JP4127741B2 - 車両走行システムおよび車両自動走行方法 - Google Patents

車両走行システムおよび車両自動走行方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、専用道路上で車両を自動走行させる車両走行システムおよび車両自動走行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電車・列車等の機械的に連結された複数の車両から成る車両群を予め敷設された専用の走行ライン(軌道、レール)上において走行させることにより乗客等を輸送する車両走行システムでは、その車両を予め作成されたダイヤグラム(ダイヤ)に従って走行させており、遅れの少ない安定した輸送サービスを提供している。
【0003】
特に、軌道が単線方式の列車走行システムにおいては、単線方式の軌道上において複数の車両を互いに対向(上り/下りに)走行させる際に、上記複数の車両の内の何れか一方を、単線軌道上の途中に設けられた駅部で待機させることにより、その駅部で複数の車両をすれ違わせている。
【0004】
また、バス、トラック等の自動車を都市内の一般路線(一般道路)上において予め定められたダイヤに従ってマニュアル走行させることにより乗客等を輸送する車走行システムでは、都市内の異なるエリアに在住の乗客を一般道路に沿って多様な目的地まで運ぶことができ、乗客のニーズに応じたきめの細かい輸送サービスを提供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、列車走行システムにおいては、常に固定されたダイヤに従って列車等の車両を走行させており、その列車走行システムに対する需要(乗客)に応じて車両を走行させることができず、柔軟性の乏しい車両走行システムとなっていた。
【0006】
また、一般道路上でバス、トラック等の車両を走行させる車両走行システムでは、予め定められていたダイヤに従って車両を走行させてはいるものの、一般道路の交通事情に応じて頻繁に遅れが発生する。
【0007】
すなわち、固定ダイヤに関係なく交通事情の程度に応じて遅れ時間が変化するため、最大遅れ時間(各車両が遅れる際の最大時間)の保証等のダイヤ走行の利点を活かした車両走行システムを提供することができなかった。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、専用道路(専用走行ライン)上において、車両をフレキシブルに変化可能な運行ダイヤに従って走行させることができる柔軟性の高い車両走行システムおよび車両自動走行方法を提供することをその目的とする。
【0009】
また、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、上記フレキシブルなダイヤに従って車両を走行させながら、最大遅れ時間の確保等、ダイヤ走行で得られる利点を併せ持つ車両走行システムおよび車両自動走行方法を提供することを他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための第1の発明によれば、複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を自動走行させる車両走行システムであって、前記各車両にそれぞれ搭載され、前記専用道路上においで前記各車両が次に一般道路より進入もしくは発車する所定区間、その予定時刻および目的区間を含む走行予定情報を送信する走行予定情報送信手段と、前記各車両の走行予定情報送信手段から送信された走行予定情報に基づいて、前記各車両が前記専用道路上の各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む専用道路上の運行ダイヤを、前記各車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するように自動的に作成する運行ダイヤ自動作成手段と、作成された運行ダイヤに従って前記各車両を前記専用道路上で自動走行させる自動走行手段と、を備えている。
【0011】
第1の発明において、前記複数の車両における前記一般道路上を所定区間へ向けて走行している車両に搭載された走行予定情報送信手段は、自車両が前記所定区間に対して所定距離に位置する際に自車両の走行予定情報を前記運行ダイヤ自動作成手段に送信する手段を含み、前記複数の車両における前記専用道路上の車両に搭載された走行予定情報送信手段は、前記一般道路上を走行する車両からの前記走行予定情報の送信タイミングに応じて、自車両の走行予定情報をそれぞれ前記運行ダイヤ自動作成手段に送信する手段を含む。
【0012】
第1の発明において、前記走行制約条件は前記専用道路上を自動走行する複数の車両の衝突を回避、追い越し可否および最低車頭時間間隔等の条件を含む。
【0013】
第1の発明において、前記運行ダイヤ自動作成手段は、前記専用道路上の車両を所定区間において所定時間待機、もしくは徐行させることにより当該各車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するように走行できる運行ダイヤを自動作成する手段である。
【0014】
第1の発明において、前記運行ダイヤ自動作成手段は、リアルタイム探索アルゴリズムを用いて前記各車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足する運行ダイヤをオンラインで自動作成する手段である。
【0015】
第1の発明において、前記リアルタイム探索アルゴリズムは、前記各車両の各走行予定情報に基づく予定ダイヤ上において前記専用道路上の走行制約条件に適合しない点を時間方向手前より順に検索し、走行制約条件不適合が発見された場合、前記走行制約条件不適合を回避できる複数の車両のダイヤ変更状態を演算し、演算された複数の車両ダイヤ変更状態を、所定の評価基準に基づく評価値により評価して何れの車両ダイヤ変更状態が優先であるかを判断し容量範囲内で記憶し、以下、与えられた制限時間の中で前記演算処理、評価処理および判断処理を繰り返し行って探索し前記所定の評価基準にとって最適な運行ダイヤを時間方向手前から順次作成していくアルゴリズムである。
【0016】
第1の発明において、前記リアルタイム探索アルゴリズムは、前記評価値として、現在までの探索ルート上の全ての評価値と、先々の運行ダイヤまでの探索ルートにおいて想定される評価値の予測値とを統合した値を用いる発見的最適解探索アルゴリズムである。
【0017】
上述した目的を達成するための第2の発明によれば、複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を、各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む基本運行ダイヤに従って自動走行させる車両走行システムであって、前記各車両にそれぞれ搭載され、自車両が前記基本運行ダイヤに対して所定の許容幅を超えて前記所定区間に一般道路より進入する際、もしくは一般道路より進入する少し前に、その基本運行ダイヤに対する遅延量を含む遅延情報を前記各車両から送信する遅延情報送信手段と、前記複数の車両における少なくとも1つの車両の遅延情報送信手段から送信された遅延情報に基づいて、リアルタイム検索アルゴリズムを用い前記基本運行ダイヤにおいて、前記専用道路の車両を所定区間において所定時間待機、もしくは徐行させることにより前記車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するような運行ダイヤを自動作成する運行ダイヤ自動修正手段と、修正された運行ダイヤに従って前記車両を前記専用道路上で自動走行させる自動走行手段と、を備えたものである。
【0018】
上述した目的を達成するための第3の発明によれば、複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を自動走行させる車両自動走行方法であって、前記専用道路上において前記各車両が次に一般道路より進入する所定区間、その進入予定時刻および目的区間を含む走行予定情報を前記各車両から送信するステップと、前記各車両から送信された走行予定情報に基づいて、前記各車両が前記専用道路上の各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む専用道路上の運行ダイヤを、前記各車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するように自動的に与えられた制限時間以内で時間方向手前から順次作成するステップと、作成された運行ダイヤに従って前記各車両を前記専用道路上で自動走行させるステップとを備える方法である。
【0019】
上述した目的を達成するための第4の発明によれば、複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を、各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む基本運行ダイヤに従って自動走行させる車両自動走行方法であって、自車両が前記基本運行ダイヤに対して所定の許容幅を超えて前記所定区間に一般道路より進入する際、もしくは一般道路より進入する少し前に、その基本運行ダイヤに対する遅延量を含む遅延情報を各車両から送信するステップと、前記複数の車両における少なくとも1つの車両から送信された遅延情報に基づいて、リアルタイム検索アルゴリズムを用い前記基本運行ダイヤから、前記専用道路の車両を所定区間において所定時間待機、もしくは徐行させることにより前記車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するような運行ダイヤを自動作成するステップと、修正された運行ダイヤに従って前記車両を前記専用道路上で自動走行させるステップと、を備える方法である。
【0020】
【発明の実施形態】
本発明に係る車両走行システムおよび車両自動走行方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両走行システムのインフラ施設を模式的に示す図である。
【0022】
図1によれば、車両走行システム1は、複数の一般道路2上を走行する複数の車両の内、バスやトラック等の特定の車両3を専用に走行させるための専用路線(道路)4と、各一般道路2および専用道路3間を車両3が相互乗入れできるようにそれぞれ立体的に接続する複数の所定の区間である駅部(インターチェンジ部)5とを備えている。
【0023】
本実施形態の車両走行システム1においては、一般道路2上からマニュアル運転により駅部5を介して専用道路4に乗入れられた例えば同一編成の複数の車両3(車群)3を、専用道路4上において非機械的かつ電子的に着脱自在に連結して隊列を組むように自動走行(自動隊列方向、プラトーン走行)させ、それぞれの目的地(目的地に係る駅部5)到着毎に対応する車両3を隊列から切り離し、各車両3毎にマニュアル運転により目的地まで輸送することが可能であり、乗客の増減(需要の変化)等に応じた効率の高い車両走行システムを提供することができる。
【0024】
また、車両走行システム1において、専用道路4は、図1に示すように単線方式であり、この単線方式の専用道路4の各駅部5、5間には、車両3(車群)をすれ違わせるための所定の区間であるすれ違い部7が適当な間隔を空けてそれぞれ設置されており、専用道路4上を対向方向に向かって走行している車両3、3は、駅部5あるいはすれ違い部7ですれ違うようになっており、単線方式の専用線上において双方向運転を可能にしている。すなわち、駅部5は、一般道路2および専用道路4間の相互乗入れ部およびすれ違い部として構成されている。
【0025】
そして、車両走行システム1は、図2に示すように、各車両3に搭載された車両自動運転用の車両制御ユニット10と、専用道路4上に一定間隔毎に連続的に埋設された車両自動操舵用の磁気ネイル11、専用道路4上の駅部5およびすれ違い部7に対応する専用道路4上に埋設された路車間通信用のループコイル12および各ループコイル12の近傍に設置され各ループコイル12を介して走行車両3から必要に応じて送信された走行予定情報{自車両識別番号(自車両ID)、現在の位置から次に駅部5あるいはすれ違い部7へ進入する際の進入予定時刻Ts、次進入位置(駅部5あるいはすれ違い部7)のID(以下、進入位置IDとする)および最終目的地(目的駅)のID(以下、目的駅IDとする)}を受信し、かつ車両3に対してループコイル12して走行制御指令(出発指令、停止指令、速度制御指令等)を送信するためのローカルコントローラ13を有する走行制御ユニット15とを備えている。なお、専用道路4上の各車両3の進入位置IDおよび目的駅IDを進入・目的駅情報ODと呼ぶ。
【0026】
また、車両走行システム1は、走行制御ユニット15により受信された走行情報に基づいて、ローカルコントローラ13を介して各車両3の走行制御処理を行う中央管制装置16を備えている。
【0027】
車両制御ユニット10は、図2に示すように、プラトーン走行している自車両に対して走行方向に沿った前方の車両と通信可能な車車間通信機20と、自車両が駅部5およびすれ違い部7に到着した際に専用車両道路4上のループコイル12に対してスポット通信可能な路車間通信機21と、磁気ネイル11が発する磁界を検出する磁気センサ22と、車車間通信機20、路車間通信機21および磁気センサ22にバス23を介して通信可能に接続され、自車両の絶対位置認識処理および走行制御処理を行う車両制御装置24と、自車両ID、目的駅IDおよび自車両の進行方向等の走行情報を保持して管理する管理装置25とを備えている。
【0028】
車両制御装置24は、CPUおよびメモリを有した演算処理回路を有しており、メモリに記憶された処理プログラムに基づいて、前方車両の車車間通信機20から送信され自車両の車車間通信機20を介して受信された前方車両の走行情報に基づいて、自車両および前方車両との間隔を制御して衝突等を回避しながらプラトーン走行を行う機能と、自車両が駅部5およびすれ違い部7に到着した際に、ループコイル12から送信され路車間通信機21を介して受信された走行制御信号に基づいて、自車両の走行駆動制御{マニュアル運転・自動運転切換制御、速度制御(加減速制御等)、自動操舵制御、停止制御、専用道路4に対する合流制御および専用道路4から一般道路2への分岐制御等}を行う機能と、磁気ネイル11から発せられ磁気センサ22を介して検出された磁界に基づいて自車両の走行距離および走行位置(絶対位置)を求める機能とをそれぞれ備えている。
【0029】
さらに、車両制御装置24は、自車両が駅部5およびすれ違い部7に到着した際に、必要に応じて自車両の走行予定情報R(進入予定時刻Tsおよび進入・目的駅情報OD)をループコイル12を介してローカルコントローラ13に送信する機能を備えており、ローカルコントローラ13は、送信された走行予定情報Rを中央管制装置16に送信するようになっている。
【0030】
そして、車両制御ユニット10は、一般道路2上を走行している際の自車両および中央管制装置16間の通信手段として、マニュアル操作により演算処理部16aに対して無線で情報を送信し、かつ中央管制装置16から無線で送信された情報を受信可能な通信装置26を備えている。
【0031】
この通信装置26は、図3に示すように、自車両が一般道路2上を走行して専用道路4上のある駅部5を介して専用道路4へ進入する際に、その自車両が駅部5に対して所定距離SDに位置する時、すなわち、所定距離SD走行すれば専用道路4に進入できる位置に到着した時に、マニュアル操作により、自車両ID、自車両が専用道路4上において進入する駅部のID(進入位置ID)、その進入時刻Tsおよび目的地IDを含む走行予定情報Rを入力する入力部30と、この入力部30から入力された走行予定情報(Ts、OD)を無線(例えば携帯電話回線)により中央管制装置16へ送信し、かつ中央管制装置16から送られた一般道路2上での走行制御情報を受信するための送受信部31とを備えている。
【0032】
中央管制装置16は、無線による情報送受信用インタフェースおよびCPU等を有する演算処理部16aと、この演算処理部16aの処理実行用のプログラムを記憶するとともに、演算処理部16aの処理実行中の一時的なデータを記憶するためのメモリ16bとを有しており、演算処理部16aは、閉塞区間(隣接する駅部・すれ違い部間)において所定の車両(車群)3が走行している間は他の車両(車群)3をその閉塞区間へ進入させない処理(閉塞制御処理)と、一般道路2上を走行している車両3、あるいは専用道路4上を走行している車両3から走行予定情報Rが送信されると、送信された走行予定情報Rおよびメモリ16bに予め記憶された制限時間・先読み制限時間に基づいて、走行予定後における専用道路4上の全車両3を衝突することなく走行させるためのダイヤ、すなわち、専用道路4上を走行する各車両3の駅部・すれ違い部進入(到着)時刻、駅部・すれ違い部での待機時間を考慮した駅部・すれ違い部出発時刻および目的駅部到着時刻を含む上記進入予定時刻Tsから先読み制限時間内の運行ダイヤを、リアルタイム前向き探索を中心とするダイヤ作成処理を実行して自動的に作成する処理と、作成した運行ダイヤをメモリ16bに記憶する処理と、作成した運行ダイヤ、つまり、駅部・すれ違い部到着時刻、駅部・すれ違い部出発時刻および目的駅部到着時刻を含む走行制御信号をローカルコントローラ13およびループコイル12を介して専用道路4上の各車両3にそれぞれ個別に送信する処理とを行うようになっている。
【0033】
すなわち、中央管制装置16の演算処理部16aは、一般道路2上あるいは専用道路4上を走行している車両3から走行予定情報Rが送信される毎に上記ダイヤ作成処理を実行して運行ダイヤを作り直すようになっている。
【0034】
なお、制限時間とは、上記ダイヤ作成処理をリアルタイムで作成するための閾値であり、例えば制限時間L=約2秒に設定されている。また、先読み制限時間とは、進入予定時刻Tsからの運行ダイヤの作成時間幅を定めるものであり、例えば、進入予定時刻Tsから3時間後までの運行ダイヤを作成する場合には、先読み制限時間M=約3時間に設定すればよい。
【0035】
次に、本実施形態の車両走行システム1の全体動作について、特に、中央管制装置16(演算処理部16a)の運行ダイヤ作成処理を中心に説明する。なお、以下の説明では、専用道路4上の車両3は、予め設定された速度(標定速度)で走行するように制御されるものとする。
【0036】
今、一般道路2上をマニュアル運転により専用道路4に向かって走行している車両3が駅部5から所定距離SD離れた位置に到着すると、その車両3をマニュアル運転している運転手は、通信装置26の入力部30を操作して専用道路4に対する進入子定時刻Tsおよび進入・目的駅情報OD等を含む走行予定情報R(Ts、OD)を入力する。入力された走行予定情報Rは、送受信部31の送信処理により中央管制装置16に送信される(図4参照)。
【0037】
このとき、中央管制装置16の演算処理部16aは、送信された走行予定情報Rに応じて、例えば割り込み処理により図5に示す処理を行う。
【0038】
すなわち、中央管制装置16の演算処理部16aは、走行予定情報Rに応じた割り込み処理によりメモリ16bに記憶された制限時間Lおよび先読み時間Mを入力する(ステップS1)。
【0039】
続いて、演算処理部16aは、送信された走行予定情報R、すなわち、進入予定時刻Tsおよび進入・目的駅情報ODを入力し、かつ専用道路4上の全ての車両3からの進入予定時刻Tsおよび進入・目的駅情報ODをループコイル12およびローカルコントローラ13を介して入力する(ステップS2)。
【0040】
次いで、演算処理部16aは、入力された一般道路2上の進入予定車両を含む各車両3の進入予定時刻Tsおよび進入・目的駅情報ODおよび各車両3の標定速度に基づいて、上記各車両3が待機することなく目的駅部に到着できると仮定した場合の各駅部5およびすれ違い部7での到着時刻(到着目標時刻)を各車両毎にそれぞれ演算する(ステップS3)。
【0041】
ここで、ステップS1〜ステップS3が終了した際の各車両3の各駅部5・すれ違い部7での目標到着時間に基づく予定ダイヤを図6に示す。なお、図6においては、説明を簡単かつ具体化するため、車両(車群)3の数を12(3a1〜3a12)、駅部5の数を3(駅部5A1〜駅部5A3)およびすれ違い部7を駅部5A1と駅部5A2との間に2個(すれ違い部7B1、7B2、駅部5A2と駅部5A3との間に1個(すれ違い部7B3)設置されているものとする。
【0042】
すなわち、図6は、縦軸を駅部5・すれ違い部7を含む専用道路4上の位置、横軸を各車両3の各駅部5・すれ違い部7に対する目標到着時刻に設定した際に得られる各車両3a1〜3a12の予定ダイヤを示すものであり、図6中黒●から矢印に至る12本の線分がそれぞれ各車両3の進入予定位置(黒●の位置)、目標駅部(矢印の先端の位置)および目標到着時刻(矢印先端位置の時刻)をそれぞれ示している。
【0043】
ステップS3に次いで、演算処理部16aは、作成され予定ダイヤにおいて、リアルタイム前向き探索アルゴリズムを用いることにより、各車両3a1〜3a12の衝突を回避できる運行ダイヤを作成する処理を行う。
【0044】
最初に、演算処理部16aは、衝突する2車両を発見・特定する。
【0045】
ここで「衝突」とは、専用路線4上を走行する車両が駅部5およびすれ違い部7以外の場所ですれ違うことを意味しており、ダイヤ上では、各駅部5A1〜5A3および各すれ違い部7B1〜7B3以外の場所で交差することで表される。
【0046】
すなわち、演算処理部16aは、図7における車両3a1および3a2が衝突する衝突点C1(○で示す)を発見・特定する(ステップS4)。
【0047】
続いて、演算処理部16aは、特定した2車両の衝突点の時刻Tc1が先読み制限時間M内か否か判断する(ステップS5)。今、「衝突点時刻Tc1<最も早い進入予定時刻Ts1+先読み制限時間M」であると仮定すると、ステップS5の判断の結果はYESとなり、演算処理部16aは、何れかの車両を何れかの駅部またはすれ違い部で待機させて少なくとも最初の衝突だけを回避できる状態(運行ダイヤ)を、それぞれ生成する(ステップS6)。
【0048】
ここで、「1」車両3a1を駅部5A1で所定時間待機させて少なくとも最初の衝突だけを回避できる状態を生成したとすると(図8の破線3a1’および実線3a1参照)、最初の衝突点C1が消滅して車両3a1および車両3a3は、すれ違い部7B2ですれ違うようになる。
【0049】
このとき、演算処理部16aは、最初の衝突を回避したときの各車両3a1〜3a12の状態の評価値を所定の評価基準に基づいて算出し、その評価値と対応付けて状態1としてメモリ16bに保存する。
【0050】
ここで、評価基準とは、作成された運行ダイヤを評価するための基準であり、例えば、(1)全部の車両の待機時間を最小にする、(2)特定の車両の待機時間を最小にする、(3)最大に遅延する車両の待機時間を最小にする、(4)各車両の待機時間を予め設定された閾値を超えないようにする、等が考えられる。
【0051】
また、上記評価基準に基づいて評価値を算出する際においても、その評価値は、リアルタイム前向き探索アルゴリズムにおける探索アルゴリズムによって変化する。
【0052】
探索アルゴリズムには、(A)深さ優先アルゴリズム、(B)発見的最適解探索探索アルゴリズム(A探索アルゴリズム)等がある。
【0053】
例えば、(1)の評価基準および(A)深さ優先アルゴリズムを用いた場合では、単に車両3a1の待機時間が状態1の評価値となるが、(1)の評価基準および(B)の発見的最適解探索アルゴリズムを用いた場合では、車両3a1の待機時間に加えて、状態1以降の評価基準(1)に基づく評価値(各車両の待機時間)を予測し、これらを統合して状態1の評価値とされる。
【0054】
同様に、「2」車両3a3を駅部5A2で所定時間待機させて少なくとも最初の衝突だけを回避できる状態を生成したとすると(図9の破線3a1’および実線3a1参照)、最初の衝突点C1および車両3a1の車両3a3のすれ違いが消滅し、その状態での評価値が所定の評価基準に基づいて算出され、メモリ16bに保存される。
【0055】
以上のようにして、メモリ16bに最初の衝突C1を回避する2つの状態1、状態2およびその評価値がそれぞれ保存されると、演算処理部16aは、上記評価値を比較して最適な(評価基準をより満足する)状態を決定し、優先順位を付けてメモリ16bの状態リストに登録する(ステップS7)。なお、本実施形態では、状態1の方が状態2よりも優先されるものとする。
【0056】
メモリ16bの状態リストに状態1、状態2が優先順位付けされて登録されると、演算処理部16aは、リアルタイム性を考慮して、ステップS1〜ステップS7までの処理時間が制限時間L以内か否か判断する(ステップS8)。今、上記ステップS1〜ステップS7の処理時間が制限時間L以内であると仮定すると、ステップS8の判断の結果はYESとなり、ステップS4の処理に移行する。
【0057】
そして、演算処理部16aは、状態リストに優先順位付けされた状態1の運行ダイヤ(図10参照)において、先読み時間M内において最初に衝突する衝突点C2(車両3a2および車両3a1)を発見・特定し、その衝突点C2を回避する探索候補{「3」車両3a1を駅部5A1で待機、「4」車両3a2を駅部5A3で待機}それぞれについて、上記衝突点C2を回避できる状態をそれぞれ生成し(状態3、状態4、図11、図12参照)、それぞれの状態(状態3、状態4)の評価値を算出して比較する。この結果、各状態(状態3、状態4)が優先順位付けされてメモリ16bの状態リストに登録される(本実施形態では状態4の方が状態3よりも優先されるものとする)。なお、状態4においては、車両3a2は、駅部52から駅部5A1までの間で車両3a6と隊列(プラトーン)が形成されており、車両3a2および3a6はプラトーン運転される。
【0058】
このようにして、制限時間L内において上述したステップS4〜ステップS8の処理を繰り返し行うことにより、先読み制限時間M内(進入予定時刻Ts1+先読み制限時間M)において、各車両3a1〜3a12が衝突することなくそれぞれの目的駅部に到着できる第1の運行ダイヤが生成される(図13参照)。
【0059】
そして、進入予定時刻Ts1+先読み制限時間M内の衝突の無い運行ダイヤが作成された後で、先読み時間Mを超えて衝突点を発見・特定しても、ステップS5の判断の結果はNOとなり、演算処理部16aは、作成された第1の運行ダイヤの最終的な評価値を所定の評価基準に基づいて算出し、第1の運行ダイヤと共にメモリ16bに保存する(ステップS9)。
【0060】
そして、演算処理部16aは、状態リスト中の未探索状態(例えば、状態2、状態3)に戻り(ステップS10)、上述したステップS4〜ステップS8の処理を繰り返し行い、得られた運行ダイヤ(例えば第2の運行ダイヤ、第3の運行ダイヤ)の評価値をそれぞれ求め、各運行ダイヤと共にメモリ16bに記憶する(ステップS9参照)。
【0061】
このようにして、状態リスト中の未探索状態に対する探索を実行している際に、トータルの処理時間が制限時間を超えた場合(ステップS8の判断の結果NO)、演算処理部16aは、現時点でメモリ16bに記憶された各運行ダイヤ(例えば、第1〜第3の運行ダイヤ)の内、最も評価値の高い運行ダイヤ、すなわち、最適運行ダイヤを抽出して(ステップS11)、抽出した最適運行ダイヤ、すなわち、駅部・すれ違い部到着時刻、駅部・すれ違い部出発時刻、および目的駅部到着時刻を含む走行制御信号をローカルコントローラ13およびループコイル12を介して専用道路4上の各車両3a1〜3a12にそれぞれ個別に送信して(ステップS12)、処理を終了する。
【0062】
このとき、専用道路4上を走行する各車両3の車両制御装置24は、ループコイル12および路車間通信機21を介して送信されてきた各走行制御信号、すなわち、最適運行ダイヤに基づいて自車両を駆動制御することにより、専用道路4上の車両3を、作成された最適運行ダイヤに従って衝突することなく自動走行させることができる。
【0063】
ここで、上述した最適運行ダイヤ作成結果の一例として、図14に示す予定ダイヤ{閑散時(平均到着時間間隔700秒)}から、評価基準として、最低車間ヘッドを30秒以内とした場合の閑散時最適運行ダイヤを図15に示す。
【0064】
また、上述した最適運行ダイヤ作成結果の他の例として、図16に示す予定ダイヤ{ピーク時(平均到着時間間隔200秒)}から、評価基準として、最低車間ヘッドを30秒以内とした場合のピーク時最適運行ダイヤを図17に示す。
【0065】
すなわち、本実施形態の車両走行システム1によれば、一般道路2上から専用道路4上へ走行してくる車両3から走行予定情報が送信される毎に、その予定車両3を含む専用道路4上の全ての車両3を、衝突させることなく、かつ評価基準として設定された運行条件{例えば、全車両の待機時間→最小、特定車両(優先車両)の待機時間→最小等}を保証しながら自動走行させることができる。
【0066】
したがって、例えば緊急に一般道路2上の需要が増加した場合においても、専用道路4上の走行効率を高く維持するとともに、一般道路2から臨時の複数の車両3を専用道路4に進入させて目的地まで走行させることが可能になり、乗客の需要に対応可能な柔軟性の高い車両走行システム1を提供することができる。
【0067】
また、本実施形態の車両走行システム1によれば、一般道路2上を走行する車両3の状況(遅延状況)に対応して専用道路4上の運行ダイヤを自動的に作成しており、その運行ダイヤ作成用評価基準(運行条件)として、固定ダイヤ走行において望まれる条件(例えば、最大遅延時間の保証等)を設定することができるため、フレキシブルに作成される運行ダイヤに従って車両3を走行させながら、固定ダイヤ走行で得られる利点を併せ持つ車両走行システム1を提供することができる。
【0068】
なお、本実施形態においては、専用道路4上を走行する車両3の速度を一定(標定速度)にし、衝突を回避する各車両3の走行制御として、各車両3を駅部5あるいはすれ違い部7で待機させて衝突を回避する制御を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、駅部5〜すれ違い部7間の各車両3の走行速度を変化させて衝突を回避するようにしてもよく、また、上記待機時間制御あるいは走行速度制御の選択を各車両3毎に個別に行ってもよい。
【0069】
また、本実施形態において、リアルタイム前向き探索処理のステップS4として、最初に衝突する2車両を発見・特定したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0070】
例えば、ステップS3で設定された進入予定時刻Tsおよび進入・目的駅情報ODに基づく車両3の運行ダイヤにおいては、車両の衝突以外にも、車間距離が一定距離を越えて近接する場合等、専用道路4上を走行する際の制約条件を満足しない車両が存在する場合がある。
【0071】
このとき、演算処理部16aは、ステップS4の処理において、上記制約条件を満足しない車両を発見・特定し、その車両を駅で待機させるか、あるいは走行制御を行うことにより、その車両が上記制約条件を満足するようにして、専用道路4上の走行効率を高く維持することができる。
【0072】
また、本実施形態においては、一般道路2上を走行している車両3から走行予定情報Rが中央管制装置16の演算処理部16aに送信された際に、その演算処理部16aが図5に示す運行ダイヤ作成処理を実行したが、本発明はこれに限定されるものでない。
【0073】
例えば、専用道路4上を走行している車両3が予め想定されたすれ違い部・駅部以外のすれ違い部・駅部で停止して走行予定が変化した場合等の所定のタイミングに応じて、走行予定情報R(進入予定時刻Tsおよび進入・目的駅情報OD)を、通信装置26を介してマニュアルで、あるいは車両制御装置24の制御に基づく路車間通信機21の自動処理により、中央管制装置16の演算処理部16aへ送信する。
【0074】
以下、演算処理部16aは、前掲図5示すステップS1〜S12に示す運行ダイヤ作成処理を実行する。
【0075】
すなわち、本変形例によれば、専用道路4上を走行している車両3から所定のタイミングで走行予定情報Rを演算処理部16aに対して送信することにより、その都度、専用道路4上の運行ダイヤを作り直すことができる。したがって、専用道路4上において、走行車両3の緊急停止等が発生しても、その緊急停止に係らず専用道路4上を走行する全車両3を、衝突等を起こすことなく専用道路上走行に係る制約条件を満足しながら自動走行させることができ、専用道路4上の運送効率を高く維持することができる。
【0076】
そして、本実施形態では、一般道路2上を走行する車両3から走行予定情報Rを無線入力する手段として、入力部30のマニュアル操作により中央管制装置16の演算処理部16aへ送信する通信装置26を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0077】
例えば、図18に示すように、予め各車両3に搭載されたGPS受信機能および無線送信機能を有するナビゲーションシステム40を通信装置として用いることにより、上記走行予定情報Rを自動的に中央管制装置16の演算処理部16aに無線送信することも可能である。
【0078】
すなわち、各車両3に搭載されたナビゲーションシステム40は、図18に示すように、人工衛星から送信されたGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて自車両の現在位置を算出する現在位置算出部41と、自車両の目的位置(目的駅部を含む)の情報を入力する目的位置入力部42と、現在位置算出部41により算出された現在位置、目的位置入力部42から入力された目的位置情報および予め保持された地図等の地理情報に基づいて、上記目的位置までの最適な道路(専用道路4を含む)を選択して例えばグラフィックス表示により表示する最適道路選択表示部43と、現在位置算出部41により算出された自車両の現在位置情報および地理情報に基づいて、自車両が専用道路4上の所定の駅部5に対して所定距離SD前に位置する時に、その駅部5への自車両の進入予定時刻Tsを算出する進入予定時刻算出部44と、進入予定時刻Tsの算出タイミングに応じて、その進入予定時刻Ts、自車両の現在位置に応じて定まる進入駅部および目的位置入力部42から入力された目的駅部(進入・目的駅情報OD)を含む自車両の走行予定情報Rを無線で中央管制装置16の演算処理部16aへ送信する送信部45とを備えている。
【0079】
このように構成すれば、一般道路2上を走行している車両3が一般道路2におけるその一般道路2が接続される駅部5に向かっている際において、車両3が進入駅部5から所定距離SDだけ離れた位置に到着した時、進入予定時刻算出部44により算出された進入予定時刻Tsおよび進入・目的駅情報ODを含む走行予定情報が送信部45の処理を介して自動的に中央管制装置16の演算処理部16aに送信される。
【0080】
すなわち、本変形例によれば、各車両3の一般道路2上での走行予定情報をマニュアル操作を行うことなく自動的に送信することができるため、上述した効果に加えて、運転手等の負担を軽減する等の効果が得られる。
【0081】
そして、本実施形態では、通信装置26は、携帯電話回線を利用して走行予定情報Rを送信しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図19に示すように、一般道路2における専用道路4から所定距離SD離間した位置の路側に設置されたビーコン(無線・光(電波)発信装置)50を利用して、演算処理部16aへ走行予定情報Rを自動的に提供するようにしてもよい。
【0082】
すなわち、通信装置51は、図20に示すように、一般道路2における専用道路4から所定距離SD離間した路側に設置されたビーコン50から発信された現在位置情報を含む光信号を受信して自車両の現在位置(専用道路4から所定距離SD離間している)を把握し、自車両の進入駅部に対する進入時刻Tsを算出する進入時刻算出部52と、自車両の目的位置(目的駅部を含む)の情報を入力する目的位置入力部53と、自車両の現在位置に基づく侵入駅部のID(進入位置ID)、算出された進入時刻Tsおよび目的駅部のIDを含む走行予定情報Rを、上記進入時刻Ts算出タイミングに応じて無線で中央管制装置16の演算処理部16aに自動的に送信する送信部54とを備えている。
【0083】
このように構成すれば、一般道路2上を走行している車両3が一般道路2におけるその一般道路2が接続される駅部5に向かっている際において、車両3が進入駅部5から所定距離SDだけ離れた位置に到着した時、ビーコン50から発信された光信号が通信装置51の進入時刻算出部52により受信され、この光信号の現在位置情報に基づいて、侵入駅部5への進入時刻Tsが自動的に算出される。
【0084】
また、車両3の運転手は予め例えばマニュアルで目的位置入力部53を操作して目的駅部を含む目的位置を入力しており、進入時刻Tsが算出されると、その算出タイミングに応じて、進入時刻Ts、進入位置IDおよび目的駅部IDが自動的に無線で中央管制装置16の演算処理部16aに送信される。
【0085】
すなわち、本変形例においても、各車両3の一般道路2上での走行予定情報をマニュアル操作を行うことなく自動的に送信することができるため、上述した効果に加えて、運転手等の負担を軽減することができる。
【0086】
なお、本変形例においては、現在位置情報を一般道路2上を走行する車両3に送信する手段として、一般道路2の路側に設置されたビーコンとしたが本発明はこれに限定されるものではない。
【0087】
例えば、一般道路2における専用道路進入駅部5から所定距離SDだけ離れた位置の路側にセンサやゲート等の車両検出部を設置しておき、この車両検出部が車両3を検出した際に、検出信号を車両3の進入時刻算出部52に無線で送信するようにしてもよい。
【0088】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る車両走行システム70のインフラ施設については、前掲図1に示した車両走行システム1のインフラ施設と略同等であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0089】
図21は、本実施形態の車両走行システム70のハードウエア構成を示す図である。なお、図21に示す車両走行システム70において、第1実施形態の車両走行システム1のハードウエア構成と略同等の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0090】
本実施形態において、車両制御ユニット10における通信装置26は省略されている。
【0091】
また、中央管制装置16Aのメモリ16bには、専用道路4上を走行する各車両(車群)3の基本運行ダイヤ、すなわち、専用道路4上を走行する各車両3の駅部・すれ違い部到着時刻、駅部・すれ違い部での待機時間を考慮した駅部・すれ違い部出発時刻および目的駅部到着時刻を含む基本運行ダイヤが予め設定されて記憶されており、演算処理部16aは、メモリ16bに記憶された基本運行ダイヤ、つまり、駅部・すれ違い部到着時刻、駅部・すれ違い部出発時刻および目的駅部到着時刻に従って自動走行させるための走行制御信号をローカルコントローラ13およびループコイル12を介して専用道路4上の各車両3にそれぞれ個別に送信する処理と、専用道路4上の駅部5およびすれ違い部7に車両3が進入(到着)した際に、その到着時刻が基本運行ダイヤに基づく駅部・すれ違い部到着時刻に対して、例えば所定の許容範囲を超えて大幅に遅延していた場合、基本運行ダイヤを第1実施形態で説明したリアルタイム前向き探索アルゴリズムに基づいて修正する処理(基本運行ダイヤ修正処理)と、修正された基本運行ダイヤに従って自動走行させるための走行制御信号をローカルコントローラ13およびループコイル12を介して専用道路4上の各車両3にそれぞれ個別に送信する処理とをそれぞれ行うようになっている。
【0092】
すなわち、中央管制装置16の演算処理部16aは、専用道路4上の車両3の駅部・すれ違い部到着時刻が基本運行ダイヤに対して所定の許容範囲を超えて大幅に遅延する毎に上記基本運行ダイヤ修正処理を実行するようになっている。
【0093】
次に、本実施形態の車両走行システム70の全体動作について、特に、中央管制装置16A(演算処理部16a)の基本運行ダイヤ修正処理を中心に説明する。なお、以下の説明では、専用道路4上の車両3は、予め設定された速度(標定速度)で走行するように制御されるものとする。
【0094】
今、一般道路2上から専用道路4に進入して駅部5あるいはすれ違い部7に到着した車両3、あるいは専用道路4上を走行して駅部5あるいはすれ違い部7に進入した車両3が、予め作成された基本運行ダイヤに対して、所定の許容範囲を超えて大幅に遅延していたとすると、中央管制装置16の演算処理部16aは、前掲図5のステップS1と同様の制限時間Lをメモリ16bから入力し(ステップS20)、メモリ16bに記憶された基本運行ダイヤおよび遅延量に基づいて、遅延車両3aの遅延ダイヤ情報(各駅部・すれ違い部到着時刻、駅部・すれ違い部出発時刻および目的駅部到着時刻)を求める(図22;ステップS21)。
【0095】
次いで演算処理部16aは、メモリ16bから基本運行ダイヤを読み出し、基本運行ダイヤを、上記ステップS21で求められた遅延車両3aに係る遅延情報(各駅部・すれ違い部到着時刻、駅部・すれ違い部出発時刻および目的駅部到着時刻)に基づいて修正前遅延ダイヤに変更する(ステップS22)。
【0096】
そして、演算処理部16aは、変更された修正前遅延ダイヤにおいて、第1実施形態と同様のリアルタイム前向き探索アルゴリズムを用いることにより、上記遅延車両3aに起因したダイヤ上の衝突等を防止するためのダイヤ修正処理を実行する(ステップS23;前掲図5、ステップS4〜ステップS8参照)。
【0097】
すなわち、遅延車両3aに基づく衝突状態を回避するために待機させる車両を、所定の評価基準に基づく評価値により探索して決定していくことにより、衝突の無い基本運行ダイヤをそれぞれ作成してメモリ16bに保存する。
【0098】
そして、演算処理部16aは、最も評価値が高くなるように修正された基本運行ダイヤをメモリ16bから最適基本運行ダイヤとして抽出し(ステップS24)、抽出した最適基本運行ダイヤ、すなわち、駅部・すれ違い部到着時刻、駅部・すれ違い部出発時刻、および目的駅部到着時刻を含む走行制御信号をローカルコントローラ13およびループコイル12を介して専用道路4上の各車両3a1〜3a12にそれぞれ個別に送信して(ステップS25)、処理を終了する。
【0099】
このとき、専用道路4上を走行する各車両3の車両制御装置24は、ループコイル12および路車間通信機21を介して送信されてきた走行制御信号、すなわち最適運行ダイヤに応じて自車両を駆動制御することにより、専用道路4上の車両3を、最適運行ダイヤに従って衝突することなく自動走行させることができる。
【0100】
以上述べたように、本実施形態の車両走行システム70によれば、一般道路2上から専用道路4に進入して駅部5・すれ違い部7に到着した車両3、あるいは専用道路4上を走行して駅部5・すれ違い部7に進入した車両3が、予め作成された基本運行ダイヤに対して、所定の許容範囲を超えて大幅に遅延していた場合でも、この遅延情報に基づいて基本運行ダイヤを修正することにより、専用道路4上において、遅延車両3aと他の車両3とを衝突させることなく自動走行させることができ、安全性かつ運送効率の高い車両走行システムを提供することができる。
【0101】
なお、本実施形態における基本運行ダイヤ修正処理においては、駅部5あるいはすれ違い部7における車両待機による衝突回避処理だけではなく、第1実施形態と同様に、走行速度制御による衝突回避処理も可能である。
【0102】
また、本実施形態においても、車両遅延に基づいて生じた専用道路上の走行制約条件を満足しない車両を発見・特定し、その車両が上記走行制約条件を満足するように上記待機制御処理あるいは走行制御処理を行うことにより、専用道路4上の運送効率を高く維持することができる。
【0103】
なお、第1および第2実施形態においては、専用道路を、駅部およびすれ違い部を有する単線としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ネットワーク化された自動専用道路網(単線・複線混在)についても本発明の車両走行システムを適用可能である。
【0104】
また、第1および第2実施形態では、専用道路上の複数の所定の区間を、駅部およびすれ違い部としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両の待機部や車両の分流・合流部なども含まれる。
【0105】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の車両走行システムおよび車両自動走行方法によれば、専用道路を走行する複数の車両の運行ダイヤを、各車両の走行予定情報に基づいて自動的に作成または修正し、作成または修正した運行ダイヤに従って各車両を専用道路上で自動走行させることができるため、固定ダイヤに従って各車両を自動走行させる場合と比べて、需要の変化等に容易に対応できる柔軟性の高い車両走行システムおよび自動走行方法を提供することができる。
【0106】
また、本発明によれば、運行ダイヤを自動作成または修正する際に、その作成または修正用アルゴリズムに必要な評価基準を任意に設定することができるため、例えば最大遅れ時間の確保等のダイヤ走行で得られる利点を満足するような評価基準を設定することにより、上記評価基準に対して最適な運行ダイヤを生成することができる。したがって、固定ダイヤを持つことなく、その固定ダイヤの利点を併せ持つ車両走行システムおよび車両自動走行方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両走行システムのインフラ施設を模式的に示す図。
【図2】図1に示す車両走行システムのハードウエア構成を示す図。
【図3】図2に示す通信装置の機能ブロック構成を示す図。
【図4】インフラ施設における一般道路走行車両から無線で走行予定情報が中央管制装置に送信された状態を示す図。
【図5】第1の実施の形態に係る図2に示す中央管制装置の演算処理部の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図6】図5のステップS1〜ステップS3が終了した際の各車両の各駅部・すれ違い部での目標到着時間に基づく予定ダイヤを示す図。
【図7】ステップS4における衝突点を予定ダイヤ上で示す図。
【図8】ステップS6〜S7に基づく運行ダイヤの状態(状態1)を示す図。
【図9】ステップS6〜S7に基づく運行ダイヤの状態(状態2)を示す図。
【図10】選択された状態1の運行ダイヤにおける次の衝突点を示す図。
【図11】ステップS6〜S7に基づく運行ダイヤの状態(状態3)を示す図。
【図12】ステップS6〜S7に基づく運行ダイヤの状態(状態4)を示す図
【図13】専用道路上での走行制約条件を満足する運行ダイヤの一例を示す図。
【図14】閑散時(平均到着時間間隔700秒)での予定ダイヤを示す図。
【図15】最低車間ヘッドを30秒以内とした場合の閑散時最適運行ダイヤを示す図。
【図16】ピーク時(平均到着時間間隔200秒)での予定ダイヤを示す図。
【図17】最低車間ヘッドを30秒以内とした場合のピーク時最適運行ダイヤを示す図。
【図18】第1の実施の形態の変形例に係るナビゲーションシステムの機能ブロック構成を示す図。
【図19】インフラ施設における一般道路走行車両からビーコンを介して無線で走行予定情報が中央管制装置に送信された状態を示す図。
【図20】第1の実施の形態の変形例に係る通信装置の機能ブロック構成を示す図。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係る車両走行システムのハードウエア構成を示す図。
【図22】第2の実施の形態に係る図21に示す中央管制装置の演算処理部の処理の一例を示す概略フローチャート。
【符号の説明】
1、70 車両走行システム
2 一般道路
3 車両
4 専用道路
5 駅部
7 すれ違い部
10 車両制御ユニット
11 レーン検知用磁気ネイル
12 通信用ループコイル
13 ローカルコントローラ
15 走行制御ユニット
16、16A 中央管制装置
16a 演算処理部
16b メモリ
20 車車間通信機
21 路車間通信機
22 磁気センサ
23 バス
24 車両制御装置
25 管理装置
26 通信装置
30 入力部
31 送受信部

Claims (10)

  1. 複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を自動走行させる車両走行システムであって、
    前記各車両にそれぞれ搭載され、前記専用道路上においで前記各車両が次に一般道路より進入もしくは発車する所定区間、その予定時刻および目的区間を含む走行予定情報を送信する走行予定情報送信手段と、
    前記各車両の走行予定情報送信手段から送信された走行予定情報に基づいて、前記各車両が前記専用道路上の各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む専用道路上の運行ダイヤを、前記各車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するように自動的に作成する運行ダイヤ自動作成手段と、
    作成された運行ダイヤに従って前記各車両を前記専用道路上で自動走行させる自動走行手段と、を備えたことを特徴とする車両走行システム。
  2. 前記複数の車両における前記一般道路上を所定区間へ向けて走行している車両に搭載された走行予定情報送信手段は、自車両が前記所定区間に対して所定距離に位置する際に自車両の走行予定情報を前記運行ダイヤ自動作成手段に送信する手段を含み、
    前記複数の車両における前記専用道路上の車両に搭載された走行予定情報送信手段は、前記一般道路上を走行する車両からの前記走行予定情報の送信タイミングに応じて、自車両の走行予定情報をそれぞれ前記運行ダイヤ自動作成手段に送信する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両走行システム。
  3. 前記走行制約条件は前記専用道路上を自動走行する複数の車両の衝突を回避、追い越し可否および最低車頭時間間隔等の条件を含むことを特徴とする請求項1または2記載の車両走行システム。
  4. 前記運行ダイヤ自動作成手段は、前記専用道路上の車両を所定区間において所定時間待機、もしくは徐行させることにより前記各車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するように走行できる運行ダイヤを自動作成する手段である請求項1または2に記載の車両走行システム。
  5. 前記運行ダイヤ自動作成手段は、リアルタイム探索アルゴリズムを用いて前記各車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足する運行ダイヤをオンラインで自動作成する手段である請求項1または2に記載の車両走行システム。
  6. 前記リアルタイム探索アルゴリズムは、前記各車両の各走行予定情報に基づく予定ダイヤ上において前記専用道路上の走行制約条件に適合しない点を時間方向手前より順に検索し、
    走行制約条件不適合が発見された場合、前記走行制約条件不適合を回避できる複数の車両のダイヤ変更状態を演算し、演算された複数の車両ダイヤ変更状態を、所定の評価基準に基づく評価値により評価して何れの車両ダイヤ変更状態が優先であるかを判断し容量範囲内で記憶し、
    以下、与えられた制限時間の中で前記演算処理、評価処理および判断処理を繰り返し行って探索し前記所定の評価基準にとって最適な運行ダイヤを時間方向手前から順次作成していくアルゴリズムであることを特徴とする請求項5に記載の車両走行システム。
  7. 前記リアルタイム探索アルゴリズムは、前記評価値として、現在までの探索ルート上の全ての評価値と、先々の運行ダイヤまでの探索ルートにおいて想定される評価値の予測値とを統合した値を用いる発見的最適解探索アルゴリズムである請求項6に記載の車両走行システム。
  8. 複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を、各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む基本運行ダイヤに従って自動走行させる車両走行システムであって、
    前記各車両にそれぞれ搭載され、自車両が前記基本運行ダイヤに対して所定の許容幅を超えて前記所定区間に一般道路より進入する際、もしくは一般道路より進入する少し前に、その基本運行ダイヤに対する遅延量を含む遅延情報を前記各車両から送信する遅延情報送信手段と、
    前記複数の車両における少なくとも1つの車両の遅延情報送信手段から送信された遅延情報に基づいて、リアルタイム検索アルゴリズムを用い前記基本運行ダイヤにおいて、前記専用道路の車両を所定区間において所定時間待機、もしくは徐行させることにより前記車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するような運行ダイヤを自動作成する運行ダイヤ自動修正手段と、
    修正された運行ダイヤに従って前記車両を前記専用道路上で自動走行させる自動走行手段と、を備えたことを特徴とする車両走行システム。
  9. 複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を自動走行させる車両自動走行方法であって、
    前記専用道路上において前記各車両が次に一般道路より進入する所定区間、その進入予定時刻および目的区間を含む走行予定情報を前記各車両から送信するステップと、
    前記各車両から送信された走行予定情報に基づいて、前記各車両が前記専用道路上の各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む専用道路上の運行ダイヤを、前記各車両が当該専用道路上の走行制約条件を満足するように自動的に与えられた制限時間以内で時間方向手前から順次作成するステップと、
    作成された運行ダイヤに従って前記各車両を前記専用道路上で自動走行させるステップとを備えることを特徴とする車両自動走行方法。
  10. 複数の所定の区間を有する専用道路上で複数の車両を、各所定区間に到着する時刻、その各所定区間を出発する時刻および目的区間に到着する時刻を含む基本運行ダイヤに従って自動走行させる車両自動走行方法であって、
    自車両が前記基本運行ダイヤに対して所定の許容幅を超えて前記所定区間に一般道路より進入する際、もしくは一般道路より進入する少し前に、その基本運行ダイヤに対する遅延量を含む遅延情報を各車両から送信するステップと、
    前記複数の車両における少なくとも1つの車両から送信された遅延情報に基づいて、リアルタイム検索アルゴリズムを用い前記基本運行ダイヤから、前記専用道路の車両を所定区間において所定時間待機、もしくは徐行させることにより前記車両が前記専用道路上の走行制約条件を満足するような運行ダイヤを自動作成するステップと、
    修正された運行ダイヤに従って前記車両を前記専用道路上で自動走行させるステップと、を備えることを特徴とする車両自動走行方法。
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