JP4128052B2 - 透明ゲル状洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明ゲル状洗浄剤組成物に関するものであり、更に詳しく述べるならば高級脂肪酸の水溶性塩を含む洗浄成分と特定の構造を有するヒドロキシ多価アルコールエーテル化合物とを主成分とする透明化成分とを含む透明ゲル状洗浄剤組成物に関するものである。本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物は、色相安定性及びハンドリング性に優れ、優れた泡立ちと洗浄効果を有し、ススギ後石鹸特有のツッパリ感が極めて低減されるものである。
【0002】
【従来の技術】
皮膚洗浄剤組成物を、外観上分類すると固形、液体、及びペースト状(ゲル状)洗浄剤に分けられるが、これらの中でも透明ゲル状の洗浄剤組成物は、独特の高級感があり商品価値及び市場性も高いものであると考えられている。
特開昭59−232193号、特開昭59−232194号、及び特開昭59−232195号公報には、アミノ酸系界面活性剤を主成分とする透明ゲル状洗浄剤組成物が開示されているが、これらは界面活性剤総濃度を高くしないとゲル化しないため、高濃度で消費者に提供され、従って、コスト的に不利であり、洗浄時及びススギ時にヌメリ感を感じるという欠点があった。
【0003】
安価で安全な原料である高級脂肪酸塩を用いた透明ゲル状洗浄剤も多く提案されてきている。高級脂肪酸塩を使用する透明ゲル状組成物は、脂肪酸塩のクラフト点が高いため、低温安定性に劣る場合が多く、カウンターイオンの選択に工夫を凝らしたり、高級脂肪酸塩の溶解度を向上させるために添加剤として多価アルコール等を使用するなどの提案が為されている。
例えば特開昭63−57699号公報では、石鹸類の中でもクラフト点の低い物質を選択し、多価アルコールを10〜40%配合の高配合する事により低温でも透明性を維持するゲル洗浄剤組成物が提案されている。
更に特開平9−221698号公報では、多価アルコールの種類を検討して、1分子中に3個以上の水酸基を有する多価アルコールと水とを重量比=3:5〜5:5となる比率で配合する技術が公開されている。この公開技術によればゲルの構造を作る脂肪酸アルギニン塩が20〜40%に特定されるため、洗浄剤組成物中に含まれる多価アルコールの総量は最低でも20%程度という高配合率となる。
またこれらの技術は、ゲル組成物の低温安定性の改善は見られるものの、多価アルコールが多量に配合される為、洗浄剤組成物の起泡性が悪くなり、さらに石鹸特有のさっぱり感が損なわれ、使用時にぬめり感を生ずるようになる。
【0004】
また、高級脂肪酸塩を主成分とした洗浄剤組成物では、洗浄後の乾燥に伴って肌のツッパリ感やチクチクとしたスティンギング感があり、これらを低減する方法として、両性界面活性剤又は半極性界面活性剤を配合する技術が開示されている。例えば特開2002−3884号報には、特定の構造を有する半極性界面活性剤を配合することにより、これらの問題を解決としているが、両性及び半極性界面活性剤の併用は少なからず石鹸特有のさっぱり感が損なわれ、ヌルつき感の増加となり、必ずしも満足できるものではなかった。つまり、高級脂肪酸塩を主成分して含有し、使用感に優れた透明ゲル状洗浄剤に関する技術は未だ完成されていなかったのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、低温ないしは高温に保存しても安定で使用しやすい固さの透明ゲルである、起泡性にも優れた刺激性の少ない透明ゲル状洗浄剤組成物であって、洗浄後の乾燥に伴う肌のツッパリ感やチクチクとしたスティンギング感が低減化された透明ゲル状洗浄剤組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、脂肪酸塩と水からなる透明ゲル状組成物配合系に各種添加剤を加え、透明ゲル状組成物の安定性及び使用感などの研究を行った結果、
脂肪酸塩に特定の構造を有するヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を添加することにより上記問題が解決すると同時にゲル化の発生する脂肪酸塩濃度を30重量%未満においても可能となることを見出し本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物は、
下記成分(A),(B)及び(C):
(A)20〜55質量%の、8〜22個の炭素原子を有する高級脂肪酸の水溶性塩の1種以上からなる洗浄成分;
(B)0.1〜10質量%の、下記一般式(1)及び(2)により表されるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物;
【化2】
〔但し、上記式(1)及び(2)中、R1 は8〜18個の炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基を表し、R2 は水素原子又は1〜3個の炭素原子を有するアルキル基を表し、nは0〜3の整数を表す。〕
の少なくとも1種からなる透明化成分;及び
(C)残部の水
を含むことを特徴とするものである。
本発明の透明ゲル化洗浄剤組成物において、前記洗浄成分(A)が、ラウリン酸の水溶性塩と、ミリスチン酸の水溶性塩とを、混合質量比95:5〜25:75で含むことが好ましい。
本発明の透明ゲル化洗浄剤組成物において、前記洗浄成分(A)が、前記高級脂肪酸のトリエタノールアミン塩及びアルギニン塩から選ばれた1種以上を含むことが好ましい。
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物において、追加成分として、(D)0.1〜25質量%の脂肪酸アミドアルキル酢酸ベタイン化合物、脂肪酸アミドアルキルヒドロキシスルホベタイン化合物及び脂肪酸アミドアルキルアミンオキシド化合物から選ばれた少なくとも1種からなる、両性及び/又は半極性界面活性剤成分をさらに含んでいてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物の洗浄成分(A)として用いられる水溶性高級脂肪酸塩は、あらかじめ8〜22個の炭素原子を有する高級脂肪酸を、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、及び/または、アンモニウム、及び/または、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、及び/またはアルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸から選ばれる少なくとも一種以上により中和されたものであってもよいし、又は、配合時に、脂肪酸と、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の様なアルカリ金属水酸化物及び/または、アンモニア及び/又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミン及び/またはアルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸から選ばれる少なくとも一種以上とを、洗浄剤組成物調製のための配合系内で混合し中和を行ってもよい。
【0009】
脂肪酸の中和のためのカチオン性物質に関して更に詳しく述べる。強塩基性であるナトリウムやカリウム等のアルカリ金属塩を、単独で高級脂肪酸に配合して中和した場合、或いは洗浄剤組成物の調製のための配合系中にアルカリ金属石鹸を配合した場合、配合系中に部分的なゲル化が発生し、全体が均一化しない場合がある。このため、洗浄剤組成物の配合系において、高級脂肪酸を強塩基性物質のみにより中和することは好ましくない。
【0010】
高級脂肪酸の中和剤として、弱塩基性を有するアルカノールアミン又は塩基性アミノ酸を用いた場合、ゲル洗浄剤の製造時に部分ゲル化などを生成するという問題はなく、好ましいが、後に述べるゲル組成物の曳糸性の問題、を生ずることがある。このため高級脂肪酸を中和するカチオン性物質としてはトリエタノールアミン等のアルカノールアミン類を用いることが最も好ましい。
【0011】
本発明に使用される脂肪酸塩の脂肪酸組成に関して詳しく述べる。
ステアリン酸等の脂肪酸の塩のようにクラフト点が高くなる脂肪酸を多量に配合すると、式(1)又は(2)のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の構造によっては、透明性が不十分になったり、或は、低温安定性が悪くなる等の不都合が発生する可能性があるので、炭素原子数が16より大きい飽和脂肪酸の、脂肪酸塩全体量の20モル%以下であることが好ましく、5モル%以下であることが更に好ましい。
従って好適な脂肪酸塩を構成する脂肪酸を例示すれば、ラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ脂肪酸、パーム油脂脂肪、パーム核油脂肪酸等が挙げられる。これらの好適例の中でも脂肪酸塩を構成する脂肪酸がラウリン酸とミリスチン酸の混合脂肪酸であることがより好ましい。
【0012】
更に詳しくラウリン酸、ミリスチン酸の混合脂肪酸に関して述べる。
ラウリン酸:ミリスチン酸のモル比率は、95:5〜25:75の範囲内にあることが、優れた透明性を持つゲルの形成に好ましい。より好ましくは、安定性及び使用感に特に優れた洗浄剤組成物を与えるラウリン酸:ミリスチン酸のモル比率は、95:5〜40:60の範囲である。
ラウリン酸とミリスチン酸の比率が、25:75未満になり、ミリスチン酸の配合量が多いときは、得られるゲルの曳糸性が顕著になる。特にアルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸で脂肪酸を中和したゲルの場合、上記脂肪酸組成の範囲内にないと、曳糸性が強く発生し使用感を悪化させる。
ラウリン酸とミリスチン酸の比率において、95:5を超えてラウリン酸塩が多く配合されるとゲル状組成物の泡のキメが荒くなる傾向があり好ましくない。
【0013】
脂肪酸1モルに対する中和当量は0.9〜1.5モルであることが好ましい。更に好ましくは、1.0〜1.2モル中和である。この中和当量が0.9を下回ると、ゲル組成物は形成されず、またそれが1.5を超えると、ゲルの形態が透明を保てないという問題を生ずる。
本発明の透明ゲル状洗浄剤における脂肪酸塩の配合量は、20重量%〜55重量%である。より好ましくは、23重量%〜50重量%であり、更に好ましくは25重量%〜40重量%である。
脂肪酸塩の配合量が20重量%を下回ると、ゲル形態を取ることができず、またそれが55重量%を超えると、部分的な結晶化が起こり透明性が確保できないという不都合を生ずる。
【0014】
通常の脂肪酸トリエタノールアミン塩の水溶液も、濃度によってはゲル化することがあるが、ゲル化するときの最低脂肪酸塩濃度はおよそ42〜43%程度であることが本発明者の検討によって判明している。本発明の透明化成分(B)として特定構造のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を洗浄成分(A)に配合することにより、本発明の組成物がゲル化する最低脂肪酸塩濃度を、20質量%まで低減することができ、しかもそのゲル組成物の使用感に劣化は見られないので、本発明の組成物にはゲル状洗浄剤組成物を経済的に有利に製造できるという利点がある。
【0015】
本発明の透明化成分は、一般式(1)及び一般式(2)で示されるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物の1種以上を含むものである。
本発明に使用されるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテルは、下記一般式(3)で示される1,2−エポキシ化合物と、下記一般式(4)で示される脂肪族ジオールとを、触媒の存在下に、或いは無触媒条件下で、縮合反応させることにより調製することができる。
【化3】
〔但し、式(3)及び式(4)中のR1 及びR 2 は、それぞれ前期定義のとおりであり、nも前記定義の通りである。〕
前記式(3)の1,2−エポキシ化合物と式(4)の脂肪族ジオールとの縮合反応に用いられる酸性触媒としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、三フッ化ホウ素エーテル錯体などが用いられ、その使用量は、反応に供されるエポキシ化合物のモル量に対し、0.0001〜0.1倍モルであることが好ましい。また塩基性触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、金属ナトリウム、金属カリウム、金属リチウムなどが用いられ、その使用量は、反応に供されるエポキシ化合物のモル量に対し、0.0001〜0.1倍モルであることが好ましい。
前記縮合反応は、好ましくは30〜150℃の温度において10分〜2日で行われることが好ましい。反応圧力についての格別の制限はないが、一般に常圧下において縮合反応が行われる。
【0016】
式(3)の1,2−エポキシ化合物は、好ましくは1,2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシテトラデカン、1,2−エポキシヘキサデカン、及び1,2−エポキシオクタデカンなどから選ばれ、より好ましくは1,2−エポキシデカン、1,2−エポキシドデカン、及び1,2−エポキシテトラデカンから選ばれる。これらの化合物は単独に用いられてもよく、又はその2種以上の混合物として用いられてもよい。
【0017】
一般式(4)で示される脂肪族ジオールは、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、及び3−メチル−1,3−ブタンジオール等の脂肪族ジオール類の中から選ぶことができ、これらは1種、又は2種以上の混合物として用いることができる。
【0018】
式(1)又は(2)に示されたヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を用いると、得られるゲル状洗浄剤組成物の低温安定性の増強に強く寄与することができ、クラフト点の比較的高い脂肪酸塩を、低温安定性良好に配合することが可能になる。
【0019】
ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を配合すると、得られるゲル状洗浄剤組成物の低温安定性が上昇する理由に関しては、親水基部分に導入されたメチル基が、脂肪酸塩の結晶化に立体的障害を与えるためと推察される。
【0020】
式(1)又は(2)の化合物の好適例としては、ヒドロキシドデシル−1,2−プロピレングリコールエーテル、ヒドロキシテトラデシル−1,2−プロピレングリコールエーテル、ヒドロキシドデシル−1,3−ブタンジオールエーテル、及びヒドロキシドデシル−3−メチル−1,3−ブタンジオールエーテル、が挙げられる。
【0021】
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物に対する一般式(1)及び一般式(2)のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を含む透明化成分(B)の配合量は、0.1重量%〜10重量%であり、より好ましくは、0.5重量%〜8重量%である。透明化成分(B)の配合量が0.1重量%を下回ると、透明ゲルの低温安定性及び起泡性の低下、使用後の乾燥に伴うツッパリ感やスティンギング感の増加などの問題が発生し、またそれが10重量%を超えて配合するとゲルの透明性が低下する。
【0022】
一般式(1)及び一般式(2)で示されるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を含む透明化成分(B)を配合することにより、透明ゲル状洗浄剤の使用後の乾燥に伴うツッパリ感やスティンギング感が極めて少なくなり、それと同時に、脂肪酸塩含有洗浄成分(A)を多量成分として含む本発明の透明ゲル状組成物の低温安定性も上昇する。
そのため従来の脂肪酸塩透明ペースト状組成物には、ほぼ必須成分となっている多価アルコールなどの可溶化剤の配合が不要になる。すなわち、多価アルコール類を加えなくても低温安定性が確保できる。また、一般式(2)で示される化合物には脂肪酸塩による起泡性を上昇させる効果、及び泡質をきめ細かくし、弾力感を持たせる効果がある為、従来の脂肪酸塩透明ゲル組成物に比較してすばやく豊富で、クリーミーな泡立ちを発現する。
【0023】
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物の製造方法は、従来の洗浄剤組成物の調製方法例えば、
1.脂肪酸塩、又は脂肪酸とその中和剤からなる洗浄成分(A)と、
2.一般式(1)及び/又は一般式(2)で示されるヒドロキシアルキル多価アルコールエーテルからなる透明化成分(B)と、
3.水及び添加剤とを、
撹拌装置の付いた反応器を仕込み、80℃まで撹拌加熱して、均一に溶解したことを確認した後、この混合液を撹拌下に50〜60℃まで冷却し、その後、無撹拌で室温まで冷却することによって、透明ゲル状洗浄剤組成物を得ることができる。
【0024】
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物には、泡立ちや使用感の改善などを目的として、脂肪酸アミドアルキル酢酸ベタイン、脂肪酸アミドアルキルヒドロキシスルホベタイン、及び脂肪酸アミドアルキルアミンオキシドから選ばれた両性界面活性剤の1種又は2種以上を配合することができる。上記両性界面活性剤は組成物の安定性や透明性の維持の観点から、0.1重量%〜25重量%の範囲の量で配合することができるが、泡立ちや使用感の改善の点から1重量%から15重量%の配合量とすることが更に好ましい。この配合量が0.1重量%を下回ると、その添加効果が現れず、またそれが25重量%を超えると、ゲルの透明性が不十分になることや、使用時にヌルつきを生じるなど使用感を損なうことがある。
【0025】
本発明に使用される脂肪酸アミドアルキル酢酸ベタインとしては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。
本発明に使用される脂肪酸アミドアルキルヒドロキシスルホベタインとしては、ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
本発明に使用される脂肪酸アミドアルキルアミンオキシドとしては、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルアミンオキシド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルアミンオキシドなどが挙げられる。
【0026】
また、本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物には、発明の効果を損なわない範囲において従来の化粧品に用いられる他の洗浄剤成分、例えば脂肪酸塩以外のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、本発明表記のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテルを除く非イオン界面活性剤を添加してもよい。
また、通常化粧品に用いられる水溶性シリコーン誘導体、動植物、魚貝類、微生物由来の抽出物、水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属封鎖剤、pH調整剤、香料などを、必要に応じて一種乃至は2種以上用いてもよい。さらにエラグ酸、コウジ酸等の美白剤、パントテン酸、ビタミンA等のしわ改善剤、パントテン酸、アルギニン等の抗酸化剤、ニコチン酸アミド、センブリエキス等の血行促進剤、油溶性甘草エキス、シタンエキス等の血行促進剤、アラントイン、グリチルリチン酸塩、尿素等の抗炎症剤及び肌荒れ防止、サリチル酸等のニキビ予防剤等を、本発明の効果を損なわない範囲の添加量で配合してもよい。
【0027】
【実施例】
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物を下記実施例により更に説明する。
本件実施例において、透明化成分として用いられた化合物は、下記の製造例1〜5に従って製造したものを使用した。
【0028】
比較製造例1 エチレングリコールモノヒドロキシドデシルエーテルの合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量100mlの反応容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol )を仕込み、水冷下、攪拌しながら、これに濃硫酸0.4g(0.004mol )をゆっくりと滴下した。15分間攪拌後、この混合物にエチレングリコール37.2g(0.60mol )を添加して、80〜85℃昇温した。その後3時間反応温度を80〜85℃に保持した。ガスクロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認した後、反応系に粉末炭酸水素ナトリウム1.0g(0.012mol )及び蒸留水10mlを添加し、30分間攪拌して反応液を中和して反応終了とした。反応系から水分及び過剰のエチレングリコールを減圧下留去後、析出している結晶を濾別し、エチレングリコールモノヒドロキシドデシルエーテル48.3g(収率98.1%)を捕集した。
【0029】
製造例2 1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテルの合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量500mlの反応容器に、1,2−エポキシドデカン276.5g(1.50mol )を仕込み、水冷下、攪拌しながら、これに濃硫酸1.5g(0.015mol )をゆっくりと滴下した。15分間攪拌後、この混合物に1,2−プロパンジオール228.24g(3.00mol )を添加して、80〜85℃に昇温した。その後3時間反応温度を80〜85℃に保持した。ガスクロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認した後、反応系に粉末炭酸水素ナトリウム2.5g(0.03mol )、蒸留水25mlを添加し、30分間攪拌して反応液を中和して、反応終了とした。反応系から水分及び過剰のプロピレングリコールを減圧下留去後、析出している結晶を濾別し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル395.4g(収率99.5%)を捕集した。
【0030】
製造例3 1,2−プロパンジオールモノヒドロキシテトラデシルエーテルの合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量500mlの反応容器に、1,2−エポキシテトラデカン318.6g(1.50mol )を仕込み、水冷下、攪拌しながら、これに濃硫酸2.7g(0.027mol )をゆっくりと滴下した。15分間攪拌後、この混合物に1,2−プロパンジオール228.24g(3.00mol )を添加し、80〜85℃に昇温した。その後20時間反応温度を80〜85℃に保持した。ガスクロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシテトラデカンの消失を確認した後、反応系に粉末炭酸水素ナトリウム5.0g(0.06mol )及び蒸留水25mlを添加し、30分間攪拌して反応液を中和して、反応終了とした。反応系から水分及び過剰のプロピレングリコールを減圧下留去後、析出している結晶を濾別し、1,2−プロパンジオールモノヒドロキシテトラデシルエーテル432.0g(収率97.3%)を捕集した。
【0031】
製造例4 1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテルの合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量200mlの反応容器に、1,2−エポキシドデカン36.9g(0.20mol )を仕込み、水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸0.2g(0.002mol )をゆっくりと滴下した。15分間攪拌後、この混合物に1,3−ブタンジオール54.1g(0.60mol )を添加し、80〜85℃に昇温した。その後8時間反応温度を80〜85℃に保持した。ガスクロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認した後、反応系に粉末炭酸水素ナトリウム0.5g(0.006mol )及び蒸留水5mlを添加し、30分間攪拌して反応液を中和して反応終了とした。反応系から水分、及び過剰の1,3−ブタンジオールを減圧下留去後、析出している結晶を濾別し、1,3−ブタンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル52.8g(収率98.6%)を捕集した。
【0032】
比較製造例5 グリセリンモノヒドロキシドデシルエーテル(比較例用)の合成
温度計、還流冷却器、攪拌機、蒸留装置、滴下装置、塩化カルシウム管を備えた容量100mlの反応容器に1,2−エポキシドデカン36.9g(1.50mol )を仕込み、水冷下、攪拌しながらこれに濃硫酸0.2g(0.002mol )をゆっくりと滴下した。15分間攪拌後、この混合物にグリセリン55.4g(0.60mol )を添加し、80〜85℃に昇温した。その後5時間、反応温度を80〜85℃に保持した。ガスクロマトグラフィーで原料の1,2−エポキシドデカンの消失を確認した後、反応系に粉末炭酸水素ナトリウム0.5g(0.006mol )及び蒸留水5mlを添加し、30分間攪拌して反応液を中和して反応終了とした。反応系から水分、及び過剰のグリセリンを減圧下留去後、析出している結晶を濾別し、グリセリンモノヒドロキシドデシルエーテル55.3g(収率96.7%)を捕集した。
【0033】
実施例及び比較例により調製された洗浄剤組成物について、下記項目の試験を行った。但し、調製直後にゲルを形成していない洗浄剤組成物については、この試験を省略した。
低温安定性試験
製造したサンプルをポスターカラー瓶に詰めて、密閉し、−5℃の恒温器に静置して、7日後にゲルの状態を目視観察して以下の基準で評価した
◎ 製造直後と変化無し
○ わずかに白濁
△ 白濁しているが、室温に戻すと透明状態に戻る
× 白濁、或いは結晶化して室温に戻しても状態が変化しない
高温安定性試験
製造したサンプルをポスターカラー瓶に詰めて、密閉し、40℃の恒温器に静置して、7日後にゲルの状態を目視観察して以下の基準で評価した
◎ 製造直後と変化無し
○ わずかに着色
× 激しく着色
【0034】
使用感試験
各ゲル状洗浄剤について、パネラー10名により、手洗いによる使用試験を行い、使用時の泡立ち、泡質、すすぎ時のぬめり感、すすぎ後のさっぱり感、すすぎ後のツッパリ感について、表1のような基準で官能評価を行った。
【0035】
【表1】
【0036】
なお、評価は表7の比較例10を標準3点とした5段階相対評価とし、評価成績の平均点を算出し、算出された平均値が
4.5 以上の場合を 非常に良好(◎)
4.5〜3.5の場合を 良好(○)
3.5〜3.0の場合を 普通(△)、
3.0 以下の場合を 不良(×)
と表記した。
【0037】
実施例1〜9及び比較例1〜5
実施例1〜9及び比較例1〜5の各々において、表2に記載の成分を、表2に記載の配合量(質量部)で配合して、脂肪酸を中和しながら洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物の試験成績を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
表2から明らかなように、実施例1〜9の洗浄剤組成物は使用感の良い優れたゲル状洗浄剤となった。比較例2は脂肪酸塩の含有量が本発明の範囲外であるためゲル化しなかった。実施例3と比較例3を比較すると、比較例3においてはゲル化しなかった組成物が、実施例3において製造例2の化合物を用いることにより、安定なゲル状洗浄剤組成物に変化することが確認された。
【0040】
実施例10〜18
実施例10〜18の各々において、表3に記載の成分を、表3に記載の配合量(質量部)で配合して、脂肪酸を中和して洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物の試験成績を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】
比較例6
比較例6において、表4に記載の成分を、表4に記載の配合量(質量部)で配合して、脂肪酸を中和して洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物の試験成績を表4に示す。
【0043】
【表4】
【0044】
実施例28〜36
実施例28〜36の各々において、表5に記載の成分を、表5に記載の配合量(質量部)で配合して、脂肪酸を中和して洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物の試験成績を表5に示す。
【0045】
【表5】
【0046】
実施例37〜45
実施例37〜45の各々において、表6に記載の成分を、表6に記載の配合量(質量部)で配合して、脂肪酸を中和して洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物の試験成績を表6に示す。
【0047】
【表6】
【0048】
比較例7〜15
比較例7〜15の各々において、表7に記載の成分を、表7に記載の配合量(質量部)で配合して、脂肪酸を中和して洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物の試験成績を表7に示す。
【0049】
【表7】
【0050】
表7より明らかなように、ヒドロキシアルキル多価アルコールエーテルの1種であるグリセリンモノヒドロキシドデシルエーテルは、添加効果は認められるが、安定性を増強させるためには、グリセリン等の多価アルコールの添加が必要となった。そのため、使用感試験の成績が低い評価となってしまった。
【0051】
実施例46
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 5.2%
ミリスチン酸 6.1%
パルミチン酸 1.9%
トリエタノールアミン 9.8%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 20.0%
30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物はきめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感がない優れた使用感であった。
【0052】
実施例47
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 6.3%
ミリスチン酸 6.7%
パルミチン酸 2.2%
アルギニン 13.3%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 16.7%
30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物は洩糸性がなく、きめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感が全くない優れた使用感であった。
【0053】
実施例48
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 9.4%
ミリスチン酸 9.9%
トリエタノールアミン 14.7%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノヒドロキシスル 16.7%
ホベタイン 30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
1,3−ブタンジオール 2.0%
ミリスチン酸イソプロピル 0.5%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物はきめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感がない優れた使用感であった。
【0054】
実施例49
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 9.4%
ミリスチン酸 9.9%
トリエタノールアミン 14.7%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 16.3%
30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
ソルビトール 2.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物はきめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感がない優れた使用感であった。
【0055】
実施例50
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 9.4%
ミリスチン酸 9.9%
トリエタノールアミン 14.7%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 16.3%
30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
ポリエチレングリコール1000 2.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物はきめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感がない優れた使用感であった。
【0056】
実施例51
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 9.4%
ミリスチン酸 9.9%
トリエタノールアミン 14.7%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 16.3%
30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
グリセリン 2.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物はきめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感がない優れた使用感であった。
【0057】
実施例52
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 8.4%
ミリスチン酸 8.8%
ステアリン酸 3.4%
トリエタノールアミン 15.1%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド 16.3%
30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物はきめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感がない優れた使用感であった。
【0058】
実施例53
下記組成の透明ゲル状洗顔剤を調製した
透明ゲル状洗顔剤の組成(質量%)
ラウリン酸 8.4%
ミリスチン酸 8.8%
ステアリン酸 3.4%
トリエタノールアミン 15.1%
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 16.7%
30%水溶液
1,2−プロパンジオールモノヒドロキシドデシルエーテル 2.0%
EDTA・2ナトリウム 0.2%
メチルパラベン 0.2%
精製水 全量を100%とする量
上記成分を混合し、80℃まで加熱して均一に溶解後、冷却した。この透明ゲル状洗顔剤組成物を、−5℃・3日間、40℃・1ヶ月間保存したところ、外観に変化は見られなかった。得られた透明ゲル状洗顔剤組成物はきめ細かく豊かな泡立ちで、すすぎ時のヌルつきがなく、乾燥後もしっとりとして、ツッパリ感がない優れた使用感であった。
【0059】
【発明の効果】
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物において、高級脂肪酸塩を含む洗浄成分(A)に、一般式(1)又は(2)のヒドロキシアルキル多価アルコールエーテル化合物を透明化成分として用いることにより、透明性が高く安定性の高いゲル状洗浄剤組成物を得ることができる。本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物は、泡立ち性が高く、使用感のすぐれた、実用性の高いものである。
Claims (4)
- 前記洗浄成分(A)が、ラウリン酸の水溶性塩と、ミリスチン酸の水溶性塩とを、混合質量比95:5〜25:75で含む、請求項1に記載の透明ゲル状洗浄剤組成物。
- 前記洗浄成分(A)が、前記高級脂肪酸のトリエタノールアミン塩及びアルギニン塩から選ばれた1種以上を含む、請求項1又は2に記載の透明ゲル状洗浄剤組成物。
- 追加成分として、(D)0.1〜25質量%の脂肪酸アミドアルキル酢酸ベタイン化合物、脂肪酸アミドアルキルヒドロキシスルホベタイン化合物及び脂肪酸アミドアルキルアミンオキシド化合物から選ばれた少なくとも1種からなる、両性及び/又は半極性界面活性剤成分をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明ゲル状洗浄剤組成物。
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