JP4129193B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市ガス、LPガス等を用いてガスエンジン発電機や燃料電池発電機を運転し電気を発生し、副産物として発生した熱を貯湯式の湯水の加熱に利用するコージェネレーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調装置の施工後又は試運転時において、水の注入によるエア抜きは、通常、注水プログラムによって行われていた。このような注水プログラムを用いたエア抜き方法としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示の空調装置の注水エア抜き方法は、試運転スイッチの投入により注水プログラムがスタートすると、まず補給水タンクの水位センサが水位が下限レベルに達したことを検知し、循環ポンプが起動して、室内機へ水を循環させる。その後は水位センサが下限レベルを検知するとポンプを止めて補給水弁を開き、上限レベルを検知すると補給水弁が閉じられる、という動作を繰り返して行うものであった。
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示の空調装置の注水エア抜き方法では、補給水タンクの水位の変動により補給水弁や循環ポンプを駆動しているため、このような補給水タンクを備えていないコージェネレーションシステム等に用いることができないという問題点があった。したがって、コージェネレーションシステムにおいて、注水エア抜きを行う場合は、システム内の所定の開閉弁を開き、給水口から貯湯タンクや他のすべての循環系統に注水すると共に、その際にシステムから排出される排水に含まれる気泡の排出音等によってエア抜きの完了を確認していた。
【0004】
また、都市ガス、LPガス等を用いてガスエンジン発電機や燃料電池発電機を運転し電気を発生し、副産物として発生した熱を貯湯式の湯水の加熱に利用するコージェネレーションシステムとして本件出願人が出願したもの(特願2002−379405号)がある。このコージェネレーションシステムは、全体を制御する制御装置と、給水口と、給水口を共有する1系統以上の循環系統と、浴槽水の追い焚きを行う風呂追い焚き系統と、循環系統の内いずれか1系統と風呂追い焚き系統とを接続する湯張り経路と、湯張り経路に配設された湯張り弁と、を備え、制御装置は、注水エア抜き開始の信号が入力されると、湯張り弁を開いて循環系統に注水された水を湯張り経路及び風呂追い焚き系統を介して浴槽へ排水し、循環系統の注水エア抜きを行うものである。
【特許文献1】
特開平6−11144号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)従来の注水エア抜き方法では、作業者は、気泡の排出音などによってエア抜きの完了を確認する必要があり、エア抜き作業の間は現場を離れることができない上に、確実にエア抜きができた時点を判別し難いので、作業効率が悪いという課題を有していた。
(2)従来の注水エア抜き方法では、循環系統内の空気が十分抜けきらないうちに注水動作が完了していまい、確実な注水エア抜きが行われないという課題を有していた。
(3)従来の注水エア抜き方法では、短時間で貯湯タンクや循環系統内のエア抜きが完了した場合であっても、一定時間が経過するまでは注水動作が終了しないため、無駄な時間が生じ省エネルギ性に欠けると共に作業性に欠けるという課題を有していた。
(4)従来の注水エア抜き方法では、貯湯タンクと共に複数の循環系統を有するコージェネレーションシステムにおいて注水エア抜きを行う場合、貯湯タンクや循環系統の配管内にエアが残留し易く、確実なエア抜きを行うことができないという課題を有していた。
(5)本件出願人が出願したコージェネレーションシステムでは、注水時に循環系統を通過した水を湯張り経路から風呂追い焚き系統を介して浴槽に排出することができるので、他に別途排水口等を設ける必要がなく既存のシステムで注水エア抜きを行うことができるものの、入水側が給水口に接続され出水側が循環系統を介して湯張り経路に接続された貯湯タンクを備え、循環系統に注水を行う前に貯湯タンクへ注水を行う場合は、貯湯タンクに給水口から水道等の圧力が加圧された状態で湯張り弁を開いて注水を開始するため、注水開始時又は注水中に貯湯タンク内の空気が水道圧により圧縮された状態で浴槽等に噴出したり圧縮された空気と共に注水された水が勢いよく噴射したりして注意が必要であると共に、循環系統に配設された流量センサが圧縮された空気の通過により高速で空回りして破損する虞があり、改善が要望されていた。
(6)また、本件出願人が出願したコージェネレーションシステムでは、貯湯タンク内の圧縮された空気を安全に抜くために、循環系統において貯湯タンクから出た空気が通過する位置に自動空気抜き弁を設け空気を抜いていたが、給水口にかかる水圧が370kPa程度の高圧である場合は、圧縮された空気も高圧になり自動空気抜き弁の許容圧力を超えてしまうため自動空気抜き弁を用い難く改善が要望されていた。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、注水開始時及び注水中において水道圧により圧縮された空気や水が混入した空気により流量センサが高速で空回りして破損することを防ぎ、また浴槽へ勢いよく噴出することを防止しながら、短時間で貯湯タンクに注水を行うことができると共に、貯湯タンクの注水の完了を自動で判定し、残留エアのない確実な注水によるエア抜き等を行うことができるコージェネレーションシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のコージェネレーションシステムは、以下の構成を有している。
【0008】
本発明の請求項1に記載のコージェネレーションシステムは、全体を制御する制御装置と、給水口と、前記給水口に接続された1系統以上の循環系統と、浴槽水の追い焚きを行う風呂追い焚き系統と、前記循環系統の内いずれか1系統と前記風呂追い焚き系統とを接続する湯張り経路と、入水側が前記給水口に接続され出水側が前記循環系統を介して前記湯張り経路に接続された貯湯タンクと、前記貯湯タンクの出水側の前記循環系統或いは前記湯張り経路に配設された1以上の流量センサと、前記湯張り経路の上流側に配設された湯比例弁と、を備え、前記制御装置は、注水開始の信号が入力されると前記1以上の流量センサから取得される値がいずれも所定値を超えないように前記湯比例弁の開度を調節しながら徐々に開き、前記貯湯タンク内の空気を前記風呂追い焚き系統を介して浴槽へ排出しながら前記貯湯タンクへの注水を行い、前記給水口の下流の前記貯湯タンクの入水側に配設された給水流量センサから取得される値と、前記湯張り経路に配設された湯張り流量センサから取得される値が同じであれば、前記貯湯タンクへの注水が完了したと判定する構成を有している。
【0009】
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)貯湯タンクの出水側の循環系統或いは湯張り経路に配設された1以上の流量センサから取得される値がいずれも所定値を超えないように湯比例弁の開度を調節しながら徐々に開き、貯湯タンク内の空気を風呂追い焚き系統を介して浴槽へ排出しながら貯湯タンクへの注水を行うことができるので、循環系統に配設された流量センサが空気の通過により高速で空回りして破損することがなく耐久性に優れる。
(2)注水開始時及び注水中において、水道圧により圧縮された空気や注水された水が徐々に排出されるため、空気や水が浴槽へ勢いよく噴出することがなく噴出した水が周囲に飛び散ることがなく使用性に優れる。
(3)湯張り流量センサは通過する水が空気をかみ込んでいると、その検出値は加圧された空気が通るため実際の水の流量より大きい値を示したり、循環ポンプに空気が入ることによって循環ポンプが空回りするため実際の水の流量より小さい値を示したりして正確な流量を示さないので、給水流量センサから取得される値(給水口からの入水量)と、湯張り流量センサから取得される値(浴槽への排出量)が同じであれば貯湯タンクへの注水が完了したと判定することにより、正確に注水完了の判定をすることができ、残留するエアがなく確実に且つ無駄な注水を行うことなく注水エア抜き等を行うことができる。
【0010】
ここで、制御装置は、貯湯タンクの出水側の循環系統或いは湯張り経路に配設された1以上の流量センサがいずれも所定値を超えないように湯比例弁112aの開度を調節してもよく、或いは、1以上の流量センサの内特定の流量センサ、例えば貯湯タンクの出水側の循環系統に配設された補助熱源流量センサや湯張り経路に配設された湯張り流量センサにより取得される値が所定値を超えないように湯比例弁の開度を調節してもよい。
また、貯湯タンクへの注水はリモコン等の操作部或いは制御装置の基盤上等に設けられた試運転スイッチ等のオンにより制御装置に注水開始の信号が入力されることで開始される。注水が開始されると、制御装置は湯張り経路に配設された湯張り弁を開き給水口から注水された水を浴槽へ排水する。なお、注水を開始する前には、給水口のバルブ等を開き、給水口に接続された水道の水道圧等により貯湯タンクに水が流入するようにしておく必要がある。
【0011】
本発明の請求項2に記載のコージェネレーションシステムは、請求項1に記載の発明において、前記制御装置は、前記給水流量センサから取得される値が許容される最大値になるように前記湯比例弁の開度を調節する構成を有している。
【0012】
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)給水流量センサから取得される値が許容される最大値になるように湯比例弁の開度を調節することで、給水口からの水の入水量を許容される範囲内で最大にして注水を行うので、短時間で貯湯タンクに注水を行うことができる。
【0013】
ここで、許容される最大値としては、給水流量センサに設定されている許容流量の最大値等が用いられる。なお、安全性を保障するために許容される最大値は給水流量センサの許容流量の最大値よりも低く設定することが好ましい。
なお、湯張り経路に配設された湯張り流量センサから取得される値が大きい場合、即ちある所定流量以上の流量が検出された場合は、給水流量センサから取得される値が小さくても給水口から入る水量が増加しないように湯比例弁の開度を調節し、湯張り流量センサから取得される値が小さい場合、即ちある所定流量以上の流量が検出されない場合は、給水流量センサから取得される値が許容される最大値になるように湯比例弁の開度を調節する。これにより、給水口からの水の入水量を湯張り流量センサ等の貯湯タンクの出水側に設けられた流量センサが壊れない範囲内で最大にして注水を行うことができる。
【0016】
本発明の請求項3に記載のコージェネレーションシステムは、請求項1又は2に記載の発明において、2系統以上の前記循環系統と、前記循環系統の各々に少なくとも1以上配設された開閉弁と、を備え、前記制御装置は、前記貯湯タンクへの注水が完了したと判定した後、前記循環系統に配設された前記開閉弁を順次開閉して前記2系統以上の循環系統の注水を1系統毎に順次行う構成を有している。
【0017】
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)2以上の循環系統の各々に配設された開閉弁を順次開閉することにより、2以上の循環系統の注水を順番に1系統ごとに行うことができるので、循環系統の配管内にエアが残留し難く、注水エア抜きを確実に行うことができる。
(2)循環系統の配管内に残留した異物や循環系統に配設された開閉弁等の弁にかみ込まれたゴミ等の異物を水やエアと共に排出する注水洗浄を行うことができ、弁のゴミかみによる性能の低下等を防止することができる。
【0018】
ここで、循環系統はシステム内において所定の弁を開閉することにより所定の循環路を形成すると共に、給水口から循環系統の一部を通って湯張り経路や風呂追い焚き系統等の排出側へ連通する経路を形成する。例えば、循環系統に設けられた開閉弁を開くことにより、給水口から循環系統、湯張り経路、風呂追い焚き系統を通って浴槽へ排水することができ、この際、湯張り経路に配設された湯張り弁を閉じ循環系統に配設された循環ポンプを駆動すると、循環系統に注水された水を循環ポンプにより該循環系統内に循環させることができる。
また、2以上の循環系統は、互いに共有するラインを有してもよい。なお、開閉弁を共有するラインに設けた場合は、独立したラインにも開閉弁を設けて、各々の循環系統のどちらか一方のみに注水を行うことができるようにすることが好ましい。
【0019】
請求項4に記載のコージェネレーションシステムは、請求項3に記載の発明において、前記制御装置は、一の前記循環系統の前記開閉弁を開いて所定時間経過後に次の注水の対象となる前記循環系統の前記開閉弁を開く構成を有している。
【0020】
この構成により、請求項3の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)一の循環系統の開閉弁を開いて、該循環系統の注水を行った後、所定時間経過後に自動で次の循環系統の注水に移行するので、多数の循環系統の注水を自動で且つ短時間で行うことができ省力性に優れる。
【0021】
請求項5に記載のコージェネレーションシステムは、請求項3又は4に記載の発明において、前記循環系統に配設された循環ポンプを備え、前記制御装置は、すべての前記循環系統について前記注水を行った後、前記循環ポンプを駆動して前記循環系統に水を循環させ、前記貯湯タンクの出水側の前記循環系統に配設された補助熱源流量センサにより取得される値に基づいて前記循環系統の注水エア抜き又は注水洗浄の完了を判定する構成を有している。
【0022】
この構成により、請求項3又は4の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)循環ポンプを駆動して循環系統に水を循環させ、循環する水の流量を補助熱源流量センサにより検出し、その際、循環系統内にエアが残留していれば補助熱源流量センサにより取得される値が一定にならないため、補助熱源流量センサにより取得される値に基づいて注水エア抜き又は注水洗浄完了の判定をすることによりシステムのエア抜きや洗浄を確実に行うことができると共に、エア抜きや洗浄の完了を自動で判定することができる。
【0023】
ここで、循環ポンプ及び補助熱源流量センサは2系統以上の循環系統の各々に複数配設してもよく、或いは、2以上の循環系統の共有するラインに配設してもよい。
【0024】
請求項6に記載のコージェネレーションシステムは、請求項5に記載の発明において、前記制御装置は、前記補助熱源流量センサにより取得される値が所定値以上を維持している時間が所定時間を超えたことにより、前記循環系統の注水エア抜き又は注水洗浄が完了したと判定する構成を有している。
【0025】
この構成により、請求項5の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)循環系統内にエアが残留していれば補助熱源流量センサにより取得される値が一定にならないため、補助熱源流量センサにより取得された値が所定値以上を維持している時間が所定時間を超えたことにより注水エア抜き又は注水洗浄が完了したと判定することで、正確にエア抜きや洗浄の完了を判定でき注水エア抜きや注水洗浄を確実に行うことができると共に、エアが完全に抜けた後も続けて注水を行うことがなく、無駄な注水及び作業時間を省略でき作業性に優れる。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムを示す構成図である。
図1において、1は温度成層を形成して貯湯を行う貯湯系統(循環系統)、2は図示しないガスエンジン発電機の排熱を利用して(例えばウォータージャケットからの湯を利用して)貯湯系統1における湯水の加熱等を行うエンジン排熱系統、3は温水を使用した暖房を行う暖房系統、4は暖房系統3を高温に加熱するための高温暖房系統(循環系統)、5は風呂の追い焚きのための熱交換を行う風呂加熱系統(循環系統)、6は風呂の追い焚きを行う風呂追い焚き系統、7は全体を制御する制御装置、9は給水給湯系統である。
【0027】
貯湯系統1(循環系統)は、貯湯タンク101、循環ポンプ102、逆流防止の逆止弁102a、湯水の温度を計測する貯湯サーミスタ103〜106、通水水量を連続的に制御すると共に通水のオン、オフ制御を行う循環比例弁108(開閉弁)、循環する湯水の温度を計測する循環サーミスタ109、温度成層を形成するためのじゃま板110、111、逃し弁123a、熱の供給側124aと受給側124bとから成る熱交換器124、循環ポンプ102から吐出される湯水をバイパスする貯湯弁125(開閉弁)、空気抜き弁126、系統内に負圧が生じた場合に外部から空気を導入して負圧による配管の変形を防ぐバキュームブレーカ127、系統内の水圧を検知する圧力スイッチ128を有する。
エンジン排熱系統2は、排熱ポンプ201、湯が100℃を越えないように大気に開放されたエンジン冷却水タンク202、暖房系統3との間において熱の供給を行う供給側204aと熱の受給側204bとからなる熱交換器204、排熱サーミスタ205、図示しないガスエンジン発電機の発電能力に余剰が生じた場合にその余剰電力を回収して熱源として使用するための余剰電力回収ヒータ206、排熱ポンプ201からの湯水が吐出される往路口207、図示しないガスエンジン発電機のウォータージャケットからの湯水が供給される戻り口208を有する。エンジン冷却水タンク202及び暖房系統3に配設された後述の暖房水タンク306は水位が低下した場合等に必要に応じて水閉止弁407が開かれると共に、各々排熱補給水弁406又は暖房補給水弁405が開かれ、後述の給水口より補給水が供給される。
【0028】
暖房系統3は、暖房ポンプ301、高温暖房系統4側に配設された熱の供給側302aと暖房系統3側に配設された熱の受給側302bとから成る熱交換器302、暖房サーミスタ303、バイパス回路304、暖房水タンク306、往路口307、戻り口308を有する。
高温暖房系統4(循環系統)は、補助熱源機401、補助熱源出サーミスタ402a、補助熱源入サーミスタ402b、高温暖房系統4を作動させるためのオン、オフ動作の暖房弁403(開閉弁)、補助熱源流量センサ404を有する。なお、補助熱源流量センサは、本実施の形態1においては高温暖房系統4に配設されているがこれに限られるものではなく、貯湯タンク101の出水側であれば貯湯系統1や後述の風呂加熱系統5に配設してもよく、また各系統に各々配設してもよい。
風呂加熱系統5(循環系統)は、熱の供給側501aと熱の受給側501bとから成る熱交換器501、熱交換器501の下流側に配設されたふろ弁502(開閉弁)を有する。
風呂追い焚き系統6は、風呂ポンプ601、図示しない浴槽へ追焚用の湯を供給する往路口602、図示しない浴槽からの湯水が供給される戻り口603、図示しない浴槽と熱交換器501の間を循環する湯水の温度を計測する風呂サーミスタ605、風呂水流スイッチ607、水位センサ608を有する。
【0029】
給水給湯系統9は、後述の湯張り経路9aの上流側に配設された風呂加熱系統5から供給される湯の流量を調節する湯比例弁112aと、後述の給水口118から供給される水の流量を調節する水比例弁112b、水比例弁112bが故障した場合に高温水の出湯を防止するための高温出湯防止弁113、給湯口117、給水口118、圧力調整の減圧弁119、給水温度を計測する給水サーミスタ120、給水口118より入水する水の流量を計測する給水流量センサ121、逆流防止の逆止弁122、給湯温度を計測する給湯サーミスタ131を有する。なお、湯比例弁112aと水比例弁112bは、湯と水の混合比を制御している。
また、給水給湯系統9は、風呂追い焚き系統6と給水給湯系統9をバイパスして接続する湯張り経路9aを有する。湯張り経路9aは、通水のオン、オフ制御を行う湯張り弁114、湯張り流量センサ114a、逆流防止の逆止弁115、116を有する。
【0030】
以上のように構成されたコージェネレーションシステムについて、その注水動作を図を用いて説明する。
【0031】
図2は本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの貯湯タンクへの注水動作を示すフローチャートであり、図3乃至図5は本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの循環系統への注水動作を示すフローチャートであり、図6乃至図14は本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図である。なお、図6乃至図14は図1で説明したコージェネレーションシステムの概略を示す。
なお、補助熱源流量センサ404及び循環ポンプ102は、給水口118から系統内に注水され浴槽へ排水される水が、貯湯系統1、高温暖房系統4、風呂加熱系統5のいずれを通過する場合であっても常に補助熱源流量センサ404及び循環ポンプ102を通過する位置、すなわち貯湯系統1、高温暖房系統4、風呂加熱系統5が互いに共有する部分に配設されている。
まず、注水は、制御装置7やリモコン(図示せず)の試運転スイッチをオンすることにより、制御装置7に注水開始の信号が入力され開始される。なお、注水開始前の初期状態、すなわちコージェネレーションシステムの施工後や、点検やメンテナンスのために配管の水抜きをした後、システム内の洗浄を行う場合等の注水開始時においては、循環ポンプ102は停止し、貯湯弁125、湯張り弁114、ふろ弁502、暖房弁403、循環比例弁108は閉じた状態にある。また、湯比例弁112aは全開、水比例弁112bは全閉、高温出湯防止弁113は閉じた状態にある。また、給水口118のバルブ(図示せず)は手動等により開いておく。給水口118のバルブを開くと、給水口118に接続された水道の水圧等により貯湯タンク101に水が流入する。
【0032】
図2において、給水口118のバルブが開かれ、制御装置7に注水開始の信号が入力されると、制御装置7は湯比例弁112aを全閉し(S1)、湯張り弁114を開く(S2)。次に、補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ114aにより取得される値がいずれも所定値を超えないように湯比例弁112aの開度を調節しながら、湯比例弁112aを徐々に開く(S3)。本実施の形態1においては、補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ114aにより取得される値がいずれも25L/minを超えないように湯比例弁112aの開度を調節した。これにより、図6に示すように、給水口118から貯湯系統1の貯湯タンク101、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に連通する経路が形成され、給水口118に接続された水道の水圧により、給水口118から貯湯タンク101に注水された水は上記経路を通って風呂追い焚き系統6の往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に排出され、貯湯タンク101への注水が行われる。このとき、制御装置7は、補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ114aにより取得される値がいずれも所定値を超えないように湯比例弁112aの開度を調節すると共に、注水を迅速に行うために、給水流量センサ121により取得される値が許容される最大値になるように、即ち給水口118よりシステム内に入水する水の流量が許容される範囲で最大流量になるように、湯比例弁112aの開度を調節する。このように、制御装置7は補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ114aにより取得される値に基づいて湯比例弁112aを補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ114aの破損防止のために閉じるように制御すると共に、給水流量センサ121により取得される値に基づいて湯比例弁112aをできるだけ開くように制御し、これにより湯比例弁112aは、閉じる制御と開く制御が平衡する開度に調節される。なお、制御装置7において、給水流量センサ121に基づく湯比例弁112aの開度調節のために給水流量センサ121で検出される流量と湯比例弁112aの開度とを対応させたテーブルを用いてもよい。この場合、補助熱源流量センサ404又は湯張り流量センサ114aから取得される値が上述したような所定値以上である場合と所定値を超えない場合とで異なるテーブルを設けることが好ましい。補助熱源流量センサ404又は湯張り流量センサ114aから取得される値が所定値以上である場合は給水流量センサ121から取得される値が小さくても、即ち許容される最大値に満たなくても給水口118からの入水量が増加しないように湯比例弁112aの開度を調節するテーブルを使用し、所定値を超えない場合は給水流量センサ121から取得される値が許容される最大値になるように湯比例弁112aの開度を調節するテーブルを使用する。これにより、給水口118からの水の入水量を補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ112aが壊れない範囲内で最大にして注水を行うことができる。
続いて、制御装置7は、給水流量センサ121から取得される値と湯張り流量センサ114aから取得される値が同じであれば、貯湯タンク101への注水が完了したと判定する(S4)。給水流量センサ121から取得される値と湯張り流量センサ114aから取得される値が同じでなければ、同じ値になるまで継続して湯比例弁112aの開度を調節しながら注水を行う。
なお、本実施の形態1においては、貯湯タンク101の注水が完了した後、各循環系統の注水動作を行っている。なお、循環系統の注水時には同時に貯湯タンク101に注水を行ってもよく、或いは行わないようにしてもよい。貯湯タンク101に注水を行わない場合は、貯湯タンク101の上流側及び/又は下流側に開閉弁(図示せず)を配設し、貯湯タンク101の注水が完了したと判定した時にこれらの開閉弁を閉じるようにする。これにより、各循環系統の注水を短時間で行うことができシステム全体の注水を早く完了することができる。
また、本実施の形態1においては、補助熱源流量センサ404や湯張り流量センサ114aにより取得される値が所定値を超えないように湯比例弁112aの開度を調節しているが、これに限られるものではなく、貯湯タンク101の出水側の循環系統或いは湯張り経路9aに配設された流量センサの内他の特定の流量センサにより取得される値が所定値を超えないようにしてもよい。
【0033】
次に、各循環系統の注水動作について図を用いて説明する。
図3において、制御装置7は高温出湯防止弁113を閉じ(S11)、湯張り弁114を開く(S12)。なお、既に高温出湯防止弁113が閉じられ、湯張り弁114が開かれている場合はその状態を継続する。次に、制御装置7は循環比例弁108を開く(S13)。これにより、図7に示すように、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、循環ポンプ102、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路が形成され、給水口118に接続された水道の水圧により、水は上記経路を通って風呂追い焚き系統6の往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に排出され、注水が行われる。(以下、説明をわかりやすくするために、本実施の形態1では各循環系統への注水時には貯湯タンク101への注水を行わない場合で説明する。)なお、制御装置7は、循環比例弁108を開くとタイマーを作動させ、15秒経過する(S14)と次のステップに進む。
【0034】
ステップS13で循環比例弁108を開いてから15秒経過すると、制御装置7は貯湯弁125を開き、暖房弁403を開く(S15)。これにより、図8に示すように、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、循環ポンプ102、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、高温暖房系統4の暖房弁403、熱交換器302、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、貯湯弁125、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、が形成される。これにより、給水口118に接続された水道の水圧により、水は上記経路を通って風呂追い焚き系統6の往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に排出され、注水が行われる。なお、制御装置7は、貯湯弁125を開き、暖房弁403を開くとタイマーを作動させ、15秒経過する(S16)と次のステップに進む。
【0035】
ステップS15で貯湯弁125を開き、暖房弁403を開いてから15秒経過すると、制御装置7は貯湯弁125を閉じ、ふろ弁502を開く(S17)。これにより、図9に示すように、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、循環ポンプ102、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、高温暖房系統4の暖房弁403、熱交換器302、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、風呂加熱系統5のふろ弁502から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、が形成される。これにより、給水口118に接続された水道の水圧により、水は上記経路を通って風呂追い焚き系統6の往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に排出され、注水が行われる。なお、制御装置7は、貯湯弁125を閉じ、ふろ弁502を開くとタイマーを作動させ、15秒経過する(S18)と次のステップに進む。
【0036】
ステップS17で貯湯弁125を閉じ、ふろ弁502を開いてから15秒経過すると、制御装置7は貯湯弁125を開き、暖房弁403を閉じる(S19)。これにより、図10に示すように、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、循環ポンプ102、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、貯湯弁125、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、風呂加熱系統5のふろ弁502から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路と、が形成される。これにより、給水口118に接続された水道の水圧により、水は上記経路を通って風呂追い焚き系統6の往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に排出され、注水が行われる。なお、制御装置7は、貯湯弁125を開き、暖房弁403を閉じるとタイマーを作動させ、15秒経過する(S20)と次のステップに進む。
【0037】
ステップS19で貯湯弁125を開き、暖房弁403を閉じてから15秒経過すると、制御装置7は貯湯弁125を閉じ、ふろ弁502を閉じる(S21)。これにより、図7に示すように、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、循環ポンプ102、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路が形成され、給水口118に接続された水道の水圧により、水は上記経路を通って風呂追い焚き系統6の往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に排出され、注水が行われる。なお、制御装置7は、貯湯弁125を閉じ、ふろ弁502を閉じるとタイマーを作動させ、15秒経過すると次のステップに進む(S22)。
【0038】
ステップS21で貯湯弁125を閉じ、ふろ弁502を閉じてから15秒経過すると、図4において、制御装置7は循環ポンプ102を駆動し、貯湯弁125、暖房弁403、及びふろ弁502を開く(S23)。これにより、図11に示すように、給水口118から、貯湯系統1の循環比例弁108、循環ポンプ102、高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、風呂加熱系統5から給水給湯系統9に入って、湯比例弁112a、湯張り経路9aの湯張り弁114、湯張り流量センサ114aを介して、風呂追い焚き系統6に入り往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)に連通する経路が形成されると共に、循環ポンプ102から貯湯弁125、熱交換器124を通って循環ポンプ102に循環する貯湯系統1と、循環ポンプ102から補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、暖房弁403を通って循環ポンプ102へ循環する高温暖房系統4と、循環ポンプ102から高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、ふろ弁502を通って循環ポンプ102に循環する風呂加熱系統5が連通する。これにより、給水口118に接続された水道の水圧により、水は上記経路を通って又は上記循環系統を循環して風呂追い焚き系統6の往路口602や戻り口603から浴槽(図示せず)内に排出され、注水が行われる。なお、制御装置7は、循環ポンプ102を駆動し、貯湯弁125、暖房弁403、及びふろ弁502を開くとタイマーを作動させ、15秒経過する(S24)と次のステップに進む。
【0039】
ステップS23で循環ポンプ102を駆動し、貯湯弁125、暖房弁403、及びふろ弁502を開いてから15秒経過すると、制御装置7は湯張り弁114、暖房弁403、ふろ弁502、及び循環比例弁108を閉じる(S25)。これにより、図12に示すように、循環ポンプ102から貯湯弁125、熱交換器124を通って循環ポンプ102に循環する貯湯系統1が連通し、循環ポンプ102の駆動により、水は上記循環系統を循環する。なお、制御装置7は、湯張り弁114、暖房弁403、ふろ弁502、及び循環比例弁108を閉じるとタイマーを作動させ、15秒経過する(S26)と次のステップに進む。
【0040】
ステップS25で湯張り弁114、暖房弁403、ふろ弁502、及び循環比例弁108を閉じてから15秒経過すると、制御装置7は暖房弁403を開き、貯湯弁125を閉じる(S27)。これにより、図13に示すように、循環ポンプ102から補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、暖房弁403を通って循環ポンプ102へ循環する高温暖房系統4が連通し、循環ポンプ102の駆動により、水は上記循環系統を循環する。次に、図5において、制御装置7は、今回の循環系統への注水動作がリトライであるか否かを判定する(S28)。ここで、リトライであるか否かとは、今回の循環系統の前に既に1回以上この注水動作を行ったか否かということである。制御装置7は、後述するステップ35においてリトライ4回目であると判定されなかった場合に、図3に示すステップS12に戻るが、このとき、図示しない記憶部に記憶されたリトライ回数に1を加える。なお、1回目の循環系統の注水動作開始時にはリトライ回数として0が記憶されている。ステップS28において、制御装置7は記憶されたリトライ回数が0であればリトライではないと判定し、記憶されたリトライ回数が1以上であればリトライであると判定する。リトライでないと判定された場合は、制御装置7は、高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄が完了したか否かを判定するために、補助熱源流量センサ404により通過する水の流量を検出し、補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えるか否かを判定する(S29)。ここで、本実施の形態1においては、リトライでないと判定された場合の高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄完了の判定の際の所定値としては8.5L/minが設定され、所定時間としては20sが設定されている。
【0041】
ステップS29で補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えたと判定された場合は、高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄が完了したと判定して、制御装置7は、ふろ弁502を開き、暖房弁403を閉じる(S30)。これにより、図14に示すように、循環ポンプ102から高温暖房系統4の補助熱源流量センサ404、補助熱源機401、ふろ弁502を通って循環ポンプ102に循環する風呂加熱系統5が連通し、循環ポンプ102の駆動により、水は上記循環系統を循環する。次に、制御装置7は、今回の循環系統への注水動作がリトライであるか否かを判定する(S31)。リトライでないと判定された場合は、制御装置7は、風呂加熱系統5のエア抜き又は洗浄が完了したか否かを判定するために、補助熱源流量センサ404により通過する水の流量を検出し、補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えるか否かを判定する(S32)。ここで、本実施の形態1においては、リトライでないと判定された場合の風呂加熱系統5のエア抜き又は洗浄完了の判定の際の所定値としては9L/minが設定され、所定時間としては20sが設定されている。
【0042】
ステップS32で補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えたと判定された場合は、風呂加熱系統5のエア抜き又は洗浄が完了したと判定して、制御装置7は、循環ポンプ102の駆動を停止させ、湯比例弁112aを全閉し、水比例弁112bを全開し、ふろ弁502を閉じ(S33)、更に図示しないリモコンにおいて3秒間ブザーを鳴らして使用者に循環系統のエア抜き又は洗浄が完了したことを報知して(S34)、処理を終了する。
【0043】
ステップS29又はステップS32において、補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えたと判定されなかった場合、制御装置7は、記憶されているリトライ回数が4回目であるか否かを判定し(S35)、リトライ回数が4回目と判定された場合はエア抜き異常が発生していると判定して(S36)、処理を終了する。なお、エア抜き異常であると判定された場合は、その旨を表示部(図示せず)に表示する等して使用者に報知し点検や修理を促すことが好ましい。リトライ回数が4回目と判定されなかった場合は、図3に示すステップS12に戻って循環系統の注水をリトライする。
【0044】
ステップS28において、リトライであると判定された場合は、制御装置7は、高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄が完了したか否かを判定するために、補助熱源流量センサ404により通過する水の流量を検出し、補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えるか否かを判定する(S37)。ここで、本実施の形態1においては、リトライであると判定された場合の高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄完了の判定の際の所定値としては7.5L/minが設定され、所定時間としては15sが設定されている。
なお、ステップS28においてリトライでないと判定された場合は高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄完了の判定の際の所定値として8.5L/minが設定され、所定時間としては20sが設定されているのに対し、リトライであると判定された場合では所定値として7.5L/minが設定され、所定時間としては15sが設定されている。このように、リトライでない場合は注水によるエア抜き等を完全に行うために、判定のための所定値及び所定時間を高く設定しているが、リトライである場合は、即ち1回目の注水で注水が完了しなかったと判定された場合は、循環系統に配設された弁やポンプ等や流量センサ等が故障している可能性があり、これを判定することを目的とするので、判定のための所定値及び所定時間を低く設定している。なお、ステップS32及び後述のステップS38においても、リトライである場合とない場合の判定のための所定値及び所定時間に差を設けているが、同様の理由からである。
【0045】
ステップS37において、補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えたと判定された場合は、高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄が完了したと判定して、上述したステップS30へ移行する。補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えたと判定されなかった場合は、高温暖房系統4のエア抜き又は洗浄が完了していないと判定して、ステップS35へ移行する。
【0046】
また、ステップS31において、リトライであると判定された場合は、制御装置7は、風呂加熱系統5のエア抜き又は洗浄が完了したか否かを判定するために、補助熱源流量センサ404により通過する水の流量を検出し、補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えるか否かを判定する(S38)。ここで、本実施の形態1においては、リトライであると判定された場合の風呂加熱系統5のエア抜き又は洗浄完了の判定の際の所定値としては8L/minが設定され、所定時間としては15sが設定されている。
ステップS38で補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えたと判定された場合は、風呂加熱系統5のエア抜き又は洗浄が完了したと判定して、ステップS33へ移行する。補助熱源流量センサ404により取得された値が連続して所定値以上を維持した時間が所定時間を超えたと判定されなかった場合は、風呂加熱系統5のエア抜き又は洗浄が完了していないと判定して、ステップS35へ移行する。
【0047】
なお、本実施の形態1においては、図3のステップS14,S16,S18,S20,S22、図4のステップS24,S26において、制御装置7のタイマーにより15秒が設定され、15秒経過後に次のステップに進んでいたが、これに限られるものではなく、タイマーによる設定時間は、貯湯系統1や高温暖房系統4、風呂加熱系統5の配管の長さ等により適宜設定されることが好ましい。
【0048】
以上のように本実施の形態1におけるコージェネレーションシステムは構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)制御装置7は、補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ114aから取得される値がいずれも所定値を超えないように湯比例弁112aの開度を調節しながら徐々に開き、貯湯タンク101内の空気を風呂加熱系統5、湯張り経路9a、風呂追い焚き系統6を介して浴槽(図示せず)へ排出しながら貯湯タンク101への注水を行うことができるので、高温暖房系統4に配設された補助熱源流量センサ404や湯張り経路9aに配設された湯張り流量センサ114aが空気の通過により高速で空回りして破損することがないので耐久性に優れると共に、注水開始時及び注水中において水道圧により圧縮された空気や注水された水が徐々に排出されるため、空気や水が浴槽へ勢いよく噴出することがなく噴出した水が周囲に飛び散ることがなく使用性に優れる。
(2)制御装置7は、補助熱源流量センサ404及び湯張り流量センサ114aにより取得される値がいずれも所定値を超えないように湯比例弁112aの開度を調節すると共に、給水流量センサ121により取得される値が許容される最大値になるように、即ち給水口118よりシステム内に入水する水の流量が許容される範囲で最大流量になるように、湯比例弁112aの開度を調節するので、短時間で迅速に貯湯タンク101に注水を行うことができる。
(3)貯湯タンク101の注水完了の判定において、湯張り流量センサ114aは通過する水が空気をかみ込んでいるとその検出値は正確な流量を示さないため、制御装置7は、給水流量センサ121から取得される値と湯張り流量センサ114aから取得される値が同じであれば貯湯タンク101への注水が完了したと判定することにより、正確に貯湯タンク101の注水の完了を判定することができ、貯湯タンク101内に残留するエアがなく確実に且つ無駄な注水を行うことなく貯湯タンク101の注水エア抜き等を行うことができる。
(4)貯湯タンク101から排出された、或いは貯湯系統1、高温暖房系統4、風呂加熱系統5の各々の循環系統を通過した水を湯張り経路9aから風呂追い焚き系統6を介して浴槽に排出することができるので、他に排水口等を設ける必要がなく、既存のシステムで注水エア抜きを行うことができる。
(5)貯湯系統1、高温暖房系統4、風呂加熱系統5の各々の循環系統に配設された貯湯弁125、暖房弁403、ふろ弁502を順次又は同時に開閉することにより、各々の循環系統の注水エア抜き又は注水洗浄を順番に1系統ずつ行うことができるので、配管内にエアが残留し難く、エア抜き又は洗浄を確実に行うことができる。
(6)循環ポンプ102の駆動後に、貯湯タンク101や貯湯系統1、高温暖房系統4、風呂加熱系統5内にエアが残留していれば補助熱源流量センサ404により検出される流量が一定にならないため、制御装置7は、貯湯系統1、高温暖房系統4、風呂加熱系統5の各々の循環系統の注水を行った後、湯張り弁114を閉じ、循環ポンプ102を駆動して、補助熱源流量センサ404により検出された流量が所定流量以上を維持している時間が所定時間を超えたことにより注水エア抜き又は注水洗浄の完了を判定するので、循環系統のエア抜き又は洗浄を確実に行うことができると共に、エアが抜けた後も続けて注水を行うことがなく、無駄な注水及び作業時間を省略でき作業性に優れる。
(7)貯湯系統1、高温暖房系統4、風呂加熱系統5の注水完了の判定時において、リトライであるか否かを判定し、リトライである場合とない場合で完了判定のための所定値及び所定時間に差を設け、即ちリトライでない場合は注水によるエア抜き等を完全に行うために判定のための所定値及び所定時間を高く設定し、リトライである場合は判定のための所定値及び所定時間を低く設定することにより、リトライである場合は循環系統に配設された弁やポンプ等や流量センサ等が故障している可能性があり、この故障を判定することができるので、注水によるエア抜きや洗浄の完了の判定と共に、機器の故障の判定を行うことができる。
【発明の効果】
以上説明したように本発明のコージェネレーションシステムによれば、以下のような有利な効果が得られる。
【0049】
請求項1に記載の発明によれば、
(1)貯湯タンクの出水側の循環系統或いは湯張り経路に配設された1以上の流量センサから取得される値がいずれも所定値を超えないように湯比例弁の開度を調節しながら徐々に開き、貯湯タンク内の空気を風呂追い焚き系統を介して浴槽へ排出しながら貯湯タンクへの注水を行うことができるので、循環系統に配設された流量センサが空気の通過により高速で空回りして破損することがない耐久性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
(2)注水開始時及び注水中において、水道圧により圧縮された空気や注水された水が徐々に排出されるため、空気や水が浴槽へ勢いよく噴出することがなく噴出した水が周囲に飛び散ることがない使用性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
(3)湯張り流量センサは通過する水が空気をかみ込んでいるとその検出値は実際の水の流量より大きい値を示す等して正確な流量を示さないため、給水流量センサから取得される値(給水口からの入水量)と、湯張り流量センサから取得される値(浴槽への排出量)が同じであれば貯湯タンクへの注水が完了したと判定することにより、正確に注水完了の判定をすることができ、残留するエアがなく確実に且つ無駄な注水を行うことなく注水エア抜き等を行うことができるエア抜き等の確実性及び省力性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0050】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
(1)給水流量センサから取得される値が許容される最大値になるように湯比例弁の開度を調節することで、給水口からの水の入水量を許容される範囲内で最大にして注水を行うので、短時間で貯湯タンクに注水を行うことができる省力性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0052】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)2以上の循環系統の各々に配設された開閉弁を順次開閉することにより、2以上の循環系統の注水を順番に1系統ごとに行うことができるので、循環系統の配管内にエアが残留し難く、注水エア抜きを確実に行うことができるエア抜きの確実性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
(2)循環系統の配管内に残留した異物や循環系統に配設された開閉弁等の弁にかみ込まれたゴミ等の異物を水やエアと共に排出する注水洗浄を行うことができ、弁のゴミかみによる性能の低下等を防止することができる洗浄性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0053】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、
(1)一の循環系統の開閉弁を開いて、該循環系統の注水を行った後、所定時間経過後に自動で次の循環系統の注水に移行するので、多数の循環系統の注水を自動で且つ短時間で行うことができる省力性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0054】
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は4の効果に加え、
(1)補助熱源流量センサにより取得される値に基づいて注水エア抜き又は注水洗浄完了の判定をすることによりシステムのエア抜きや洗浄を確実に行うことができると共に、エア抜きや洗浄の完了を自動で判定することができるコージェネレーションシステムを提供することができる。
【0055】
請求項6に記載の発明によれば、請求項5の効果に加え、
(1)補助熱源流量センサにより取得された値が所定値以上を維持している時間が所定時間を超えたことにより注水エア抜き又は注水洗浄が完了したと判定することで、正確にエア抜きや洗浄の完了を判定でき注水エア抜きや注水洗浄を確実に行うことができると共に、エアが完全に抜けた後も続けて注水を行うことがなく、無駄な注水及び作業時間を省略できるエア抜き等の確実性及び作業性に優れたコージェネレーションシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムを示す構成図
【図2】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの貯湯タンクへの注水動作を示すフローチャート
【図3】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの循環系統への注水動作を示すフローチャート
【図4】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの循環系統への注水動作を示すフローチャート
【図5】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの循環系統への注水動作を示すフローチャート
【図6】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図7】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図8】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図9】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図10】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図11】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図12】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図13】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【図14】実施の形態1におけるコージェネレーションシステムの注水動作を示す動作説明図
【符号の説明】
1 貯湯系統(循環系統)
2 エンジン排熱系統
3 暖房系統
4 高温暖房系統(循環系統)
5 風呂加熱系統(循環系統)
6 風呂追い焚き系統
7 制御装置
9 給水給湯系統
9a 湯張り経路
101 貯湯タンク
102 循環ポンプ
102a、115、116、122 逆止弁
103、104、105、106 貯湯サーミスタ
108 循環比例弁
109 循環サーミスタ
110、111 じゃま板
112a 湯比例弁
112b 水比例弁
113 高温出湯防止弁
114 湯張り弁
114a 湯張り流量センサ
117 給湯口
118 給水口
119 減圧弁
120 給水サーミスタ
121 給水流量センサ
123a 逃し弁
124、204、302、501 熱交換器
124a、204a、302a、501a 熱の供給側
124b、204b、302b、501b 熱の受給側
125 貯湯弁(開閉弁)
126 空気抜き弁
127 バキュームブレーカ
128 圧力スイッチ
131 給湯サーミスタ
201 排熱ポンプ
202 エンジン冷却水タンク
205 排熱サーミスタ
206 余剰電力回収ヒータ
207、307、602 往路口
208、308、603 戻り口
301 暖房ポンプ
303 暖房サーミスタ
304 バイパス回路
306 暖房水タンク
401 補助熱源機
402a 補助熱源出サーミスタ
402b 補助熱源入サーミスタ
403 暖房弁(開閉弁)
404 補助熱源流量センサ
405 暖房補給水弁
406 排熱補給水弁
407 水閉止弁
502 ふろ弁(開閉弁)
601 風呂ポンプ
605 風呂サーミスタ
607 風呂水流スイッチ
608 水位センサ

Claims (6)

  1. 全体を制御する制御装置と、給水口と、前記給水口に接続された1系統以上の循環系統と、浴槽水の追い焚きを行う風呂追い焚き系統と、前記循環系統の内いずれか1系統と前記風呂追い焚き系統とを接続する湯張り経路と、入水側が前記給水口に接続され出水側が前記循環系統を介して前記湯張り経路に接続された貯湯タンクと、前記貯湯タンクの出水側の前記循環系統或いは前記湯張り経路に配設された1以上の流量センサと、前記湯張り経路の上流側に配設された湯比例弁と、を備え、前記制御装置は、注水開始の信号が入力されると前記1以上の流量センサから取得される値がいずれも所定値を超えないように前記湯比例弁の開度を調節しながら徐々に開き、前記貯湯タンク内の空気を前記風呂追い焚き系統を介して浴槽へ排出しながら前記貯湯タンクへの注水を行い、前記給水口の下流の前記貯湯タンクの入水側に配設された給水流量センサから取得される値と、前記湯張り経路に配設された湯張り流量センサから取得される値が同じであれば、前記貯湯タンクへの注水が完了したと判定することを特徴とするコージェネレーションシステム。
  2. 前記制御装置は、前記給水流量センサから取得される値が許容される最大値になるように前記湯比例弁の開度を調節することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステム。
  3. 2系統以上の前記循環系統と、前記循環系統の各々に少なくとも1以上配設された開閉弁と、を備え、前記制御装置は、前記貯湯タンクへの注水が完了したと判定した後、前記循環系統に配設された前記開閉弁を順次開閉して前記2系統以上の循環系統の注水を1系統毎に順次行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のコージェネレーションシステム。
  4. 前記制御装置は、一の前記循環系統の前記開閉弁を開いて所定時間経過後に次の注水の対象となる前記循環系統の前記開閉弁を開くことを特徴とする請求項3に記載のコージェネレーションシステム。
  5. 前記循環系統に配設された循環ポンプを備え、前記制御装置は、すべての前記循環系統について前記注水を行った後、前記循環ポンプを駆動して前記循環系統に水を循環させ、前記貯湯タンクの出水側の前記循環系統に配設された補助熱源流量センサにより取得される値に基づいて前記循環系統の注水エア抜き又は注水洗浄の完了を判定することを特徴とする請求項3又は4に記載のコージェネレーションシステム。
  6. 前記制御装置は、前記補助熱源流量センサにより取得される値が所定値以上を維持している時間が所定時間を超えたことにより、前記循環系統の注水エア抜き又は注水洗浄が完了したと判定することを特徴とする請求項5に記載のコージェネレーションシステム。
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