の態様によれば、モニタセットセルの通信レベルが、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセルの通信レベルと、予め設定された所定のしきい値との加算値以上になった場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、複数のアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する制御部を備え、制御部は、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセルの通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っていない場合、所定のしきい値として第1の値を設定し、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合、所定のしきい値として、第1の値よりも低い第2の値を設定する第2の設定手段とを含む。
よって、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合に、ワーストアクティブセットセルとモニタセットセルとの入れ替えを、早期に実行することができる。
本発明に係る移動機の第2の態様によれば、モニタセットセルの通信レベルが、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセルの通信レベルと、所定のしきい値との加算値以上になっている状態が、予め設定された所定の期間以上持続された場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、複数のアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する制御部を備え、制御部は、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセルの通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っていない場合、所定の期間として第1の期間を設定し、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合、所定の期間として、第1の期間よりも短い第2の期間を設定する第2の設定手段とを含む。
よって、モニタセットセルの通信レベルが所定のレンジ内に入っている場合に、ワーストアクティブセットセルとモニタセットセルとの入れ替えを、早期に実行することができる
本発明に係るネットワーク上位装置の態様によれば、複数のセルのうち通信レベルが最高のベストセルが変更された場合、ベストセルの変更に関するイベントの発生の報告を、移動機から複数のアクティブセットセルを介して受け取る第1の機能と、変更後のベストセルがモニタセットセルである場合、移動機に、モニタセットセルと、複数のアクティブセットセルのうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセルとを入れ替えさせる第2の機能とを備える。
よって、モニタセットセルがベストセルである場合に、ワーストアクティブセットセルとモニタセットセルとの入れ替えを、早期に実行することができる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明に係る移動体通信システムの実施の形態について説明する前に、本発明の前提技術に係る移動体通信システムについて説明する。
図1は、本発明の前提技術に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図である。移動体通信システムは、ネットワーク上位装置10と、基地局装置(セル)11a〜11dと、移動機12とを備えており、例えばW−CDMA方式に従って動作する。ネットワーク上位装置10及びセル11a〜11dは、総称してネットワークと呼ばれている。ネットワーク上位装置10は、無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller:RNC)等によって構成されており、ネットワーク全体の動作を統括する。セル11a〜11dは、移動機12と無線通信を行う。ユーザは、移動機12を用いて、通話やデータ通信等を行う。
図2は、移動機12の構成を示すブロック図である。移動機12は、制御部20と、ベースバンド部22と、無線部23と、アンテナ部24とを備えている。制御部20はCPU21を有しており、CPU21は所定の制御ソフトウェアに従って動作する。ベースバンド部22は、移動機12とネットワークとの間で授受される情報をディジタル信号化する。無線部23は、無線電波として伝送できるようにディジタル信号を変調する。アンテナ部24は、無線電波の入出口となる部位である。
3GPPによって規定されているソフトハンドオーバ処理は、3GPPの技術仕様書TS25.331 V3.11.0に記述されている。以下、ソフトハンドオーバ処理の概要について説明する。
移動機は、通信中又は待ち受け中のセルによって指示された周辺セルの第一共通パイロットチャネル(PCPICH)の電波状況(通信レベル)を、定期的に測定する。この処理は、メジャメント処理と呼ばれている。セルと移動機との通信回線はRL(Radio Link)と呼ばれており、具体的にソフトハンドオーバ処理は、RLの追加、削除、及び入れ替え等の処理を意味する。また、移動機と通信しているセルはアクティブセットセルと呼ばれており、移動機と通信はしていないがメジャメント処理が行われているセルは、モニタセットセルと呼ばれている。
定期的なメジャメント処理の結果、モニタセットセルと移動機との通信レベルが高くなった場合、又はその可能性がある場合、移動機は、その事実(イベント)が発生した旨をアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する。このイベントはイベント1Aと呼ばれている。イベント1Aの報告を受けたネットワーク上位装置は、典型的な処理として、移動機にモニタセットセルとの通信を行わせる。本明細書では、この処理をRL追加処理と称する。RL追加処理が行われることによって、モニタセットセルはアクティブセットセルとなる。
また、移動機が複数のアクティブセットセルと通信中に、定期的なメジャメント処理の結果、いずれかのアクティブセットセルと移動機との通信レベルが低下したことが判明した場合、移動機は、その事実(イベント)が発生した旨をアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する。このイベントはイベント1Bと呼ばれている。イベント1Bの報告を受けたネットワーク上位装置は、典型的な処理として、移動機に、通信レベルが低下したアクティブセットセルとの通信を遮断させる。本明細書では、この処理をRL削除処理と称する。RL削除処理が行われることによって、当該アクティブセットセルはモニタセットセルとなる。
図3は、イベント1A,1Bを説明するための図である。複数のアクティブセットセルのうち、移動機との通信レベルが最も高いアクティブセットセルを、本明細書においてベストアクティブセットセルと称する。図3を参照して、セル11aのみがアクティブセットセルである場合(即ち、セル11aがベストアクティブセットセルである場合)に、セル11bと移動機12との通信レベルが、イベント1Aに関するレポーティングレンジR1a内に入るまで上昇したことにより、イベント1Aが発生している。なお、レポーティングレンジR1aは、ベストアクティブセットセル11aの通信レベルに対して設定されている。
また、セル11a,11bがアクティブセットセルである場合に、セル11bと移動機12との通信レベルが、イベント1Bに関するレポーティングレンジR1bから出るまで低下したことにより、イベント1Bが発生している。なお、レポーティングレンジR1bは、ベストアクティブセットセル11aの通信レベルに対して設定されている。
移動機が同時に通信することが可能なアクティブセットセルの最大数は、最大RL数と呼ばれている。また、複数のアクティブセットセルのうち、移動機との通信レベルが最も低いアクティブセットセルを、本明細書においてワーストアクティブセットセルと称する。移動機が最大RL数で通信中に、定期的なメジャメント処理の結果、ワーストアクティブセットセルと移動機との通信レベルよりも、モニタセットセルと移動機との通信レベルのほうが高くなった場合、又はその可能性がある場合、移動機は、その事実(イベント)が発生した旨をアクティブセットセルを介してネットワーク上位装置に報告する。このイベントはイベント1Cと呼ばれている。イベント1Cの報告を受けたネットワーク上位装置は、典型的な処理として、移動機に、ワーストアクティブセットセルとモニタセットセルとを入れ替えさせる。本明細書では、この処理をRL入れ替え処理と称する。RL入れ替え処理が行われることによって、ワーストアクティブセットセルはモニタセットセルとなり、モニタセットセルはアクティブセットセルとなる。RL入れ替え処理は、結果的に、RL削除処理とRL追加処理とが連続的に実行されるのと同等である。
移動機が通信レベルの微弱な揺れ(ばたつき)に反応して頻繁にイベント1Cの発生を報告する事態を回避すべく、イベント1Cには、ばたつき防止しきい値H1cが設定されている。具体的には、モニタセットセルと移動機との通信レベルが、ワーストアクティブセットセルと移動機との通信レベルと、ばたつき防止しきい値H1cとの加算値以上にならなければ、イベント1Cは発生しない。
同様に、イベント1Aについてもばたつき防止しきい値H1aが設定されている。モニタセットセルと移動機との通信レベルが、レポーティングレンジR1aをばたつき防止しきい値H1a以上上回らなければ、イベント1Aは発生しない。同様に、イベント1Bについてもばたつき防止しきい値H1bが設定されている。ワーストアクティブセットセルと移動機との通信レベルが、レポーティングレンジR1bをばたつき防止しきい値H1b以上下回らなければ、イベント1Bは発生しない。
本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおいて、ばたつき防止しきい値H1a〜H1cは、報知情報又は制御メッセージとしてネットワークから指示される一定値であり、通信レベル等に応じて動的に変化するものではない。
図4は、イベント1Cを説明するための図である。ここでは、最大RL数が「3」である場合の例を示している。セル11a〜11cがアクティブセットセルである場合に、モニタセットセル11dと移動機12との通信レベルが、ワーストアクティブセットセル11cと移動機12との通信レベルと、ばたつき防止しきい値H1cとの加算値以上になったことにより、イベント1Cが発生している。なお、図4において「H1c」ではなく「H1c/2」となっているのは、基準値(セル11cの通信レベル)のプラス方向及びマイナス方向にそれぞれH1c/2ずつ設定することにより、全体としてH1cの範囲内のばたつきが許容されているからである。
図5は、イベント1Cに関して、移動機12とネットワークとの間でのメッセージの授受を示す概念図である。イベント1Cの発生を検出した移動機12は、イベント1Cの発生を通知するmeasurement reportを、ネットワークに送信する。measurement reportを受信したネットワークは、セルの入れ替えに関する命令であるactive set updateを、移動機12に送信する。移動機12は、active set updateに従って、ワーストアクティブセットセル11cとの通信を遮断するとともに、モニタセットセル11dとの通信を開始する。即ち、セルの入れ替え処理を行う。この処理が完了した後、移動機12は、処理の完了を通知するactive set update completeを、ネットワークに送信する。
その他、イベント1D,1E,1F等のイベントが存在するが、ここでは詳しく述べない。
移動機に対してどのイベントの発生を監視及び報告させるかは、報知情報又は制御メッセージとして、ネットワークから移動機に指示されている。移動機は、定期的にメジャメント処理を行うことにより、指示されたイベントの監視を行い、イベントが発生した場合にはその旨をネットワークに報告する。これにより、ソフトハンドオーバ処理が開始される。
一般的に、移動機が最大RL数で通信している場合には、それ以上アクティブセットセルを追加できないため、移動機は、イベント1Aの監視及び報告を行わないようにネットワークから指示を受ける。具体的には、イベント1Aに関する不活性化しきい値(deactivation threshold)が報知情報又は制御メッセージ中に含まれており、移動機は、アクティブセットセルの数(RL数)がイベント1Aに関する不活性化しきい値に達した時点で、イベント1Aの監視を自動的に停止する。また、移動機は、RL数がイベント1Aに関する不活性化しきい値未満になった時点で、イベント1Aの監視を開始する。
また、移動機が最大RL数未満で通信している場合には、セルの入れ替えを行う必要がないため、移動機は、イベント1Cの監視及び報告を行わないようにネットワークから指示を受ける。具体的には、イベント1Cに関する活性化しきい値が報知情報又は制御メッセージ中に含まれており、移動機は、RL数がイベント1Cに関する活性化しきい値に達した時点で、イベント1Cの監視を自動的に開始する。また、移動機は、RL数がイベント1Cに関する活性化しきい値未満になった時点で、イベント1Cの監視を停止する。
3GPPによって規定されている、イベント1A〜1Cの発生を判断するための判定式を、それぞれ下記の式(1)〜(3)に示す。イベント1A〜1Cの各判定式は、セルの通信レベルを、伝搬損失(Pathloss)により計測するか、受信信号コード電力(Received Signal Code Power:RSCP)により計測するか、あるいは全受信電力と所望コードの電力との比(Ec/No)により計測するかによって異なる。下記の式(1)〜(3)は、RSCPにより計測する場合の判定式である。
Figure 0004129272
なお、簡略化のため、図3にはW=H1a=H1b=CIONew=0の場合の例を示し、図4にはCIOInAS=0の場合の例を示した。
図6は、イベント1Cの判定に関する移動機の動作を示すフローチャートである。上記の通り移動機はメジャメント処理を定期的に実行するが、図6に示した判定処理は、メジャメント処理が実行される度に行われる。以下、図1,4,6を参照して、イベント1Cの判定に関する移動機12の動作について説明する。
まず、ステップS100において、移動機12は、モニタセットセル11dが、上記の式(3)で与えられるイベント1Cに関する判定式を満足しているか否かを判定する。ステップS100における判定の結果が「YES」である場合はステップS101に進み、移動機12は、所定期間が経過したか否かを判定するためのタイマが起動されているか否かを判定する。この所定期間は、time-to-triggerの値(β)として、予め設定されている。
ステップS101における判定の結果が「YES」である場合はステップS102に進み、移動機12は、所定期間が満了したか否かを判定する。ステップS102における判定の結果が「YES」である場合、即ち、イベント1Cに関する判定式が満足されている状態が所定期間以上持続された場合は、ステップS103に進み、移動機12は、イベント1Cの発生をネットワーク上位装置10に報告する。その後、イベント1Cの判定処理は終了する。
ステップS100における判定の結果が「NO」である場合はステップS104に進み、移動機12は、タイマが起動されていればこれを停止する。その後、イベント1Cの判定処理は終了する。
ステップS101における判定の結果が「NO」である場合はステップS105に進み、移動機12は、タイマを起動する。その後、イベント1Cの判定処理は終了する。
ステップS102における判定の結果が「NO」である場合、移動機12は、イベント1Cの判定処理を終了する。
このように、モニタセットセル11dに関するメジャメント処理が実行される度に、図6に示した判定処理が行われる。そして、イベント1Cに関する判定式が満足されている状態が、time-to-triggerの値として予め設定されている所定期間以上持続された場合にのみ、移動機12は、イベント1Cの発生をネットワークに報告する。
図7は、本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおける不具合を説明するための図である。理想的には、モニタセットセル11dの通信レベルが、ワーストアクティブセットセル11cの通信レベルを超えた時点で、移動機12がネットワークにイベント1Cの発生を報告し、ネットワークによってセルの入れ替えが行われるのが望ましい。しかしながら、ばたつき防止しきい値H1cが設定されているために、図7に示した例では、モニタセットセル11dの通信レベルが、全てのアクティブセットセル11a〜11cの通信レベルを超えた後に、イベント1Cが発生している。このため、モニタセットセル11dの電波が、アクティブセットセル11a〜11cに対して干渉波(妨害波)となってしまう。簡略化のため図7ではtime-to-triggerの値がゼロである場合の例を示しているが、もしtime-to-triggerの値がゼロよりも大きければイベント1Cの発生はさらに遅れるため、イベント1Cが発生した時点では、既に通信が不能な状態になっている場合も想定される。かかる不具合は、図7に示したように、アクティブセットセル11a〜11cの各通信レベルが互いに近似している場合に発生する可能性が高い。
都心等のビルが乱立している場所においては、セルと移動機との通信レベルは複雑に変化する。例えば、移動機までの距離は非常に近いが、ビルの影になっているために通信レベルが低く、アクティブセットセルとはなっていないセル(モニタセットセル)が存在する場合がある。このような場合、移動機を持ったユーザが広い交差点に差し掛かると、そのモニタセットセルの通信レベルが急激に上昇して、アクティブセットセルに対して干渉波となる場合がある。
また、一般的に、セルはほぼ水平方向に電波を送信している。従って、ビルの屋上に配設されているセルがアクティブセットセルである場合に、移動機を持ったユーザがそのビルの直下に差し掛かると、そのアクティブセットセルの通信レベルが急激に低下する。そのため、他の箇所に配設されているセル(モニタセットセル)の通信レベルが相対的に急激に上昇して、アクティブセットセルに対して干渉波となる場合がある。
このような場合に、本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおける上記不具合が発生する可能性が高い。
1.実施の形態1
本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムでは、ベストアクティブセットセルの通信レベルに対して、イマージェンシーレンジERなる所定のレンジが設定される。そして、イベント1Cの判定において、移動機は、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値Hとして、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っていない場合は、第1の値(H1c)を設定し、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っている場合は、第1の値(H1c)よりも低い第2の値(α)を設定する。
図8は、本実施の形態1に係る移動体通信システムに関し、移動機12の構成を示すブロック図である。移動機12は、制御部30と、ベースバンド部40と、無線部41と、アンテナ部42とを備えている。制御部30はCPU31を有しており、CPU31は所定の制御ソフトウェアに従って動作する。ベースバンド部40は、移動機12とネットワークとの間で授受される情報をディジタル信号化する。無線部41は、無線電波として伝送できるようにディジタル信号を変調する。アンテナ部42は、無線電波の入出口となる部位である。
制御部30は、time-to-triggerの値(β)として予め設定されている所定期間が経過したか否かを判定するためのタイマ37と、イマージェンシーレンジERの値を保存するためのER保存部38と、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値H(即ちH1c及びα)を保存するためのH保存部39とをさらに有している。ER保存部38及びH保存部39は、例えば半導体メモリによって構成されている。CPU31は、イベント1C処理部33と、メジャメント処理部32と、イベント送信部36とを有している。イベント1C処理部33は、ER判定部34と、イベント1C判定部35とを有している。
メジャメント処理部32は、アンテナ部42、無線部41、及びベースバンド部40を通じて得られたデータに基づいて、電界強度や干渉量等の情報を計算する。イベント1C処理部33は、メジャメント処理部32によって起動される。
ER判定部34は、イマージェンシーレンジERの値をER保存部38から取得して、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っているか否かを判定する。
イマージェンシーレンジERの値は、ER保存部38に予め保存された定数値、又は、ベストアクティブセットセルの通信レベルに応じてER判定部34が設定する変数値である。ベストアクティブセットセルの通信レベルが低いほど(即ち、通信が遮断される可能性が高いほど)、イマージェンシーレンジERの値を大きくすることにより、イベント1Cを早期に発生させることができる。あるいは、ネットワークから送られてくる報知情報又は制御メッセージの中にイベント1Cに関するパラメータER1cを新設し、パラメータER1cの値をイマージェンシーレンジERの値として採用してもよい。さらに、イベント1Aに関するレポーティングレンジR1aを、イマージェンシーレンジERとして用いてもよい。
モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っていない場合は、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値H1cが、H保存部39から読み出される。一方、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っている場合は、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値α(<H1c)が、H保存部39から読み出される。
ばたつき防止しきい値αの値は、H保存部39に予め保存された定数値(ゼロを含む)、又は、ベストアクティブセットセルの通信レベルに応じて変化する変数値である。ベストアクティブセットセルの通信レベルが低いほど、ばたつき防止しきい値αの値を小さくすることにより、イベント1Cを早期に発生させることができる。あるいは、ネットワークから送られてくる報知情報又は制御メッセージの中にイベント1Cに関するパラメータH1c2を新設し、パラメータH1c2の値をばたつき防止しきい値αの値として採用してもよい。
イベント1C判定部35は、ER判定部34によって起動される。イベント1C判定部35は、タイマ37と、H保存部39から取得したイベント1Cに関するばたつき防止しきい値Hとを用いて、イベント1Cの判定処理を行う。また、イベント1C判定部35は、イベント1Cが発生した場合には、イベント送信部36を起動する。イベント送信部36は、ベースバンド部40、無線部41、及びアンテナ部42を通じて、イベント1Cが発生した旨をネットワークに送信する。
図9は、本実施の形態1に係る移動体通信システムに関し、イベント1Cの判定に関する移動機12の動作を示すフローチャートである。また、図10は、イベント1Cを説明するための図である。図10では、最大RL数が「3」であり、図1に示したセル11a〜11cがアクティブセットセル、セル11dがモニタセットセルである場合を想定している。また、図10に示した例では、イベント1Aに関するレポーティングレンジR1aが、イマージェンシーレンジERとして採用されている。上記の通り移動機12はメジャメント処理を定期的に実行するが、図9に示した判定処理は、メジャメント処理が実行される度に行われる。以下、図1,9,10を参照して、イベント1Cの判定に関する移動機12の動作について説明する。
まず、ステップS21において、ER判定部34は、モニタセットセル11dの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っているか否かを判定する。ステップS21における判定の結果が「YES」である場合、即ち、モニタセットセル11dの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っている場合は、ステップS22において、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値αが設定される。即ち、上記の式(3)において、「H1c」が「α」に変更される。図10に示した例では、モニタセットセル11dの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っているため、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値αが設定されている。一方、ステップS21における判定の結果が「NO」である場合、即ち、モニタセットセル11dの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っていない場合は、ステップS23において、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値H1cが設定される。
次に、ステップS24において、イベント1C判定部35は、モニタセットセル11dが、イベント1Cに関する判定式を満足しているか否かを判定する。ステップS24における判定の結果が「YES」である場合はステップS25に進み、イベント1C処理部33は、所定期間が経過したか否かを判定するためのタイマ37が起動されているか否かを判定する。この所定期間は、time-to-triggerの値(β)として、予め設定されている。
ステップS25における判定の結果が「YES」である場合はステップS26に進み、イベント1C処理部33は、所定期間が満了したか否かを判定する。ステップS26における判定の結果が「YES」である場合、即ち、イベント1Cに関する判定式が満足されている状態が所定期間以上持続された場合は、ステップS27に進み、イベント送信部36は、イベント1Cの発生を、アクティブセットセル11a〜11cを介してネットワーク上位装置10に報告する。その後、イベント1Cの判定処理は終了する。
ステップS24における判定の結果が「NO」である場合はステップS28に進み、イベント1C処理部33は、タイマ37が起動されていればこれを停止する。その後、イベント1Cの判定処理は終了する。
ステップS25における判定の結果が「NO」である場合はステップS29に進み、イベント1C処理部33は、タイマ37を起動する。その後、イベント1Cの判定処理は終了する。
ステップS26における判定の結果が「NO」である場合、イベント1C処理部33は、イベント1Cの判定処理を終了する。
このように、モニタセットセル11dに関するメジャメント処理が実行される度に、図9に示した判定処理が行われる。そして、イベント1Cに関する判定式が満足されている状態が、time-to-triggerの値として予め設定されている所定期間以上持続された場合にのみ、移動機12は、イベント1Cの発生をネットワークに報告する。
このように本実施の形態1に係る移動体通信システムによれば、イベント1Cの判定において、移動機12は、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っている場合は、イベント1Cに関するばたつき防止しきい値Hとして、第1の値(H1c)よりも低い第2の値(α)を設定する。従って、アクティブセットセル11a〜11cの各通信レベルが互いに近似している場合であっても、本発明の前提技術に係る移動体通信システムと比較すると、イベント1Cの発生を早期にネットワークに報告することができる。そのため、モニタセットセル11dの電波がアクティブセットセル11a〜11cに対して致命的な干渉波となってしまう前に、セルの入れ替えが行われる可能性が高くなるため、本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおける上記の不具合を解消できる。
また、ばたつき防止しきい値αとして、ベストアクティブセットセル11bの通信レベルに応じて変化する変数値を採用することにより、本実施の形態1に係る移動体通信システムによって得られる上記効果は、より顕著となる。
2.実施の形態2
本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムでは、イベント1Cの判定において、移動機は、time-to-triggerの値として、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っていない場合は、第1の値(β)を設定し、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っている場合は、第1の値よりも小さい第2の値を設定する。
図11は、本実施の形態2に係る移動体通信システムに関し、移動機12の構成を示すブロック図である。制御部30は、time-to-triggerの値として設定されている期間が経過したか否かを判定するためのタイマ37と、time-to-triggerの値を保存するためのtime-to-trigger保存部43とを有している。time-to-trigger保存部43は、例えば半導体メモリによって構成されている。
time-to-triggerの第2の値は、time-to-trigger保存部43に予め保存された定数値(ゼロを含む)、又は、ベストアクティブセットセルの通信レベルに応じて変化する変数値である。ベストアクティブセットセルの通信レベルが低いほど、time-to-triggerの第2の値を小さくすることにより、イベント1Cを早期に発生させることができる。あるいは、ネットワークから送られてくる報知情報又は制御メッセージの中にイベント1Cに関するパラメータtime-to-trigger2を新設し、パラメータtime-to-trigger2の値をtime-to-triggerの第2の値として採用してもよい。
図12は、本実施の形態2に係る移動体通信システムに関し、イベント1Cの判定に関する移動機12の動作を示すフローチャートである。また、図13は、イベント1Cを説明するための図である。図13では、最大RL数が「3」であり、図1に示したセル11a〜11cがアクティブセットセル、セル11dがモニタセットセルであり、time-to-triggerの第2の値がゼロである場合を想定している。また、図13に示した例では、イベント1Aに関するレポーティングレンジR1aが、イマージェンシーレンジERとして採用されている。上記の通り移動機12はメジャメント処理を定期的に実行するが、図12に示した判定処理は、メジャメント処理が実行される度に行われる。以下、図1,12,13を参照して、イベント1Cの判定に関する移動機12の動作について説明する。
まず、ステップS21において、ER判定部34は、モニタセットセル11dの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っているか否かを判定する。ステップS21における判定の結果が「YES」である場合は、ステップS31において、time-to-triggerの値が第2の値(ゼロ)に設定される。図13に示した例では、モニタセットセル11dの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っているため、time-to-triggerの値が第2の値(ゼロ)に設定される。その結果、モニタセットセル11dの通信レベルが、ワーストアクティブセットセル11cの通信レベルと、ばたつき防止しきい値H1c(厳密にはH1c/2)との加算値以上になった直後に、イベント1Cが発生している。一方、ステップS21における判定の結果が「NO」である場合は、ステップS32において、time-to-triggerの値が第1の値(β)に設定される。
次に、ステップS24において、イベント1C判定部35は、モニタセットセル11dが、イベント1Cに関する判定式を満足しているか否かを判定する。ステップS24における判定の結果が「YES」である場合はステップS25に進み、イベント1C処理部33は、所定期間が経過したか否かを判定するためのタイマ37が起動されているか否かを判定する。図13に示した例では、この所定期間は、time-to-triggerの第2の値(ゼロ)として設定されている。
ステップS25における判定の結果が「YES」である場合はステップS26に進み、イベント1C処理部33は、所定期間が満了したか否かを判定する。ステップS26における判定の結果が「YES」である場合はステップS27に進み、イベント送信部36は、イベント1Cの発生を、アクティブセットセル11a〜11cを介してネットワーク上位装置10に報告する。その後、イベント1Cの判定処理は終了する。
ステップS24〜S26における判定の結果がそれぞれ「NO」である場合の処理は上記実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
このように本実施の形態2に係る移動体通信システムによれば、イベント1Cの判定において、移動機12は、モニタセットセルの通信レベルがイマージェンシーレンジER内に入っている場合は、time-to-triggerの値として、第1の値(β)よりも小さい第2の値を設定する。従って、アクティブセットセル11a〜11cの各通信レベルが互いに近似している場合であっても、本発明の前提技術に係る移動体通信システムと比較すると、イベント1Cの発生を早期にネットワークに報告することができる。そのため、モニタセットセル11dの電波がアクティブセットセル11a〜11cに対して致命的な干渉波となってしまう前に、セルの入れ替えが行われる可能性が高くなるため、本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおける上記の不具合を解消できる。
また、time-to-triggerの第2の値として、ベストアクティブセットセル11bの通信レベルに応じて変化する変数値を採用することにより、本実施の形態2に係る移動体通信システムによって得られる上記効果は、より顕著となる。
図14は、本実施の形態2の変形例に係る移動体通信システムに関し、移動機12の構成を示すブロック図である。制御部30は、H保存部39及びtime-to-trigger保存部43を有している。このように、上記実施の形態1に係る発明と、本実施の形態2に係る発明とを組み合わせてもよい。
3.実施の形態3
上記実施の形態1,2に係る移動体通信システムでは、主に移動機12の処理によって、セルの早期の入れ替えを実現していた。これに対し、本発明の実施の形態3に係る移動体通信システムでは、主にネットワークの処理によって、セルの早期の入れ替えを実現する。本実施の形態3に係る移動体通信システムでは、最大RL数で通信している場合であってもイベント1Aの監視及び報告を行うよう、ネットワークからの報知情報又は制御メッセージによって移動機が制御されている。そして、最大RL数で通信している移動機からイベント1Aの報告を受けたネットワークは、モニタセットセルの通信レベルがワーストアクティブセットセルの通信レベルよりも高ければ、移動機にモニタセットセルとワーストアクティブセットセルとを入れ替えさせる。
図15は、本実施の形態3に係る移動体通信システムに関し、移動機12からイベント1Aの報告を受けた際のネットワーク上位装置10の動作を示すフローチャートである。また、図16は、イベント1Aを説明するための図である。図16では、最大RL数が「3」であり、図1に示したセル11a〜11cがアクティブセットセル、セル11dがモニタセットセルである場合を想定している。移動機12は、メジャメント処理を定期的に実行し、モニタセットセル11dの通信レベルがイベント1Aに関するレポーティングレンジR1a内に入っている場合、イベント1Aの発生をアクティブセットセル11a〜11cを介してネットワーク上位装置10に報告する。以下、図1,15,16を参照して、イベント1Aの報告を受けた際のネットワーク上位装置10の動作について説明する。
まず、ステップS41において、イベント1Aの報告を受けたネットワーク上位装置10は、移動機12が最大RL数で通信中であるか否かを判定する。ステップS41における判定の結果が「NO」である場合はステップS45に進み、ネットワーク上位装置10は、通常の処理(RL追加処理)を行う。即ち、モニタセットセル11dをアクティブセットセルとして追加する。
一方、ステップS41における判定の結果が「YES」である場合はステップS42に進み、ネットワーク上位装置10は、モニタセットセル11dの通信レベルが、ワーストアクティブセットセル11cの通信レベルよりも高いか否かを判定する。但し、ワーストアクティブセットセル11cではなく、他のアクティブセットセル11a,11bとの比較を行ってもよい。また、ばたつき防止しきい値H1aを設定し、モニタセットセル11dの通信レベルが、レポーティングレンジR1aをばたつき防止しきい値H1a以上上回ったか否かを判定してもよい。
ステップS42における判定の結果が「NO」である場合はステップS44に進み、ネットワーク上位装置10はイベント1Aの処理を終了する。
一方、ステップS42における判定の結果が「YES」である場合はステップS43に進み、ネットワーク上位装置10は、移動機12からのイベント1Cの報告を待つことなく、移動機12にモニタセットセル11dとワーストアクティブセットセル11cとを入れ替えさせる。
図16を参照して、モニタセットセル11dの通信レベルがレポーティングレンジR1a内に入ったことにより、移動機12は、イベント1Aの発生をネットワーク上位装置10に定期的に報告している。3回目の報告の際には、モニタセットセル11dの通信レベルが、ワーストアクティブセットセル11cの通信レベルよりも高くなっている。そのため、ネットワーク上位装置10はこれを検出して、セルの入れ替え処理を行っている。入れ替え処理の後、アクティブセットセルはセル11a,11b,11dとなり、正常な通信が行われる。
このように本実施の形態3に係る移動体通信システムによれば、最大RL数で通信している移動機12からイベント1Aの報告を受けたネットワーク上位装置10は、モニタセットセル11dの通信レベルがワーストアクティブセットセル11cの通信レベルよりも高ければ、移動機12にモニタセットセル11dとワーストアクティブセットセル11cとを入れ替えさせる。そのため、モニタセットセル11dの電波がアクティブセットセル11a〜11cに対して致命的な干渉波となってしまう前に、セルの入れ替えが行われる可能性が高くなるため、本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおける上記の不具合を解消できる。
また、ベストアクティブセットセルに対してレポーティングレンジR1aが設定されているため、移動機12とネットワークとの間でメッセージの授受の回数が増大することを回避できる。
4.実施の形態4
上記実施の形態1,2に係る移動体通信システムでは、主に移動機12の処理によって、セルの早期の入れ替えを実現していた。これに対し、本発明の実施の形態4に係る移動体通信システムでは、主にネットワークの処理によって、セルの早期の入れ替えを実現する。複数のセルのうち通信レベルが最高のセル(本明細書においてベストセルと称する)が変更された場合、移動機は、イベント1Dの発生をネットワークに報告する。本実施の形態4に係る移動体通信システムでは、移動機からイベント1Dの報告を受けたネットワークは、変更後のベストセルがモニタセットセルである場合、移動機にモニタセットセルとワーストアクティブセットセルとを入れ替えさせる。
図17は、本実施の形態4に係る移動体通信システムに関し、移動機12からイベント1Dの報告を受けた際のネットワーク上位装置10の動作を示すフローチャートである。また、図18は、イベント1Dを説明するための図である。図18では、最大RL数が「3」であり、図1に示したセル11a〜11cがアクティブセットセル、セル11dがモニタセットセルである場合を想定している。移動機12は、メジャメント処理を定期的に実行し、複数のセル11a〜11dのうち通信レベルが最高のベストセルが変更された場合、イベント1Dの発生をアクティブセットセル11a〜11cを介してネットワーク上位装置10に報告する。以下、図1,17,18を参照して、イベント1Dの報告を受けた際のネットワーク上位装置10の動作について説明する。
まず、ステップS51において、イベント1Dの報告を受けたネットワーク上位装置10は、通信レベルが最高のセルがモニタセットセル11dであるか否かを判定する。ステップS51における判定の結果が「NO」である場合はステップS52に進み、ネットワーク上位装置10は、従来のイベント1Dと同等の処理を行う。
一方、ステップS51における判定の結果が「YES」である場合はステップS53に進み、ネットワーク上位装置10は、移動機12からのイベント1Cの報告を待つことなく、移動機12にモニタセットセル11dとワーストアクティブセットセル11cとを入れ替えさせる。
図18を参照して、ベストセルがセル11bからセル11dに変更されたことにより、移動機12は、イベント1Dの発生をネットワーク上位装置10に報告している。変更後のベストセルがモニタセットセル11dであるため、ネットワーク上位装置10は、セルの入れ替え処理を行っている。入れ替え処理の後、アクティブセットセルはセル11a,11b,11dとなり、正常な通信が行われる。
このように本実施の形態4に係る移動体通信システムによれば、移動機12からイベント1Dの報告を受けたネットワーク上位装置10は、変更後のベストセルがモニタセットセル11dである場合、移動機12にモニタセットセル11dとワーストアクティブセットセル11cとを入れ替えさせる。そのため、モニタセットセル11dの電波がアクティブセットセル11a〜11cに対して致命的な干渉波となってしまう前に、セルの入れ替えが行われる可能性が高くなるため、本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおける上記の不具合を解消できる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
本発明の前提技術に係る移動体通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の前提技術に係る移動体通信システムに関して、移動機の構成を示すブロック図である。 本発明の前提技術に係る移動体通信システムに関して、イベント1A,1Bを説明するための図である。 本発明の前提技術に係る移動体通信システムに関して、イベント1Cを説明するための図である。 イベント1Cに関して、移動機とネットワークとの間でのメッセージの授受を示す概念図である。 本発明の前提技術に係る移動体通信システムに関して、イベント1Cの判定に関する移動機の動作を示すフローチャートである。 本発明の前提技術に係る移動体通信システムにおける不具合を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムに関し、移動機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムに関し、イベント1Cの判定に関する移動機の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムに関し、イベント1Cを説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムに関し、移動機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムに関し、イベント1Cの判定に関する移動機の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムに関し、イベント1Cを説明するための図である。 本発明の実施の形態2の変形例に係る移動体通信システムに関し、移動機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る移動体通信システムに関し、移動機からイベント1Aの報告を受けた際のネットワーク上位装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る移動体通信システムに関し、イベント1Aを説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係る移動体通信システムに関し、移動機からイベント1Dの報告を受けた際のネットワーク上位装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る移動体通信システムに関し、イベント1Dを説明するための図である。

Claims (16)

  1. ネットワーク上位装置(10)と、複数のセル(11a〜11d)と、移動機(12)とを備える移動体通信システムにおいて、
    前記複数のセル(11a〜11d)は、モニタセットセル(11d)と、複数のアクティブセットセル(11a〜11c)とを含み、
    前記移動機(12)は、前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセル(11c)の通信レベルと、予め設定された所定のしきい値(H)との加算値以上になった場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)を介して前記ネットワーク上位装置(10)に報告する制御部(30)を有し、
    前記制御部(30)は、
    前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、
    前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っていない場合、前記所定のしきい値(H)として第1の値(H1c)を設定し、前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っている場合、前記所定のしきい値(H)として、前記第1の値(H1c)よりも低い第2の値(α)を設定する第2の設定手段と
    を含む、移動体通信システム。
  2. 前記イベントは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって規定された通信方式における、イベント1Cである、請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 前記第2の値(α)は、前記ベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに応じて可変である、請求項1に記載の移動体通信システム。
  4. ネットワーク上位装置(10)と、複数のセル(11a〜11d)と、移動機(12)とを備える移動体通信システムにおいて、
    前記複数のセル(11a〜11d)は、モニタセットセル(11d)と、複数のアクティブセットセル(11a〜11c)とを含み、
    前記移動機(12)は、前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセル(11c)の通信レベルと、所定のしきい値(H1c/2)との加算値以上になっている状態が、予め設定された所定の期間(time-to-trigger)以上持続された場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)を介して前記ネットワーク上位装置(10)に報告する制御部(30)を有し、
    前記制御部(30)は、
    前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、
    前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っていない場合、前記所定の期間(time-to-trigger)として第1の期間(β)を設定し、前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っている場合、前記所定の期間(time-to-trigger)として、前記第1の期間よりも短い第2の期間を設定する第2の設定手段と
    を含む、移動体通信システム。
  5. 前記イベントは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって規定された通信方式における、イベント1Cである、請求項4に記載の移動体通信システム。
  6. 前記第2の期間は、前記ベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに応じて可変である、請求項4に記載の移動体通信システム。
  7. ネットワーク上位装置(10)と、複数のセル(11a〜11d)と、移動機(12)とを備える移動体通信システムにおいて、
    前記複数のセル(11a〜11d)は、モニタセットセル(11d)と、複数のアクティブセットセル(11a〜11c)とを含み、
    前記移動機(12)は、前記複数のセル(11a〜11d)のうち通信レベルが最高のベストセルが変更された場合、ベストセルの変更に関するイベントの発生を、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)を介して前記ネットワーク上位装置(10)に報告する制御部(30)を有し、
    前記ネットワーク上位装置(10)は、変更後の前記ベストセルが前記モニタセットセル(11d)である場合、前記移動機(12)に、前記モニタセットセル(11d)と、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセル(11c)とを入れ替えさせる機能を有する、移動体通信システム。
  8. 前記イベントは、3GPP( 3rd Generation Partnership Project )によって規定された通信方式における、イベント1Dである、請求項7に記載の移動体通信システム。
  9. モニタセットセル(11d)の通信レベルが、複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセル(11c)の通信レベルと、予め設定された所定のしきい値(H)との加算値以上になった場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)を介してネットワーク上位装置(10)に報告する制御部(30)を備え、
    前記制御部(30)は、
    前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、
    前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っていない場合、前記所定のしきい値(H)として第1の値(H 1c )を設定し、前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っている場合、前記所定のしきい値(H)として、前記第1の値(H 1c )よりも低い第2の値(α)を設定する第2の設定手段と
    を含む、移動機。
  10. 前記イベントは、3GPP( 3rd Generation Partnership Project )によって規定された通信方式における、イベント1Cである、請求項9に記載の移動機。
  11. 前記第2の値(α)は、前記ベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに応じて可変である、請求項9に記載の移動機。
  12. モニタセットセル(11d)の通信レベルが、複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセル(11c)の通信レベルと、所定のしきい値(H 1c /2)との加算値以上になっている状態が、予め設定された所定の期間( time-to-trigger )以上持続された場合に、セルの入れ替えに関するイベントの発生を、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)を介してネットワーク上位装置(10)に報告する制御部(30)を備え、
    前記制御部(30)は、
    前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最高のベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに対して、所定のレンジを設定する第1の設定手段と、
    前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っていない場合、前記所定の期間( time-to-trigger )として第1の期間(β)を設定し、前記モニタセットセル(11d)の通信レベルが前記所定のレンジ内に入っている場合、前記所定の 期間( time-to-trigger )として、前記第1の期間よりも短い第2の期間を設定する第2の設定手段と
    を含む、移動機。
  13. 前記イベントは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって規定された通信方式における、イベント1Cである、請求項12に記載の移動機。
  14. 前記第2の期間は、前記ベストアクティブセットセル(11b)の通信レベルに応じて可変である、請求項12に記載の移動機。
  15. 複数のセル(11a〜11d)のうち通信レベルが最高のベストセルが変更された場合、ベストセルの変更に関するイベントの発生の報告を、移動機(12)から前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)を介して受け取る第1の機能と、
    変更後の前記ベストセルが前記モニタセットセル(11d)である場合、前記移動機(12)に、前記モニタセットセル(11d)と、前記複数のアクティブセットセル(11a〜11c)のうち通信レベルが最低のワーストアクティブセットセル(11c)とを入れ替えさせる第2の機能と
    を備える、ネットワーク上位装置。
  16. 前記イベントは、3GPP( 3rd Generation Partnership Project )によって規定された通信方式における、イベント1Dである、請求項15に記載のネットワーク上位装置。
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